やよい「プロデューサー…泊めてください…」(226)

Pのアパート

P(明日は休業日か…)ゴロゴロ

P(一日中家にいて休みたい…と言いたいところだが、食うもんが何もない…)

P(洗濯物も溜まってるし、どうするか…まぁ、明日考えればいいか)

ピンポーン

P(ん? 誰だ、こんな時間に)

P「はいはい?」ガチャ

やよい「あ…」

P「あれ、やよい。どうしたんだ? 相談があるなら携帯に連絡してくれれば…」

やよい「あ、あの…プロデューサー…」

P「…なんだ?」

やよい「今晩、泊めてください…」

P「え?」

俺「でも、いいの?変な気起こしちゃうかもしれないよ?」

俺「いいんです・・・、プロデューサーなら」

俺「やよい・・・」

俺「プロデューサー・・・」

P「え、泊めてって…お前…」

やよい「うぅ…」

P(やよいはかなり動揺してるように見える、落ち着かせないと)

P(それに、外は寒い。まずは部屋に上げてやるべきだろうな)

P(あっ、部屋…かなり散らかってるんだよな…片付け…)

やよい「………」

P(なんて、言ってる場合じゃないか)

P「やよい、まずは上がってくれ。話はそれからだ」

やよい「はい…ありがとうございます」

P「散らかっててごめんな?」

やよい「いえ、私がいきなり訪ねてきたから…」

P「ほら、ホットミルク。暖まるぞ」スッ

やよい「ありがとうございます…」

やよい「………」ジッ…

P(………)

やよい「んっ」ゴクッ

やよい「はぁ…」

P「落ち着いたか?」

やよい「はい、ちょっと。ありがとうございます、プロデューサー」

P「それで、泊めてくれって…どうしたんだ?」

やよい「それは…」

P「もしかして、家族と喧嘩でもしたのか?」

やよい「………」

P「やよい?」

やよい「いなかったんです…」

P「え?」

やよい「プロデューサーと別れて、家に帰ってみたら…家に電気がついてなくって、怖そうな人がいっぱいいて…」

P「それって…」

やよい「わたし、どうしていいかわからなくって。それで、プロデューサーのところに…」

P「うん…」

P「よし、とりあえず親御さんに連絡…」

やよい「お父さんは携帯持ってるから電話してみたんですけど、つながらなくて…」

P「そうなのか? ふーむ…」

P(家族で夜逃げでもしたのか…? やよいは夜まで活動だ、家にいたら一緒に逃げられたんだろうが…)

P(家には取り立て人がうろついてる。ほとぼりが冷めるまで帰れないってとこか…)

やよい「プロデューサー…私、どうしたら…」

P「わかった」

やよい「え?」

P「俺が明日、社長に相談してみる。自分の事務所のアイドルが大変なんだ、あの人ならいいアイデアを出してくれるはずだ」

P「俺達はオフだけど、事務所にいるだろ」

やよい「は、はい、ありがとうございます」

P「俺はやよいのプロデューサーだからな。当然のつとめだ」

P「よし、そういうわけだからやよいは安心して家に…」

やよい「え…」

P「………あ…」

P(俺はアホか!?)

P(家には帰れないんじゃないか、だからこうして俺のところに訪ねて来たってのに…!)

やよい「あ、あの、プロデューサー…私、何でもします、だから…」

P(いや、でも…それって、いくらなんでもまずい…ような…)

P(だが、やよいに他に当てはあるのか…? この寒い中、野宿なんてしたらそれこそ…)

P(寒さだけじゃない、例えば暴漢に襲われたり…)

