コナン「は?なんで灰原だけ元の体に戻ってんの?」(198)


灰原「解毒剤が完成したからよ、勿論あなたの分は無いわ」

コナン「マジで!?これで新一に……え?今なんて?」


コナン「いやいやいやいや、おかしいだろ」

灰原「あら、どうして?」

コナン「黒の組織捕まえたの誰だと思ってんの?」

灰原「工藤君じゃなかったかしら」

コナン「だろ?それで解毒剤のデータを取ってきたの誰だっけ?」

灰原「工藤君ね」

コナン「……じゃあ、どうして俺の分の解毒剤が無いんだよ」

灰原「無い物は無いの、諦めなさい」

コナン「…………」


灰原「それじゃあ私、一人暮らしの荷造りを始めるから…」

コナン「おい、待てよ!」

灰原「?」

コナン「灰原、冗談はその辺にしておいて俺の解毒剤をくれよ」

灰原「はぁ……だから、無いわよ……」

コナン「じゃー作ってくれよ?あのデータがあれば何個でも作れるだろ」

灰原「あのデータは私が処分したわ」

コナン「はぁ!?どうして……」

灰原「悪用されない為よ、解毒剤からまたAPTX4869が製造されるかもしれないじゃない」

コナン「……って事は、俺はずっとこのままなのか?」


灰原「えぇ……潔く江戸川コナンとして、新しい人生を歩みなさい」

コナン「…けんな……」

灰原「……」

コナン「ふっざけんな!!そんなので納得すると思ってんのか!?」

灰原「あら、ならどうしたら納得してくれるのかしら?」

灰原「もう解毒剤のデータも無いし、勿論解毒剤も残って無い」

灰原「私に何が出来るのかしらね?……・江戸川コナン君」

コナン「っ……」

灰原「わかった?私があなたにしてあげられる事なんて、もう何一つ無いの」

コナン「……くそっ!」

灰原「…………」


博士「…………」

博士「……哀君、もう少し優しく言えなかったのかね?」

灰原「……何の事ですか?」

博士「はぁ……君も素直じゃないね」

灰原「私はただ、事実を工藤君に話しただけです」

博士「ふむ……しかし、寂しくなるのう!哀君が出て行ってしまうなんて…」

灰原「……お世話になりました」

博士「……いつでも帰ってきなさい、哀君の部屋はそのままにしておこう」

灰原「…ありがとうございます、博士」

――――――
――――


コナン(……)

コナン(灰原の野郎、何考えてやがる……)

コナン(解毒剤…どうして……)

蘭「それでね、…」

コナン(あれは…蘭……)

知らない男「」ペチャクチャペチャクチャ

コナン(……誰だ……?隣に居る男は……)

蘭「うん、そうだね…あっ!もう!それは……」

コナン(蘭……まさか……)

