モバP「俺がホモだという噂が事務所中に広まっていた」(1000)

P「おはようございまーす」

   ・  ・  ・  ・  ・  ・

P「……あ、あれ? 皆、おはよー……」

   ・  ・  ・  ・  ・  ・

P「え、えっとー……今日も一日頑張っていこう! はははははは!! はは、は……」

   ・  ・  ・  ・  ・  ・

P(なんだろう、今日はやけに空気が重いな……)

       がちゃっ

夏樹「よーっす」

P「ああ、夏樹、おはよう」

夏樹「おはよう、プロデューサー。今日も張り切っていこうぜ!」

P(よかった……夏樹はいつも通りみたいだな……)

夏樹「そういやプロデューサー、聞いたよ。アンタ、ホモなんだって?」

P「えっ」

夏樹「あ、誤解すんなよ? アンタの性癖にとやかく言うつもりはないんだ。
    ……ただ、なんつーかさ、隠し事なんて水臭いことして欲しくなかったかなぁって言おうと思って」

P「待て、夏樹」

夏樹「そりゃあ少しは驚いたけど、それでも、プロデューサーはプロデューサーじゃんか?
    別にホモだろうがなんだろーが、アタシたちはそんなことで対応変えたりしないから、今度からはちゃんと……」

P「ストップ、ちょっと待て夏樹。耳貸せ」

夏樹「ん、なんだよ?」

P「……ごめん、聞き間違いだと思うんだけど……俺が、なんだって?」

夏樹「……だーかーら、そんなトボケたり隠したりしなくていいんだって! ホモならホモってばーんと胸を張って言っちゃえば!!」

P「お前、声大きいって! 他の奴に聞こえるだろ!! ……そもそも、なんで俺がホモってことになってんの?」

夏樹「え? だって、ホモなんだろ?」

P「……いや、俺はノーマルだぞ。女の子大好きだし」

夏樹「えぇ!? でも、確かにホモだって聞いたけど……」

P「聞いたって、誰から?」

夏樹「ちひろだよ、ちひろが『プロデューサーはどうやらホモらしい』って」

P「……」

             がちゃっ

ちひろ「おはようございまーす! あれ、なにやら事務所の空気が重い気が……」

―――

P「で」

ちひろ「いひゃい、いひゃいれふ! らりふるんれふは!!!」

P「なにやらあることないこと広めてくれたらしいじゃないですか」

ちひろ「なんのこほれふは!? らりも、こころあひゃりは……」

P「心当たりがない、と?」

ちひろ「らいれふ!」

P「そうですか、でもおかしいなぁ……夏樹がですね、こんなことを言ってたんですよ。
  ちひろさんが俺がホモだって噂を流してた、って」

ちひろ「……」

P「喋りにくいんだったらほっぺた放しましょうか?」

ちひろ「え、えっと……もしかして、ホモじゃなかったんですか?」

P「女の子とか大好きですけど」

ちひろ「で、でも、この前の飲み会でそれっぽいこと言ってたじゃないですか!! 思い出してみてくださいよ!」

P「この前、っていうと……マッチフェスの打ち上げの時ですか?」

ちひろ「そうです! あの時です!!」

―――

ちひろ「しかし、プロデューサーさんって凄いですよねぇ。これだけ可愛い子が居て、普通に仕事ができるなんて」

P「可愛い子ばっかり見てて目が肥えてきたのかもしれませんねぇ。
  もう、ちょっとやそっと可愛い子が出たくらいじゃ仕事に支障は出ませんよ」

ちひろ「それはそれは、御立派なことで。あ、生追加お願いしまーす!」

P「あー、でも、この前は少し困りましたねぇ」

ちひろ「なにがです?」

P「この前、765さんとこの事務所の近くで凄く可愛い子を見つけたんですよ。
  あまりに可愛かったからその場で土下座して勧誘したんですけど……」

ちひろ「あ、こっちでーす、こっちー! あ、モツ煮お願いします! それで、なんですっけ?」

P「男の子だったんですよね、その子! いやぁ、あそこまで可愛い男の子が居るとは思いませんでしたよ」

ちひろ「男の子が、可愛い……ふーん……あっ」

P「……はぁー……あの子、可愛かったなぁ……男でもいいから事務所に引っ張ってくればよかった」

ちひろ「……あの、プロデューサーさん、つかぬことをお伺いしますが……そういうのもアリなんですか?」

P「むしろそっちの方が良かったかもって思ってまして……男の娘アイドル、惜しいことしたなぁ」

ちひろ(男の子が可愛い……そして、女の子よりそっちの方がいい……うわぁ、これは確実にホモですね……たまげたなぁ)

―――

ちひろ「ね!? 話だけ聞いたら確実にホモじゃないですか!! 間違えてもしょうがないじゃないですか!!」

P「……」

ちひろ「……あの、怒ってます?」

P「……ちひろさん、俺の話をキチンと聞いててくださいよ」

ちひろ「それは……まぁ、ごめんなさい。でも、常日頃から女の子に興味なさそうだったから……
     もしかして、ひょっとすると、実はそうなのかなって思うじゃないですかぁ……」

P「……しかし、面倒なことになりましたよ、ちひろさん。
  貴女の広めた噂のせいで事務所のテンションは最低レベルになっちゃって……どうするんですか」

ちひろ「えっとー……どうしましょう?」

P「とりあえず、噂の拡大を防がないと……」

??「……プロデューサー」

P「ん? どうした、奈緒」

奈緒「ちょっとこっち来て……こっち」

P「ああ、分かった……じゃあちひろさん、お願いしますね」

ちひろ「うぅ……がんばりまーす」

裸にして確める漫画があったね

P「で、何の用だ?」

奈緒「……あのさ……プロデューサー、その……」

P「……」

奈緒「……あ、あたし! お、男が男を好きってのは間違ってると思うんだ!」

P「えっ」

奈緒「確かにさ、事務所のアイドルに色目使うのはやっちゃいけないけど……
    でも、だからって……男好きにまでなる必要は、ないんじゃないかな、って……」

P「……」

奈緒「だって、ほら、プロデューサー、根っからの女好きだろ? それがホモなんて、絶対おかしいって……
    が、我慢も大事だけど、ホモになるとか、そんなのは、絶対に間違ってるんだよ!」

P「……えっと、奈緒……実は……」

奈緒「いいんだ! 隠さなくても!! あんたはホモなんかじゃないって、あたしは分かってるから!!
    そうじゃないと、そうじゃないと……あ、あ、アイドルたちが皆、気持ち悪がっちゃって仕事になんないし!」

奈緒「だから、ほら! あ、あたしが……あたしでよければさ……なにも、言わないから……
    色目使ったって、今日からは特別に怒らないから!! ……だから、男が好き、とか……そういうのは……なんていうか……」

P「……」

奈緒「……あ、あたしも……ヤだから……さ」

P(なんだろう、凄く可愛い)

奈緒「……だから、もうやめてよ……」

P「……」

奈緒「男が好きだなんて、言わないでよ……冗談、なんでしょ?」

P(ちょっとからかってみるか)

奈緒「……冗談だって、言ってよ……プロデューサー……」

P「……仮に、俺が男が好きだったとして、お前になんか損があるのか?」

奈緒「え……」

P「アイドルが気持ち悪がるのなんて少しのうちだ。しばらくすれば支障がないことが分かって慣れるさ。
  なにも問題ない。それどころか、手を出さないと分かってラッキー……違うか?」

奈緒「で、でも!! お、男が好きなんて、間違ってる……」

P「なんでお前に間違ってるなんて言われなきゃならないんだ? これは俺の問題だろ」

奈緒「ち、違う! あ、あたしも、あたしだって……!! その……こ、困る、から……」

P「なんで困るんだよ」

奈緒「……さ、察しろよ! 馬鹿!!」

P(真っ赤になっちゃって、可愛いなぁ奈緒。やっぱりからかい甲斐があるわ)

P「……」

奈緒「……」

P「……」

奈緒「………………き、なんだよ……」

P「えっ?」

奈緒「す、好き、なんだよ……あんたの……あなたの事が、好き、だから……困る、んだよ……」

P「……」

P「えっ」

奈緒「だ、だから……男が好きとか、そんなこと言われたら……あたし、どうすりゃいいのか、分かんないじゃんか!
    他のアイドルなら、まだ分かるけど……男が相手なんて、男になれるわけじゃないから勝ち目なんてないし……」

P「ま、待て、奈緒、落ち着け」

奈緒「う、うるさい! なんで困るか言えっていったのはプロデューサーだろ!!
    あー、そうだよ! 好きなんだよ! だからホモだと困るんだよ!! あんたには、あ、あ、あたしを、好きになって、ほしいから!」

P「」

奈緒「だ、だからっ、だからっ! ホモなんて、嘘だって言ってくれよ……お願いだからさ、プロデューサーさん……」

P(……これ、どう答えてもややこしくならないか……?」

        がちゃっ

ちひろ「プロデューサーさーん、いい方法思いつきましたー!!」

P「ああ、そうですか! 今行きます!! じゃあな、奈緒!」

奈緒「あ、ま、待て……待ってよ……!」

              きゅっ

P「……」

奈緒「あ、あ、あたしじゃ、駄目、なのか? あたし、頑張るからさ、ホモとか、そんなの関係なしに、頑張るから……だから……」

P「……行きましょう、ちひろさん」

奈緒「……ッ……」

ちひろ「あれ、いいんですか? お邪魔なら少し席外しますけど」

P「大丈夫ですよ。それと、奈緒」

              ぎゅーっ

奈緒「あっ……」

ちひろ「んまっ!」

P「返事だけど……もう少し待っててくれ」

奈緒「……」

P「立場とか色々問題があるから、今すぐの返答は控えさせてもらう。
  機会が来たら、俺の方から改めて返事させてもらうから」

奈緒「……な、んだよ、それ……言わせるだけ言わせといて、そんなの……」

P「我儘言うな。ほら、いい子だから」

                  なでなで
                                          
奈緒「…………分かった……待つ。待つから、その代わり、ちゃんと返事しろよな」

P「ありがとう……あ、ちなみにな、俺がホモっていう噂、あれデマだから」

奈緒「……えっ」

ちひろ「実はあれ、私が勘違いして流しちゃっただけなの、ごめんね!」

奈緒「え、じゃ、じゃあ……えっ、えっ……?」

P「噂に踊らされた哀れな奈緒よ、今は安らかに眠るがよい」

奈緒「え、あ、あ、あぁぁぁぁ……!!」

                  かぁぁぁぁ……っ!!

P「お、赤くなった。よし、逃げますよちひろさん!!」

ちひろ「はい!!」

―――

ちひろ「プロデューサーさん、罪作りな人……」

P「だいたいあなたのせいですよ」

ちひろ「それで、奈緒ちゃんにはどう答えるんですか? 私にだけこっそり教えてくださいよ!」

P「……」

ちひろ「……」

P「……それで、ちひろさん。いい方法って?」

ちひろ「なんて答えるか教えてくれたら教えます!」

P「……」

ちひろ「嘘、嘘ですよ……もう、そんな怖い顔しないでくださいよ……
     えーっと、つまりですね、広まってしまったものはどうしようもないと思うんです!」

P「……」

ちひろ「だからいっそバイだって宣言して……あ、あれ? だ、駄目、ですか?」

P「誤解は解かないってことでしょ、それ。俺はホモじゃないから、誤解は解いて欲しいんです」

ちひろ「えー……いい方法だと思ったのになぁ」

P「もっとまともな方法考えてください」

ちひろ「とは言われても……うーん……あ、いっそプロデューサーは実は女の子だったってことにしちゃえば!」

P「……」

ちひろ「う、嘘でーす……どうしようかなぁ……」

P「頼みますね、本当に」

ちひろ「さっきみたいに流れで言えちゃえば楽なんですけどねー」

P「さっきみたいなのは遠慮したいです」

ちひろ「そうですか……じゃあ、どうするべきか……」

?「あのー」

P「ん?」

ちひろ「あら、雫ちゃん、おはよう」

雫「おはようございますー。あの、プロデューサーさん、少しいいですかー?」

P「うん、どうした?」

雫「あ、ちひろさんに聞かれちゃうとちょっと困るので、あっちでお願いしますー」

ちひろ「あら、私だけ仲間外れですか?」

雫「えへへ、内緒話なんですー♪」

―――

P「で、どうした、雫?」

雫「えっとですねー、実はちょっと内緒話があって……」

P「おう、なんだ?」

雫「耳貸してください、耳!」

P「ん、こうか?」

雫「はい! 実はですね、プロデューサーさんのことで少しお話が」

          ぐにょんっ!   むにょんっ!

P「……その前に、雫、当たってる……胸、当たってるからちょっと離れて」

雫「……えっとー、当たってると、やっぱり困っちゃいます?」

P「うん、凄く困る。だから離れて」

雫「あー、困っちゃうんだったら離れられませんねぇー」

              もにゅんっ!