P(………)ブルッ

やよい「…やっぱり、ダメですよね。ごめんなさい、ワガママ言って…」

P「ああ、待て待て! わかった、今日だけ! 今日だけ泊める!」

やよい「あ…ありがとうございます!」パァッ

やよい「プロデューサーに断られたら、私、どうしようかなって…」

P「ああ、おう。まぁ、一日だけだし変なことも起こらんだろ…」

やよい「ヘンなこと?」

P「いや、なんでもない…」

やよい「………」ソワソワ

P「ん? どうしたやよい?」

やよい「えーと、あの、安心したらちょっと」グー

やよい「…え、えへへ…」カァァ…

P「…腹減ったな。飯食いにいくか」

やよい「あっ、それなら私、何か作ります!」

P「家には何もないよ。それにやよいはお客さんだし、そんな気を遣わなくてもいいさ」

やよい「でも…」

P「ほら、行くぞやよい」

やよい「は、はい!」

P「ふー…食った食った」

やよい「えへへ、夜中にプロデューサーと二人でああいう店ってなんだか悪い子みたい…」

P「牛丼屋で大げさな。俺達社会人や貧乏学生はみんな、いっつも食ってんだぞ」

やよい「そう言えばプロデューサー。冷蔵庫、空っぽなんですか?」

P「ん? ああ。飲み物はあるけど、食いもんはもやし一本ないな」

やよい「だったら、帰りに何か買いましょー!」

P「そうだなぁ、スーパーにでも寄ってくか」

やよい「それで私、明日の朝ご飯作っちゃいます!」

P「だから気を遣わなくていいって。やよいはゆっくりしててくれれば…」

やよい「朝ご飯作るのは、いつもやってることですから。いいって言われた方が気、使っちゃうかも」

P「そ、そうか…? じゃあ、頼むとするか」

やよい「はい!」

P(やよいは大分元気になってきたな。よかった)

P「ふぅ。さてと…これから…」

やよい「プロデューサー…よく見ると、この部屋、すっごく散らかってます…」

P「ま、まぁ…急だったしな…」

やよい「多分ですけど、ずっとこうなんじゃないんですか?」

P「う…はい、そうです…」

やよい「もー、駄目ですよプロデューサー。部屋が汚いと、運が逃げちゃいます!」

P「だって、プロデュース活動で忙しいし…」

やよい「あっ…うぅ、ごめんなさい…」

P「えっ? あ…いや! 別にやよいのせいってわけじゃないからな! 俺がぐうたらだってだけで…」

やよい「わかりました! プロデューサー、私が片付けやります!」

P「ええっ!? いや、ちょっと待て、いいから! 別にいいから!」

やよい「まずは、そこの雑誌を…」

P「こ、これは俺が片付けておく! やよいはそっちを頼む!」バッ

やよい「? はいっ、わかりました!」

シャアアアア…

P(今、やよいがシャワー浴びてるんだよな…俺の部屋で…)

P(馬鹿、余計なことは考えるな!)

P(…あれ、そう言えば…)

P「やよいー、着替えはどうするー?」

やよい『はわっ! 考えてませんでした!』

P(ああ…だろうな、家に帰れずにほぼ手ぶらでここに来たわけだし…)

P(今の時間、服屋は開いてないしな…)

P(俺のワイシャツ…とか…)

P(いやいやいやいや。駄目だろ、なんかわからんけど駄目だろうそれは)

P(うーむ、やよいには悪いけど、今着てるのをそのまま着ててもらうしかないかな…)

やよい「プロデューサー、上がりました!」ガチャ

P「や、やよい! 服! 服!」

やよい「えっ? あ、あっ、すみませんっ!!」バタン

P(家と同じような感覚なのか…?)

P「じゃあ、俺はこっちで寝るから」

やよい「そこって、床ですよね…?」

P「流石に一緒に寝るわけにもいかんだろう」

やよい「でも、だったら私が…」

P「やよいは女の子だろ。男が女の子を床で寝させるわけにいくか」

やよい「プロデューサー…」

P「俺は裏方だから風邪引いたりしてもどうとでもなるが、やよいはアイドルだろ? 大人しく布団で寝ろ」

やよい「うー…」

P「電気消すぞ?」

やよい「…はい」

プチン

P(………)

P(眠れないな…床が堅いのはともかく、微妙に寒い…)

P(やよいはもう寝てるのかな、寝付きよさそうだし)

P(どれ…寝顔を)ゴソ…

やよい「………」

P(…ちゃんと寝てるな。それにしても、大変だったなやよい…)

P(明日になったら、社長と相談してなんとかしてやる。それまで待っててくれよ)

P(さてと、俺はあっちで…)クル

やよい「プロデューサー…」ギュッ

P「っ!? や、やよい? 起きてたのか!?」

やよい「ごめんなさい…でも、ぜんぜん、眠れなくて…」

P「そうなのか…? でも疲れてるだろ? 休まないと…」

やよい「プロデューサー、一緒に寝てください…一人じゃ、寂しいです…」

P「え…」

P「な、なぁやよい…それはいくらなんでもまずいんじゃ…」

やよい「どーしてですか…?」

P「それは…その…」

やよい「お願いします、プロデューサー…」ギュゥ…

P「!」

P(やよいの体は震えていた)

