黒猫「…パチスロに行くわよ」(116)

―クリスマスイヴ2週間前―

黒猫「くっ………なんてこと」

黒猫「もうすぐクリスマスだというのに、財布に五千円しかないわ………」

黒猫「バイト代が入っても冬コミもあるし、どう計算しても先輩のプレゼントとの両立は無理ね」

黒猫(でも、このままでは、桐乃に先輩を取られてしまう)

黒猫「どうすれば……………はっ!」

黒猫「ふ…ふっ、そう。そうね………やるしかないわ」

黒猫「…パチスロを」

商店街~某パチンコ店

黒猫(不覚っ!!)

黒猫(新装開店というから来てみたけど、道に迷ってオープンに間に合わなかった……)

黒猫「困ったわね……打つつもりだった、本命のコードギアスは満席だわ」

黒猫「我が闇の力を最大限に発揮できる機種がコードギアスだというのに………」

黒猫「北斗の拳などの主要機種も、ほぼ埋まってしまっているし」

黒猫「…………」ブラブラ

黒猫「……バラエティコーナーに一台だけモンキーターンが空いてるわね」

黒猫「ふふっ……いいわ、遊んであげる」

黒猫「座ってみたものの、久しくこの台とも戯れていないから、少し記憶が曖昧ね」

黒猫「……とはいえ、もとより私の全財産は五千円なのだから、当たらなければ知識など意味はない」

黒猫「いくわ」スッ

ウィーン…カタカタカタカタッ

チャリチャリチャリ

黒猫「勝負よ、波多野」カコッ

黒猫「……」タンタンタン

黒猫「……」ペシ…カコッ…タンタンタン

黒猫「………」

黒猫「何も起きないわね」ペシ…カコッ…タンタンタン

黒猫「………」

黒猫(ちょ、ちょっと不安になってきたわ)

黒猫「投資はすでに四千円目。……これ以上アクションがなければ、非常にまずいわね」ペシ…カコッ…タンタンタン

黒猫「…………」ユウシュツモードッ!!

