もし一方通行の精神が脆弱だったら2 (51)

1,このスレは、前スレ『もし一方通行の精神が脆弱だったら』の続編です。


2,更新は一週間に一度ほど。偶に見掛けた時にでも見てやって下さい。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1356614133

wktk

スレ立て乙!

とりあえず出来たとこ投下します。




冬休みが、終わろうとしている。

この時分になると夏休みの終わりと同様、学園都市の学生の大多数は、“しくだい”に
追われる。と、言っても、夏とは違い冬は家に籠りたくなる季節である。なので、ファミレ
スや図書館などで積み残しの懸案事項を消化している人は、夏のそれよりも少ない。
皆こたつを出して、ミカンを剥きつつ、テレビジョンを見ていたい時節なのだ。最も、そん
な暇はないので、こたつの上にはミカンの皮ではなく消し滓が溜まる。






そんな事情とは無縁の学生が一人。雀のさえずりが、寒さからか、澄んだ空気に響いてい
る。そんなのどかなある冬の朝の第七学区。とある学生寮の一室で、その学生は、

一方「もぐ……もぐ…」ぼー……

こたつに入りながら、蜜柑を食べ続けていた。






一方「もぐ…もぐ…」ぼー……

視線は蜜柑の方を向いておらず、テレビに固定されている。が、その目は半分ほどしか開
いていない。頭に入っている番組の内容は50%以下だろう。

蜜柑には一瞥もくれないのに、器用に剥いて、一房とって、口に放りこんでいる。それを
長時間続けている様は、プログラミングされた機械のようにも見える。ただ瞳の濁りだけ
は、いかにも(だらけた)人間らしい(鈍い)輝きを見せている。






90号「……まだ食べ続けているんですか、とミサカはドン引きを顕にします」

一方「……ン?」

一方通行がゆっくりと扉の方を向くと、90号が近くのスーパーのレジ袋をぶら下げてつっ
立っていた。

90号「一方通行、あなたミサカが出かけた前からずっとそうしてましたよね?どんだけ蜜
柑好きなんですか、とミサカはビタミンC採ってもモヤシは直らねーよとさりげdisりま
す」

90号が冷たく言い放つと、

一方「……ンー……そォかー……そりゃざんねンだなァ……」

一方通行はなんとも間の抜けた声でそう返し、再び視線をテレビに戻した。

90号「……どんだけ正月ボケしてるんですか……いいですか一方通行、今世間は新学期や
年初めの祈願達成に向けて準備してるんです。なのにこんなだらけていいのですか、とミ
サカは説教臭く一方通行に問います」

90号は室内に入りながら、一方通行に問う。

一方「…いいンだよべつにィ……俺は学校行ってねェしィ……毎日が日曜日だしィ…って
いうかお前だってそォだろォ? 俺達は他と事情が違うンだからそンな気ィ張ンなくてい
ンだよ」

ふわァァ…

小さな欠伸を漏らし、再び蜜柑を消化する作業に入る。






90号「むー…」

90号は納得のいってないというような声を出して、こたつに入る。

一方「……おい、オマエ今昼飯買って来たンだろ?冷蔵庫に入れなきゃ腐るじゃねェか」

90号「ミサカは今食糧の調達という極めて過酷で困難なミッションをこなしてきたのです。
戦場で冷えた体を一刻も温めたいのです、とミサカは深くこたつに入ります」

そう言って90号はこたつに顎を乗せ、

コテッ

テレビを向くように頭を倒した。

一方「……もう寝る気満々かよ。さっきまでボケてンなっていってたのはどの口だァ?」

90号「それはそれ、これはこれです、とミサカは面白くないのでテレビのチャンネルの変
更を要求します」

一方「便利っすねその言葉……ほい」

90「ん」

一方通行が90号にリモコンを渡す。

90号「何がありますかね〜兄マックスでも正月特集でやけに懐古モードだし、ニュースは
当然却下だし……とミサカはボタンを連打します」

ピッピッピッピッピッ

90号はチャンネルを回していく。そして去年やっていたコント番組の再放送のチャンネル
でそれを止め、リモコンを持っていた手をこたつの中に入れる。






TV「イヤア—、ナツカシイナア—」

90号「……」(おっ最近ミサカがお気に入りのコンビではないですか)

