男「すっぴんヤバくね?」女「え?」 (92)

男「いや、ごめん。本音が今ポロリと出ちゃったかも」

女「え、えっと……よく聞こえなかったよ? 
 あははどうかな、なにげに初公開だよねー私のすっぴん」

男「かわいいね」

女「……うん、ありがと」

女「じゃ、じゃあそろそろベッドに……」

男「その前にひとつ聞いてもいい?」

女「なに?」

男「いつも化粧にどんぐらい時間かかってるの?」

女「さんじゅ……十分ぐらいかなあ?」

男「そうなんだ、なんか意外だわ。ていうかお前って普段から苦労してるんだな」

女「苦労?  苦労ってなにが?」

男「化粧厚すぎてなんかもはやビームコーティングみたいじゃん?
  まさかお前がそんな皮膚呼吸がつらそうな顔を毎日してるなんて思ってなかったからさ。
  なんかごめんね」

女「え?  え?」

男「お前と付き合ってもうすぐ三ヶ月じゃん。
  付き合った当初はたいしてイケメンでもないオレとキミって絶対釣り合わないと思ったよごめんね」

女「そ、そんなことないよ。私たちとってもいいカップルだよ!」

男「うん、そうだな。美女と野獣とかおもってたけどそんなことねえわ」

女「……」

男「ああ、ごめんごめん。たんなるひとり言だからさ。気にしないで」

女「う、うん……」

男「いや、ほんとにマジで。全然詐欺にあったとか思ってないからさ、ほんとに。
  むしろ肩の荷が下りたわ、ありがと」

男「そもそもオレの気遣いと好奇心がいけなかったわ」

女「……」

男「オレと寝るとき絶対化粧おとさなかったじゃん?
  きっとオレにすっぴんを見せるのがイヤなんだろうなということはわかってたよ」

女「そ、そんなことないよ。ただちょっと恥ずかしかっただけで」

男「そりゃ恥ずかしいよね。お前の化粧ってようはパンツみたいなもんじゃん。
  いくら恋人どうしとは言え、まだ付き合って三ヶ月。
  恥部丸出しで一緒に寝ようとか言われたら恥ずかしいよね」

女「……」

男「ほんとなんだろうねこの感覚」

女「その、ごめんなさい……」

男「いやいや、謝らないでよ。なんで謝るんだよ意味不明だわ」

女「それはその……」

男「ていうか謝るぐらいなら化粧するなよ」

女「うぅ……」

男「もしくはオレが告ってオッケーしたときに、『こんな顔面の私ですけど本当にいいんですか?』って言って化粧落とせよ」

女「それはちょっと……」

男「ははは、それはさすがに冗談だから安心してよ」

女「はは……」

男「あのさ」

女「は、はい!」

男「あんまり笑わないほうがいいかもよ?  歯並び悪いのがバレるし、目がつぶれちゃうし?」

女「……はい」

男「いや、でもお前がそんな顔してるとか夢にも思わなかったわ」

女「そ、そうなんだ……」

男「なんていうか化粧の効果がすごいっていうのはオレも知ってるよ?
  でもまさか身近にいるとはなあ。いやあ、女は化けるってこういうことかあ」

女「……」

男「そういえばさ、今ふと思い出したんだけどさ」

女「な、なに?」

男「つい最近、お前、オレの友達とかになんでオレなんかと付き合ったのと聞かれてたよな?
   たしか『私もよくわかんないんだけどね。顔はたしかにカッコよくないしー』とか言ってたよね?」

