P「クリスマスだからこそ安価で行動」(149)

P「いやあれなんだ、クリスマスって言うとアイドル達も仕事が入るかもしれないし」

P「まあ皆しっかりオフだったわけなんだが」

P「一人事務所でいるのがさみしいわけではないんだ。うん」

P「よし!とりあえず>>5>>10だな!」

白髪になった小鳥

署名と捺印済みの婚姻届をつきつける

P「クリスマスに一人とか笑えないし、それに」

P「今まで抱えてたこの想い……」

P「音無さん……やっぱり、俺あなたのことが好きみたいです」

P「何かある度にもしかしたら、なんて思っては逃げてあっという間に年末……」

P「でも、もう我慢の限界です。俺も腹くくりました!」

P「ここに、署名と捺印済みの婚姻届がある。これをつきつけてやる!」

P「ダメならダメで当たって砕けろだ!! いざ!!」

ガチャッ

P「あ、ちょうどよかった! 音無さ……え?」

小鳥「……プロデューサーさん」

P「あ、いや、その、こ、これ!」

小鳥「……婚姻届?」

P「い、いやその前にどうして……」

P(ど、どうして白髪なんですかとは、聞きづらい……が)

小鳥「実は……>>17で」

病気

小鳥「そういう……病気なんです」

P「えっ……」

小鳥「最近髪が白くなってきた気がして、それで病院に行ったら……」

P「なんと……」

小鳥「でも、そんなに酷い病気じゃないんです」

P「でも……」

P(白髪になったから、というのもあるだろうが全体的にやつれて見える)

P(音無さんは常に事務で大変だもんな……)

