真美「人気が無いからってひがむなよwwwww」 (236)

律子「亜美、仕事の時間よ」

亜美「うん!いってくるね真美!」

真美「いってらっしゃい」

P「真美、レッスンの時間だぞ」

真美「うん、わかってるよ」

P「ごめんな、仕事入ってなくて」

真美「いいんだよ……気にしてないから」

春香「おはよう真美」

真美「おはようはるるん!」

春香「他のみんなは来ないから始めよっか」

真美「うん……」

春香「ここ最近レッスンは二人でやることが多いね…」

真美「仕方ないね、みんな仕事で忙しいから」

真美(真美以外……)

P「春香、仕事の時間だ」

春香「あ、もうこんな時間!仕事いかなきゃ」

真美「いってらっしゃい」

春香「うん、真美も頑張ってね」

真美「わかってるって」

真美「………頑張ってるつもりなんだけどな……」

真美「~~~~♪」

真美「……もうこんな時間か」

P「お疲れ様」

真美「兄ちゃんいたんだ」

P「何となく来てみたんだよ
一日中練習してたんだな」

真美「ここは好きなだけ使っていいんだよね?他にやることもないしさ」

P「ごめんな、俺の力が足りないばっかりに……」

P「……もう遅いだろ?送ってくよ」

真美「ありがと、でももうちょっとだけ練習していいかな?」

P「ああ、待つよ」

真美「~~~~♪」

P「………」

真美(なんで真美だけ売れないんだろう……
まあ、理由はわかってるけどさ)

真美「終わり!送ってって兄ちゃん!」

P「ああ、じゃあいこうか」

真美「………」

P「真美、実は新しい仕事が入ったんだけど」

真美「え!?本当に!?」

P「ああ、亜美と一緒にやる番組なんだがな」

真美「ああ、そう……」

真美(真美に入ってくる仕事はいつも亜美関係
真美個人の仕事はほとんど入ってこない)

真美「んじゃあ、頑張りますか!」

P「ああ、頼む」

真美(真美個人の仕事だって亜美の名前が必ずといっていいほどついてくる……
もうおそらく真美が売れることは無いんだろうな)

P「……ごめんな」

真美「謝んないでよ……仕事が入って真美嬉しいよ?」

P「………」

真美(こうなるなら亜美の名前でアイドル活動しなければよかった
今更言っても遅いけど)

真美「ありがと兄ちゃん!おやすみ!」

P「おやすみなさい」

真美「………」

P「どうしたんだ真美?」

真美「何でもないよ!」

真美(勝てないのはわかってるけど諦めたくない…)

真美「やっほーはるるん」

春香「真美!仕事終わったの?」

真美「うん、じゃあレッスンいこうか」

春香「あ、待って、他にも約束あるから」

真美「そうなの?」

春香「一緒にきて」

真美「うん」

千早「春香、真美、来たのね」

真美「千早お姉ちゃんもレッスンいくの?」

春香「そうだよ」

真美「じゃあ真美の練習付き合ってよ」

千早「いいわよ」

真美「~~~~♪」

真美「……どう?」

千早「正直に言っていい?」

真美「うん」

千早「かなりレベル高く完成してる
正直アドバイスすることは無いわね」

真美「えー!なんかあるっしょ!」

千早「いいえ無いわ、むしろどうして……」

真美「どうして?」

千早「いえ、なんでもないわ」

春香「じゃあもう終わりにしよっか」

真美「うん!」

千早「………」

春香「どうしたの?千早ちゃん?」

千早「……なんでもないわ、終わりましょう」

真美「………」コソッ

千早「何してるの?」

真美「おわあ!」

千早「練習は終わりにしたはずだけど?」

真美「えっと……忘れ物だよ!」

千早「プロデューサーから聞いてるわ、毎日遅くまで練習してるって
今日はもう終わりにしましょう」

真美「でも……」

千早「最近いつ休んでるの?このところ毎日来てるみたいだけど」

真美「………」

真美「真美はさ、頑張らないといけないの
いくら頑張ってもまだ足りないんだよ!」

千早「……それで倒れたらどうしようも無いわ」

真美「倒れてないし!じゃあ真美にこれ以上どうしろって言うのさ!」

千早「………真美………」

真美「………他に方法があるなら教えてよ……
真美だって限界を感じてるよ……」

千早「………とりあえず今日は帰りなさい」

真美「……わかったよ」

千早「……真美、私は何も出来ない、でも……仲間だから……相談程度なら……」

真美「………じゃあね、千早お姉ちゃん」

千早「真美……」

真美「………どうしよう」

真美(売れる手段が思い浮かばない……
………自分で営業に行ったりしたこともあったな……
まあ、そのときは中学生だから相手にされなかったんだけど)