P「えっ」

雫「離れちゃうと意味がないんです! だから、もぉー少しだけ、我慢してください!」

http://i.imgur.com/oW6FmMx.jpg
http://i.imgur.com/0lgENuw.jpg
木村夏樹(18)

http://i.imgur.com/apka3RC.jpg
http://i.imgur.com/eSv6pTd.jpg
神谷奈緒(17)

http://i.imgur.com/xyeV6Vq.jpg
http://i.imgur.com/QzE7xuB.jpg
及川雫(16)

P「……」

雫「ふんふんふーん♪  ふふんふんふーん♪」

          むにぃ―――っ……

P「……あの」

雫「んー、そろそろ大丈夫ですかぁ?」

P「えっと、何が?」

雫「プロデューサーさん、そろそろ女の子も好きになれそうですかー?」

P「……言ってる意味がよく分かんないんだけど、とりあえず、順を追って説明してもらえるか?」

雫「実はですねー、こうすればプロデューサーさんの同性愛が治るって聞いたんですー!」

P「えっ、それは……」

雫「えへへ、こうやってプロデューサーさんに抱きつけて、プロデューサーさんも普通に戻るんなら、私、一肌でも二肌でも脱いじゃいますよぉ!
  どうですか、女の子、好きになれそうですかー?」

P「……で、それは誰に聞いたんだ?」

雫「紗里奈さんです! 今こそ武器を使うことだって言われてですね!
  武器っていうのがなんなのかは結局わからなかったけど、『とりあえず抱きつけば分かるよっ☆』って言われたのでー」

P「紗里奈か……よし、後でどうにかしてやろう」

http://i.imgur.com/LdAiIDU.jpg
http://i.imgur.com/FtjHX56.jpg
松本沙理奈(22)

P「雫も、言われたからって本当にしなくていいんだぞ」

雫「えー! でもぉー、プロデューサーさんが男の人好きだと困っちゃいますし」

P「えっ、どうしてだ?」

雫「……」

P「……」

雫「あれ、そういえば、どうしてなんでしょうねー?」

P「……は?」

雫「プロデューサーさんが男の人を好きになっちゃうって聞いた時は、『なんとかしなきゃ!』って思ったんですけどー……
  言われてみると、なんで困っちゃうなんて思ったんでしょう……?」

P「……分かんないのにやったのか」

雫「はい……なんとなーく、『嫌だなー』って思って」

P「へぇ、そうか」

雫「あれ、あれー? なんでなんでしょう……? その時はですね、確かに困ってたと思うんですけどー……」

P「まぁあんまり深く考えるな。頭痛くなるからな」

雫「んー……そうですねぇ。忘れてるってことは、そんなに大切じゃないってことでしょうし。忘れたままにしちゃいましょう!」

P「そうそう、それでこそ雫だ」

雫「それより、プロデューサーさん! 女の子好きになりそうですか?」

P「おかげさまで、ビンビン来てるよ」

雫「そうですか、それはよかったです!! よく分からないけどよかったですー!」

P「うん、ありがとう……それじゃあ雫、そろそろ離れてくれるか?」

雫「あ、もう少しだけこのままでいいですかー?」

P「えっ」

雫「えへへ、最近、プロデューサーさんに触ってるとですねぇ、心がぽかぽかしてくるんですー!
  だから、もぉー少し、このままでお願いしますー♪」

            もにょぉんっ!

P「……俺としては別のところがぽかぽかしてくるからご遠慮願いたいところだけど……」

雫「ぽかぽかするのはいいことですよー。ウシさんたちも、ぽかぽか陽気の日は気持ちよくて嬉しいそうですし!」

P「まぁ、俺も気持ちよくて嬉しいって言えばそうなんだけど……そういうのじゃなくて、理性の鎖がさ?」

雫「そういえば、プロデューサーさん、知ってますか? ウシさんってですね、雨が降ると木の下で雨宿りをし始めて、それがすーっごくカワイイんですよぉー!!」

P「……そうか」

雫「そうだ、プロデューサーさん、今度、うちの牧場まで見に来て下さいよ! ……あ、でも、せっかく遊びに来てもらって雨じゃつまらないですかねー?」

P「どうだろうなー」

――― 10分後

P「ただいま帰りました」

ちひろ「えらく長い内緒話でしたねー。何話してたんですか?」

P「内緒ですよ。雫もそう言ってたでしょ」

ちひろ「……まさか、また愛の告白ですか!? はぁー、モテる男はつらいですねぇ」

P「そういうのじゃなくて……ちひろさんの悪口でしたよ」

ちひろ「えっ」

P「いや、それにしても……さっきのアレよく我慢できたな、俺……」

ちひろ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、プロデューサーさん! わ、悪口って……嘘ですよね?」

P「……」

ちひろ「ね、ね……?」

P「あ、すみません。トイレ行ってきていいですか?」

ちひろ「えっ、ちょっと! なんでそうなるんですか!?」

P「それは教えられません。じゃあ少し席空けますけど、打開策考えててくださいね」

ちひろ「うぅ……はーい」

            ばたん

P「う~~~~、トイレトイレ」

  今 トイレを求めて全力疾走している僕は
  アイドル事務所に勤めるごく一般的な男

  強いて違うところがあるとすれば
  ホモ疑惑がかけられてるってとこかナ…… 職業はプロデューサー

―――

  そんなわけで 事務所にあるトイレにやってきたのだ
  ふと見ると 制服を着た一人の少女が こちらに駆け寄ってきた


加奈「あ、プロデューサー! おはようございます!」

P「ああ、おはよう、加奈。じゃあ俺はトイレだから」

加奈「あ、あの、待ってください!!」

P「ん?」

加奈「え、えっと……えーい!!」

            ぎゅーっ!

P「……どうした、加奈、いきなり抱きついてきたりして」

http://i.imgur.com/B4dRz5j.jpg
http://i.imgur.com/yZFlTNa.jpg
今井加奈(16)

トイレだったのか
よしじゃあケツ出せぇ!

加奈「ど、どうですか!?」

P「なにがだ」

加奈「え、えっと、私に抱きつかれて……その、何か感想とか……」

P「うーん……いまいちかな。さっきまでもっと凄い衝撃を受けてたからかもしれんが」

加奈「そ、そんな……やっぱりホモって噂は本当だったんですか……!?」

P「いや、違うからな」

加奈「じゃあ、じゃあ、なんでそんないまいちとか言うんですか!!」

P「……説明に困るからノーコメントで」

加奈「…………うぅ……」

           ごそごそ

P「なんだお前、メモ帳なんか出して……メモすることなんてなんにもないだろ」

加奈「……プロデューサー、は、やっぱり、ホモ……」

P「おいこら、間違った知識をメモに残すな」

加奈「で、でも! わ、私一応アイドルですよ!? アイドルに抱きつかれて無反応って……やっぱり、ホモとしか……」

P「待て、それ誤解だから、とりあえず話を聞け」

>>118
オッスお願いしまーす!

―――

加奈「……えっと、じゃあ、違うんですか?」

P「違うんです。ホモじゃないんです」

加奈「……うーん、あやしいです……」

P「は?」

加奈「プロデューサー、もしかしたら本当は男の人が好きで、今はそれを隠してるだけかもなぁって……」

P「隠すことになんの意味があるんだよ」

加奈「それは、そうですけど……でも、抱きついても、なにも言ってくれなかったし……なんとなく扱いがぞんざいだったし……」

P「それはトイレに行こうとしてたからで……」

加奈「と、とにかく! もし、本当に……その、ほ、ホモじゃないんなら、ホモじゃないって証明してください!!」

P「……」

加奈「そうすれば、私も信じますから!」

P「……」

加奈「あ、あの……証明、してくれますよね……? まさか、ここまできて本当は、とか言われたら……」

P「……それで、なにをどうすればホモじゃないっていう証明になるんだ?」

加奈「え、えっとー……じゃあ、そのー……」

P「……」

加奈「あ、愛の告白、とか……?」

P「……愛の告白をすれば証明になるのか?」

加奈「あ、え、えっと、女の人にする告白と、男の人にする告白って、やっぱり違うんじゃないかなぁって。
    あれ、でも、愛の告白だと、一緒なんですかね? うーん、どうなんだろう……」

P(……なんというか、思慮が浅いというか、加奈らしいな)

加奈「やっぱり良く考えたら、ちょっとおかしい……かも? うーん、どう思いますか、プロデューサー!」

P「加奈」

加奈「へっ、はい?」

P「好きだ」

加奈「」

P「……ん、どうした?」

加奈「え、えぇっ!? す、すすす、好き、好きってそれ、あ、あああ、あの、いきなりそういうのは!!
    えっと、な、なんだろ、ちょ、ちょっとごめんなさい、えへへ、いや、でも、これならホモじゃないから!!」

P(……やっぱり、加奈だなぁ……なんともいえないアホの子っぷりだ)

>>139
27だっけ?

>>142
http://i.imgur.com/8E3i5x3.jpg
27.0cm

P「加奈、おーい、加奈ー」

加奈「へっ!? あ、はい! 私も大好きです!!」

P「そうかそうか、それよりもだ。これでホモじゃないってことになるのか?」

加奈「は、はい!! その、よ、よろしくお願いします!!」

P「……ん、なにを?」

加奈「へ? え、だ、だって今、好きだって……だから、その、これからは……二人で一緒に、えへへ……♪」

P「……加奈、もしかして少し勘違いしてないか?」

加奈「……え?」

P「さっきのは、『証明』のための告白だから、本気にしなくて大丈夫なんだぞ?」

加奈「えっ……あ、あの、えっ!? さ、さっきの……あれ?」

P「その場に加奈しかいなかったから加奈に告白したけど、あれでよかったんだよな」

加奈「あ、さ、さっきのって、そ、そういう告白だったんですか!?」

P「あれ、違ったのか? てっきりそういうもんだと」

加奈「……え、えっと……そう、なんですかね……」

P(上手いこと煙に巻かれてるな、流石は加奈だ……)

加奈「そ、そっか、そういう告白だったんだ……うぅ、早とちりしちゃった……」

P「はっはっは、加奈はおっちょこちょいだな」

                    ぽんぽん  なでなで

加奈「プロデューサーも、紛らわしい言い方しないでくださいよぅ……」

P「加奈がああしろって言ったんだろ」

加奈「……それは、まぁ、そう、なんでしょうけどー……うぅー……」

P「ほら、ジュース奢ってやるから元気出しなさい」

加奈「ありがとうございます……ちぇーっ」

P「なんだ、証明なんかじゃなくて、本当に告白した方がよかったか?」

加奈「……ほ、本当に、ですか?」

P「それだと相手は加奈とは限らないかもしれないけどなー」

加奈「だ、だったら駄目です! 本当の告白はしちゃ駄目です!!」

P「そうか」

加奈「はい! やっちゃ駄目ですからね? フリとかじゃないですからね!?」

P「あー、はいはい、分かったよ」

――― トイレ前

P「ふぅ……スッキリしたー……」

         カツッ  カツッ  カツッ  カツッ

P「ん?」

??「あ……」

P「よう、おはよう」

??「おはようございます、プロデューサー…………はぁ、流石に面と向かって『ホモですか』なんて聞けないし……どうしよう……」

P「聞こえてるぞ、千鶴」

千鶴「……き、聞こえてるって……ハッ!? き、聞いてましたか……?」

P「言っとくけど、俺はホモじゃないぞ」

千鶴「……口ではどうとでも言えますしね」

P「確かにな」

千鶴「……ホモじゃないんですか?」

P「自分ではそのつもりだ」

千鶴「……そう、ですか」

http://i.imgur.com/i2kPm5N.jpg
http://i.imgur.com/isTX3b0.jpg
松尾千鶴(15)

P「なんだ、結構長い間一緒に居たのに、ホモかもと思ったのか?」

千鶴「……それは、まぁ……私だって貴方のことを全て知ってるわけじゃないし……」

P「行動とかで分かりそうなもんだと思うがね」

千鶴「それに、本当にホモだったら、どうしようかと、そればっかりで……正直、同性愛なんて理解できないので」

P「そうか」

千鶴「生産性がないじゃないですか。それに、男同士なんて気持ち悪いことこの上ないですし」

P「生産性とかで片づける話じゃないと思うがな、愛とかそういうのって」

千鶴「…………すかさずフォローを入れた……まさか、やっぱりホモ……?」

P「ホモじゃないぞ」

千鶴「……ハッ!? き、聞かないでくださいよ、独り言ですから……」

P「じゃあもう少し小さな声で言ってくれ」

千鶴「これは癖なんです。癖を直す努力はしていますが、一朝一夕で身に付くものじゃないですから」
    できれば、そちらがまず聞かないようにしてください…………はぁ……でも、ホモじゃないのか……よかった……」

P「……ふーん、よかったのか」

千鶴「……ハッ!? だ、だから、聞かないでって言ってるじゃないですか!」

P「ホモじゃない方がよかったのか?」

千鶴「それは、まぁ……同性愛者みたいな面倒な相手とは出来れば一緒に居たくないので」

P「面倒、って……」

千鶴「ややこしいじゃないですか。男と扱うべきか女と扱うべきかも勿論のこと、性別が絡む話題を出す時には気をつけなきゃならないし。
    それに、『そういう人』の友人だと思われるだけで私に対してレッテルを貼る人間だって出てくるでしょうし。面倒この上ないです」

P「……あー、じゃあ、千鶴。一つ聞いていいか?」

千鶴「はい、なんでしょう」

P「もし、俺が噂通りホモだったら、千鶴は俺のこと見限ってたのか?」

千鶴「…………どうなんだろう……面倒だけど、新しいプロデューサーがつくよりは……」

P「……」

千鶴「…………それに、私だってだいぶ面倒な性格をしてるけど、プロデューサーは見捨てないで……ハッ!?」

                    かぁぁぁぁ……っ!

