恒一「暇だね」鳴「うん」(101)

屋上にて

恒一「予想はしてたけどさ、いないものって退屈だね」

鳴「そうね」

恒一「見崎は僕が転校してくる前はどうやって暇潰してたの?」

鳴「主に絵を描いたりしてた・・・かな」

恒一「・・・・・・そっか」

鳴「・・・・・・暇ね」

鳴「・・・・・しりとりする?」

恒一「暇潰しの代名詞だね」

鳴「・・・嫌?」

恒一「嫌じゃないよ?でもしりとりって終わりがなくてダラダラ続くだけだしさ」

鳴「罰ゲーム・・・とか決めてやるのは?」

恒一「罰ゲームね。まぁ他にやる事もないしやろっか」

鳴「罰ゲームは何でも言う事を聞くって言うのはどう・・・?」

恒一「え?何でも!?」

鳴「も、モグラ」

恒一「始まっちゃうの!?」

鳴「榊原君、『ラ』だよ?」

恒一「み、見崎?何でもって所をもっと聞きたいんだけど?」

鳴「何でもは・・・何でも・・・です」

恒一(まぁジュース奢るとかそんなもんだよね?)

鳴「例えば紅茶を御馳走するとか・・・・・・赤沢さんに水平チョップするとか」

恒一「振り幅広過ぎない・・・!?」

鳴「別に水平チョップじゃなくても、延髄切りとかコブラツイストとか垂直落下式ブレンバスターでも可」

恒一「」

鳴「罰ゲームは絶対だから・・・」

恒一(赤沢さんのためにも負ける訳にはいかない・・・!!)

鳴「榊原君、『ラ』だよ?」

恒一「えー、ラ?ラ、えーっと?」

鳴「時間制限、あるから」

恒一(何急に新ルール作ってんだよ?)

鳴「残り3秒」

恒一「短いよ!?何その生き生きした三本指!?」

鳴「2,1,0ー!」

恒一「」

鳴「勝った」ヒカエメナガッツポーズ

恒一「今ので勝ち誇れるね」

鳴「榊原君、罰ゲーム」

恒一「見崎!お願いだからもう一回チャンスを!」

鳴「・・・・・じゃあ」

恒一「じゃあ?」

鳴「・・・・・・・・私を・・・」

恒一「見崎を・・・?」

鳴「・・・ギュってしてくれたら帳消しにします」

恒一「」

鳴「嫌なら赤沢さんの前歯引っこ抜いて来てもらうね」

恒一「その、ギュってするっていうのは・・・まさか」

鳴「ハグ」

恒一「本気で・・・?言ってるの?」

鳴「・・・うん」

恒一(見崎が何を考えてるか分からない・・・でも、赤沢さんの身が危ないし)

鳴「・・・・・・提案しといてなんだけど・・・嫌?」ション

恒一「嫌ではないよ?その、ね!?」

鳴「いいから早くしなさい・・・!」

恒一「えっと、じゃあ、失礼します」///

鳴「・・・失礼されます」ダキツキ

恒一(見崎!細い!軽い!良い!匂い!)///

鳴(榊原君の初ハグゲット・・・)

恒一「み、見崎?これいつまで?」

鳴「・・・・・・榊原君がやめたくなったらやめていいよ・・・?」

恒一(上目づかい可愛い!でもこれ以上抱きしめてると息子が・・・!)///

恒一「あ、後三秒ね!三秒」///

鳴「私が数える・・・」

恒一(名残惜しいけど下半身の現象が発動しそうだからしょうがない)

鳴「・・・サァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

恒一「」

鳴「ーーーーーーーーーーーーン」

恒一「さっきもだけど見崎は体内時計おかしいよね?」

鳴「おかしくありません」ムフー

恒一「見崎って意外とわがままだね」

鳴「先に我儘行ってきたのはそっち・・・」ジトー

恒一(早く見崎数えてよ・・・)

鳴「ニィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイッ」

恒一(後一秒!)