P(たくさんいた家族がいなくなって、こんなところにひとりぼっちなんだ。そりゃ、寂しくもなるよな…)

P「わかったよ」

やよい「あ…」

P「だから、とりあえず放してくれ。このままならお前を下敷きに寝てしまうぞ」

やよい「はわっ、わかりました」パッ

P「ったく…やよいは甘えん坊だな?」

やよい「はい、そうかも…えへへ…」

P(やよいの表情は、暗くてよく見えなかった)

やよい「プロデューサー、あったかいです…」

P「そうか、それはなによりだ」

やよい「はい…お父さんみたい…」

P「俺はまだ20代だぞ、お父さんと呼ばれる歳ではない」

やよい「なら…お兄…ちゃん…?」

P「う、うーむ…お兄ちゃんか…お兄ちゃんなら…」

やよい「………」

P「…やよい?」

やよい「すー、すー…」

P「…寝たか。さてと、今のうちに…」スッ

ギュゥ…

P「………」

P「わかったよ。どこにも行かないから」ポフッ

P「ふぁ…」

チュンチュン アサチュン

P「……朝か」

やよい「すぅ、すぅ…」

P「まだ寝てるな。朝食作るとか言ってたくせに」

P(寝かせておきたいが…社長には早めに相談した方がいいよな)

P「おーい、やよい起きろー」

やよい「ふぁ………おはよー…あれ、なんでプロデューサーが…」

P「寝ぼけてるのか? ほら、朝食食べて行くぞ」

やよい「行く…? あっ! 学校に遅刻しちゃいます!」

P「え、学校?」

やよい「って、ああっ、もう遅刻してるかも!」

P「あ、あのさやよい」

やよい「うぅ、制服も鞄も家に置きっぱなしだよ…どうしよ…」

P「やよい…今日は休日だ。ついでに言うとアイドル活動も休みだ」

やよい「…へ?」

P「ほら、やよい。トーストだ、食え」

やよい「すみません、私、プロデューサーの前に朝ご飯作れなくて」

P「まぁ、こうなることを踏んでパンを買っておいたんだけどな」

やよい「うー。ひどいです、プロデューサー」モグモグ

P「ばかもの。プロデューサーたるもの、常に様々な事態を想定しておくのが基本なのだ」

やよい「あっ、そうですね! さすがプロデューサーです!」

P「ははは…さてと、食い終わったら出るぞ」

やよい「どこか行くんですか?」

P「どこって、765プロだよ。お前のことを相談しに行くんじゃないか」

やよい「あ…そうでした…」

P(やよいの表情が曇った。今まで忘れてたのか、のんきな奴だ)

P(いや、あえて思い出さないようにしていたのかもな…)

P(でも、どの道避けては通れない問題だ。それなら早めに対処するべきだろう)

765プロ

P「おはようございます」

律子「あれ、やよいにプロデューサー殿。今日はオフのはずでは?」

やよい「律子さん、おはようございます」

P「律子か。ちょっと…」

P(律子に事情を話してもいいのか?)

やよい「?」

P(いや、やよいだって軽々しく言ってほしくないことだろう。適当にぼかしておこう)

