「出オチ勇者録」(37)

戦士「たしか俺はパーティを組んでくれる魔法使いを探していたんだ」

魔女「うむ!」

戦士「君、違うよね?」

魔女「む…?」

戦士「君、魔法使いじゃないでしょ?」

魔女「失礼な。このローブを見て分からないのか?」

戦士「だってそれマントだし」

魔女「ちゃんととんがり帽子も被ってるぞ」

戦士「尖ってるって兜じゃないかそれ」

魔女「そして極めつけはこのマジカルロッド!」

戦士「どうみても槍で……なんだって?」

魔女「マジカルロッド」

戦士「君やっぱり騎士だよね?魔法使えるほど賢くなさそうだもん」

戦士「もういい分かった、じゃあ今ここで魔法を使って見せてくれよ」

魔女「フフン、見ていろ………いでよ、炎!」

戦士「ちょい待ちぃ」

魔女「何だ?」

戦士「その手に持ってるの明らかに火焔瓶だよね」

魔女「違う、マジカルファイアー」

戦士「マジカル要素ひとかけらも無くね?」

魔女「もしかして:お気に召さない?そうかそうか、なら次を見せよう」

戦士「次って何だ」

魔女「唸れ、大地よ!」

戦士「槍で地面を引っ掻くのを魔法とは――ブッ!口に砂が……」ペッペッ



魔女「風よ、切り裂け!」

戦士「槍振り回すな危ねえ!」



戦士「何で脇擦ってるの…?」

魔女「しばらく待ってくれ、今雷の魔法準備中だから」

戦士「……さいで」



魔女「………」

戦士「なあ………」

魔女「………」

戦士「………黙り込むことを沈黙の魔法とは言わんからな」

魔女「……………むぅ」



魔女「もうMPない」

戦士「やっとネタが尽きたか……」

魔女「どうだ?私はちゃんと魔法少女だったろう!」

戦士「魔法のマの字もなかったよ!あと今アンタ魔法少女って言ったか!
アンタ俺と歳もそう違わ」魔女「沈黙の魔法っ!!」

戦士「グフゥッ!おまっそれ……ただの、腹パ…ン……」ドサッ

魔女「……そういえば、肝心なところを聞いてなかった。
結局私はパーティに入れてもらえるのか?」

戦士「」

魔女「沈黙は肯定とみなすぞ?」

戦士「」

魔女「ではこれからよろしく」

まじかる夢想騎士 突き刺せ!!魔女子ちゃん―――――ひとまず了

魔神「―――ここは、世界から忘れ去られた神殿」

魔神「ここの存在を知るはもはや“魔王”とか持て囃されとる童くらいじゃろう」

魔神「そうじゃ。あやつなぞワシの足元にも及ばぬ存在よ」

魔神「ワシが何者か、じゃと?そんなことを聞いてどうなる?それよりも―――」

村人「………」

魔神「お前こそ誰じゃ」

魔神「見るからにひ弱そうじゃのう。どうしてここまで来れたのじゃ?」

魔神「さっきも言ったがの?ここは存在すら忘れ去られた朽ちるを待つだけ所じゃ」

魔神「入る際の作法も、どころか位置すら忘却の彼方にあったハズじゃ」

魔神「更に言えばワシらがおるこの場所、ここは神殿の最奥ぞ」

魔神「道中の有象無象共かてワシには及ばずとも主が敵うようには見えなんだが……」

魔神「まあ良いか。今からそれを見せてもらうだけ――」

村人「さ、さいならっ!」

魔神「えっちょっ」

魔神「待て、逃がさんぞオイ」

村人「えっ、さ、さっきまで向こうに居たのに……」

魔神「オイオイ、この程度のことで驚かれては――」

村人「そぅい!」ボフン

魔神「煙玉?姿を隠したか……じゃが、この程度じゃワシは謀れんぞ。そこにおるな?」

村人「ヒッ!くっ、食らえっ!」

魔神「んおっ、ワシに煙玉を投げつけてどうしようと――」

魔神「また居ない…じゃと…?」

短編集的なアレと思えばよかろうか

>>9
そーね

村人「」

魔神「おったおった。何をこんなところで寝て……おや?」

村人「」

魔神「死んどる…のか…?」

魔神「逃げるのに躍起になりすぎてそこらの某に屠られたかの?いや……」

村人「」

魔神「フンッ」

村人「けふっ」

魔神「やはり死んだフリじゃな。はいおはよう」

村人「わわわっ」

魔神「ようやく捕まえたわい。さてと、どうしてくれようか――」

村人「えと……」

魔神「飲めよ、ただの茶じゃ。殺りあう気がないのはもう分かった、
ならワシの話相手でもしていけ」

村人「あ、じゃあ」ズズー

魔神「順番に聞こう。まずお前は何者ぞ?主の肉体からは何の力も見受けられぬ」

村人「それはまあ、ただのしがない村人ですから」

魔神「まあ…たしかにそれ以外には見えないよなぁ。じゃ次、どうやってこの場所を知った?
始めに言った通りここはもはや資料すら残らぬ場所ぞ?」

村人「いやでも、ええと……」

魔神「そうじゃそうじゃ、たしかに現存する資料は無いでもないな。あの童の、そう――」