P「……どうぞ、続けて」

千鶴「……ッ、み、見限りは、しないんじゃ、ないんでしょうか……!!」

P「千鶴、顔真っ赤だぞ」

千鶴「そんなわけないです」

P「いやー、そうかー、千鶴は俺がどうなっても見捨てないでくれるのかー!」

千鶴「そ、そんなこと言ってません! ただ……他の人と一緒に居るくらいなら、プロデューサーの方が楽だから……!」

P「それだけ?」

千鶴「そうです、それだけです……それ以外の意図はないです」

P「そうかそうか。ありがとうな」

            わしゃわしゃ

千鶴「ん……なんで撫でるんですか」

P「いやー、今まで色々なメンバーに会ったけど、一番理解があるのは千鶴みたいだからな」

千鶴「貴方に対する理解があるわけじゃありません。私は私のやりやすいようにしているだけで……」

P「へぇー」

             わしゃわしゃ

千鶴「だ、だからっ! 子ども扱いしないでください!」

P「まだ十分子どもだろうが。遠慮するな」

千鶴「遠慮じゃありません。嫌がってるんです…………全く、性癖とか抜きにしても面倒な人なんだから……」

P「はいはい、ごめんねー」

P「じゃあ、俺はそろそろ仕事に戻るから……千鶴も仕事、頑張れよ」

千鶴「早く戻ってください」

P「千鶴は冷たいなぁ」

千鶴「貴方がべたべたしすぎなだけです」

P「お、そうか……冷たいなぁ。じゃあな」

千鶴「はい」

           カツッ  カツッ  カツッ  カツッ

千鶴「……はぁ…………ホモじゃなかったのは良かったけど……でも、逆にそういう特殊な性癖だった方が、競争率は下がったのかな……」

千鶴「…………何人も一緒にプロデュースしてるから、会える機会も少ないし……」

千鶴「…………少しくらい変態でも……というより、少しくらいなら……いや、でも……」

千鶴「……ハッ!?」

               くるっ

P「聞いたぞ」

千鶴「な、なんでついてきてるんですか! さっき、し、仕事に行くって……!」

P「いや、油断して面白いこと呟かないかなーって、痛い痛い、叩くな叩くな」

ありすやアーニャの人気を見るに、松尾ちゃんはビジュアル面でだいぶ損してる気がしなくもない


あとキノコと松尾ちゃん以外の福岡追加組残り二人の名前が思い出せない

―――

P「ただいま帰りましたー」

ちひろ「長いトイレでしたねー……なにやってたんですか?」

P「加奈をからかって、その後千鶴とじゃれてたらこんな時間になってまして」

ちひろ「もう、また千鶴ちゃんにちょっかい掛けたんですか!? 駄目ですよ、気難しい子なんだから、からかったりしちゃ!」

P「反省してまーす!」

ちひろ「あ、それでですね、私、噂を消す画期的な方法思いついたんですよ!」

P「ほう、それは興味深い!」

ちひろ「噂っていうのは新しい噂で消せばいいんですよ! 情報は生き物ですからね!」

P「ほー……それで、どんな噂を流すつもりなんですか?」

ちひろ「とりあえず、今候補に挙がってるのは、『プロデューサーさんは二児のパパ』か『プロデューサーさんは前科者』で……」

P「却下で」

ちひろ「えっ」

P「そんな噂流れたら心が持ちませんから、却下で」

ちひろ「えー……じゃあどうしよう……」

チカレタ……

>>184
       /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.⌒\

      ./:.:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:.ヽ          署     ち
       ′/:.:.:/:.:.:. /:.:.:.:.:.: / | .:.:.:.:.:.: |      
     :|/ :.:.:.:..:.:‐く:.:/:.:./  '|:.: |:.:.|.:.:|          ま     ょ
    /:.:.:/:.: /:./|/     |:.7ト:.:|:.:.|       
.   ⌒7/]:. /' ___      x:=ミ. |: ノ.:.:..           で    っ
      |:|、|/{  ^⌒ヾ    ノ^i} ∨:.:.:.トゝ      __ 
     .八\_ ゙ :::::       弋ソ /:::イ-ゝ        / /  来    と
.      \:小、      '   ::::〃_ノ     「 i   / /
      _]三\  `ト┬   ノノ.        |/^^ヾ′   い
    /⌒^|.:.: ヾニソTニノT<三[.        |/⌒  |
   ./__ハ:.:.:.:.∨ レ'  ト、 )、:.:.\      |/   /
   ノpolice|.∧:.:.:.|     '/\ \_)、   |   /
  ∧   / ヽ|.:.:.:|    /\:::\. <⌒\>、 '.   |)
  / ̄ ̄\  ノ:.:ノ    /‐| ∧:.:.:∨ハ⌒^∨>f|_( )ノ
. 〈く√ \ \ /   / | |:.:.:.:.∨|   |/>.|  ‘,

参加型スレにして、皆でSS、書こう!(直球)

俺はほら、誰書くか決めてくるから……

P「つまり俺がノーマルだと皆に分からせればいいんですよ」

ちひろ「具体的にはどうするんですか?」

P「こうなった責任はちひろさんにもありますよね……?」ズイ

ちひろ「え……ちょ、Pさん、顔が近

はい

P「他の子の誤解も解いてやらんとな」

雪美「……P」

P「お、雪美か丁度よかった」

雪美「……私は大丈夫……大丈夫…だから」

P「いや大丈夫じゃないよー」

雪美「ううん…P、なら…なんでも……私…受け入れる……一緒だから……約束……したから……」

P「ちひろさん、少しお尋ねしたいことが」

ちひろ「…」プイッ

雪美「それに……」




雪美「……私も…ほも……だから…安心して……!」ニッコリ

P「おいちひろ!てめ、逃げんなよ!おいっ!」

中野とか相葉とかでないかな

>>218

みくにゃんがいいです

http://i.imgur.com/aRUtfD2.jpg
http://i.imgur.com/qjYFVWt.jpg
前川みく(15)

餌を与えないで下さい…にゃ
http://i.imgur.com/oX4euxc.jpg

―――

P「それだったらいっそ『プロデューサーはジャミラの生まれ変わり』とか」

ちひろ「それ絶対通じませんって! だからここは『プロデューサーは実は都市伝説の一部』の方が!」

P「一部ってなんなんですか、曖昧なんですよ。『プロデューサーはテレクラのサクラ』とか」

ちひろ「なんか変にリアリティがあってイヤです。『プロデューサーは24歳学生』とかでもう終わりでいいんじゃないですかね?」

P「いや、なんですかその微妙な妥協点」

                がちゃっ

??「やっほー、ちひろさん! おっはよーにゃー!!」

ちひろ「あら、みくちゃんおはよう」

P「おう、みく」

みく「げげっ、ホモにゃ」

P「……ちひろさん、ちょっとみく借りますね」

ちひろ「いじめちゃダメですよー」

P「いじめじゃないです、教育です」

みく「にゃにゃっ!? な、なんで、なんでにゃー!?」

みくにゃんは合法ですよね

P「出会いがしらにホモ呼ばわりとは偉くなったもんだな、ええ、みく?」

みく「つーんだ、Pチャンなんてもう、知んないもん! あっちいけー、ホモが移っちゃうにゃ!!」

P「……」
          ぐりぐり

みく「にゃ、にゃがァっ!? い、痛、痛たたたたたたっ!!! Pちゃん、やめ、い、痛っ!」

P「それで、なんだって?」

みく「……やっぱりPチャンなんて嫌いにゃ!! もうみくに構わないでよね! ふん!!」

P「なんだ、ご機嫌斜めか」

みく「……」

P「そんなにホモ疑惑の出てる人間は嫌いか」

みく「……ふん、だ」

P「……そうか、悪かったな。いきなり絡んで」

みく「……」

P「じゃあ俺、仕事に戻るから。何かあったら呼んでくれ」

            キィィ……         バタン

みく「……あ……」

俺得過ぎるスレ発見
支援

ちひろ「あれ、今回は早かったですね」

P「どうもみくに嫌われたみたいです。誰かさんのばら撒いた噂のせいで」

ちひろ「……だ、だから、それはごめんなさいって言ったじゃないですかぁ……」

P「別に攻めてるわけじゃないですよ。事実を言ってるだけですから」

ちひろ「……その事実がそのまま攻めに転じてるんですって、気付いてくださいよぉ……」

P「どうでもいいです。それより、噂の内容考えましょう」

ちひろ「……えっと、さっき思いついたのが『プロデューサーって実は28歳なのよね、わかるわ』っていうのなんですけど……」

                 がちゃっ             キィィィ……
みく「……」

P「ん、どうした、みく」

みく「……ふん、だ」

                   ぱたん

P「なにやってんだ、あいつ」

ちひろ「……ふーん……プロデューサー、みくちゃんのところに行ってあげたらどうですか?」

P「えっ、なんで」

ちひろ「いいから、こっちは私に任せて! さぁ、さぁ!」

みくにゃんって可愛い


って自分で思ってるし自意識過剰で勘違い女だよな
とりあえずみくにゃんのファン辞めます

みく「……ふん、だ。Pチャンの鈍感……」

          がちゃっ

P「みくー」

みく「……」

P「みーくー」

みく「……」

P「……どうしたんだ、みく。ふてくされて……お前今日変だぞ」

みく「……ふん、知んないのにゃ」

P「そうか。じゃあ俺、帰るね」

          がちゃっ

みく「えっ……」

P「ん、なんだ? なにか言いたげだな」

みく「……ッ、……な、なんでも、ない、にゃ」

P「……本当にか?」

みく「……なんでもないったらなんでもないの!! Pチャンの馬鹿!!」

P「……」

みく「……なんで」

P「ん?」

みく「なんでみくに構うの……? あっちいってよぉ……みく、もう、みくのこと構わないでよぉ……!!」

P「……なんでって……みくが構ってほしそうにしてたし」

みく「ちーがーうーの!! さっきのは、構って欲しかったとかじゃなくて、ただ、外の様子が気になっただけにゃ!!
   分かったらもう出て行って、みくのことはほっといてにゃあ!!!」

P「……って言われてもなぁ……調子がおかしいみたいだから面倒見なきゃだろ。
  なんかおかしいところがあるんじゃないのか?」

みく「……ないにゃあ」

P「じゃあなんで俺を避けるんだよ」

みく「…………だって」

P「だって?」

みく「だって…………辛いん、だもん」

P「へ?」

みく「辛いんだもん!! 苦しいんだもん! Pチャンがさ、男の人好きなヘンタイさんでもさ!! みく、Pチャンのこと好きなんだもん!
   Pチャンの顔見ると嬉しくて、Pチャンと一緒に居るともっと好きになっちゃって!! でも、絶対に叶わないって、分かっちゃったから……好きになった分だけ、く、苦しくなって、辛くなって……!!」

み、みくにゃんのファンなんかやめた事ないんだかんなっ!

みくにゃんのファンです

P「……」

みく「それなのに、さっきだってみくのことなんてお構いなしに、ベタベタベタベタ触ってきて!
    その度にみく、嬉しいのと苦しいのがいっぺんに来て!! 胸が、胸が張り裂けそうで!!」

               ぽろぽろ……

みく「……これ以上、好きに、なりたくないの……グスッ……これ以上、苦しいの、やなの……!!」

P「みく……」

みく「やだよぉ……Pチャン、やだ、やだよぉ……苦しいよぉ……ヒグッ」

                   ぽろぽろ……

P「……」

みく「う、ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙、やだ、やだぁあぁぁあああ!!!! Pチャン、好きなの!! 大好きなの!!!
   みくのこと、嫌いになんないでよぉ……!! お願い、お願いだから、グスッ、みく、Pチャンが……!」  ぽろぽろ……

P「……」

          ぎゅっ

みく「ふにゃっ!?」

P「俺がみくのことを嫌いになんてなるわけないだろ、馬鹿野郎」

みく「うううぅぅぅぅ……ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙!!!」  ぽろぽろ……

 \  \        |   !|!  |!  /   /    |  
  \  \    r、    _         /    /|   に
\.         / ヽュ=-'´  `ヽ、_       /  |   ゃ
  \    __i`' ._ -'´  /ニー、   ヽ、       〈.   あ
\   /  j  r-'´   /      ナ    _゙''ー-、_   |   に
  \ |  (_ /.   /     /  ハ     ゙ヽー― ̄ |.   ゃ
\   l ,ノ./   /     /  / ll V /   |    ノ   あ
  \    し'   /i  / / ,イ / .从 入     ゙i   ヽ   !
\     /   | |ファ<_ ‐'´ .iノ  ,ュニ‐' ̄ /   ゙i    |  
      |   ハt‐―-ニ=ュ  /「、  _ノ `ト、  ゙k  〈.  
   / / /    | >、_ ノ  '    ̄_   | ゙ー \ |  
    / |     レ ´     _ -― ニ-―、入||   |_ ヽ|   に
.     /人   代  「 ̄ニ-‐ ̄      ハ   レ'`ーノ   ゃ
     レ Λ   | |k |`'´          ./;:;| ナ/ /    あ
       Λ |  kヽ |       ____ノ::;ノ| /レ   ̄ヽ   !!!
__..     V  ト、トミー-ュ―‐'''~´_,,..イ::レVノ'      ノ  
 ̄.          \ | ヽ `ヽ..t ̄`ー'´:::: V       ノ-―ヽ、/^V´
       \ヽ \|   ヽ|ヽ::::::  | └---、_

   /              〉   |   , -    ̄ ゙゙̄ー--、
  /    /   /    / _ i レ‐'´           |、_

―――

みく「えーっ!! あれ嘘だったの!?」

P「普通に考えて、俺がホモなわけがないだろ」

みく「ちひろさんの情報だからうっかり信じちゃうところだったにゃあ……危にゃい危にゃい……」

P「しっかり騙されてたじゃないか。声まで上げて泣いてたくせに」

みく「……にゃ、にゃんのことかにゃー? みく、さーっぱり心当たりがないにゃー?」

P「はいはい。ところでみく」

みく「んー?」

P「そろそろ膝の上からどきなさい」

みく「やだ! 朝から遠慮して損しちゃったから、その分しっかり補充しとくんだにゃ!」

P「くっついたり離れたり、忙しい奴だなお前は」

みく「ふふん、なんてったってみくは猫だからね♪ ……それよりもさ、Pチャン」

P「ん?」

みく「さっき言ったこと、全部忘れといて。ホントは今言うつもりじゃなかったからさ。
   ……こんな形で言っちゃったのがきっかけなんて、いくら大阪出身のみくでも笑えないのにゃ!」

P「……頑張る」

みく「本当の告白はまた今度、Pチャンがみくのこと大好きになってからするから。
   ちゃーんとそれまで、待っててくれないと、噛みついちゃうからね?」

P「……努力します」

みく「あ、ちなみに、猫は一夫多妻制だけど、みくはそういうの認めないから♪」

P「……善処します」

みく「そんじゃあPチャン、ホモの誤解、解けるといいね! ばいにゃー♪」

P「……」

               とこ とこ とこ とこ

               がちゃっ              バタン

P(返事保留が2つに増えた……どうしよう、俺プロデューサー続けられないかも……)

P「……と、とりあえず、誤解だ……誤解が解ければ、何とかなるんだ……そうに決まってるんだ……!」

                    がちゃっ

ちひろ「あ、女泣かせのプロデューサーさんじゃないですかぁ! いやー、モテすぎるのも罪ですねぇ!」

P「……」

             ぐりぐり

ちひろ「痛たたたたたたたたた!!! ご、ごめっ、ごめんなさっ!!!」

Cu
前川みくにゃん
今井ち加奈

Co
神谷奈緒
松尾千鶴

Pa
及川雫

>>315

みくにゃんかわいい!
した

加蓮

千枝ちゃん

http://i.imgur.com/vzuwzAo.jpg
http://i.imgur.com/X1pQeBB.jpg
北条加蓮(16)

