れんげ「ウチ独りぼっちなん?」 (167)

■月曜日

れんげ「昨日から誰とも遊んでないのん…」

れんげ「というか昨日からほとんど誰ともお喋りしてないのん」

れんげ「それどころか、昨日から顔も合わせてないのん」

れんげ「いつも日曜日に寝ている姉ねぇはいないし…」

れんげ「いつも遊ぶなっつん、ほたるん、こまちゃん達は、3人で日曜日にお出かけしてたみたいん」

れんげ「兄にぃとこのみ姉も留守だったのん」

れんげ「駄菓子屋は…日曜日だったのに『ほんじつきゅうぎょう。』してたん」

れんげ「…」

ブス「にゃんぱすー」

小鞠「うわ・・・また出た・・・」

夏海「行こ、姉ちゃん」

蛍「・・・・・・・・・・・・」

れんげ「今日は学校だったのん」

れんげ「でも、姉ねぇ以外全員お休みだったん」

れんげ「姉ねぇが『絶対に教室を抜け出さないように』って言って、珍しく起きてたのん」

れんげ「土曜日まではみんな普通だったのに」

れんげ「…」

れんげ「みんな風邪ひいたんかな?」

れんげ「具はどう思うん?」

具「(´・ω・`)?」

れんげ「プフー♪具は元気なんな!ウチも元気になるん!」


れんげ「姉ねぇはお出かけしたし、一緒に散歩行くん!」

具「(´・ω・`)」タタタタタタ


………


れんげ「人が全然いないのん…」

れんげ「よく考えたら、いつも人は全然いないなんな」

具「(´・ω・`)」


れんげ「せっかくだからなっつんの家まで行くのん」

具「(´・ω・`)」タタタタタタ

 
………


れんげ「なっつんも駄菓子屋もいないのん…」

れんげ「家が空っぽなん…」

れんげ「ほたるんの家まで行きたいけど…もう暗く…」

れんげ「明日はほたるんの家まで行くん。具帰るん!」

具「(´・ω・`)」タタタタタタ


………


れんげ「家にも誰もいないのん…」

れんげ「姉ねぇの手紙…『今日は帰りません。ご飯を机の上に置いておきました』」

れんげ「…」

れんげ「これは!姉ねぇ特製!サラダ油ごはんなん!」

れんげ「…」モグモグ

れんげ「まずいん…」

■夜

れんげ「…寂しいん…」

れんげ「具~具~」

具「(´・ω・`)」タタタ

れんげ「今日は一緒に寝るん」

具「(´・ω・`)」

ギュウウウ

れんげ「具暖かい………ぐー」Zzzz

具「(´・ω・`)」

■深夜

一穂「おーいれんちょん?起きてー」

れんげ「ん…」

一穂「起きてるー?ほら着替えるよーお出かけするよー」

れんげ「…夜中なん?」

一穂「あはは。寝ぼけてる?うん、夜中だよー。ほら急ぐよ」

れんげ「おぉ!夜のお祭りなん!?お祭りなんな!?」

一穂「あははは。ほら行くよー」

れんげ「うん!」

■車の中

れんげ「少し…眠いん」

具「(´・ω・`)」

一穂「今まで生きてきた6年間は楽しかったー?」

れんげ「楽しかったん!姉ねぇ、駄菓子屋、なっつん、ほのかちん、ほたるん、こまちゃん、兄にぃ…みんな仲良しなん!」

一穂「そっかそっかー」

れんげ「でも、昨日からみんないないん…どうしたん?」

一穂「んー?あっ、着いたよー」

れんげ「学校…なん?」

一穂「そだよー。ほら教室に行くよ」

れんげ「教室でお祭りなん!?ウチも祭るん!」

一穂「え?ああ、そんな感じかなー」

れんげ「でも、真っ暗なん」

一穂「んー大丈夫ー。ほら行くよー」

れんげ「うん、姉ねぇと一緒なら大丈夫なん」

一穂「…」

■廊下

ギシッギシッ

一穂「れんちょん怖くない?」

れんげ「怖くないん!」

一穂「あははは。れんちょんは強いなー」

れんげ「そういえば、この前、教室でお泊まりしたの楽しかったん!」

一穂「ああー、吹雪が酷くて学校から出れなかった時ね~」

れんげ「なっつんと同じ布団で寝たん!ほたるんはこまちゃんと幸せそうに一緒に寝てたん」

一穂「あはは。そっかー」

れんげ「夜は夜はみんなでお祭りやったん!なっつんとこまちゃんが火星人で…」

一穂「あっ、れんちょん。教室に着くよ」

れんげ「真っ暗なん…」

一穂「じゃあ、ドアを開けて、教室に入って」

れんげ「姉ねぇ…なんで後ろに下がってるん?」

一穂「んー?大丈夫。れんちょんは無敵だからドアを開けて…ね?」

れんげ「…具はどこに行ったん?」

一穂「あれー?一緒に来たっけー?」

れんげ「姉ねぇ…様子がおかしいん…」

一穂「あははは。そんな事ないよー。ほら時間だから早くしてね」

れんげ「…」

一穂「あはは。困ったなー。どうしたらドアを開けて教室に入ってくれる?」

れんげ「じゃあ、ドアを開けたら駄菓子屋達がどこに行ったか教えてほしいん」

一穂「あっ、なんだー。そんなことねー。うんいいよー。どうせ開けたら全部わかるんだしー」

れんげ「…約束するん?」

一穂「うんうん。するよー。ほら早く。時間だから」

れんげ「わかったん。開けるん」


ガラララララッ

俺「やあ」

れんげ「俺君なのん!!」

俺「ハッハッハ」

れんげ「待つのーん!」


ハッピーエンド

■火曜日(12月3日AM0:00分)