「「魔王城に」」

魔神「ほう……ということは主、あの童の根城にも踏み込んだことがあると?」

村人「ええ、はい」

魔神「では問おう。ただの村人を名乗る主が、どうのようにして魔王の根城を暴き、
どのようにしてワシの御前までたどり着いたのかを」

村人「答えは、これです」

魔神「カバン…じゃな。開けても良いかの?」

村人「どうぞ」

魔神「では……―――ふむふむ、大量の煙玉と種々様々な毒の類、魔法を封じた器、
一番胡散臭いのはこの妙な旗じゃが…なんじゃ主、行商か何かか?」

村人「いいえ」

魔神「この旗、どこかで見たことがある気がするんじゃが、ううむ…」

村人「その旗は“セーブフラッグ”というものです」

魔神「セーブフラッグ?なんぞ聞き覚えも……あるようなないような」

魔神「してこの旗は結局のところ何に使うものなのじゃ?」

村人「この旗は……ええと。有り体に言ってしまえば“人生をやり直す道具”なんです」

魔神「人生を……ほう」

村人「この旗に触れ、念じることでその瞬間を“やり直し”の基点とすることが出来るのです」

魔神「ふむふむ」

村人「更に、やり直す際にそれまでに得た知識を持ち越すことが出来るのです」

魔神「主が命を落とした場合はどうなる?」

村人「死の直前か、やり直しの基点としたどこかの瞬間から必ずやり直すことになります」

魔神「それは……―――いや、話を進めよう。ただ“やり直し”が利くというだけでは
主のそんなにもひ弱な身でワシを目することはできぬハズだな」

村人「はい。なのでそこを補うのが他の様々な道具になります」

魔神「毒や魔道具はともかくも、この大量の煙玉は何に使う?」

村人「自身は、あなたも先ほどから言われている通りとても弱いです。
なので避けられる闘争その全てをこれを使って避けます」

魔神「だからワシの姿を認めたとたん逃げたワケか」

魔神「してここまで聞いて、どうしたものかのぅ」

魔神「ワシの姿を今一度拝んだ者からは拝観料代わりに命を戴いておったのじゃが…」

村人「えっ」

魔神「やり直されるからのぅ」

村人「は、ははは……」

魔神「長生きはするものじゃな。ワシが必勝を約束できぬ者がまだ存在しようとは」

魔神「大した者じゃ。何か褒美を取らせてやろう」

村人「いえそんな」

魔神「そう言うな。想えばワシがここに納められてからの初めての客人じゃし
何かしてやらんと気が済まぬのじゃよ」

村人「そ、そうですか」

魔神「時に主よ、もうひとつ聞きたいことが出来たのじゃが」

魔神「主がその命の果て、寿命を迎えたらその時その旗はどう作用する?」

村人「それは……分かりかねます。何も起こらないのか、はたまた――」

魔神「――そこでまた“やり直し”を迫られるのか、かの」

村人「もしもやり直しが行われるなら、この身の寿命で以て世界は停滞してしまうのでしょうか」

魔神「それはなってみれば分からぬの。ならばそうじゃ、褒美はそれが良いか」

村人「?」

魔神「命果て、進めぬ世界にも飽きたらワシに申せ
その時はその旗、いかな手段を用いてでも消し去ってくれよう」

村人「それはありがたい。気がかりではあったので」

魔神「では、その時はワシを呼ぶがいい。どこにあろうと聞き届けてやろうぞ」

村人「ではまた、いずれ会いましょう」

魔神「ああ、またの」

世界の果てで会いましょう―――――むりやり了

ユーシャ『実は私はこの世界の人間ではないんだ』

僧侶「?」

ユーシャ『なんてな。言語も違うんだから伝わるワケが無いか』

僧侶「ご安心ください勇者様。分かりますから」

ユーシャ『ん…ん?もしかして通じたのか?』

僧侶「シチューが冷めてしまったんですよね?今温め直しますね!」

ユーシャ『待ってくれ、何故私の皿を下げる』

ユーシャ『皿ー待ってー』

僧侶「あ、あれ?温め直しじゃなかったんですか?」

ユーシャ『何だ…?向こうも困惑している…?』

僧侶「とすると……お口に合わなかったのでしょうか…?」

ユーシャ(何か問いたげな視線を送ってきている……ここは好意的な返事をするべきだろう)

ユーシャ ◆はい いいえ

僧侶「!」

ユーシャ(何とか肯定・否定だけは聞きとらえ発音も練習したのだが
少し驚かせてしまっただろうか)

僧侶「………」シューン

ユーシャ『あれれぇ?何か落ち込んでるよぅ?』

ユーシャ『何だ?どうしたと言うんだ?使い方が間違っていたのか?』

僧侶「あっ……そういえば勇者様、言葉を覚えたんですね!」

ユーシャ はい ◆いいえ
(こっちも間違っているのだろうか?)