――――――
――――


コナン「ら、蘭姉ちゃん」

蘭「ん~、どうしたの?コナン君」

コナン「今日知らない男の人と歩いてたけど、蘭姉ちゃんの知り合い?」

蘭「あ、その、ね……」モジモジ

コナン「?」

蘭「私、新一とは…別れる事にしたの、今度電話が掛かってきたらちゃんと話すんだ」

コナン「なっ……え、えぇ~、あんなに仲良かったのに?」

蘭「……別に、仲良く無いわよ…それに、もういいの」

コナン「え……?」

蘭「もう、新一の事は忘れる……それにね、新しく出来た彼だけど見て!コナン君!このプリ…」

コナン「………あはは、そうだ!僕、今日は博士の家にゲームで呼ばれてるんだったー!」

蘭「あ、そうなの?も~う、ゲームが面白いからって、あまり遅くなっちゃダメだからね?」


コナン「……」

コナン「…………」

コナン「はは、そりゃそうか……これだけ放っておいたら普通だよな……」

コナン「………………」

液晶『シークレットマイハート 疑ってもないね 少しの未来があーれーばー♪』

コナン「少しの未来があれば……か」

コナン「………」ピッ ピッ

コナン「…博士か?今日は博士の家に泊めてくれよ?いいだろ?」

コナン「……あぁ、良いだろ別に…灰原?あぁ、別に構わねえよ…」

コナン「…わかった、それじゃあ今から行くから……」

コナン「…………」


 ― 博士宅 ―

灰原「あら、何時間振りかしら?」

コナン「……うっせぇ」

灰原「今からコーヒー作るけど…江戸川君は飲む?」

コナン「……」

灰原「飲むのね、作るからちょっと待ってて」

コナン「……灰原、本当に俺の解毒剤は無いんだな?」

灰原「無いわ」

コナン「…………」

灰原「…毛利さんの事、残念だったわね」

コナン「なっ……お前、知ってたのかよ」

灰原「えぇ、あなたより…2週間くらい前かしら?たまたま男の人と歩いてるのを見掛けたわ」


コナン「……笑いたきゃ笑えよ」

灰原「それはそれで面白そうだけど、あなたはこれからどうするの?」

灰原「毛利さんの家に居たら、嫌でも毛利さんの彼氏を見る事になると思うけど…」

灰原「あ、でもあのお父さんだから……まぁ、彼女は一途だし問題ないわね」

コナン「……博士の家に住もうと思ってる」

灰原「そう…阿笠博士も私が出て行って寂しいって言ってたし、丁度良いわね」

コナン「なぁ……俺、これからどうなると思う?」

灰原「さぁ、私にはわからないわね……他人の人生なんて」

コナン「……」


灰原「ふふっ……平成のホームズさんでも、未来の事なんてわからないわよ」

コナン「…バーロー、それくらいわかってるよ」

灰原「……はい、コーヒーよ」

コナン「さんきゅ……」

灰原「ねぇ、江戸川君……」

コナン「なんだよ?解毒剤でも作ってくれんのか?」

灰原「違うわよ……江戸川君が良かったら、私の部屋に住まない?」

コナン「……は?」

灰原「なによ、その顔は……」

コナン「お前、今なんて……」

灰原「私の家に住まないって聞いてるの?どう?」

コナン「どうって……本気か?」

追いついた
結構おもしろい
支援


灰原「解毒剤を2個製造しなかったのは私にも非があるわ」

コナン「……故意で作らなかったんだろ」

灰原「ふふっ、どうかしらね?私がドジを犯して1つ分作らなかった可能性もあるわ」

コナン「バーロー……元黒の組織の人間が、そんなドジ踏む訳ねえだろ」

灰原「私はこれまで、あなたに色々助けてもらった…だからここで恩を返そうと思うわ」

コナン「はぁ?なら今すぐ解毒剤を作ってくれよ」

灰原「ま、考えておいて頂戴……それじゃあ私は部屋に戻るから」

バタン

コナン「はっ……誰があんな奴と住むかよ……」

博士「……ほっほっほ、新一、随分と荒れてるのう」

コナン「博士……居たのかよ」


博士「うむ……二人の邪魔をしてはいけないと思ってな」

博士「新一、さっきの話はチャンスかもしれないぞ?」

コナン「あん?どこがチャンスなんだよ」

博士「哀君が、どうして新一の分の解毒剤を作らなかったのかを知るチャンスかもしれん」

コナン「……ま、アイツにもなにか理由があるんだろうけどよ」

博士「ほっほっほ…なら、直接聞いてダメなら探れば良い」

コナン「……探った所で、俺の分の解毒剤が出てくるかわからねえじゃねえか」

博士「新一、あの哀君が、本当に君の分の解毒剤を作らなかったと思うか?」

コナン「…………」

博士「まぁ、よく考えるんじゃな…勿論、わしの家に住むのは歓迎じゃぞ?」

――――――
――――
――


 ― 翌日 ―

蘭「コナン君、本当に行っちゃうの……?」

コナン「あはは、蘭姉ちゃんは大袈裟だなぁ、すぐ近くだしまた会えるって」

毛利「ケッ……清々するわ」

蘭「ちょっと!お父さん!」

コナン「あはは……おじさんもあんまりお酒を飲んじゃダメだよ?」

毛利「余計なお世話だっつーの」

コナン「それじゃ、僕……そろそろ行くね?」

蘭「うん、また会おうね……コナン君」

毛利「……おい坊主」

コナン「……何?」

毛利「……体には気を付けろよ」

コナン「……うん!」

コナン(……サンキュー、おっちゃん)