黒猫「…ふっ、きたわ。これでこなければ、この台は間違いなく糞台と言う事よ」

黒猫「……」ペシ…カコッ…タンタンタン

カキーン……ブォン

黒猫「……」ペシ…カコッ…タンタンタン

カキーン……ブォン

黒猫「……」ペシ…カコッ…タンタンタン

カキーン……ブォン

黒猫「ふふふ……赤オーラまで行くとは、やはり間違いないわ」ペシ…カコッ…タンタンタン

黒猫「この前兆は…本物よ」

ウィーン…カタカタカタカタ

黒猫(コイン持ちが悪くて、死にそうよ)グスッ

黒猫「……」ショウブダ…ハタノ

黒猫「なっ…ここで、榎木さんですって?」

黒猫「くっ………赤オーラで外すわけにはいかないわ」

黒猫「………」ペシ…カコッ…タンタンタン

黒猫「………」

黒猫「……」エスジーラッシュカクテイッ

黒猫「ふっ……当然の勝利ね」ドキドキ

二時間後

黒猫「ふふふっ…いい調子よ」

黒猫「現在、約二千枚ほど。このARTが伸びれば、三千枚も夢ではないわ」

prrrr

黒猫「電話?誰かしら」

液晶――桐乃

黒猫「もしもし……いったい何の用かしら?今、すこし手が離せないのだけれど」

桐乃『もしもし?いやぁー、あんたが今なにしてんのかなーって。どうせヒマなんでしょ?だったらさ、』

黒猫「暇じゃないわ。今、忙しいと言ったばかりじゃない。耳が腐っているの?」

桐乃『むっ…。てか、あんたの声、ビミョーに聞こえにくいんだケド』

桐乃『アンタ、いまどこにいんの?』

黒猫「ふ……っ」

黒猫「大多数の愚者の亡骸と、一握りの栄光を掴む堕天聖が共存する、混沌たる戦場、」

桐乃『なに言ってるかちょっと分かんないから、日本語でしゃべって』

黒猫「………パチンコ屋よ」

一時間後

桐乃「うわぁ、すっごいとこ……。チョーうるさいし」

黒猫「だから来なくていいと言ったのよ」

桐乃「あれ?あんたが、ボッチで寂しいから、あたしに来てほしいって言ったんじゃなかったっけ?」

黒猫「そんな台詞を口にした記憶はないわね」

黒猫「はぁ……。というより、目立つから座りなさい。ちょうど隣が空いてるわ」

桐乃「ん。でもこの筐体、あんたのやってるやつと違うね?」

黒猫「それは、ジャグラーよ。私のメダルを一箱あげるから適当に遊んでなさいな」

桐乃「マジで!?いいのっ?」

黒猫「言いといってるでしょう。その代わり、増えたらちゃんと返しなさい」

桐乃「あ、あたし、入り口の近くにあったアイマスのスロットやりたいんだけど!!」

黒猫「駄目よ」

桐乃「えぇ~~~ッ!?なんで?」

黒猫「あれは、糞台以外の何物でもないわ。ドMとマニアと無職とニートしか打たない駄作」

桐乃「ア、アイマスは神ゲーだっての!」

黒猫「でも続編では爆死したじゃない」

桐乃「う……ッ!あ、あれは、ジュピターが悪いんだって!!」

黒猫「ふっ、カプ厨の戯言ね」

黒猫「いまだにジュピターの責任だと思っている情弱がいたことに驚きだわ」

桐乃「つーか、そもそもアイマス2は爆死してないしっ!」

店員「あの、お客様」

桐乃「ふぇ!?」

店員「申し訳ございません。大変失礼ですが、年齢確認のできるものを提示していただいてもよろしいでしょうか?」

桐乃「う…え、えっとぉ、その、」

黒猫「これでいいかしら」スッ

店員「はい、保険証ですね。拝見させていただきます」

黒猫「………」

店員「……はい、大変失礼いたしました。お返しいたします」

黒猫「こちらの連れもいいかしら?今日は身分証を持ち合わせていないの」

店員「お連れ様の年齢もご一緒でしょうか?」

黒猫「そうよ。明らかにこの女の方が老けて見えるでしょう?」

桐乃「ちょっ、あ、あんたねぇ…ッ」

黒猫「黙りなさい。莫迦と思われるわよ」

店員「じぃ~~~。……了解いたしました。それでは、ごゆっくりとお楽しみください」ペコリ

桐乃「あ、あれ?………納得された」

黒猫「ふ………さすがビッチね」

桐乃「う、うっさい!てか、アンタさっきの保険証どうなってんの?」

黒猫「偽造よ」

桐乃「偽造なの!?」

黒猫「我が闇の力をもってすれば、生年月日の改竄など容易いこと」