テレビ『きみがくれたから~なないろボタン♪』

真美「………人気が無いからってひがむなよ、双海真美」

テレビ『おはようございます、今日は土曜日…』

真美「………ああ、そのまま寝ちゃてたんだ」

真美「……今日は仕事無いね、いや、今日『も』か」

真美「あれ?誰からかメールが入ってる」

『明日、たるき亭で待っている』

真美「……?これ誰だろ」

真美「……いってくるかな」

店員「いらっしゃいませ~!」

真美「……とりあえず来てみたけど誰なんだろ」

???「こっちだ」

真美「?……!お前は!」

黒井「よくきたな双海真美!」

真美「なんで…!?」

黒井「ここではなんだ、場所を変えよう」

真美「待って!なんで真美のメールアドレス知ってるの!?」

黒井「そんなものいくらでも調べる方法などある!さあいくぞ」

真美「待ってよ!話ってなに!?」

黒井「ふん、簡単に説明しよう、お前を引き抜きにきたのだ」

真美「真美を引き抜き…!?どういうこと!?」

黒井「これ以上は場所を変えて話そう」

黒井「さて、あらためて話そう」

真美「待ってよ!いきなり何を言い出すのさ!
大体961プロは、今まで765プロのこと妨害してたじゃん!」

黒井「ふん、細かいことをきにするやつだ」

真美「何を…」

黒井「貴様、売れたいとは思わないか?私の方に来ればいくらでもブレイクさせてやる」

真美「売れるって……」

黒井「貴様の話は知っている
よく聞くぞ、双海亜美の仕事に寄り付くハイエナとな」

真美「ハイエナって……」

黒井「ふん、聞いたことがないとは言わせないぞ
双海亜美が売れてから売り出した双海真美
実際のアイドルとしての登録も売れ始めた年、亜美の人気を貪っているとな」

真美「………それは」

黒井「そして同時に私は知っている
お前たち二人が本当は入れ替わりでアイドル活動をしていたことを」

真美「どうしてそれを……」

黒井「私を見くびるな、よーく見てみれば違いなどわかる」

黒井「さて、逆にお前は知っているはずだ
私の事務所がたくさんの人気アイドルを出し、売れていったことを」

真美「………」

黒井「お前たちの事務所は、確かに今売れている
しかし!お前はどうだ?
他のアイドルに差をつけられ、双海亜美にも越えられない壁を作られた
お前はとっくに気づいているはずだ
自分はもう売れない、と」

