モバP「今日はCu大人限定、肩車の日だ」 (74)

――レッスン場。

亜里沙「ごーごー! Pくんごーごー!」

P「ははは、それじゃちょっとスピード出しますから、しっかりつかまっててくださいよ」

亜里沙「ぎゅってしちゃいますよっ」

P「ふっ、ふっ、はっ」タタタ

亜里沙「きゃー! はやーい! たかーい!」キャッキャ

P「はっはっは」


杏「……何コレ」

幸子「なんなんですか、コレ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384949162

P「……はぁはぁ、よ、よし、とりあえず下ろしますよ」

亜里沙「はぁーいっ♪」

P「よっ……こい、しょ」

亜里沙「んっ、せ……」

P「ふぅー、やっぱり、けこー、疲れますね」

亜里沙「大丈夫? せんせいがふきふきしてあげるねっ」

P「大丈夫ですよ、これから何人も乗せるわけで」

亜里沙「重くなかったかしら?」

P「全然! むしろ軽すぎて心配なくらいだよ」

P「俺はもうちょい太もももむっちりの方が好きだなぁ」

亜里沙「むー!」ボフボフ

P「ははは」

亜里沙「……でも、もうちょっと乗っていたかったなぁ」

P「そしたら、時間が余ってたら希望者はもう一回やりましょう」

亜里沙「本当? それならレッスンが終わった後にどうかしら」

P「いいですね、その間に休憩しておくから、めいっぱい亜里沙さんを乗せられますよ」

亜里沙「ふふっ、じゃ、レッスンがんばってきますね♪」

P「はい、お願いしますわ」

P「はぁー……」

幸子「……ちょっとプロデューサーさん!」

P「どうした幸子」

レナさんはまだかな?

幸子「どうしたもこうしたもないですよ! なんなんですか、今のは!」

P「うん、今日は大人限定の肩車の日でな」

杏「そんな日があったとは初耳なんだけど」

P「うちの事務所でちひろさんと相談しててな……やっぱりアイドルといえど、芸能界はストレスが溜まる世界だ」

P「で、もっと元気になれるような社内ホスピタリティを考えようということになってだな」

杏「……それが肩車なの?」

P「ああ。とりわけ、大人組はまとめ役としてストレスを抱えることが多い」

P「二十歳以上限定で、レッスン前に、何かサービス出来ないかということで」

幸子「な、なんだかもっともらしいことを言ってますが、セクハラじゃないですか!」

P「そんなことはないぞ」

>>4 レナさんは終盤なのですみません。

優「おーい、Pくん、亜里沙ちゃんのは終わったんでしょー?」

P「おう、今行く!」

優「へへー、太ももに挟まれて昇天しないでね☆」

P「どうかな。優ちゃんはセクシーだけど」

優「やーん♪」

P「……ノリノリだぞ」

幸子「アレは例外です!」

P「亜里沙さんも喜んでくれてたんだが」

杏「喜んではいたと思うけど……」

P「とにかく、ちゃんと大人組にはアンケートも取って合意も得たんだ。セクハラでもなんでもない」

優「早く早くー☆」

P「おう! ……ん、そういや、お前らこそなんでここに……」

幸子「え?」

杏「ん?」

P「ま、いいか。とりあえずこれが終わったらレッスンだから、大人しくトレーナーさんのところに行っとけ」

幸子「はぁ」

P「よーし、じゃ、優ちゃん、ちょっとかがむから……」

支援。
残念だな~菜々さんは17歳のピッチピチのJKだからむりだな~(棒読み


優「ふわー、たっかーい」

P「意外と高さがあるだろ」

優「ねー、アッキー、高いよね♪」

ジタバタ

P「おう、アッキーまで乗せるな」

優「えー、ほらほら、喜んでるよ?」

P「常に嫌がってる気がするけどな」

優「よーし、Pくん号、はっしーん!」

P「よっしゃ、行くぞ~」

出るならいいや
待ってる

やった美世ちゃんの出番あるぞ!

