勇太「彼女持ちでも恋がしたい!」 (9)

勇太「はあ……」

勇太(六花と付き合って随分経つけど……最近、なんかマンネリ化してきたな)

勇太(最初は一緒にいるだけでドキドキしてたのに……今じゃ時々煩わしく感じる)

勇太(そろそろ限界、かな……)

森夏「どうしたの? そんな大きなため息ついて」

勇太「丹生谷……」

勇太(そういえば、最初は丹生谷に憧れてたんだよな……)

森夏「……?」

勇太「まあ、ちょっとな」

森夏「あっ、分かった。小鳥遊さんの事でしょ」

勇太「えっ……」

森夏「もしかして、最近うまくいってない、とか?」

勇太「ま、まあね……」

森夏「えっ、ほんとに!?」

勇太「……な、なあ、丹生谷。その六花の事で相談があるんだけど、今日放課後空いてる?」

森夏「そういう事なら任せなさい! 相談くらいいくらでも乗るわよ」

勇太「助かるよ。じゃあ、放課後に俺の家に来てくれないか」

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