ちひろ「頭が凹んじゃったらどうするんですかぁ……痛たた……」

P「凹ませとけばいいんですよ、そんな変なことしか言わない頭なんて」

ちひろ「酷っ!! わ、私だってですね、一生懸命!!」

              がちゃっ

??「プロデューサー、居る?」

ちひろ「あっ、加蓮ちゃん、助けて!」

加蓮「あ……おはよ、プロデューサー」

P「ああ、おはよう。俺に用か?」

加蓮「えっと……話があったんだけど……今、大丈夫?」

P「問題ないぞ。よかったですねちひろさん、寿命が延びたみたいで」

ちひろ「そんな不吉な宣告やめてください! ほら、加蓮ちゃんも何か言ってあげてよ!」

加蓮「じゃあちょっと場所移していいかな? ここだと、ほら、人目についちゃうかもしれないし」

P「ん? 分かった。じゃあちひろさん、俺行ってくるんで……真面目に誤解を解く方法、考えててくださいよー」

               がちゃっ           ばたん

ちひろ「はーい……って、あれ、私今……ナチュラルに加蓮ちゃんから無視されてなかった?」

―――

P「それで、話ってなんだ、加蓮?」

加蓮「……」

P「加蓮?」

加蓮「……」

P「……おーい」

加蓮「違うよね?」

P「えっ」

加蓮「プロデューサーがホモなんて、ちひろさんが嘘を言いふらしただけだよね?」

P「あ、ああ……そのことか……」

加蓮「こういうの、面と向かって聞くのはどうかと思ったけどさ……でも、どうしても本当のことが知りたかったから……」

P「本当のこと、っていうのは俺がホモかどうかってことでいいのか?」

加蓮「うん」

P(なんだろう、なんとなくヤバい雰囲気な気がする……これは、奈緒の時と同じ雰囲気だ……
  まさかコイツまで告白とか、そういうのはないよな……? さすがに……)

http://i.imgur.com/9KaKsmH.jpg
http://i.imgur.com/BPQo7Wd.jpg

P「逆に聞くけどな、お前、俺がホモだと思うか?」

加蓮「どうだろ……プロデューサーってちょっとヘンなところあるからさ。
    もしかしたら、男が好きっていうのもあるかもしれないなぁって」

P「お前らの目には俺はそんな風に映ってたのか」

加蓮「そういうわけじゃないけど……ハッキリ分かんなかったの。
    本当に、そうじゃないなんて言いきれないから……」

P「大丈夫だよ。俺は女の子大好きだから」

加蓮「そっか」

P「ああ、そうだとも。ホモとかどこ吹く風だよ」

加蓮「ふふ……ねぇ、プロデューサー……私ね……ちょっとおかしくなっちゃったんだ」

P「なんだ、風邪か」

加蓮「違うの……昨日プロデューサーが、その……男の人が好きってメール見てからさ……おかしくなっちゃったの」

P「……」

加蓮「今まではさ、プロデューサーはずっと傍に居てくれるものだって思ってて、それが普通だって思ってて……
    でも、それがさ……この前のメールで、『ああ、その普通も、もしかしたら私の勘違いなのかも』って、思って……」

加蓮「ずっと一緒に居たはずなのに、私はプロデューサーのこと信じられなくて……それから、信じられなくなっちゃって……
    もしかしたら、明日には私の隣に居ないのかも知れないって思っちゃって……不安が、もう、抑えきれなくて」

PC重すぎィ!!
再起動

ちひろの体重もおm

特訓後は1kg痩せてるし!

やよいはかわいいなぁ

明日ボイス化するのは蘭子か楓か

n=1/100なんだろ?

http://i.imgur.com/YsvDCoD.jpg
天使

俺の名前出してもうたorz

>>431
おっすころねる

>>434
思いっきり晒されてるなころ○るさん

>>435
>>437
やめろw

プロダクションも隠したし特定される要素ねぇわ思ってたらこれだよ

雑談で埋めてんじゃねーよハゲ!

どうしてこうなった\(^o^)/

>>453
早く風邪直せよ

くっさ 中学生かよ

>>454
ありがとう

>>455
大学生だよハゲ

>>452
は?
俺PaPだけどハゲじゃねーし

お前ら足跡残してんじゃねーよ

>>1が帰ってくるまでそうとうかかりそうなのね、わかるわ
じゃあしばらく借りてもいいよね。答えは聞いてない!

>>473
応援爆撃来るぞ

P「……加蓮」

加蓮「……私、怖いよ……プロデューサー」

加蓮「私だってもう子どもじゃないからさ、『いつまでも一緒』なんてのは無理だって分かってるの。
    いつかきっと、一緒に居られない日が来るのも、分かってる……つもりだったんだけど」

加蓮「起きたらその『いつか』が来てて、もうプロデューサーや皆に会えないんじゃないかって……
    今日がその『いつか』じゃなくても、明日や明後日がその『いつか』なんじゃないかって思うとさ……怖くて、怖くて、たまんないの……」

        ぎゅっ

P「……」

加蓮「やだよ……プロデューサー……! 私、まだ、皆と一緒に居たいよ……!!
    アイドルだって続けたいし、叶えてない夢だってたくさんあるし……!!」

                   ぽろぽろ……

P「……うん」

加蓮「……まだ、やってないことだって、伝えてないことだって、たくさん、たくさん……!!」

                   ぽろぽろ……

P「……大丈夫だよ、加蓮。傍に居るから」

加蓮「……プロデューサー……」

P「『いつか』のことなんてさっぱり分からないけど、今はちゃんと加蓮の隣に居るから。な?」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3943374.png

再開キター!!

有香「Pさん!ホモになったって本当ですか!?」

P「いや、だからちが……」

有香「大丈夫です!痛いのは一瞬です!」

P「有香何を……!?」

有香「押忍!!正拳突き!!」

p「ピギャ」

有香「ふうっ、これでホモじゃ無くなりましたね!異性恋愛です!」

P「……」

有香「あれ、Pさん?返事をしてください!Pさーーーん!」

みたいなのが読みたいです!

>>475
俺から応援しといたわ

加蓮「今……」

P「そもそもお前は……なんて言うか生き急ぎ過ぎだ。そんなすぐに『いつか』なんてくるわけないんだから、もう少し気を抜いていけ」

加蓮「でも……でも……」

P「それともなにか、今まで一緒に居た俺が、お前に何も言わずに居なくなるとでも思ってるのか?」

加蓮「……ホント……?」

P「嫌だっていっても傍に居てやるから安心しろ」

加蓮「……そっか……そう、だよね……えへへ……
    プロデューサーが、私を置いて、居なくなっちゃうなんて、ない、もんね!」

P「ああ、だからほら、さっさと涙拭いて」

加蓮「へへ……ごめんね。情けないところ、見せちゃって」

P「加蓮がへたってる所なんてあきるほど見てるからな、今さらどうとも思わんよ」

加蓮「……もう、そういうこというかなぁ」

P「ずっと一緒に居るんだったら、こういうことも言われ続けるってことだよ」

加蓮「そっか……それも思い出だもんね……ねぇ、プロデューサー」

P「ん?」

加蓮「……あのさ……ありがと。私さ、プロデューサーのそういうとこ……うん、大好き、かな」

>>477
お前何か俺に恨みでもあんのかコラwwwww

はい。すみません。半年ROMってます。

P「……」

加蓮「……」

P「……えー……なんていうかな」

加蓮「……泣いたら少し落ち着いた。私、仕事に行ってくるね」

P「……あ、ああ……」

加蓮「さっきの約束、破っちゃいやだよ?」

P「……尽力します」

加蓮「ん。じゃあいってきます」

P「お、おう、いってらっしゃい」

                てと  てと  てと  てと

加蓮「あ、あとさ」

P「ん?」

加蓮「さっきの、一応告白ってことで……返事、待ってるから!」

P「」

加蓮「じゃ、じゃあね!」
                                がちゃっ         バタン

―――

P「」

ちひろ「るーるるるーるーるるーるーるるるー♪」

P「」

ちひろ「恋の季節のー訪れはー雪の舞い散るー冬の日にー♪」

P「……ちひろさん」

ちひろ「寒空ーみあーげー♪……はい?」

P「どうしましょう」

ちひろ「何がですか?」

P「二人ならまだ隠し通せても、三人は無理だと思うんです」

ちひろ「いっそのこと全員フっちゃえばどうです?」

P「どんな顔して会えって言うんですか……」

ちひろ「その辺はお任せしますよ!! るーるるるー♪」

P「もとはと言えば全部アンタのせいでしょうが!!」

>>474
加蓮編が終わったからお前が書く番だ
早くしろ

投下宣言してた奴が書くかどうか分からないから一応安価だけ

Cu
前川みくにゃん
今井ち加奈

Co
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫

>>513


書きたいって人が居たらきちんと名乗り出るように

片桐

http://i.imgur.com/eC6TXc6.jpg
http://i.imgur.com/MoEJPV5.jpg
片桐早苗(28)

―――

ちひろ「にしても、ほとんどの人が信じてるってのが凄いですよねぇ。『プロデューサーホモ説』」

P「俺、そんなにホモっぽいですか?」

ちひろ「……ノーコメントで!」

P「……はぁ、どうしたもんかなぁ」

ちひろ「お悩みのプロデューサーさんのために、私が思いついた噂を消す最高の作戦を教えましょう!」

P「そ、そんな画期的な作戦が?」

ちひろ「はい……名付けて、『人の噂も75日』作戦……なんですか、その目は」

P「何度も言いますけどね、さっさと消して欲しいんですよ。出来れば一両日以内に、分かりますか?」

               ぐにい―――っ

ちひろ「はひ、わはりまふ。ほめんははい」

            がちゃっ

??「おはよー……って、おやおや? 婦女暴行の現場に立ち会っちゃったかな? P君、とりあえず手錠いっとく?」

P「遠慮しておきます。おはようございます、早苗さん」

早苗「遠慮しなくていいよ。ほら、かちゃっとかけるだけだから、かちゃっと!」

早苗「ああ、そうそう。P君、ちょっと付き合ってもらえる?」

P「なんですか?」

早苗「お姉さんからのお誘いなんだから、デートに決まってるじゃない♪」

P「えっ」

早苗「さ、行きましょう! あ、ちひろちゃん、P君借りて行くわねー」

ちひろ「早めに返してくださいねー」

―――

P「それで、何か御用ですか?」

早苗「んー、用ってほどじゃないけど、どの辺まで本気なのかが知りたくてさ」

P「えっと、それは……」

早苗「いやー、あたしもさ、一応公務員上がりだから? 健全な子女の発育を妨げるものをみすみす見逃すのは出来ないのよー。
    だから、どれくらい本気なのかを調べて、もし矯正可能だと判断したら……」

P「判断したら……?」

早苗「お姉さんがP君の歪んだ情熱を全力で矯正したげる♪」

P(これが早苗さんじゃなかったら、こっちも全力でイかせてもらうんだけどなぁ……)

早苗「むっ、今なーんか失礼な事考えたでしょ」

P「矯正、って……具体的には何するんですか?」

早苗「ナニスるだなんて、P君ってば意外と大胆ねぇ! もしかしてヤる気マンマンだったり? うひひひひ♪」

               べしべし

P「やめてくださいしんでしまいます」

早苗「まぁ、矯正って言っても、PTSDが残ったりしないように気を付けてやらなきゃだからねー。
    具体的には……んー、まぁ、そうね。P君が思ってる通りのことをじっくり時間をかけてやるんじゃないかしら」

P「はぁ……」

早苗「あ、勘違いしないでよ? P君だからあたし自ら特別にやるんであって、他の人だとワッパかけて終わりだからね?
    分かったら感謝するよーに♪」

P「ありがとうございます」

早苗「さて、と。それじゃあ、どうする? 仕事があるからあんまりじっくりデートは出来ないわよねー」

P「あの、早苗さん、ちょっといいですか?」

早苗「はいはーい。なになに、なんか申し開き?」

P「実は、ホモ疑惑の件なんですけど……あれって、ちひろさんの勘違いなんですよね。
  だから特別にデートとかなんとかする必要はないんですよ」

早苗「……えぇー……なにそれ、つまんなーい。折角P君をイジリ倒してあげようと思ったのにー……」

P「つまんない、って……」

早苗「いやー、残念」

P「何を期待してきたんですか?」

早苗「んー? 何って……まぁ、P君がお姉さん無しで生きられなくなることとか?」

P「……」

早苗「ああ、嘘嘘☆ そういう下世話な事しようなんてこれっぽっちも思ってないから! そんなことすると、事務所の皆から怨まれちゃうしねぇ」

P「紛らわしい嘘つかないでください」

早苗「むっ、なによ……ちょっとしたジョークじゃない」

P「早苗さんだと本当に言いかねないから怖いんです」

早苗「はいはい、冗談言ってごめんなさい。ただ……そうだなー……P君と居る時間が増えるかもって期待してた分だけ、残念に感じてる、かも」

P「……」

早苗「ふふ、グッと来た?」

P「不覚にも」

早苗「うむうむ! 素直でよろしい♪ 素直な子はお姉さん大好きだよ!」

                                              ぽむぽむ
P「……背伸びしてまで頭撫でるのって疲れません?」

早苗「シメるわよ♪」

P「痛たたたた……」

早苗「まったく、乙女心が分かってないんだから。それじゃあ、P君、デート続けましょっか♪」

P「……あれ、デート、って……今までのがデートだったんですか?」

早苗「あら、失礼しちゃうわねー。男と女が二人でいたら、それはもうデートなのよ?」

P「そうですか……じゃあ、今からもそういう『デート』するんですか?」

早苗「モチロン♪ こういう邪魔の入らないチャンスはキッチリ利用しなくちゃねー♪」

P「というより、今、室内ですよね? それでもデートなんですか?」

早苗「細かいこと気にしてるとハゲるわよ」

P「ハゲないです」

早苗「ほら、この辺とか薄いんじゃない?」

P「ハゲないです!!!」

早苗「あー、はいはい、分かった分かった。フサフサね、フサフサ」

P「分かっていただけたようで嬉しいです……それで、室内でデートって何するんですか?」

早苗「んー……いい機会だし、P君に存分に甘えさせてもらいましょう!」

P「はぁ……」

―――

P「で、そのデートが『膝の上に座る』になるんですか」

早苗「いやー、一回やってみたかったのよ♪
    だってほら、小さな子とかは普通に座ってるのに、あたしが座ろうとするとP君逃げるしさー」

P「歳を考えてください」

早苗「歳の話するとはいい度胸じゃない」

P「ごめんなさい、僕が軽率でした。目はやめてください」

早苗「んー、でも、これも意外といいもんねぇー♪ 子どもたちがおねだりするのも分かる気がするわ。
    座り心地良いし、なんとなく安心できるし……それに……うひひひひ……☆」

P「……なんですか、言いたいことがあるなら言ってくださいよ」

早苗「いやー、ごめんね、ホモ扱いなんかしちゃって! なんだかんだでP君も男の子なのねぇ♪」

P「分かりました、降りてください。出来るだけ迅速に」

早苗「あ、一応聞いておくけど……子どもたち相手に勃ててないわよね?」

P「勿論です」

早苗「ふーん……と、いうことは、あたしが特別ってこと?」

P「想像にお任せします」

―――

P「はぁ……早苗さんの相手疲れる……」

ちひろ「……」

P「あの人は楓さんとは別ベクトルで中身がオッサンだしなぁ……」

ちひろ「……」

P「しかもあの人の場合、それに力も加わるから洒落になんないんだよなぁ……」

ちひろ「……」

P「……なんですか、ちひろさん。じっと見て」

ちひろ「……あ、あのー……」

P「はい?」

ちひろ「わ、私も、膝の上、座りたいなー……なんて」

P「……」

ちひろ「えへ、えへへ……駄目、ですか?」

P「そんなことはいいから、噂を鎮静化させる方法を考えてください」

ちひろ「うぅ……はーい……」

Cu
前川みくにゃん
今井ち加奈

Co
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗

>>555


書きたいって人が居たらさっさと名乗り出るように

ち、ちひろさん……

http://i.imgur.com/vuLHddZ.jpg
千川ちひろ(?)

