大原みちる「マイケルという名のパン屋さん」 (30)

大原みちる「ふごご、フガフゴフゴ………」


※モバマスSS中編、フゴフゴと食べる様子がカワイイみちるちゃんメインです
※二次創作です(いろいろとアイドルの過去なり関係性なりが捏造されています)
※過去作と同じ世界線ですがここから読み始めても差し支えありません
※過去作よりも長くなってしまいましたがさくさく投下します

過去作
並木芽衣子「休暇旅行」
高峯のあ「銀河通信」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386475044

みちる「フゴフゴフゴ……」

みちる「………ぷはー!」

みちる「いやー、やっぱり朝食べるパンは美味しいですねー!」

モバP「おっ、相変わらずの食いっぷりだな、みちる」

みちる「あー、プロデューサーさん!おはようございますー」

みちる「プロデューサーさんもどうですか?一つ」

P「……いや、そんな大きいフランスパン出されても……」

みちる「だめですよー、プロデューサーさん!朝ごはんはいつもそのゼリー飲料じゃないですか!」

みちる「圧倒的に少なすぎます!!」

みちる「寝ぼけ眼のフラフラ頭では今日一日を無事に過ごせません!」

みちる「きっちり炭水化物を食べて燃料を蓄えないと!」

P「えー……そ、そうだな、一口もらおうか」

みちる「はーい、どうぞ!」

市原仁奈「おはよーごぜーます」

橘ありす「お早うございます」

P「おはよう、仁奈にありす」

みちる「おはよー!二人ともちゃんと朝ごはんは食べたー?」

仁奈「はい!仁奈はちゃーんとご飯を食べたでごぜーます!」

ありす「私も、一応食べてきました」

みちる「うんうん、えらいえらい!」

みちる「さて、と……今日のシメはこれですかね」

P「シメ?」

みちる「朝ごはんのシメです!ジャジャーン!!」

ありす「……それは?」

仁奈「なんだか甘いにおいがしやがります」

みちる「クリームパンです!これがほんっとうにおいしくてー」

みちる「ハムっ!ムシャムシャフムフム……」

みちる「……………………」

P「……みちる?」

みちる「…………はあぁ~~~~♪」

仁奈「おー、みちるおねーさんがとろけてるでごぜーます」

みちる「このクリーム……クリームがおいしいですー♪」

仁奈「……おねーさん、仁奈にも一口くれやがりますか?」

みちる「あははー、いいよー。はい、どーぞ」

みちる「ありすちゃんも、どう?」

ありす「わ、私はいいです……もう朝ごはん食べましたし……」

仁奈「ハムッ!もきゅもきゅ……」

仁奈「す、すげーのです……!このクリーム、ほんとーにとろけやがります……」

ありす「………」

P「みちる、ありすも欲しいってさ」

ありす「んな!?ぴ、Pさん、私は……」

P「ありす、朝ごはん食べてこなかったんだろ?お腹の虫が鳴ってるぞ?」

ありす「な、何言ってるんですか。ちゃんとケロリーメイトを食べて……あ」

P「ほうら、俺と同じだ。『きちんとした』朝ごはんを食べてないだろ?」

P「大人しくクリームパンを貰っておけ、な?」

仁奈「……はああ、ほっぺたがおちてしめーます……」

ありす「…………」

みちる「はい、どーぞありすちゃん」

ありす「…………いただきます」

ありす「…………!……おいしい………」

みちる「ああ……やっぱり『マイケル』のクリームパンですねーーはぴはぴぃ……」

P「……ん?そのパン、マイケルって人が作ったのか?」

みちる「いいえ、違いますよー」

みちる「マイケルという名のパン屋さんのクリームパンなんです!」

P「ん……マイケルという名のパン屋さん………?」

仁奈「マイケルとはなかなか変わった名前でやがりますね」

みちる「アイドルになってこっちに来た時に見つけてー、一目惚れしちゃったパン屋さんなんです!」