>>8 出ません。

優「Pくんも面白いこと考えるよねぇ~」

P「何がだ?」

優「肩車なんて、あたし久しぶりにしてもらったよ~」

P「してもらったことはあるのか」

優「あるよ……でも、すっごい前のことだもん」

優「ふふっ、パパっぽくてイイカンジ?」

P「イクメンも目指すぞ」

優「子どもの前にアッキーのお世話もしてもらおうかなー♪」ぼふっ

P「うおっ、頭に乗せるでねぇだ!」

Cuにはお姉さんな新キャラを求む

P「……はぁはぁ、ど、どうかな。楽しかったか?」

優「うんうん、アッキーも喜んでるよん☆」

ジタバタ

P「……嫌がってるように見えるけどな」

優「喜んでるよぉー」

P「うん。まあ、これからレッスンも、その……アイドルもな、頑張ってくれよ」

優「もっちろん、いいとこ見せられるように頑張るからね♪」

P「おう! 期待してるぞ」


幸子「なんでレッスン場に犬がいるんですかね」

杏「さあ」

P「……はぁはぁ。疲れるな、二人だけでも」

清良「あら、そしたら、少し休憩しますか?」

P「清良さん! まさか、この程度でへこたれるわけには……」ガバッ

P「おっとっと」フラッ

清良「はいはい、無理しちゃダメです」

P「ですが……」

清良「これから肩車で私を喜ばせてくれるんでしょう?」

清良「お互い気遣い合うのが一番ステキじゃないですか」

P「……そうですね」

清良「うふふっ、私と一緒の時間を増やしてほしいってこともありますけど♪」

P「清良さんには敵わないなあ」

清良「おでこにピタッ」

P「おー、冷えるー」

清良「どうですか、少し落ち着きましたか?」

P「ええ、ちょっと息も整ってきましたし、やりましょうか」

清良「は、はい」ドキドキ

P「あ、もしかして、緊張してますか?」

清良「も、もちろんですよ。男の人にこんなの……初めてだし」

P「ふふふ、まあ、気楽に乗っかっちゃってください」

清良「は、はい、よ……いしょ」

清良「わっ、高ーい」

P「どうですか、動きますよ」

清良「あっ、はい、いいですよ~」

P「うーん、清良さんも随分軽いですね」

清良「そうかしら?」

P「はっはっ、これならもっと早く動けますよ!」

清良「ダーメ、無理しちゃ」ぎゅっ

P「お、おっと」

清良「うふ……ほら、ここ高台だから、景色の見えるところに移動して?」

P「了解であります!」

清良「うーん、いい眺め。こんな風に見たことはなかったけど」

P「清良さんの方がキレイですよ」

清良「こらっ、プロデューサーさん、ドキッとさせない」ペシッ

P「へっへっ、美人にはつい褒め言葉が出る性格でして」

清良「うふふ、その気にさせて、治せない病にかけちゃわないでね」

P「あ……えーっと、えーと」

清良「はい、それじゃ戻ってくださいねー」

P「参ったな……」


幸子「ぐぬぬ……なんかいい雰囲気じゃないですか! なんなんですか!」

杏「うん……ていうかさ」

クラリス「まあ、やはり私にも跨がれとおっしゃるのですね…」

P「ええ、やっぱりダメですか?」

クラリス「いいえ、せっかくのプロデューサー様の心遣いですもの、お受けします」

P「はい、それじゃ屈みますんで」ヒョイッ

クラリス「……んっ、しょ」

P「いいですか? 跨りましたね?」

クラリス「は、はい」

P「あ、もう少ししっかり足で顔を締め付けてもらってもいいですか」

クラリス「は、はい…」ドキドキ

P「上がりますよ」

クラリス「……!」

クラリス「ああ……」

P「ど、どうですかね」

クラリス「不安定だけれど、とても心地が良いです…」

P「そ、そうですか」

クラリス「プロデューサー様、どうぞ風のあるところに導いてください」

P「いいですよ! 走りましょうか」

クラリス「いえ、お任せします」

P「それじゃ、あまり揺れないように歩きますね」

クラリス「ありがとうございます」

P「ふー! 高台だからか、吹き上げて来るんですよね、このレッスン場」

クラリス「ええ、のどかで…私、ここへ来て本当に良かった……」