ちひろ「うーん……どうすれば……」

P「上塗り作戦とか結構いい線いってたと思いますけどねー」

ちひろ「……じゃあ、こういうのはどうでしょう!! 『ホモの噂自体が上塗り作戦だったよ作戦』!」

P「ほう、それは?」

ちひろ「つまり、ある事実から目をそらさせるために、ホモだという噂を流したことにするんです!」

P「……へえ、成程。ちひろさんにしてはナイスアイデアですね。それなら確かに、現実味があるし噂の鎮静化も図れそうだ」

ちひろ「えへへ、ありがとうございます」

P「問題は、その上塗りしようとしたものを何にするか、ですかね」

ちひろ「そうですねー……んー……あ、こういうのはどうでしょう」

P「はい?」

ちひろ「私と飲みに行った次の日から流され始めたんだから……酒の勢いで私と一線を越えてしまった、とか」

P「……」

ちひろ「あれ、駄目ですか? なんとなくリアリティもある気がするんですけど」

P「いや、流石の俺でもそんな命知らずな事はしませんし」

ちひろ「えっ!? そ、それどういう意味ですか!」

P「だって、ほら、人間の臓器ってどれも言うほど高く売れませんし」

ちひろ「……プロデューサーさんって時々すごく失礼ですよね。私をまるで金の亡者みたいに……」

P「えっ、ちがうんですか?」

ちひろ「違います! だいたい、金の亡者が飲み会でワリカン払うと思いますか?」

P「言われてみれば……確かに……」

ちひろ「そういう思い込みだけで物を言っちゃうのはプロデューサーさんの良くないところですよ。反省してください」

P「反省してまーす!」

ちひろ「全く……口だけじゃないでしょうね? ……まぁ、今回も許しますけど。ただ、今度の飲みはプロデューサーさんの奢りでお願いしますね!」

P「えっ、なにそれは……」

ちひろ「反省は態度で示さなきゃでしょ、プロデューサーさん!」

P「……金の亡者め……」

ちひろ「亡者じゃないです! ちょっと貯金が趣味なだけですもん!」

P「……守銭奴め……」

ちひろ「だからなんでそんな曲解するんですか!!」

P「しかしちひろさん絡みの問題を隠すためにホモ流布か……なんとなく一番いい気がしますね」

ちひろ「それじゃあ、どんな問題にしましょうか」

P「そういや口裏を合わせなきゃいけないのかー……だったら、肉体関係みたいなバレそうな嘘はやめといた方がいいですね」

ちひろ「バレないことを第一に、ですからね。何にしましょう?」

P「例えば……親が企画した見合いの相手がちひろさんだった、とか」

ちひろ「ああ、それ面白いかもしれませんね! あ、でも、ご両親に質問されちゃったら……」

P「あ、そうか……じゃあ……初恋の相手がちひろさんだった、とか?」

ちひろ「それは……出身地が一緒だと出来たんですけど……」

P「んー、じゃあ、夜のお店で偶然出会ったのがちひろさんだったとか」

ちひろ「……えっと……なんでそういう系統の話ばっかりなんですか?」

P「いや、ホモっていう衝撃の事実で消すような内容って言ったら、そういう突っ込んだ恋愛事情とかかなぁって」

ちひろ「……基準がよく分かんないです」

P「俺に任せてください。俺が基準です!」

ちひろ「はーい、じゃあお任せしまーす」

―――

ちひろ「そういえば、少し気になってたんですけど」

P「なんですか?」

ちひろ「……本当に、ホモじゃないんですよね?」

P「怒りますよ」

ちひろ「いや、男の子を可愛いって言ったのは事実だしなぁって……どうなんですか、そこのところ!」

P「可愛い男の子はプロデュースしたいと思いますが、恋愛や結婚をするなら断然女の子がいいです」

ちひろ「へぇー……女の『子』ですか」

P「……女性がいいです」

ちひろ「あれ、なんで言いなおすんですか?」

P「秘密です……よし、決まった! これで行きましょう」

ちひろ「どんな感じですか?」

P「えー、名付けて……『俺とちひろさんが遠縁の親戚であることが発覚してそれを事務所の人間に隠すためにホモ疑惑を浮上させたことにする作戦』です」

ちひろ「遠縁の親戚、ですか」

P「なんとなくありそうで、確認も難しいでしょ?」

ちひろ「それじゃあ私、この噂広めてきますねー」

P「今度は面倒な背びれや尾ひれ付けないでくださいよ」

ちひろ「はーい」

            ぱた ぱた ぱた ぱた
                                がちゃっ

P「……」

P「……しかし、噂を広めるって一体どうするんだろう」

             がちゃっ

ちひろ「……駄目でしたー」

P「えっ」

ちひろ「ホモのインパクトが強すぎて、こんな薄いネタじゃ誰も釣れませんでした……」

P「結局、効果なし、ですか……」

ちひろ「いえ、ホモの噂をかき消せなかっただけで、全く効果がないってわけじゃないんですよ」

P「というと?」

ちひろ「プロデューサーさんはただのホモから私の遠縁の親戚のホモに変わったみたいです」

P「……なんとも微妙な変化ですね」

よし、そろそろ寝ても怒られないな!!

はよ

おはよーございまーす!!!!!

なんでこんなスレがまだ残ってるのか、私は理解に苦しむね(ペチペチ)

Cu
前川みくにゃん
今井ち加奈

Co
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗

>>650


書きたい人が居たらすぐに申し出るように

三好ちゃん

P「はあ……いっそ一人ずつ弁解して言った方が早い気すらしてきましたよ」

ちひろ「なんだかんだ言って今まで100%の誤解は解けてますもんね」

P「はぁ……面倒だなぁ……」

              がちゃっ

??「こんにちわー」

P「お、もうそんな時間か?」

ちひろ「あらー、お昼ご飯どうしましょうね」

??「あ、プロデューサー! 丁度いいところに!! ちょっと来て、ちょっと!」

P「あ、おい、紗南、袖引っ張るな。袖が伸びるから」

紗南「いいから、ほら! こっちこっち!!」

P「あー、じゃあ俺ちょっと出てきますんで。お昼注文しておいてくださーい」

ちひろ「はーい!」

             どた どた どた どた

                                    バタン

紗南「じゃじゃじゃーん!! 見てみて、今日のために頑張って用意したんだ!! はい、これ、全部食べていいよ!」

P「」

紗南「残しちゃだめだからね!! ほら、食べて食べてー」

P「……えっと……紗南、これって?」

紗南「へ? 菜帆さんに作って貰った和菓子と、葵さんに作って貰ったおせちと、凛さんの家で売ってたバラの花束でしょー。
    それに、お菓子、栄養ドリンク、おにぎり、ぬいぐるみ、あと、えーっと、こっちがー……」

P「待て、そんなに食わせてどうする気だ。太らせて食う気か」

紗南「へへっ、違う違う! これにはちゃーんと意味があるんだよ! とりあえず食べて食べて!」

P「ああ……じゃあ、いただきます」

                ぱくぱく    もぐもぐ

紗南「……どう、おいしい?」

P「ああ、まあ……」

紗南「よし、パーフェクトコミュニケーション!! ほら、じゃんじゃん食べて! じゃんじゃん!」

P「……」

                ぱくぱく    もぐもぐ

―――

P「……うぇ……ようやく食い終わった……」

紗南「えへへ、ね、ね、どんなカンジ? プロデューサー!」

P「……なんか、吐きそう……」

紗南「……いやいや、そういうことじゃなくてさ! 好感度だよ、好感度!!」

P「は?」

紗南「あれだけあげれば、もうあたしのことしか考えられないんじゃない? どう、どう?」

P「……」

紗南「……」

P「……それなりに変化したよ。ありがとう」

                     なでなで

紗南「へへへっ! 大成功!!」

P「……それで、なんでこんなことしたんだ」

紗南「どんな恋愛ゲームでも好感度あげるには贈り物が一番だからね!
    古今東西のゲームの好感度のあがる贈り物を、何が効くか分からないからとりあえず用意できるだけ持ってきたんだー!」

P「そうか……」

P「だからって、なにもあそこまで……うっぷ……」

紗南「そりゃあもう! 最悪のエンディングを回避するためなら努力はおしまないからね!!
    フラグ立てミスったのはあたしのミスだけど、挽回できるならしとかないと!!」

P「気持ちだけ受け取っておきたかったよ」

紗南「えへへ……でも、あれだけあげちゃったら、予定してたより好感度上がり過ぎちゃったかもなー」

P「……どうだろうな」

紗南「爆弾には気を付けないとね、あれは酷いから! うんうん!」

P「そうか、頑張れよ」

紗南「……」

P「……どうした、急に黙りこくって」

紗南「……ね、ね、プロデューサー! 好感度上がったんだよね?」

P「あー、上がったかもなー」

紗南「だったらさ……えっと……今まで以上のスキンシップしても、許されちゃったりする?」

P「……」

紗南「……駄目?」

P「……内容によるな、それは」

―――

紗南「~~~~~♪ ~~~~~~~~♪」

              しゃっ       しゃっ

P「……」

紗南「いやー、プロデューサーがホモになったって聞いた時は、BADEND直行か!? って思ったけどさ。
    十分挽回効いたしもしかしたら必須の好感度上昇イベントだったのかもね! これも!」

P「そもそも、俺、ホモじゃないしな」

紗南「あれ、そーなの?」

P「そーなんす」

                     しゃっ        しゃっ

紗南「そっかー……ん? でも、結局好感度はあがったんだよね? だったらやっぱり結果オーライだ!」

P「……」

紗南「でも、ホモじゃないんなら、好感度トップはブッチギリであたしになっちゃったってことだよね?
    いやあ、困っちゃうなあ!! そりゃああたしも、プロデューサーのこと嫌いじゃないけどー、でもなー!」

P「ほら、できたぞ、みつあみ」

紗南「あ、ありがとう!! えへへ、朝急いでたからまとめる暇無くてさー! 助かったよ、プロデューサー!」

P「それじゃあ、そろそろいいか?」

紗南「えー! もうコミュニケーション終わり!?」

P「恋愛ゲームはコミュニケーションしかやってないように見えるかもしれないけどな、裏では学校や仕事もキチンとやってんだぞ。
  だから、紗南も仕事頑張って、次のコミュニケーションの準備しておけ」

紗南「……仕方ない! そこまで言うならコミュニケーションはここまでで許してあげよう!」

P「お、そうか」

紗南「へへっ、これがいわゆる『セーサイのヨユー』ってやつだね! きっと!」

P「……どういう意味だ?」

紗南「分かんない。ただ、正ヒロインはどーんと構えるものってことらしいよ!」

P「……ああ、『正妻の余裕』か」

紗南「プロデューサーは今、紗南ルート直進中だからね! これからのイベント失敗しなかったら大丈夫だし!
    少しくらいは『セーサイのヨユー』で見逃してあげないと!」

P「そうか、ありがとう」

紗南「んーん! じゃ、あたしは仕事に行ってくるから!」

P「ああ、気をつけろよ」

紗南「はーい!」

http://i.imgur.com/kjSfaZ9.jpg
http://i.imgur.com/mi2P8e8.jpg
三好紗南(14)

―――

P「ただいま戻りましたー」

ちひろ「お帰りなさーい。あ、プロデューサーさん、お昼、いつものでよかったですよね?」

P「……」

ちひろ「あれ、もしかして駄目でした?」

P「い、いや……頼んじゃいましたか、もう?」

ちひろ「ええ、まぁ……早い方がいいと思って」

P「……実は、紗南から餌付けされて、もう何も喉を通りそうにないんですよね……」

ちひろ「あら……どうしましょう?」

P「ちひろさん、俺の分も食べてもらえますか?」

ちひろ「……あー、私、最近ちょっとダイエットしててー……」

P「任せましたね、ちひろさん!!」

ちひろ「いや、だからですね! お腹の周りとか、二の腕とかが!」

P「……あーあ、俺ホモじゃないのに傷ついたんだよなー。傷ついてご飯も喉を通らないなー」

ちひろ「……わ、分かりましたよぅ……食べればいいんでしょ、食べれば!! ……うぅ、お肉が……」

http://i.imgur.com/rNnVYB1.jpg
今日は紗南ちゃんからチョコもらうんだ

イベントありますよね、ちひろさん?