真美「………」

黒井「追い越したいと、越えたいと思わないか?
私ならそれができる!私の961プロならな!」

真美「………どうして真美に?」

黒井「私の目的は765プロを潰すことだ
貴様が来ればそれができる、それだけだ」

真美「真美がどうにか出来るとは思えないけど」

黒井「その質問こそ、お前の本心をあらわしているのではないか?
誰よりも売れたい、そのためにはどんな手でも使いたい…と」

真美「………でも」

黒井「潰したいだろう?他のアイドルを
越えたいだろう?双海亜美を」

黒井「お前にはそれができる、お前だからこそだ」

真美「真美は………」

黒井「なに、今すぐ答えを聞くものでもない、今日1日、考えてみるといい」

ガチャ

真美「おはよう」

小鳥「おはよう…って真美ちゃん!今日は休みのはずだけど?」

真美「……暇だから、来てみたんだよ」

P「おう、真美!まあ、ゆっくりしてて」

真美「……兄ちゃん……」

P「?どうしたんだ真美?なんか変だぞ?」

真美「兄ちゃん、真美売れるかな?」

P「何言ってるんだ真美!当たり前じゃないか」

真美「本当に?今売れてないのに?」

P「それは……だけど真美には才能あるし、頑張ってるじゃないか!必ず売れる!」

真美「………わかったよ、ありがと
……はっきりした答えじゃないんだね」

P「……真美?」

真美「ありがとう、じゃあね」

P「えっ!もう帰るのか!?」

バタン

P「………真美……?」

……その後、双海真美が961プロへ移籍することが決まった

春香「プロデューサーさん!これ本当なんですか!?」

響「自分嫌だぞ!」

雪歩「四条さんの時と同じで嘘ですよね!?」

P「………本当だ、真美を引き留められなかった」

真「どうして!しかもよりによって961プロじゃないですか!」

P「……961プロがなにかをそそのかしたんだろうな」

やよい「真美……どうして……?」

ガチャ

伊織「ちょっと!これどういうことよ!」

あずさ「落ち着いて…」

伊織「どうして真美が961プロに移籍すんのよ!」

P「亜美から聞くには、961プロの方が良いみたいだ」

伊織「そんなわけないじゃない!きっとなにか言われたのよ!」

千早「亜美は?」

律子「車よ、真美に電話してるみたい」

美希「とにかく961プロに話をつけるの!」

貴音「そうですね、直接話を聞いた方が早いです」

ガチャ

亜美「みんな!真美から話があるって!」

皆「………!」

亜美「………」

ピッ

真美『やっほーみんな元気?』

春香「真美!どうして961プロに!?」

真美『限界を感じたからだよ、765プロだと、真美はダメだからね』

真「それでも961プロなんて!」

真美『真美はこっちで楽しくやるし、みんなは心配しなくていいよ』

P「真美、戻ってくるつもりはないのか?」

真美『ないよ?あ、そうそう、気をつけてね?真美は手加減しないから
って言っても、本当は真美が手加減して欲しいんだけどね
あ、もうレッスンだからじゃあね!』

P「あ、おい真美!」

真美「…こんなもんかな…」

黒井「じゃあ真美ちゃん!レッスンを始めようか!今週の金曜日にやる番組で踊るダンスだ
そこで961プロアイドル双海真美が誕生するのだ!」

真美「明後日か……時間が無いね」

黒井「それを何とかするのが君だ」

真美「わかってるよ」

黒井「765プロを潰すための第一歩だ、頼むよ」

真美「………うん」

テレビ『765プロに所属していた双海真美ちゃんが移籍!?』

『竜宮小町の双海亜美ちゃんの双子の姉の双海真美ちゃんですが……』

『アイドルの仲間を強く強調している765プロですが……』

やよい「どこも真美の話題で持ちきりだね」

伊織「………そうね」

真「真美、どうしてなんだろう」

P「みんな!真美が出演する番組があるぞ!」

真「本当ですか!?」

P「今週の金曜日のMCステージらしい」

伊織「それって竜宮小町も出る番組じゃない!」

P「……おそらくわざとぶつけてきたんだ」

やよい「どうして竜宮小町にぶつけてきたんでしょう?」

P「おそらく765プロではないということをアピールするためだろう
それから竜宮小町がベストコンディションじゃないようにしたのかも」

真「なるほど……」

伊織「なんか嫌な予感するわ」

P「ああ、なにかしてくるかも知れない、充分気を付けよう」

テレレレ~

司会「さあ始まりましたMCステージ
今日歌ってくれるのはこの皆さんです!」

キャアアアア

真美「やっほー!」フリフリ

亜美「真美……」

伊織「亜美、しっかり前を向いて」


テレビ『キャアアアア』

美希「始まったの」

響「真美……」

貴音「これが、961プロでのはじめてのステージなのですね」

春香「千早ちゃん……」

千早「気にしても仕方ないわ、静かに見ましょう」

ちょっと休憩

ご飯の時間

司会「話は聞いてます、今回のステージが移籍後はじめてのステージとか」

真美「うんそうです!」

司会「どうして移籍したんですか?」

真美「765プロはよくしてくれたんだけどやっぱり自分には合わないと感じて移籍しました」

司会「アイドルの仲間達はどういう反応しました?色々もめたと思いますが」

真美「あまり話したくないですね」

司会「そうですか……今いらっしゃいますが亜美ちゃんとはどういった感じに?」

真美「軽くもめました、でも最後にはいいっていってくれましたよ」

司会「そうですか、それではそろそろ歌ってもらいましょう、準備お願いします」

テレレレ~

社長「気付いたかね?」

P「ええ、やられましたね」

社長「おそらくこのステージが終わったら765プロに電話が殺到するだろう」

P「完全に潰しにかかってますね」

律子「えっ?どういうことですか?」

社長「うちは仲間というのを売りにしているんだ
だけど今真美君が答えたのは…」

P「元々、女の子同士が仲がいいというのもあり得ないと、黒い噂が立っているんだ
そこに真美のあの回答の仕方、裏がある…っと思われます
ましてや亜美と真美は仲良しの双子で売っていたので……」