P「あの、差支えなかったらどんな病気か詳しく教えてはもらえませんか……?」

小鳥「>>23

※コンマが大きいほど容態は重い

Pが近くにいればいるほど体調が悪くなる病気

小鳥「あっ……うぐっ……」

P「えっ? お、音無さん!?」

小鳥「だ、ダメ……」

P「なっ……」

小鳥「ごめ……なさい……」ダッ

バタン

P「音無、さ……どうして」

プルル

P「はい……音無さん!?」

小鳥「その、ごめんなさい……」

P「一体何が……」

小鳥「本当に、すみません……」

P「大丈夫ですから、話してもらえますか?」

小鳥「実は……私、病気って言いましたよね?」

P「……はい」

小鳥「私、プロデューサーさんのことすごく尊敬してたんです」

P「え?」

小鳥「アイドル達と仲良く接して、それでいて仕事もテキパキこなせて」

P「……」

小鳥「憧れてました。だからこそ、私も頑張らなきゃなって思ったんですけど」

小鳥「私にはそんな力、無かったみたいで……ある時すごく頭が痛くて病院に行ったんです」

小鳥「その時は過労だ、って言われたんです。でも、また痛むようなら見せてくれ、と」

P「それで……」

小鳥「昨日行ってきたんです。そしたら……うぅ……」

P「大丈夫です、音無さん」

小鳥「……精神性脱色毛症候群」

P「それは……」

小鳥「過労などからくるストレスが原因で、髪の毛の色素が抜け落ちてしまうという病気、だそうです……」

小鳥「しかも、それだけじゃなくて。ストレスの原因になることがあると、頭痛やめまい、吐き気まで併発しちゃうんです」

P「……どういうことですか」

小鳥「ここまで来たので、はっきり言いますね」

P「……はい」

小鳥「この病気はプロデューサーさんの近くにいればいるほど重くなるんです」

P「そん……な……」

小鳥「……まだ社長にも話してません」

P「なんで……なんで俺なんですか!」

小鳥「さっきも言いましたよね……私は、プロデューサーさんみたいになりたくて頑張ってたんです」

小鳥「だから……そう望まなくても、プロデューサーさんを見ると頑張ろうと脳が負担がかかってしまう、っていう……」

P「……直す方法はないんですか」

小鳥「時間をかけて、脳が無意識的にそう反応しなくなるまで生活するしかない、と」

小鳥「一度色が抜けてしまうと戻らないですけど、それ以外は健康であれば時間が経てば黒髪が生えてくるらしいですし」

P「……」

小鳥「……プロデューサーさん」

P「……なんですか」

小鳥「さっきの、婚姻届ですよね?」

P「……はい」

小鳥「私に、ですか?」

P「そうですよ」

小鳥「……嬉しいな」

P「……本当、ですか?」

小鳥「だから、言ってるじゃないですか。憧れ、なんて言ってますけど。ここまで言わせるんですか?」

P「あ、いや……そうだったんですね……」

小鳥「……本当は、面と向かって言いたかったです」

P「……」ギュッ

小鳥「私、平気に見えますか? って、電話越しじゃわからないですよね」

小鳥「これでも、辛いんですよ? だって、しばらくプロデューサーさんの顔見られないなんて」

小鳥「さっきだって、びっくりしちゃいました。しばらく、会えない……なんて言おう」

小鳥「そうやって考えて事務所についたら、プロデューサーさんが。でも、その瞬間何かで殴られたみたいな衝撃が」

P「……」

小鳥「とっさに、逃げちゃいましたけど、すごく悲しかった。あぁ、本当に私……しばらくプロデューサーさんと会えないんだって」

小鳥「それなのに、こんなタイミングで婚姻届なんて卑怯すぎますよ」

P(小鳥さんの声が、どんどんかすれてく)