鳴「・・・・・・あれ?アレレレレレレレ?」棒

恒一「ん?」

鳴「残り何秒か分からなくなちゃった・・・」棒

恒一「」

恒一「残り一秒です!3-2で残り一秒!」

恒一(首かしげてる見崎可愛いなぁ)

鳴「・・・一秒って何秒だっけ?」スリスリ

恒一「流石に通用しないよそれは!」

鳴「・・・榊原君が照れ屋さんなのでここらへんでやめてあげます。3.2.1はいっと・・・」

恒一「長かったぁ」

鳴「・・・榊原君顔真っ赤」クスッ

恒一(やられっぱなしは悔しいな)

鳴「榊原君、心臓の音おおきかった・・・」クスクス

恒一「・・・見崎も真っ赤だよ?」

鳴「う、うそでしょうっ!?・・・そんなはず!?」アセアセ

恒一「真っ赤っかだよ?」

鳴「ちっ、ちが!?」テアシバタバタ

恒一(挙動不審可愛い)

鳴「これは、興奮した榊原君の体温が・・・!抱き合ってる時に移っただけっ///」キリッ

恒一「本当に?」ニヤニヤ

鳴「ほっ、本当・・・!//」

鳴「つ、次の勝負にしましょう」アセアセ

恒一「まだやるんだ」

鳴「百番勝負は始まったばかりよ榊原君」

恒一「そんなあるんだ・・・」

鳴「次も私が勝ったら罰ゲーム、赤沢さんのツインテール(笑)を引っこ抜いてくるorハグ」

恒一「引っこ抜けるものなの!?」

鳴「そこは気合いで。じゃあ次の勝負は・・・」

恒一「・・・次の勝負は・・・?」ゴクリ

鳴「・・・・・・相撲」

恒一「す、相撲?あの相撲?」

鳴「相撲って言ったら一つしかないでしょう?」クス

恒一(いつの間にか冷静さ取り戻してるなぁ)

恒一「はっけよいの相撲だよね?」

鳴「それ以外ないでしょう?」

恒一「見崎が良いならいいけど」

恒一(体格差あるから負けることはないだろう)

鳴「男女差があるのでハンデを付けます・・・」ニマァー

恒一「ハンデ?」

鳴「あまりにも体格差があるので当然・・・」

恒一「まぁ、まともにやったら勝負にならないし良いけど・・・具体的には?」

鳴「技の制限」

恒一「制限?四十八手の中で使える技を制限するって事?」

鳴「そう」コクリ

恒一「なるほど」

鳴「榊原君が使って良い技は・・・」

鳴「お姫様だっこだけです」キメガオ








恒一「え?・・・・・・・・えっ!?」

鳴「さて、はっけよい」

恒一「のこらないよ!?」

鳴「何が不満なの?」キョトン

恒一「相撲の決まり手にそんなのあったっけ!?」

鳴「夜見北ローカルルール」

恒一「嘘でしょ?ねぇ嘘でしょ?」

鳴「もういいじゃない・・・何でも。さぁ、見あって見あって・・・」

恒一「何でもって・・・ってうわぁ!?」

鳴「どうしたの?」

恒一(見崎前かがみになってるから胸元が・・・///)

鳴「?」

恒一(い、今一瞬だけどブラが見えた!?白?水色?いや、スカイブルーだ///)

鳴「ねぇ早く。この体制楽じゃない」

恒一「あ、あぁごめん」

恒一(もう前かがみにしかなれない///)

鳴「はっけよーい・・・のこった」トコトコ、ギュッ

恒一「・・・・・///」

鳴「のこった、のこった」スリスリ

恒一「・・・コレ相撲なの?///」

鳴「相撲」

恒一「今さらだけど押し出しとかどこまで押し出せばいいの?///」

鳴「・・・さぁ?」ギューッ

恒一「絶対考えてないでしょ?///」

鳴「じゃあ教室・・・かな」

恒一「え?」

鳴「榊原君は私を教室までお姫様だっこ(寄り切り)すれば勝ち」

恒一「」

鳴「私も教室まで榊原君を押し出せば私の勝ち」

恒一「夜見北ローカルルール独自色が強過ぎない?

鳴「榊原君も仕掛けなきゃずっとこのまんまだよ?」

鳴(私はこのまんまで良いけど・・・今度こそポーカフェイス維持できてるはずね。顔も赤くなってないはず)

恒一「く・・・」

恒一(このままでも良いけど///)

恒一「僕も男だからね。負けっぱなしじゃいられないよ!」ヒョイッ

鳴「!?まさか、本当にやるとは」ビックリ

恒一「まさかって・・・おい」

鳴「あ、えと、・・・重く・・・ない?//」

恒一「全然。軽すぎる位だよ?」

鳴「榊原君横綱になれるね。榊原親方」

恒一「貴乃花親方みたいな言い方しないで」




鳴「フフッ」クスッ

恒一(かわっ!?可愛い///見崎笑うと可愛いなやっぱり//)

鳴(榊原君の顔近い//チ、チュ、じゃなくて・・・キ、キスしたい///)

恒一「こ、このまま教室に行けばいいの?///」

鳴「・・・・・・・」ポケー

恒一「見崎?」

鳴「ふぇ!?//・・・え、えぇそうよ//」

恒一(また見崎ちょっとだけ、ちょっとだけ顔赤い・・・かな?//可愛いなぁほんと//)

