春香「アイドルとは世を忍ぶ仮の姿」 (39)

なかなか眠れないのでスイマーがくるまでのんびり考えながら書いていきます。
ほとんど初めてssなので、誤字脱字こえーです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391024765

春香「私の正体は神様なんですよ、神様!」

P「春香、真面目にレッスンしろ」

春香「ごめんなさい」

春香(何でこんなことになったかというと)

春香(想像にお任せします)

春香(あ、ちなみに私神様なので心も読めますよ!)

春香(だいたいあなたの考えてる感じでアイドル目指すことになっちゃいました!)

P「春香」

春香「ごめんなさい」

P「・・・」

春香「ごめんなさい」

春香(やっとレッスンが終わりました)

春香(プロデューサーさん、怒るとこわいんです)

春香(神様を怒るとか、罰当たりですよね!)

春香(ん? 事務所に誰かいるみたいですね)

春香(あれは・・・プロデューサーさんと律子さん?)

P「律子・・・」

律子「はいはい」

P「また春香を叱ってしまった・・・泣いてないかな・・・傷ついてないかなぁ」シクシク

律子「はいはい」

P「春香のためとはいえ・・・叱るのは辛いよー」ダキッ

律子「よしよし」ナデナデ

春香「」

春香(なんだかムラムラします)

春香(・・・)

春香(間違えました。モヤモヤします)

千早「春香?」

春香「ヴァイ!」

P・律子「!?」サッ

千早「ドアの前で、何してるの?」

春香「ななななな何もしてないよ? 本当だよ?」

千早「そう? あ、プロデューサー、律子、お疲れ様です」

律子「お帰りなさい、千早」

P「う、うむ」アセアセ

P「春香もお疲れ様」
P(み、見られた!? オレの威厳が・・・)

春香「た、ただいまです」

千早「プロデューサー? 眼、充血してませんか?」

P「ぎくっ」

P「パソコンに向かい過ぎで酷使しすぎたかな、あはは」ビクビクッ

千早「無理しないでください。あ、私、目薬あるので良かったら使ってください」

P「わ、悪いな。ありがたく使わせてもらうか」

千早「どうぞ」
千早(あ、プロデューサーと手が触れちゃった・・・)ドキドキ

律子(千早、わざとプロデューサーの手に触れたわね)ゴゴゴ

小鳥(手が触れた・・・まさかこれが婚約!?)ゴゴゴ

春香(人間こわい)

翌日

春香「ねぇ、千早ちゃん」

千早「なに?」
千早(プロデューサー、今頃何してるかなぁ・・・)

春香「千早ちゃんってプロデューサーさんのこと好きなの?」

千早「なっ、ななな!?」カァァ
千早(え、何で知ってるの!? 私、誰にも言ってないのに!)

春香「うん、もう分かったから答えなくてもいいよ」

春香(昨今、地上の人間は少子化という問題が挙がってる)

春香(このままじゃ人間は衰退しちゃいます)

春香(神様としては何とかしたい訳ですよ)

春香「私、千早ちゃんとプロデューサーとの子作り、応援するよ!」

千早「春香!? な、何を言ってるの!?」

春香「え、だからプロデューサーさんの××を千早ちゃんの××で受精させy」

千早「ちょ、ちょっと待って春香!」

春香「?」

千早「・・・こほん。春香、年頃の女の子がそんなこと言ってはダメよ?」

春香「そんなこと?」

千早「だ、だからさっき春香が言ってた、あの、その・・・」

春香「プロデューサーさんの××を千早ちゃんの××で―」

千早「春香ぁー!?」アセアセ

春香(むー、私が生物に与えた繁栄のための奇跡って恥ずかしいものなのか・・・)

千早「あの、もしかして春香って・・・経験とか・・・あるのかしら?」カァァ

春香「んー、経験はないよー」
春香(神様だもん。生命くらいひとりで誕生させられるよ)

千早「そ、そう」ホッ

春香「それより、プロデューサーさんと子作りを―」

千早「順番! 順番って大切だと思うの!」アセアセ

春香(人間ってまどろっこしいです)

千早「ま、まずはお付き合いから始めないと」

千早「その前に私たち、アイドルだからそういう関係は難しいわね」シュン
千早(プロデューサー、私のこと子供としか見てないし・・・)

春香「よし、それじゃ、引退しよう!」

千早「えっ!?」

春香「一般人同士なら問題ないよね!」

春香「よし、今からプロデューサーさんに伝えてくるよ!」ダダダッ

千早「待って、春香。待って!」

事務所

春香「プロデューサーさん!」

P「ん、お早う、春香」

P「喜べ、春香。お前に取材の仕事がきてるぞ」
P(頑張った甲斐があった・・・。やっと春香にも仕事をもってくることができたよ!)