一方「……」(……つまんね。この芸人のどこがいいのかわかンねェんだよなァ…)

TV「アレッ、アレコトオミセンセイジャネ?ゼッテエソオダヨ」

90号「……」(このキモい勢いが面白いんですよね〜とミサカは褒めちぎります)

一方「……」(……ってかこいつ結局レジ袋冷蔵庫に入れてねェし)

TV「オボエテ—、ナイネー」

90号「……」(ほうほう今回は卒業生と先生のネタですか)

一方「……」(……そォいえば今日昼は肉うどんのはず……冷蔵庫には肉はなかったはずだ
よなァ……)

TV「センセイオレッス、オレッス、オレッスオr「オボエテナイヨ—!!ジドウシャガッコウダヨココ!!」」

90号「……」(ま さ か の)

一方「……」(……早くしまってこいよ。腐るだろ?この部屋のぬくさなめンなよ?余裕で
菌の培地だぞ?)

TV「ヒジョオニメズラシイタイプダ—」

90号「……」(出たッ、キモいイントネーションッ!!)

一方「……」(……俺はぜってェここからでねェぞ。このぬくさを手放すわけにはいかない)

TV「ココデクルマノウンテンイガイノナニヲオシエルンダヨ」

90号「……」(……)

一方「……」(オイまじで行かねェ気か?…………いや、だめだ。こんなことに捉われてた
らダメだ。こたつで何も考えず、蜜柑を喰うことがどれだけ幸福なことか……こいつが帰
ってくるまでの間、俺はまさに天の国でうたたねをしているようだった……それが今はど
うだ?肉に頭の中を占拠されているじゃねェか!!)

TV「クルマノウンテンハジンセイトイッショ。イッソクニソクトジブンノペースデギアヲイレテケバイイ。トキニハバックヲスルトキモヒツヨウダケ
ド、ソンナノキニスルナッテイッテクレタノハセンセイジャナイデスカ!「オレダイブハズカシイコトイッテルネエ!」」

90号「……」(……)

一方「……」(俺は肉如きに、俺の幸福を奪われたりはしない!!!俺は肉なんかどうでも
いい!!ひたすら蜜柑喰いながらボーっとするンだ!!!)





TV「エスジクランクノトコロニ、ポプラノキヲウエタンデス」

90号「……」(……)

一方「モグ…モグ…」(ぼー!…ぼー!…ぼー!…)

TV「アレキミカア!」

90号「……」(……)

一方「モグ…モグ…」(…腐った肉はやだなァ……と考えない。うン)

TV「マブチノコトオボエテナイスカ「…ダレダヨ」」

90号「……」(つまんね)

一方「モグ…(にk)……モグ……」

TV「エアバックガイッキニロッコデタンダヨ!オモチミタイダッタヨ!」

90号「……」(あ、モチ食べたい)

一方「モグ…(niku)………モグ…」

TV「イ~シヤキイモ、オイモ〜」

90号「……」(他の番組に変えましょうかね、とミサカは——)

一方「…肉」ボソッ

90号「はい?」

90号が一方通行へ振り向く。

一方「ン?」

90号「何か言いました?」

一方「何も」

90号「そうですか」

90号は再び顔をテレビに向ける。

TV「デキレバホカノトコニイッテホシイネ!」

90号「……」(あ、終わった)

一方「……」(くっそ今言えばよかった!!反射的に『何も』っつっちまったア!!あああ
あああああああああ肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉niku肉niku肉nikunikunikuniku——)





