アスカ「ちょっとミサト!何なのよあの鈴原って子は!!」(243)

サクラ「碇さん、お食事の時間ですよ」

シンジ「あ、はい…」

サクラ「じゃ、あーんして下さい」

シンジ「あ、いや、じ、自分で食べられますから…」

サクラ「そない遠慮せんでもええんですよ?これも医官の仕事なんですから」

シンジ「は、はい…」

サクラ「それと私の方が年下なんやから敬語も使わんといて下さいよ。なんやくすぐったいわ」

シンジ「いや、でも…確かに年下と言えば年下だけど…。…わかりました。あ、いや、わかったよ…」

サクラ「じゃ、お口開けてください。あーん」

シンジ「…」アーン

ーーーーーーーーーーーーー

アスカ「ぐぬぬぬぬ…」フーッフーッ

シンジ「……」モグモグ

サクラ「よく噛んで食べて下さいね」

シンジ「う、うん」モグモグ

シンジ「」ゴクン

サクラ「はい、あーん」

シンジ「……」アーン モグモグ

サクラ「どうですか?お口に合いますか?」

シンジ「う、うん。美味しいです…じゃなくて、えと、美味しいよ…。ありがとう」

サクラ「良かったわぁ。ふふっ、碇さんはホンマかわええなぁ」ナデナデ

シンジ「えっ、あ、そ、そんな…やめてくださいよ…///」

ーーーーーーーーーーー

アスカ「んぎぎぎぎ……!」ピキピキ

シンジ「あ、あの…ところでサクラさん…」

サクラ「なんですか?」ナデナデ

シンジ「さっきからガラスの向こうからアスカが鬼の形相で睨んでくるんだけど…」

サクラ「ああ、碇さんは気にせんでもええですよ」ナデナデ

アスカ「っ……!コンチキショォ!!」ドゴォ ビキッ

シンジ「うわっ、ガ、ガラスにヒビが!」

サクラ「大丈夫です、式波大尉。碇さんのお世話は私がぬかりなくやらせて頂いてますのでご心配なく!」

アスカ「はぁ!?別に心配なんかしてないわよ!!」イライライライラ

サクラ「じゃ、碇さんお着替えしますので式波大尉はちょっと見んといて下さいね」ピッ

ガラス「」マッシロ

アスカ「あっ!?ちょっ……。んぐぎぎぎぎぎぃ……!」ピキピキピキピキ

アスカ「こ……んのガキぃぃ……」イライライライラ


ジャア、イカリサン、ヌガセルノデバンザイシテクダサイネー

ワァァジブンデヌゲルッテバ!