P「そ、そうですか」

クラリス「プロデューサー様はいつも、私を感動させてくださいます」

クラリス「必ずや、貴方様の期待にも応えてみせましょう」

P「大げさですよ。俺は、ちょっとクラリスさんの美しさに惚れただけです」

クラリス「ふふ…では、その心が皆さんに伝わるようにしましょう」

P「あっ、頭から手を離して大丈夫です?」

クラリス「ええ、ここで、一つ祈りを捧げたいのです」

――
幸子「肩車しながら祈りを捧げるとか、本当にシュールですね……」

杏「うん、で、それはいいんだけどさ……」

ベテトレ「どうしたんだ、お前たち」

幸子「あっ? ベテトレさん」

ベテトレ「今日は大人(20歳以上)限定のレッスンにする、と言っていたはずだが」

幸子「えっ、ええっ!?」

杏「あー……やっぱり」

ベテトレ「ほら、社内でのホスピタリティというかな、そういうのに取り組むということでな」

ベテトレ「また今度ティーン向けの日も設定するから、とも言っていたはずだが……」

幸子「そ、そうでしたかね」

杏「なんかおかしいと思ったんだよね」

幸子「そういうベテトレさんは、どうしてこちらに?」

ベテトレ「そりゃレッスンなら、私は必要だろう」

ベテトレ「ま、それとは別に、ちょっと嫌がってた娘を捕まえてきてな」

由里子「は、離してほしんだじぇ!」

若葉「わ、私は大人なんですよ~!」

ベテトレ「何をそんなに嫌がってるんだ」

由里子「だって、ユリユリ運動苦手だから、肩車なんかしたら倒れちゃうに決まってるし!」

由里子「あと、股間を男の人の頭に押し付けたくない!」

幸子「……」

由里子「おっ? 反応した娘が一人」

幸子「ち、違いますよ! 興味なんかないです!」

ベテトレ「ちょうど良いじゃあないか。肩車をして、体幹を鍛えると」

由里子「あ~やっぱりぃ~」

杏「サービスなんだし、嫌ならやめればいいのに」

ベテトレ「ま、一度、全員一致でオッケーを出したということもあるし、今日はレッスンも控えている」

ベテトレ「いずれにせよ、そのまま逃すわけにはいかないということだ」

杏「そういうものかなぁ……」

幸子「それで、日下部さんはどうしたんですか?」

若葉「わ、私は、大人で~、肩車なんてそんな子どもっぽいこと……」


美世「いけぇーい、プロデューサー号!」

P「ブロロォン!!」ダダダダッ


幸子「楽しそうですけど」

若葉「恥ずかしいじゃないですか~!」

ベテトレ「恥ずかしいことなんか無いぞ。私も練習した」

四人「えっ」

ベテトレ「下にいる人間が軟くてはいけないからな」

ベテトレ「プロデューサーくんに少し付き合って、落とさない、事故を起こさないように、訓練したんだ」

ベテトレ「もちろん、その時は私が乗る役目を負ったぞ」

幸子「……堂々たるものですね」

杏「うんうん、これは大人じゃないと逆に出来ないよ」

由里子「そ、それは、確かにそうかもしれないじぇ……」

若葉「う、ううう~」

美世「やー、肩車でもこれだけスピードが出るものなんだね~」

P「お、おうっ! どうだ! 楽しいか!?」

美世「さあ、そこでターン! フルスロットル!」

P「おう! ヤバいぞ!」ハァハァ

美世「よーし、そのままそのまま……少しずつスピードを落としてー」

P「はぁーっ、はぁーっ」

美世「ブレーキ!」

P「ふひぃーっ、終わりかぁーっ!」

美世「お疲れ様!」

P「いや、しかし、ハァハァ、よく、上で、振り落とされず……」

美世「はいはい、深呼吸、お水飲んで」

P「あ、ありがとう……ゴクッ、ぷは」

美世「ふふ、あたしも鍛えられてるからね」

美世「いやー、でも、やるじゃない、プロデューサー」

P「はっ、はぁっ、いやー、ダメだ! 体力全然落ちてる」

美世「そう? じゃあ、体力使わないで、一緒にドライブでも行く?」

P「助手席に座る男ってのもな、ははっ!」

美世「良いじゃない、一緒にいたいなって思う男の人なら、女の子だってハンドル握って迎えに行っちゃうよ!」

P「えっと、そ、そうか……」

美世「……あっ。やだっ、もう!」バシン!