夏海「ハッピバースデー」

小鞠「トゥーユー」

蛍「ハッピバースデー」

楓(駄菓子屋)「ディア」

ひかげ(姉2)「れんげ~」

このみ「ハッピバースデー」

兄「♪」

みんな「トゥーユー」


\パーンパーン/

\パーンパーン/


みんな「れんちょん(れんげ)(れんちゃん)お誕生日おめでとうーーーーーーーーーーー♪」

れんげ「………なん?」

夏海「れんちょん!お誕生日おめでとう!」

小鞠「れんげおめでとう」

蛍「れんちゃんお誕生日おめでとう♪」

このみ「れんげちゃん!びっくりしてる!?作戦大成功ー♪おめでとうー」

具「\(´・ω・`)/」

兄「」パーンパーン

ひかげ「れんげおめでとう」

楓「おめでとうれんげ」


れんげ「姉ねぇ…?」

一穂「れんちょん。7歳のお誕生日おめでとう」パチパチ


れんげ「ウチ…誕生日なん!?」

■体育館

夏海「さあ、地域のみんながれんちょんの為に祝ってくれております!」

村のみんな「おめでとー」

ひかげ「れんげの誕生日ってだけなのに、何でほぼみんな集まってるんだろう…」

楓「仁徳の差だろ」

このみ「いやお父さん方はお酒が飲みたいだけじゃないかな?」

楓「お前は飲むなよ」

このみ「えー楓ちゃんのいじわるー」



れんげ「ウチおめでとうなんー♪」

一穂「いやはや、夏海がみんな集めて誕生日会やろうって言った時は、無理だろうと思ったけど…」

雪子(母)「れんげちゃんはここら辺では一番の人気者だからね~」

一穂「すごいな~れんちょんは~」


夏海「えへへ~。アイデアを出したウチも褒めてほしいな~」

雪子「はいはい。あんたも頑張ったね」

一穂「みんなをまとめて、準備に月曜日ほぼ一日使ったしね~」

夏海「えへへ~」

一穂「ああ、ちなみに」

一穂「月曜日休みにしちゃったから、土曜日は学校あるからね。れんちょん以外」

夏海「なっ!!!?」



れんげ「みんなありがとなのーーーーん♪」




       終わり
続きまして
蛍「れんちゃん。お誕生日おめでとう♪」れんげ「ありがとなのん♪」
をお送りいたします

蛍「れんちゃん!はいプレゼント!」

れんげ「おぉ!あけるん!あけるん!」バリバリ




れんげ「?」

蛍「あっ、それはね…絵の具だよ。れんちゃん絵がすっごく上手だから」

れんげ「おっおおおおおおおおおおお!」


蛍「喜んでくれたかな?」

れんげ「ありがとなのん!ありがとなのん!」

蛍「今度一緒にスケッチに行こっか?使い方教えてあげるね」

れんげ「うん!」


蛍(そして、今度はフルカラーこまセンパイを書いて貰おう…)

蛍(…)

蛍(やっぱりフルカラーだよね…えへえへ)

れんげ「ありがとなのん!ほたるん!」

蛍「どういたしまして、お誕生日おめでとうれんちゃん」


       終わり
続きまして
夏海「れんちょん!誕生日おめでと!!」れんげ「ありがとなのん!!」
をお送りいたします

 
ギュウウ


夏海「ごめんね!れんちょん!日曜日遊べなくて!」

れんげ「そういえば、日曜日は何をしてたん?」

夏海「ふふふふふふっ。町に行ってこれを買って来たんだ!」