ダイジョウブデスヨー。ハイ、ヌゲマシタ

ウウ…ハズカシイヨ…

アッ…イカリサンノココ…フフ、カワエエナァ

ヤ、ヤメテクダサイヨモー


アスカ「うんぬあああああああああああああああああ!!!!!」ガンガンガンガン

アスカ「もう我慢できないっ!!ミサトに言ってあのガキはクビにしてやる!!」スタスタ カチッ ウィーン

ヴンダー 艦橋

リツコ「ネルフがシンジ君を奪取しにくるかと思ってたけど、中々来ないわね」

ミサト「向こうにはとっくにこちらの状況は筒抜けになってるはずなのに……10年以上も膠着してるし今更急く必要はないって事なのかしら」

リツコ「……なら今のうちに彼を処分した方が……」

ミサト「……」

リツコ「ネルフもあなたの事を見越した上で静観しているのかも知れないのよ。はっきり言って、ナメられてるわよ、あなた」

ミサト「……」

ウィーン

アスカ「はぁ…!はぁ…!」

北上「あ、式波大尉!お疲れ様でーす」

アスカ「ちょっとミサト!!」

ミサト「…何?」

アスカ「何なのよあの鈴原って子は!!」

リツコ「鈴原医官が何か?」

アスカ「おかしいわよあの子!!クビにしなさいよ!!」

ミサト「どうしてよ。シンジくんの世話と監視の業務はきちんとこなしてるみたいだけど」

アスカ「業務ゥ!?ハッ!全っ然そんなんじゃないわよアレ!!ベタベタしちゃってさ!!四六時中一緒にいんの!!」

ミサト「そりゃ彼女の仕事上、付きっきりになるのは仕方ないじゃない」

アスカ「そういんじゃないんだってば!!あれは何ていうか……と、とにかくヤラしい感じがするのよ!!」

リツコ「シンジ君も年頃だもの。多少は男女として近しい関係になるのも仕方ないわ。いえ、むしろそうなってくれたら好都合よ。彼がここに留まる理由になるから」

アスカ「は、はああああ!?」

ミサト「まぁリツコの言った事はちょっちオーバーだけど、仲が良くなるのは悪いことじゃないじゃない」

アスカ「そ、そうだけど!別にシンジの世話と監視だったらあの子じゃなくてもいいじゃない!!」

リツコ「それは違うわよアスカ。あなたも知っての通り、彼女はかつてシンジくんとあなたのクラスメイトだった鈴原トウジの妹なの」

アスカ「だったら何よ!!」

リツコ「全くの他人よりは友人に近い人のほうが安心するでしょ?初号機をヴンダーの動力にしている以上、彼の精神は常にフラットにしておかないといけないの」

ミサト「シンジくん、友達作るの得意じゃないからね」

アスカ「だったら私やミサトでもいいじゃない!!ていうかそっちのほうがいいじゃない!!」ムキー

北上「う、うわー…何コレ?修羅場
?」

シゲル「北上!気にするな!ていうか関わるな!厄介な事になるだけだ!」

北上「は、はーい…」

ミサト「私は無理よ」

アスカ「なんでよ!!」

ミサト「艦長としての仕事がある以上、シンジくんの事ばかりに時間を割いていられないわ」

リツコ「それに、保護者としてのミサトはシンジ君の心に波風を立てる事のほうが多かったから。今の状況じゃどちらにしろ適任じゃないわね」

アスカ「で、でも…!あの女は……!き、気に食わないのよ!クビにしてよ!!」

ミサト「じゃあ何?アスカがシンジくんの世話係をするの?」

アスカ「は、はぁ!?ババババッカじゃないの!?なんでこの私があのバカにご飯食べさせたりお風呂入れさせたり膝枕してやったり添い寝してやったりしなくちゃいけないのよ!?」

ミサト「……」

リツコ「どのみちアスカも適任じゃないわ。アスカじゃシンジ君の精神を安定させるどころか不安定にさせるのは明らかだし」

アスカ「……グヌヌヌヌ!じゃあもういいわよ!!勝手にしなさいよ!!」スタスタ ウィーン

アスカ「ちくしょう!ちくしょう!」スタスタ

アスカ「どいつもこいつも…!あの女に騙されてるのよ!」スタスタ

アスカ「猫かぶり!媚びナース!」スタスタ

アスカ「ぬぁーにが『碇さんかわええわー』よ!!バッカじゃないの!!」ガン!

マリ「笑い話にー涙がいっぱいー♪」

マリ「涙の中に若さがいっぱいー♪……お?」

アスカ「あーーーっ!!ほんっとムカつく!!ムカつくーーー!!!!」ガンガンガン!