P「おうっ!」

美世「えへ、また後でね」

P「ふ~、これで、何人だ? 次は誰だったか」

ベテトレ「プロデューサーくん」

P「あっ、ベテトレさん。おはようございます」

ベテトレ「ほら、次は君だぞ?」

由里子「うう……運動は苦手なんだじぇ……」

P「大丈夫大丈夫、しっかり支えてやるから」

由里子「……しゃーない! こうなったらヤケクソだー!」ダダッ

P「おおっ、その意気だ!」ガシッ

ベテトレ「さて……残りの人を集めてくるか……」

幸子「これ、プロデューサーさんが乗せる必要はあるんですかね」

ベテトレ「そういう希望だからな」

由里子「んん、おっ、おう」

P「何を怖がっているんだ? 男が好きなんだろう」

由里子「男が好きってそういう意味じゃないし!」

由里子「あたしは読む専であって、触れ合うのが好きなわけじゃ……」

P「まあ、いいから、ほれ」

由里子「わわっ、足が浮く! 浮く!」ワタワタ

P「落ち着け、太ももで締め付けろ」

由里子「んん~!」

P「ほうだほれでいひ」

由里子「わ~!」

P「あでで、髪の毛をつかむな、頭を掴め」

P「よーしよし、持ち上げるぞ」

由里子「お、おお……」

P「ほれっ、顔をあげてみなさい」

由里子「おお~、高い」

P(みんな同じ感想だな)