律子「どうなるんです?」

黒井「おそらく炎上するだろうふはははは!」

P「黒井社長!」

黒井「やあ弱小事務所の諸君!ご機嫌いかがかな?」

P「どうしているんです!?」

黒井「どうして?うちの最有力アイドルの様子を見に来て何が悪い!」

社長「黒井、お前は…」

黒井「ふん、どうだ良い様だ!
お前達が諦めていたアイドルがお前達を苦しめるのだ!」

律子「貴方が真美をそそのかしたんですね!」

黒井「最終的に選んだのは彼女だ、
それに見ているが良い、本番はこれからだ」

P「何を……」

テレレレ~

司会「それでは歌ってもらいましょう!

オーバーマスター」



真美「………」

「カッコ悪いわよ」


テレビ『スリルのない愛なんて~』

美希「格好いいの……」

春香「真美、こんなブラックな声出せたんだね……」

響「それだけじゃない、ダンスも凄いぞ……」

貴音「……まるでこれに命をかけているよう」

千早「………」

「試してみれば?」

真美「Good Luck To You!」

――黒井『勝つためには、とにかく目を引く必要がある』――

真美「………!」

グルン

P「えっ!?」

律子「爆宙!?」

黒井「ふはははは!どうだ!」

真美「………」スタッ

テレビ『真美『………』グルン』

美希「えっ!?」

響「凄いぞ!」

貴音「なるほど、これをより多くの人達に見られる状況でこのようなパフォーマンスを」

春香「すごい…」

千早「………それだけ真美は本気だってことね……」

司会「ありがとうございました、いやーまさかの一回転!凄かったですね!」

司会「では、続いては……」

P「まさかそんなことをしてくるなんて……」

律子「そんな!真美の身体能力じゃ……」

黒井「ふはははは!このところ、ずっと爆宙の練習をしていたのだ!
ダンスの部分は軽くやっただけだ
できるわけないというのが!お前達がどれだけ彼女を知らなかったか示しているな!」

爆宙って誤変換じゃなく本気で書いてるのか

>>151
えっマジで?
売ったら真っ先にこれが出てきたからこれだと思ったんだけど

社長「それはともかく、話題だけなら充分だ
765プロ移籍にあの年齢でしかも女の子のバク宙はとてつもないインパクトがある」

P「……なるほど」

黒井「ふはははは、楽しみだろうな!お前達が諦めていたアイドルが、どうなるか」

律子「っく……」

黒井「まあ、貴様達にとやかく言われる筋合いはないな!」

司会「本日はありがとうございました!また来週!」

テレレレ~



真美「………お疲れさまです!」

亜美「真美!さっきの……」

スッ

亜美「あっ……」

黒井「お疲れさま」

真美「ありがとうね!」

P「真美!」

真美「兄ちゃん…」

黒井「おおっと、いこうか真美ちゃん!」

真美「うん…」

ブウウウウン

真美「………」

黒井「どうしたんだ?後悔してるの
か?」

真美「別にしてないよ……ただ、ちょっと疲れた……」

黒井「……ゆっくりと休むがいい
明日から、真美ちゃんが想像したこともないようなほど忙しくなる」

真美「………」Zzz…

黒井「眠ったか……ふん、恐ろしいアイドルだよお前は」

黒井(私の目論見だと、バク宙出来るところまでいくとは思っていなかった
ただ、765プロの人気を下げるための駒でしかなかったはずだ)