みちる「実家のパンももちろんおいしいんですけど、マイケルのパンも引けを取りませんよー!」

P「ふーん……もしかして」

仁奈「どーしたのですか?」

P「いや、気になることがあってな。みちる、今度俺にも連れてってくれよ」

P「マイケルという名のパン屋さんに」

みちる「あははー!いいですよー!」

仁奈「仁奈もいきたいでごぜーます!」

仁奈「みちるおねーさん!おねげーします!!」

みちる「はーい!大歓迎です!」

ありす「……いちごのパンとかもあるんですか?」

みちる「あ、ありますよー!いちごジャムたっぷりのいちごパンにー」

みちる「たまーに出てくるいちごタルトなんてのもあったかなー?」

みちる「ぜーんぶおいしいですよ!」

ありす「……わ、私も行きます」

P「そうか、じゃあ今日の午後にでも行くか?」

P「俺もちひろさんに都合付けてもらえば予定が空くし」

みちる「いいですねー!じゃあ、行きますかー!?」

その日の午後・『マイケル』

みちる「こーんにーちはー!」カランカラン

「おや、みちるちゃんかい?いらっしゃい」

みちる「おじーちゃん、今日のおススメは?」

「ああ、ちょうどカレーパンが揚がったよ」

みちる「おおー!いいですねー!」

みちる「さあさあ仁奈ちゃんありすちゃんプロデューサーさん!マイケルのカレーパンですよ!」

P「おいおい、はしゃぎすぎじゃないか、みちる!」

仁奈「うわああー!どれもこれもおいしそうでごぜーます!」

ありす「みちるさんはパンを前にすると、いつも見境がなくなりますね……」

「……ん?今日はみちるちゃんのお友達も一緒かな?」

みちる「あ、はーい!こちらプロデューサーさんです!ほら、私アイドルですので!」

P「どうも、みちるがお世話になっているようで……。私、こういう者でして……」

「ああ、いえいえ、どうもご丁寧に。こちらこそ……」

みちる「あの子たちもアイドルですよー。彼女が橘ありすちゃんでー、キグルミの女の子が市原仁奈ちゃんです!」

「ほえー、ありすちゃんに仁奈ちゃんか」

みちる「ささっ!おじーちゃん!カレーパン4つくださいな!」

P「待て待て、まだみんながみんなカレーパンって決まったわけじゃ……」

「ほっほっほ、そんなに慌てんでもパンたちは逃げんよ」

ありす「………あ、いちごのタルト……」

ありす「………」

みちる「はぐっ!もっしゃもっしゃもっしゃもっしゃ……」

仁奈「ふーっ!ふーっ!はむっ、もぐもぐもぐ……」

「「………おーいしー!!」でごぜーます!!」

ありす「………………」

ありす「……うふふっ」

P「いやあ、すみません、ただでいただいてしまって……」

「いえいえ、こちらも彼女にはずいぶんお世話になっていまして……」

「ショーウインドーにへばりついていた彼女を初めて見たときは何事かと思いましたがね」

「ああして美味しそうに食べてくだすってこちらとしても本望ですよ」

P「店長、その……マイケルという名前はどこからつけたんですか?」

「ああ、気になります?」

「といっても、それほどたいした話じゃないんですがね……」

「私の妻が……もう亡くなってけっこう経つんですがね、好きだった歌があるんです」

「その名もずばり、マイケルという名のパン屋さん」

P「あ、やっぱり。谷山浩子さんの曲ですね?」

「おや、貴方ほどお若い方でもご存じで?」

P「ええ、仕事で谷山さんの楽曲を使わせていただいた事がありまして……」

P「そのときに気に入っちゃって、個人的にいろいろ買いあさって聞いたんです」

「そうですか……。いや、驚きましたよ」

「何しろあのみちるちゃん、初めて私の作ったクリームパンを食べて一言、『クリーム~♪』って、あの歌みたいに」

P「あ、ああ!あっはっはっは……!まさに今日の朝、言ってましたよ」

P「そう、それで彼女からマイケルってこのお店の名前を聞いて、ティンときたんです」

