亜美「はるるんの本命ってさ」 (26)

はるあみです。よろしくお願いします。

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はいよろしく

期待してる

春香「亜美だよ?」
亜美「え?」

え?

* * *

亜美(落ち着いて状況を整理しよう……今日はバレンタインデー。はるるんが朝持ってきたチョコレートを竜宮小町組は急いでいてもらえなかった。仕事が終わって真美を待つために亜美だけ事務所に帰ってきた。そして、はるるんが事務所に1人でいたところでチョコをもらって、軽く質問したら……)

亜美「はるるんの本命ってさ」
春香「亜美だよ?」

亜美(何が起きた……)

亜美「えっと、はるるんって兄ちゃんが好きなんじゃなかったっけ?」
春香「プロデューサーさん?」
亜美「そうそう。よく一緒にいるじゃん」
春香「プロデューサーさんとは確かによくいるけど、他愛無い雑談だったり、仕事の進め方とかスケジュールとか、そういう話ばっかりだよ?」

亜美(ビジネスライクな関係だ……)

亜美「じゃあさ! 千早お姉ちゃんは?」
春香「千早ちゃん?」
亜美「そうそう。仲いいでしょ」
春香「千早ちゃんは確かに波長が合って、おしゃべりもお買い物もよくするし楽しいよ」
亜美「だったら」
春香「でも友達だからLOVEって感情は芽生えないな」

亜美(芽生えないんだ……)

亜美「あー本命ってどういう意味だっけ? チョコを一番おいしく食べそうな人?」
春香「一番LOVEって感情を抱く人でしょ? 亜美だよ?」

亜美(これは本気だ……)

亜美「なんで亜美なの?」
春香「なんでって?」
亜美「どうして亜美を好きになったの? どこが好きなの?」
春香「かわいいとこ。無邪気で天真爛漫なとこ。一緒にいると元気になれるとこ。いたずらを仕掛ける時も実は気を使っている優しいとこ。仕事に一生懸命なとこ。えっとあとは……」
亜美「わかった! ごめんもう大丈夫」
春香「そう? まだいっぱいあるんだけどな」

亜美(恥ずかしい……)

春香「……やっぱり迷惑だったかな」
亜美「え?」
春香「今年こそは本命チョコを亜美に渡して、好きって言わせたかったんだけど」
亜美「はるるん……」
春香「私のこと、嫌いかな?」
亜美「そんなわけない! はるるんは健気っていうかひたむきっていうか愛らしくて、一緒にいて落ち着くし楽しいもん」
春香「そっかそっか!」

亜美(はるるんがとてもニヤニヤしている……)

春香「まあチョコ食べてよ。これはみんなに配っているのと違って亜美のために作ったものだし」
亜美「う、うん」
春香「はい、あーん」
亜美「あ、あーん」
春香「おいしい?」
亜美「うん」
春香「好き?」
亜美「えっ?」
春香「私のこと好き?」
亜美「えっと……」

亜美(何を言うべきか迷うけど正直に言おう)

亜美「亜美にはまだ恋とかよくわからないけど、はるるんのことは好きっていうか」
春香「えへへ、照れてる亜美かわいい」
亜美「からかわないでよ、もう」
春香「いつもと逆だねえ」

亜美(相変わらずはるるんはニヤニヤしていて、そして、はるるんからもらったチョコはとても甘かったのでした)

終わりです。ありがとうございました。

素晴らしい!!




…で、続きは?

第二部↓

>ここから書き溜めないけど頑張ってみます

亜美(しかし、このままはるるんにやられっぱなしってのも亜美らしくないぜえ)

亜美「そう言えばさ」
春香「なに?」

亜美「今日はめっちゃ雪降ってるじゃん? はるるんのことだし滑って転んじゃったんじゃないの~」
春香「うーん、亜美よくわかったね」
亜美「ぷぷっ、はるるんってばドジですなあ」

亜美(どうだ、これなら……?)

春香「お尻が冷たくってさあ」

亜美(ん? はるるんが席を立った……?)

春香「うん、これならあったかい」
亜美「え、ええ? はるるん何してんのさっ」
春香「何って亜美に抱きついてるんだよ?」
亜美「いや、そうじゃなくて」

亜美(なにこれなにこれ意味わかんない意味わかんない)

春香「ふふっ」
亜美「なに……どうしたのはるるん……?」
春香「これからもよろしくね亜美」
亜美「う、うん……」

亜美(見つめ合った時のはるるんは頬がほんのり赤くて、いつもより綺麗でなんだかドキドキしてしまったのでした)

今度こそ終わりです。ありがとうございました。

面白かった

つづきはよ


続きはよ

おいおいお前ら…あんまりいじめるもんじゃないぞ!

つづきはよ

第三部↓

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