桃子「阿知賀女子の麻雀部、絶対に許さないっすよ…」(170)

――――――――――

桃子「ひぎゃああ゙あ゙あ゙あああああああああぁぁあ熱い…っあああああああああ!!!!!!!!!!」

憧「キャハハハハ!!!!燃えてる燃えてるーっ!!」

宥「暖か~い……暖かい……」

玄「ふふっ、お姉ちゃん幸せそう」

穏乃「あー、なんかスッキリした!!」

桃子「あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!ぜ…先輩ぃぃぃいいいいいぁぁぁぁっっ……――――――――」

――――――――――

桃子「―――んんっ……??ここは……私……」

桃子「確か……部室で酷い目に、はわっ!?な、何で私…裸なんすか!?////」

桃子「は…恥ずかしいっす////あれ…?みんな私のこと見てない…あ、そっか…ここまで存在感薄かったんすね……」

今日で完結っすか
支援

桃子「今日から阿知賀女子に転入っす」
桃子「今日で阿知賀女子に転入してから丁度2週間っすね…」

すまん
今から書く

「ねー、それでさー」

桃子「はっ…!?」

穏乃「昨日の最高だったなー!!」

憧「先輩助けてーってマジウケたよ、キャハハハハ!!」

桃子「くっ…!!」

穏乃「あの後ってどうなったの?」
スタスタ…

憧「さぁ?玄が片付けてくれたんじゃない?」
スタスタ…

桃子「何で……?私に気付いてない……?」

先生「えー、昨夜から東横桃子さんが行方不明となり、何か知ってる人は」

桃子「え?何言ってるんすか先生、ここにいるっすよ」

「でもぶっちゃけ東横さんっていてもいなくても変わんないよね」
ヒソヒソ…

「あ、わかるー」
ヒソヒソ…

憧「ふふっ…」

桃子「そ、そんな……、皆さん…モモはここにいるっすよ!!」

スルッ……

桃子「!?」

桃子「さ…触れないっす……」

――――――――――

憧「モモがいなくなってもクラスの連中誰も心配してなかったよねー」

穏乃「てかモモに友達なんていたっけ?」

憧「キャハハハハ!!いるわけないじゃん、あんなのに」

穏乃「私らさー最初の方、モモに友達って思われてなかったけ?」

憧「そういやそうだったわねー、ちょっと話しかけてやっただけなのに馴れ馴れしくベタベタしてきて…」

穏乃「殺して正解だったなー!!」

憧「ていうか遅すぎたくらいじゃない?」

桃子「……」

ガチャ

玄「みんな、遅くなってごめーん」

宥「お待たせ……」

憧「玄、宥姉、聞いてよ!!モモ、行方不明扱いだって」

宥「よかった……バレてない……」

玄「お姉ちゃん、心配しすぎだって」

穏乃「そうそう、処理も玄さんたちがしてくれたんでしょ?」

宥「え……?」

玄「処理ってモモちゃんの?私ら何もしてないよ」

憧「へ?私としずでもないし…じゃあ誰が」

ガチャッ!!

灼「みんな、久しぶり」

玄「灼ちゃん!?」

穏乃「お家の方はもう大丈夫なんですか?」

灼「うん、お客さんも戻ってきたし何とか大丈夫そう」

憧「じゃあインターハイには!?」

灼「間に合った」

穏乃「やったー!!これで出場できる!!」

灼「え…?どういうこと?モモは…」

穏乃「あ…」

灼「モモは?今日は休み?」

穏乃「えっと…その……」

憧「実は昨日から……行方不明で……」

灼「行方不明……」

玄「……っ…ひっく……モモちゃん…、無事…だよね……?」

宥「玄ちゃん……」

穏乃「当たり前ですよ!!モモなら絶対大丈夫です!!」

憧「しずの言う通り、私たちが信じて…待ってよう」

桃子「ふざけるなっ…!!ふざけるな…ふざけるな…!!!!」

灼「モモ…」

憧「……」
ニヤッ

桃子「グローブさん!!騙されちゃダメっすよ!!」

桃子「私は…、私はこの四人に殺されたんすよ!!!!」

憧「モモにさ…インターハイで活躍してる私ら見てもらおう!!」

玄「うんっ…きっとモモちゃんも何処かで見てるよね…?」

桃子「…………見てるっすよ」

穏乃「よーし、じゃあ全国に向けて練習頑張るぞー!!」

桃子「……っ、絶対に……許さない……許さないっす!!」

しえ

憧「私ちょっとトイレ行ってくるから四人で打ってて」

穏乃「おー」

ガチャ


憧「ふんふふーん♪」
ジャー…

桃子「……」

憧「ひっ!?」
バッ!!