春香「そんなのはどうでもいいです!」

P「(゚д゚lll)」ガーン

P「はっ」
P(ははは、幻聴か。心臓止まるところだった)

千早「春香、待って! 言わないで!」ダダダッ

P「千早、おはよう」

千早「あ、プロデューサー・・・お、お早うございます」カァァ

千早「じゃなくて!」

P「違うのか」

千早「ね、春香? そんなこと言っても、困らせちゃうだけだと思うの」

千早「私、大丈夫だから、今までどおりで・・・ね?」

春香「プロデューサーさん、お話があります!」

千早「春香!?」アセアセ

P「な、なんだ?」

春香「千早ちゃんと・・・」

P「・・・」ゴクリ

千早「待って! プロデューサーと子作りしたいなんて言わないで!」

P「え」

春香「え」

千早「あ」

P「ち、千早・・・お前・・・」

千早「ち、違うんです、プロデューサー・・・」アセアセ
千早(うぅ・・・お付き合いと子作りを間違えてしまうなんて・・・)

春香(涙目の千早ちゃんかわいい)

春香「プロデューサーさんに怒られました」

千早「うふふ、私、もう生きていけない・・・優、お姉ちゃんもそっちにいくからね」ウフフ

春香「だめだ、重症だ」

雪歩「お早う、春香ちゃん、千早ちゃん」

春香「お早う、雪歩」

雪歩「なんで事務所の外にいるの?」
雪歩(外、こんなに寒いのに・・・。あ、プロデューサーに暖めてもらうのもいいかもですぅ)

千早「萩原さん、スコップ持ってるかしら?」

雪歩「誰を埋めるの?」スチャ

春香(空中からスコップ取り出した・・・何、この奇跡)

千早「埋まるのは私よ!」ガンガンガン

千早「・・・」ガンガンガン

千早「・・・」ガンガンガンガンガン

春香(コンクリートだから掘れてないよ、千早ちゃん)

雪歩(穴掘り初心者だなぁ、千早ちゃん)

春香「仕方ないなぁ・・・」ゴソゴソ

春香「千早ちゃん、これあげるから元気だして」

千早「これは・・・メガネ?」

春香「プロデューサー追跡メガネだよ!」
春香(地上の探偵アニメ見て思いついて作りました)

千早「!」

雪歩「!」

春香「これがあればプロデューサーさんがどこにいてもすぐわかる」

春香「音声も拾えるし、絶対相手に気づかれることのない優れものだよ!」

千早「春香・・・」

千早「そうね、心配かけてごめんなさい」

千早「トップアイドルを目指すためには、こんなことで落ち込んでいてはダメよね」

千早「私、頑張るからね」

雪歩(とってもいい顔してるけど、メガネはしっかり懐に入れました・・・)

P「春香、今から取材がある。近くのカフェに・・・って、何してるんだ?」

雪歩「プロデューサー、お早うございます」

春香「あ、プロデューサーさん」

千早「プロデューサー、あの、さっきのはその・・・」アセアセ

P「ん、うん、そのだな、あまり気にするな」
P(動揺するな、DTだとバレ・・・じゃなくて思われてしまう)

春香(あとで千早ちゃんに教えてあげよう)

あれ、ID変わっとる・・・。

春香「記者さん、まだ来てないみたいですね」

春香「あ、私このジャンボパフェください」

千早「私は水だけで十分です」

雪歩「私は店員さんに頼んで自分でお茶入れさせてもらいますぅ」タッタッタ

P「なんで君らもいるの? 春香の取材なんだけど」

千早「別に、レッスン場の予約時間まで時間があるからです」

千早「それ以上の理由はありません」
千早(少しでもプロデューサーと一緒にいたい・・・って、そんな恥ずかしいこと言えない)

記者「天海春香ちゃん、だね。今日はよろしく」

春香「お願いします!」

雪歩(・・・うぅ、男の人でした。こわいですぅ)ギュ

P(おおおぉぉおお、右腕に雪歩のむむ胸が当たってるだと!?)