小鳥「今までそんなそぶり見せてくれなかったじゃないですか」

P「それは、恥ずかしくて……」

小鳥「男のくせに」

P「……すみません」

小鳥「ふふっ……あぁもう、なんだろうなぁ」

P「……泣かないでください」

小鳥「泣いてませんよ」

P「……」

小鳥「泣いてませんから」

P「音無さん、>>38

1.俺と一緒に病気を治しましょう
2.俺事務所やめます
3.病気が治ってからでいいから結婚してください
4.白髪は流石にないので婚姻届もなかったことに

1

P「俺と一緒に病気を治しましょう」

小鳥「……え?」

P「今一度聞きます、というか言わせてください」

P「俺は、音無さんのことが好きです。結婚を前提にお付き合いを!」

小鳥「……あはは、ありがとうございます」

P「……答えは」

小鳥「……ぜひ、と言いたいところですけど」

P「病気のことですか?」

小鳥「……」

P「音無さんは、俺のことどれだけ好きですか?」

小鳥「え? あ、いや、それは……」

P「少なくとも、俺はそんな病気に負けるようなちっぽけな気持ちじゃない」

P「音無さんは、辛いかもしれない。でも、俺が原因なら一緒に過ごしていればよりいい方法が見つかるかもしれない」

P「辛かったら、俺が支えます。だから」

小鳥「プロデューサーさん……」

P「そんなこと言っても、戦うのは音無さんですから」

P「……もし、その気持ちがあるなら」

P「事務所で待ってます」

P「来てすぐ、倒れそうになっても支えてみせます」

小鳥「グスッ……」

P「……待ってますから」

プッ……ツーツー

P「……やれるだけのことはやった」


ガチャッ

P「!!」

>>46

※出来れば765プロから

目に光のない春香

春香「おはようございます」

P「……春香か」

春香「……」

P「あぁいやすまん。どうかしたのか、今日は休みだろう?」

春香「……」

P「春香?」

春香「……プロデューサーさん」

P「なんだ?」

春香「>>57

ゲームのやりすぎで寝不足になっちゃいました

春香「あ、ごめんなさいぼーっとしてました」

P「大丈夫か?」

春香「ちょっとゲームのやりすぎで目が……」

P「ほう、春香がゲームなんて珍しいな」

春香「いやぁ、なんていうか友達から教えてもらったゲームにハマっちゃいまして……」

P「通りで。なんていうか目が死んでるっていうか、疲れてるように見えるぞ」

春香「あはは……」

P「ほどほどにしておけよ?仕事に差支えたらシャレじゃすまないだろう」

春香「わかってますよ~、でもたまの休みくらいいいじゃないですか!」

P「まあ確かにな。それはそうと、それなら家でゆっくりしていればよかっただろうに、どうして事務所に?」

春香「あ、それは>>68で」

Pさんからゲームのイベントで走るために必要なお金をもらうため

春香「そのゲーム、意外とお金かかるんですよ……」

P「ん?」

春香「まあ走り回ればなんとかやりくりできるんですけど」

春香「やっぱりランカーがウザったいって言うか……こっちも無課金で舐められるのも癪なので」

P「春香?」

春香「ちょっと、5000円くらいでいいので、どうですか?」

P「……」

春香「お願いします!」

P「そのかわり、ちゃんと寝るんだぞ?」

春香「わぁ! ほ、本当にいいんですか!?」

P「あぁ。ただこれっきりだからな」

春香「ありがとうございます!! それじゃ!」

P「……悪い方向に行かなければいいが」

ガチャッ

>>76

黒井と飲んでベロンベロンの社長

高木「ふっふっふ……おや?」

P「社長?」

高木「おー!キミか!あっはっは!これはこれはご苦労様!」

P「……もしかして飲んでます?」

高木「いやいや!私はそんなに飲めないのだがね、あいつがすっかり飲ませるもんだからもうつい!」

高木「しかしいいねぇ、世間はクリスマス!君はそんな中、お仕事?いやぁ泣かせるねェ!感心感心!」

P(あぁ、この酔っ払いのノリ面倒くさい……)

P「黒井社長と飲んできたんですか?」

高木「あぁうん、そうなんだよ」

P(想像できないな……)

P「その、黒井社長って飲んだらどうなるんですか?」

高木「ん?あぁ、黒井は飲むといつも>>81だ」

全裸でその辺の人に説教する

~回想~

高木「いやいやもう飲めんって!」

黒井「そんなことを言うな、せっかくこの私がおごってやると言ってるんだ!」

高木「全くお前は変わらんな!」

黒井「そういうお前は全く持って酒癖が悪い……いつもの生真面目さはどこに……」

高木「まあまあそういうな!ほら、次なら次行くぞ!」

黒井「そうだな、この辺の店で……ん」

カップル「キャハハ!!」

黒井「……おいそこの」

男「ん?誰このおっさん?」

黒井「そこに居ては、通れないだろう」

女「え、何こいつ超ウケルんだけど!」

男「酔っぱらっててわけんねーの?いや、俺たち座ってるだけだし?ちょっと避けりゃ、通れるじゃん?」

黒井「なんだその口の利き方は……」スッ

高木(ん、あぁ、また黒井の悪い癖か)

黒井「だいたい貴様らのような若い者がしっかりしていないから今の世の中はクズだらけになる」

男「おいおい、スーツ脱いでどうした?やろうってのか?」

黒井「何をだ。私は自ら手を汚すことなどしない。それよりいいか、聞け」ススッ

女「ちょ、ちょっとこのおっさん何なのよ……うわっ、上裸とか寒そ!頭おかしいんじゃないの!」

黒井「お前もだ女!そんなチャラチャラした格好で夜ウロチョロと目障りな……」

男「何なんだよお前さ、酔っ払いはさっさと帰るか通れよ。もう俺たち消えるからよ」

黒井「いやダメだ、貴様らは根性が曲がっている。私くらいになるとだな……」スススッ

女「きゃ、きゃああ!!な、何なのよ!!氏ね変態!!」

高木(もう黒井はパンツ一丁の状態か……だが、ここまで来てはもう止められまい)

黒井「そうやって騒ぎ立てればなんとかなると思ったか、この屑が。いいかよく聞け」

黒井「若者はすぐ人を見下すが、それは私たちのようなものでなければしてはならない」

黒井「ある程度力をもったものができることだ。それがなんだ、貴様らのような親のすねをかじって生きているような輩に」

黒井「とやかく言われて従っている親も親、大人も大人だ。いいか、お前らの用はガキは」スッ

黒井「私を見習うことだ!!」チーン

ピーポーピーポー
――

――

高木「まあ基本的にそんな感じだ、はっはっは」

P「いや、それってまずいんじゃ……」

高木「何、その界隈では黒井は有名人だ。それにパトカーがタクシー代わりにもなるし結構便利なのだよ」

P(もうこの人たちはダメかもしれない)