桐乃「いや……あんた、それはマジヤバイって」

黒猫「さあ、ゲームの続きを始めましょう」

桐乃「ダメだ、こいつ………」

桐乃「…えっと、ここの穴にメダルを入れればいいの?」

黒猫「そうよ。基本的に三枚投入してレバーを叩いて、ボタンを止める。それだけの仕事よ」

桐乃「ふーん。…ここに入れって、と」チャリ…チャリ…

バラバラ

桐乃「あっ…!いっぱいこぼしちゃった……」アセアセ

黒猫「最初は皆そんなものよ。拾ってあげるから、あなたはそのまま続けなさい」

桐乃「う、うん。えっと……つぎはレバーを叩く、と………えいっ」カコッ

………ペカ

黒猫「……な、なんですって……あろうことか1ゲームペカなんて…」

黒猫「しかも、ウェイト終了ペカなんて……っ」…ワナワナ

桐乃「えっとぉ……なんか光ってるけど、どうすればいいの?」

黒猫「ふ、ふふふ………さすが、熾天使……と、言ったところかしらね」

黒猫「ここでも、才能の差を見せ付けられるとは………なんだか無性に腹が立ってきたわ」

桐乃「おーい。戻ってこーい」

桐乃「……ねぇ、あんたさっきから真剣な顔してどうしたの?」

黒猫「集中してるから黙ってて。気が散るわ」

黒猫「今、ART中なのよ………ART中に上乗せすることがこの台で重要なの」

桐乃「ふぅん。なんか、そっちの方が面白そうカモ……変わってくんない?」

黒猫「厭よ」

黒猫「ART中に変わるわけがないでしょう。莫迦なの?大人しくネジネジしてなさい」

桐乃「だって~!…このピエロ飽きちゃったんだもん」ムスッ…

黒猫「静かに……」

黒猫「………来る」カコッ

プチュン……

黒猫「……っふ……固まったわ」ミセテヤル…

桐乃「あんた台、壊したんじゃーん?」オレノサイコウノターンヲッ…

黒猫「違うわ。……フリーズよ」キュウキョクブイモンキーッ!

ピーリリリリリーッ

桐乃「ふりーず?」

黒猫「く…くくくくっ」

黒猫「さぁ………盛り上げってきたわよ」

―レシート…四千枚over

桐乃「いっぱい出たねっ!!」

黒猫「……あなた、本当に発言がビッチね。先輩がドギマギする理由が少し分かったわ」

桐乃「?なんのこと?」

黒猫「さあ?」

桐乃「でも、あっさり止めちゃってよかったの?もっと出たかもしんないのに」

黒猫「勝負事は引き際が肝心よ。設定も曖昧だし、あれ以上追っても醜態を曝すだけだわ」

桐乃「ふーん」

黒猫「さて、次はパチンコをしましょうか」

桐乃「うえっ…まだやるの?」

黒猫「当然でしょう。勝てる時に勝っておくのが、勝負における駆け引きの鉄則よ」

桐乃「あんた、さっきと言ってることちがくない?」

黒猫「ふ、心配はいらないわ。桐乃がいれば負けるビジョンが見当たらないの」

黒猫「そうね。あなたは私にとって、さながら勝利の女神………と、言ったところかしら?」

桐乃「なッ、なに恥ずかしいことゆっちゃってんの!?ばかじゃん?」

桐乃「あ、あんた京介だけじゃなくて、あたしまで攻略するつもりなワケ!?」

黒猫「私にそっちの気はないけれど。すぐにそういう妄想をするところがエロゲ脳なのよ、あなたは」

桐乃「~~~っ!!」

黒猫「さあ、行きましょう。混沌の渦巻く欲望の〝海〟へ」

―――――

黒猫「ふう……駄目ね。思ったより回らないわ」

桐乃「……目が回りそう」

黒猫「あ、あなた!いったい何をしているの」

桐乃「へ?」

黒猫「保留が4つ点灯しているのに……」

黒猫「何を打ちっぱなしにしているの!!」

桐乃「え?ダメなの?」

黒猫「この大莫迦!」

桐乃「パチンコ代は、あたしがお金出してるんだから別にいいじゃん」

黒猫「いいわけないでしょうっ」

黒猫「よく聞きなさい。…パチンコというのはね」

黒猫「当たりやすい、当たりにくいというのは、同じ機種ではないの」

黒猫「いかに投資を抑えて、より回る台を探して、止め打ちなどの技術を駆使して、」

スーパーラッキー

桐乃「あ、当たったみたい」

桐乃「えっと……なんの話だっけ?聞いてなかったや」

黒猫「………」

ちょっと飯食ってきます

ラストー!

