さやか「はぁ、今月のお小遣い2千円ってどういうこと」 (86)

杏子「あはは、この前のテストの点が悪かったからだろ」

さやか「まぁ確かにそうなんだけどさ、2千円は酷くない?」

杏子「そうだなぁ、あたしは1万貰ったぞ?」

さやか「はぁ?ってかなんで居候のあんたがお小遣い貰ってんのよー!」

杏子「さぁ?」

杏子「さやかの親がくれるって言うからあたしは貰ってるだけだよ」

さやか「くぅー!杏子に甘いんだから」

杏子「……さやかの両親はホント良い人達だよな」

さやか「そかな?口うるさくて厳しいだけだと思うけど」

杏子「親のことを悪く言うんじゃねぇ!」

杏子「殺すぞ」

さやか「うぇー、悪く言ってないじゃん」

杏子「悪い、ちょっと頭に血が上っちまったよ」

さやか「気にしなさんな」

杏子「とにかく、あたしはあんたの両親に感謝してんだ」

杏子「家に置いてくれるだけじゃなくて小遣いまでくれるなんて」

さやか「……」

さやか「ねぇ、感傷に浸ってるとこ悪いんだけどさ」

杏子「ん?」

さやか「あんたも私並みにテストの点悪かったよね?」

杏子「え、なんのことかなぁ」

さやか「……テストみせて」

杏子「い、いやぁテストなくしちゃったんだよねぇ」

さやか「ふぅーん」

杏子「なんだよ、ホントだぞ」

さやか「まぁいいや」

杏子「……ほっ」

さやか「なんてね、さやかちゃんは杏子が隠しそうなところはわかってんだよね」

杏子「あっ」

さやか「あったあった」

杏子「……」

さやか「やっぱり」

さやか「私と同じ25点、なのになんでお小遣い私より貰ってんのよ」

杏子「いやぁ、なんでだろうなぁ」

杏子「……あはは」

さやか「まさかあんたお母さんを騙したんじゃないわよね」

杏子「ち、違うぞ!」

杏子「幻惑の魔術でちょちょいと……」

さやか「それが騙すってことでしょ!」

さやか「って、え?」

さやか「あんたまた使えるようになったの?」

さやか「確か家族の死で使えなくなったってマミさんが」

杏子「いやぁ、なんかさやかの家族に触れてたらなんか力が戻っちゃって」

さやか「へぇ、よかったじゃん」

杏子「うん!」




さやか「いや、よくねーって」

杏子「いやーハハハ」

なんだこのスレ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月20日 (金) 03:35:49   ID: NooSRmKu

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