姉帯「ぐすん……………」塞「元気だしなよぉトヨネ……」(195)

   宮守控室にて

姉帯「わあああああああああああああん!!!!!」

塞「元気だしなよトヨネ……」

姉帯「わたしのせいで負けちゃったよー!うわあああああああああん!!」

胡桃「トヨネは頑張ったよ!だからもう泣かない!」

塞「そうだよ!トヨネのおかげでここまでこれたんだからなんも責任感じることないんだよ」

姉帯「ひっぐ……ごめんなさい……ひっぐ」

エイスリン「トヨネ……ナカナイデ……」

白望「ダルいからもう泣かないで……」

姉帯「ううう……」

トシ「トヨネはよく頑張ったよ、胸を張りなさい胸を」

姉帯「トシさん……」ボロボロ

胡桃「そうだよ!胸を張ってほら!」

白望「胡桃は張る胸が無いけどね……」

胡桃「うるさいそこ!」

姉帯「あ、はははは……」

エイスリン「!!」キュッキュッ!

塞「あ、なにか書き始めたよ!」

エイスリン「!!」バッ!

塞「えーっと……なにこれ食事?お腹すいたってこと?」

白望「みんなで打ち上げしたいってことじゃないかな……」

トシ「しょうがないね、あまり高いところは行けないけど、最後くらい奮発しようかね」

エイスリン「ヤッタ!」

白望「ダルい……」

   打ち上げ会場にて

姉帯「このお肉ちょー美味しいよー」モグモグ

胡桃「こらトヨネ!いただきますをちゃんとする!」

白望「ダルい……」

エイスリン「ハイ、シロ」アーン

白望「もぐ……うん美味い……」モグモグ

姉帯「東京はちょーすごいねー、どの店行っても美味しいよー!」モグモグ

胡桃「食べながら喋っちゃダメ!」

塞「どの店も美味しいって言ってもねぇ、まさかペッパーランチで打ち上げとはねぇ」

トシ「世知辛い世の中だからしょうがないのよ」モグモグ

胡桃「文句があるなら食べなくていいんだよ!」

塞「嘘だよ嘘!お肉大好きだから、いただきま……」

白望「いただき」シュッ!