由里子「ちょ、ちょっと、Pさん、グラグラしないでね」

P「ヘーキヘーキ」

由里子「ああ、ユリユリ大頂点!」バッ

P「自分は腕を離すのかよ」

由里子「おうっ、落ちる!」バタバタ

P「しかし、大西は運動が苦手なんだなー」

由里子「やる側になるとは想像してなかったし……」

P「アイドルはハードだからなぁ」

由里子「こないだの運動会とか久しぶりに運動靴を買ったんだよ」

P「健康的でいいことだ。なんだかんだで、動いてる時が可愛いと評判なんだぞ」

由里子「それって大して可愛くないってやつじゃ」

P「何言ってんだ、俺がスカウトしたんだから可愛いに決まってるだろう」

由里子「……ほんと?」

P「本当だ」

由里子「ふふーん」なでなで

P「おう、本当だぞ」

P「よし、それじゃレッスンもがんばれよ」

由里子「あ……そういえばレッスンがあるんだった!」

P「忘れてたのかよ」

由里子「ううう、後で本屋めぐり出来る程度の時間は残してほしいんだじぇ……」

P「分かった分かった。一般向けなら何冊か財布になってやるから」

由里子「マジで!? 絶対だかんね!」

P「おう」

由里子「きゃほーい! さっさと終わらせてくる!」


幸子「なんかめちゃくちゃ喜んでますね」

若葉「あ、アレは……そう! きっと後で本物の男同士を見せてやるとかそういう~」

杏「何言ってんの」

杏「……あのさ、それより、私は幸子ちゃんに連れられてレッスン場まで来ちゃったんだけど」

杏「本当は何をやる予定だったの?」

ベテトレ「うん? そうだな。今日はここのレッスン場にはお前達は……」

ベテトレ「ちょっと待ってろ。タブレットでスケジュールを呼び出してみるから」

幸子「おかしいですね、カワイイ僕がそんな間違いを……」

ベテトレ「ああ、なるほど。連絡ミスだな、レッスンはレッスンでもボイトレだから第二レッスン場だ」

杏「ボイトレ~? 全然場所違うじゃん」

ベテトレ「ちょっと妹に連絡して確認してみよう」

美里「このまま温泉にでも行っちゃいましょうよぉ♪」

P「ええっ、さすがに混浴は」

美里「えっ、そっちなの?」


幸子「む~」

杏「……どうしたの。やっぱり羨ましい?」

幸子「えっ!? う、羨ましくなんかないです!」

――
P「どうかね、美里ちゃん」

美里「ん~、あれよね、乗り心地は違うけど、馬に乗ってる高さな感じ?」

P「馬に乗ったことあるの?」

美里「そうよぉ、旅先でねぇ。ラクダとかにも乗ったことあるのよぉ」

P「うーん、さすがにラクダの真似は出来ないな」

美里「真似してとは言ってないけど……」

P「ははっ、まあ、そうなんだけどね」

美里「ああ~、旅行も行きたいけど、またお仕事で海外に行くのもいいわよねぇ♪」

P「そうだな、今度はどこにしようか?」

美里「あらぁ? そんな旅行に行くみたいな感じで決めてるの?」

P「世界地図で、ダーツの旅みたいに……」

美里「どんだけピンポイントでヨーロッパ当ててるのよ」

P「まあ、それは冗談としても、アレか。ラクダのいるところにでも行くか」

美里「それもいいわね~」

美里「よし、プロデューサーさん、はいはい」

P「おっ? おっ?」

美里「進めーって意味よ」

P「よし、進むぞ」テッテッテ

美里「どうどう」

P「これは止まれだな」

美里「調教完璧ね」

P「おいっ!」

太田さんとは、嬉しい!

美里「あはは、まあ、プロデューサーもまんざらじゃないでしょぉ?」

P「……確かに、ちょっと楽しかったかもしれない」

美里「うふふ、普段は女の子にいろいろ言うけど、本当はいろいろ言われたいドMだもんねぇ」

P「ど、ドM!?」

美里「だって、結構、優しそうな娘にもセクシーな衣装を着せてるでしょ?」

美里「やっぱり、イジメられたいんじゃない?」

P「そんなことはない! ……多分」

美里「よしよし♪ 私は優しくも苛めてもあげるわよぉ」

P「もういっぱいいるからいいって!」

幸子「やっぱり、そういうケはあったんですね」

杏「何を納得してるの?」

幸子「ふっ……僕のステージ衣装、セクシー系を提案したのはプロデューサーですからね!」

幸子「こう、僕に跪きたくなるM心が疼いてしまったんでしょう!」

幸子「まったく、とんだ変態ですよ! 肩車だって、一番大喜びしているのは本人に違いないです!」

杏「レッスン終わったら頼んで見れば?」

幸子「な、何をですか」

杏「『カワイイ僕にも肩車しなさい!』……みたいな?」

幸子「し、しませんよ!」

杏「いいんだ?」

幸子「向こうがお願いするのが筋じゃないですか!」

杏「ふ~ん?」

――
P「よぉし、あと少しだな」

雪乃「私の番ですね、よろしくお願いします」ペコリ

P「あ、ああ。おねがいしますよ」

雪乃「その、時間があったので、先に少し、レッスンをさせていただいてたんですけれど……」モジモジ

P「はあ、どうかしましたか?」

雪乃「い、いえ。思ったよりも汗をかいてしまったので、ちょっと臭うかしらと」

P「あー、いいっすよ。俺もだいぶ汗かいてますし、タオルは挟んでいましたけど」

雪乃「は、はい。あ、そうだわ! ちょっとティータイムにしましょう!」

P「えっ、いやいや!」

雪乃「もう残るは三人ほどでしょう? 先にレッスンを開始して、途中になるから、少し時間を置いてもいいはずです」

P「そ、そうかなぁ」チラッ

ベテトレ「うん? 早めにやってもらえれば助かるが」

P「だ、そうですよ?」

雪乃「そうかもしれませんが、もうプロデューサーさんもお疲れでしょう」

P「いやー、もう一気にやり通した方がいいってもんですよ!」

雪乃「そ、そうでしょうか」

P「……雪乃さん、もしかして」

雪乃「え?」

P「あー……その、体重を気にして」

雪乃「……!」

雪乃「そっ、そんなことありませんわ!」

雪乃「そのう。昨日、お茶請けを少し食べ過ぎたかなって思ってますけど」

雪乃「全然、そう、大丈夫なんです!」

P「ま、まあ、俺も体重に行かずに胸にいってるような気もしますが……」

雪乃「ほっ」

P「じゃあ、乗ってください。ほらほら」

雪乃「わ、分かりました」ドキドキ

P(おー、むっちむちしとる)

雪乃「プロデューサーさん、重かったら言ってくださいね」

P「はっはっは、大丈夫ですよ」

雪乃「……。ふわぁー」

P「どうですかね」

雪乃「ふふ、なんだか不思議な感覚ですね」

P「高いでしょう」

雪乃「ええ、ホントに。……私、もっと挑戦していきたいですわ」

P「そうですね。登山とか、あっ、ウィンタースポーツとかやります?」

雪乃「いいですわね! 帰ってきて紅茶をいただいて」

P「やっぱり紅茶なんすね」

――
幸子「あーもう! イチャイチャして」

杏「肩車でイチャイチャってすごいシュールだよね。杏は自分ではやりたくない」

ベテトレ「……お前たち。ボイトレは午後からだぞ、確認したが、スケジュールでもそう伝えたと」

杏「ふーん」(聞いてなかった)