ガバッ


一方通行が勢いよく立ちあがった。


一方「……」

90号「どうしたんですか一方通行」

90号はテレビに顔を向けたまま、一方通行に問いかける。

一方「いや別に」

一方通行はそっけなく答えた。いや、正しくはそっけなくしか応えられなかったのだ。そ
の時の彼の顔は、“試練を乗り越えられず、死亡”といったヘタレ主人公の顔だった。

一方通行が部屋の外へ行こうとすると、90号はテレビを向いたまま一方通行にこう言った。








90号「あ、出るんだったらお茶と毛布と枕とnon-noと3DS持って来て下さい、とミサカはニヤリと笑います」

一方「ベクトルチョップ確定だコラァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!」




ここまで。一月七日はまだ5回あります。

一方さん木ィ原クンぶっ飛ばしてからキャラ変わりすぎワロタww
もはや脆弱性が感じられないというか、普通のゆるギャグ日常SSの一方さんになってる気がする

投下します




                *



工山「すいません、遅くなりました〜」

僕は風紀委員活動第一七七支部の扉の前で、中にいる人達に声を掛けた。

初春「あれ?」

それに対し、飾利はキョトンと首を傾げる。

初春「なんでこちらから開けてないのに入れたんですか?オートロックでしたよね、そのドア?」

工山「それを俺に確認するか風紀委員。まあ大体犯人は想像つくけど……」

僕がソファの方に視線を向けると、そこにいる彼女は我関せずといった調子で紅茶を啜っ
ていた。

初春「……御坂さん?」

御坂 ビクゥッ

僕の視線の先を追った飾利が、そう口にした。

御坂「……あ、いや、ほらね?あの日色々走りまわらなきゃいけなかったでしょ?だから
出る時いちいちその鍵開けるのうっとおしいなあって……思ったり…思わなかったり……」

初春「もしもし白井さん?今度御坂さんがデートに行ってくれるみたいなんです!場所は
恋人限定キャンペーンをやってる遊園地だそうですよ!」

御坂「」

工山「……」(俺も飾利と今度久しぶりに遊園地行きてぇなあ……)







                *

初春「で、ですね。今回白井さんも固法先輩もいないこの第一七七支部に集まって頂いた
のは、」



「滞空回線についての話し合いのためです」



初春は、ハッカーの時の顔で、話を切り出した。

御坂「……話し合いっつても、この話合いさえ見られてんのよねえ……」

それに対し御坂は、アンニュイに外を見るように、実質はその間にある何かを見るように、
そう呟く。

工山「……あの、数分だけでもそれを妨害できないんですか?」

工山は微かな希望を持って、レベル5に確認をとる。

御坂「無理よ。大気中に漂う窒素分子を掃除機で全部吸い取るようなものだもの。出来る
わけないじゃない」

工山「……そうですか」

初春「……では、私達は学園都市上層部に全て見られているという前提で、話を進めてい
きますね。……とても怖いことですが」

工山「……」

御坂「……」






初春「……まず、『滞空回線のことを知っているということは、何時何処で、私達の口を塞
ぐために、何者かが派遣されてもおかしくない』ということで、ここ数か月、私と御坂さ
んペア、工山さんと削板さんペア、そして工山さん削板さんのお友達と、助けを求めて来
た女の子ペアとでなるべく共に行動していましたが——」

工山「何も来ないな。舐められてんのか……泳がされてんのか知らねぇけど」

初春「……これはまだ、必要ですよね」

そう言って彼女は手首に嵌められた伸縮性プラスチックの腕輪を触る。これは一種の発信
機で、お互いがどこにいるかが解り、且つ、ペアの片方が腕輪を千切りきることで、ペア
のもう一人の腕輪が光るようになっている。元は市販品だが、工山と初春と御坂の手によ
って、簡単に乗っ取られることはないように改造されている。






御坂「工山さんの友達二人とその女の子はどこまでこの滞空回線のことを知ってるの?」

工山「削板には全部話しましたが、後の二人は『学園都市に隠れることができる場所はな
い』という程度でしか知らなかったそうです。ですが、滞空回線自体を知ることも危険な
ので、二人には『一度襲撃者を倒しても、また何時襲ってくるかわからないから、なるべ
く一緒にいるように』という旨を削板に伝えさせました」