夏海「ジャジャーン誕生日プレゼントー」

れんげ「おぉっ!ウチのなん!?ウチのなん!?」

夏海「そっだよー。れんちょんのだよー。はい。誕生日おめでと」

れんげ「中身は…中身は」バリバリ


れんげ「手袋っ!?」

夏海「しかもそれ超高性能で暖かい!これで冬も大丈夫!」

れんげ「なっつんありがとなのん!」

れんげ「これで雪合戦やるのん!」

夏海「よっしゃー受けて立つ!」


れんげ「また返り討ちにしてやるん♪」

夏海「あっ、そうだ。れんちょん!」

れんげ「ん?」

夏海「誕生日おめでとう!」



       終わり
続きまして
小鞠「れんげ。お誕生日おめでとう」れんげ「ありがとなのん」
をお送りいたします

                        /: 7 __
                 / : : / / //〉

                     〈 : : : :〈//: :./
              <⌒゙\ : : :〉厶-=¬⌒7
              ヽ: >‐一: :'´ : : : : : : : : :`>、
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             : : : : : .: : : : : : : |  \|\ノィ代次`Y: :││
             |: : : : : : : :│|\ト--     乂_ソ }}..:人∧              あはははっ!見てよれんちょん!このみっともない姿!
             ムイ: : : : : 人[x代次          |/: : | : \
              ハ: : : : : {{ 乂_ソ    .     |: : : | :|⌒  ∧          いやぁ、さすがのウチもこうなっては手も足も出ない!
                」/|\ : \        _)  八|: :|: |__厂〈/∧、  \
               _ノ_:_l\ト'      (__ノ  )   ゙ : : : |:/ 〈  〈/∧\   ヾ   あ、もとから出ないか!なーんちゃって!
.                 ∨/| | : 〈_:\   `ー   /{: / : ル    〈/∧__]   
       //       / |/ | |.: : :V\〕ニ=┬一   Ζ/|/|  l    〈/∧|    }   あははは…は…
        {{           |/ | |八 : \Nー‐'      /∧]   l    〈/   ノ
        ゝ        トミ|/ l人:「\_「|∧──-   '´ ∧/|        /
              V/|/ |  \  \_>、_________//ア   八. /
              \'/」       \______/      ∨
                `ー-ヘ、       \         ∨