黒井「努力型……か……」

『テレビでバク宙!双海真美!』

テレビ『いやー凄かったですね!』

男1「昨日のテレビ観たか?」

男2「みたみた!ビックリしたぞ」

女「真美ちゃんカッコいい!可愛い!」

幼女「わたし、おおきくなったらアイドルになる!ぐるんってまわるの!」



黒井「今日になって仕事がたくさん入ってきたぞ」

真美「本当に!?やったー!」

黒井「せいぜい頑張るんだな
せっかく入った仕事を無くすようなへまはするなよ?」

真美「わかってるよ!」

『真美ちゃん人気だな』

『ダンスのあとにあれはびびった
しかもまだ中学生だろ?』

『あんな良いアイドル逃すなんて765プロ何やってるんだ?』

『それが、裏で酷いことしてたみたいだぞ?あんまり仲も良くなかったとか』

小鳥「むっかー!あることないこと言いたい放題!」

P「今日も変な電話何件か入って来ました
それと同時に真美がいるかどうかの確認電話も何件か」

社長「完全に向こうの思いどうりだね」

P「社長……実は、アイドル達の仕事にも影響が……
レギュラーをやめさせたいという連絡も……」

社長「ふむ……おそらく黒井が関わっている部分もあるだろうが……
やはり影響はあるか……」

P「どうしましょう?」

社長「こういうときは地道に営業するしかないな」

P「はい!頑張ります!」

律子「ただいま戻りました!」

社長「おお、おかえり!どうだったかね?」

律子「それが、やっぱりレギュラーはなかったことに……」

社長「ふむ……」

P「まずいですよ、人気が下がったアイドルは元に戻るのは……」

社長「やはり作戦を立てる必要があるな………」

P「うちが出来ることなんて……」

社長「………それを考えるのだ」

P「にしても、黒井社長は次は何をしてくるのでしょう……
まさかこれで終わりだとは思えないんですが」

社長「その事なんだがね、真美君がどう発言するかにかかってると思うのだ」

P「真美が…?」

社長「そう、例えばアイドルがいじめをしていた……なんて嘘の発言をしたら、もううちは終わりだ」

P「真美はそんなことは言いません!」

社長「わかっている……わかっているが、考慮しておかなければいけないことだ
黒井がどんな手を使うかはわからない」

P「………」

真美「お疲れさまでした!」

D「お疲れさま!また期待してるわ」

真美「よろしくお願いします!」

真美「えっと、次は…」

黒井「やあ真美ちゃん!次の仕事にいこうか」

真美「うん!」

ブウウウウン

黒井「あの話は考えてくれたか?」

真美「嫌だよ!これだけは譲れないね」

黒井「お前の発言で765プロを潰せるんだぞ?」

真美「真美潰すつもりなんて……」

黒井「ふん、どうせ今は一時的に人気が出ているだけだ
油断したらすぐにまた抜かされるぞ」

真美「心配してくれてるの…?」

黒井「仮にも私がプロデュースしているのだ、私に恥をかかせるな」

真美「わかってますって」

真美「ありがとね!」

黒井「ああそうだ、765プロに気を付けるんだな」

真美「なんで?」

黒井「人気が出たうちのアイドルを引き抜きに来るかもだからな」

真美「まさか」

黒井「ふん、どうだか
汚い765プロのことだ、人気になったとたんに戻ってきて欲しいと泣きつくに決まっている」

真美「さすがにそんなことはしないっしょ」

黒井「どうだかな」

真美「ありがとうございました!」

真美「今日はもう帰るだけか…」

P「……真美、話があるんだ」

真美「兄ちゃん!どうしたの!?」

P「いや、ちょっとだけ話があるんだ、いいか?」

――黒井『人気になったとたんに戻ってきて欲しいと泣きつくに決まっている』――

真美(まさか、ね)

P「どうだ?そっちでの様子は」

真美「絶好調も絶好調!人気バリバリだよー」

P「そうか……」

真美「そっちは?」

P「いや、問題ないよ」

真美「ふーん」

真美(人気が落ちてるって聞いたけどねー)

P「俺は、真美の才能を生かしきれなかった……
本当にごめんな」

真美「気にしなくて良いよ」

P「ごめんな」

真美「兄ちゃんって謝ってばっかりだよね!真美が売れなくて、ごめんなってずっとそればっか」

P「………」

真美「まあ、兄ちゃんのせいじゃないよ
仕方なかったんだ」

P「ごめん……」

真美「だから謝らないでって!」

ごめんな……これ以上今夜は書けなくてごめんな……

また朝書くよ

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