御坂「そっか……その二人は、元々追われてる身なんだし、これ以上問題を積むこともな
いわよね……」

初春「じゃあその二人は私達のことを知らないんですね?」

工山「うん。俺とその協力者って程度かな」

御坂「……連携がとれないってのがネックよね。私達もその二人の名前すら知らないし」

工山「……ペアの高位能力者の方が、『名前は出さないでほしい。被害が及ぶから』って……」

御坂「もうどっぷり問題の最中だっちゅーの……大体高位能力ってレベル3,4くらいで
しょ?学園都市と戦うにはちょっと心もとないんじゃない?」

工山「……ま、まあ、そうですよね」(超能力者っていったら速攻割り出されるよな……)

初春「…連携を取ってないおかげで、何も起きていないのかもしれません。もし繋がりが
強くなったら、一つの大きな敵として潰されるかもしれませんし……」

御坂「…でも、学園都市と戦うなら戦力は高い方がいいでしょ?」

工山「確かに、僕達が揃えばレベル5が二人、能力者が二人、情報操作が二人で結構戦力
はそろってると思うんですけど……」

御坂「そうよ!」

御坂は威勢良く立ち上がり、

御坂「こんだけメンバーが揃ってるんだから、勝機はあるはずよ!温かい部屋で私達を覗
き見してる変態野郎なんかに、いつまでも怯えて暮らす必要なんかないわ!!!」

そう息舞ったが——

初春「……恐らく、厳しいと思います」

初春は、静かに否定した。






御坂「? どうしてよ?」

キョトンとした顔をして、ストンと、ソファに座る。

初春「……」

彼女は、それに応えない。

御坂「だってこっちにはレベル5が二人もいんのよ?レベル5一人の戦力は一国家の軍隊
に匹敵する。そして私達三人はたった数時間で学園都市の最重要機密である滞空回線の存
在を割り出した。情報戦においてはすでにほぼ対等なんじゃないかしら?」

初春「……」






工山「……なあ飾利」

口を閉ざしたままの初春に、工山が問いかける。

工山「飾利、お前俺達に何か隠してるだろ?お前が理論やデータが揃ってない時に、断言
するなんてありえない。……御坂さんの言葉を否定できる、重大な何かを知ってるんだろ?」

御坂「! そうなの初春さん!」

初春「……」






初春「……私が持っている情報は、2週間前に入手したものです。それまでに何も起きな
かったということは、私一人がそれを知っても何も問題はないと判断されたからです。裏
を返せば、御坂さんや工山さんに見せれば、三人共、学園都市に視止められる可能性は高
くなるということです。……いつ、殺されてもおかしくない、ということです。そこまで
の情報だと、間違いなく断言出来ます」

工山「……」

御坂「……」

初春「……この情報を手に入れたことを、私は正直後悔しています。こんなことを知った
ら、もう今の幸せな一学生ではいられないと思います。……私は、皆さんをそうさせたく
ありません。そして、多くの人にこれを知らせて、その全員の身を脅かすようなことは、
私には出来ません。その責任をとることは、出来ません」






工山「……じゃあよ、飾利はさ、一人でその重荷を背負うつもりなのか?」

初春「……」

工山「そんなのはいただけねぇな。……そんなのはダメだ。絶対ダメだ。……今まで三人
で話合って来たんだ。俺達にだって、その重荷を背負う権利はあるはずだ。」

初春「……」

工山「確かに、俺は御坂さんのように戦う力を持っていない。俺ん所に刺客が来たら、一
瞬でお陀仏だろうな。御坂さんだって、いくら本人が強かろうが、危険がつきまとうこと
に変わりわない」

御坂「……」

工山「でもな、」






工山「俺達は、そんなにやわじゃない」



初春「……」

御坂「……」

工山「俺だって、力はあるんだ。能力はないけど……飾利には及ばないけど……俺には情
報操作能力がある。俺はその力を、世界に対しても恥じない程度には仕上げてきたつもり
だ」