憧「き…気のせい……?鏡にモモが映ってた気がしたけど」

憧「誰もいない……よね?」

桃子「なるほど、鏡越しなら見えるんすね」

憧「怖っ…、はやく戻ろう」

桃子「逃がさないっすよ…」

グイッ!!!!

憧「痛っ!?な…何、髪ひっぱられて……っ」

桃子「私が見えるっすか……?憧さん…」

憧「え……?も…モモ……!?どういうこと!!ひっ…!!何で…鏡の中だけ」

桃子「鏡越しなら会話もできるんすね…」

憧「な、何で……生きて……!?」

桃子「死んでるっすよ、現にほら…肉体は存在してないっす」

憧「あ……あ…っ……」

桃子「自分でもまだよくわかんないっすけど鏡には映るみたいっす、そして鏡の中の私を認識した相手には会話や肉体的な干渉もできるみたいっすね…」

ギュウッ……グググ……!!

憧「かっ…は……!!!!や…やめっ……苦し…っ……!!」

桃子「苦しい……?この程度でっすか?」

憧「…かはっ……ぁ…はっ……!!」

桃子「私はもっと苦しかったっすよ…もっと痛かったっすよ……」

憧「はっ……あ……ご…ごめ……っ…」

パッ…!!

憧「げほっ…げほっ……!!はぁっ…はぁ…っ!!!!」

桃子「苦しかったっすか…?安心していいっすよ…こんな簡単に殺したりしないっすから」

憧「っ!?」
ゾクッ…

ガチャッ!!!!

穏乃「憧ー、遅いぞ!!」

憧「はぁっ…はぁっ……!!!!」

ガシャーン!!!!パリーンッ!!!!

玄「憧ちゃん!?何して――」

ガシャーン!!!!ガシャーン!!!!

憧「はぁっ…はぁっ…!!鏡…、鏡は全部割らないと…!!!!」

穏乃「憧、落ち着けよ!!」

憧「離せ!!しず!!!!」
バッ!!

穏乃「わっ!!!!」

桃子「……」

ガシャーン!!パリーンッ!!!!

宥「ひっ……こ…怖い……」

玄「憧ちゃん、何があったの!?」

憧「か…鏡の中に……モ…モ…っ……ひいぃぃっ!!!!」

穏乃「モモ…?モモが生きてたの!?」

玄「そんなはずないよ!!ちゃんと殺し――」

灼「どういうこと?」

桃子「くすっ…」

憧「はぁ…っ……はぁ……っ……!!」

穏乃「憧…、今日は帰ろう、送ってくから」

灼「玄、私が休んでる間に何かあったの?」

玄「な、何もないよ灼ちゃん、お姉ちゃん…私たちも帰ろう?」

宥「う、うん……」

灼「……?」

桃子「今になって後悔しても遅いっすよ…」

穏乃「大丈夫か?家着いたけど」

憧「う…うん……、悪いねしず……」

穏乃「じゃあ私も帰るけど何かあったら連絡して」

憧「しず、絶対に鏡は見ちゃ駄目」

穏乃「え…?私…そんな変な顔してる!?」

憧「そういう意味じゃない、とにかく死にたくなかったら鏡は見ないことね…」

憧(そうよ…鏡さえ見なければモモに何かされることもない……)