高木「ふむ、私も眠くなってきた。それでは失礼するとするよ」

P「あ、はい。お疲れ様です」

バタン

P「……ふぅ」

P「……音無さんを待ってたらいろんな人がくるな」

P「もう、こんな時間だ。あんなこと言っても、流石に怖いよな」

P「……怖がっていても、それが俺のせいだってわかったら俺だって抱きしめてあげられるかわからない」

P「それでも、俺は日付が変わるまでは音無さんを待つ」

ガチャッ

>>95

千川ちひろ

ちひろ「あら?」

P「あ、えっと……」

ちひろ「ごめんなさい、間違えちゃったみたいで」

P「あ、そうですか」

P(でも、なんだか初めて会った気がしない……)

ちひろ「……」

P「えっと、まだ何か?」

ちひろ「>>110

1.私とは違う、事務員さんが苦しんでいます。それを伝えに来ました
2.私が本当の事務員です

1

ちひろ「私とは違う事務員さんが苦しんでいます。それを伝えに来ました」

P「え?」

ちひろ「……きっと私とは住む世界が違う」

ちひろ「でも、私は貴方を見たことがある」

ちひろ「本当なら事務員は私だって言いたい」

ちひろ「でも、きっとあなたはこっちの世界の人なんですよね」

ちひろ「私を通して、事務員さんが訴えかけてきたんです」

P「な、何を言ってるか……」

ちひろ「ごめんなさい、やっぱり間違えちゃったみたいなので」

P「あ、あの……」

ちひろ「それじゃ、別の世界でお会いしましょう? プロデューサーさん」

バタン

P「……苦しんでる」

P「……電話、してみるか」

プルルル

P「……もしもし」

小鳥「……はい」

P「音無さんですか?」

小鳥「はい……」

P「その、なんといいますか」

小鳥「ごめんなさい……私……」

小鳥「何度もチャンスはあったと思うんです……」

小鳥「でも、他の人に見られたらって思うと……それに、やっぱりまだ怖くて……」

P「……音無さん」

小鳥「ごめんなさい、あんなに励ましてもらったのに……」

小鳥「あんな言葉まで、受け取ったのに……」

P「>>117

1.会いたいんです
2.それなら無理しないでください
3.なら、会いに行きます
4.それで無理なら、もう諦めましょうか

3

P「なら、会いに行きます」

小鳥「えっ……」

P「今どこにいますか?」

小鳥「で、でも……」

P「怖いと思います。でも、じっとしてなんかいられなくて」

小鳥「……」

P「音無さん」

小鳥「……自宅に一番近い駅は……○○です」

P「わかりました」

小鳥「でもやっぱり!」

P「なら、このまま電話をつないだまま」

小鳥「プロデューサーさん……」

P「……急がないと、日が変わっちゃいますからもう出ますね」

小鳥「どうして、そこまで……」

P「わざわざ言わせるんですか?」

小鳥「……怖いんです。プロデューサーさんに会いたい」

小鳥「でも、会ってまた……それよりもっとひどい拒絶反応が出たらどうしようって」

小鳥「……それに、こんな顔で、髪で」

P「髪や顔は気にしないでください」

P「それは、女の人にしたら辛いかもしれないですし、音無さんはまた格別に綺麗だから」

P「でも、俺は気にしないですよ」

小鳥「……なんでそんなに優しくするんですか」

小鳥「もう、いい加減にしてください……」

P「……俺は、音無さんのことが」

小鳥「……もういいです切ります」

P「え?ちょ、ちょっと」

小鳥「近くに公園があります」

P「え?」

小鳥「早く、着てください……」

プツッ……ツーツー

P「この駅から一番近い公園……」

P「……寒いなぁ、こんな中外で待ってたら風邪を引いてしまうかもしれない」

P「あっ、あの人影かな、おーい……って、近づいたら……」

プルルル

小鳥「……はい」

P「……見えますか?」

小鳥「……見えますよ、影だけで顔は見えませんけど……痛っ……」

P「だ、大丈夫ですか!?」

小鳥「あはは……プロデューサーさんがそこにいるって思ったら、また頭が……」

P「……少しずつ、近づきますから」

小鳥「……プロデューサーさん、怖いです」

P「大丈夫……大丈夫ですから」