初春「……」

工山「俺達を、もうちょっと信じてくれてもいいんじゃないか?もっと俺達を頼ってくれ
ても、いいんじゃないか?俺は、飾利が背負っている物を一緒に背負いたい。御坂さんも
そうでしょう?」

御坂「あったり前でしょ?聞くのも馬鹿馬鹿しいほどの愚問だわ」

工山「ははは……」






工山「なあ飾利、」

工山は、初春のその目を見て、言葉を繋ぐ。

工山「飾利が俺達の身を案じているのは解る。だがなあ、俺達も飾利の身を案じているん
だよ。……俺達を助けると思って、折れてくれないか?」

初春「……」






ガサゴソ

初春は、ソファの脇に置いてあった自分の鞄から、ノートパソコンを取り出し、机の上に
二人が画面を見られるように開いた。

少し操作をすると、デスクトップに、黒いサムネイルを映す動画再生ソフトが現れた。

再生ボタンに、マウスポインタが乗る。

初春「……ごめんなさい」

カチカチ

再生。










画面一杯の光が、放たれた。








御坂「……何これ?」

画質は粗い。撮っている場所も、被写体から遠く、且つ斜め上から撮っているような映像
だった。

それでも、そこで何が行われているかは、解らない訳はなかった。

工山「……能力者と…研究者が戦ってる……?」

初春「……正確には一方的な虐殺です」

御坂・工山「!!」

画面には、淡いブラウンのコートに黄色いストッキングを履いた女が、光線を放ち、建物
を崩していた。その後ろにはピンクのジャージを着ている人間も見える。

——ビィィィィィ——

工山「…おい……おい!!今光線に当たったやつが!!!」

御坂「……」

カチ—カチカチ

動画の場面が変わる。画質は先程よりも鮮明だった。今度は、まばゆく光る羽根を生やし
た人間が、黒いスーツを着た男達を——

一瞬でバラバラにしていた。

工山「……」

御坂「……」

カチ—カチカチ—

カメラが、何か黒くて赤い物に覆われたようで、そこからの映像は半分しか見えなかった。






                *


カチカチ

初春「今のが、学園都市の暗部です」

初春は、今にも嘔吐しそうな顔で、数々の動画を再生していく。

初春「滞空回線は一体誰が握っているのか、どのように滞空回線が得た情報を閲覧してい
るのか。それを知る為に、私は学園都市中の監視カメラを乗っ取りました」

「すると、その内の何台かに、小さな違和感がありました。私はその違和感を明確にし、
映像が上塗りされていることを見つけ、元の映像を見つけ、修復しました。……そして出
てきたのが、この映像です」

カチカチ—

「私はさらにこの映像に映っている人物を調べました」

カチ—

「『麦野沈利』『滝壺理后』『垣根提督』……麦野沈利は学園都市第三位、垣根提督は学園都
市第二位です」

カチ—

「そして彼らが所属している組織を調べました」

「『アイテム』『スクール』」

カチ—カチカチカチ—

「これらが暗部です。他にも『ブロック』『メンバー』などの組織もあります……彼らの仕
事は、学園都市の不穏分子の抹殺・削除、学園都市と協力関係にある外部機関との連携や
監視などです」

カチカチ—カチ

「そしてこれらの暗部に指示を出しているのが——」

「滞空回線を握っている、学園都市です」






初春「私がここまでのことを調べられたのは、おそらく、私の力ではありません。何せ、
相手は滞空回線なんていう代物を作られるんですよ?私が見つけたその情報を、一瞬で消
すことだって出来るはずです。……学園都市は、私にこれを見せたんです……」

カチ—

「……私達は舐められているんじゃありません……泳がされている訳でもありません……」

カチ—

「どうでもいい道端の石ころのようにしか思われていないだけなんです。そしてもし牙を
剥くならば、一切の躊躇なく、[ピーーー]、と……そう暗に示されたんだと、思います……」






御坂「……」

工山「……」

初春「……敵は、あまりにも大きく、強く、残忍で……幸せな世界にいる私達には、あま
りにも遠いんです……」

「私達は、猛獣が起きる前に、身を引くべきなんです……」






                    *


俺は飾利が何を言っているかが解っていた。

彼女は本当に強い子だ。……ホント、度胸があるよ。気付かれたら終わりだってのに。









マウスを押している長さで、モールス信号を作るなんてさ。

“時を待て”






続きは二週間後になるかもしれない……

やばい名前蘭に一月七日っていれるの忘れました……すいません


おつ

むぎのん3位なの?