穏乃「まぁ…わかったよ、じゃあまた明日なー」

桃子「この先、一生鏡を見ずに生きていくつもりっすか?憧さん…」

やってたのか しえん

――――――――――

穏乃「憧のやつ、鏡がどうとか…、変なやつ」

穏乃「さて…と、風呂入って今日は早く寝るか」


ジャー……

穏乃「灼さん、絶対怪しんでたよなー明日何て説明しよう……」

桃子「大丈夫っすよ、しずさんに明日は訪れないっすから」

穏乃「ひゃっ!?なっ…なななな……!!モ……モ……?」

桃子「せっかくの憧さんの忠告、すぐ破っちゃったっすね」

エロの予感

穏乃「い…生きて……たのか……?」

桃子「何言ってんすか?私ちゃんと殺されたじゃないっすか…あんたたちに」

穏乃「ひっ…く、来るな……!!やめろ…っ!!!!」

桃子「ねぇしずさん……、何で私…殺されなきゃいけなかったんすかね?私…何か悪いことしたっすか……?」

穏乃「や…やめっ……、あれは…あ…憧が…、全部…憧が…!!私は…っ…やめようって何度も……!!」

桃子「そうなんすか?ならしずさんは……殺してあげるっす」

グイッ!!!!

穏乃「っ!?」

ジャバッ!!!!ブクブクブク……ッ!!

穏乃「ごぼっ……ッ…はっ……んッ…んんんー!!!!」

桃子「焼死と溺死ってどっちが辛いんすかね…?」

穏乃「んんんぅーッ!!!!ぶはっ…!!はっ…はっ……ごぼぼっ…がぼ…ッ!!!!」

桃子「ふふっ…」

穏乃「ごぼっ…はっ…だ、だずげ…ッ……んぐぐー…ッ!!!!」

桃子「助けて?私も何度もお願いしたっすよー、それ聞いてしずさんたちは何かしてくれました?」

穏乃「んんぐ…ごぼぼっ……ッ……か、は…ッ……ン…、……――――」

翌日――――

宥「玄ちゃん……あれ……」

玄「!?」

玄「鏡が……まさか憧ちゃんが……?」

宥「あっちの方も……多分、学校中……」

玄「昨日…鏡にモモちゃんがって言ってたから…、後で詳しく聞いてみよう?」

宥「なんか寒い……」



憧「しずが家の浴槽で……溺死……?」

憧「ふ…ふふっ……馬鹿な子……、私が忠告してあげたのに」

憧「……っ……しず…、しずぅっ……!!」

――――――――

憧「玄、宥姉」

玄「灼ちゃんには今日部活中止って言っておいたよ…」

宥「し…穏乃ちゃん……」

憧「しずは殺されたのよ」

玄「え…?だ、誰に!?」

憧「殺したのはモモ、これは間違いないわ」

宥「で…でも……」

憧「モモはあの時死んだことは間違いない、昨日ね――――」


玄「だから学校中の鏡を……」

宥「じゃ…じゃあ…見えないだけで……」

憧「どうせ近くにいるんでしょ?」

桃子「よくわかってるっすね…、まさか学校全部の鏡を割られるのは予想外だったっす」

憧「とにかく鏡は絶対に見ないこと、これだけ守っておけばモモは私らに何もできないから」

宥「う…うん……」

玄「帰ったら家の鏡、全部外そうね…」

憧「玄、宥姉…絶対、死なないで……!!」

玄「憧ちゃんも…気を付けてね」

ポツポツ……ザアァァァー!!