幸子「そんな、僕がそんな間違いを……」

ベテトレ「食事でも取って、また出直してきたらどうだ?」

幸子「そ、そうですか」チラッ

杏「はい、ベテトレさん」

ベテトレ「なんだ?」

杏「幸子ちゃんが肩車をやりたいと」

幸子「だ、誰もそんなことを言ってないでしょう!」

ベテトレ「うーん、まあ、時間はあるしな」

――
レナ「あら、私をここまでとっておくなんて、プロデューサーさんもやっぱり好きよね」

P「はぁ……はぁ……そ、そっすか」

レナ「だいぶお疲れみたいだけど」

P「だーいじょうぶっすよ! ほれ、この通り」グルングルン

レナ「ホントにー? それじゃあ私、乗っちゃうわよ」

P「はい、どーぞどーぞ!」サッ

P(よく考えたらレナさんはCuの中でも一番高いんだったかな。クラリスと似たようなもんだけど)

レナ「よっせ」グイッ

P「おおっ、思いっきり乗ってきた」

レナ「よぉし、それじゃ、プロデューサーさん! ボールを持って!」

P「ぼ、ボール?」

レナ「バスケットボールよ、ほらっ」

P「ちょ、倒れますよ、マジで」

レナ「大丈夫よ、信じてるから」

P「そういう問題じゃ……おーい、ベテトレさーん!」

ベテトレ「どうした!」

P「バスケのボール取ってください!」

ベテトレ「……? ほらっ」コロコロー

P「おっ、よっ、はっ」

レナ「んっ……」ぎゅーっ

P(そんな抱え込むような態勢だといろいろ当たりますわ)ぽいっ

レナ「ナイスパス!」

P「ど、どーですか」

レナ「オッケーよ! じゃあ、ゴールまで、行くわ!」バシーン  バシーン

P「何をするつもりかって、まあ、大体分かりますけどね」

レナ「息を合わせて、せーのっ!」

ガコン!

P「ダンクシュート(イカサマ)!」

レナ「ゴールッ♪ いやー、アメリカ居たときから、一度これやってみたかったのよね」

P「そんな理由ですか」

レナ「普通に決めるよりも、こっちの方が難しいじゃない?」

レナ「何事もチャレンジよ♪」

レナ「私、まだまだ挑戦したいこといっぱいあるわ」

レナ「プロデューサーさんに全部賭ける代わりに、私にも賭けてほしいの!」

P「そりゃもちろん、レナさんは俺の勝利の女神ですよ」

レナ「本当に? 絶対よ!」ぎゅーっ

P「おおっ」グラグラ

P(当たる)


幸子「ぐぬぬ……」ギリギリ

杏「今までで一番嬉しそうだね」

――
P「ふー、さて、最後だが……」

若葉「わ、私……」

ベテトレ「一度了解したんだ。せっかくだし、いいんじゃないか」

ベテトレ「どうしてもというなら、無理強いはしないが」

幸子「……はい! プロデューサーさん!」

P「どうした幸子。他のレッスン場に行くんじゃなかったか」

幸子「若葉さんが嫌なら、このカワイイ僕が代わってあげてもいいですよ!」

若葉「えっ」

杏「あー、そういう」

P「いや、ダメだよ」

幸子「どうしてですか!」

P「これは事務方のみんなで知恵を出し合って考えたことなんだ」

P「20歳以上の人には、大人だからと言ってついついまとめ役や目付役を任せてしまう」

P「本当はアイドルとして前に出てほしいところを、本人からそんな役割を意識させてしまって少し抑えてしまうところもあっただろう」

P「プロデュースの中で、そういう反省もあった」

P「だから、ただ慰労するだけじゃ足りない。もっと変わったことをして、楽しんで喜んでもらおうって思ったんだ」

P(あと俺が肩車好きだし)

