P「それじゃあ罰ゲームな」 (70)

伊織「はあ!?なんでこの私が罰ゲームなんかしなきゃなんないのよ!」

P「いやいや、始める前に了承したろう。敗者は勝者の言うことを一つなんでも聞くって」

P「『何をあんたにさせてやろうかしらおーっほっほ』ってノリノリだったじゃないか」

伊織「そんな風には言ってないわよ!」

P「あーあ、今や天下のトップアイドルの水瀬伊織さんが約束の一つも守れないなんてなぁ」

伊織「ぐっ、……いいわ、なんでも命令しなさいよ。この水瀬伊織ちゃんがなんだろうと完璧にこなしてあげるわ」

P「……」ニタァ

P「よし、じゃあこのゴミの処理を命じる」

やよい「・・・・・・」

伊織「やよい・・・? うそっ・・・どうしたの・・・やよい」

P「捨ててきて」

伊織「え……ゴミ処理?」

伊織「はいはいわかったわよ……え、何この猫のぬいぐるみ」

P「いや、この前夢と魔法の国に出向いて仕事の調整しててな、その終わりに貰ったんだよ」

P「結構無茶な調整に乗ったからな、なんか無理矢理渡されて」

P「そこのスタッフさんに聞いたところなんでも世界に一つしかない限定品らしいぞ」

P「ただ、俺は男だしな。ぬいぐるみにも興味ないから扱いに困ってたんだ」

P「まあ貰った物に対してゴミ処理扱いは語弊があるが、それでも必要ないものだからな」

P「伊織に処分を任せられて助かったわ」

伊織「……」

P「まあ、伊織にはシャルルもいるし、更に人形が増えたら邪魔で仕方ないだろ。我ながらいい罰ゲームだ」ニタァ

伊織「……わかったわよ!罰ゲームなんだから邪魔だけど任されてあげるわよ!」ギュッ

小鳥「あら?伊織ちゃん最近そのぬいぐるみ連れてくること多いわね」

伊織「そんなことないわよ、たまたまよたまたま」

伊織「今日はシャルルがお家に居たいって言うから仕方なくこの子を連れてきたの」

伊織「だから本当にたまたま」

小鳥「ふーん、そうなんだ」クスクス

伊織「何よ、文句あるの?」

小鳥「いーえ」クスクス

伊織「ふんっ、行くわよシャルプ」


最近の伊織ちゃんはプロデューサーさんと一緒の仕事じゃない日は必ずと言っていいほどこの新しいネコちゃんのぬいぐるみを連れてきます。
やよいちゃんに聞いたところ「シャルル・P・ミナセ」と言う名前だそうです。シャルルの弟らしいです。
初めは「ゴミのリサイクルよ!エコの為エコの!」と言い張っていましたが、大切に大切に扱っているので今ではみんなニヤニヤしながらその様子を見守っています。

私もぬいぐるみ欲しいなぁってプロデューサーさんの前でつぶやいてみたら「音無さんそのものが765のマスコットみたいなものですからなくても大丈夫ですよ」って言われました。えへへ


終わり

次のアイドル

>>10

また美希で

P「で、まーた美希の負けか」

美希「酷いの……ハニー容赦がなさすぎるの」

P「『ハニー!リベンジなの!リベンジ!』って意気込んで来たわりには無策なんだもんなあ」

美希「考えようと思ったけどその時その時全力で行けばいいやって思っちゃったの……」

P「仕事でももう少し事前に準備出来るともっと視界が広がるぞ。これ当面のお前の目標な」

美希「はいなの……」

P「さて、うーん罰ゲームか」

P「よし、今度の休みに俺の買い物の荷物持ち兼暇つぶし要因な」

P「おらこれも持て」

美希「わぁっ、キャラメルマキアートなの」

P「いっぱい飲みたいと思って2つ買っちまったが流石に2つは重いからな」

P「正直邪魔だから好きに処分していいぞ」スタスタ

美希「はいなの!」ニコニコ


P「あ、あれ最近出来たいちごババロア専門店だな。小腹も空いて来たし暇つぶしも兼ねて付き合え」



美希「あーん、すっごく美味しいの~!!とろけるの……」

P「……」モグモグ

P「あー今日は残り何すっかなー。あっ、そうだ最近あんまり寝てないから新しい枕が欲しいんだよな」

P「ちょっと歩くけど罰ゲームなんだからちゃんと着いて来いよ」

美希「うん!」ニコニコ

小鳥「美希ちゃーん、今度の仕事のことでちょっと」

小鳥「……また寝ちゃってる」

美希「……ハニー…………」スヤスヤ

小鳥「くすっ、それにしても最近は前にも増してすぐ寝ちゃうわね。この枕のおかげかしら」


美希ちゃん最近この新しい枕がお気に入りのようです。
いつでもどこでもこの枕を持っていって少しでも時間が空いたらとり出して寝出しちゃいます。
オンオフのメリハリが一層効いて前よりも活き活きと仕事をしています。
なんでもこの枕、プロデューサーさんが買い物に付き合って貰った駄賃としてあげたそうです。
私も「最近寝不足なんだよなぁゴシゴシ」ってプロデューサーさんの前でアピールしてみたら「音無さんいけませんよ、はいこれ」って眠眠打破を貰っちゃいました。えへへ




終わり

>>21

ピヨたそ

P「参りました」

小鳥「……え、あの、はい」

P「さすが音無さんはお強い」




勝ってしまいました。
普通に。
なんか違うんじゃないかなとは思いましたが、それでもこっちからも罰ゲーム出せるじゃない小鳥!ファイトよ!ファイト!と思い切って「プロデューサーさんの一番大切なもの、下さい」ってお願いしてみました。
765プロアイドル全員集合生ブロマイド(限定版)を手に入れることが出来ました。えへへ