僧侶「え、でもそれ、ええと……あれ?」

ユーシャ『なんだろう、すごく困らせてる気がする』

僧侶「ああ、そうか!そうですね!正しい意味で使えているかを推し量っているんですね!」

ユーシャ はい ◆いいえ
(意味を逆に覚えていたのか…?)

僧侶「あ、あれ?違いましたか?」

ユーシャ ◆はい いいえ

僧侶「あれ?あれ?」

ユーシャ(何だ……さっきから反応が芳しくないぞ?発音が変なのか?なら――)

ユーシャ ◆はいえ いえい

僧侶「???」

ユーシャ『あっこれは全然違う。そんな気がする』

僧侶「勇者様?」

ユーシャ ◆はい いいえ

僧侶「やっぱり、使い所を推し量っているのですね?」

ユーシャ はい ◆いいえ

僧侶「えぇと………」

僧侶 ◆はい いいえ

ユーシャ『!』

ユーシャ ◆はい いいえ

僧侶 はい ◆いいえ

ユーシャ はい ◆いいえ

◆はい
◆はい
◆いいえ
◆いいえ

ユーシャ『良し!発音は覚えた。意味の方も――』

僧侶「はい」コクコク

僧侶「いいえ」ブンブン

ユーシャ『多分、覚えたと思う。いや――』

ユーシャ ◆はい いいえ

僧侶「良かった!ちゃんと意味も通じているみたいですね」

ユーシャ『ふぅ……おっとそうだ、スープを食している途中だったのだったか』

僧侶「あっ、シチュー温め直しますね!」

ユーシャ『そして私の皿は何故持っていかれてしまうのだろう』

ユーシャ『私のスープが温め直されている。そういうことだったのか』

僧侶「勇者様、お待たせしました」

ユーシャ『ああ、ありがとう……と、伝わらないのだったな』

僧侶「今のは…ひょっとして感謝の言葉でしょうか?」

ユーシャ『私がもう少しこの世界の言語を習得すれば
感謝もちゃんと伝えられるようになるのだろうか』

僧侶「勇者様?」

ユーシャ『改めて、これからもよろしく頼む』

僧侶 ◆はい いいえ

ユーシャ『!』

僧侶「多分、合っていますよね?こちらこそよろしくお願いします、勇者様」

ユーシャ『………』
◆はい いいえ



僧侶「勇者様?」



僧侶「勇者様ーっ!」



僧侶「勇者様!!」



ユーシャ『今更だけれども』

僧侶「?」

ユーシャ『私の名前は“ユーシャ”だと思われているのだろうか……ずっとそう呼んでいるし』

僧侶「勇者様?どこか具合でも悪くなされたのですか…?」

―――――ひとまず了

おつ
つづくの?

>>27
ぼちぼち

狂者「フンッ!」

魔物1「ぐぁああっ!」

狂者「ハァッ!」

魔物2「がはぁ!」

狂者「――フンッ、この程度では話にならん。もっと強い奴は居ないのか?」

魔将軍「ほう……多少は出来るようだな。ならば私が直々に相手をしてやろう」

狂者「魔物達が退いた…――お前がここの親玉か?」

魔将軍「いかにも」

狂者「そいつは良かった。お前なら俺の期待に応えてくれそうだ」

魔将軍「人間風情が舐めた口を。瞬く間にあの世に送ってくれる」

狂者「それは困る。送るのは魔王様の元にしてくれ」

魔将軍「ん?何だと?」

狂者「一目で良い、魔王様のお姿を拝みたいんだ!頼むよ!!」

魔将軍「………ぅん…?」

狂者「何も謁見だとか配下にだとか言ってるんじゃない。魔王様の姿が見られりゃいいんだ!
それぐらいなら出来るだろ?」

魔将軍「待て待て!貴様は何を言っている!」

狂者「もしかして……できない…のか…?」

魔将軍「あ、ああ。直接会ってまでやり取りすることはそうそう無いが」

狂者「そんなぁそりゃねぇよ!な、何の為に単身砦に乗り込んできたと思ってんだ……」

魔将軍「残念だったな」

狂者「あーあーもういいや。もう帰る。じゃあな」トボトボ

魔将軍「そうか、ではな……………―――いや待て!そうは行かぬ!」

狂者「何だよ?俺はこれから魔王様に会う計画の練り直しで暇じゃないんだぞ!」

魔将軍「我が砦を悪戯に荒らした貴様をこのまま返すワケには行かん!この場で――」

狂者「そうかその手があったか!」

魔将軍「………今度は何だ」

狂者「例えば俺が魔王様にとって無視できない存在になれば、魔王様に会うのは叶うよなぁ?」

魔将軍「まあ、な」

狂者「それなら、つまり――」

魔将軍(来るかっ……!)

