たけし「社会見学にいくさー」 (38)

世紀末リーダー伝たけし 外伝

765話「たけし、プロデューサーになる!?」


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ポッポ小学校

先生「えーみんなー知っての通り、明日から社会見学にいきまーす」

ワイワイガヤガヤ

先生「グループ事に分かれてるから会社の人に迷惑をかけないようにすることいいわね」

生徒「はーい」

たけし「いやー、会社見学楽しみさー」

天童「社会見学だよ、間違ってるよたけしくん……」

みつる「でも楽しみだよね」

ゴン蔵「ふん、ボス的存在のオレにはこんなのつまんねぇ余興にしかならねぇよ」

たけし「コラ!!ゴンゾーそんなこと言っちゃいけないさー!!」

ゴン蔵「大体オレらのチームはどこにいくか決まってんのか?」

みつる「そういや天童くんに任せっきりだったよね……」

天童「大丈夫、そこらへんは抜かりないよ」

たけし「流石だな!!てんどん!!」


こうしてたけし率いるチームは765プロダクションに社会見学にいくことになった

翌日

集合場所

たけし「いやー、早起きしすぎて2時間ぐらい早く来てしまったさー!!」

たけし「うーんこりゃー暇で仕方ないさー……どうしようか……とりあえず笑うか」でひゃひゃひゃひゃひゃ

奇妙な笑い声が辺りをつつんだ

数時間後

みつる「たけしくーん」

天童「たけしくん」

たけし「おっ、やっと来たか待ちくたびれたさー」

みつる「あれ?ゴン蔵君は?」

たけし「一緒じゃないのか?」

天童「てっきりもう来てるかと思ってたんだけど……」

たけし「うーん、こりゃ困ったさーあんまり遅いと相手側に迷惑がかかるさー」

天童「あと数分待って、来なかったら僕たちだけでも行こうか」

みつる「いいのかな?そんなことして」

天童「彼には悪いけど遅刻するのが悪いのさねぇたけしくん」

たけし「てんどんの言うことも一理あるさ、でもオレはリーダーだからゴンゾーがくるまでここで待ってるさ、二人は先に行っててくれ」

二人はたけしの言葉を信じて先に765プロダクションへ向かった

待てども暮らせどもこないゴン蔵


たけし「うーん、流石に遅いさ、遅すぎて屁がすかしっぺになってしまったさ」 スー


たけし「二人にも悪いしオレも向かうとするか」


たけしは集合場所から離れて765プロダクションへ向かった

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道中


たけし「地図でみるとこの辺りのはずだけど……」


ふと道路をみると子供が飛び出していたそしてその先には車も迫っていた

たけし「あっ!?」

たけしは全力で子供を助けることにした

たけし「あぶなーい!!!」

子供「へ?」

とてつもない形相でこっちに向かってくる人間?に子供はビビって逃げ出す

子供「わー!!」

来た道をUターンする子供、そして救おうとしたたけし、必然的に車はたけしを引く形になってしまつ

ドーン

たけし「ぶへぇぁぁぁぁぁぁぁ~」

???「優!!」

優「ねぇちゃん!!」

???「た、大変だわ、きゅ救急車を!!」


女性はすぐに救急車を呼ぼうとする、しかし引かれた先の人物は何事も無かったように起き上がった


たけし「いやー、あとギリで危なかったさー」

運転手もたけしの安否を確認する

たけし「問題ないさー」

汚れを叩き落とし、二人のもとへ向かった

???「何だったの……今の……夢?」

優「僕も分からないよ……」

765プロダクション前

プロダクションの前にはみつると天童の姿があった

たけし「いやー、悪かったさー」

みつる「なんかさっき向こう側で騒ぎがあったけどなにかあったの?」

天童「たけしくんのことだから誰か助けて引かれそうなことはしてそうだけど……」


たけし「おー、てんどんよくわかったな?」


二人「えぇ……」

二人は若干引き気味に声を合わせた

結局ゴン蔵は合流出来なかったと言うことにして三人は プロダクションの扉を開けることにした


ーーーーー

765プロダクション


事務所な空間の先には一人の女性がぐでーっとした態度で仕事をしていた


小鳥「はぁー……大変ね……」


天童「すみません、ポッポ小学校から来ました天童ともうします、本日は社会見学にきました」


天童の声に気がつく女性 、すっと立ち上がり三人のもとへ向かう

小鳥「あら、今日だったわね、こんにちは」

三人「こんにちはー」

小鳥「765プロダクション事務員の音無小鳥です、今日はよろしくね」

返事をバラバラに返す三人

小鳥「765プロダクションではアイドルをプロデュースしたり、仕事を見つけたりするのよ」

たけし「なんだ、そのプロテインってのは?」

天童「プロデュースだよたけしくん……」

ツッコミをいれる天童


ガチャ


三人の後ろの扉が開く


???「……?」

スーツを来た男性が三人を見つめる

小鳥「あっ、Pさん今日ポッポ小学校から社会見学にきた子供たちですよ」

P「そうか、よろしくな」にっこり

みつる「ポッポ小学校の一年みつるです」

天童「同じく一年の天童です」

たけし「リーダー的存在のたけしだよろしくな!!おっさん!!」

二人は敬語を使わないたけしを注意しながらあいさつをした

P「……」チッ

この時、舌打ちしたのをたけしの耳は聞きのがさなかった

小鳥から説明を受ける三人 そして続々とアイドルがやって来る

春香「お早うございます」

千早「お早うございます」

やよい「うっうーお早うございますー!!」

どうやらここのアイドルのようだ

みつる「あっ、あの人って!?」

天童「間違いないよ、人気アイドルの天海春香さんと如月千早さんと、高槻やよいさんだ」

たけし「しまぶーが好きそうな子ばっかりだな……」


アイドルを見つめる三人そして一人のアイドルがたけしと目線を合わせる

千早「あっ!?さっきの!?」

声をあげる千早

春香「え?どうしたの?千早ちゃん」

やよい「な、なにかあったんですか!?」

千早「今朝出掛けるときに引かれた子よ!!」

指を指した先にはたけしを示していた


たけし「おっ?たしかにオレは助けるために引かれたさー、でもオレはあんたの事しらないさ?」


とぼけた顔で会話をするたけし、このあと説明に時間がかかったのは言うまでもない

ごたごた後


高木「社長の高木です、今日はよろしくね」

三人「はーい」

高木「社会見学の件だが話を聞くよりも実際に体験したほうがいいとおもう、というわけで今日来ているアイドル達の世話を見てもらおうと思う」

ざわつくプロダクション内

P「困りますよ、父さんじゃなかった、社長!!」

高木「まぁ、今日一日だけだ心配することはない」

P「……まぁいいですけど……」チッ

そしてまた小さく舌打ちをした

たけし「……」

心なしかアイドルたちも安堵したような感じを受け取った

ーーーーー

高木「それじゃ分担は、音無くん君が決めてくれ」

小鳥「ピヨッ!? は、はい!!」

いきなり指名されて慌てる小鳥

小鳥「えっと、それじゃ春香ちゃんをみつる君に」

小鳥「千早ちゃんを天童くんに」

小鳥「やよいちゃんはたけしくんにお願いするわ」

三人「わかりました(さー)」

役割分担された三人


たけし「よろしくさー」

やよい「よろしくお願いします」

たけし「そー堅くする必要はないさーリラックスするさー」

緊張をほぐそうとするたけし


やよい「アッハハハ」

たけしはここは何か隠してるとリーダー的センスが訴えかけているのであった

ーーーー

やよい「ねぇ、たけしくん リーダー的存在ってなんなの?」

たけし「そりゃ、リーダー的存在ってのはみんなに平等でありみんなから尊敬される存在であることさ!!そのためには日々努力を続けるのさ!!」リーダースマイル

たけしは自慢のリーダースマイルをやよいに向け笑いを取る

やよい「やだーたけしくんおかしい~」

夕方

高木「はい、お疲れ様どうだったかな?社会見学になればいいと思ったが」

三人はとてもためになったと声を揃えた


高木「そうか、そうか 君達にならいつでも歓迎だよまた来てくれ」

三人はあいさつをしてプロダクションを出た


ーーーーーー

道中

みつる「すごかったねー」

天童「さすが本当のアイドルだよね」

たけし「……」

みつる「どうしたの?」

たけし「い、いやなんでもないさ……」

天童「たけしくん、リーダーバッチは?」

たけし「あっ!!しまった忘れてきてしまったさー取りに行ってくるー」リーダッシュ

ーーーーー

765プロダクション

小鳥「忘れちゃダメよ?」

たけし「ごめんさー」

ピシッ

なにか叩く音が聞こえた

たけし「……」


どうやら、このビルの裏側の空き地のようだ

765ビル裏側の空き地

そこには三人のアイドルとPがいた


P「ケッ!!なにが社会見学だ下らねぇ……」

P「今日お前ら安堵してただろ?」

春香「い、いえ……」

千早「そ、そんなことは」

やよい「な、ないです」

P「はいそうですねーって納得いくとおもってんのか!!ボケがぁ!!」 手に持っていた鞭のような物を壁に叩きつける

P「ここじゃオレが権力者なんだよ!!だれもオレには逆らえない……だろ?」

ーーーーー

たけし「……」

一部始終をたけしは覗いていた

ーーーーー

P「オレがその気になればてめえ等なんかすぐにAVに出すことも 潰すことも簡単なんだよ……それをわかってんのか!?」

765プロダクションの裏は恐怖政治が敷かれていた


たけし「………… 」ググググ

拳を握りしめるたけし

P「なんとか言ってみろよ……なぁリボンよぉ!!!!」 ビシッ

春香「キャッ」

P「いい声で泣いてみろや!!」ビシッ

千早「くっ……」


やよい「やめてください……」


P「あ?」


やよい「やめてください!!」


春香 千早「やよいちゃん!!」

P「ほぉー?オレには反論する気か?」

やよい「貴方がここに来てから765プロはおかしくなった!!貴方が来なければ!!ほかのみんなは!!みんな!!」ポタポタ

涙を流しながらも反論するするやよい

やよい「みんな、みんな!!貴方のせいです!!」

P「黙れ!!」 ゲシッ

蹴りがやよいにあたり 倒れ込む

やよい「うっ……」

P「貧乏のくせに生意気いってんじゃねぇよ……小娘がよ!!」ぐりぐり

足を顔にのせ 踏みつける

春香「や、やめて……」

千早「お願い……誰か……」

「何しとんじゃ!!コルァアアア!!!!」

一人の声が響く

春香「あ、あなたは……」

千早「たしか……」

やよい「た、たけしくん……」


P「おやおや、さっきの子かい?こんなところまで来てどうしたんだい?帰り道はあっちだよ?」


たけし「そんなことはどうだっていい……」

たけし「なにを、してんだって聞いてんだよ」

P「あぁ?これ?これはうちの教育方針だよ?部外者の君が口を出すことじゃ」

たけし「これのどこが教育だ!!馬鹿も休み休み言え!!」

P「君……口の聞き方がなってないねぇ……」

たけし「大の大人が女性を殴って恥ずかしいと思わねぇのか?」

P「それ以上言葉を慎まないとオレもプッツンきちゃうよ?」

たけし「それが、てめぇが言いたいことか?」

プツン

P「あーあー、もういいやこんな糞ガキ軽くボコってしまいにしようかね」

たけし「お前は彼女達のまっすぐな心を踏みにじって生きてきた、許さん……リーダー的にぶっ飛ばす!!」


P「やれるもんなら……やってみな!!」ビュッ

Pはたけしに近づき 鞭のようなものをふるった

そして三人は目線を背けた


たけし「便所のゴキブリの糞にも劣るその心……すこしはこの子達の真っ直ぐなここを見習わんかー!!」 ガシッ

Pの鞭のような物を掴んだ


P「な、なに!?」

P「動かねぇ……なんでだ!!」

たけし「よーく、味わえ……」

P「ま、待て……」

たけし「これが」

P「た、助け」

たけし「リーダー的!!」

たけし「パンチだぁー!!」 ドゴッ

たけしのパンチはPの顔面を直撃、威力はそのままに壁に叩きつけられた