>>37
しくりました。すいません



周りが一生懸命なのに
ミサカと一方さんときたら

コタツ最強

乙! 今日辺り来そうな予感!
このあとの展開は

学園都市が初春達に刺客を送り込んだ。追い詰められ絶対絶命な次の瞬間、耳障りな男の声が聞こえた。

「駄目だ駄目じゃん駄目なんですよぉ」

気付けば周りにいた刺客達だけでなく自分達まで地面に倒れ伏していた。。
部屋の中央には、この場には余りにも似つかわしくない白衣をまとった男が一人。

「ヤッホー、初めまして。一番手はこの俺、木原乱数ちゃんだぜー?」

学園都市の真の闇が、静かに牙を剥く。

って感じで一方通行さんから数多君を通して乱数君たち木原を味方につける展開にするのは無理ですかそうですよね失礼しました。

>>40
気持ち悪い

おいついた
敬語一方さん珍しかったし結構好きだったんだがなあ

いや、まだやります。でも現実で忙しすぎて……

見てくれてる方ありがとうございます。できれば今週中に投下したいと思います…

舞ってる

もう来ないのかな

こっからおもしろくなりそうだったのに終わってしまうん?

申し訳ございません。来週からまた長期休みなので、そこから書き始めたいと思います。html化依頼はまだ出さないで頂けると有難いです

話は最後まで考えてあり、プロットは出来ているのですが、何分その量が多く、また現実でごたごたが起きてしまいまして・・・

本当に申し訳ございません

俺は、続きが読めるなら問題ない
舞ってる

俺も、読きが続めるなら問題ない
舞ってる

     \  ぱしへろ(^p^)んだすwwwwwwwwwwww/ おんぎゃwwwwww
┣¨    \     r   ヾ          ./ いっしょにあそぶのれすwwww
        \  __|_| / ̄ ̄ ̄/    / あそぶのれすwwwwwwwwwwww
┃ おぎゃww / ̄\ \/    //  ./ あうーあーあーwwwwwwwwwwwwww
 おぎゃwwww|  ^p^ |\ ∧∧∧∧ /  もるもっこwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
━      \_/ <   池 >  ∧_∧ まんじゅあわーwwwwwwwwww

━┛   _,.ノ| r‐   <   沼 >  (  ^p^)  ぱしへろんだすwwwwwwww
,.へ   ,r''´  ⌒   < 予 し  > / 彡ミヽヽー、. /⌒ヽ
{三ヽ { 、   i  ,_,  <    か > / ./ ヽ、ヽ、 i(^p^ )  
─────────< 感 い >──────────

おぎゃwwwwwwww i⌒iスッ <   な >/⌒ヽあうあうあうあうあーwwww
   / ̄\  | 〈|スッ<  !!! い > ^p^ ) <(^q^)>   三
   | ^p^ | / .ノ||  /∨∨∨∨\   \  ( )   三
   ,\_// ii||||/ /⌒ヽ  //\ / ̄ ̄ ̄ ̄/あうあうーwww

 / ̄   / iii|||/\( ^p^ )//    \ .FMV  /_あうあうあーwwww
/ /\   / ̄/  \    /       \__/
| ̄ ̄ \ / /    ((|    | うぃくwwwwww   \ ぱしへろんだすwwwwwwwwww
      /   ((  |    |   うぃくwwwwww   \

50....(:⊂ ;) 1舞ってます!!

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