マリ「どしたー?姫ー。なーにイラついてんの?」

アスカ「っ……。コネメガネ!……あんた、あの鈴原って女どう思う?」ハーハー

マリ「ん?ああ、あの変な日本語喋る子かにゃ?」

アスカ「アンタの日本語も変だけど、まぁそれはいいわ。あのメギツネ、ムカつくと思わない?」

マリ「別にー。良い子そうじゃん?わんこ君のお世話もちゃーんとやってるみたいだし」

アスカ「ハッ!あんたも甘いわね。あれは絶対に裏がある女よ。猫かぶってんのよ。性根はとんだインランね。私にはわかるわ」

マリ「ふーん?つまり、わんこ君をとられて怒ってる、と」

アスカ「違う!!あのバカがどうなろうとしったこっちゃないわよ!!サードを起こさないなら勝手にしてりゃいいのよ!!」

マリ「ふーん」ニヤニヤ

アスカ「ミサトもリツコも全然あのメギツネの正体に気付いてないわ。私達でなんとかシッポ掴んでクビにするわよ」

マリ「んー、そういうのはちょっとパスさせてもらいたいにゃあ」

アスカ「なんでよ!!あんた私よりあのメギツネの味方する気!?」

マリ「まぁまぁ姫。それより私もわんこ君の様子見たいんだけど、どこの部屋だっけ。案内してよ」

アスカ「…いいわ。あんたもあの様子を見れば私の言ってる事がわかるでしょうし」

……
………
…………

アスカ「ここよ」

マリ「へぇー。ぜーんぜん迷わず、自然と足が動いてたね。さすが通い慣れてるぅ」

アスカ「う、うるさい!自分達の戦艦なんだから当たり前でしょ!あんたはいつもプラグの中で寝たり食ったりしてるから覚えられないだけよ!」

マリ「ま、そう言われちゃうとね。じゃ、入るかー」

アスカ「……ふん、あんたもその眼で確かめるといいわ。あのインラン媚びナースの本性を」

ウィーン

シンジ「ん……もうちょっと奥のほう、かな……」

サクラ「あ、取れましたよ碇さん。ふふふ、碇さんの耳の穴って面白い形やなぁ」カサカサ

シンジ「え、そ、そうかな。自分じゃよくわからないや」

サクラ「ふーーっ…」

シンジ「んっ…」ゾクゾク


アスカ「」

サクラ「じゃあ逆の耳もお掃除しましょうね。頭の向き変えてもらえます?」

シンジ「えっ…。で、でも…向きを変えたら…その…サクラさんの…えと…お腹と言うか、こ、股間というか…そっちのほう…に…」

サクラ「もう、碇さんてば。そんなん気にせんでもええですよ。さ、ゴロンて向き変えて下さい」

シンジ「じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて…」ゴロン

ーーーーーーーーーーーーー

アスカ「待てゴルァ!!!」ドゴォ


サクラ「……」ピッ

アスカ「あっ!またガラスが真っ白に!……こ、こんんんのガキィィィ……!!」ピキピキピキ

マリ「人生ーいろいろー……♪男もーいろいろー……♪」ニヤニヤ

アスカ「コネメガネ!見たでしょ今の!あのメスガキ、私達に見えないようにっ!!」

マリ「姫がお仕事の邪魔しようとするからじゃにゃいの?」

アスカ「あれがお仕事!?なんで膝枕しながら耳掻きなんてする必要があんのよ!洗浄設備があるでしょ!」

マリ「気持ちいいじゃん?耳掻き」

アスカ「そういう問題じゃない!大体シンジを気持ち良くするのがアイツの仕事じゃないでしょ!」

アスカ「くっそー……!さっきの写真に撮っておけば良かったわ…。写真撮ってそれをミサトに突き出して…」

マリ「いやー、監視カメラついてるしその上でやってるんだから意味ないと思うにゃー」


アレ?イカリサン…コレッテ…

アッ!ソノッ!ゴメンナサイ!コウイウジョウキョウダカラ、ソノッ…。ゴメンナサイ!


アスカ「え?な、何?どうしたってのよ…」

                     /    |    |    |
                 |     |    |    |
                   |ー |  l ー-  l
           /⌒ヽ   |    |   l     l
           l   l    |   |  |  0   |
            |   l   | ー-  |  l⌒) - l
             |  -‐|    |    |   | 丿   |    /⌒ヽ
           |   |    |    |  |ノ     l   |    ヽ
             l    _!   |    !__,! ‐  一 |   l     ヽ、
         /⌒ヽ l ‐ \  |, ノ⌒) ()    l    〉-‐  l
         l〉   )ヽ、   ヽノ (ノO (ノ  (つ ヽ、 | ノ)  |
        /  人 ヽ、        (⌒)     ヽノ (ノ  |
          l     ヽ、\,        )丿 / ノ/ o     l
        ヽ  ノ \,/     /  (ノ       () ヽ  l
         \    /        /     (⌒ヽ    |
          ヽ、       /  /  l      しノ      |
           ヽ、  /   /    |           l
            ヽ、          l          /

             ヽ、           |          /
              ヽ         l        /

         「最低だ…………  オレって………………」

シカタナイデスネ-。ジャアチョットシツレイシマスネ

エッ!?チョ、チョット!?

ダイジョウブデスヨー。コウイウトキノオセワモシゴトノウチデスカラ

デ、デモ…!アッ!ウゥ…!

ア、モットオッキナッテキタワァ。イカリサン、ドウデスカ?

アウ…キ、キモチイイ…デス…

ソレハヨカッタワァ。デソウニナッタライッテクダサイネ?

ハ、ハイ…。ハァ…ハァ…

アスカ「……」
マリ「……」

アッ!ウッ!モ、モウ…!

