俺「おらぁ死ねやあ!」たけし「ふん……」 (13)

たけしは絶望していた
かつてあれほど繁栄していた都がここまで凋落していたことにだ
目の前のチンピラに目をやる
俺「あ?なんだてめえその目は?文句あんのかごら!!」
人間としての尊厳を捨て去り獣のように刹那的に生きる者、そんな輩がこの都に跋扈するとは嘆かわしい
たけし「生憎、貴様に払う銭はびた一文も持ち合わせていなくてな」
俺「んだとゴラァ……てめえただで済むと思うなよ」
金を払いたくないから、ただで終わらせようと思ったからたけしはそう答えたに過ぎない
しかし目の前の獣は怒り狂う
俺「おい、俺2!俺3!俺4!こいつをやっちまうぞ!!」

俺達『応よ!!』
結局は数に頼る俺の群れをみて、たけしは哀れみを抱いていた
たけし(この者達も結局、弱者なのだな)
俺「それ!かかれ!」
俺の号令のもと、一斉に飛びかかってくる俺達
その先頭の一人の刃を躱し、殴り倒す
殴った俺の刀を奪い、何とも言えないコンビネーションで斬りかかってきた俺三人をなます斬りにする
たけし「ふむ、刀が折れてしまったか」

やはりそこらのチンピラの持っているような刀ではあてにならぬか、たけしは内心舌打ちした
俺6「くっ、怯むな!一人にビビってんじゃねー」
斬りかかってきた俺の刀を白刃取りで受け止め、前蹴りで吹き飛ばす
俺3「死ねえ!!」
背後から仕掛けてきた俺であったが、たかしの前では無力であった
前方から斬り付けてきた俺を一撃で斬り捨て、返す刀で俺も斬ったのだ
俺3「馬鹿、な……」
無念の声を残し、果てる俺
俺「な、なんなんだ、なんなんだてめえ!」

たけし「覚えておけ、俺の名は柳生たけし。貴様を殺した男の名だ」
そう言うと、たけしは右手を振り下ろした。俺は声もなく地に沈んだ
たけし「地獄でその名を使えば、小物のお前でも少しは通りがよくなろうよ」
何度目だろうか、人を斬るのは。将軍が変わってからはこの国はずっとこの有様だ
???「おーい、たけし殿~」
なんとも間の抜けた声にたけしが振り返ると、そこには見慣れた顔があった
たけし「しげるか……」
しげる「たけし殿、また揉め事ですかな?勘弁していただきたい」
たけし「案ずるな、全員斬った。俺達の旅路には支障をきたすまいよ」
たけしがそう言うと、しげるは苦虫を噛み潰したような顔になる
しげる「揉め事を起こさないという選択はないのですかな?」

やべえ自分で書いてて信じらんないくらいつまらんからやめます

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