Cu
前川みくにゃん
今井ち加奈

Co
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗
三好紗南

>>683


書きたい人が居たらすぐに申し出るように

ゆかr

千枝ちゃん

http://i.imgur.com/VpO0fZm.jpg
http://i.imgur.com/Ebo7H8f.jpg
水本ゆかり(15)

ちょっと奏ちゃんはしってくる

マイペ行ったらチョコもらえるぞー

―――

          がちゃっ

???「おはようございます……あれ」

P「うーん、うーん……胃の中で化学反応が……」

ちひろ「こうなればもうヤケですよ、ヤケ! あー、ご飯おいしい!!」

???「あの、プロデューサーさん……大丈夫ですか?」

P「ああ、ゆかり……ちょっと、胃の調子がな……」

ゆかり「事務所備え付けの救急箱に、胃薬があったと思いますけど」

P「あ、そうだっけ……? あー、飲むかなー、一応……」

ゆかり「あ、私が持ってきますから、プロデューサーさんは休んでてください」

P「お、そうか、ありがてぇなぁ」

ゆかり「うふふ……困った時はお互い様、ですよ」

                  ぱた ぱた ぱた ぱた

P「……ゆかりの優しさが心にしみるな……」

ちひろ「プロデューサーさん、困った時はお互い様ですよ! ほら、一緒に食べましょう!」

――― 給湯室

ゆかり「……その、ごめんなさい」

P「いいよ、そんなに気にしなくて」

ゆかり「でも、お水を持っていくの忘れるなんて……」

P「いいっていいって。胃薬取ってきてもらっただけでもかなり楽ができたし、腹ごなし程度に動いとかなきゃいけないしな」

ゆかり「……ごめんなさい。少しでも早く、プロデューサーさんに楽になってほしくて、それで、気が急いてしまって」

P「分かってるから、そこまで謝らなくていいよ。そういう、ちょっと抜けてるところもゆかりらしいし」

ゆかり「抜けて、ますか?」

P「ちょっとだけな」

ゆかり「そうですか……今度から、気をつけます」

P「いやいや、気をつけなくていいよ。そういうのも個性だから」

ゆかり「個性……ですか。プロデューサーさんにそう言ってもらえると、なんだか、それでもいいような気がしてくるから、不思議ですね」

P「個性的なメンバーの中で生き残るには多少の個性が必要だからな。
  ただ、私生活はともかく、仕事では大きなミスはしないでくれよ? 俺の首が飛ぶから」

ゆかり「ふふ……気をつけます……♪」

P(……あれ?)

P「……なぁ、ゆかり」

ゆかり「はい?」

P「お前、いつも通りだな」

ゆかり「……いつも通り、ですか?」

P「いや、今日会ったアイドルはどれもだいたいホモ関係で絡んできたんだけど……
  ゆかりは、そういうのないんだなぁって。ゆかりのところまで噂が広まってないだけか?」

ゆかり「……ああ、昨日の……伝わってはいましたけど、あくまで噂でしたし」

P「ほう」

ゆかり「ずっと一緒にお仕事をやってるから、かもしれませんが……なんとなく、プロデューサーさんはそんな風には見えないなあと思って。
     だから、私はあの噂、どうにも信じられなくて……本当の事かどうか分からないことで騒ぎ立てるのも気がひけたし」

P「……ゆかり……」

ゆかり「……あれ……あ、あの、もしかして、噂、本当だったんですか?」

P「……いや、泣きそう……」

ゆかり「え?」

P「ようやく、ようやく俺を信じてくれる相手が居て、なんか、もう、泣きそう……!!!」

ゆかり「そうですか。ちひろさんの勘違いで……」

P「そうなんだよ。それなのに皆俺のことをホモだと決めつけてさぁ。
  もう、朝から由里子あたりがBL本の絨毯爆撃をしてこないか戦々恐々なんだよ」

ゆかり「それは災難でしたね……でも、そっか……ふふ」

P「ん、どうした?」

ゆかり「プロデューサーさんから本当のことが聞けて、ちょっとだけ安心しました」

P「なんだ、やっぱり疑ってたのか?」

ゆかり「いえ……えっと、言葉では言い表せないんですけど……なんか、不思議な感じだったんです」

P「不思議?」

ゆかり「はい。こう、プロデューサーさんが男の人を好きだって考えると……胸がふわふわして、ぐるぐるして……」

P「胸がふわふわ、ねぇ……ゆかり」

ゆかり「はい?」

P「……まさか、お前……そういう趣味があるんじゃないだろうな?」

ゆかり「そういう……?」

P「やめてくれよ。ああいうのは由里子だけで手一杯だから」

ゆかり「……き、気をつけます……?」

http://i.imgur.com/nAiqYFB.jpg
大西由里子(20)

P「イカン、イカンぞゆかり。あの趣味だけは、お前のイメージをブチ壊しかねないからな」

ゆかり「……?」

P「まぁ、俺の事信じてくれてたゆかりが、俺総受けの同人誌を俺の家まで着払いで郵送してきたりはしないだろうが」

ゆかり「そう、うけ……」

P「ああ、こっちの話。しかし、ありがとうな。ゆかりが信じてくれてたって分かって、ちょっと気が楽になったよ。
  何も俺のことを誤解してる奴ばっかりじゃないんだなって」

ゆかり「いえ。当然のことですから、そんなにかしこまらないでください」

P「その当然のことができないメンバーが居るんだよ、この事務所には。だからその分、信じてくれたゆかりにはお礼しなきゃな」

ゆかり「お礼なんて、そんな……」

P「今度何か美味いもん奢ってやろうか? あー、でも、ゆかりならもっと別の何かの方が……」

ゆかり「あ、じゃあ……今、少しだけ、我儘言ってもいいですか?」

P「ん? 今?」

ゆかり「はい、今です」

P「……言っとくけど、手持ちは少ないぞ。給料日前だからな」

ゆかり「大丈夫です。お金をかけてもらうつもりはないので」

P「へえ、じゃあ、何をすればいいんだ?」

P「……」

ゆかり「……」

             ぎゅーっ

P「こ、こんなもんでいいのか?」

ゆかり「はい」

P(お礼が『抱きしめて欲しい』……まさか、まさかな……)

ゆかり「あ、あの……」

P「ん、どうした?」

ゆかり「そろそろ、大丈夫です」

P「ああ、そうか……しかし、変な事頼むんだな。こんなことでよかったのか?」

ゆかり「はい。なんとなく、胸のもやもやが取れた気がしますから」

P「そうか、そりゃあよかった」

ゆかり「はい。それじゃあ、私、レッスンがありますので、失礼します」

                       がちゃっ          バタン

P(そういや、レッスンがあるのにわざわざ事務所まで来たんだよな……
  そういうところを考えると、ゆかりも、実は結構疑ってたり……というより、お礼が抱きしめるって、まさか三人に加えてゆかりもとか言わないよな……?)

―――

         がちゃっ

P「ただいま戻りましたー!」

ちひろ「うぅー、プロデューサーさん、もう無理です……食べられません……」

P「はい、胃薬」

ちひろ「胃薬程度じゃもうどうにもなんないですよぉ……」

P「じゃあほら、貸してください。残った分は俺が食べますから」

ちひろ「本当ですか!? やったー!!」

P「あれ、元気そうですね」

ちひろ「へ?」

P「そんなに元気ならもう少しくらい」

ちひろ「うー、うー、胃が重いー……私胃薬飲んできますねー……」

P「冗談ですよ。ほら、水ならここにありますから、ここで飲んでいってください」

ちひろ「あ、ありがとうございます……うー、マズっ……」

Cu
水本ゆかり
みくにゃんがいいです
今井ち加奈

Co
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗
三好紗南

>>734


潜伏勢が多すぎんだよね、それ一番言われてるから
書きたい人が居たらすぐに申し出るように

黒川さん

http://i.imgur.com/YOCvqXi.jpg
http://i.imgur.com/ho4O0Hb.jpg
黒川千秋(20)

P「……冷めた飯ってのも意外と美味いな」

ちひろ「えーっ、ご飯は温かい方が美味しいですよ!」

P「そりゃまあそうですけど……」

             がちゃっ

P「ん?」

??「あら……」

ちひろ「あ、千秋ちゃん、おはよう!」

千秋「おはようございます……Pさん、今度のタイムスケジュールの件で相談があるんだけど」

P「今度? ああ、アイサバか」

千秋「……少し待ってた方がいいかしら」

P「いや、いいよ」

千秋「でも、食事中なんでしょう?」

P「大丈夫大丈夫。腹いっぱいだし。ということで、ちひろさん、後お願いしますね」

ちひろ「えっ!? そ、それって……」

P「残したらもったいないオバケが出ますからね、注意してくださいよ。
  よし、じゃあ……隣で話すか、千秋」

―――

P「以上が今度のイベントだ。何か質問はあるか?」

千秋「いいえ」

P「そうか。千秋は理解が早くて助かるよ」

千秋「そうでもないわ。私にだって理解できないことはあるし……」

P「へえ、例えば?」

千秋「……言わなくても分かるんじゃないかしら」

P「……」

千秋「不思議な人だとは思ってたけど、まさかそこまでとはね」

P「いや、千秋、それ誤解だから」

千秋「……私に気を使わなくてもいいわよ。
    アナタの性的志向がどうであれ、アナタは私をトップに導いてくれる、それは分かってるから」

P「いや、だから……」

千秋「周りがとやかく言うかもしれないけど……私は、アナタを買ってるの。
    だから、気を置く必要はないわ。これからもよきパートナーとして、サポート、お願い」

P(……なんだろう、親愛度が下がってる気がする……)

P「あのな、千秋、それ誤解なんだよ」

千秋「……」

P「実は、ちひろさんが勘違いして、噂を流しただけで……」

千秋「……」

P「……聞いてるか?」

千秋「……信じられないわ」

P「いや、本当なんだって。もし嘘だと思うんなら……」

千秋「事の虚実じゃなくて、私は今、アナタのことが信じられないのよ、Pさん」

P「……は? 俺のことが、って……なんで?」

千秋「……私にもよく分からないわ」

P「……」

千秋「信じられない、って言うのかどうかすらも怪しいわね。ただ、それ以外にいい言葉が見当たらないの」

P「……それは、どういう?」

千秋「……パートナーに……居なくなって欲しくない……ただそれだけよ」

P「……はぁ」

これだけいるならちょっと席外しても許されるな
タバコ買ってくる

千秋「昨日、噂を耳にして、それから……ずっと考えてたの」

P「もし俺がホモだったらってことを?」

千秋「まぁ、そういうこといなるのかしら……
    そして、もし、それが問題になって、Pさんが居なくなってしまったらってことも、ね」

P「……」

千秋「ずっと考えてたんだけど……私ね、Pさん、アナタに居なくなって欲しくないみたいなの」

P「……」

千秋「だから、事の真偽はどうあれ、アナタを肯定しようと思った。アナタが居なくなってしまわないように。
    こういうのには慣れてないから、他にどうすればいいのかが分からなくて」

P「……それは……」

千秋「おかしな話よね、傍に居てほしいのに、傍に居てほしい相手を信じることができない、なんて」

P「……そうでもないと思うがな」

千秋「そう?」

P「ああ、そうだ。というより、肯定してくれるだけでも十分だと思うぞ、普通は」

千秋「……そうかしら」

P「ただ、聞く耳は持ってほしいけどな。流石に」

千秋「……」

P「それじゃあ、この話はここで終わりだ! いつまでも引きずるのはよくないからな!」

千秋「……いいの? 私、まだPさんのこと……」

P「時間が経ったら今回の騒動なんて忘れて、またすぐに信じられるようになるからさ」

千秋「でも、また今回みたいなことがあったら……その時、また、同じような事しちゃうかも……」

P「それなら、その時もまた、俺が『聞く耳持て』って騒ぐさ。
  それを何回も繰り返してれば、そのうち千秋だって心配するのが馬鹿らしくなって信じられないなんてこともなくなるだろ」

千秋「何回も繰り返すの?」

P「そうさ、何回も繰り返す! だって、俺と千秋はパートナーなんだろ?」

千秋「……まあ、パートナーだけど……」

P「パートナーなら、多少の衝突は付きもんさ! だろ?」

千秋「……」

P「そもそも、そうやって衝突を繰り返して信頼関係を築くのが王道展開って奴だろ!!」

千秋「意味が分からないわ」

P「そうか?」

千秋「……でも、なんとなく分かった気がする」

千秋「そっか……ふふ」

P「お、なんだ? いきなり笑って」

千秋「何でもないわ。ただ……やっぱりまだ肩に力が入ってるのかもしれないと思ったの。
    こうやって、話すだけで解決したことなのに、一人で考え込んでたなんて、ね」

P「んー……そうだな。千秋はちょっと真面目に考え過ぎだな」

千秋「そういう性分なのよ」

P「まぁ、あれだ。この先何が起こっても、俺から千秋を見捨てるなんてことないだろうから、もう少し肩の力を抜いていけよ」

千秋「……どうかしら」

P「信じられないか? 俺なら大丈夫だ。俺を信頼しろ。俺は千秋を信頼してるからさ」

千秋「……それ、もしかして……」

P「おお、よく気付いたな。いつかお前が言ったセリフだよ」

千秋「……ふふふ、やっぱり、アナタがパートナーでよかったわ」

P「そう言ってもらえると嬉しいね」

千秋「……これからもよろしくね、Pさん」

P「こちらこそ、これからもよろしく頼むぞ、千秋」

―――

ちひろ「食べ終わりましたぁ!! 見てください、プロデューサーさん、食べ終わりましたよ!」

P「おかわりいります?」

ちひろ「勘弁してください……!」

P「それじゃあ仕事に戻ってください」

ちひろ「はーい……って、あれ、千秋ちゃんは?」

P「帰りましたよ。なんでも今日は昼から学校だ、とかで」

ちひろ「そうですかー……ん?」

P「ん、どうかしました?」

ちひろ「……いや、もしかして……無理に私が食べなくても、千秋ちゃんに頼めば食べてくれたんじゃ、って……」

P「……あー、そういえば、千秋の奴、腹減ったから飯食って学校に行くとか言ってましたしね」

ちひろ「……」

P「……」

ちひろ「……ぐすん」

P「あ、書類に涙落とさないでくださいね、処理が面倒なので」

Cu
水本ゆかり
みくにゃんがいいです
今井ち加奈

Co
黒川千秋
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫(105)
片桐早苗
三好紗南

>>790


書きたい人が居たらすぐに申し出るように

ksk

姉妹ヶ崎セットで
無理ならお姉ちゃん

千枝ちゃん

http://i.imgur.com/2xtroBx.jpg
http://i.imgur.com/qqBtxGv.jpg
城ヶ崎美嘉(17)

http://i.imgur.com/hGPY5Ig.jpg
http://i.imgur.com/5raN4cd.jpg
城ヶ崎莉嘉(12)

―――

P「……ところでちひろさん」

ちひろ「はい?」

P「普通に仕事に戻ってますけど、噂のへの対処方法は考えてるんですか?」

ちひろ「ないです」

P「……」

         がちゃっ

??「Pくーーーーん!!!!」

                     ドガァッ!!