ン、エエデスヨ、ダシチャッテクダサイ

フッ、アッ!ア……!……ハァ…ハァ…

イッパイデマシタネ。ヨロコンデモラエテヨカッタデスワ-

アスカ「……」
マリ「……」

サクラ「……」ピッ

ガラス「」トウメイ

シンジ「はぁ…はぁ…」ホワーン

サクラ「もう、ホンマ遠慮せんとはよ言ってくれたら良かったのに。我慢は身体にも心にも毒ですよ」

シンジ「だ、だって、こんな事まで僕の世話に含まれてるなんて思わなかったから……」

サクラ「じゃあこれからはいつでも言って下さいね」

シンジ「う、うん…」


アスカ「」

マリ「いやー…これはこれは…参ったにゃあ。いきなりこれはさすがにビックリしちゃうわ」

アスカ「」

マリ「姫?姫ー?」ユサユサ

アスカ「「「 」」」グラグラ

マリ「おーい」ベチベチ

アスカ「……はっ」

マリ「お。気が付いた」

アスカ「な……」

アスカ「な、な、な……」

アスカ「何やってんのよこのメスガキィィィィィ!!!!!」ドゴォ!!

サクラ「式波大尉。お疲れ様です」

アスカ「お疲れ様ですじゃないわよ!!!ななな何やってんのよアンタ!!あ、あ、あ、頭おかしいんじゃないの!!?」

マリ「私も今のはビックリしたー。いいの?そこ、監視カメラついてるよね?」

サクラ「はい、問題ありません。こういう時の処理も赤木博士から命じられてますから」

マリ「なるへそ。それならしゃーないよね」

アスカ「め、め、命じ、命令ってアンタね!!!アンタはそれでいいわけ!!?」

サクラ「私は平気です。相手が碇さんですし。碇さんに嫌がられたらどうしようかと思ってましたけど……」

シンジ「そ、そんな。嫌がるなんて…。むしろこっちが申し訳ないくらいで…」

アスカ「んんんのぉぉ……!!」ピクピクピク

アスカ「バカシンジ!!何デレデレしてんのよ!!アンタそれでいいわけ!?バカ、エッチ、スケベ、変態!信じらんない!!」ドゴォ!!!

サクラ「あ、式波大尉!あまり碇さんを刺激するようなことはせんといて貰いたいんですけども」

アスカ「はぁ!?アンタついさっき刺激しまくってたでしょ!!」ガー

マリ「まーまー姫。落ち着きな。この子の立場もあるんだしあんまり言ってやっちゃ悪いんじゃにゃい?」

シンジ「そ、そうだよ。大体アスカには関係ないじゃないか」

アスカ「な……!?」プッツン

マリ「あちゃー…今のはマズイよわんこ君……」

アスカ「ふざけんじゃないわよ!!!バカシンジのくせに!!バカシンジ!!エロシンジ!!!」ガスッガスッガスッ

サクラ「……」ピッ

アスカ「あっ!また!……こんんんんんのぉぉぉぉお!!!こんなガラス、叩き割ってやるわよ!!!こちとらいつもATフィールド相手にしてんのよ!!こんなガラスなんてええええええ!!!」ガスッガスッガスッガスッ

シンジ「うわぁぁ!?」ビクビクゥ

サクラ「碇さん大丈夫やで!私がついとりますから!」ギュッ

アスカ「うおおりゃあああああああああああ!!!!」ガスッガスッガスッガスッガスッ

マリ「ちょおお!姫ストップストップ!」ガシッ

アスカ「ハー…ハー…ハー…」

マリ「やりすぎだっての、姫」

シンジ「なんなんだよ…。エヴァに乗るなって言われて大人しく言う事聞いてるのに…。わけわかんないよっ…」

サクラ「碇さんは悪ないですから。これからも私がちゃんとお世話させてもらいますから」ギュッ

シンジ「うぅ……」

アスカ「……くっ」

マリ「姫、今日のところは引いたほうがいいって」

アスカ「……」

アスカ「……いいわ。鈴原医官」

サクラ「はい」

アスカ「あんた、あくまでも仕事で、命令でシンジの世話をしてるだけって事、忘れないでよね」

サクラ「はい」

アスカ「ふん。行くわよ、コネメガネ」

マリ「はーいはい。……ごめんねー二人共。今日の姫は虫の居所が悪かったみたいだにゃ。んじゃね」

シンジ「う、ううう……」

其の夜


シンジ(なんなんだよ…。いきなりエヴァに乗ったら殺すって言われて…)