もう一回っ

桐乃「ふんふんふーん♪」ジャラジャラ

黒猫「……」

桐乃「ねぇー、なんであんたの台は当たらないわけ?」

黒猫「う、五月蝿いわね……今は我慢の時なのよ」

桐乃「ふうん。でも、さっきからあたしの箱使いまくってるよね?」

桐乃「あたしがせっかく10連チャン……っていうの?いっぱい出してるのにさァ~」

黒猫「くっ………共有というのはね、こういうものなのよ…覚えておきなさい」

桐乃「いいわけはいいからさァ、早く当てなさいよー」

黒猫「ま、待ってなさい……今から念を送って、すぐにでも当てて見せるわ……!」

黒猫「ぐ…ぐぐ……」

リーチッ

サァーーッ

黒猫「き、きたわ。魚群予告」

黒猫「しかも、マリンの1×9ダブル!!桐乃見なさいっ…この流れなら間違いないわ!!」ペシペシッ

プリッ
……ゴメンネ?

黒猫「……」

桐乃「ぷぷっ!だっさ~ァ」

黒猫「………」

黒猫「れ、連チャンも終わったし、台移動しましょうか」

桐乃「え~。まだ出ると思うんだケド」

黒猫「いいから行くわよ」

桐乃「ぷっ、一回も当たらなかったから悔しいんでしょ~?」

黒猫「ち、違うわ。こ、これはその……今日は、私の相性が〝海〟ではなかったというだけのことよ」

桐乃「はいはい。じゃー次はなに打つの?」

黒猫「そうね」

黒猫「少し巡回してみましょう」

桐乃「オッケー。てか、後でパチンコ代は返してよね」

黒猫「分かってるわよ」

テクテク…テクテク…

黒猫「はっ…!あれは、まさか」

桐乃「どうしたの?」

黒猫「初代慶次……。まだ現役で稼動していたなんて」

桐乃「慶次って、北斗の拳とか描いてる人の漫画だっけ?」

黒猫「そうよ。慶次といえば最近は戦国バサラなんかでハブられたり、なかなか酷い扱いを受けてるらしいわ」

黒猫「この花の慶次といえば、漫画化にあたって脚色された部分もあるけれど、概ね史実に創られてるらしいわ」

桐乃「へぇ~。あたしは、こういう漫画あんまキョーミないけどね」

桐乃「でも京介って結構バトル漫画読んでるんだよね。イヴにプレゼントしたら喜ぶかなぁ?……にへへ」

黒猫(この女、先輩の話になるとすぐに顔がにやけ始めたわ。はしたない雌ね)

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■民団のホームページより… 5,職業状況
総数 636,548人⇒その内、【 無職 462,611人 】 在日韓国人の72%が 『 無 職 』
(ネットで騒がれて以降、民団の公式サイトから削除された)
魚拓 http://s04.megalodon.jp/2008-1229-0147-53/www.mindan.org//toukei.php

■在日外国人の生活保護需給率は日本人の約3倍。
うち3分の2は「朝鮮半島出身者」。

「昨年12月の速報値によると、全生活保護受給者数は208万7092人で、外国人
の生活保護受給者数は7万3493人。日本の人口は約1億2000万人、受給資格を
有する在日外国人数は137万人なので、全体に占める割合は1・6%と5・5%に
なる」

黒猫「言っておくけど、花の慶次はバトル漫画ではないわよ」

桐乃「え、そうなの?」

黒猫「どちらかというと歴史系統……かしら」

桐乃「あ~じゃあダメだ~。あいつバカだし、そういうの読まないよねぇ」

黒猫(……そういえばさっき、桐乃はイヴにって言ってたけど、まさかもう先約を!?)