P「ウゲェ――――ッ!!!」

??「Pくん! 嘘だよね? 男が好きとか、嘘だよね、ね!?」

P「き、く、苦しい……! り、莉嘉、は、離れ……!!」

莉嘉「やだよぉー!! Pくんが男好きなホモな人になっちゃうなんてやだー!!!」

            ぐりぐりぐりぐり

P「い、いた、ほん、と……痛……しまっ……」

??「あ、こら、莉嘉! プロデューサーの首締まってるって! ほら、離れて!」

莉嘉「やーだぁー!! Pくんがホモじゃないって言うまで離れないもん!!!」

                    ぐぃぃぃ――――っ!!!
P「」

??「だから、首締まってちゃ話なんて出来ないってば!」

莉嘉「……? あ、そっか。えへへ、ごめんごめん☆」
                                                ぱっ!

P「ぷ、はぁっ!! はぁっ、はぁっ……い、し、死ぬかと思ったぁ……」

??「ちょっと、プロデューサー、大丈夫? 頭とか打ってない?」

P「ああ、大丈夫だよ。ありがとう、美嘉」

美嘉「あー、よかった……もー、ビックリさせないでよ!」

莉嘉「そーそー! アタシもビックリしちゃったよぉー!」

P「いや、だいたいお前のせいだからな」

莉嘉「違うもーん! Pくんがホモな人とか言うから……あー!!
    そうだ、Pくん! どうなの、ホントなの!? Pくんがホモな人って噂!!」

P「そんなもの聞くために来たのか……お前ら確か今日休みだったろ」

美嘉「……あ、アタシは別にぃ~。莉嘉の付き添いで来ただけだし」

莉嘉「えっ? お姉ちゃん気にならないの!?」

美嘉「んー、まあ、そういう人も世の中には居るだろうしー★ 珍しくもないっしょ★」

P「……ほう、流石美嘉は大人だなぁ……じゃあ、莉嘉にだけこっそり教えるかな」

美嘉「!?」

莉嘉「ホント!? えへへ、ありがとー☆ それで、どーなの、どーなの!? まさか本当にホモな人なの!?」

P「……」

美嘉「……」

P「誰にも言わないか?」

莉嘉「うん! アタシ、こう見えても口硬いから、誰にも言わないよ☆」

P「そうか、じゃあ、耳貸して……実はな」

莉嘉「うん、うん……」

美嘉「……」

P「ん、なんだ美嘉、お前は気にならないんだろ。あっちで待ってろよ」

美嘉「えっ」

莉嘉「これはPくんとリカだけの秘密だからね! お姉ちゃんには内緒ー☆」

美嘉「……」

P「ヒソヒソヒソヒソ……で……ゴニョゴニョゴニョゴニョ……」

莉嘉「えー、嘘、マジ!? あ、でもさ……コショコショコショコショ……」

美嘉「……」

P「ああ、そういうのはさ……ヒソヒソ……」

莉嘉「なーるほどねー☆ うん、分かった、Pくんありがとー! じゃあ、帰ろっか、お姉ちゃん!!」

美嘉「あ、そ、そうだね……」

莉嘉「じゃあね、Pくん、バイバーイ!!」

P「莉嘉、さっき言ったことは内緒だからなー」

莉嘉「うん、内緒内緒ー☆」

―――

莉嘉「ふんふんふーん♪ ふんふふふーん♪」

美嘉「ね、ねー、莉嘉? プロデューサー、どうだって?」

莉嘉「へ? ヒミツだよ? Pくんと約束したし……それにお姉ちゃん、気になんないんでしょ?」

美嘉「……」

―――

P「ああ、お茶美味い……」

ちひろ「あ、分かります? 実はお茶っ葉をですね、静岡出身の子たちが持ってきてくれてー」

P「あー、どうりで……」

                  がちゃっ

P「ん?」

美嘉「……や、やっほー★」

P「お、どうした美嘉。莉嘉の付き添いはもういいのか?」

美嘉「え、えっとさ……その……あ、アタシもプロデューサーに聞きたいことがあってさ」

ちひろ「席外した方がいいですかね?」

P「あ、じゃあお願いします」

ちひろ「はーい! じゃあ、今のうちに給湯室のお掃除しておきますねー」

P「お願いします」

                 とこ  とこ  とこ  とこ
                                          ぱたん

P「で、聞きたいことってなんだ、美嘉?」

美嘉「……そ、その……プロデューサーってさ……ホモなの?」

P「ん? 気にしないんじゃなかったのか?」

美嘉「ま、まぁ、さっきはそう言ったけどさ……でも、なんていうかー……その、気になるなぁって……」

P「ホモだよ」

美嘉「えっ」

P「ホモ」

美嘉「……え、えっと、き、聞き間違いだよねっ★ あはは、ちょっと耳の調子が……★」

P「いやだから、ホモなんだって」

美嘉「……で、でも!! でも、莉嘉、話聞いて喜んでたじゃん! なんで、ホモなのに喜ぶワケ? おかしいっしょ!
    や、やっぱりプロデューサー、アタシをからかおうとして嘘言ってるんでしょ? ホモじゃない癖にー、もー、やだなぁー★」

P「いや、嘘じゃなくてさ」

美嘉「だ、だからぁ! それだとオカシイじゃん!? 莉嘉が喜んでるワケだし……」

P「ホモだけど莉嘉と結婚するって約束したんだよ」

美嘉「えっ」

P「そしたら『女の子でイチバンならオッケー☆』って言って納得してくれたんだよ。だから莉嘉は喜んでたんだよ」

美嘉「えっ……えっ!?」

美嘉「……」

P「いやあ、ありがたい。親を安心させるために結婚相手を探してたところだったんだよ。
  莉嘉とは利害が一致したようで助かった」

美嘉「……え、でも……でも……プロデューサーが、ホモなワケ……」

P「お前が何と言おうと、俺は同じ答えを言い続けるだけだ。俺はホモだよ」

P(まぁ本当のことを答えてるとは言ってないが)

美嘉「……」

P「これで満足か? そろそろ仕事に戻らないと」

美嘉「ま、待って……」

P「ん?」

美嘉「待ってよ……ホ、ホモなのは、まぁ、うん、この際別にいいけどさ……結婚相手、莉嘉で決まっちゃったの?」

P「は?」

美嘉「ほら! 莉嘉よりもさ、アタシの方が、お姉ちゃんだし、もう結婚もできるし、お得だよ!?」

P「とは言われてもなぁ……さっきもう、約束しちゃったしなぁ」

美嘉「で、でも、でもさ……でも……」

P「まあ、これからはよろしく頼むよ、『義姉さん』」

美嘉「……!!」

                 ぎゅーっ!

P「……」

美嘉「やだ、やだよ、プロデューサー……アタシ、そんなの、ヤダよぉ……!!」

P「……」

美嘉「ぷ、プロデューサーが、ホモってのも、ヤだし、それで、それでプロデューサーが、莉嘉と結婚するのも、やだぁ……!!」

P「我儘言うな。もう決まったことなんだ」

美嘉「そんなこと言わないでよ!! 嘘、嘘だ、嘘なんでしょ!? ねぇ、プロデューサー、嘘だって、嘘……!!」

                 ぽろぽろ……

美嘉「お願いだからさ、プロデューサー……グスッ……嘘だって言ってよぉ……!!」

                         ぽろぽろ……

P「美嘉、ちょっとこっち見てみろ」

美嘉「……グスッ……何……?」

ちひろ「
      てってれー♪
莉嘉             」
                    【  ド ッ キ リ  大☆成☆功 】

P「いやぁ、流石ちひろさん、よく俺の計画に気付けましたね」

ちひろ「実はあの後すぐに莉嘉ちゃんから電話が入ってきてですね! そこで打ち合わせしたんです!」

莉嘉「あははははー!! お姉ちゃん、マスカラ超流れてるー☆ ぷ、くくくく……」

                  パシャッ!       パシャッ!

美嘉「……ぇ……」

P「こらこら、写真を取るんじゃありません」

莉嘉「でもー、お姉ちゃんのこんな顔珍しいしー☆」

ちひろ「そうですねー。私たちの前じゃこういう砕けた姿ってなかなか見せませんしねー」

P「そうですか? 俺、よく見てる気がしますけど」

美嘉「ぁ……え……」

莉嘉「ありゃ、まだ追いついてないカンジ?」

P「ああ、そうだ、美嘉、さっきまでの全部嘘だからな」

美嘉「……」

P「ん、どうした美嘉、いきなり立ちゲフォァッ!?」

莉嘉「あ、Pくん!? ちょ、お姉ちゃん、いきなり何を……」

――――――――――――――――――

  ただいま 怒るゆ タイム です

    しばらく  お待ち 下さい

――――――――――――――――――

莉嘉「うわー、Pくん痛そー。大丈夫?」

P「……まぁ、なんとか」

莉嘉「まぁしょうがないかー。お姉ちゃん泣かせちゃったもんねー。女の子泣かせるのはいけないことなんだよ、Pくーん?」

P「反省してまーす……」

美嘉「あ、言っとくけど、莉嘉も同罪だからね」

莉嘉「えっ」

美嘉「莉嘉は帰ったらたっぷりお仕置きしてあげるから、覚悟しとくよーに」

P「ははは、良かったな、莉嘉ぁ」

莉嘉「……Pくん、莉嘉、今日、帰りたくないなぁ……」

P「まだそんなこと言う歳じゃないだろ。しっかり帰りなさい」

美嘉「……はぁ、あー、もう……ちょっと化粧直してくるから、莉嘉、先に行ってて」

莉嘉「はーい☆ じゃあねー、Pくん!」

P「また会えるといいなー」

莉嘉「頑張るー☆ バイバーイ!」

                   がちゃっ          バタン

美嘉「……もう、あんま趣味の悪いことしないでよね」

P「気を付ける」

美嘉「……ね、プロデューサー」

P「んー?」

美嘉「莉嘉と結婚する約束したってのも嘘なんだよね?」

P「そうだな。あの時耳打ちしてたのもドッキリの打ち合わせだし」

美嘉「……そっか。なーんだ、ホントビックリして損したってカンジ」

P「いい驚きっぷりだったぞ、美嘉」

美嘉「はいはい。ちなみに、結婚するならアタシの方がオススメっていうのはホントだよ★
    アタシの方がプロデューサーのこと、莉嘉よりも、誰よりも、ずーっと大事にしてあげるからね!」

P「そうかい、考えとくよ」

美嘉「プロデューサー、ちょっとゴメン」

P「ん? どうかしたか……!?」

                     ちゅっ

美嘉「プロデューサー、女の子泣かせた罪は重いんだよ! 責任、期待してるから……ね★」

P「」

―――

ちひろ「プロデューサーさん、消毒、いりますー?」

P「」

ちひろ「あれ、プロデューサーさん? おーい!」

P「」

ちひろ「あらら、固まっちゃってる……」

P「……ち、ちひろさん」

ちひろ「はい、なんでしょう?」

P「俺、退職を考えていいですか?」

ちひろ「退職ですか……してもいいですけど、アイドルたちが黙ってないと思いますよ」

P「でも、なんていうか、このままだと修羅な場が起こることが火を見るより明らかなんですけど」

ちひろ「頑張ってください! 応援してます!」

P「……」

ちひろ「わ、私のせいじゃないですよ!? だって、常日頃からそういう傾向があったのが、表出しただけですし!
     今回のは単なるきっかけであって、私のせいじゃないんです!」

P「きっかけを作ったのはちひろさんじゃないですか、なんとかしてくださいよ!!」

Cu
水本ゆかり
前川みく
今井加奈

Co
黒川千秋
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗
姉ヶ崎美嘉
妹ヶ崎莉嘉
三好紗南

>>853


二人ペアは長くなるから今後安価取っても安価下させてもらう
あと、関係ないけど凛ちゃんが正妻と言う風潮はファックだと思います
書きたい人が居たらすぐに申し出るように

愛梨

千枝ちゃん

http://i.imgur.com/xp2dq5k.jpg
http://i.imgur.com/RssWPbk.jpg
十時愛梨(18)

―――

??「痛そうですけど、大丈夫ですか?」

P「平気だよ、手加減されてたみたいだし」

??「手加減、って、これでですか……はぇ~、酷いことする人も居るんですねぇ」

P「そうでもないよ、酷いこと先にしたのはこっちだしな。まあ元凶であるちひろさんが傷一つ負ってないのは納得いかないが」

ちひろ「む、なんですかその言い草は!」

??「あ、私、救急箱取ってきますね!!」

P「あ、おい、待て、愛梨」

愛梨「大丈夫です、そこで待っててください! すぐ取ってきますから!」

             ぱた ぱた ぱた ぱた
                                がちゃっ    バタン

P「……すぐ取ってきますから、って」

P「机の上に救急箱置いてあるの、見えなかったのかな?」

ちひろ「彼女もだいぶおっちょこちょいですからねー」

P「はぁ……仕方ない。ちひろさん、俺ちょっと救急箱持って愛梨の方に行ってきますから」

ちひろ「はーい」

―――

愛梨「あ、あったんですかあ!? もう、それならそうと先に言ってくださいよぉ!!」

P「聞かずに走りだしたのは愛梨だろ」

愛梨「そ、それは……まぁ、そうですね。ごめんなさい……それより、傷の手当てしましょう!」

P「いや、手当もう済んでるから」

愛梨「えっ!? そうなんですか!?」

P「ああ、丁度手当の終わったところに愛梨がきたんだよ」

愛梨「……そ、そうだったんですか……うう、私ってばまた……」

P「気にするな。気持ちだけでも嬉しいからさ」

愛梨「そうですか……? じゃあ、手当てできなかった分気持ちだけいっぱいこめます!
    プロデューサーさん、手、貸してください!」

               ぎゅっ!

P「いや、手は怪我してないから、掴まれても」

愛梨「……だ、だったら、頭に抱きついた方が、良かったですか?」

P「ごめん、手でいいや。ありがとうな、なんとなく元気が出てきたよ」

愛梨「いえいえ、お安いご用です!! これくらいで、プロデューサーさんのお役にたてるんだったら、私、一肌でも二肌でも脱いじゃいますよ!」

P「お前の場合、それが比喩にならないからやめておいてくれ」

愛梨「そうですか……じゃあ、気持ちを込めるだけにしておきます」

                ぎゅーっ!

