やよい「うっうー!ナマポで食べるご飯は美味しいですぅー!」(63)

代行
ID:YkALldutO

はよ

春香「プロデューサーさん、今日はなんでみんな集められたんですか?」

響「急にどうしたんだ?自分、何にも聞いてないぞ?」

亜美「なんの話か気になるよ→」

律子「ハイハイ、ちょっとみんな静かにして。今から大切な話がプロデューサーからあるから」

貴音「大切な話とは一体……」

P「みんなも最近テレビで騒がれている生活保護の不正受給の話は知ってるか」

春香「不正受給……?そう言えば最近よくニュースでやっていますね」

美希「美希も聞いた事あるの!寝てるだけでお金もらえるって話で美希凄い羨ましいの!」

P「おいおい美希……そこは羨ましがっちゃダメなとこだぞ……」

真「でもプロデューサー、その生活保護不正受給の話と僕達が一体何の関係が?」

P「あぁ……それは、これを見てくれ」

あずさ「これは週刊誌……?でもこれ来週発売予定のものでは……?」

律子「とある筋から来週発売号を入手したものよ」

伊織「もったいぶってないでサッサと見せなさいよっ」

サッ

律子「あっ……」

伊織「どれどれ……一体何が書いて……」

伊織「って……な、何よこれ!」

真「伊織!一体何が書いてあったんだ!?」

伊織「うそよ!こんな人が765プロにいるわけないじゃない!」

響「ちょっと見せ……えぇ!?」


『765プロのアイドルが生活保護不正受給!?』

春香「ど、どういう事なんですかこれは……」

あずさ「あらあら~」

P「……」

律子「……見ての通りよ」

真「僕達が生活保護不正受給をしてるって疑われてるって言うんですか!?」

亜美「えぇ→誰も生活保護なんて貰ってなんかいないよ→」

真美「超ウソだよこれー」

P「あぁ、確かに信じられない。しかしこうして記事になってしまった以上……」

P「みんなに真相を聞く必要があると判断して集まってもらったんだ」

やよい「……」

伊織「何よ!私たちが生活保護なんて貰うわけないじゃない!」

貴音「人から恵んで貰ってまで生き長らえようとは思いません」

亜美「まぁいおりんとお姫ちんはお金持ちそうだから有り得ないねー」

真美「そうだねー」

P「あぁ、正直なところ貴音と伊織の二人はこの話からは除外しても良かったんだがな」

響「じゃあ他に怪しい人が居るって言うのか?」

律子「……」

律子「響、あなた最近家族のご飯代が大変って言ってたわよね?」

響「えっ」

響「……」

響「えぇっ!?」

千早「そんな……もしかして……」

やよい「うっうー!沖縄は所得が低いって聞いた事ありますー!」

雪歩「じゃあ……本当なんですかぁ……」

響「ち、違うぞ!自分家族のご飯代位自分で稼いでるぞっ!」

美希「でも最近ちょっと……なんだか臭うの」

響「自分ちゃんとお風呂入ってるぞ!」

やよい「うっうー!血税をなんだと思ってるんですかー!」

P「響……やっぱりお前だったんだな……」

響「ち、違うぞ……自分生活保護なんて……」

千早「我那覇さん……」

やよい「うっうー!早く記者会見して謝罪したほうがいいと思いますぅ」

律子「そうね、じゃあ響、今後の対応について社長を含めて協議するからこっちへ……」

響「うぅ……」

響「違うぞ!自分生活保護なんて貰ってないぞーー!!!」ダッ!

ダダダッ!

P「あっ!おい響!!」

真「待って!響!」ダッ

雪歩「た、大変な事になってきました……」

伊織「まさか765プロからこんな……」

やよい「でも早めに膿を出すのは良い事ですぅ」

千早「そう……ね」

P「今日はみんな解散だ、後は俺と律子に任せてみんなは帰れ」

春香「……はい」

貴音「響はどうなってしまうのでしょう」

P「残念だが……最悪解雇も……」

亜美「えぇー↓」

真美「でもこんな事になったら仕方ないかも」

律子「とにかく今日はプロデューサーの言うとおり解散よ、後日連絡するわ」

春香「はい……」

やよい「伊織ちゃん、一緒に帰ろー」

伊織「そうね……」

やよい「あっ!大変!おサイフ忘れて来ちゃったかもですぅー!帰りの電車代が……」

伊織「迎えを呼ぶから一緒に乗りなさい、やよい」

やよい「伊織ちゃんありがとうですぅー」

美希「ついでに美希も乗せてって欲しいの」

伊織「まぁ別にかまわないけど」

美希「じゃあ決まりなの」

やよい「うっうー!それじゃ出発ですぅー」

ブロロ

美希「なんだか今日は色々あって美希お腹が空いてきたの」

やよい「あっ、私も空いてきましたー。良かったらみんなでウチに来て食事していきませんか?」

伊織「そうね、それもいいかもね。じゃあちょっと食材を買いにいきましょうか、お金は私が出すわよ」

やよい「うっうー!それじゃ今日は牛肉パーティーですぅ!」

美希「……」

やよい「あっ、運転手さんそっちじゃなくてこっちの道です」

伊織「あら?でもやよいのウチは確かそっちじゃ……」

やよい「えへへ、実は最近一人暮らしを始めたんです」

美希「一人暮らし?」

伊織「そうなんだ、知らなかったわ」

やよい「五月蝿い家族と離れてせいせいしてますぅー」

伊織「へぇ、良かったわね」

美希「……ふーんなの」

やよい「それじゃ牛肉パーティー始めるよー」ジュージュー

―――
やよい「ふぅーお腹いっぱいですぅ」

美希「ごちそうさまなの」

伊織「えっと、やよいトイレは……」

やよい「伊織ちゃん、トイレならあっちだよー」

伊織「ちょっと行ってくるわね」

やよい「ところで美希さんご飯とかあまり食べませんでしたねー」

美希「んー……お肉は美味しかったんだけど……」

美希「美希的に生活保護で食べるご飯はちょっとねー」

やよい「……えっ」

美希「まぁ本当に生活が苦しくて貰っている人なら仕方ないとは思うけど」

美希「不正に受給したお金で食べるご飯は美希はちょっと好きじゃないの」

やよい「……」

美希「美希はステージで頑張ってキラキラしてその後で自分が稼いだお金で食べるご飯のほうが凄い美味しいって思うな」

美希「ねぇ、そうは思わないかな?」

やよい「……」

やよい「……」

やよい「……う」

美希「?」

やよい「うっうー!ナマポで食べるご飯は美味しいですぅー!」

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