灰原「あら?もう挨拶は良いの?」

コナン「……あぁ、もうここに用は無いぜ」

コナン「ま、学校も変わらねえし…挨拶はこれくらいか」

灰原「そう、なら行きましょう」

蘭『ちょっとお父さん!私だって泣きたいんだからね!」

毛利『うるせぇ!目にゴミが入っただけだ!!」

コナン「……」フッ

コナン(―――――蘭、幸せになれよ)

灰原「……やっぱり、江戸川君だけここに残る?」

コナン「……冗談言うな、行こうぜ灰原」

灰原「そうね……」


コナン「……ここが俺達の住む場所か」

灰原「そうよ、アパートでも別に構わないでしょ?」

コナン「別に、屋根がありゃどこだって構わねえよ……」

灰原「ふふっ、ならうさぎ小屋でも良かったのかしら」

コナン「バーロー、冗談言ってないで早く荷物を片付けるぞ」

――――――
―――


コナン「……ふー、大体こんなもんか?」

灰原「随分と片付いたわね……と言っても、ほとんどが衣類だけど」

灰原「ま、必要な物でも調べておいて、明日にでも買いに行きましょ」

コナン「そうだな……はぁー、疲れた」


灰原「……さて、私は少し職場の下見でも行ってくるわ」

コナン「は?お前もう決まった……って、薬剤関係にでも就いたのか?」

灰原「ご名答よ、お世話になった人が居るからそこで働くの……流石は平成のホームズさんね」

コナン「はは…ありがとよ……」

灰原「あなたはどうするのかしら?」

コナン「明日から学校だし、準備しとく」

灰原「そう、それじゃー私は行ってくるわ」

コナン「あいよー」

灰原「…………くれぐれも、私の下着を漁るなんて事をしないようにね?」

コナン「ば、バーロー!!誰がそんな事するかよ!!」

灰原「冗談、あなたにそんな度胸が無いくらい知ってるわ」


コナン「ったく……」

コナン「…………」

コナン「……さて、と」

コナン(まずは……どうして俺の解毒剤を作らなかったって事だ)

コナン(昨日は色々あって考えなかったけど……)

コナン(……とりあえず、探りでもするか)

コナン「ま、衣類は避けて灰原の荷物を手当たり次第漁るとするか」

コナン「……って、俺が戻った所でもう蘭は他の男とくっ付いてるし……」

コナン「…………あれ、俺が戻る意味…」

コナン「いやいや、戻らないとダメだろ…なに諦めてんだ……」


―――――
―――


灰原「ただいま……ってどうしたの?うつ伏せになって寝ちゃって」

コナン「別に…なんでもねえよ」

灰原「どうせ江戸川君の事だから、なにか探してたんでしょ?」

コナン「……」

灰原「まぁ、いくら探しても無駄だと思うわよ……」

コナン「……腹減った」

灰原「はいはい、ご飯買ってきたから食べましょ」

コナン「……………」


 ― 風呂 ―

コナン「ふぃー……」

コナン「……ったく、手掛かりは何も見つからねえし」

コナン「…まぁ、灰原がそう簡単に……」

『私がどうかしたの?』

コナン「居たのかよ……」

『あなたが着替えを忘れたんでしょ?』

コナン「あ……」

『感謝しなさいよね』

コナン「……ありがとよ」


コナン「……なぁ灰原」

灰原「何?」

コナン「俺の布団が見つからないだけど……」

灰原「明日は早く会社が終わるから、その時にでも私が買ってくるわ」

灰原「小学生に大きい布団を買って来させる程、私も鬼じゃないわよ」

コナン(俺の分の解毒剤を作らなかった奴がよく言うぜ……)