P「ちょっと、社長と相談したいことがあってな」

律子「えっ、それで休日にですか…? もしかして、引退とか…」

P「まさか。出来れば早めに話しておきたいことだから、今日来ただけだ」

律子「で、ですよね。では、話したいことって…」

P「やよい、行くぞ」

やよい「はい」

律子「あ、ちょっと! プロデューサー殿!」

P「社長、おはようございます。ちょっと話したいことが」

高木「お? 君か。おはよう」

やよい「社長、おはようございます」

高木「おはよう、やよい君。二人とも、休業日に来るとは何かあったのかね?」

P「えーと…」キョロキョロ

高木「?」

P「やよい、話しても大丈夫か?」

やよい「はい、お願いします…」

P「わかった」

高木「やよい君に何かあったのかね?」

P「実は、やよいが…」

ふぅ…

高木「そうか…それは辛い目に遭ったな、やよい君」

やよい「…はい…」

高木「親御さん達のことは、私も出来る限りのことをしよう。連絡があったら、すぐに報告してくれたまえ」

やよい「はい、わかりました」

P「それで社長、やよいのことなんですが…」

高木「ふむ…昨日はどうしたのかね?」

やよい「プロデューサーの家に、泊めさせてもらいました」

P「っておい、やよい!?」

高木「…何か、なかったかね?」

やよい「あっ、えーと…部屋を片付けたり、一緒に晩ご飯を食べに行ったり、一緒に寝たり…」

高木「ふむ…」

P「あ、あの…社長…」

高木「ならば、やよい君のことは引き続き君が面倒を見てくれたまえ」

P「は…はぁ!?」

P「いやいや、駄目でしょう! 昨日は仕方なかったから泊めたけど、引き続きなんて…」

やよい「え…駄目なんですか…?」

高木「君はやよい君のプロデューサーだろう? なら、彼女の健康管理は君がやるのが筋ではないかね」

P「いやいやいやいや、そういう問題じゃなくてですね…!」

やよい「あっ、私がいるとお金かかっちゃうから…だからですか?」

高木「やよい君の生活費に関してならば、経費…は律子君に気づかれるな。私のポケットマネーから、少しは出してもよいぞ」

P「だから、そうじゃなくて…俺は男なんですよ!? 独身の!」

高木「だったら、やよい君に何かするのかね?」

P「しませんけど…!」

高木「なら、よいではないか。やよい君も君を信頼しているようだし」

やよい「はいっ!」

P「くあっ、誰かこいつらの思考回路をなんとかしてくれっ…!」

仕方ない俺がやよいの面倒見るよ

分かる
やよいで抜いた後罪悪感酷いよな

P「そうだ、誰か他のアイドルに泊めてもらえば!」

高木「ふむ、」

P「響は意外に寂しがり屋だしいいんじゃないか!? 千早も一人暮らしだし、きっと喜ぶぞ!」

やよい「あっ、あの…みんなには家族のこと、あんまり知られたくないかもです…」

高木「まぁ、みんな良い子だから間違いなく気を遣われるだろうな。今まで以上に」

P「俺はいいのか?」

高木「プロデューサーはアイドルに気を遣って当然だろう」

P「そうだ、なら律子はどうですか? プロデューサーだし…」

高木「律子君は実家住まいだ。君よりもやよい君を泊めてくれる可能性も少ないし、彼女の負担も大きいだろう」

P「じゃあ、音無さんなら…確か一人暮らしだったし…」

高木「小鳥君は昨日『戦場へ行ってきます』と言って有給休暇を取ったきり帰ってこない」

P「………」

>高木「小鳥君は昨日『戦場へ行ってきます』と言って有給休暇を取ったきり帰ってこない」
ってなんか変だな、
高木「小鳥君は昨日『戦場へ行ってきます』と言って4日ほど有給休暇を取った」

腹減ったからちょっとコンビニで朝食買ってくる

P「では社長の所は?」

高木「手を出さない自信がない」

食事代行はよ!

コンビニどんだけ遠いんだよ…

プロデューサーの部屋

P「結局…」

高木『もしやよい君の家族が戻って来たら、事情は私からちゃんと説明しよう』

高木『だから君は何も心配することはない。はっはっは』

P「こうなるわけか…」

やよい「あ、あの、プロデューサー」

P「ん?」

やよい「私、せーかつひはちゃんと入れますから!」

P「ああ、そうしてくれ。頼む」

やよい「家のこともやります!」

P「やよい」

やよい「はいっ!」

P「別に追い出したりしないから。そう気負わなくていいぞ」

やよい「は、はい…」

>>69
もやしやよい君に見えた

P「親御さん達に連絡は?」

やよい「まだ、つながりません…」

P「そうか…もしかしたら、家に置きっぱなしなのかもしれない。もう、こっちからかけるのはやめておこう」

やよい「あの、プロデューサー」

P「ん? どうしたやよい」

やよい「私、一度家に戻りたいかなーって」

P「家? 怖そうな人がいるんだろ、危ないぞ」

やよい「でも、このままだと学校に行けないし、それにもういなくなってるかもしれないし…」

P「ふーむ」

P(学校側に事情を話せば教科書くらいはどうにでもなるがな…でも、やよいの家がどうなっているのか、俺も一度見ておきたい)