塞「あ!シロ?!」

白望「うん……美味い……」モグモグ

塞「ちょっとわたしのお肉取らないでよ!」

白望「ダルい……」

塞「ダルいじゃないよ……なんでこういうときだけ俊敏になるかなー」

姉帯「ちょっとおかわりしてくるねー」トコトコ

胡桃「お茶碗にお米がまだ残ってるよ!ちゃんと最後まで残さず食べる!」

姉帯「くるみちょー厳しいよー」

胡桃「お米には一粒につき7人の神様がいるんだよ、だから最後までたべなきゃ……」クドクド

エイスリン「クルミ ママ ママ」

塞「そうだねお母さんみたいだね」

  打ち上げの帰り道

姉帯「ちょーお腹いっぱいだよー、トシさんありがとー」

トシ「いくら安いからって7回もおかわりされると懐が寒くなるねぇ」

白望「気持ちわるい……」ウプッ

胡桃「調子にのって食べ過ぎるから!自業自得!」

白望「ダルい……おぶって……」

エイスリン「!!」キュッキュッ

エイスリン「!!」バッ

白望「ふざけんなってこと……ハァダルい……」

塞「結局ほとんどシロの取られた……」トボトボ

トシ「ちょっといいかい」

姉帯「どうしたのー?」

トシ「実はわたしこの用事があるのよ、だからここから先はあなたたちだけでホテルに帰ってほしいのよ」

塞「あ、はいわかりました」

トシ「いいかい、このままちゃんとまっすぐ帰るんだよ、東京の夜は怖いからねぇ」

姉帯「はい!ちゃんとまっすぐ帰るよー」

トシ「心配だねぇ、それじゃあわたしは急ぐから」スタスタっ

エイスリン「トーキョーナイト コワイ?」

胡桃「私たちがついてるから大丈夫だよエイちゃん」

白望「うん、いざというときは塞がなんとかしてくれるから」

塞「ちょっと私まかせなの!?」

胡桃「さぁ早く帰ろう」

トシ「ちょっといいかい」

姉帯「どうしたのー?」

トシ「実はわたしこのあと用事があるのよ、だからここから先はあんたたちだけでホテルに帰ってほしいのよ」

塞「あ、はいわかりました」

トシ「いいかい、このままちゃんとまっすぐ帰るんだよ、東京の夜は怖いからねぇ」

姉帯「はい!ちゃんとまっすぐ帰るよー」

トシ「心配だねぇ、それじゃあわたしは急ぐから」スタスタっ

エイスリン「トーキョーナイト コワイ?」

胡桃「私たちがついてるから大丈夫だよエイちゃん」

白望「うん、いざというときは塞がなんとかしてくれるから」

塞「ちょっと私まかせなの!?」

胡桃「さぁ帰るよ!」

姉帯「短い間だったけど東京ちょー楽しかったよー」

塞「トヨネは毎日興奮しっぱなしだったしねぇ」

姉帯「東京に来るのなんて生まれて初めてだからねー!」

塞「まぁトヨネはあの村を出ること自体、ほとんど無かったみたいだしね……」

胡桃「もう明日岩手に帰っちゃうんと思うと寂しいね、もっと東京見物したかったな」

エイスリン「アサクサ!シバマタ!アキハバラ!」

姉帯「わたしは一人でいろんなとこ行ったよー!東京タワーとか!神宮球場とか!」

塞「どうせならスカイツリーや東京ドームに行けばよかったのに……」

白望「ダルいからもう帰りたい……」

姉帯「あ……ううう……」ブワッ

塞「え!なんで急に泣くの?」

エイスリン「トヨネ ナカナイデ……」オロオロ

姉帯「ぐすん……」グジュ

胡桃「さっきも言ったけどトヨネは悪くないよ!」

塞「そうだよそうだよ!」

姉帯「ううん違うんだよー、せっかく楽しかったのにもう帰らなきゃと思うと哀しくって……」ポロポロ

塞「ああ……」

姉帯「もうすぐ卒業だし寂しいよー」ボロボロ

胡桃「トヨネ……」

エイスリン「……」ポロポロ

塞「え!なんでエイスリンさんも泣くの!?」

エイスリンΦ「……」カキカキ

エイスリン「……」バッ ポロポロ

塞「飛行機?」

白望「もうすぐニュージーランドに帰らなきゃってこと」

胡桃「そういえばエイちゃん留学生だもんね」

塞「来年の春でエイスリンさんとはお別れか……」

姉帯「みんなで東京くることもないだろうし、もっと思い出作っておけばよかったよー」ボロボロ

塞「……」

胡桃「……」

エイスリン「……」ポロポロ

白望「ねぇ」

姉帯「あ、シロごめんねー、早くホテルに帰りたいんでしょ、それじゃ……」

白望「みんなでカラオケ行こう」

姉帯「え……」

胡桃「なに言ってるのシロ?頭でもぶつけた?」

白望「ぶつけてない」

塞「シロがカラオケ行こうなんて言うわけないじゃん!多分からあげ食べたいって言ったんだよ!」

白望「違う、みんなでカラオケ行こうって言った」

姉帯「なんでカラオケなのー?」

白望「もう夜遅いし、明日は時間ないし、いまの時間遊べるのはカラオケぐらいだから」

塞「たしかにもう9時半だし東京観光はもうできないしねぇ」

姉帯「うわぁカラオケちょー良いよー!わたし一度で良いからカラオケに行ってみたかったんだー!」