宥「あ……雨……、寒い……」

玄「洗濯物干しっぱなしだ、帰ろう?お姉ちゃん」

桃子「雨っすか……」

――――――――――

宥「玄ちゃん…私も手伝う……」

玄「大丈夫だよ、量もそんなに多くないし…お任せあれ!!」

宥「うん……」


宥「雨……どんどん強くなってる……やっぱり私もお手伝いに」

桃子「駄目っすよ、せっかく映る場所を見つけたんすから」

宥「!?」

玄「うぅ…びしょびしょだよ……」

玄「あれ?お姉ちゃーん、どこー??」

宥「」

玄「お姉ちゃん!?お姉ちゃんしっかりして!!!!」

玄「何で……何で……鏡全部外したよ…、なのに……っ!!」

玄「……!?まさか……窓ガラス!?」

桃子「その通りっすよ」

玄「はっ!?しまっ――」

桃子「私も最近わかったんすよ、鏡以外にも映れるってこと…」

玄「ひっ…!!」

桃子「ドラゴンロードさん、……――――」

――――――――――

憧「は…はは、まさか鏡以外にも……ね」

憧「予想はしてなかったわけでもないけど……こればっかりは……」

桃子「本当はいつでも殺すことはできたんすよ」

憧「助けては……くれないよね?」

桃子「それなんすけどね、憧さん…死にたくないっすよね?」

憧「ど…どういうつもり……!?」

桃子「実はっすね…さっきマフラーさんを殺してきたんすけど、そのせいでドラゴンロードさんにえらく警戒されちゃってて…」

憧「わ…私に……玄を殺せって……?」

桃子「さすが憧さん、頭いいっすね」

――――――――――

玄「私が…憧ちゃんを……?」

桃子「そうっす、私に酷いことをした殆んどは憧さんっす…だから憧さんが死んでしまえば私も本当に消えることできると思うんすよ」

玄「本当に!?憧ちゃん殺したら私は助けてくれるの!?」

桃子「約束するっす、でも早く殺してくれないと…」

玄「殺すよ!!明日中に絶対殺してみせるから!!」

桃子「期待してるっすよ、ドラゴンロードさん……」

翌日――――

憧「え…、ゆ…宥姉まで……!?」

玄「うん……だからモモちゃんについて話したいことあるんだ」

憧「じゃあ放課後部室で……、あ」

玄「大丈夫だよ、灼ちゃんには今日も休みって伝えておくから…」

憧「く…玄……、なんでもない…」

玄「憧ちゃん…」

憧、玄((こいつさえ殺せば私は――――!!!!))

お風呂っす

パンツ脱いだのに…

桃子「今日で阿知賀女子に転入してから丁度2週間っすね…」

桃子「今日から阿知賀女子に転入っす」
桃子「今日から阿知賀女子に転入っす」 - SSまとめ速報
(http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1338552400/)

数日前――――

加治木「な、何だと!?」

蒲原「ワハハ、どうした?ゆみちん、どこぞのタレントの熱愛かー?」

加治木「も…モモが……行方不明……」

蒲原「ワハハ」

加治木「蒲原!!すぐ車を出してくれ、阿知賀に向かうぞ!!」

蒲原「ワハハ」

加治木「何!?学校の裏に停めてある?でかした!!」

蒲原「ワハハ」

津山「わ、私も連れていってください!!」

妹尾「私も!!」

文堂「私も!!」

――――――――――

憧(もう玄来てるかな…、玄を殺せば…私は助かるんだ……!!)

ガチャ

ガキンッ!!!!

憧「あぐっ!?!!」
バタッ…

玄「はぁ…っ…はぁ…っ!!」

憧「あ…ぐっ……く、玄……!?」

玄「ふ、ふふふっ…!!」

憧「何…、で……!?ま…まさかモモ…っ……!!」

玄「そもそも憧ちゃんがモモちゃんを虐めようなんて言い出さなきゃ…こんなことに……」

憧「だ、駄目……っ、これ…は……モモの…罠…っ!!」

玄「憧ちゃんのせいでお姉ちゃんまで…っ!!で、でもこれで私だけは助かるの!!」

ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!

憧「あっ…ぐぇっ!!ぎゃああああああ!!!!!!!!」

ガキンッ!!!!グチャッ…!!ガキンッ!!!!グチャッ…!!!!

