俺「王者の魔の手がのびる!全ての元凶は奴にあり!」 (21)

糞には、四つの種類があった!

自然を愛する野菜の糞、菜糞!

力を蓄え続ける肉の糞、肉糞!

どちらにも所属せぬ無の糞!

そして、四つめは……




デレデデレデデーン

デデデデデデデデデデデデッ!

デレデェーン
(……チャッ!)
デ、デレレデーレデレーデーデー、デー、デーデー

YouはShit! 愛で糞が落ちてくる
YouはShit! 俺の糞が落ちてくる

熱い便意鎖で繋いでも今は無駄だよ
邪魔する奴は糞先ひっとっつでーダウンさー

YouはShit! 糞で鼓動速くなる
YouはShit! 俺の便意速くなる

糞を求め彷徨う心今、熱く燃えてる
すべて溶かし無残にとっびっちるーはずさー

糞への愛を守るため、おーまえは旅立ちー
あしー、たをー、みーうーしなったーあー

尿意を忘れた便などー、みーたくはなーいーさー

べぇぇぇぇぇんを、取り戻ぉ、せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

ドゥーン、ドゥーン、ドゥーン、ドゥーン

デレデーン、デレデデーン

「おい、俺」

俺「……なんだ」

ブジュウ「俺の名はブジュウだ、覚えておけ……」

俺「……お前は、俺を知っているのか?」

ブジュウ「ククク……知ってるさ、王者からお前を殺せとの命令が来たからな……」

俺「その王者というのは……誰なんだ?」

ブジュウ「知る時がいつかは来るさ……俺達はお前をアメリカにはいかせない」

ブジュウ「この日本で葬ってやるわぁ!」

ブジュウ「さらばだっ!」バサァッ

突然俺達の目の前に現れた謎の男、ブジュウ!

