戦刃「はっ……！　もしかして無事にトップアイドルにすれば、苗木君から褒めてもらえる」

高木「とにかく、君にはアイドルのプロデュースをしてもらおう」

戦刃「わかりました。やれるだけやってみます。というかやらせてくださいお願いします」

高木「うむ、目が輝いているな。輝いているというより、ギラギラしている……」

高木「では、君はどの娘をプロデュースする？」

戦刃「えっと……>>5ね」

春香

戦刃「私は……天海さんにします」

高木「むっ……。天海君か。彼女は元気な女の子だ。うむ、じゃあ頼むよ」

戦刃「わかりました！」

春香「初めまして、プロデューサー！　天海春香です！」

戦刃「初めまして。私があなたのプロデューサーになった戦刃むくろです」

春香「わぁ、もしかして同い年ですか？　私と同じくらいの年齢ですよね！？　嬉しいなぁ」

戦刃「そうだね……。こちらこそよろしくお願いします」

戦刃「じゃ……その、ミーティングをしよっか」

春香「わかりました！　えーと……」

戦刃「そうだね……。じゃあ、>>10のことについてミーティングしましょうか」

売り込み

戦刃「これからどうやって売り込みについて話そっか」

春香「えっ？」

戦刃「ど、どうしたのかな？　あ、もしかしてこの事務所に敵部隊が……」

春香「いえ、違うんです！　何かこう自己紹介とかしなくていいのかなって」

戦刃「あ、そっか。そうだね。最初は自己紹介だよね、ウン。ごめんね春香ちゃん」

春香「大丈夫です！　私、天海春香です！　趣味はお菓子作りです！」

戦刃「お菓子か……。私も好きだよ」

春香「そうなんですか？　じゃあ、今度お菓子作ってきますね！　何が好きなんですか？」

戦刃「えっと……乾パンだね」

春香「え？」

春香「えっと、乾パンは……」

戦刃（はっ……！　乾パンなんて普通の女の子らしくないよね！　私はここでは普通の高校生で通したいし……よしっ！）

戦刃「ごめん、今のはちょっとしたジョークなんだ」

春香「あ……そうなんですか！　ちょっとびっくりしちゃいました。えへへ」

戦刃「本当は角砂糖かな」

春香「え？　え？」

春香「角砂糖は……ちょっと作ったことがないかも……」

戦刃「そうなの？　とってもおいしいんだよ？　特に戦争中は娯楽となるものがレーションぐらいだから、角砂糖を舐めてストレスが解消できるし、他にも」

春香「わ、わかりました！　他の話をしましょう！」

戦刃「そう？」

春香「じゃあそうですね……。売り込みの話をしましょう！　これから、どういう方向で売り出していけばいいと思いますか？」

戦刃「えっと……。そうだね。私はそういう芸能事務所とかはわからないんだけど……>>16なんてどうかな？」

ミリオタ系アイドル

戦刃「ミリオタ系アイドルを目指そっか？」

春香「ミリオタ系！？」

戦刃「えっと……いい案だと思ったんだけど、ダメかな？」

春香「その……私、ミリタリーとか全然知らないので……」

戦刃「大丈夫よ。その点なら私が教えてあげられるから」

戦刃「そうね……。いずれは戦場で歌って踊れるアイドル……なんていいかも」

春香「いや、よくないですよ！？」

戦刃「あっ、防空壕ライブなんていいんじゃないかな？　私、いい防空壕知ってるんだ」

春香「ええっ！？」

春香「すみません……。私、普通のトップアイドルを目指したいので……」

春香「プロデューサーの提案は嬉しいけど、それでもミリタリーはちょっと違うかなって」

戦刃（春香ちゃんが悩んでる！）

戦刃「こ、こちらこそごめんね！　迷惑だったよね？」

春香「その、興味がわいたら、調べてみようと思います！」

戦刃（春香ちゃんにムリさせちゃったかな……）

戦刃（今度は……気を付けなきゃね……）

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