シンジ(身の回りのお世話とか言ってトウジの妹が出て来て…)

シンジ(言う事聞いてたらアスカが怒りだして…)

シンジ(エヴァに乗っても乗らなくても怒られるんだ…。綾波がどうなったのかもわからないままだし…。どうすりゃいいんだよっ……)ぐるぐる

シンジ(……)

シンジ(でも、トウジの妹が手でしてくれたの…気持ちよかったな…)

カーンカンカンカンカン…
ガタンゴトン…ガタンゴトン…

綾波『手、気持ちよかったの?』

シンジ『気持ちよかった』

綾波『優しくされると、気持ちよかったの?』

シンジ『気持ちよかった』

綾波『また、してもらいたいの?』

シンジ『してもらいたい』

幼シンジ『それでいいの?何もしないで気持ちいい事してもらって』

シンジ『いいじゃないか…。ミサトさんに何もするなって言われたんだ…。サクラさんが気持ちいい事してくれるんだ…』

シンジ『気持ちいい事してもらって、そればっかりしてもらって、』

シンジ『何が悪いんだよぉぉおお!!!!!』

……
………

マリ「ひーめー……私そろそろエントリープラグに戻りたいんだけどなー」

アスカ「いいから黙ってついてきなさいよ。今がチャンスなんだから」

マリ「無茶だと思うけどなー、夜這いなんて」

アスカ「人聞きの悪いこと言わないでよ!これは…ええと、お世話よ!あのバカはガキだから一人で寝られないだろうし、仕方ないから私が添い寝してやるのよ」

マリ「まぁさすがに夜はあの子も付きっきりじゃないだろうけどさぁ」

アスカ「ふん。あの媚びナース、ちょーっとシンジと一緒にいるからって調子乗っちゃってさ。こっちはしばらく一緒に暮らしてたんだから。生意気なのよ、あのメスガキ。私がちょっと添い寝してやれば、シンジの一人や二人、チョロいもんよ」

