妹「兄ちゃん、一緒に寝てもいい?」(255)

兄「はあ?なんで?」

妹「な、なんでも!」

兄「意味分からん。アホなこと言ってないでさっさと寝ろよ。
  もう学校始ったんだからさ」

妹「うぅ…」

兄「…そんな目で見んなって」

妹「だってぇ…」

兄「つーかどうせまた怖いTVでも見たんだろ?親父かお袋に一緒に
  寝てもらえよ」

妹「そ、それはダメ!」

兄「なんでさ」

妹「その……呪われちゃうから」

兄「はあ?」

兄「アホらし。もう俺寝るからな。じゃ」

妹「あっ!に、兄ちゃん!」

パタン

妹「あ……」

妹「うぅ…兄ちゃんのいじわるぅ!」

兄「ったく、あいつの怖がりも大概だな」ドサッ

兄「高校生になって一緒に寝ようとか頭おかしいんじゃねーのか?」

ガチャガチャ!

兄「ん?」

ガチャガチャガチャ

兄「んだよ。鍵なら開いてるぞ!」

ガチャガチャガチャ!

兄「だから開いてるって!」

ガチャガチャガチャ!

兄「おい、大概にしろよ!開いてるつってんだろーが!」ガチャ

兄「……あれ?」キョロキョロ

兄「誰も、いない?」

兄「っかしいな…。確かにドアノブ回ってたのに」

兄「どうなってんだよ…」



兄「おーい」

ドンドン

妹「あっ、兄ちゃん!はーい!」パァァァァ

ガチャ

兄「おう」

妹「え、えへへ~♪どうしたの?もしかしてやっぱり一緒に寝てくれるの?」キラキラキラ

兄「残念でした。それはない」

妹「うぅ…」

兄「だからそんな目で見んなって」

妹「だってぇ…」

兄「それよりさ、お前さっき俺の部屋来た?」

妹「え?」

妹「行ってないけど、何かあったの?」

兄「……ほんとか?」

妹「ほんとにほんとー!兄ちゃん、あたしが入れないようにカギまで
  掛けちゃったんだから行くはずないでしょ!」

兄「…………は?」

妹「?」

兄「俺はカギなんか掛けてねーぞ」

妹「えっ、でも兄ちゃんが自分の部屋入った後にカチッて音したけど…」

兄「……は?」

兄「いや、いやいやいや。ねーって、それはねーって」

妹「でも音したよー?」

兄(……寝ぼけてカギ掛けたのか、俺?)

兄「…………」

妹「兄ちゃん?」

兄「あ、ああ悪い。まあ、お前が来たんじゃなかったんだったら良いや。
  悪かったな」

妹「うん」

兄「それじゃあ俺ももう寝るけど、お前も早く寝ろよ」

妹「はーい」

兄「んじゃな」バタン

兄「はあ?なんで?」

兄「な、なんでも!」

兄「意味分からん。アホなこと言ってないでさっさと寝ろよ。
  もう学校始ったんだからさ」

兄「うぅ…」

兄「…そんな目で見んなって」

兄「だってぇ…」

兄「はあ、寝ぼけたか。まだ暑いし夏バテでもしてんなかな俺」

兄「でーい!考えんのはやめやめ!」ボスッ

兄「あー、布団気持ちいー!」バタバタバタ

兄「よしっ!このまま何事もなかったかのように寝よう!そうしよう!」

兄「…………」

兄「………………」

兄「……………………」

(ID:NmsqXh8K0が急に錯乱し始めたぞ…)

兄「…………………………」

兄(よし、なにも起きねーな)

兄(ふぅ。大抵ホラーものの映画とかだと主人公がこうやって
  ほっとした直後にまた同じ現象が起きるけど、それはないみたいだし)

兄(やっぱ俺の思い過ごしだったんだな…。良かった)

兄(あとはもうすっぱり忘れて眠っちまえばいつもの明日だ)

兄「ふぁぁぁあああぁぁ」

兄「安心したら、眠気が……」

兄「おや、すみなさ…い…」

兄「zzzzz…」

チッチッチッチッチッチッチッチ

兄「……ん……んー?」

チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチ

兄(なんの…音だ…?)

チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ

兄(時計?でもそれにしちゃ音でかくねーか。まるで耳元にでも
  あるみたいに…)

チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチ

兄「!!!」

兄「なっ、目の前に時計…?なんで……机の上に置いてたはずじゃ…」バッ

兄「机の上にはある…。だったらこれは?」バッ

兄「…………良く見たら、これ俺の時計じゃねーじゃん。妹のだ」

チッチッチッチバリチッチ

兄「…………ああ、なるほど。はいはい分かった分かった」

兄「あいつ、俺が一緒に寝なかったからって、腹いせに俺に悪戯
  しかけてんのか」

兄「だったらさっきのドアノブの件も説明つくなぁ」

兄「…………アホらし」

兄「構ってチャンにわざわざ構ってやるほど目は冴えてねーんだよ」

兄「寝よ寝よ」

兄「おやすみー…」


チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ

チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチチッチッチッチッチッチッチッチッ


兄「いや、ちょっと待て!」ガバッ

兄(俺、さっき部屋に戻った時は念のためカギ掛けたぞ?)

兄(あいつがどうやってこの部屋入ってこれるんだよ!?)

ガチャ

兄「!」

ガチャガチャガチャ

兄「……な」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

兄「おいおいおい…」

兄(どうする…?)

兄(もし妹なんだったらドア開けたらいるだろうけど…)

兄(妹じゃなかったら……?)

兄(…………)

兄(ま、まさかそんな訳はないとは思うけど。思うけど、でも……)

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

兄「う…」


         「……呪われちゃうから」


兄(呪い?んな馬鹿な。そんなの信じられるかってーの)

兄(開ける!開けてやる!呪いなんか信じねーぞ俺は!)

兄(妹の悪戯に決まってるんだ!)

兄(今度はこっちが突然開けてビビらせてやる!)

兄(行くぞ、俺っ!)

兄「せいっ!!!」

バタン!

兄「…………」

兄「…………は、ははっ」

兄「な、なんだ。やっぱ誰もいねーんじゃねーか」

兄「ただの聞き間違いだったんだよ、やっぱ。ははっ…」

摺醴靃靃霾醴髏蠶蠶鸛躔か                    ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌羽紜益㎎益山∴          ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
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醴蠶蠶蠶蠶髟                        ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇樰體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶     
蠶蠶蠶蠶欟                          ㌶繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶        
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蠶蠶蠶診            ベ沿益旦以迢益讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶
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蠶蠶蠶蠶蠶鋻∠∴  .∴∴∠ヨ旦滋躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶醢山ム沿当益錙躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶

兄「あ、あはははははははははっ…」


「ほんとにほんとー!兄ちゃん、あたしが入れないようにカギまで
掛けちゃったんだから行くはずないでしょ!」


兄「あ……」


「えっ、でも兄ちゃんが自分の部屋入った後にカチッて音したけど…」


兄「そ、そうだったな…」

兄「鍵って外から掛けるか、そうじゃなけりゃ……」

兄「内側から掛けるもんだよな」

兄「あ、あはははははははははは……ははははは……」

妹は兄が呪われるのを心配して一緒に寝ようと言ったんだな…

ダッ!


兄「うわあああああああああああああああああ!!!!!」ダダダダダダ

兄「おい!誰か!親父!お袋っ!妹!!!」

兄「この家、なんかおかしいぞ!」

兄「誰かいる!俺たち以外に誰か!」

兄「みんな起きろぉぉぉぉ!!!!!」

兄「ハアハアハア!親父ぃ!!!」ガチャ

兄「!?」

ガチャガチャガチャ

兄「カギ掛ってる!?」

兄「おい!俺だ!親父!お袋!いるんだろ、開けてくれ!!!」ドンドンドン

兄「おい!!!」ドンドンドン

シーン

兄「くそっ!」ドカッ

兄「!」

兄「そうだっ!」ダダダダダ

兄「おい、妹!俺だ!起きてるか!?」ドンドン

兄「……」

兄「……悪い!入るぞ!」ガチャ



兄「……ふぅ」

パチッ

妹「んーーー?兄ちゃん…?」

兄「お、おう。悪い。寝てたか」

ゴーストバスターズに連絡汁

妹「うん……。ところで今何時ー?」

兄「あ、ああ、えーっと」キョロキョロ

兄「い、いま4時41分だ」

妹「ああ、そう…ふあぁぁぁぁ」

兄「わ、悪いな。こんな時間に来て」

妹「別にいいよー。ところでなんかあったのー?」

兄「あ、あぁ。実は……」

兄「…………」

妹「?」

兄(あの時計…さっき俺の枕元にあった奴と同じ…)