エイスリン「カラオケ!カラオケイキタイ!ウタイタイ!ウタイタイ!」

塞「みんな行きたがってるみたいだしせっかくだから行こうか!」

白望「ダルいから早く行こう」

胡桃「ダメェ!!夜遊びは不良のハジマリ!絶対帰らなきゃダメ!!」

塞「ええいいじゃ~ん、東京最後の日くらいみんなで遊ぼうよ」

胡桃「ダメなものはダメ!トシさんに言われたでしょ!まっすぐ帰りなさいって!」

姉帯「そうだけどカラオケ行きたいよー……」

胡桃「岩手にもカラオケはあるでしょ!帰ってから歌えば良いよ!」

姉帯「でも岩手はカラオケスナックしかないよー」

胡桃「じゃあここで好きなだけ歌えば!」

塞「それじゃ恥ずかしいよ!」

白望「胡桃、真面目すぎ」

エイスリン「カラオケ……」シュン

塞「もういいや、胡桃はほっといて4人で行こうよ」

胡桃「え……」

姉帯「え、でも置いてくのは可哀想だよー……」

塞「大丈夫だって」ニヤニヤ

胡桃「……」

塞「本当に胡桃はカラオケ行きたくないの?」

胡桃「い、行きたくなんかない!」

塞「へぇ……」ニヤニヤ

エイスリン「カラオケイコウ!ハヤク!ハヤク!」

白望「早く行こう、時間は待ってくれない」

塞「そうだね、じゃあね胡桃、あんたの分まで歌ってきてあげるから」

胡桃「う、……」

姉帯「ちょーたのしみだよー」ニコニコ

姉帯「どこにカラオケあるんだろう」

塞「この近くにあるみたいだよ」ケータイカチカチ

エイスリン「カラオケ♪カラオケ♪」カキカキ

姉帯「みんなで歌ってる絵だねー」

塞「エイスリンさんすごくうれしそうだね」

白望「カラオケは世界で愛されてるから」

姉帯「胡桃もくればよかったのにねー、みんなで歌いたかったよー」

白望「胡桃は固すぎるからね」

塞「大丈夫だって、ほら」チラッ

胡桃「……」トテトテ

姉帯「あ……!」

塞「ついてきてるついてきてる」プププッ

胡桃「あ///」

塞「胡桃~、帰るんじゃなかったの?」ニタニタ

胡桃「ち、違う!みんながちゃんとカラオケまで行けるかとどうか見守ってたの!」

塞「へぇ……」ニタニタ

胡桃「ちゃんと行けてるみたいだし良かった!じゃあね!!」

姉帯「ねぇ胡桃も一緒に歌おうよー!」

胡桃「わ、わたしは不良じゃないから……」

エイスリン「クルミ!ウタ!レッツシンキング!」

胡桃「エ、エイちゃん……」

塞「本当は胡桃も歌いたくてしょうがないんでしょ」ニヤニヤ

胡桃「ち、ちがぁ……」

白望「胡桃は保護者としてついてくればいい、みんなが変なことしないように」

胡桃「!!そうだね!じゃあわたしは保護者としてみんなが悪さしないか監視するね!それでいいでしょ!」

塞「それで良いよ」クスクス

姉帯「胡桃も来るの?!やったああああああ!!ちょーうれしいよー!!」

thinking?

  カラオケにて

  ガチャン

塞「ここの部屋だよね」

姉帯「うわあああここがカラオケボックスかああ!ちょー広いよおおおおお!!!」

塞「トヨネちょっとはしゃぎすぎ……」

姉帯「ちょっとしたホテルみたいだよー」

胡桃「周りに迷惑がかかるから大声出さないの!」

塞「いや別にここカラオケボックスだから大丈夫だよ……」

白望「コーラとあとからあげお願い……」ガチャン

塞「さっそく注文してるよ!」

エイスリン「ワクワクワクワク」

姉帯「じゃあさっそく曲入れるよー、まずはわたしからねー」カチカチ

塞「わたしも初めてだから楽しみだなぁ」

姉帯「この機械の操作ちょーむずかしいよー」カチカチ

 ガチャン

店員「はいコーラとからあげでーす」

白望「どうも」

姉帯「あのー、店員さん、使い方がわからないので教えてください……」

店員「あ、それはですねぇ、こう使うんですよ」ピッピッ

姉帯「ありがとうございます!さぁこれでバンバン歌うよー」

店員「ではごゆっくり」

  ガチャン

姉帯「えい!」

ピピピピッ!!

塞「トヨネってどんな曲歌うんだろう」

ジャ~ジャ~ジャ~ジャ~ジャ~♪

塞「このイントロは……B'z?!」

姉帯「今日も一日~不完全な世界~♪」

愛のバクダンとか予想外すぎるわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

姉帯「人がこしらえた~哀しみのからくり~♪」

塞「トヨネってB'zとか聴くんだねぇ、すごく意外」

胡桃「このうた知らない」

姉帯「なんとかできるのはふとしたスマイル!ワンツースリー!」

塞「すごいノリノリだね」

エイスリン「♪♪♪♪」

姉帯「愛のバクダン!もっとたっくさんおっことしてくれ~!」ピョンピョン!!

塞「わっ!跳びはねないでトヨネ!!」

姉帯「愛のバクダン!もっとたっくさんばらまいてくれ~!」ピョンピョンピョン!