                     ヽ|                    |

小鞠「はい誕生日プレゼント」

れんげ「おっおおおお」

小鞠「ほら、空けて空けて」

れんげ「…なんでこまちゃんの方がワクワクしてるん?」

小鞠「いいから!」

れんげ「…」バリバリ


れんげ「?」

小鞠「ふふーん。これは大人のアイテム『シュシュ』だよ」

れんげ「ちゅちゅ?」

小鞠「ほら、頭貸して…はい、鏡」

れんげ「おっおおおおお、ウチ似合う!?」

小鞠「似合う似合う。妖精みたい」

れんげ「ウチ妖精になれたん!?妖精に!?」

小鞠「うんうん♪」

れんげ「ありがとなのん!こまちゃん」

小鞠「どういたしまして」

小鞠(もし、れんげがいらないって言うなら私が貰おうと思ってたんだけど…)

れんげ「~♪」

小鞠(うぅ…たまたま良いデザイン見つけたのに…欲しかったなぁ~)

れんげ「ぷいぷい~♪」

小鞠(…)

小鞠(喜んでくれてるし…まぁいっか)


小鞠「れんげ?」

れんげ「ん?」

小鞠「お誕生日おめでとう。れんげ」




       終わり
続きまして
兄「」れんげ「兄にぃー」
をお送りいたします

兄「」

れんげ「兄にぃもプレゼントなん!?」

兄「」ウン

れんげ「なんなんかなん~♪」バリバリ



れんげ「猫耳なん!?」

兄「」ウン

れんげ「装備なん!!」

れんげ「着け心地は普通なん!」ピコピコ

兄「」ウンウンウンウン


夏海「このバカ兄ーーー!」バキッ

兄「!?」

夏海「れんちょんに何を渡してんの!?そんなに幼女の猫耳がいいのかーーー!?」

兄「!!!?」


れんげ「すごいん!これ自動で動くん!」ピクピク

蛍「あっ、それ脳波で動く猫耳だ~。すっごい!いいなー。よかったねれんちゃん」

夏海「へっ?」

兄「」ウン

れんげ「おっおおおおお!凄いん!」ピコピコピコ


れんげ「兄にぃありがとなのん♪」

兄「」ウン



       終わり
続きまして
このみ「れんげちゃんお誕生日おめでとう♪」れんげ「ありがとなのん♪」
をお送りいたします

このみ「はいプレゼント」

れんげ「…だがしや…むりょうけん?」

このみ「うん♪一日だけだけど、駄菓子屋の商品がタダで全部買えるんだよ♪」

れんげ「おっおおおお!すごいん!」


れんげ「ということは、食べた事がない…あれとか…あれも食べ放題なんな!?」

このみ「うん♪そうだよー」

楓「おい!私は聞いてないぞ!」

このみ「え?今れんげちゃんと話してたでしょ?聞こえなかった?」

楓「違うだろ!前もって話せ!というか、話してくれてもこんなの無効だ!使わせない!」

れんげ「え?」

楓「え?」

れんげ「駄菓子屋で…使え…ないのん?」

楓「あっ…その…だな」

れんげ「使ったらダメなのん…」ウルウル

楓「ダメに決まって…おい!そんな顔すんな!」

このみ「あー楓ちゃんがれんげちゃんを泣かしたー」

楓「私は悪くないだろ!こんな券なんて認めないからな!」

れんげ「…やっぱり、使えないん?」

楓「え、えーと…そのだな…」


楓「あーわかった!使え!好きなだけ持って行け!」

れんげ「やったーん♪駄菓子屋楽しみなのーん♪」

このみ「楓ちゃんやっさしぃー♪」

楓「後で請求するからな?」

このみ「へ?」

楓「全部計算して、絶対に払って貰うからな」

このみ「キャー♪楓ちゃんこわぁいー」

楓「うっさい!調子にのんな!誤魔化すな!」


このみ「あっ、そうだ!れんげちゃん!」

れんげ「?」

このみ「7歳のお誕生日おめでとう♪れんげちゃん」






       終わり
続きまして
一穂「れんちょん」ひかげ「誕生日おめでとう」れんげ「…」