黒猫「あ、あのね桐乃」

桐乃「ん?なぁに」

黒猫「その………ここは五月蝿いし、場所を変えましょうか」

桐乃「パチンコはもういいの?」

黒猫「…き、気が変わったの。玉を流して出ましょう」

桐乃「う、うん」

―喫茶店

黒猫「ホット」

桐乃「あたしは、ホットミルクティーで」

店員「かしこまりました」

桐乃「ねぇ、さっき言いかけてたことってなに?」

黒猫「……あなた、イヴはどうするの?」

桐乃「イヴ?予定のこと?」

黒猫「…そうよ。去年は先輩と過ごしたのでしょう?こ、今年は?」

桐乃「んー?にひひっ………京介とぉ、デートするかな…」

黒猫「っ……本当なの?」

桐乃「なんて、ウソウソ。まだ決まってないって」

黒猫「う、嘘なの?」

桐乃「ビックリしたっしょ~?うひひっ」

黒猫「そう……。まぁいいわ。じゃあプレゼントはするつもりなのかしら?」

桐乃「あ・た・し」

黒猫「?……あたし?」

桐乃「そ。あたし」

黒猫「そ、それは、どういう意味かしらっ?と、とんでもない誤解を招く言い方だけど?」

桐乃「実はさ、あたしと京介いま付き合ってるんだ~」

黒猫「!?つ、付き合って…」

桐乃「そう、だからイヴには京介にあたしをプレゼントしよっかなー…なんて」

黒猫「………」

桐乃「兄貴にはいつも助けてもらってるしさ、ご褒美…ってワケじゃないけど」

桐乃「あたしの初めてをあげれば、喜んでくれるかなぁ……って」

黒猫「……そう」

黒猫「帰るわ」

桐乃「え、黒猫?ちょ、待ちなさいよっ!」


私はこれ以上、桐乃の話を聞いていられなくなり、逃げるように喫茶店を飛び出した――

電車内

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

黒猫(……レシート)

黒猫(交換し忘れたわね)

数年後

雷撃文庫編集部―面接会場

職員「―では、特技などありましたら教えていただけますか?」

瑠璃「はい。ビタ押しと、止め打ちが得意技です」

職員「はい?ビタオシ?トメウチ?」

職員「失礼ですが、前職は何をされていましたか?」

瑠璃「っふ………パチプロよ」

―――――――――――

黒猫「――という感じの同人を、冬コミで出そうと思うのだけれど、どうかしら?」

京介「いやいや、『どうかしら?』じゃねぇよ!?」

黒猫「タイトルは【ベルフェゴールの深淵】よ」

京介「ベルフェゴールさん登場してなかったじゃねーか」

黒猫「駄目?」

京介「却下だ、却下。話の設定がダークすぎる。おまえが引き返せないレベルの暗黒面に堕ちてるしよ」

京介「………それに俺と妹が、なんて……あ、ありえねーだろっ」

黒猫「あら?私はてっきり先輩が、妹をそういう目で見ているものだとばかり思っていたわ」

京介「おまえって奴は、人をなんだと思ってやがる!?」

黒猫「どうしようもないシスコンでしょう?違ったかしら?」

京介「ぐっ……ち、ちがわねーけど………」

京介「おい、おまえも黒猫になんとか言ってくれ」

京介「話の中とはいえ、おまえも俺たちがモデルの兄妹が――ア、アレする、なんてのは嫌だろ……?」

桐乃「………別にいいと思うケド」ボソッ

京介「はぁ!?」

桐乃「だ、だって、これはあくまで創作じゃん?」

京介「いや、そりゃそうだけどよ……」

桐乃「あたしだってっ!現実の兄妹が、なんて……あ、ありえないとは思うけどぉ?」

桐乃「……これは同人だし?黒いののサークル活動だし?好きにすればいいって………、思う」

京介「そ、そうか?……まぁおまえがそう言うなら、俺もいい………のか?」

黒猫「決まりね」

黒猫「では早速だけど、そこのシスコンブラコン兄妹」

黒猫「濡れ場の構図を取りたいから、そこで抱き合ってくれるかしら?」

二人「「できるかッッ!!!!」」

黒猫「………理想の世界に至るには、まだまだ先が長そうね」


こうして、私たちの聖夜は賑やかに過ぎていくのだった―――


              ~fin~

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