男「新しい恋の終わらせ方」 (18)

季節は夏。すっかり日がくれた頃。

俺は、教室にいた。

今日は登校日などではなく、校舎を部活生たちが部活をできるように解放している。

そのため普段の学校より人はおらず、加えて今の時間だ。人もほぼ帰っているだろう。

それに俺自身、部活に入っているというわけではないのだが用事があるという理由でここに呼び出された訳だ。

ガラッ
幼馴染「来てくれたのね。」

男「おう。それにしてもこんな時間にどうしたんだ?」

幼馴染「ちょっと、話があるの。だから来てもらった。」

男「俺の家か幼馴染の家じゃだめだったのか?」

幼馴染「うーん...。誰にも聞かれたくなかったからね。だからここにした。」

男「そっか。それでどういった要件なんだ?メールにはここに来いということしか書かれてなかったんだが」

幼馴染「うん。じゃあ話すね」

男「おう。」

幼馴染「今からーーー」




私を殺して。




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彼女の告白はあまりにも現実離れしていてとても理解に苦しむものだった。

男「お、おい。どうしたんだよ。いきなりそんな冗談を言うようなガラじゃないだろ」

幼馴染「冗談なんかじゃない。私は...このままだと、あなたを殺してしまう」

男「...は?なんでそういうことになるんだ?」

幼馴染「...。」

幼馴染は、もうかれこれ16年の付き合いになるが、過去の中で一度たりとも嘘や冗談を口にするような奴ではなかった。
特に、「生死」に関する冗談は拒絶していて俺がふざけて言ったことにたいしても過敏に反応していた。
そんなあいつが[ピーーー]という言葉を使うのは明らかにおかしいのだ。

男「幼馴染、どうしちまったんだよ。お前はこんな冗談をつくやつなんかじゃないはずだ」

幼馴染「....い」

男「い?」

幼馴染「冗談なんかじゃないんだよ!」

ありったけの声を絞り出したような悲鳴にも似た叫びが教室にこだました。

幼馴染「私は、男君を殺したくなんかない。だから私を殺して欲しいの」

男「だから、なんでそうなるんだ?今お前の言ってることはとても支離滅裂で理解に苦しむ。だからちゃんと説明してくれないか?」


そういうと幼馴染は悲しげに俺の方を向き、"青い"瞳を、俺に向けた。

てすてす


殺す



???「朝よー起きなさい」


...だれか懐かしい声がする。
しかし、それが誰なのかを思い出すことは出来ない。

朝日が、カーテンを透過して朝であることを告げている。
しかし起き上がることは出来ず、不意に
意識が遠くなっていく


ーーーーーーーー
ーーーー

また、この夢である。最近よく見るから起きている時も鮮明に思い起こすことができる。

男「また、この夢...か。」

季節は冬。相変わらずに寒い。

男「にしても寒いな...。」

ブルっと身じろぎをすると寝起きの頭に
冷気が浸透し、眠気が削り取られていく。この削り取られて行く瞬間を味わえる冬は、ひそかに楽しみでもあるのだ。
もっとも寒さには苦手で、外出するにはかなりの枚数の重ね着を施さないといけないのだが...。

男母「男ー!幼馴染ちゃんきてるわよー!」

時計を見ると7:50を回ったところ。いつも通りの時間だ。幼馴染は何を思ったか物心着いた時から毎日俺を迎えに来る。
斜向かいの家で近いということもあるかもしれないが、俺はもちろん幼馴染も高校生である。異性を意識するのはやはり抗いようのないもので次第に同年代の異性に話しかけるのでさえ恥ずかしくなり俺たちの距離も遠くなるはずだったが、なぜか俺らはそんなこと関係ないと言わんばかりに普通に接している

幼馴染「男おはよー。今朝も寒いねぇ」

男「そうだな。寒さには敵わんな」

幼馴染「またおじいちゃんみたいなこといってるー」

男「年寄り臭くてすみませんでしたね」

幼馴染「そんなことないよー。私はおじいちゃん好きだし」

男「随分的外れなフォローありがとな」

幼馴染「むぅ...。バカにしてるー」

男「バカにはしてないよ。ただいつも通りだなって思ってるだけ」

幼馴染「それってバカにしてるのと同じじゃんかー!」

男「それって自分はバカだって言ってるのか?」

幼馴染「う...そういう意味じゃなくて!」

こうやって軽いおちゃらけ会話を交わせる程度には、仲のいいつもりだ。
クラスメイトにはなぜかカップル扱いしてくるが、訂正するのもバカらしくなったから今では放置。そのためかますますひどくなった気がするのはきっと気のせいだろう。