P(それに、ここで断ったらやよいは一人でも行ってしまいそうだ…そっちの方が危ない)

P「わかった。行こう」

やよい「はいっ!」

P(! やよい、隠れろ)

やよい(は、はい)

怖そうな人A「あらかた積み終わったか?」

怖そうな人B「ああ。ほとんどはボロボロで金になりそうもねぇがな」

怖そうな人A「高槻達は帰ってきそうもねぇな。夕方になったら撤収するぞ」

怖そうな人B「おう」

やよい(はわ…あの怖そうな人達、どろぼーさんですか…?)

P(家にあるものを片っ端から取り立ててるんだな。いつまでも待ってるわけにはいかないから)

やよい(もしかして、私の服とか勉強道具も…)

P(教科書は売れないこともないからな。可能性は高い。服も…まぁ、古着屋には売れそうもないが、一部では売れるかもな…)

やよい(うぅ…どうしよう…)

怖い人「ぱんつクンカクンカスーハースーハ!」

やよい「………」

P(あいつらの言ったことが本当なら、明日になったら家には帰れそうだが…帰さない方がよさそうだな)

やよい「これから、どうすれば…」

P(やよいはひどく落ち込んでるな…よし)

P「これからやよいの服を買いに行こう」

やよい「えっ?」

P「これから生活するのに、服は必要だろ。その一着だけでずっと過ごす気か?」

やよい「で、でも私、今あんまりお金が…」

P「やよい、いいことを教えてやろう。アイドルの着るものは衣装と同じ、つまり、経費で落とせるのだ!」

やよい「そ、そうなんですかっ!? けーひって凄いです!」

P「そう、だからやよいは何も遠慮せず服を買え!」

やよい「い、いいのかなぁ…えへへ…」

P(なんてな。こうでも言わないとやよいは遠慮するだろうし…)

P(俺の預金が減るが…やよいのためだ、仕方ないな)

うっうーんこ!ブボボモワ

P「まぁ、これだけあれば大丈夫だろ」

やよい「はい、服をこんなに買ったことなかったから…なんだか凄くぜーたくな気分です…」

P(やよいには値段を見せず気にいったやつを片っ端から選ばせたけど…女の服ってくっそ高ぇ…)

やよい「どれもとっても可愛い服ですよね、プロデューサー!」

P「ああ、そうだな。よかったなやよい」

やよい「はいっ! …あの、プロデューサー。これ、私に似合うと思いますか?」

P「店員さんもそう言ってただろ? どうしたんだ?」

やよい「私、こういうひらひらした服、ステージでしか着たことなかったから…服は可愛いかもですけど、私…」

P「似合うよ。やよいは可愛いんだ、何だって似合うさ」

やよい「えっ、プロデューサー…?」

P「ほら、帰るぞやよい」

やよい「はい、プロデューサー!」

P「ただいま」

やよい「おじゃましまーす」

P「ふぅ、ううううーん…ふぁ…」

P(眠いな…疲れてるし朝早かったから…)

やよい「プロデューサー、朝ご飯は作れなかったけど…私が昼ご飯、頑張って作っちゃいます!」

P「あー、やよい…すまん、俺は寝る…昼飯は一人で食べてくれ…」

やよい「えっ? まだお昼ですよ?」

P「眠いんだよ…疲れてるし…一緒に食えなくてごめんな…」

やよい「そうですか…お疲れ様です、プロデューサー!」

P「あー…そうだやよい、服はちゃんと折り畳んで…」

やよい「はいっ! えっと、どこにしまえば…?」

P「タンスの下の方…ほとんど使ってないから…」

P「…ぐぅ」

やよい「あっ、プロデューサー! こんなとこで寝ちゃ駄目ですよー!」

P「すぴー…」

P「………」

P「う…ん…」

P(よく寝たな…仕事がある日はこうはいかん)

P(ん? 背広が…あった、壁にかかってる。それで、タオルがかけられてるな)

P(…あれ? なんか、いい匂いが…)

やよい「あっ、プロデューサー。おはようございます!」グツグツ

P「………」

やよい「あれ? プロデューサー、おはようございまーす!」グツグツ

P「あ、ああ…おはよう…」

P(やよいが、エプロンをつけて台所に立っていた…)