若葉「……」

P「別に幸子が悪いってわけじゃないぞ」

幸子「それは……分かってますけど」

P「他の子には別のことを考えてるし、今日のところは、な?」

幸子「……別に、いいですけどね」プクー

P「よしよし、えらいえらい」ナデナデ

若葉「……あの」

P「ん、ああ、どうする?」

若葉「やります~! 私だって、プロデューサーさんと触れ合いたいです~!」ダッ

P「いや、別にスキンシップはメインじゃ……げふっ」

若葉「えいっ!」ヨジヨジ

P「おっ、おっ」

若葉「は、はいっ、乗りましたよ~」

P「お~、それじゃ行きますか」

若葉「ごーですよ~、プロデューサーさん」

P「出発進行ー」

P「どうすか、乗り心地は」

若葉「な、なかなかいいと思いますよ?」

P「高い?」

若葉「た、高いですよね~。でも、ぎゅって腕で押さえられてるから……」

P「はい」

若葉「安心します~」

P「じゃあ、ちょっと走ろうか?」

若葉「いえ、もっとゆっくり、歩いてもらって」

若葉「長く、楽しみたいです~」

P「よし、分かった」

若葉「あの、プロデューサーさん」

P「ん?」

若葉「私、背が低いから、いつもコドモ扱いされるというか……」

P「ああ」

若葉「だから、オトナっぽく見せよう、なろうってしてましたけど」

若葉「それって本当は……オトナじゃないですよね~?」

P「……」

若葉「セクシーに決めてみても、なかなかうまく行かないし……」

P「若葉」

若葉「は、はい?」

P「俺たち、トップアイドル目指してるんだ」

P「背伸びすることも、もっと可愛く見せようってがんばることも、全然悪いことじゃないぞ」

若葉「そう……ですか?」

P「そうそう! 足りない分は、こうして俺が持ち上げてやるから」

P「前むいて、いや、上向いて行こう!」

若葉「……ぐすっ」

P「あ、ちょ、いやいや、変な意味じゃないぞ」

若葉「ううん、大丈夫、ですよ」ボフッ

P「おう……」

P(頭を埋められると髪の毛がもさっとくるな)

P(レッスン用にまとめてきてるのに)

若葉「ありがとうございますね、プロデューサーさん~」

P「ははは、喜んでもらえたなら何より」

ベテトレ「よし、それじゃ、レッスンに行くぞ」

若葉「はい~! 行ってきますね、プロデューサーさん」

P「はい、がんばって」

P「……」

P「……はー」ガクリ

杏「働き過ぎだよ、プロデューサー」

P「おう……さすがに疲れた」

幸子「だ、大丈夫ですか?」

P「水分取ってくるわ……」

杏「ほら、あるよ。ペットボトル」

P「さんきゅー」

杏「まったく、ホスピとか言ってる方が無理してどうするのさ」

P「おう……もうちょい、体力をつけないとな」

幸子「プロデューサーさん、なんか顔色も悪いですよ?」

P「おう……」

P「ん、そうだな、なんかうまいもんでも食いに行くか?」

杏「そういうのはいいからさ、ちょっと休んでなよ」

P「そーだな。悪い」

P「ごくごく……」

P「はぁーっ、いや、それにしても……」

幸子「なんですか」

P「肩車っていいもんだな!」

幸子「やっぱりセクハラじゃないですか!」

――
P「ん……あ」

亜里沙「あっ、起きました」

P「あ、えっ?」

P「やべっ、ちょっと寝てました?」ガバッ

亜里沙「きゃっ、もう、疲れてるなら、いきなり起き上がっちゃダメですよ。めっ!」

P「あ、すみません」

亜里沙「幸子ちゃんと杏ちゃんが、だいぶお疲れみたいだからって教えてくれたんですよ」

P「あいつら……」

亜里沙「この調子じゃ、あとのお仕事はキャンセルですね、キャンセル」

P「え!? いやいや」

清良「だ~め、お姉さんの言うことは聞きなさい、ね?」

P「……。そうですねぇ」

P「あっ、ちひろさん? いや、ちょっと張り切りすぎちゃって」

P「最初から分かってた? くそう、見透かされてたか」

P「え? レッスンが終わったらみんなで食事?」

P「はは、そこまで手配とか」

P「しょーがない、今度また高いところのもの取るとき、肩車してあげますよ」

P「ホスピホスピ」

P「はーい、がんばります」

P「ふー」ピッ

P「……よっしゃ、また持ち上げていきますかね!」

おしまい。

絡み薄くてすまなんだ。

ミナサンドリフェスガンバッテネ(*´ω`*)

Cu大人勢のこれからの発展をお祈りしております。


次も期待してる

乙でしたっ☆
太田さん、良かったよー!