コナン「って、そうじゃなくて…じゃあ俺はどこで寝ればいいんだよ?」

灰原「え?そんなの私と一緒でいいじゃない」

コナン「は?」

灰原「別にいいでしょ、あなたは今小学生なんだから……」

灰原「小学生に欲情するほど、飢えてないわ」

コナン「お前なぁ……」


コナン「……」

灰原「……」

コナン「…………」

灰原「…………」

コナン「なぁ、灰r」「その灰原って呼び方……」

コナン「え?」

灰原「明日からでいいから、変えてもらえる?一応私は『宮野志保』に戻ったのよ」

コナン「…それじゃあ宮野って呼べって言うのかよ?」

灰原「志保で構わないわ…同居人を苗字で呼ぶなんて、それこそおかしいわ」

コナン「志保……ねぇ」

灰原「何よ?」

コナン「……志保お姉ちゃん!」

灰原「プフ……やめて……」プルプル

コナン(へへ、俺の勝ちだぜ灰原……)


灰原「…………」

コナン「…………」

灰原「やっぱり、兄弟が居るって良いわね」

コナン「そうか?俺は別に兄弟がほしいとは思わねえけどな」

灰原「……こうして話してると、お姉ちゃんが居る見たい」

コナン「あ……悪いな、その」

灰原「いいわよ別に……あなたが無神経な事くらい、嫌でも知ってるわ」

コナン「はは…悪かったな、無神経で」

灰原「……おやすみなさい、江戸川君」

コナン「お前も苗字呼びじゃねえか」

灰原「そうだったわね……おやすみ、コナン君」

コナン「…………」


 ― 博士宅 ―


博士「ん~……やっぱりこの歳になると、体が衰えてるのがわかるのう」

博士「さて、哀君……残された時間は長く無いぞ」

博士「…………」

博士「わしも急ぐとしようかのう……」

博士「…………」

カチャ、カチャ……

――――――
―――

博士「わしも急ぐとしようかのう……」

博士「…………」

カチャ、カチャ……

博士オナニーでもはじめるのかよ


ピ…ピピピピピピピピピピピピピピ

灰原「ん……」

カチッ

灰原「朝……ね」

コナン「スー…スー……」

灰原「はぁ……こういう所だけは、小学生と変わらないわね」

灰原「…ほら、起きなさいよ」

コナン「んあ……ってうおわっ!?」

灰原「私を抱き枕にした挙句、本人に起こしてもらえるなんて…随分と羨ましいわね」

コナン「ち、違う!これは……」

灰原「ほら、早く起きなさい…今日は学校に行くんでしょ?」


コナン「ふわ~ぁ……」

歩美「あ、コナン君……」

コナン「おはよう、歩美ちゃん」

歩美「おはよう……」

コナン「どうしたの?」

歩美「哀ちゃん……急に転校しちゃったから……」

コナン「……あぁ、アイツなら多分元気にやってると思うぜ」

歩美「……本当に?」

コナン「そのうちまた顔出すって本人も言ってたし……」

コナン「また会った時に、歩美ちゃんがそんな顔してたら、灰原も悲しむぞ?」

歩美「うん……そうだよね!」


―――――
―――


コナン「ただいまーっと」

灰原「あら、おかえりなさい」

コナン「ふー……やっぱりいつもの道じゃねえと、違和感あるな」

灰原「すぐに慣れるわよ、それとも毛利さんの家に戻る?」

コナン「バーロー、戻るわけねえだろ……それと、歩美ちゃんが心配してたぞ」

灰原「そう……でも、『灰原哀』はもう居ないわ」

コナン「適当にフォローしておいたけど…」

灰原「……コナン君にしては気が利くわね」

コナン「なぁ……やっぱり江戸川君に直してもいいんだぜ?かなり変だぞ」

灰原「そう?私は気に入っているんだけど……」

      キ        //   /::::://O/,|      /
      ュ     / |''''   |::::://O//|     /
      .ッ       \ |‐┐ |::://O/ ノ   ヾ、/
       :       |__」 |/ヾ. /    /
         ヽ /\  ヽ___ノ / . へ、,/
        /  ×    /  { く  /
        く  /_ \   !、.ノ `ー''"
  /\        ''"  //
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 |\ /|\ ̄

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>>136
これなにで書いてるの?

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