支援

期待

教師「~であるからして~だ。いいかー?」

昼下がり一番目の授業。
俺は、手元にあるペンを回しつつ、迫り来る眠気と戦っていた。
幼馴染はというと

幼馴染「...。」コックリコックリ

すでに意識ここにあらずだ。

いつものことで特に感じることはない。

こんな生活も残りの高校生活ぐらいしかないのだと思うと自然に愛おしくなるものだ。

そんな事を幼馴染に言うと決まって爺臭いと言われるのは分かり切っているので口に出すことはしない。

男友「なぁ、男。ちょっといいか?」

男「どうかしたか?」

男友「ちょっと気になることを耳にしてな。お前の耳に入れたいと思って」

男友は、クラス委員長で、人望も厚く情

に脆い。典型的な委員長キャラである。

そんな彼には決まって浮いた話が流れ込

んでくる。その話の中で面白いものや俺に関

する話をときどき俺に持ち込んでくる。

と言っても話題のほとんどが俺と幼馴染に関

することばかりでやや食傷気味である。

男「今度はどんな話なんだ?」

男友「ちょっとな、これは少し不確かな情報でな」

男「それはいつもだろ」

男友「まぁ、な。心の準備は出来たか?」

男「心の準備ってなんだよ。まぁ言ってみ?」

男友「実はさ、幼馴染ちゃんが隣のAと付き合ってるらしいんだ。」

意外だった。まぁ、あいつは人当たりもいいし男女共に人気だ。

今まで浮いた話の一つでも無いのが珍しいぐ
らいである。

男友「大丈夫か...?」

男「なんで俺の心配してるんだよ。別に俺の彼女じゃあるまいし」

俺友「本当にそうだったみたいだな。でも最近幼馴染ちゃんの様子が暗い気がするんだ。お前なら何か知ってるかもと思って話してみたんだけど、何かわかるか?」

男「いや、特に聞いてはいないぞ。」

男友「そっか...。わかった。でも気にかけていてくれるか?もしかしたら悩みがあるのかもしれない。」

悩み...か。あいつはが悩みを抱えたことを俺は見たことがない。

俺が愚鈍で気づかないのかもしれないのだが。

あいつが付き合うということにも気づいていなかったから俺が愚鈍で気付かなかったというのも頷ける。

まぁあいつが付き合うのは構わないが


心の中で少し異物感を感じる。

投下スピードが遅くてすみません。

今書き溜めをしているのでしばしお待ちを

どういう話なの?

なんか嫌な感じがする…

なんか……。

>>9

もう少し話を進めればつながると思います。

ジャンルは、非日常 恋愛 の予定で進めていきます。

教師「はーい。じゃあ委員長号令」

キリ-ツ キヲツケ-レイ!

「「さよーならー」」

男友「今日は、部活ない日だけどどこか遊びに行くか?」

男「いや、遠慮しておくよ。また今度誘ってくれ」

男友「そっか。ならまた今度な」

男「悪いな。また今度埋め合わせする」

男友「おう。じゃあな」

男「うぃー。じゃあまたな」

幼馴染「男ー!一緒に帰ろー?」

男「ん?あぁ、いいよ」

幼馴染「やったー!じゃあ行こ」

男「あぁ、行こうか」


いつもの通学路。いつもの時間。俺らは毎日この道を歩いている。

男「なぁ、幼馴染」

幼馴染「んー?なに?」

男「男友に聞いたんだけどさ、Aと付き合ってるの?」

幼馴染「...えっ?なんでそんなことを聞くの?」

男「いや、付き合ってるなら俺が帰りにこうやって一緒に帰っていいのかなって思ってさ」

幼馴染「...。」

男「幼馴染?」

幼馴染「うん。付き合ってるのは本当だよ。でも...」

男「でも?」

幼馴染「いや、なんでもないなんでもない!じゃあ今日はここでいいから。 じゃあねー」

男「お、おう。じゃあまた明日なー」

幼馴染「うん。また明日!」

教師「はーい。じゃあ委員長号令」

キリ-ツ キヲツケ-レイ!

「「さよーならー」」

男友「今日は、部活ない日だけどどこか遊びに行くか?」

男「いや、遠慮しておくよ。また今度誘ってくれ」

男友「そっか。ならまた今度な」

男「悪いな。また今度埋め合わせする」

男友「おう。じゃあな」

男「うぃー。じゃあまたな」

幼馴染「男ー!一緒に帰ろー?」

男「ん?あぁ、いいよ」

幼馴染「やったー!じゃあ行こ」

男「あぁ、行こうか」


いつもの通学路。いつもの時間。俺らは毎日この道を歩いている。

男「なぁ、幼馴染」

幼馴染「んー?なに?」

男「男友に聞いたんだけどさ、Aと付き合ってるの?」

幼馴染「...えっ?なんでそんなことを聞くの?」

男「いや、付き合ってるなら俺が帰りにこうやって一緒に帰っていいのかなって思ってさ」

幼馴染「...。」

男「幼馴染?」

幼馴染「うん。付き合ってるのは本当だよ。でも...」

男「でも?」

幼馴染「いや、なんでもないなんでもない!じゃあ今日はここでいいから。 じゃあねー」

男「お、おう。じゃあまた明日なー」

幼馴染「うん。また明日!」

投下します。

>>13

誤爆連投失礼。

パタパタと走っている彼女を見やりつつ俺は帰途についた。

男友の言った事はどうやら本当の事だったらしい。あいつのいうことはやや信用できないので半信半疑だったが、本人から本当だと言われたら信じるしかないだろう。

それに俺はあいつのすることをとやかく言うつもりは無いし言える義理も無い。

だから俺は見守る事ぐらいしか出来ない。

男「見守る...かぁ。」

???「見守る?何をよ」

男「ん?あぁ女か。というか俺口に出してたのか...」

女「えぇ。思いっきり。」

男「それは恥ずかしいな。」

女「えぇ。とても恥ずかしいわね」

男「そこは否定してくれよ」

女「あぁ、ごめんなさい。つい本当のことを言ってしまったわ」

男「...」

女「黙らなくてもいいんじゃないかしら?」

男「お前も相変わらずだよな」

女「どういう意味よ」

男「中2の時から転校してきてそれからというもの俺の世話を焼きつづけるのは変わらないってことだよ」

女「なに、その説明口調」

男「いや、別に?」

女「そう」

男「おう」

男の家

男「ただいまー」

男母「おかえりー。あら、幼馴染ちゃんとは一緒に帰らなかったの?」

男「あぁ、途中で別れた」

男母「そうなの。今日は幼馴染ちゃんに浅漬けを言付けようと思ったのに」

男「なら俺が届けにいくよ。今から母さん夜勤だろ?」

男母「わかった。幼馴染ちゃんによろしくね」

男「わかった」

酉変えました。

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