もうどれくらい殴り続けているだろうか…?
外は暗くなっており窓ガラスに映る桃子が姿を見せる

玄「はぁ…っ!!はぁっ……!!」

憧「」

桃子「もう死んでるんじゃないっすか?」

玄「え?やった……殺した……、これで助かるんだ…私」

桃子「この人を殺してくれてありがとうございます…ドラゴンロードさん」

憧「」

玄「う、うん!!約束だったからね、だから私を」

桃子「辛かったんすよ…、本当に辛かったっす」

玄「ごめん…本当にごめんなさい、モモちゃん……」

桃子「転入初日…私がこの部室に初めてきた時のこと覚えてるっすか?」

玄「え?う、うん…」

桃子「その時はみんな…こんな私にとても優しくしてくれたっす、でも…」

玄「憧ちゃんが…、最初に憧ちゃんがモモちゃんを」

桃子「発端はどうでもいいんすよ、四人に酷いことされたにはかわりないんすから…」

玄「……」

桃子「私…いつも自分に言い聞かせてたっす、今がおかしいだけで…またすぐ最初みたいに楽しい日々が戻ってくるって」

桃子「だからひたすら我慢してきたっす」

玄「あっ……」

桃子「初めがとても嬉しかったから…、何されても我慢できたっすよ」

桃子「頭からジュースかけられようが…殴られようが蹴られようが…」

桃子「さすがに鉄パイプで殴られたり足を折られたりは…痛かったっすけど……」

桃子「でもひとつだけどうしても許せないことがあったんすよ」

玄「え…?」
ゾクッ…

桃子「いつも肌身離さず大事に持っていた、先輩との思い出の写真……っ!!」

玄「あ……、あ…あ…っ……」

桃子「それを目の前で破られたんすよ!!燃やされたんすよ!!!!」

玄「ひっ…!!や…やめ……殺さない…で……!!」

桃子「殺すっすよー」

玄「そ、そんなぁ…っ…わた…しだけ…は、助けてくれるって……約束……っ…ひぐっ…」

桃子「約束?覚えてないっすね」

玄「ひぃっ…や、やめ…て……イヤっ……イヤ……!!」

ギューッ!!ググググッ……!!

玄「かふっ…っ……あ…きゅ…っ……!!」

桃子「死ね…っ!!死ね…っ!!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇぇぇっっ!!!!!!!!!!」

ガチャ!!!!

桃子「!?」

加治木「モモ!!!!」

桃子「え……?せ…先輩……何で…?」

加治木「何があったかは知らないがその手を離すんだ、そんなことお前には似合わない」

パッ…!!

玄「げほっ…!!げほっ…!!はぁ…っ、はぁ…っ!!」

桃子「先輩……私が見えるんすか……?」

加治木「あぁ、当たり前だ」

桃子「どうして……?だって…私…死んでるんすよ」

蒲原「ワハハ、私にも見えてるぞー」

津山「私も見えますよ」

妹尾「私にも!!」

文堂「えっ……?え……?」

桃子「せ…先輩…っ…ひぐっ…ひっく……」

加治木「モモ…一緒に帰ろう」

桃子「先輩…、……っ…それは…できないっす……」

蒲原「ワハハ」

桃子「私は…人を殺してしまったっす……」

桃子「こんな私が…またみんなと一緒にいることなんて許されないっすよ!!」

津山「で、でも…」

加治木「ここで強引にお前を連れて帰っても納得するお前ではないな……」

桃子「先輩……、ひとつお願いがあるっす」

加治木「何だ?」

桃子「私を……先輩の手で殺してください」

津山「な…何を言って――」

加治木「わかった」

津山「なっ!?」

桃子「ありがとうございます、先輩……」

蒲原「ワハハ……」

文堂「……??……???」

加治木「いいのか?モモ」

桃子「いつでもいいっすよ、あ…やっぱり先輩は私に触れることできるんすね////」

加治木「何を当たり前のことを言っている、お前のぬくもりは…誰よりも……私が知っているよ……っ……」

桃子「先輩……っ////」

ギュゥー…………

桃子「かっ……は……っ…せ、せんぱ……い……っ……」

加治木「も…モモっ……モモ……っ!!」

桃子「せ…せんぱいのて……、や…っぱり…あったか……い……っ……す――――」
グタッ…

加治木「モモ……モモぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

津山「消えた……」

妹尾「うっ…うぅ……っ」

蒲原「わ…は……は……」

文堂「ホッ……」

――――――――――

赤土「モモの遺体も発見され…玄は逮捕か……」

灼「インターハイどころじゃないね、みんな……」

赤土「灼、プロを目指すつもりはないか?私がみっちり教え込んでやるぞ」

灼「はるちゃん…////うん」

赤土「ふふっ…」

灼「ねぇはるちゃん、聞いてもいい?」

赤土「お、さっそくか」

灼「はるちゃんは今回のこと…全部知ってたの……?」



――おわりっす――

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