胡桃「こらトヨネ!下の人に迷惑がかかるから跳びはねちゃダメでしょ!」

白望「ここ1階だから大丈夫」

姉帯「ちょー楽しいよー!!」ピョンピョンピョン!!!

エイスリン「アイノバクダン~アイノバクダン~♪」ピョンピョンピョン

姉帯「いまこそ手をあげ~戦うべきは~世界を覆い尽くすジェラシー~♪ジェラシー♪」

エイスリン「トヨネ!スゴク!!ヨカッタ!!」

姉帯「ほんと?ありがとうエイスリンさん、わたしもちょー気持ち良かったよー」

塞「はぁはぁ終わったか……」

胡桃「ちょっとトヨネ跳ね過ぎ!」

姉帯「だってちょー楽しいんだもん!」ブー

塞「まぁまぁいいじゃん!ここはカラオケなんだしさ!」

胡桃「ハメを外し過ぎるのはよくない!わたしは保護者なんだから!」

塞「保護者ねぇ」ニヤニヤ

白望(からあげ美味い……)モグモグ

塞「じゃあ次はわたしね!もっと盛り上げるよ!」ピピピピッ!

じゃじゃじゃじゃじゃ~じゃ~♪

胡桃「この曲は……!」

姉帯「うわぁ松浦亜弥だー!ちょーなつかしいよー!」

そうか……松浦亜弥ってちょーなつかしいとか言われるくらいはもう過ぎてるんだな……

塞「桃色の片思い~恋してる~♪」キャピキャピ

胡桃「……」

塞「マジマジと~見つめてる~♪」

エイスリン「……」

塞「胸がキュルルン~桃色のファンタジー~♪」

姉帯「わああ、塞すごく可愛いよー」パチパチ

エイスリン「オーマイゴッド」

胡桃(きもちわるい……)

白望「ダルい……」

塞「セックシーなの~キュートなのどっちが好きなの~♪」

胡桃「あ、メドレーなの」

> 姉帯「わああ、塞すごく可愛いよー」パチパチ
>
> エイスリン「オーマイゴッド」
>
> 胡桃(きもちわるい……)
>
> 白望「ダルい……」


この温度差……

塞「ふぅ楽しかったぁ」

姉帯「塞すごいよー、本物のアイドルみたいだったよー」

塞「そう?今のうちにサインしておいてあげようか!なんてな」

胡桃「バカみたい」

塞「さてシロが注文したからあげでも食べますか!」

エイスリン「カラアゲ!カラアゲ!」

塞「いただきます!パクッ!ん??!!!!!」

姉帯「どうしたの塞?」

塞「カハッ!!なにこのからあげ!すごいすっぱいんだけどなにこれ!」

胡桃「あ、それならわたしがレモンかけといてあげたよ」

塞「」

塞「ちょっと待ってよ!レモンとかそんなおかしいんじゃないの!」

胡桃「なんでよ!からあげといったらレモンをかけるに決まってるでしょ!」

塞「そんな常識ないでしょ!普通はレモンなんかかけないよ!胡桃は邪道だよ!邪道!」

胡桃「おかしいのは塞でしょ!」

塞「わたしは正常だよ!ねぇみんな!普通はレモンなんかかけないでしょ!」

姉帯「別にーわたしはレモンちょーだいすきだよー」モグモグ

塞「え?」

エイスリン「レモン ダイスキ」モグモグ

白望「美味い……」モグモグ

塞「え?レモン嫌いなのわたしだけ?」

塞「……」ズーン

姉帯「塞ちょー落ち込んでるよー……」

胡桃「ほっとけばいいの」

白望「今度からちゃんとレモンかけるときは言ったほうがいいよ」

胡桃「う、シ、シロが正論言ってる……」

白望「ダルい……」

エイスリン「ツギ ワタシ ウタウヨ!」

姉帯「エイスリンさんなに歌うんだろうなー」

エイスリン「スゴイ カッコイイ ロック」ピピピピッ!

ジャカジャンジャカジャンジャカジャンジャカジャンジャカジャン!!!

姉帯「ちょーかっこいいイントロだよー」

塞「この曲は……AC/DC?!」

エイスリン「サンダァーーーー!!!!!」

エイスリン「サンダー!!!!サンダー!!!!」

塞「いつものエイスリンさんの声じゃないみたい……」

エイスリン「サンダーストラックス!!ヘイ!!サンダーストラックス!!!」

姉帯「うわああちょーかっこいいよー……」プルプル

胡桃「こういう音楽嫌い!!」

白望「……」カクンカクン

塞「シロがノリノリだ……」

エイスリン「アイノウワァターインバッキュ!!シャンダートラックス!!!!ユアチェジユー!!ファック!!」ピョンピョン!!