狂者「やっぱり俺は魔王様の軍門に降った方が良いワケだよなっ!!」

魔将軍「…」

狂者「い、いや……直接の配下にってのがマズ無理なのは俺も分かるよ?
だからさぁお前、ひとまず俺のコト雇ってくれよ!なっ!」

魔将軍「“なっ!”じゃないだろう」

狂者「何だ?何が不満なんだ?そりゃ魔王様の直接の配下じゃないのは不満だが…」

魔将軍「やかましい!いいか、貴様は魔王様の配下の私の手下達を散々屠ったのだぞ?それを――」

狂者「俺そいつらの何倍も強いし!何倍もの働きできるし!
この場の俺がノした魔物達を見れば分かるだろ?」

魔将軍「それはそうだろうがだからこそ貴様を信用なぞ――」

狂者「俺の魔王様へのこの崇拝が信用ならんというのか!!」

魔将軍「ならんよ。第一、貴様は人間ではないか?それが何故――」

狂者「それを言うならお前らだって人間からは魔族で一括りにされてるけど
別に単一の種族ってワケじゃないだろ?」

魔将軍「そ、そうだな」

狂者「ならそこに人間が一匹混じってたってなんらおかしくないだろうが!」

魔将軍「いや、だがな……」

魔将軍「敵対する種族の者を易々と迎え入れるワケには――」

狂者「だからこその使いようだっていくらでもあるだろ?」

魔将軍「私は余りそういう手は――」

狂者「そんな甘っチョロいこと言ってて良いのかよ?」

魔将軍「それは……」

狂者「別に良いけどさ?それならそれでそういう策が好きそうな奴に取り入るし」

魔将軍「ぐっ…」

狂者「そんなことになるよりかは自分の手元にある方が安心だろ?」

魔将軍「………魔族の中に人間が一人だぞ?」

狂者「人間の中に俺と共感できたの居ないし」

魔将軍「…………間違って魔族から襲われるかもしれぬぞ?」

狂者「自衛できるし」

狂者「砦の修繕もまだ息がある魔物の治療も手伝うし、ほぅら問題無しだ」

魔将軍「問題……無いか?本当に無いか…?」

狂者「無い無い。あるワケ無い」

魔将軍「そう……………か」

狂者「なら決まりだな?」

魔将軍「………好きにするがいいさ…」

狂者「ああ、これからよろしく!」

―――――ひとまず了

男剣士「そこのあなた、ひょっとしてお困りでは無いかい?」

女剣士「そりゃあ困ってるわよね!こんなブ男に話しかけらちゃっちゃあね!」

男剣士「違ぇよそうじゃねえよ!この人見るからに悩みごとありそうな表情してたろ!」

女剣士「知らないわよ……でもまっ、それならこのワ・タ・シがお悩み相談に乗ってあげるわ」

男剣士「あっコラ抜け駆けすんな!」

女剣士「アンタなんか最初っからお呼びじゃないの、分かる?ささっ、それで用件は――」

男剣士「待ーてーよー!先に話しかけたのは俺だぞ!」

女剣士「男のクセにそんな小さなこと気にしちゃうとかアンタやっぱ終わってるわ」

男剣士「違うから、お前が気を使えって言ってんだよ!」

女剣士「邪気以外をアンタに回すなんて無駄でしょ?」

男剣士「邪気回すなよ要らねえよそんなもん!」

女剣士「なら私に知覚されないよう生きていけば良いじゃん」

男剣士「お前を認識しないよう生きるのは賛成だけど、この辺他に街ねえんだよ
俺が旅費稼ぐまで我慢して安宿に引っこんでろよ!」

女剣士「アンタが私の行動に干渉しようって言うの!冗談じゃないわ!」

男剣士「お前に労力を使うのも癪だけどしょうがない、お前に安宿に引っ込む理由をくれてやるよ」

女剣士「なぁに?やろうってぇの?血の気の多い事。まあ良いわ受けてあげる」

男剣士「今まで散々邪魔してくれた礼だ。キッチリ病床に叩き込んでやるよ」

女剣士「まさか私に勝てる気でいるの?嘘っ……どこまで馬鹿なのアンタ?」

男剣士「身の程知らずは言うことが違うよな、恐れ入るよ」

女剣士「ハァ?」

男剣士「あっ?」

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