やよい「お昼は一緒に食べられなかったけど、晩ご飯は大丈夫ですよね?」グルグル

P「あー…もう夕方か…俺、大分寝てたみたいだな。大丈夫だよ」

やよい「ぺろっ…うん。もうすぐ出来ますから、座って待っててくださいね」

P「しかし、我が物顔だな…」

やよい「えへへ…いっつもやってることですから」

>P(ん? 背広が…あった、壁にかかってる。それで、タオルがかけられてるな)
これも変だな
P(ん? 俺の着てた背広が…あった、壁にかかってる。俺にかけられてるこれは…タオルか)

P「いただきます」

やよい「いただきまーす!」

P「………」ヒョイ、パク

やよい「じー…」

P「うん、うまい」

やよい「うっうー! よかった!」

P「自分で作ったのは大雑把なもんばっかりだったからな。こういう手の込んだ料理は美味く感じる」

やよい「え、えへへ…そう言ってもらえると嬉しいです…」

P「ほら、やよいも食え。食わんと俺が全部食っちまうからな」ヒョイヒョイ

やよい「はわっ! プロデューサー、どんどん食べちゃってます!」

P「ほーれやよい、このままだと今度は俺が一人で食べることになるぞー」

やよい「うー! そうはさせませんっ!」

P(やよいと騒ぎながら晩飯を食べた。こういうにぎやかな食卓って奴は久々だった)

この日はこの後、シャワー浴びた後やよいのパジャマ姿にドキッとしたり一緒の布団で家のこととか話して寝るはず

でも会話が書けなくなったので終わる

なんか>>93の後から話が真っ白になって何も出てこなくなった
すまんがこれ以上は無理、落とすなり乗っ取りなり好きにしてくれ

多分後日また書き直すんで保守とかはいいです

夜中…

P「ん、ふぁ…目ぇ覚めちゃったな、流石に昼に寝すぎたか」
P「まだ3時過ぎか、今日は仕事だししっかり寝とかな…」

やよい「スー」zzz…

P「やよいはやっぱり寝顔も可愛いなぁ」

P「………」ほっぺプニ

やよい「ん~~…」ゴロン

P「起きないか…」ウズ

チュン…チュン

P「け、結局あのまま一睡も出来なかった…今日一日乗りきれるかこの体調で…」

P「というかほとぼりが覚めるまで俺の体が持つか…」

やよい「ふぁ…おぁよ~ございますぅぷろでゅ~さ…ってどうしたんですか!?目の下真っ黒ですよ!?」

P「あぁ問題ないよ…ちょっと昨晩遅くまで資料を作っててな?」アセアセ

やよい「ん?昨日ってプロデューサー、私と一緒に寝ませんでしたっけ?」

Pギクッ「い…いや、やよいが寝た後にちょっとな」

やよい「う~ん、プロデューサーさんのお仕事も大変なんですねぇ」

やよい「でもだいじょーぶです!私の元気100倍スタミナ満点朝ごはんを食べれば元気100倍ですよ!!」グッ

P(何故2回元気100倍って言ったんだ…)「あぁ、それじゃあお願いしようかな」

やよい「はーい!じゃあちょっと待ってて下さいね!」

覚めるじゃなくて冷めるだった
乗っ取りだしもういいや

やよい「さぁっ、いただきまーすっ!」

P「………」

P(味噌汁に玉子焼きに焼き魚にハムエッグに野菜炒めにetcetc…あと何故かご飯と食パンのダブル炭水化物)

P(昨日買った食材殆ど注ぎ込んだんじゃないか…?)

やよい「?どうしたんですかプロデューサーさん、お魚冷めちゃいますよ?」

P「あ、あぁ…いただきます」
やよい「どうぞ召し上がれっ!」

P「うん、美味しいよ」モグモグ

やよい「よかったぁ! はい!プロデューサーさんあ~ん」タマゴゥ

P「い…いいって、自分で食べられるから
やよい「あ~~~~んっ!」ニコニコ

P「………」パクッ
P「ありがと、やよい」モグモグ

やよい「えへへ~~~///」



バイト行かなきゃ

文才ある方続き任せた

>>1が後日書くんだからもういいじゃん

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