千早「萩原さん、プロデューサーが困ってるわ。もう少し離れたほうがいいと思うのだけど」
千早(胸を押し付けて・・・対抗して私も押し付けるべきかしら・・・)

春香(うんうん、恋せよ乙女!)

春香(子どもを1ダースくらい作ってくれると神様嬉しいな!)

記者「春香ちゃんの趣味でお菓子作りというのがあるけど、結構事務所で評判なんだって?」
記者(765のプロデューサーさん、アイドルとベタベタしやがって・・・爆発しろ!)

春香「あー、そうですね。小さい頃から作ってましたから、大得意ですっ!」
春香(砂糖を初めて作り出すのはちょっと苦労したなー・・・)

記者「なるほど、ボクも春香ちゃんが作ったお菓子食べてみたいなー」
記者(この子の記事より、プロデューサーとアイドルの関係を追った方が売れそうだな、ぐふふ)





春香(取材は終わったけど、記者さんが変なこと考えてたなぁ)

P「春香、お疲れ様。3ヶ月後の雑誌で、取り上げてくれるそうだ」
P(喜んでくれるかな? 春香のために、頑張った。いや、これくらいで満足してちゃいけないな)

雪歩「プロデューサー、私と千早ちゃんはレッスンに行ってきますぅ」

P「あ、もうそんな時間か。車で送っていこうか?」

千早「お願いします」
千早(少しでもプロデューサーと一緒に・・・)

雪歩「助かりますぅ」
雪歩(助手席は渡しません)

春香「ま、いっか」

雪歩「助手席はとりましたー」ガチャ

千早「しまった!」

あずさ「あらあら~」

一同「「!?」」

P「あ、あずささん? どうして助手席に?」

あずさ「うふふ、どうやらまた迷ってしまったみたいで・・・」

雪歩・千早(それはおかしい)

P(あれ、オレ、鍵かけてたよな・・・?)

春香「あはは」

春香(千早ちゃんと雪歩をレッスン場に送ってから、事務所に引き返してます)

春香(助手席にはあずささんが乗ってます)

P「それにしてもあずささん、竜宮小町は大丈夫なんですか?」

P「今日も撮影が入ってたような・・・」

あずさ「大丈夫ですよ~、終わったあとに迷子になったので」ドタプーン

P「そ、そうですか、それは良かった」
P(くっ、谷間が・・・オレの目を釘付けに・・・)

春香(プロデューサーさん、谷間が好きなのかー)

春香(もしかして千早ちゃんと子作りしない原因は胸!?)

春香(よし、神様の奇跡で千早ちゃんの胸をあと50センチくらい増量させて・・・)

あずさ「春香ちゃん?」

春香「ヴァイ!」ビクッ

あずさ「それはルール違反だと思うわよ~?」

P「?」

P「何の話ですか?」

あずさ「うふふ、なんでもありませんよ~」

春香(三浦あずさ、765プロ所属のアイドル)

春香(でもその正体は私と同じ天界からきた天使です)

春香(私のお目付け役として降臨してきました)

春香(ちなみに年齢は―)

あずさ(21歳よ?)ゴゴゴ

春香(え・・・)

あずさ(21歳よね?)ゴゴゴゴゴ

P「うぉ! 急に窓にヒビが!? 何事!?」

春香(そういうことにしておいてください)コワイコワイ

P「よーし、事務所到着! 春香、お疲れ様」

春香「はい」

P「あれ、あずささんは?」

春香「んー、いませんね」

P「走行中の車の中からも消えるなんて、あの人は一体何なんだ・・・」

春香(一応天使です)

記者(ここがプロデューサーの部屋か)

記者(さすが黒井社長、情報が早いぜ)

記者(ここに盗聴器やカメラを仕込んでおけば、絶対ボロを出すはずだ!)

記者(スクープで出世・ボーナス間違いなしだぜ!)

記者(よし、ピッキング成功! さっそく部屋の中に仕掛けるか、ぐへへ)

ガチャ

あずさ「いらっしゃ~い♪」

記者「!?」

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