アスカ「私をただのパイロットと思ってみくびったあのガキに思い知らせてやるんだから」

マリ「で、何で私がついてかなきゃいけにゃいの?夜更かしは肌に悪いから勘弁して欲しいなあ」

アスカ「飲み込みが悪い!見張り役がいなくてどーすんのよ!朝までちゃんと部屋の外で見張ってんのよ!」

マリ「はぁ……。仰せの通りにー……」ふぁ

……これは何だ?
手   ニュルッ
 コ
   キ

ニュチッニュチッ         快
                 楽
気持ちいいこと……


ニュッニュッ

そうだ、これは気持ちいいことだ…

シンジクン  バ
イカリクン   カ
イカリサン   シ
シンジクン   ン
イカリサン   ジ

誰だ?これは誰だ?
イカリサン
誰かが……僕を……
イカリサン
イカリサン…イカリサン…

シンジ「……はっ!!」

サクラ「あ、すみません。起こしちゃいましたね」

シンジ「あ…サクラさん…ここで何を…」

シンジ「ってうわああ!?何で僕裸なんですか!?」

サクラ「あ、じっとしといて下さい。今お世話中ですから。……ん」パックンチョ

シンジ「お、お世話って……あぅ…!ぼ、僕、頼んで無いですよ!」

リツコ「いいえ、シンジくん。あなたの深層意識が性的な快感を求めていた事はハーモニクスのグラフにはっきりと出ていたわ」

シンジ「リツコさん!?ちょ、なんでリツコさんがいるんですか!?」

リツコ「あなたの精神状態は、意識無意識に関わらず、こちらで全てリアルタイムで把握しているわ」

リツコ「もしあなたが無意識下で必要としたら、鈴原医官がその都度処理するようにしてあるの」

シンジ「せ、説明になってないですよ!や、やめてください!見ないでください!…ンアッ」

サクラ「ん、んっ…」ベロンチョ

リツコ「私はただあなたに必要だろうと思って説明のためにここにいるだけよ。説明が済んだ以上、言われるまでも無く立ち去るから安心して」

シンジ「じゃ、じゃあ早くどっか行ってくださいよっ……!はぅっ」

リツコ「じゃ、後よろしく。任せたわよ」

サクラ「ん……ぷはっ。はい!お疲れ様です赤木博士。さ、碇さん、楽にして下さい。……あむ」パクン

シンジ「なんだよこれ…。なんなんだよこれっ……」

……
………

マリ「った、たー……。頭ぶつけちゃったよ。何もわざわざこんな狭いダクトから侵入しなくても……」ゴソゴソ

アスカ「大雑把なミサトらしからぬ、厳重な警備と警報が張り巡らされてるからね、バカシンジの部屋の周りは。他に気付かれずに侵入するルートが無いのよ」ゴソゴソ

マリ「ほんとさー……姫の性格はわかってるつもりだけどさー……わんこ君の事となると回りくどすぎじゃないの?」

アスカ「しっ!黙って!見つかるわよ!」ゴソゴソ

マリ「……はいはい、お口にチャック」ゴソゴソ
ン、ア……
アスカ「……このへんね。この真下がバカシンジの部屋……」
アッ……ア……
マリ「で、ここから降下して侵入、でいいのかにゃ?じゃ、早速行きますか」
アン…アン…アッ…
アスカ「待って。何か聞こえない?」

あっ、あ、あああっ!碇さんっ!

アスカ「……」

マリ「……姫。ええと、色々お察しするけど、ここは退却したほうがいいね、うん、絶対、しっちゃかめっちゃかだし」

アスカ「……」

マリ「さ、姫のご帰還ですね。お供しましょうとも。ささ」

アスカ「……る」

マリ「ほらほらインパクト中だからやばいって。ね、帰ろ帰ろ」

アスカ「…て……やる」

マリ「姫……。いや、ホント、帰……」

アスカ「殺してやる……」

アスカ「殺してやる……殺してやる……」

マリ「はいはいタンマタンマ!ね!今わんこ君のロンギヌスがエントリーしててプラグ深度やばいから!帰っ」

アスカ「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」

アスカ「こんっ」
アスカ「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ドゴォ

ガタッ ドゴゴ バタァーン

シンジ「!?」ドピュ

アスカ「……」ゴゴゴゴゴ

サクラ「あ…はぁ…はぁ…」トローン

シンジ「えっ、あ、え!?」

サクラ「碇、さん……。凄かったですぅ……。ウチ、もうあかんわ……」トローン

シンジ「い、いやっ、今それどころじゃ…!そ、空からアスカが降って…!」

アスカ「アイツラトハチガーウ。ワタシハトクベツー」パクパク

アスカ「うおおおりゃあああああああああああああああああ!!!!」ヌギッ

シンジ「!?」

アスカ「……」ゴゴゴゴゴ

サクラ「あ…はぁ…はぁ…」トローン

シンジ「えっ、あ、え!?」

サクラ「碇、さん……。凄かったですぅ……。ウチ、もうあかんわ……」トローン

シンジ「い、いやっ、今それどころじゃ…!そ、空からアスカが降って…!」

アスカ「アイツラトハチガーウ。ワタシハトクベツー」パクパク

アスカ「うおおおりゃあああああああああああああああああ!!!!」ヌギッ

シンジ「!?」

みすった

アスカ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」ガバッ

シンジ「ア、アスカッ!?な、何すんだよっ!?」

アスカ「こちとら14才の肉体とっ!!!」ズヌル ミチミチ…

シンジ「あうっ!?」

アスカ「ヴァージンフィールドがあるんだから!!!」ズン ブシャッ

シンジ「ちょ、待ってアスカッ!!出たばっかりだから今は…っ!!」

アスカ「負けてらんないのよおおおおおおおおおおおおぉぉぉおおお!!!」ズンズンズン

シンジ「や、やめてよアスカ!やめてよっ!!機体が保たないよっ!!」

アスカ「ぬうおりゃあああああああああああああああああああ!!!」ズンズンズンズン

シンジ「うわああああ!!」



――碇くん、どこ?