小鳥「あっ、痛っ……」

P「音無さん、しっかり……俺の声、聞こえますか。俺の影が、見えますか」

小鳥「見え……ますよ……もう少しで、見えそう……うあっ……」

P「もう少し……もう少しですから……」

小鳥「プロデューサーさん……プロデュー……」

P「音無さん……もう少し……」

小鳥「……プロ……」

ドサッ

P「おとっ……! 音無さん!!」バッ


P「……音無さん」

小鳥「痛い……苦しい、です……あぁ……」

P「……ごめんなさい、俺のせいで、こんなに辛い思いをさせて」

小鳥「本当に、今……すっごく苦しくて、息をするのも、辛くて」

P「……」

小鳥「今すぐ、プロデューサーさん、には……離れて欲しい」

P「……」

小鳥「でも、それ以上に……私は、プロデューサーさんのことが……」

P「音無さん……? 音無さん!!」

P(俺のせいで……)

P(まさか、もう二度と起きないなんてことはないだろうか?)

P(しかし、あそこまで拒否反応が出ていたのに直接触れてしまった)

P(……もしそうだったら、俺はもう)



小鳥「……雪」

P「え? 本当だ……音無さん」

小鳥「……綺麗」

P「……」

P(……さっきまでの苦しそうな表情は消えて)

P(俺に抱きかかえられたまま、空を見上げた音無さんはそれでも相変わらずやつれた顔で)

P(顔や髪に落ちては消える雪が、音無さんみたいで)

P「……ぐっ」

小鳥「……プロデューサーさん?」

P「ごめんなさい……俺、偉そうなこと言って、自分が一番怖がってたんです……」

小鳥「……」

P「……なのに、流れに任せて結局は音無さん任せで」

P「最低ですよ……」

スッ

小鳥「そんなこと……ないです……」

P「音無……さん……」

小鳥「プロデューサーさんは、ここまで来てくれたじゃないですか」

小鳥「私も、よくわかりません。でも、今こうやって普通に話せてる。触れてる」

小鳥「それだけでもう、私は幸せですよ?」

P「音無、さん……」

小鳥「……プロデューサーさん」


P(雪はあっという間に降りつもりあたりを真っ白に染め上げた)

P(ずっと同じ体勢だったため、俺の頭や背中、音無さんの顔にも、ある程度の雪が)

P(互いに見つめあったまま、俺は音無さんのちょうど唇のあたりに積もっていた雪を)

P(忌々しい病とともに、消した)

――

小鳥「……」

P「……」

小鳥「……もう、大丈夫ですかね」

P「きっと、大丈夫だと思いますよ」

小鳥「どうしてそんなことが言い切れるんですか?」

P「……今日が何の日かご存知ですか?」

小鳥「……クリスマス」

P「間に合って良かった。きっと、サンタの贈り物です」

小鳥「本当に……そうですよね、この病気が治ったのはクリスマスの奇跡としか……」

P「いえ、俺が贈り物だ、って思ったのは病気の方です」

小鳥「えっ?」

P「だって、病気が無かったら俺たちが今こうして一緒に居ることも、なかったかもしれない」

小鳥「……そういう考えもありますか」

P「さぁ、どうでしょう?」

小鳥「その前に、このままじゃ二人とも風邪を引いちゃいます。それもサンタさんからの贈り物、って言いますか?」

P「あはは、勘弁してください」

小鳥「……その時は、暖めてもらいますけど」

P「え?何か言いました?」

小鳥「なんでもないですっ!」

P「……でも、本当によかった」

小鳥「……さ、帰りましょ!」

P「そうですね、それじゃまた」

小鳥「何を言ってるんですか、事務所にですよ」

P「え? いや、自宅に帰るんじゃ」

小鳥「自宅に帰ったって何もないです。それに、事務所に忘れものしちゃってて」

P「忘れもの?」

小鳥「ふふっ、ちゃんと持ってきたんですよ、実印」

P「……なるほど」

小鳥「これからも、よろしくお願いしますね、プロデューサーさん!」    完

終盤安価関係ないし序盤は行動してないしっていうね
安価&支援サンクス 何はともあれお前らにメリークリスマス

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