美世ちゃんかわいい!

おまけ:Cu大人組、全員はよく知らない人用まとめ。

持田亜里沙(21):戦闘力52万の衝撃を経て、上位報酬化も果たしたアイサバの女王だったが、今年ついに初ガチャ。
ナイムネお姉さんタイプなのに知らない人には巨乳と勘違いされやすい。つよい。すき。嫁。アイプロはよ。
太田優(20):イヌ好き。自分よりアッキーを売り込むことに余念がない。胸元のほくろがまぶしいCu巨乳枠。
未だRどまりなので、SRが待たれている。SRアッキーも待たれている。
柳清良(23):Cu親愛度最初のボーナスで出番が少なかったが、デビル化を経てこの度SRに昇格。
Cuは黒系のSぽい格好が似合う。悪童(今度上位報酬になったあいつ)を制するお注射としてますます活躍が期待される。
クラリス(20):Cu白枠筆頭。メイドの防御型強Rで、きらりを制する力を秘めていると目されているが、SRは低コスト。
今後の活躍が期待される。些細なセリフから腹ペコキャラのイメージに。実はCu高身長枠(166cm)だが、Cu全体が低いので隠れ設定。
原田美世(20):Cu無課金の星。アイプロを経て強SRに。初期SRのせいか尻キャラに思われがちだが言うほど大きくはない。
ポニテ党を悩ませるヘアスタイル。Cu大人枠では一番の有望株か?
大西由里子(20):杏ガチャで初登場からその後までが長かった腐女子。最近運動音痴も暴露された。
SRでは初期R+のようなはじけっぷりが見たい。大西!Cu芸人枠で赤西ちゃんがツッコミ役を待ってるぞ!
間中美里(20):アヒル口の旅好きお姉さん。海外のツアーイベントでSR化を果たしたが、Rではイマイチ食われ気味。
個人的にツッコミ役のイメージなので、もっといろいろと絡んでほしい。なお、清良さんと同じく隠れSだと思われる。
相原雪乃(22):尻。Cu最不遇候補。初期衣装Rなのに、再登場は昨年のクリスマスのみ。尻。
数値的にはかな子を抜いてCu最巨尻(90)。運営が出さないから紅茶と尻のイメージしかない。
兵藤レナ(27):Cu最年長なのに年齢いじりがあまりない巨乳お姉さん。巨乳なのに動きのあるポーズを取ってくれるので素敵。
強R、強SRで度々登場。Cu最高身長(167cm)。これからもぶるんぶるん間違いなし。
日下部若葉(20):頭のでかいあいつ、のゴロが良すぎるミニ系お姉さん。
紗枝ちゃんと同じ身長(148cm)なので、年齢の割に小さいというだけなのだが…。せくし~なガチャでSR化を果たして、順調に成長している、はず。

モバP「今日はCu大人限定、肩車の日だ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384949162/)
モバP「今日はCu大人限定、肩車の日だ」

完結しましたので、HTML化お願いします。

おう、どこに書き込んでるんじゃ

あまり見れない人が見れて満足した
乙やで

>運営が出さないから紅茶と尻のイメージしかない

ほ?(威圧)

相原さん尻のイメージはないなあ
尻は島村さん
かな子は腹

美優さんがいない・・・だと・・・?

>>68
スレタイぐらいみろよ

ごめん、>>1だけどゆきのんは確かに尻強調絵は描かれてないんだけど、
ゴスペル+の太もものさりげないムチムチ具合がええな~ってずっと思ってた
お尻もおっきいし、絶対挟まれたい。太ももに

尻調教に見えた。これは薫ちゃんに逮捕してもらうしかない……

ゆきのんは乳とハイパーロング三つ編みダルルルルォ!?
確かに全身むっちり感素晴らしいけど

相原さんはスペックは凄いと思うんだが出番がないのはなんともね……

でもCu大人組ならレナさんとうさみんが好きです

ウサミンは17歳だろいい加減にしろ!

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