終わり

>>30

まこと

真「……参りました」

P「うーん、ギリギリだったな」

真「ちぇー、せっかくプロデューサーに何でもして貰えるチャンスだったのになー」

P「はは、勝ちは勝ちだ」

真「わかってますよーだ。さ、何でも言って下さい。どーんとこなしちゃいますよ」


P「よし、次のお前の仕事はこのフリフリの衣装着て出ろ」

真「……え?」

P「そして発言も仕草も自然な女の子らしくしろよ」

P「くっくっく、全国公開罰ゲームだ……」ニタァ

______
____
__

真「はい、はい、そうなんです」ニコッ

司会「いやーなんか今日の菊地さん華があってすごくいいね」

真「ふふっ、そうですか?ありがとうございます」

タレント「あ、わかりますー。いつもの元気な菊地さんもいいけど、今日の感じはまた違った魅力があって私一層ファンになっちゃいました」

真「そんな、ありがとうございます」ニコッ





ディレクター「ちょっとPちゃん今日の真ちゃんすごくいいじゃない」

P「ありがとうございます」

ディレクター「この真ちゃんの感じで今度ミニコーナー作らせてよ。」

P「はい、是非!お願いします!」

ディレクター「あ、いつもの真ちゃんのミニコーナーももちろん続けてくよ?ギャップが出ていいと思うんだよねー」

真「たっだいまー!」

ガチャ

小鳥「おかえり、真ちゃん」

小鳥「あら?今日のその服……」

真「はい、この前の番組の衣装です!これは勝負に負けた結果のものですから、仕方なく、自分への戒めの為に着てるんですよ」ニコニコ



あの番組以降、真ちゃんはキリッとしたボーイッシュな仕事だけでなくフワフワでガーリッシュな女の子らしい仕事がぐっと増えました。
そのおかげか元々持ってた真ちゃんの女の子らしさが自然に出るようになり、なんというか魅力の幅が広がりました。
そしてあの時の衣装は今では真ちゃんの一張羅です。
あの番組後プロデューサーさんが衣装さんに掛け合って正式に買い受けたそうで
「せっかくプロデューサーがボクの為に用意してくれたから仕方なく着てあげてるんだ」って嬉しそうに雪歩ちゃんに話してるのを聞いちゃいました。
私も「あーあ最近新しい服買ってないなぁ似合うの欲しいなぁ」ってボソッと言ってみたら「音無さんってその事務服すごい似合いますよね」って褒められちゃいました。えへへ




終わり

>>45

やよい

P「ふっまた勝ってしまった……」

やよい「うぅ、勝ったら1人2パック限定の卵買いに行くの付き合って貰おうと思ってたのに……」

P「残念だがやよい、勝負の世界は残酷なんだ」

やよい「はい、わかってます……罰ゲームの内容教えて下さいプロデューサー、私何でも頑張ります!」

P「そうだな…………あー最近焼肉行ってないな」

P「でも一緒に行く相手がいないしなー、1人焼肉はちょっとなー」

P「ん?あ、そうだ。おあつらえ向きに今勝ったばかりの罰ゲームがあるじゃないか」

P「やよい、罰ゲームとして焼肉食いに行くの付き合え」

やよい「おっおっおっおっ美味しいですー!!!」

やよい「私こんな美味しいお肉初めて食べましたー!」

P「うん、確かに美味いな、ここ値段もリーズナブルで美味しいって取引先の人にオススメされてたんだよ」モグモグ

P「これで次の仕事のネタとして使える」

長介「うめーうめー」ガツガツ

かすみ「そんなに慌てて食べちゃダメたよ」

浩太郎「プロデューサーのにいちゃんのおごりなんだからだいじょうぶだよだいじょうぶ」ガツガツ

P「はは、いっぱい食えよ」

やよい「……でも本当に長介達も連れてきて良かったんですか?」

P「ああ、人に話すネタにするには詳細な多くのデータが必要だしな」

P「特にこの店は色んな人に紹介出来るし接待にも使える当たりの店だ、むしろ沢山連れてきて大正解だったよ」モグモグ

P「……ん?この玉子スープ美味いな。ふーん烏骨鶏の卵を使ったスープなのか」

やよい「あっ本当!これもすっごく美味しいです!」

P「うちでも今度作ってみようかな。……すみませーんお土産にこの卵6パック分ってお願い出来ますか?」

小鳥「えっそれでプロデューサーさんの家に玉子スープを作りに?」

やよい「えへへ、そうなんですよー」

やよい「あんまり美味しいスープだったんで『やよいに再現して欲しい』って」テレテレ

やよい「スープすっごく美味しいって褒めてくれました」
ニコニコ

小鳥「いいわねぇ、そんなに美味しいなら私も食べてみたいわ」

やよい「いいですよ、今度作りますね!」

小鳥「でも玉子スープって卵そんなに使うの?」

やよい「あ、そうなんですよ、作った後卵5パックも残っちゃって……そしたら『やよい余ったからやるよ』って」

やるよ「えへへ、プロデューサーもちょっとおドジさんかなーって」ニコニコ

やよいちゃんは産まれて初めて「お肉で満腹になる」という不思議体験が出来たととっても喜んでいました。
家族みんなもお腹いっぱいになってすごく楽しい焼肉会だったそうです。
罰ゲームなのにこんなに嬉しくていいのかな、ってやよいちゃんも少し困惑してたくらいです。
私も「そう言えば最近焼肉食べてないなー、1人焼肉はちょっとなー」って発してみたら「あ、俺が最近行った店安くてすごく美味しかったですよ。紹介しますね」って言われました。えへへ




終わり寝る

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