をお送りいたします

ひかげ「最後は私だ!くらえ!」

れんげ「これ何なん?」

ひかげ「東京タワーのストラップ!」

れんげ「…」

ひかげ「なっ、なんでガッカリしてんだよ!東京だぞ!東京!」

れんげ「はぁ~…」

一穂「ふふっ。だかられんげには、そういうの早いって言ったでしょ?」

一穂「はい、れんちょんには、こっちの方がいいよね?」

れんげ「…アイマスクなん?」

一穂「これでどこでもぐっすり熟睡できるね!よかったね!れんちょん!」

れんげ「実の姉達にはガッカリだ…」


ひかげ「れ、れんげ?」

一穂「くっ。まさか喜ばないなんて…さすがれんちょん!」

れんげ「みんなすっごいプレゼントだったのに…姉ねぇ達は…」


ひかげ「こうなったら切り札だ!姉ちゃん!!!」

一穂「オッケー!」

れんげ「?」

ひかげ「ビデオオープン!」

■ビデオ-------------------------

ほのか『うぅ…緊張する…』

ほのか『え?もう映ってるの?』

ほのか『え、えーと…あっ』


ほのか『れんげちゃん!お誕生日おめでとう♪』

ほのか『その…えーと…あははは。ビデオ初めてだから何を言っていいのかわからないけどね』

ほのか『今度の年末年始はお父さんがお休みを取ったから』

ほのか『絶対に遊びに行くから!たくさん遊ぼうね』


ほのか『お誕生日おめでとうれんげちゃん♪』


■ビデオ終了----------------------


れんげ「ほのかちん!ほのかちんが!?」

一穂「うんうん。よかったね。れんげ」

れんげ「うん!いっぱいいっぱい遊ぶん!返事!返事のビデオ撮るん!」

ひかげ「あー、ビデオは無理だから手紙な」

れんげ「うん!手紙!手紙!」


一穂「あーそうだ」

ひかげ「?」

一穂「ほのかちゃんが来たら、ひかげも入れて4人で、町にお出かけしよっか?」

ひかげ「えっ!?」

一穂「そこで誕生日プレゼントとして、ほのかちゃんも一緒にお買物とご飯食べさせてあげるね」

れんげ「おっおおおおおお!いいの!?ほのかちんも一緒に外食いいんですか!?」

一穂「いいよーいいよー」

ひかげ「…はぁ…まぁ、妹の為に私もお金頑張るか…」

れんげ「さすが姉ねぇ達!期待を裏切らないん!」

ひかげ「まぁね」


一穂「れんちょん。今まで生きてきた6年間も楽しかっただろうけど…」

一穂「これから小学生以降、たくさん苦労するだろうけど」

一穂「今日みたいに楽しい事はたくさんあるから、忘れちゃダメだよ」

れんげ「おぉっ!姉ねぇが先生っぽいのん!」

一穂「うん、今のは姉じゃなくて、先生としての言葉…じゃあ、最後に…」


一穂「誕生日おめでとうれんちょん」
ひかげ「誕生日おめでとうれんげ」





       終わり
続きまして
楓「れんげ、誕生日おめでとうな」れんげ「ありがとなのん!」
をお送りいたします

■終わった後


楓「れんげ眠くないか?」

れんげ「7時から11時までずっと寝ていたから大丈夫なのん」

楓「そうか」

れんげ「駄菓子屋にお泊まり初めて!初めてなのん!」

楓「あーそうだったか?そう言われるとそうかもな」

楓「所でちょっと寒くないか?」

れんげ「寒くないのん!」

楓「あー、それはおかしい…寒いはずだ…だからこっちに来い」

れんげ「?」

楓「ほら、ここに座れ」パンパン


れんげ「え?でも駄菓子屋の膝の上に座るっていいのは、幼稚園までって駄菓子屋が…」

楓「今日は記念日だ。ほらここに座れ」

れんげ「うん♪」

>>122 修正
膝の上に座るっていいのは
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
膝の上に座っていいのは