愛梨「……」

P(愛梨の手、ぷくぷくしてて柔らかいなぁ……)

愛梨「あ、あの、プロデューサーさん……」

P「ん、どうした?」

愛梨「な、なんだか、こうやって手、握ってると、ぽかぽかしてきますね……!!
    すみません、プロデューサーさん! わ、私、上着脱いでもいいですか!?」

P「手をつないだままどうやって脱ぐんだよ」

愛梨「そ、それは……なんていうか……プロデューサーに、手伝って、貰ったり……」

P「それは流石に捕まるから許して」

愛梨「でも、そうしないと、手をつないだままじゃ……あ、いっそ下を脱いで……」

P「手、放すぞー」

愛梨「へ? あ、はい」

P(……愛梨もなんとなくいつも通りっぽいな。ゆかりと同じタイプかな?)

P「それなら上着脱げるだろ」

愛梨「あ、はい! じゃあちょっと失礼しますね……ん、しょ……」

                   ばさっ

愛梨「ふーっ……えへへ、プロデューサーさん。いつも通りみたいで安心しました」

P「いつも通り、っていうのは?」

愛梨「プロデューサーさん、知らないかもしれないですけどね、今事務所で『プロデューサーさんは男が好き』って噂が流れてるんですよ。
    もしかしたら、その噂を聞いて根も葉もない風評被害に傷ついてるんじゃないかなーって思って」

P「愛梨は、俺が男好きだとは思わないのか?」

愛梨「……も、もしかして、実は、本当に噂の通りだったんですか……?」

P「いや、違うけど……俺が男が好きかも知れないとは思わなかったのか?」

愛梨「んー……思いませんでしたね。ちっとも。だって、プロデューサーさん、私の事いつも気遣ってくれてるし、皆に優しいし!」

P「……」

愛梨「それに、可愛い男の子を見て可愛い! アイドルにしたい! って騒ぐことはあっても、男の人が好きってことはないかなぁって」

P「……愛梨、お前、いい子だな」

                 なでなで

愛梨「え、えっ!? あ、ど、どうも、ありがとうございます……えへへ」

P「皆が愛梨みたいだと良かったんだけどなぁ……皆誤解して、態度を変えてきててなぁ……」

愛梨「そうですか。大変ですねぇ」

P「ホントにな」

愛梨「……私は、ですね」

P「ん?」

愛梨「私は……プロデューサーさんが、たとえ、男の人が好きでも……態度を変えたり、しませんよ……?」

P「……ほー、なんでだ?」

愛梨「だって、だって……プロデューサーさんのどんな嫌な一面が見えても、ですよ?
    プロデューサーさんが今まで私を導いてくれたっていう事実と、私にとってプロデューサーさんが大事な人っていうのは……変わりませんから」

P「……」

愛梨「だから、何があっても、私はきっと変わりません。あまりに酷かったら……その、変わるかも知れないけど……
    でも、ちょっとやそっとのことじゃ、変わったりしませんから! 安心してください」

P「……愛梨」

愛梨「……えへへ……なんだか照れくさいですね、面と向かって言うのって……あ、あの! やっぱり暑いので、もう一枚脱いでもいいですか!?」

P「お前、その下下着だろ」

愛梨「へ? あ、ほ、ホントだ!!」

P「しかし、変わらないでくれるのか。ありがたいな」

愛梨「はい、絶対……とは、ちょっと言い切れませんけど……きっと変わりませんよ。
    これからどれだけ有名になっても、きっと、私の思いは変わりません」

P「そうか」

愛梨「あ……変な話しちゃってごめんなさい。でも、私はきっと変わらないって言いたかったんです! それだけで!」

P「思い、か……」

愛梨「はい! 思いです! あ、思いって言っても重いの重いじゃなくて、思いの思いで、あれ?」

P「……愛梨」

愛梨「はい?」

               わしゃわしゃ

愛梨「あ、あの、なんですか?」

P「んー……勢いだけで暴露しない分、やっぱりお前は大人だなぁって」

愛梨「……な、なんのことでしょうねー?」

P「何のことだろうなぁ」

愛梨「……あの、ご、ごまかせませんでしたか? さっきの……」

P「愛梨は分かりやすいからなぁ」

愛梨「あ、あの! た、確かに、そういう意味合いが籠ってたかもしれませんけど、それは……なんていうか……」

P「……」

愛梨「……わ、忘れて、ください」

P「……」

愛梨「こ、告白っぽい部分だけ、忘れておいてください! 口が滑っちゃっただけなので!」

P「忘れていいのか」

愛梨「……出来れば、しばらくはこのままで居たいし……それに、答えがどうあれ、アイドルを続けにくくなっちゃうし。
    言うとしても、もうちょっと……その、準備ができてから言いたいし……」

P「……」

愛梨「……」

P「やっぱり、お前は大人だな」

愛梨「……私はまだまだ子どもですよ。プロデューサーさんには迷惑かけてばっかりだし、ドジばっかりだし」

P「分かった。今後は口を滑らせないようにな」

愛梨「は、はい! 気をつけます!」

P「それじゃあ、愛梨。今日は何もなかったってことで」

愛梨「はい! なにもありませんでした! お疲れさまでした!」

―――

ちひろ「治療にだいぶ時間がかかってたみたいですけど、大丈夫ですか?」

P「……」

ちひろ「……プロデューサーさん?」

P「……はぁ」

ちひろ「……ま、まさか、治療と言いつつ愛梨ちゃんとなにやらよからぬことを……!?」

P「……ちひろさん」

ちひろ「はい?」

P「噂の収拾は付きましたか?(小声)」

ちひろ「付きませんでした……」

P「……」

ちひろ「……」

P「おい」

ちひろ「が、頑張りまーす!」

P(五人かぁ……いっそ戦隊物でも組んでみるかなぁ……)

Cu
水本ゆかり
みくにゃんはいいです
今井ち加奈

Co
黒川千秋
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗
姉ヶ崎
妹ヶ崎
ボインボイントトキィ
三好紗南

>>906

最終安価
書きたい人が居たらすぐに申し出るように

ksk

あなべべ

智絵里

http://i.imgur.com/x3gaRxF.jpg
http://i.imgur.com/willXcQ.jpg
緒方智絵里(16)

―――

???「……」

P「……」

???「あ、あの……プロデューサーさん」

P「なんだ、智絵里」

智絵里「その、一つ聞きたいんですけど……ホモ、ってなんですか?」

P「……」

智絵里「えっと、昨日ですね、ちひろさんが、プロデューサーさんがホモかもしれない、って言ってて……
     それで、なんのことなのかなぁ、って……」

P(意味が分からないからって事務所まで聞きに来るとか……やだ、この子可愛い)

智絵里「あの……教えて、貰っても、いいですか……?」

P「いいよ。減るもんじゃないし。ホモって言うのはな、基本的に男が好きな男の事を言うんだ」

智絵里「……え?」

P「つまり、俺がホモってことは、俺は男が好きな男、ってことになるな」

智絵里「……」

智絵里「えっ」

智絵里「え、えっと……ほ、ホモ、っていうのは、男の人が好きな男の人、なんですか?」

P「ああ。ちなみにここで言う好きは恋愛感情とかを指す、『LOVE』の方の好き、な」

智絵里「」

P「……で、それがどうした?」

智絵里「」

P「智絵里、智絵里?」

智絵里「……え、えっと、ごめんなさい……その、ホモっていうのは、男の人が好きな男の人で……」

P「うん」

智絵里「そ、そして、Pさんは、ホモで……」

P「……」

智絵里「その、ホモっていうのは、男の人が好きな男の人っていう、意味で」

P「うん」

智絵里「………………あ、あの……」

P「ん?」

智絵里「す、少し、お手洗いに行って来ても、いいですか?」

P(智絵里、物凄く混乱してたな、可愛かった……予想だにしてなかったんだろうなぁ、あんな返答)

――― 廊下

智絵里「……」

       ふら           ふら
              ふら           ふら

智絵里「……」

ちひろ「あら、智絵里ちゃん。大丈夫? なんだかふらふらしてるけど」

智絵里「……」

ちひろ「智絵里ちゃん? おーい」

智絵里「……」

             かちゃっ

                             ぱたん

――― トイレ

智絵里「……」

智絵里「……男の、人が、好き……?」

智絵里「Pさん……は……男の人が、好き……?」

智絵里「……グスッ……」

          ほろり……

智絵里「……グスッ……ヒッ……ぐしゅっ……」

               ぽろぽろ……

智絵里「や、やだ……やだよぉ……Pさん、やだぁ……!!」

            ぽろぽろ……

智絵里「お、とこの人、なんて、やだぁ……そんな、そんなの、そん……グシュッ……そんなぁぁぁぁ……!!」

                ぽろぽろ……

智絵里「こ、こ……こんなの、やだぁ……グスッ……こんな、こんなの、いやだよぉ……!
     なんで、なんでこんな……ぐしゅっ……なんで、こんなの、なっちゃうの……!?」

             ぽろぽろ……

智絵里「幸せ、ずっと、ずっと幸せだって……! 一緒に、いら、いられるって……!!
      し、しあ、幸せで、クローバーが、Pさんと、私で……! ハート、ハートが……嬉しくて……!!」

                   ぽろぽろ……

智絵里「な、なのに、そ、それなのに、こんなのって……こんな終わり方って……あんまりだよぉ……Pさん、Pさん……!!」

                       ぽろぽろ……

―――

<――――――――――!!! ――――――!!

ちひろ「なにかすっごい泣き声がトイレの方から聞こえてきますけど」

P「……」

ちひろ「なにやったんですか、プロデューサーさん」

P「いや、ホモの意味を教えて……」

ちひろ「なにやってるんですか! 繊細な智絵里ちゃんにそんなこと教えたら傷つくに決まってるじゃないですか!!」

P「いや、もともと火種をまいたのは貴女ですからね!?」

<―――――!!! ―――――――!!  ―――――――!!!!

ちひろ「……」

P「……」

ちひろ「今回はお互い悪いってことで」

P「はい。とりあえず、俺、智絵里なだめてきますから」

ちひろ「お願いします」

―――

            コンコン

智絵里「ヒッ……だ、誰……グシュッ……は、入、入って……グスッ」

                ぽろぽろ……

<智絵里、おい、智絵里ー!? 聞こえるかー!?

智絵里「………………あ……」

              ぽろぽろ……

智絵里「P、さん……Pさん……や、やだ、やだぁ……いや、いやなんです……!!
      あ、開けないで……! 今、今は……グシュッ……駄目、顔、み、見られたく……!」

                  ぽろぽろ……

<あの噂、デマなんだよ!!

智絵里「……へ……」

            ぽろぽろ……

<俺がホモっていうのな、ちひろさんが勘違いして流した噂なんだ! 嘘なんだ、事実無根なんだ!! 信じてくれ!!

智絵里「……う、そ……?」

                   ぽろぽろ……

―――

            かちゃっ

                                ぱたん

P「智絵里!」

智絵里「……P、さん……」

P「……ほら、動くなよ。涙拭くから……」

                ゴシゴシ

智絵里「Pさん、う、嘘、嘘って……」

P「俺が男好きなわけないじゃないか。早とちりするんじゃない」

智絵里「じゃ、じゃあ、じゃあ、わ、私、私……! P、Pさんと、一緒に、ず、ずっと一緒に……!!」

                ぽろぽろ……

P「ああ、一緒に居る、一緒に居るから。だから泣いたりするな」

智絵里「……えへ、えへへ……い、一緒、一緒です、一緒……!! や、約束、約束ですからね……!!」

                         ぎゅーっ!

P「あ、こら、抱きつくな。顔が拭けないだろ!」

失望しました

みくにゃんのファンからのあにゃんのファンになります

―――

P「……」

智絵里「……」

P「なぁ、智絵里ー」

智絵里「……なんですか?」

P「確かにずっと一緒って約束したけどさ……なにも膝の上に陣取らなくてもいいだろ」

智絵里「……」

P「正直仕事に集中できないからさ、出来れば降りてくれると……」

智絵里「駄目、です」

P「えっ」

智絵里「他の人のところに、行っちゃうかもしれないから……駄目、です。
      わ、私がここに居れば、プロデューサーさんも、他の人のところに行けないし、一緒に居れるから……」

P「……」

智絵里「え、えっと……駄目、ですよ?」

P「……」

智絵里「駄目ったら、駄目です。許しませんから」

―――

Cu
水本ゆかり
今井加奈
緒方智絵里
前川みく

Co
黒川千秋
神谷奈緒
北条加蓮
松尾千鶴

Pa
及川雫
片桐早苗
城ヶ崎美嘉
城ヶ崎莉嘉
十時愛梨
三好紗南

P「ようやく、14人の誤解が解けたんですか」

ちひろ「先は長いですねー」

P「数時間しか経ってないはずなのに……なんかもう、丸一日分の体力を消費した気がしますよ」

ちひろ「お疲れ様です」

P「……思ったんですけど」

ちひろ「はい?」

P「俺がホモじゃないっていうのはどうすれば証明できるんですかね?」

???「証明なんかする必要ないんです!」

P「ん?」

???「なぜなら、ホモが嫌いな男子なんて居ないから!」

P「げぇっ! 由里子ぉ!!」

由里子「聞きましたよプロデューサー! 同性愛に目覚めたそうですね!!
     ただ、三次にうつつを抜かしてる時点ではまだまだですよ!!!」

P「えっ、ちょっと、なにそのボストンバッグは……」

由里子「厳選に厳選を加えたBL本100冊+BLゲー20本です。これを読んで素晴らしき二次同性愛の世界に旅立ちましょう!!」

P「く、ちひろさん、助け……あ、ちひろさん逃げやがった!!」

由里子「さあ、まずはこの『ドキドキ・男子校生徒会選挙恋愛シミュレーション  学び舎★らぶちぇいす!』からやっていきましょう」

P「す、すみません、それだけは……すみません許して下さい! なんでもしますから!!」

由里子「ん? 今なんでもするっていいましたよね? じゃあほら、BLの勉強するんですよさっさと来いホイ!」

                                                                             お   わ   り

終わった

参加型なのに誰も参加しないのはおかしいよなぁ!?

ちなみに今回は、SSでそんなに個別で出番がないメンバーを書くのが目的だったので大満足です

http://i.imgur.com/rC3p4dF.jpg
http://i.imgur.com/3pEtiI6.jpg
大西由里子(20)

1000なら由里子の洗脳が完成してまた新たなCuPが生まれる

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月08日 (木) 23:02:06   ID: bpJPjgcl

1000なら由里子の洗脳が完成してまた新たなCuPが生まれる


そんな変なもんが登場せずに終わってよかった

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