姉帯「サンダー!!!サンダー!!!」ピョンピョンピョン!!!

塞「わぁまたトヨネが跳ねだした!!」

エイスリン「サンダァー!!!!!サンダァー!!!!」

なんで塞さんは知ってるんでしょうか

エイスリン「ウワアアアアアアアアアアアアアオオオ!!!!!」

姉帯「ちょーかっこよかったよー!!今度CD絶対買うよー!!」

エイスリン「コンド カシテアゲル」ニコニコ

姉帯「わぁ!ありがとーエイスリンさーん!!」ダキィ!

エイスリン「トヨネ クルシイ///」

塞「さぁ次は……」

白望「……」カクンカクン

塞「シロが歌おう!って寝てんじゃん!さっきの寝てただけだったのかァ……」

白望「ダルい……」

塞「せっかくだからシロも歌おうよ!なにか歌いたい曲あるでしょ!」

白望「興味ないからわからない」

姉帯「シロにうってつけの歌があるよー」ピピピピッ

チャララララララララ~♪

塞「この曲は……北の国から?!」

白望「あ~~~あ~~~~あ~~あ~~~~~ああ~~~あ~~あ~~~」

白望「あああ~~~~あ~~あ~~~」

塞「……」

白望「ああ~~~あ~~ああ~~」

胡桃「……」

白望「あ~~~あ~~あああ~~~~あ~~」

姉帯「ほたるぅ」ジーン

白望「ああああ~~~~ああ~~~あ~~あああ~~」

エイスリン「??????」

白望「ああ~~~ああ~~あああ~~~~~……終わった」

姉帯「感動したよー」パチパチ

ピピピピピっ・・・・・・・・98点

塞「無駄に点数高っ!!」

胡桃「一周回ったから次はトヨネだね!」

塞「違うでしょ、次は胡桃でしょ」

胡桃「わたしは保護者だから歌わなくていいの!」

塞「ええいいじゃん歌おうよ~」

姉帯「そうだよークルミのうた聴きたいよー」

胡桃「ううう……」

エイスリン「レッツシンキング!!」

胡桃「わ、わかったよもう……」ピッピッ!

塞「胡桃はいったいどういう曲を歌うのかなぁ」

胡桃「そんなたいした曲じゃないから……」ピピピっ!!

ピ~ヒャラピヒャラ~~♪

塞「この曲は……踊るポンポコリン?!」

胡桃「なんでもかんでも~みんな~踊りを踊っているよ~……」

胡桃「オナベのなかからボワッといんちきおじさん登場~♪」

塞「く、胡桃……」プププッ

胡桃「い~つだって忘れないエジソンは偉い人~♪」

白望「明日は月曜日か……」

胡桃「そんなの常識~♪」

姉帯「タッタタラリラ♪」

胡桃「ピーヒャラピーヒャラ♪パッパラパ♪踊るポンポコリン♪」

エイスリン「クルミ カワイイ!」

胡桃「ピーヒャラピー♪お腹が減ったよ~♪」

姉帯「胡桃ちょー可愛いよー!」

塞「胡桃はアニメが好きと……」プププッ

胡桃「う、うるさいそこ!!!」

いつだってトヨネちゃんは天使

その後も彼女たちは歌い続けた

姉帯「ギリギリィ!じゃないと僕だめなんだよ!!お願い寒い目で見つめないでよ♪」ピョンピョンピョン!!

塞「だから跳ねないでぇ!」ガクガク

エイスリン「バックインブラック!!!オオオ!!アショビーハイヘイヨー!!!ファック!!!」

胡桃「そういう汚い言葉は使っちゃダメ!」

白望「ルールルールールールールルルーールー」

塞「夜明けのスキャット?!しぶっ!」

白望「……」

塞「ボーカル部分もちゃんと歌いなよ!」

胡桃「パニックパニックパニックみんなが笑ってる~オラはすごいゾ天才的だゾ~♪」

エイスリン「シンチャン!」

塞「セクシービーーーーーーームッ!!」

白望「ダルい……」

こうして時間は過ぎていった

塞ちゃんが痛々しいよぉ……

姉帯「全開でGO!全開でGO!はじけとーんでぇここらスタートしなよ~♪」ピョンピョン!