たけし「人の心は尊きものだ、それをもてあそんだお前の罪は重い」

たけし「これですんだと思うなよ、お前が心を入れ換えない限り、オレは何度でもやって来る」

たけし「そしてその度にお前の汚れきったその心をいじめてやる、リーダー的にな!!」

P「くっ……くっ……なにがリーダー的だ!!んなもんガキのざれ言にすぎねぇんだよ!!」

ぼろぼろになりながらも喋るP

P「覚悟しな!!この傷を見せれば!!てめぇの親にでも!!」


たけしの後ろに一人の人物が立つ

高木「……」

社長の高木である


P「と、父さん!!ちょうどよかった!!このガキから」

高木「情けない……」

P「!?」

高木「情けないよ私は……人として、親として」

P「な、なにを……」

高木「お前の嫌がらせは薄々とは勘づいていたよ、だが 7歳の子供に言われて気がついたよ」

P「な、なにを言って」

高木「お前はクビだ、親子の縁も切る」

P「そ、そんな……」

高木「すまないね、たけしくん……」

たけし「……」

P「まっ、待ってく」


高木「二度とここに近づくな、その顔を見せることがあれば、それなりの対応をとらせてもらういいな」

P「は……ハハハハハハ……」

ーーーーー

765プロダクション

高木「アイツは年を取ってから出来た息子でね……甘やかして育ててしまった……それがこの様だよ……」

765プロメンバー「……」

たけし「……」

高木「さすがはリーダー的存在だねたけしくんえんチョーが言ってたとうりだ」

たけし「えんチョーを知ってるのか?」

高木「古い知人さ、さて話を戻そう」

高木「私はこの事態を重く考え765プロを無くそうと思っている」

メンバー「えっ!?」

高木「心配することはない、他のメンバーの子たちがいるプロダクションに君たちを移籍する、アイドル生活には何一つ不備はない」

高木「本当にすまなかった……」

春香「私は……やめません」

千早「私も」

やよい「私もです」

高木「しかし……」

春香「かつてのPさんも他のメンバーもいませんけど」

千早「私たちはここが好きなんです」

やよい「他のところになんて考えられません!!」

高木「しかし……」

たけし「しゃチョー、いいさこれで」

高木「……本当にいいのかい?」


三人「私たちは765プロダクションのアイドルですから!!」


高木「ありがとう……ありがとう……」

ーーーーーー


こうして、たけし達の社会見学は幕を閉じた

やむ無くやめたアイドル達も765プロダクションに戻り、以前のプロデューサーも復帰し かつての765プロダクションが戻りつつあるそうな

後日

ポッポ小学校

先生「えー、社会見学優秀グループは、たけしくんみつるくん天童くんグループです」

クラス全員「おめでとー!!」

たけし「やったさー」

みつる「よかったー」

天童「無事に終わってよかったよ」

ーーーー

ゴン蔵「おい、エージなんでオレはハブられてんだ?」プルプル

エージ「え?ゴンちゃんたけしのグループだったの?」

ゴン蔵「当たり前だコラァ!!どんだけこの時を楽しみにしてたかオメェにわかるかコラァ!!」


たけし「みんな元気にしてるといいなー」


ポッポ小学校は今日も元気である


end

小ネタ

肌年齢


765プロ (たけし達がいる頃)


小鳥「なんだか最近肌が荒れてるような気がする……」

春香「そんなことないですよ」

千早「気のせいですってば」

やよい「でもふとももはぐにぐにです」

小鳥「うわーん」

たけし「肌年齢ならオレが見れるさー」

小鳥「ほんと?!」

検査中後

小鳥「で?どうだったの?」

たけし「肌年齢的にはオレと一緒さー」

小鳥「ちょっと!?それって良いの!!悪いの!?」

春香「さぁ……」

千早「どっちでしょうか……」


正直コレが書きたかったからSS作ったようなものである

今度こそ終了

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