             /)
           ///)

          /,.=゙''"/             人人人人人人人人人人人人
         i f ,.r='"-‐'つ____     <                  >
        /   _,.-‐'~/__,  , ‐-\    <     細けぇこ・・・ん?   >
        ,i   ,二ニ (●). (●) \   <                  >
       ノ    il゙フ   (__人__)    \  YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
      ,イ「ト、  ,!,!|       ̄`      |
     / iトヾヽ_/ィ"\           /



==========================

    l ヽ. |   |  |   |
.   | __| | __ | |^)_ |    ,-、
   _ |  | |   | .|ノ  |.    i  ヽ
  i'i. ヽ. -‐、 !   !-! ‐- ヽ.  〉、 l
 / _ ノ.ヽ. `' (ノo(ヽ?/ ヽノ (ノ |

 ヽ. ,`ヽ,ソ    )ノ   ノ/o   |
   \ '  / / l     ()ヽ l
    ヽ.   '    |  (⌒ヽ  |
     ヽ.     |   しノ  /
==========================

シンジ「あ、綾波っ!?」

アスカ「うおああああああああああァァァァ!!!大人しくヤられろぉぉおおおオオオオ!!!」ズンズンズンズンズン

シンジ「あっ!ぐっ……!」

――碇くん

シンジ「あ、綾波の声だっ!!」

アスカ「こんんのおおおおおおぉぉおおおおおおおお!!!!」ズンズンズンズンズンズンズンズン

シンジ「……っあ、アガァァああ!!助けて綾波っ!ここだ!!助けてよおぉぉっ!!!」

ドゴオオオオオオ

アスカ「へぶぅっ!?」

マーク9『碇くん』

シンジ「綾波っ!!」

マリ「姫もいないことだし」

シンジ「ええっ!? 今いないって言っても、隣にいるかもしれないよ!?」

マリ「新婚さんはこういうものだにゃ?」

シンジ「だ、ダメだって。アスカに気づかれちゃう…」

マリ「大丈夫。カギは締めたにゃ」

シンジ「カギは締めても……んっ」

マリ「ワンコ君が声我慢すればバレないって」

シンジ「そんなこと出来るわけ……」

マリ「ワンコ君はいい匂いにゃ!」


アスカ「……(くちゅくちゅ)」

みたいなの期待したのに

こういう感じですかよくわかりません
http://i.imgur.com/WyB5l.jpg

ヴンダー 艦橋

ミサト「今の音は!?」

マコト「外艦隊からの映像を確認!右舷損傷!装甲大破!艦内が剥き出しです!」

ミサト「っ…!やはり本命は夜か!」

シゲル「敵の位置を補足!これは…やばい!BM-3と接触しています!!」

ミサト「初号機の反応は!?」

コウジ「動力炉の反応に変化無し!敵影も確認できません!…艦長ォ!」

ミサト「狙いは初号機じゃなくてシンジくんか…!」

リツコ「ミサト!彼を優先するという事はまだトリガーとしての可能性が…!」

ミサト「……っ!リツコ!後お願い!」

どうでもいいがBMじゃなくてBWだった希ガス

13号機が初号機と見た目が酷似してるのはストーリー上の意味があるの?
それとも単に物資不足だから?

リツコ「弐号機と八号機は!?」

シゲル「パイロット両名の反応はBM-3の部屋です!」

リツコ「何てこと…!エヴァによる応戦が出来ない…!」


シンジの部屋

マーク9『碇くん、こっちへ』

シンジ「綾波っ!」

アスカ「あ……が……ま、待て…!待ちなさいよバカシンジ……」

マーク9『碇くん』

シンジ「綾波!今行…」

ミサト「待ちなさいシンジ君!ここに残りなさい!!」ザッ

シンジ「……っ!嫌だっ!ここはもう嫌だっ!わけわかんないよ!いきなり僕のLCLを搾り取られてっ!アスカにも酷い事されてっ!僕のガフの部屋はカラッポだよっ!!もうこんなところ嫌だっ!」

アスカ「あ……が、がふっ……」

ミサト「シンジ君!残りなさい!」

シンジ「だからもう残ってないんだよっ!起動限界なんだよっ!アスカにはニアインパクトだったから良かったけどサクラさんのヘブンズドアには直撃させちゃったしっ!!」

アスカ「あ、う……」ガクガク

マリ「わんこ君!姫を助けろ!いやマジで助けろコレやばいわ死ぬって」

シンジ「綾波っ!早く連れてってくれ!」

ミサト「シンジ君!残りなさい!命令よ!」

シンジ「嫌だっ!さあ!綾波っ!!」

サクラ「碇さんっ!!」

シンジ「っ……!」

サクラ「勝手もええですけど……ほ、他の人には出さんといて下さいよ……」

シンジ「……!」

>>159
12という象徴的な数字で一周して1=13と思わせておいて・・・でも零号機があるから14体目のエヴァなんだよな
人間かリリスが第0使徒とかあったりしてな
あとは「0」+「、」でQで9号機とかなガッハッハ