トテトテ

ボスンッ


楓「…れんげも大きくなったな」

れんげ「ウチも今日で7歳です!」

楓「そうか…もう7歳か…」

れんげ「ん?どうかしたん?」


楓「ん…いや。ほら私からのプレゼントだ」

れんげ「!?」

楓「ほら空けろ。そんなにプレゼントをジーと見つめるな」

れんげ「…」

楓「いいから、そんな丁寧にすんな!バリっバリっと破れ」

れんげ「リボンなん!」

楓「ずっと今のリボンだしな…」

れんげ「でも…ウチ…今のリボンお気に入りなん…」

楓「だと思ったよ。だけどな、たまにはそのリボンを休憩させてやれ」

れんげ「休憩なん?」

楓「私から見ると、このリボンはすっごく疲れてる…休憩が必要だ」

れんげ「それは気付かなかったん!リボンさんごめんね…」


楓「だから、ほらこのリボンだ。今度からは休憩休憩つけてやってくれ」

れんげ「うん♪」


楓(私がプレゼントしたリボンをずっとつけてるなんて……な)

楓(こんな事なら、あの時もう一個用意しておくべきだった…)

れんげ「…ふわぁぁぁ……」ボー

楓「って、もうこんな時間か…ほられんげ寝るぞ」

れんげ「一緒に寝るん」

楓「甘えるな」

れんげ「寝るん」

楓「離せ……はぁ…今日だけだからな」

れんげ「駄菓子屋が優しいん…誕生日だからなのん?」

楓「ああ、そうだ。誕生日だからな…だから今度からは厳しくするぞ」

れんげ「任せておけなのん!」

楓「はは。頑張れよ」

 


楓「ああ、そうだ」


楓「誕生日おめでとうれんげ」

れんげ「…」



れんげ「ありがとなのん♪」





       終わり

                                                                                    . -‐‐-ミ
      /\ /\                                                                      / /⌒:::::.`ヽ
   rーム/ ⌒Y⌒ヽ_〉ー┐                                                                   / /.:::/.:::/∧::::::.
    \__У⌒ ⌒ヽ___/   ____                                                              i ≧彡'彡 /⌒j::: i
   .'∠/ / イ ト、  \〉ヽ  /ニニニニ=\                                                         {::::{乍:T彡乍丁:::|
   i  jイ/⌒Vjハj⌒V ハ i 'ニニニニニニニ\                                            〃ニニニニニニニニニヾ:::〉ゞ゚'   ゞム::::l
   | 从 代ナ '代ナ从i l/ニニニニニニニニニニ\                                           rー┐ ゝニニニニニニニニニニノ::::ゝ. 、 ,  イ.::/
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   | |   /  ∀ ヽ /ニニニ/ニニニ二二ノ               |ニニ|── |ニニ|ー‐┐fニニニニニニヽfニニニニニニヽ──|ニニ|─‐┐ /ニニ/ fニiニi /   1 `|  '.
   | ゝ / /  : ハ ‘. {=ニニ/ _____ ________,|ニニ|ニニニニニニニニニi 'ニニニニニニニ} 'ニニニニニニニ}ニニニニニニニニニi /ニニ/   |ニ|ニ|人 イ |__| ト、_〉
  ,乂ミ/ /     ∧_∨彡゙〃ニニニニニニニニ=iニニニニニニニニニニ|ニニ|   _|ニニ|__       (ニニ/      (ニニ/   _|ニニ|,__ lニニ'    |ニ|ニ|_/ |__,|   |__j \,ゝ
     ムフ|____∧____ト、_ゝ  ゝニニニニニニニニニ}ニニ{ r-─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐      r‐┐      〃ニニニニニニニニ)|ニニ|    `´`´  《-‐-‐-‐- 》
      / / l l l ヽ             /ニニ/ニニ| |ニロニ| |ニニ|ニニ|ニニロニニ厂 ̄{ニニ{     r‐┐={     r ┤ニロニニ厂 ̄ !ニニ!       《-‐-‐-‐-ー-》
       `¨T TT T'¨´          /ニニ/ lニニ|└─ ┘lニニ|ニニ|,ニニニニノ     '=ニ\_/ニ/=ニ\_/ニ∧=ニニニノ    'ニニ\___    `¨T TT T¨´
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