女「それは……彼氏のことをベタ褒めすると、なんだこの女とか思われるかなあ、と……」

男「は?」

男「それって結局自分をよりよく見せたいってこと?」

女「ち、ちがうよ!
  私の印象がよくなれば男くんの印象もよくなるかなって気をつかったんだよ!」

男「あ、そーなの。へー」

女「それに女の子なんて化粧落としたらみんなこんもんだよ!」

男「まあそりゃ化粧のアリとナシじゃあそこそこ見てくれは変わってくるだろうけどさ」

女「なに、なにが言いたいの?」

男「いや、なんかお前っていつも上から目線だよな。
 まるでカワイイ私がつきあってあげてる、みたいな」

女「そ、そんなことないよ」

男「さっきのオレの友達の話みたいなのがほかにもあるよな。
  よくお前イケメンとかテレビで見るたびに言うじゃん。私はキミの性格が好きで付き合ってんだよって」

女「時々言うけど……問題なくない?」

男「は?」

男「言う必要なくね?」

女「な、なんで?」

男「好きで付き合ってるのになんでそんなこと言ってくんだよ。
  それ、ぶっちゃけ遠まわしにオレのことブサイクて言ってんのと同じじゃね?」

女「……ごめんなさい」

男「いやいや謝るなよ。それオレのこと認めたってことになるよ? 悲しいよオレ?」

女「……」

男「ていうか、あなたは実はオレの彼女じゃない?  失礼ですがあなたはどなたですか?」

女「お前の彼女やないかーい」

男「またまたwwwwww」

女「いやいや! あんたの彼女は目の前におるやないかーい!」バシッ

男「あ?」

女「ごめんなさいあなたの彼女は目の前にいます」

男「冗談きついわー。ドッキリでしょ?」

女「いえ、本当にあなたの彼女ですよ?」

男「なら、化粧してきて」

女「え?  今から?」

男「うん。知らない女を家にあげてるっなんてことはイヤだからさ。しかも……ねえ?」

三十分後



女「……おまたせ」

男「マイハニいいいいいい! おかえり聞いてくれよー!
  さっき知らない女が家にあがこんできて危うく一緒に寝るとこだったわ!
  あぶないあぶない! もうどこに行ったか心配だったんだよ!」

女「……私、かわいい?」

男「うん、化粧塗りたくって心なしか顔が分厚く見えるけど、それでもさっきの女と比べたら数段ステキだよ」

女「えへへ、ありがと」

男「ところでオレ以外にもすっぴん見せたことあるの?」

女「あんまりない、かな。前、男友達に写メで見せたけど」

男「なんて言われた?」

女「肌がきれいだねってほめられた」

男「ぶふぉふぉっ! 典型的なブスっぴんに対する返しじゃねえかwwwwwwwwお前オレを笑い死にさせる気かwwwwwお前は笑いの天才かwwwwwwwwww」

女「うぅ……」グスッ

男「ちょwwwwww泣くなよwwwwwwwwww化粧してるお前はかわいいよwwwwww」

女「うん……」

男「ほら、ベッドインしようぜ」

女「優しくしてね……」

男「安心しろよ。汗一つかかないような優しいセクロスにしてやるからよ」

女「は、初めてだから緊張するね……?」

男「オレもなんだかんだ興奮してきたわ。脱がそうか?」

女「その前に私がズボンさげてあげる」

男「やらしいやつだぜ」

女「あはは、なんだかんだ勃ってんじゃん。ボクサーパンツがもっこりしてるーえいっ」

男「あっ……も、もうよせよ///」

女「あはは、さっきのしかえしだーほれほれ」チョンチョン

男「あっ、あっ……や、やるなあ! てか遊んでないで早くなめてくれよ」

女「じゃあお遊びはこれぐらいにして……おーぷーん」

男「あっ……///」ずぼろんっ!