シンジ「……」スッ

マーク9『碇くん?どうしたの?こっちへ』

シンジ「……」

シンジ「……」

逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ

シンジ「……綾波。僕はここに残るよ。僕は……半ば強制射出だったとは言えサクラさんの白き月に生命の実を撃ち込んでしまった……」

シンジ「万が一の場合……僕は父さんになりつつトウジの弟になる責任が……」

マーク9『……』

サクラ「碇……さん……」

アスカ「ぐ、ぐぎぎぎ」

シンジ「だから綾波!僕はここに残っ」
マーク9『だめ。命令だもの。あなたを連れて行かないと』カシュッ ウィーン

アヤナミレイ(仮)「……」ヌギッ

せやな
Qで検索すればVIPでも考察スレ常時あるような状態だし

シンジ「!?」

アヤナミ(仮)「これも命令」スッ

シンジ「ま、待ってよ綾波!まさか…!」

アヤ(仮)「動かないで」ガシッ

シンジ「待ってよ!やめてよ!」

ア(仮)「……」ヌルルゥ

シンジ「わあああああ!もう嫌だっ!助けて!誰か僕を助けてよ!!アスカ!ミサトさん!リツコさん!父さん!サクラさん!!!」

マリ「私は呼ばないのな」

アスカ「うごごご…」ピクピク

サクラ「い、碇さん!」タッ

仮「来ちゃダメ」ヴン

サクラ「!?こ、これって…」

ミサト「ATフィールド…!?」

バルディエル「わしの出番やなアスカはん!さぁ眼帯はずして霊圧をかいh」

仮「……」ズンズンズンズン

シンジ「うわああああああ!!助けて!助けてよ!!!もう何も出ないんだ!!本当にカラッポなんだよ!!!」ガクガク

サクラ「わ、私が抜きすぎたからやろか…」

仮「……」ズンズンズンズン

シンジ「あ、が……や、やめ……も、無理……」ガクガクガクガク

仮「ダメ。ちゃんと出して」ズン、ズン、ズン、ズン、ズンズン

シンジ「」ガクガクガクガク

シンジ「」ガクガク

シンジ「」

シンジ「」ピャヤッ

ゥオオオオオオオオオーーーーーーーン!!!!

一同「!?」

(`ェ´)ピャヤッ

ヴンダー 艦橋

リツコ「何が起きたの!?」

コウジ「動力炉から高エネルギー反応!!先の時と同規模の……こ、これは……!」

マコト「シンジ君の心理グラフが乱れています!!」

シゲル「あとBMなのかBWなのかよくわからなくなったので俺は黙ってます!!」

リツコ「まさか……!初号機が……!!まずいわ!総員退避!」

ゥオオオオオオオオオーーーーーーーン!!!


ヴンダー「」ドカーン
















シンジ「はっ…!」

シンジ「ここは……?」

ネルフ

冬月「第三の少年と初号機を回収、か……。初号機は予定外だったな」

ゲンドウ「ああ。葛城一佐達も全滅するとはな…」

冬月「だがこちらもレイとマーク9を失った。一体何があった…?」

ゲンドウ「初号機のコアにシンジがいたという事はユイの意思だ。我々のシナリオに変更はない。むしろ好都合だ。今はそれでいい」

冬月「……」

……
………

シンジ「みんな一体どうなっちゃったんだ…」

シンジ「……」

シンジ「身体が重い……。もう……僕の二つの実は壊れちゃったのかな……」

ポロロン♪

カヲル「降りてきなよ、碇シンジくん。話そうよ」

シンジ「……」

カヲルヌギッ

……

シンジ「あ、あの…なんでまた僕は服を脱がされてるの?」

カヲル「身体の連弾も会話さ。さ、ヤッてみよう」

シンジ「ぼ、僕には無理だよ。いやホント、もう出ないから……」

カヲル「心配することはないよ。好きにやればいいのさ。ほら」ズンヌ

シンジ「かっ……!」

カヲル「いいねぇ!君との音!」ヌップヌップヌップ

シンジ「あ……あ……」

シンジ「があああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」



                 終劇

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