妹「どうしたのー?」

兄「お前、あの時計さ…」

妹「んー、時計?時計がどうかしたの?」

兄「……い、いや、なんでもない」

妹「そう?」

兄「それより聞いてくれ。この家俺たち以外に誰かいるんだ」

妹「えっ。もしかして泥棒?」

兄「ちがう!泥棒じゃない」

女幽霊はよ

妹「……じゃあ、なに?」

兄「なにかは……分かんない」

妹「え?」

兄「でも確かにいるんだ!ほらっ、お前も言ってたじゃん」

兄「俺が部屋に入った後カギが掛る音がしたって!でも俺はカギなんか
  掛けてねーんだ!俺以外の誰かが掛けたんだよ!」

妹「うそでしょ?」

兄「本当だって!しかもドアノブガチャガチャ回してんだ」

兄「なのにドア開けても誰もいないし…」

妹「ちょっとやめてよ!あたし怖いの苦手なんだから」

兄「けど本当なんだって!」

妹「イヤ!聞きたくない!」バッ

兄「…………」

妹「なに?」

兄「もしかしたら、お前の部屋にもいるかもしれないんだぞ…」

妹「えっ!?」ガバッ

兄「あの時計さ、さっき俺の部屋にあったんだ…」

妹「で、でもあたしの部屋にちゃんとあるよ?」

兄「ああ。けど俺はここに持ってきてないし、そもそもお前の時計なんか
  自分の部屋に持ちこんでない」

兄「つまり、誰かがお前の部屋から俺の部屋に持ってきたってわけだ」

妹「うそ…」

兄「しかも、またお前の部屋に戻しに来てる」

妹「ちょ、ちょっと待ってよ。兄ちゃんの話が本当ならさ」

兄「ああ。もしかしたらこの部屋にいま居るかもしれない…」

>>1は推敲しつつ書いてるのか
寝落ちはヤーよ

妹「兄ちゃん、一緒に寝てもいい?」

兄「はぁ? もう子供じゃないんだし一人で寝ろよ…」

妹「むー…小さい頃はいつも一緒に寝てくれたのに」

兄「…」

兄「はぁ、ちゃっかり枕まで持ってきてるし…。…今晩だけだぞ?」

妹「ほんと!? 兄ちゃん大好きー!!」ギュッ

兄「こ、こら、そんなにくっつくな…!?」




妹「えへへ、兄ちゃんの背中って何だか安心するなぁ」

兄「…俺の背中は抱き枕じゃないぞ」

妹「ふふっ、分かってるってば」

妹「…でもこうしてると、ちょっとドキドキもする…かな」ボソッ

―――
みたいな感じのSSを最初は想像していました。>>1はよ

148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/08/28(火) 02:06:31.50 ID:DpqU9MQ+0
さしみさん(猫)「兄ちゃん、一緒に寝てもいいニャ?」

兄「はぁ? もう子供じゃないんだし一人で寝ろよ…」

さしみさん「フーッ!…小さい頃はいつも一緒に寝てくれたニャ!」

兄「…」

兄「はぁ、ちゃっかり枕まで持ってきてるし…。…今晩だけだぞ?」

さしみさん「ほんとニャ!?兄ちゃん大好きニャ!!」ギュッ

兄「こ、こら、そんなにくっつくな…!?」




さしみさん「ニャハハ兄ちゃんの背中って何だか安心するニャ」

兄「…俺の背中は抱き枕じゃないぞ」

さしみさん「分かってるニャ」

さしみさん「…でもこうしてると、ちょっとドキドキニャ」ボソッ

―――

俺「ハアハアハア!>>1!!!」ガチャ

俺「!?」

ガチャガチャガチャ

俺「カギ掛ってる!?」

俺「おい!俺だ!>>1!いるんだろ、続き書いてくれ!!!」ドンドンドン

俺「おい!!!」ドンドンドン

シーン

俺「くそっ!」ドカッ

おちるぞ

保守

保守

いや、まだだ

ho

それもかまわぬです?

>>205
良いIDだ

もはやどっちが釣りなのか分からん

保守

ヒタ……ヒタ……
兄「うわあああ誰かくるうううう!」

姉「犯人はお姉ちゃんでしたー」

兄「なんだお姉ちゃんだったのか」

バリバリ
母「おかあさんでしたー」

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