女「お、おおきい……って、あれ?」

男「……どした?」

女「もしかして、ううん、これもしかしなくても包茎だよね?」

男「あ、いや、まあ……」

女「しかも、こんなけビンビンになってるのに皮をかぶってるってことは真性ってことだよね?」

男「だ、だったらなんだよ!?  ああっ!?」

女「なんにもだよ」

男「そ、そうか」

女「ほら、舐めるから」

男「歯、あたらないようにしろよ」

女「はいはい……はむぅ!」

男「はううううぅっ! いいっ……んはっ、いいよお!」

女「……」

男「ん……どした?」

女「おうぇええええええくっせえええええええええ!!」ゲロゲロゲロ

男「」

男「お、お、お前なに吐いてんだよおおおおおおお!? オレのチンコがゲロまみれじゃねーか!?」

女「おえっ……あのね」

男「な、なんだよ」

女「キミ、自分のチンコくわえてみて」

男「え?」

女「いいからくわえてみて」

男「む、無理に決まってんだろ!」

女「こんだけデカいんだからカラダ曲げればくわえれるでしょ!!」

男「はむっ/// ……おええええええ!? ゲロくせええええしなんかあと色々くせえええええし苦えええええええええ」ビチャビチャ

女「わかる? キミのチンポは皮かぶっててほんとにやばいんだよ?」

男「お前よくこんなのくわえられたな」

女「うん、ほんとね」

男「なんかごめん……」

女「ていうかさあ」

男「はい……」

女「あんまりこういうのって聞かないほうがいいんだろうけどさ。なんで包茎なの?」

男「それは、生まれつき……」

女「なんで彼女いるのに手術しないの?」

男「は?  そ、それはお前……」

女「なに?」

男「お前ら女にはわからないだろうけど、包茎の手術ってめちゃくちゃ痛いんだぞ」

女「聞いたことはあるよ」

男「しかも、勃起するのも禁止とか言われるんだぞ!
   男なんて朝立ちしてしまう生き物なのに、勃ったら痛いとか無理だろ」

女「ふーん、それで手術しないの?」

男「そーだよ、悪いか!?」

女「さっき私に化粧の話したでしょ?
   私の顔を化粧でコーティングうんぬん言ったよね?」

男「……」

女「なんでキミは皮でちんこコーティングしてんの? 
  普段から恥部を丸出しにして歩いたりでもしてんの?」

男「……」

女「しかもちょっとこれ見てよ」

男「イテテテテテテ皮引っ張るなよ!」

女「いいから見て!  なにこのチンカスまみれの粗チンは!?」グイグイ

男「う、うるせーよ/// ていうかや、やめろ! だんだん皮伸ばされるのがくせになってきちゃう」

女「えい」グイ

男「はううう///」

女「絶対これ銭湯とか言ったら友達とかにバカにされたでしょ?
  いや、ほんとこんなのでセックスしようとかするってちょっと信じられないわ……妊娠とか絶対しないでしょこれ」

男「すまん……」

女「とりあえずフェラはしないから」

男「はい……」

女「脱ぐね」

男「……はい、あっ……」

男(まな板の上に黒レーズン。とかさっきまでの流れなら言えたのに……)

女「なに?  どうせ私の胸見てえぐれてるとか言いたいんでしょ」

男「いや、さすがにそこまでは思ってねーよ」

女「ふーん、あっそ」

男「……」

女「ほら、ゴムつけなよ」

男「……うい」

女「まあ既にひとつゴムついてるようなもんだけど」

男「その……」

女「なに?」

男「ごめんね、さっきはオレも調子に乗って色々言いすぎたよ」

女「……いいよ。私もゲロかけたり、ゲロかかったのくわえさせたりごめんね」

男「……あはは」

女「なに笑ってんの?」

男「いや、なんかお互いこうやってボロクソに言い合うの初めてだよなあと思ってさ」

女「男くん……」

男「なんかテンションあがってきちゃったわ、オレ」

女「あはは私もだよ……変だよねー」

男「よーしちょっとここから本気で汗だくになるぐらいガンバっちゃおうかな」

女「えー私の化粧がはがれちゃうー」

男「安心しろよ。それでも愛してやるからよ」

女「じゃあ私も男くんのちんこの皮が剥がれ落ちるぐらいに激しくしちゃうから」

男「勝負だ……!」

女「本気でイクよ……」

男「あ、その前に」

女「ん?」

男「あそこなめさせて」

女「きゃっ……も、もう男だなあ///
  いきなりパンツさげないでよ……!」

男「いやらしいなあ……」

女「え? あ、うん……その、なめるの……?」

男「うん、じゃあなめるぞ……ぺろっ」

女「ひゃうっ……」

男「……おええっ、おえええまんこくっさああああああああっ!」

女「」

その後も彼らは文句を言いつつもなんとか挿入にたどり着きます。

男「じゃ、じゃあ今度こそ挿れるよ?」

女「うん、いいよ……きて」

男「いくぞ……!」

女「あっ、あっ……」

男「いくよ……くっ、きついな……!」

女「あっ、うん……がんばって……!」

男「お、おう……」

女「ぁっ……あんっ……!」

男(喘ぎ声は超かわいいしオレ好みだ……これならイケる!)

男「う、うおおぉ……」

女「くっ……うぅんっ!」

男「は、入った……!」

女「……うん、う、うごいて……ぁっ!」

男「さあカワイイ声でおなきっ!」

ズボッ!ズボンズボボボンッ!



女「んっほおおおおおおおおぎもぢいいいいいいおちんぽしゅごいいいいいいいいいい!!」



男「」


男はクリスマスが終わったらこの女とは別れようと思いました。






終わろう

まあお前らも付き合ってる女がいたら優しくしてやれよ

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