塞「もうわたしも跳ねちゃお」ピョンピョン

白望「眠い……」

エイスリン「……」ウズウズ

胡桃「どうしたのエイちゃん?早く歌いたいの?」

エイスリン「トイレ……イキタイ……」ウズウズ

胡桃「トイレ?トイレならここを出て右に行ったところにあるよ」

エイスリン「アリガトクルミ」

 ガチャン

白望「……」

塞「エイスリンさんがいないならわたしが先に十八番の大黒摩季歌っちゃおうかなァ」ピピピピピっ

ジャジャジャ~~ジャ~ン♪

白望「舟唄……八代亜紀……」

塞「あちゃー入力間違えちゃったかァ」

エイスリン(テ アラッテ ハヤクモドナキャ)

 ジャバジャバ

エイスリン「……」ザッザッ

  ガチャン

エイスリン「……」トコトコ

エイスリン「……」トコトコ

エイスリン「……」トコトコ

エイスリン「……」

エイスリン「……」スタタタタタッ

エイスリン「……」スタタタタタタッ!

エイスリン「……」

エイスリン「カンゼンニマヨッタヨ……」

エイスリン「……」オドオド

エイスリン「ココジャナイ……」トコトコ

エイスリン「……」キョロキョロ

エイスリン「ココデモナイ……」トコトコ

エイスリン「……」キョロキョロ

エイスリン「チガウチガウココデモナイ」

エイスリン「トヨネ……シロ……クルミ……サエ……ミンナドコ……」ウルウル

チャラ男1「おお可愛い子いるじゃん!」ヒュウッ!

エイスリン「!!」

チャラ男1「ねぇ君どうしたの?ここでなにしてんのよ?」ニタニタ

エイスリン「エ……エ……」

チャラ男2「歌いに来てる決まってるじゃねェかよ!馬鹿かお前は(笑)」

チャラ男1「お前に言われたかねェよ!ねぇ君、日本人じゃないでしょ、目の色が違うし」

エイスリン「ウ……」ブルブル

チャラ男2「スゲェ上玉じゃねェか……やっぱ外人って可愛いな」

チャラ男1「ねぇお兄さんたちと一緒に歌おうよ、男ばっかしで退屈してるんだよね」

エイスリン「ノー!ノー!」ブンブン!

チャラ男1「は?ごめん俺英語わかんねェや!だって英語赤点だったし」

チャラ男2「異文化交流って奴しようぜ~」

エイスリン「コワイ……コワイヨ……」ポロポロ

チャラ男1「ほら早く来いよコラッ!!」

エイスリン「ヒィっ!!」

白望「あの……」

シロさんマジイケメン

チャラ男2「あ?なんだお前」

エイスリン「シ、シロ!!」ポロポロ

チャラ男1「こいつの友達か、まぁいいや、お前も可愛いしちょっと俺たちに付き合ってくれよ」ニタニタ

白望「その子にちょっかいださないほうが良い……」

チャラ男1「は?」

チャラ男2「その子にちょっかい出さない方が良いって!勇ましいこと言うねこのねえちゃん!」

白望「その子に手ェだしたらあんたたち……死ぬよ」

チャラ男1・2「は?」

白望「その子……ニュージーランドのマフィアのトップの娘だから……わかる?」

チャラ男1「ニュージーランドのマフィアの娘?なに言ってるんだこいつは」

チャラ男2「てかニュージーランドってどこだよ」

白望「ニュージーランドという国の一番怖い人の娘……いまお忍びで日本に遊びに来てる……」

チャラ男1「だからなんだよ……」

白望「そんなマフィアの娘に手ェ出してみな……あんたら殺されるよ……」

チャラ男1・2「!!!!」

白望「日本で言うとヤクザだからね……怒らせると怖い……」

チャラ男1「な、ないこいてんだおまえは……」ガクガク

白望「箱入り娘だからね……確実に日本にヒットマンを送ってくるよ……」

チャラ男2「やべぇよ……こいつやべぇよ……」ガタガタ

エイスリン「シロ……」

チャラ男1「お、落ちつけよ、こいつが嘘吐いてる決まってるだろ!ビビってんじゃねェよ」ガクガク

白望「ホントだよ……」チラッ

白望「SPもついてるし……」

姉帯「エイスリンさーん、シロー、なにやってるのー」トコトコ

チャラ男1「な!」

チャラ男2(デケェ!なんだこの女は!)

チャラ男1(これは何人かヤッちゃってる目だよ……やべぇよ……これガチだよ……)

姉帯「なにこの人たちはー」ギロリ

チャラ男1・2「!!!!す、すいませんでしたっ!!」ピューン!!!

姉帯「?」

姉帯「なんだったのあの人たちはー?」

白望「ただの馬鹿……嘘も方便……」

エイスリン「シロ!!」ダキィ

白望「ちょ、ちょっと……」

エイスリン「コワカッタ!コワカッタヨ!」ボロボロ

白望「あまり泣かれるとダルいからやめて」

姉帯「すごいよーシロ!エイスリンさんを助けにきてあげたんだねー!」

白望「お小水のついでに」

姉帯「シロはエイスリンさんのヒーローだねー!」

白望「恥ずかしい……早く戻ろう」

エイスリン「ウン!!!」

姉帯「エイスリンさんが無事でよかったよー」

エイスリン「トヨネモアリガト」

 ガチャン

塞「肴は炙った烏賊でいい~♪」

胡桃「あれどうしたの遅かったね」

白望「うんちょっとね」

エイスリン「ゴ、ゴメンナサイ」

胡桃「なにかあったの?」

姉帯「あ、ああっとねー」

白望「トイレが故障してて混んでた」

胡桃「そうなんだ、てっきりトラブルにでも巻き込まれたのかと思ったよ」

白望(胡桃に本当のこと言ったら面倒くさい……嘘も方便……)

塞「たまには演歌もいいもんだね~」

  数時間後

姉帯「ちょー楽しかったけどちょー疲れたよー……」ヘナヘナ

塞「トヨネはずっと跳ねてたもんね……」

エイスリン「……」

胡桃「エイちゃんはもう声出ないみたい」

白望「眠い……」

塞「もう朝だよぉ、こりゃトシさんに怒られるだろうなぁ」

胡桃「怒られる……」ガクガク

塞「どうしたの胡桃?もしかしてビビってるの?」ニタニタ

胡桃「!!ビビってなんかない!みんなのハメの外しっぷりに怒ってるの!」プンプン

塞「すごく楽しんでたくせに」

姉帯「ハァ……楽しい時間もあっという間だねー」

塞「そうだね……」

エイスリン「……」

胡桃「……」

姉帯「ぐすん……」

白望「まだ終わってないよ」

姉帯「え……」

白望「まだ夏は始まったばかり……あっちに帰ったらうんざりするぐらい遊べばいい
   もう夏なんか来なくてもいいってぐらいに」

塞「そうだよ!あっちに帰ったら海に行こうじゃん!」

胡桃「岩手にだって色んなのがあるしね」

姉帯「そうだねー!わたしはみんなで虫取りがしたいよー!」

塞「子供か!」

塞「そうだね……」

エイスリン「……」

胡桃「……」

姉帯「ぐすん……」

白望「まだ終わってないよ」

姉帯「え……」

白望「まだ夏は始まったばかり……あっちに帰ったらうんざりするぐらい遊べばいい
   もう夏なんか来なくてもいいってぐらいに」

塞「そうだよ!あっちに帰ったらみんなで海に行こうよ!」

胡桃「岩手にだって色んなのがあるしね」

姉帯「そうだねー!わたしはみんなで虫取りがしたいよー!」

塞「子供か!」

胡桃「エイちゃんは帰ったらなにしたい?」

エイスリン「!!」カキカキ!

エイスリン「!!」バッ!

塞「みんなで卓を囲んでるってことは……」

白望「麻雀」

姉帯「アハハ!やっぱりみんなで麻雀するのが一番だねー!」

胡桃「ほらっ早く帰ろう!トシさんが待ってるよ!」

姉帯「うん!!」

全国大会は終わっても彼女たちの夏はまだまだ終わらないのであった……

姉帯「みんなちょーすきだよー!」

       姉帯「ぐすん……………」塞「元気だしなよぉトヨネ……」   カン

以上です
読んでくれた人サンキュー

ペッパーランチって評判悪いのかい?

>>176
何年か前に店員が客を強姦した事件があった

>>179
あれペッパーランチだったのか……
最低だな……

サンキュー

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