友「ブジュウの言う王者っていうのは何者なんだ?」

俺「分からぬ……しかし、少しばかり分かる気がする……」

友「なんだ?何か手がかりがあるのか?」

俺「あいつからは……何か懐かしい雰囲気を感じられた……」

俺「……ただ、それだけだ」

友「……そうか」

弟子「あ、あの……ごめん、俺ずっと隠れてて……」

俺「いや、隠れていて正解だった……」

友「このままではアメリカに行く事はできないだろう……だから、まず俺達がやることは……」

俺「その王者を倒す……か……」

…………………………
………………
…………
……

友「しかし参ったな、全く手掛かりもない状態だ」

俺「うぅむ、ブジュウという男から聞き出せばよかったか……」

友「しかし、俺はアイツの糞が気になる」

俺「俺もだ、あの激臭……」

ブジュウ『肉糞奥義・牙獣糞撃!』

俺「俺達の知る糞では無かった……」

弟子「あんな糞を出す野郎がいるなんておっかねぇぜ……」

俺「……おい、友」

友「どうした?」

俺「ここに……黒い布切れが落ちているぞ」

友「それは、ブジュウのローブではないか?」

俺「きっと何かの手掛かりになるかもしれん……」

ザッ

俺「ん?」

チンピラ「お、おいてめぇ!てめぇがブジュウ様の言っていた野郎だな!」

俺「なんだ?」

チンピラ「ぐへへ……てめぇを殺せば褒美がたんまり出るんだよ……」

ワラワラ……

チンピラ2「ぐへへへ……」

チンピラ3「ヒヒヒヒヒヒ………」

俺「……雑魚がまとめてかかってこようとも俺達には勝てんぞ?」

友「おとなしく引っ込んでいろ……」

チンピラ「てめぇら、ぶっ殺しちまおうぜ!」

チンピラ2~60「ヒャッハアアアアアアアア!」

俺「……仕方がない」

俺「はぁぁぁぁぁ………」ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ

ブビビビビビビビビビビビビビビ

俺「人糞口入波ァ!」ドバドバドバドバドバ

チンピラ2「ぐべぁっ!?」

チンピラ「おぼぉっ!」

「ぎぃやぁ!」「ぐぉぇ!?」「がぁっ!?」

チンピラ「な、なんだこれ……糞が動いてる!?」

ジュルジュル……ウジュル……

俺「糞はお前の全身の穴という穴から入っていき、貴様らの体を死滅させる」

チンピラ「ひっ!?い、いやだ……」

チンピラ2「い、ひぃぇぁぁぁぁ……」ガクッ

チンピラ21「こ、こっちを殺しちまおう!」

チンピラ35「へっへっへ、くらえぇぇぇぇ!」シャキンッ

友「刃物ごときで俺を倒そうというのか……」

友「失笑!」

友「貴様の刃物より俺の尿放射のほうが切れるわぁ!」ブシャアアアアアアアアアア

チュイイイイン

チンピラ35「ごぉぉぉ!?」

チンピラ57「うおっ!?」ベチャベチャベチャッ

友「フフフ……俺の鍛えた尿をなめるな!」ズパッ

チンピラ35「ぎべぁっ!?」

チンピラ35「お、俺の下半身が……め、目の前に!」

友「俺の尿放射の威力が分かったか……」

友「さぁてめぇら!死にてぇ奴は近づいて来い!」

チンピラ21「ひ、ひぃ……」

俺「ふんっ!」ドバドバドバドバドバ

チンピラ21「ぎゃぁっ!」ベチャァッ

チンピラ21「ひ、ひぃぁぁぁぁ……」ジュルジュル……ウジュル………

チンピラ21「」ドサッ

俺「あらかた片付いたな……」

チンピラ44「ひ、ヒッ……」ガクガクガクガクガクガクガク

友「生き残っているのはこいつだけか……」

チンピラ44「アァ……ば、化物……」

俺「俺よりもブジュウの方が化物だと思うがな……」

友「おい、お前……ブジュウはどこにいるのだ?」

チンピラ44「おぉぉぉ……お、お、お、教えるわけが……ねっ!」

友「フンッ!」

チンピラ44「ヒッ!?」

友「……」ジョロジョロジョロジョロ

チンピラ44「あぁ……」ベチャベチャベチャッ

友「どうだ?ちょっと力を加えればお前の体を貫通するぞ?」

チンピラ44「い、言います!言いますぅ!」

チンピラ44「む、向こうにある……ホテルに……」

友「……嘘ではないだろうな?」キュッ

チンピラ44「ぎぃぁぁぁっ!?」ズバッ

友「………」ユルッ

チンピラ44「ひ、ひぃぃぃ……」ベチャベチャベチャッ

ガクガクガクガクガクガクガク………

友「もう一度聞こう、嘘ではないのだな?」

チンピラ44「す、すぃませぇんんんん!」ほ、ほ、ほ本当はここの近くに……」

友「やはり嘘をついていたか……フンッ!」

チンピラ44「ぎべばっ!?」ズボォッ

チンピラ44「」ドサァッ

俺「ここの近く……?」

友「さっき去ったはずだが……」

俺「空港の中か?」

友「可能性はあるな……行ってみよう」


空港内

俺「これは……」

友「あぁ……飛行機に糞がついてやがる」

俺「確かにこれでは航空などできんな」

友「全く迷惑な野郎だ……俺達を止めるために一般市民の邪魔までしおって」

俺「ブジュウ!いるのなら出てこい!」

「全く……簡単に口を割りおって……」

「これだから部下というのはあまり信用ならんが……」

「まぁいい……長い間空ける気もなかったからな……」

俺「この声は……」クルッ

ブジュウ「さっきぶりだな……」ザッザッザッ

俺「ブジュウ!」

友「驚いた、黒いローブがこんな短時間でなおってやがるぞ……」

俺「ローブの一部はここにあるはずだが……」チラッ

ブジュウ「身を隠すのにちょうどよくてな……何枚か持ち合わせておるのだよ」

ブジュウ「さぁ、貴様らからかかってこい……」ザッ

ブジュウ「手加減は無用だ」

俺「いくぞっ!ほぁぁぁっぁあ……」ブリリリリリリリリリリリリリリリリ

ブジュウ「ふんっ、糞が出終わるまで待っておいてやろう……」

友「おいっ!俺を忘れるんじゃねぇぞ!」ボシュァッ

ブジュウ「ぬぅっ!」ズパッ

ブジュウ「うぅむ、貴様の尿はやはり危ないな……」

ブジュウ「しかし王者の親衛隊にも貴様のような尿使いがいた……」

ブジュウ「そいつに比べれば貴様の尿などまだマシな方だ……」

俺「くらえ!人糞口入波!」ドバドバドバドバドバ

ブジュウ「肉糞牙壁(にくふんがへき)!」ブボァッ

俺「い、一瞬にして糞が……」

ブジュウ「フンッ……」

ベチャベチャベチャッ……

俺「……はぁぁぁぁぁぁ……」ブビビビビビビビビビビビビビビ

ブジュウ「奴の糞が……動いている……」

俺「食らえ……糞合合掌撃(ふんごうがっしょうげき)!」

ブビィィィィィィィィィ

俺「うおぉぉぉぉぉ!」ダッ

ブジュウ「ふんっ……肉糞奥義・牙獣糞撃!」ブビビビビビビビビビビビビビビ

バシュッ

ブジュウ「ぬぅっ!?」ズパッ

友「へへへ、気付かなかったか?」

ブジュウ「ぬぉぉっ!」ズドァッ

ブジュウ「しまったぁ……」

俺「おぉぉぉぉ………」ブビビビビビ

ブジュウ「がぁぁぁ……」

ブジュウ「……ふんっ!」ブリッ

俺「くっ!?」ドサッ

ブジュウ「フッフッフ……」ブビビビビビビビビビビビビビビ

友「こいつ、糞を垂直に積み上げて……」

ブジュウ「ハッハッハッハ!いい眺めだ!」

俺「……」ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ

ブジュウ「くらえ俺ッ!」バッ

ブジュウ「肉糞・落獅子狡撃(にくふん・らくじしこうげき)!」

俺「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!」ズパァッ

俺「ぐぉぉ……ぐぁぁぁぁ!」ドゴォォォォン

シュゥゥゥゥゥ……

ブジュウ「ククククク……」ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ

ビキビキビキ

友「地面にヒビが……!」

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