みちる「おじーちゃーん!こっちのフランスパンくださーい!」

仁奈「仁奈はこのチョココロネがほしーのです!!」

ありす「あ、あの、このイチゴ・ア・ラ・カルトっていうのをください……」

P「まったく!お前たちは……」

「………あっはっはっは!はいよ!」

「いやあ、人生長く生きていれば色々なことを経験するもんです」

「脱サラして妻と二人で始めたこのパン屋ですが……」

「うまく軌道に乗せるまでが大変で……、私もずいぶん妻に辛く当たったものです」

「息子が二人生まれてからはそりゃもう遮二無二働いて……」

「今では一人になってしまいましたが、こうして妻と共に作り上げたこの店はまだ健在です」

「……、まあ、あと何年持つことやら……」

P「……どういうことですか?」

「いやね、私ももうトシだし、息子たちはみんな自立していますし……」

「最近視力も落ちてきたみたいなんですよ」

「まだ営業に支障は無いんですが……これ以上悪くなったら、店じまいですかね……」

みちる「………えっ?」

P「……難しいですね」

「こればっかりはどうしようもないねえ……」

みちる「……おじーちゃん」

「ん?」

みちる「……いつか、お店閉めちゃうの?」

「……そうだね。いつかは……店を閉めるよ」

みちる「…………」

「でも、今じゃないよ。まだまだみちるちゃんたちの笑顔、見たいからね」

「みちるちゃんたちもアイドルなんだろう?たくさんの人に笑顔をプレゼントする、素晴らしい仕事だ」

「みちるちゃんたちが頑張っているんなら、私だってまだまだ頑張らなくちゃいかんね」

みちる「おじーちゃん……」

仁奈「おじーさん!仁奈、これからもおじーさんのパンを食べたいでごぜーますよ!」

仁奈「おじーさんのパンは世界で一番のパンでごぜーます!」

ありす「……いつかは、店を閉めてしまうのは仕方ありません」

ありす「でも、できるだけ……どうか、できるだけ、美味しいパンを作っていてください……」

「……ふっ、こんなかわいいお客さんにお願いされちゃかなわんね」

みちる「おじーちゃん、あたし、これからもアイドルとして頑張るね」

みちる「アイドルとしていっぱいお仕事して……みんなに笑顔をプレゼントするよ」

みちる「いっぱいお仕事して疲れた後のマイケルのクリームパン……いつもとっても美味しいから」

みちる「だからおじーちゃん!これからも美味しいパンを作って待っててね!」

「……うん、うん。ありがとう、ありがとう、みちるちゃん……」

数日後・『マイケル』

P「……で、みちる。レッスンサボって一体何をしてるんだ」

みちる「あ、あはは……ついつい夢中になっちゃって……」

塩見周子「いーじゃんいーじゃん、サボりの一回や二回くらい」

周子「……んー、おいし♪」

星輝子「………フヒ、こ、このき、キッシュ……きのこの……キッシュ………フヒヒ」

P「お前らなあ……」

「すんませんねえ、まさかレッスンがあるなんて知らなかったもんで……」

P「いえいえ!店長のせいじゃないですって!」

P「ホラ、そろそろ行かないとトレーナーさんが……」

みちる「はぁ~~、くりぃーむぅー♪」

みちる「くりぃ~むぅ~♪」

P「…………」

「…………」




          あっはっはっはっはっはっは…………!!!


おわり



SSのモチーフは谷山浩子「マイケルという名のパン屋さん」(時の少女)です
谷山浩子自体メディア露出をあまりしないというのに彼女の初期のほうの楽曲なんて知ってる人いるんですかね……?
いや、今回は思いっきり安直な人選でしたね
みちるちゃんSRでは何を食べるんだろうか……いや、食べないのかな?
みちるの「クリーム~」顔はCuアンソロvol.2のあの顔のイメージです

それでは、HTML化依頼出します

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