恒一「じゃあ教室向かうけど忘れ物ないよね?」

鳴「うん//」コクリ


移動中

廊下


恒一「どこのクラスも六限の最中だね」

鳴「うん//」コクリ

恒一「着いた」

鳴「・・・もう着いちゃった」ション


教室のドア前

ドア前


恒一「この勝負は僕の勝ちかな。アレ?ていうかどうやってドア開けよう?ねぇ?見崎?」

鳴(チューしたかったけど、またの機会かな///やっぱり恋人同士になってからじゃないとそれは、うん。そしたら//)

恒一「見崎?聞いてる?」メイノカオノゾキコミ

鳴「チュ、チューはまだ駄目よ!さきゃきびゃら君!?」

恒一「な!?/////」

鳴(うわぁあぁああああ//////やっちゃったぁぁあ////)ボーンッ

教室内

久保寺「では、ママとの予定がありますので少々早いですが授業を終わります。HRも無しです。さようなら」

勅使河原「よっしゃ!さっさと掃除して帰ろうぜ」

高林「これは嬉しいフェアだね」

中尾「黒板消すのはまかせろー」

赤沢(今日榊原君授業ずっとサボってたな・・・寂しい)シュン










ドア前

恒一「あ!?見崎!授業終わったみたい!///」

鳴「う、うん!誰かしらドア開けてくれるんじゃないかな///」

鳴(さっきの失言忘れてくれないかなぁ///)


教室内

綾野「あたしの班今日掃除ないよね!?じゃお先に部活行ってるねー!」ガラガラー、ドアオープン!!

綾野「うわッ!?」

恒一・鳴「!?」

綾野(あ!?関わっちゃ駄目だ!・・・・・・見崎さんずるい!!ずるい!榊原君といちゃついて!)

恒一「凄い勢いだからビックリしたなぁ」

鳴「うん。落ちそうになった。・・・もっとしっかり抱きしめて//」ギュッ

赤沢・綾野・小椋・多々良「」

勅使河原・望月・その他(なにいないものライフ満喫してんのこいつら)

鳴「榊原君、周りからは見えてないから気にしないで」

恒一「う、うん」

赤沢(あ、あたしは握手しかしてないのに!あのアホ毛眼帯幼児体型がぁっ!!)ジー

多々良(いないもの制度なんて廃止するべきです!)ジー

小椋(あたしだってなかなかの貧乳なのに)ジー

綾野(いいな!見崎さん!あ、あたしもいないものになれば一緒に遊んでくれるのかな?)ジー

鳴(殺気を感じるけどいないものに殺気を与えるのはどうなのかしら?)

恒一「はい、じゃあ降ろすよ」ヒョイ

鳴「降ろされますっと//」チャクセキ

恒一「相撲対決は僕の勝ちだね」

鳴「これで一勝一敗」

恒一「見崎も罰ゲームだね」

鳴「・・・・・・!?」ボーゼン

恒一「わ、忘れてたの?見崎も負けたんだから罰ゲームだよ?」

鳴「ワスレテマセン。」マガオ

赤沢・多々良・小椋・綾野(罰ゲーム?)

恒一「何にしようかなー?」

鳴「あんまりイヤラシイのは禁止///」

赤沢・多々良・小椋・綾野(なッ!?!?)

恒一「そんなお願いしないよ?//」

鳴「そっか・・・」シュン

鳴(私の体に興味ないか・・・)

赤沢・小椋(ざまぁwwwww)

多々良(榊原君誠実・・・!)

綾野(こういっちゃんは女の子に対して真面目なんだなぁ///)

恒一「良い見崎?見崎は可愛いんだから男にそんな事ホイホイ言っちゃ駄目だよ!」シンケン

鳴「かッ!?かわ!?かわわわ/////……可愛いなんて・・・」ボーン

恒一「見崎は可愛いよ。だからあんまり変な事言っちゃ駄目だよ?」ナデナデ

鳴「ん~ッ////」マッカッカ



赤沢・綾野・小倉・多々良「」



恒一「罰ゲームは・・・・・・」

鳴「・・・・・・・罰ゲームは・・・・・・?///」

恒一「これからも僕と一緒にいないものをやってくれる事、かな」


鳴「うん!//」ニコッ

恒一(やっぱり可愛い////)




変なラストだけどもう終わり

アナザーあんま詳しくないけど見崎ちゃん可愛すぎて書いた

また時間あれば恒一と見崎が遊んでるところ書きたい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom