結衣「私の初恋」 (171)

前回 結衣「もっと仲良く」の書き直しです

今回はちゃんと完結させます

京子「そういや結衣さ~、さっきの体育の後、綾乃と二人っきりだったじゃん?」

京子「何話してたの?」

結衣「・・え?何だよ突然」

京子「いや~なんだか気になって。結衣ってあんまし綾乃と二人で喋ることなかっただろ?」

結衣「そうか?」

京子「そうだよ。別に仲悪いわけでもなさそうなのにさぁ」

結衣「そうだな・・・あまり綾乃と二人で居るってないもんな」

京子「で、どうなの?」

結衣「ん~、特に変わったことは無いしな・・・強いて言えばいつもよりダジャレが多かったことくらいかな」

京子「なにそれ?結衣は綾乃のダジャレ好きだもんな」ニシシ

結衣「べ・・・別に・・・好きってわけじゃ」

結衣「ただ・・・綾乃とはなんだかもっと仲良くなれそうな気がしたよ」

京子「ほ~、まぁ頑張れよ」bビシッ

結衣「何をだよ」

結衣(そうだな・・・綾乃と二人で話すことって今までなかったからな)

結衣(いつもは京子か千歳がそばにいたから・・・)

結衣(もっと仲良くか・・・)

結衣「どうしたらいいかな」

綾乃「さ・・・さぁ・・」

~~~~~~~~

京子「カップルごっこしようぜ!二人一組になってデート!」

結衣「なにそれ・・・」

京子「ってなわけで抽選~」

~~~~~~~~

結衣(っというわけでまたいつもの京子の気まぐれで、今、綾乃と二人っきりなのです)

結衣「そ・・そういえば今日ってクリスマスなんだな」

綾乃「そ・・そうね」

結衣「あ・・綾乃はさぁ、どこか行きたい所とかないの?」

7分落ちくらいだから気をつけて

綾乃「わ・・私は特には・・・船見さんは?」

結衣「私もないかな・・・」ハハ

結衣(なんだ・・なにか気まずい・・・)

結衣(この前は綾乃ともっと仲良くなれると思ったのにな)ハァ

結衣「あ・・・綾乃?せ・・せっかくだしさ、私たちも何かしない?」

綾乃「そ・・そうよね、まだ4時間も時間あるし・・船見さん、どこか行きましょうか?」ニコ

結衣「そうだな・・・まずは何か食べようか?」

綾乃「そうね、もうお昼だしね」

結衣「綾乃はさ、いつも何食べたりしてるの?」

綾乃「私は・・・千歳と一緒の時はいつも千歳が作ってくれるからあまり外食しないかしらね」

綾乃「その・・・ごめんなさい」

結衣「い・・・いいよ!じゃ・・じゃあさ私の家で食べる?」

綾乃「・・・え?」

結衣「そのさ・・なんだ、どうせなら無理に外食するよりそっちの方がいいかな?なんて」アセアセ

綾乃「・・ふふ、じゃあお言葉に甘えようかしら」ニコ

結衣「よし!それならまずは食材からだな、綾乃!スーパー寄っていいかな?」

綾乃「ええ、行きましょ」

~スーパーなもり~

結衣「綾乃何食べたい?」

綾乃「そうね・・・船見さんの得意なのが食べたいかしら」

結衣「得意なのか・・・う~ん、あまり自信ないけどオムライスとかかな?」

綾乃「ふふ、自信あるのやらないのやらね」

結衣「そ・・そんなこと・・・そりゃあかりはいつもおいしい、おいしいって食べてくれるけど」

綾乃「赤座さんが?なら期待できそうね」ニコ

結衣「あ・・あんまし、プレッシャーかけないでくれ・・・」

綾乃「船見さん、自信もって!」

綾乃「ファイトファイトファイファイビーチよ!」

結衣「!!」ブフッ

綾乃「あら、どうしたの?大丈夫?」

結衣「あ・・ああ・・・大丈夫・・・」プルプル

結衣(綾乃っていつもいきなりだもんな)

結衣(わ・・・私も何か言った方がいいのかな?)

結衣(そ・・そうだな、せっかく綾乃と仲良くなれるチャンスだもんな)グ

結衣「あ・・・綾乃!このレタス・・・」

結衣「とれたっす・・・」

綾乃「!?」ブッ

結衣(すべったか?)

結衣「あ・・・綾乃?」

綾乃「な・・何でもないわ!さぁ行きましょ!」

綾乃(船見さんっていつも突然ですもの)

綾乃(私には言えないわね、もっと楽しくお話できるようにならないと・・・)ハァ

さるよk

~~~~~~~

結衣「そういえば綾乃は何度か私の家に来たことあるけど、二人っきりは初めてだね」

綾乃「そうね、あまり機会がなかったし、何か緊張するわね」

綾乃「それに私と遊んでもあまり楽しくないと思うし・・・」

結衣「そんなことないよ!綾乃、次そんなこと言ったら怒るよ?」

綾乃「ごめんなさい・・・」

綾乃「ただ、私いつも勉強ばっかりでどう遊んだらいいのか分からなくて・・・」

結衣「綾乃、どう遊んだらとかそんなのないんだよ」

結衣「遊んだりなんて、別に考えてやることじゃないからね」

結衣「綾乃だって勉強だけって訳じゃないんだろ?」

綾乃「そうね、千歳と二人の時はたまに一緒に映画見たり、お買い物したりで・・・」

結衣「それでいいじゃん?私と二人だからって何か特別なことする訳じゃ無いしさ」

結衣「たまにはこれからも二人で遊ぼうよ」

綾乃「・・・私なんかでいいのかしら?」モジモジ

結衣「はは、綾乃っていつもは京子に勝負!勝負!言ってるクセに他ではホント気が弱いんだから」

綾乃「な!何言ってんのよ!」ウガー

結衣「ははは、綾乃とだから遊びたいんだよ」ニコ

綾乃「!!・・・ありがと」ボソ

結衣(なんだか綾乃ってカワイイな)

結衣「着いたよ、綾乃」ガチャ

綾乃「お・・お邪魔します」

綾乃「やっぱり二人っきりだとなにか違うわね」

結衣「はは、京子なんてそんなの全然気にしないのにな」

綾乃「と・・歳納京子って、いつも来てるの?」

結衣「う~ん、いつもって訳じゃないよ?来るときはあいつが暇な時か、同人誌の締め切りが近い時かな?」

結衣「まぁ、来る時はいつも突然だけどな」ハハ

綾乃「船見さんってなんだか歳納京子の保護者みたいね」クス

結衣「ふふ、そんなとこだろうね」

           /´ ̄≧、        __
         , '=     Z> ´  ̄ヲ´    `X
         ,'      .水      ./          . ̄ `V
         ,'     Z八               >、ハ
.        ,'     /  .ヘ            /         Ⅶ
      ,'     .{    V/        ./   ィ     、   ハ
     ,'    :i|   .V'    ,' /{  / |    .リ   .∧
      i|    : :{    V     ,' / ¬リ' 、|!    .ォ V :} }
     :l|    . ::∧..VⅣ    .Vリ _ xzz 、 :|ハ   ノ |Ⅳ  .|リ
    ,'     .: : :∧ :iリ    V' ≠ィヤァベ  },/_ ヤ   ハ!
    |l   . : : : :::::Vハ    .〈   弋辷ノ   ' x心./ ィ ノ
    .i|   : : : : Ⅳ .\ラ、   _フ""  ̄      Ⅳ'レ´ レ'
    |!   : : : : V    z  .F´        , ""Ⅳーァ
   /   : : : : V     |  ト、            ノ_,ノ
  /     : : : :V    ,ィ|  !.> ,    -' /´¨
 /    . : : : :Vィ─ '´ |:: !  7 ー:r <!
./    . : : : :V‐ヤニミャ :|_   ヤ 〈. \_ ,|   |
    ..: : : :V   " \\Ⅵ  ト、 r ─ 、|  |
   . : : ::::V      \ミ Ⅵ| _V  二)つ と二`ヽ
  . : : :::::Ⅳ!:     ’、  .`<Ⅵ,'   ─}}ヤ ∩{,r─ハ
 . : : : :::V {     ’, l   _Y    rノ 八!}  { 二 }  ))
. : : : :::Ⅴ V      V_/ /V  _ノー┐ 弋_  ̄ノ
: : : : : V   {        .__}Ⅳ  \/´|[区」  |/|   |>、
: : : : V   Vィ≦三三三{     〉::::} |ハ 八 |   イ }

結衣「そろそろ用意するね」

綾乃「私も何か手伝える事無いかしら?」

結衣「いいよ、綾乃はゆっくりしてなよ」

綾乃「そういう訳にはいかないわよ」

結衣「それなら綾乃には、サラダでもお願いしようかな」

綾乃「ええ、任せてなさい」ニコ

アヤノーソレトッテー ハイフナミサン コンナモノデイイカシラ 

結衣「さあ出来たぞ!綾乃、食べよ」

綾乃「ええ、いただきます」

結衣「私も、いただきます」

綾乃「美味しいわ・・船見さんって凄いのね」ハム

結衣「そう?ありがと、綾乃」ニコ

綾乃「ホント美味しい」ハムハム

結衣「綾乃は料理したりしないの?」

綾乃「私は、お母さんのお手伝いぐらいしか・・・」

結衣「綾乃だったらすぐにできるようになるよ」

結衣「何たって生徒会副会長だもんな」

綾乃「あ・・・当り前よ!生徒会副会長に不可能は無いんだから!」

結衣「あはは、綾乃ってば単純だな」

綾乃「な・・・・・!///」

~~~

綾乃「ご馳走様」

綾乃「ホント美味しかったわ、後片付けは任せてもらえるかしら?」

結衣「いいの?私するよ?」

綾乃「そこまでお世話になる訳にはいかないわ!船見さんはゆっくりしてて」

結衣「じゃあお言葉に甘えようかな」

綾乃「ええ」ニコ

綾乃「♪」フーダンナーマケテルークーセニキマツテストー


結衣(何だか、綾乃ご機嫌だな)クス

結衣(今日はなんだか凄く楽しいな)

結衣(それに今日は綾乃といても落ち着くな)

結衣(何だかんだ京子に感謝しないと)

結衣「もう2時前か・・・・」

綾乃「終わったわよ、船見さん」

結衣「ありがとう、そうだ!綾乃プリン食べる?」

綾乃「プリン!?しょ・・・しょうがないわね、船見さんがそこまで言うなら」

結衣(・・・素直じゃないなぁ)クス

結衣「座っててよ、持ってくるから」

綾乃「あ・・ありがと」

結衣「ハイ、どうぞ」コト

綾乃「!ふ・・フルーツプリン!」

結衣「嫌だった?」

綾乃「い・・・嫌じゃない!嫌じゃないわ!」

しえん

結衣「そう、良かった」ニコ

綾乃「そ・・・それよりプリンなんていつの間に買ったの?」

結衣「あぁ、スーパーでね。綾乃気づかなかった?」

綾乃「気づかなかったわ・・・」

結衣「ほら?綾乃っていつも京子に食べられるだろ?何か悪いなって」

綾乃「最近では大室さんにも食べられるわ・・」ハハ

綾乃「・・・ありがと・・」ボソ

結衣「どういたしまして」ニコ

綾乃「!・・・///」モグモグ

綾乃「おいしい・・・」パクパク

結衣「良かった」

綾乃「船見さんってホント優しいのね」ニコ

綾乃(何だか歳納京子が羨ましいな・・・)

結衣「そ・・そんなこと・・・な・・い」カァ

綾乃「ふふ・・・」

結衣「なぁ・・・綾乃、私たちってもっと仲良くなれそうな気がするな」

綾乃「そうね、私たちもっとお互いを知るべきだと思うわ」

結衣「また来週も遊ぼうよ」

綾乃「ええ」ニコ

結衣「そろそろ4時だし戻ろうか?」

綾乃「そうね、何だかあっというまだったわね」

結衣「来週楽しみだな」

綾乃「そうね」

結衣「あ・・綾乃」

綾乃「なぁに?船見さん」

結衣「・・・せっかくのカップルごっこだしさ、手・・・繋いで戻ろうか」

綾乃「ええ、いいわよ」ニコ

結衣「さあ行こう、綾乃」スッ

綾乃「待って、船見さん」ギュ





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京子「ゆいー」

結衣「何だ?」

京子「最近、綾乃と仲良いね」

結衣「何だ・・・いきなり」

京子「だって最近よく二人で遊んでるじゃん」

結衣「ま・・・まぁな」

京子「いいなー、私も綾乃と二人で遊びたいなぁ」

結衣「なら誘えばいいだろ」

しえ

京子「そうだけどさー、何か緊張すんだよね」

結衣「京子が緊張なんて珍しいこともあるんだな」クス

京子「なにおー!私だってウブなんだぞー!」

結衣「はいはい、綾乃だったらきっと喜んで遊んでくれるさ」

京子「うん!また誘ってみるよ」

結衣(あの日から綾乃とは良く遊ぶようになった)

結衣(綾乃と仲良くなって気づいたことがある、それは、京子のことだ)

結衣(きっと綾乃は京子の事が好きなんだ・・・)

結衣(京子の事になると怒ったような、嬉しいような実に女の子らしい姿になる)

ほっしゅ

結衣「女の子らしいか・・・・」ボソ

京子「どうしたの?」

結衣「何でもない」

~~~~~~~~

千歳「最近綾乃ちゃん船見さんと仲ええなぁ」

綾乃「な・・・いきなりどうしたのよ?」

千歳「ううん、ただ、綾乃ちゃんが最近楽しそうやから」ニコ

綾乃「そうね、船見さんってとてもお茶目なのよ」

千歳「船見さんが?」

綾乃「ええ、一緒にいるとね、なんだか突然ダジャレって言うのかしら?そんなことを言ってくるの」

綾乃「私はダジャレとかそんな面白いこと言えないけど、船見さんはいつも私を楽しませてくれるわ」

千歳(やっぱり綾乃ちゃんは自分では気づいとらんのやね)

千歳「ふふ」クス

綾乃「な・・・なによ!突然」

千歳「いやなぁ、綾乃ちゃん可愛いなぁって思ってな」

綾乃「んな・・・!///」カァ

千歳「綾乃ちゃん、歳納さんとは遊ばんの?」

綾乃「な・・・なんで、と・・・としのーきょーこが出てくるのよ!」

千歳「うふふ」

~放課後~

京子「やっと終わった~、ゆいー部室行こうぜ~」

結衣「はいはい」

京子「じゃあなぁ、千歳~」

千歳「ほな、またな~」

京子「綾乃もまたな~」

綾乃「ま・・・明日は遅刻するんじゃないわよ!」

京子「しないよ~」

千歳「ふふ」ダラー

結衣「じゃ、またな」

綾乃「ええ、またね船見さん」

京子「・・・・・」

結衣「ほら!行くぞ京子」

京子「まってよ~ゆいー」

千歳「綾乃ちゃん、相変わらずやなぁ」

綾乃「な・・・何がよ?」

千歳「歳納さんのことや、船見さんの前では素直やのに」クス

綾乃「そ・・・そんなことないわよ!」

千歳「綾乃ちゃんもまだまだやなぁ」

綾乃(そうなんだ・・・私・・船見さんの前では素直になれてるんだ)

綾乃「千歳・・・歳納京子にも素直になれるかな?」ボソ

千歳「うん?どうしたん?」

綾乃「な・・・何でもないわ!私たちも行くわよ!」

千歳「うふふ」

~ごらく部~

京子「ちーなーつちゃーん!」ダキ

ちなつ「な・・・!京子センパイ!」

京子「待たせたねーちなつちゃーん」スリスリ

ちなつ「やめてください!」

結衣「おいコラ!」ゴス

京子「ちぇーもうちょっとぐらいいいじゃん」

ちなつ「ダメですー!私は結衣センパイのモノなんですから!」

結衣「はは・・・」

あかり「今日は何するの?」

京子「そうだなー・・・今日はごろごろしよう!」

あかり「それじゃいつもと変わんないよぉ」

支援

~~~

あかり「それじゃあかり今日はもう帰るね」

結衣「もう帰るのか?」

あかり「うん!今日はお姉ちゃんとお買い物なんだぁ」エヘヘ

結衣「そっか、あかねさんによろしくな」

ちなつ「私も今日はお姉ちゃんと待ち合わせなのでもう帰りますね」

京子「それじゃちなつちゃん、お姉さんによろしく言っといてね」

ちなつ「仕方ないから言っといてあげます」

京子「ちなつちゃんは照れ屋だなぁ」アハハ

ちなつ「もう!知りません!」

あかり「それじゃあね、結衣ちゃん、京子ちゃん」バイバイ

ちなつ「私も失礼します」ペコ

京子「二人っきりだねー」

結衣「ああ、そうだな」

京子「結衣ってさーもしかして綾乃の事好き?」

結衣「な・・・!何だいきなり!」ブハッ

京子「だってさ、急に綾乃と仲良くなったじゃん」

結衣「それでなんで好きになるんだよ・・・」ハァ

京子「違うなら別にいいんだけどさー」

結衣「まったく・・・」

結衣(もし私が綾乃を好きでも綾乃は京子の事が好き)

結衣(それに私は・・・)

結衣(誰かを好きになるってなんだろ?)

結衣ちゃんきゃわわ

京子「私たちもそろそろ帰ろっか?」

結衣「そうだな」

京子「・・・・・」

京子「ねぇ結衣、今日泊りに行ってもいい?」

結衣「まったく・・・仕方ないな京子は」

結衣「スーパー寄って行くぞ」

京子「ラムレーズン買ってくれるの!?」

結衣「一つだけだぞ!」

京子「やりい!」

いいよ

~~~~~~

京子「ね~結衣、晩御飯なに?」

結衣「今日は麻婆豆腐だろ?この前言ってたじゃん?」

京子(覚えてくれてたんだ)

京子「結衣さいこー!」ダキ

結衣「ふふ・・いつも急に元気になるんだから」

京子「今日はいっぱい遊ぼうな!」

結衣「はいはい」

~~~

結衣「出来たぞ。京子」

京子「いただきまーす!」

京子「うめえ!」モグモグ

京子「結衣はきっといいお嫁さんになるよ」

結衣「な・・!何言ってんだ!」カァ

京子「照れちゃってんの」ニヤ

京子「・・・・・」

結衣「・・・・・」


京子「いつもごめんな・・・」

結衣「どうしたんだ?急に」

京子「ん~なんとなく」

結衣「まったく・・・」

京子「ごちそうさま!あ~美味しかった」

結衣「もう片付けるぞ」

京子「ゆいーラムレーズン~」

結衣「まだ食べたばっかりだろ?後片付けしてからな」

京子「え~ケチー」ブーブー

結衣(感謝したり困らせたりまったく京子は・・・)ハァ

~~~

結衣「そろそろ寝るか」

京子「う~ん」zzZ

結衣「京子、寝るなら布団に・・・

京子「ふゎぃ」

結衣「電気消すぞ」パチ

結衣(やっぱりこうやって京子の隣で一緒に寝たり、遊んだり、4人でもお泊りしたりするのが一番いいのかな?)

『結衣ってさーもしかして綾乃の事好き?』

結衣(京子が変なこと言うから、そんな事ばかり考えてしまうな)

結衣(大体好きって言われても分かんないよ)

結衣(今までそんな事考えたこともなかったな)

結衣(京子やあかりがいつも傍にいて、今ではちなつちゃんも・・・それが当たり前だと思っていたしこれからもそうだと・・・)

結衣(わかんないや)

京子「う~ん・・・ゆいー」ガバッ

結衣「ん?起きたのか?」

京子「・・・・」zzZ

結衣「寝言か・・・風邪ひくぞ、京子」スッ

結衣(今はこのままでいいか・・・)

~~~~~~~~~

京子「結衣、今日は私用事があるから先に帰るね」

結衣「突然どうしたんだ?」

京子「なんと今日はミラくるんの最新刊が出る日だ!」

結衣「あ~なるほど。分かった、あかりやちなつちゃんには私から言っとくよ」

京子「すまんな、では!」バヒューン

結衣「全く・・・落ち着きのない奴だ」

結衣「さて、私は部室にいくか」テクテク

~ごらく部部室~

結衣「お待たせ」ガラ

結衣「って誰もいない」

結衣「あかりたちはまだかな」

アーナタノタメニ

結衣「お・・あかりから電話だ」

結衣「もしもし、あかり?」

あかり「うん、今日ね、ちなつちゃんとお出かけするから部活には行けないんだ」

結衣「うん」

あかり「ごめんね、連絡遅くなって」

結衣「いいよ」

あかり「それでね、京子ちゃんにも伝えてもらえるかな?」

結衣「あ~今日は京子もいないんだ」

あかり「そっか・・・結衣ちゃん一人で大丈夫?」

結衣「大丈夫だよ、それよりちなつちゃんと楽しんでおいで」

あかり「うん、ありがと」

結衣「ああ、それじゃ」

結衣「はぁ、今日は一人か・・・」ゴロゴロ

結衣「・・・・・」コロコロ

結衣「・・・・」パタパタ

結衣「・・・」クルン

結衣「暇だな・・・」

ドドドドドド

結衣「お?」

綾乃「としのーきょーこ!」ガラ

綾乃「って居ない・・」

綾乃「あら・・・もしかして船見さん一人?」

結衣「うん、みんな用事で帰っちゃった」

綾乃「そう・・・」

結衣「京子に用事だった?」

綾乃「べ・・別に用ってほどの・・・」

結衣「そっか」

結衣「綾乃、今日は千歳と一緒じゃないの?」

綾乃「ええ、千歳も用事で帰ったの。それに1年の子たちも何か用で帰っちゃって」

結衣「綾乃も一人なんだ」クス

綾乃「な・・何よ」

結衣「生徒会の仕事手伝おうか?」

綾乃「ううん、今日は大丈夫よ、もう仕事も終わりだから・・・」

綾乃「あの・・・船見さん・・・もしよかったら一緒に帰る?」

結衣「そうだね、一緒に帰ろうか」

綾乃「うん、それじゃ荷物取ってくるわね」

結衣「校門前で待ってるよ」

綾乃「ありがと、すぐ戻ってくるから」

結衣「それじゃ、また後で」

さるよけ

『結衣ってさーもしかして綾乃の事好き?』

結衣(まただ・・・綾乃の顔見たらまた考えてしまう)

結衣(大体好きって・・・ただ一緒の時間が増えて、綾乃の事をもっと知っただけなのに)

結衣(なのに考えてしまう・・・)

綾乃「お待たせ、船見さん」

結衣「・・・・」

綾乃「船見さん?」

結衣「え・・・?あ・・!ごめん」

綾乃「何か考え事?」

結衣「ううん、何でもないよ」アセ

綾乃「そう?」

結衣「そ・・れよりさ、綾乃クレープ食べない?」

綾乃「え?突然どうしたの?」

結衣「え?何か変だった?」

綾乃「そんなことないわ・・ごめんなさい」

綾乃「行きましょ」ニコ

~クレープ屋~

結衣「チョコバナナクレープください」

結衣「綾乃は何がいい?」

綾乃「う~ん・・・」

綾乃「チョコミントかイチゴカスタード、バニラアイスも捨てがたいわね」ムムム

綾乃「でもやっぱり・・・」

綾乃「プリンアラモードください!」

結衣(綾乃って甘いものが好きなんだなぁ)

結衣(また綾乃の可愛いとこ知ったな)

結衣(って何考えてんだ私は!)ブンブン

4

綾乃「どうしたの?」

結衣「はっ!何でもない、何でもない」アセ

綾乃「変な船見さん」フフ

結衣「綾乃おいしい?」

綾乃「凄くおいしいわ」パクパク

結衣「ふふ」

綾乃「船見さんも美味しい?」

結衣「うん、美味しいよ」パク

綾乃「何だか、不思議な気分ね」

結衣「どうして?」

綾乃「だって・・・私って寄り道して何か食べたことなんてなかったですもの」

結衣「綾乃は真面目だからな」

綾乃「だって・・・」

綾乃「でも船見さんと仲良くなれて色んなことを知ったわ」

綾乃「私って、あまり友達とかいなかったから・・・千歳と出会うまでは一人でいることが多くて・・・」

綾乃「千歳と出会って、船見さんとも仲良くなれて、歳納京子とも・・・」

綾乃「って私ったら何を・・・」

結衣(仲良くか・・・)

結衣「綾乃ならこれからもたくさんの友達ができると思うよ」ニコ

綾乃「ほんと船見さんって優しいのね」

綾乃「船見さん、ありがとね」ニコ

結衣「!」ドキ

結衣(ダメだ!綾乃は友達だろ・・・私は・・)

結衣「あ・・綾乃、そろそろ帰ろっか?」アセ

綾乃「そうね、もう暗くなってるわね」

綾乃「じゃ私はこっちだから」

結衣「あ・・うん、それじゃまたね」

綾乃「うん、バイバイ」

結衣「綾乃ちょっと待って!」

綾乃「?」

結衣「私は、綾乃と仲良くなれてホントに良かったと思ってる!」

綾乃「ふ・・・船見さん?」

結衣「これからももっと遊ぼうな」

綾乃「もちろんよ」ニコ

綾乃「急に改まってどうしたのよ」

結衣「ただ、なんとなく・・・」

綾乃「船見さんって、たまに変になるんだから」クス

結衣「そうかな?」

綾乃「そうよ!じゃ私帰るわね」クル

結衣「ああ」バイバイ

結衣「・・・・」

~~~~

ちなつ「う~ん・・」

あかり「ちなつちゃん?どうしたの?」

ちなつ「うん、お姉ちゃんの誕生日プレゼント、何にしようかなって考えてたの」

あかり「そうなんだぁ、何がいいかなぁ」

ちなつ「そうね・・・お姉ちゃんいつも私のネコさんパジャマ可愛いって言ってくれるからパジャマなんてどうかな?って考えてたの」

あかり「うん!いいね!きっと喜んでくれるよ!」

ちなつ「でも京子先輩、クレーンゲームで取ったのよね・・・私はあーいうの苦手なんだ・・・」

あかり「京子ちゃんにお願いしてみたら?」

ちなつ「京子先輩にお願いしたら、何か負けた気がするのよね」

あかり「あはは、大丈夫だよ!京子ちゃん、ちなつちゃんのお願いならきっと喜んでくれると思うよ?」

ちなつ「・・・そうかな?」

あかり「うん!あかりが保証するよ!」

ちなつ「あかりちゃんの保証なら心配だなぁ・・」クス

あかり「も~!ちなつちゃん!」プンプン

~放課後~
   ~ごらく部~

京子「ちーなーつちゃーん!」バッ

京子「って誰もいない・・・」

結衣「そんながっかりしなくてももうすぐ来るだろ」

京子「そだねー」

結衣「それより、寒いな」コタツコタツ

京子「う・・・私も・・」

京子「ゆいーみかん食べる?」

結衣「・・・・・」

京子「結衣?おーい」フリフリ

結衣「・・・ん?どうしたんだ?」

うむ

京子「みかん食べる?って聞いたの!」

結衣「あ・・・ああ・・もらうよ」

京子「んもー・・何か考え事?」

結衣「いや・・そんな事ないよ」

京子「ならいいんだけどさー」っミカン

結衣「ありがと」ムキムキ

結衣(できるだけ考えないようにしてるのに考えてしまう)ハァ

京子「ちなつちゃん遅いなぁ」モクモク

ちなつ「すみません、遅れちゃいました」ガラ

あかり「二人ともお待たせー」

京子「遅いぞー!待ちくたびれちゃったよ」

ちなつ「京子先輩はずっと待っててください」プイ

京子「あ~ん、ちなつちゃん冷た~い」

あかり「あはは」

結衣「・・・・・」

あかり「?」

ちなつ「今お茶入れますから」

あかり「ありがとーちなつちゃん」

京子「あかりもみかん食べる?」

あかり「うん!ありがと」

ちなつ「お茶が入りましたよー」コト

ちなつ「はい、あかりちゃん。結衣センパイもどうぞ」スッ

結衣「ありがと」ニコ

ちなつ「はい!・・・後ついでに京子先輩も」

京子「ついでかよ!ちなつちゃんはツンデレだなぁ」クスクス

ちなつ「そんな訳ないです!」

ちなつ「・・・・・」

ちなつ「・・・あの・・・京子先輩・・」

京子「どうしたの?」

ちなつ「あの・・ですね・・・お願いがあるんです」

京子「ちなつちゃんのお願いならなんでも聞くよ?」

ちなつ「・・・お姉ちゃんの誕生日に着ぐるみパジャマをプレゼントしたいんですけど、私、クレーンゲームとかやったことなくて・・・」

ちなつ「その・・・」

京子「ちなつちゃん!」

ちなつ「・・・はい?」

京子「そんのことぐらい、もっと気軽に頼んでくれていいんだよ」ニコ

京子「ちなつちゃんのお願いなら私喜んで協力するよ!」

ちなつ「あ・・・ありがとうございます」ボソ

あかり「・・・ふふ」ニコ

京子「誕生日いつなの?」

ちなつ「あ・・明日です」

京子「じゃあ今からいこ!」

ちなつ「いいんですか?」

京子「いいに決まってるよ!そういうことだから、あかり、結衣、行ってくるね」

あかり「うん、行ってらっしゃい」

ちなつ「あかりちゃん、ありがとね」

あかり「良かったね、ちなつちゃん」ニコ

ちなつ「・・・・うん」

ちなつ「結衣センパイ、また明日です」

結衣「うん、気を付けてね」

ちなつ「はい!」

ヨシイクゾー マッテクダサイ

あかり「行っちゃたね」

結衣「・・・・」

あかり「・・・・・」

結衣「・・・・」

あかり「・・・・・」

あかり「・・・ねえ・・結衣ちゃん?」

結衣「ん?どうしたんだ?」

あかり「隣・・いいかな?」

結衣「?いいけど?」

あかり「それじゃ」ピト

結衣「?」

結衣「どうしたんだ?珍しいなあかりから引っ付いてくるなんて」クス

あかり「・・・・・」

あかり「・・・結衣ちゃん、なにか悩んでるの?」

結衣「え・・?」

あかり「あかりね・・・結衣ちゃんのこと大好きだから、いつもと違うと分かっちゃうの」

あかり「結衣ちゃん何か考え事してるなってね」

結衣「・・・・」

結衣「あかりはホントにいい子だな」ナデナデ

あかり「えへへ」

結衣「なぁあかり・・・・」

あかり「ん~なぁに?」

結衣「あかりはさ・・・恋って何だと思う?」

あかり「・・・恋?」

結衣「・・・うん」

あかり「あかりには分かんないけど、結衣ちゃん恋してるの?」

結衣「私にも分かんないんだ・・・」

あかり「もしかして、杉浦先輩?」

結衣「なんで綾乃なの?」

あかり「最近結衣ちゃんがね、杉浦先輩と話してると何だか結衣ちゃんがいつもと違うような気がしたの」

結衣「私はあかりや京子、ちなつちゃんと話してても楽しいよ?」

あかり「う~ん・・・少し違うかな・・・何だか言葉にするのが難しいんだ」

結衣「それで私が綾乃を好きだと思ったの?」

あかり「うん、あかりは恋とかまだ分かんないけどね、結衣ちゃんが杉浦先輩を見るのとちなつちゃんが結衣ちゃんを見る目がそっくりだったの」

あかり「そっくりって言っても、キラキラしてるとかじゃなくて、特別な目?で見てるような感じがね」

結衣「・・・・」

あかり「結衣ちゃん、そのことで悩んでるの?」

結衣「わ・・私はさ、分かんないんだ・・・実は昨日、京子にも聞かれたんだ」

結衣「それで、何だか考えてしまって・・・」

結衣「ただ一緒に遊んで、二人で居る時間が増えただけなのにね」

あかり「・・・・・」

結衣「そんなことで誰かを好きになるのかなってね」

あかり「あかりの好きと、結衣ちゃんの好きは違うけど・・・あかりが結衣ちゃんを好きって気持ちに理由なんてないよ?」

結衣「あかり?」

あかり「あかりね、何か理由があって結衣ちゃんが好きな訳じゃないし、それに多分だけど・・・きっと、あかりは生まれた時から結衣ちゃんが好きだったんだと思う」

あかり「なんか・・・良く分かんないや」エヘヘ

結衣「・・・ふふ・・・あかり、ありがと」ギュ

あかり「えへへ」

結衣「あかりの言う通りなのかな」

結衣「私ね・・・ホントは怖いんだと思う・・・」

あかり「結衣ちゃん?」

結衣「もし、私が綾乃を好きになったら京子と居れなくなるんじゃないかとか、ちなつちゃんが居なくなるんじゃないかって」

結衣「もしかしたら・・・みんな離れ離れになってしまうんじゃないかって・・・」

あかり「・・・・」

結衣「きっと・・・綾乃は京子の事が好き」

結衣「その綾乃を私が好きになったら、綾乃や京子を困らせてしまう」

結衣「だから私は、考えないようにしてたんだ」

あかり「・・・・」

結衣「こんな事言ってあかりを困らせちゃったかな?」

あかり「そんな事ない・・・そんな事無い!」ジワ

結衣「ど・・どうしたんだ?あかり」

あかり「結衣ちゃんが皆のことを大切にしてくれてるの知ってる、結衣ちゃんが実は寂しがりやさんなのも知ってる」

結衣「さ・・・寂し・・」

あかり「小さな時から結衣ちゃんが我慢してあかりたちにおやつ分けてくれてたのも知ってる」

あかり「結衣ちゃんはいつも我慢してるんだ・・・」

結衣「・・・あかり」

あかり「あかりはね・・・皆が幸せになってほしいの」

あかり「もちろん、結衣ちゃんも・・・」

あかり「結衣ちゃんが我慢すること無いんだよ?」

結衣「でも・・・もし・・」

あかり「あかりは結衣ちゃんから離れていかない・・・」

あかり「結衣ちゃんが初めて恋をしたなら、もう我慢してほしくないの!」

あかり「それにちなつちゃんもきっと分かってくれると思う」

結衣「・・・そうかな?」

あかり「ちなつちゃんはね・・・いつもあかりに相談してくれるの」

あかり「それでね・・・いつも思うの、ちなつちゃんはホントに結衣ちゃんのことが好きなんだなって」

結衣「・・・・・」

あかり「もし、結衣ちゃんが他の誰かを好きになったとしても、ちなつちゃんは結衣ちゃんの幸せを一番に願ってるって」

あかり「だって・・・大好きな結衣センパイの幸せならってね」

結衣「あかり・・・」

あかり「京子ちゃんもきっとそうだと思う」

あかり「皆が大好きな結衣ちゃんの幸せが辛いはずないよ」

結衣「あかり・・・ありがとう」グスッ

あかり「・・・ううん」ナデナデ

結衣「私、京子に話してみる・・・」

結衣「もちろんちなつちゃんにも」

あかり「結衣ちゃん・・・」

あかり「あかりは、いつも傍にいるからね」

結衣「・・・うん」





~~~~~~~

京子「結衣!部室行こ!」

結衣「・・・京子、その前に少し話したいことがあるんだ」

京子「ん?急にどうしたのさ?」

結衣「あのさ・・・もし・・私に好きな人が出来たら京子はどうする?」

京子「・・・・え?」

結衣「京子・・聞いてほしいんだ」

京子「結衣・・・・好きな人できたの?」

結衣「・・・うん」

京子「綾乃でしょ?」

結衣「え・・・」

京子「分かるよ・・・だって結衣・・・・」

結衣「・・・京子」

京子「ごめん、今日は帰るね・・」ダッ

結衣「まって・・・・京子!」

結衣「・・・京子」

結衣「・・・・・」

結衣(京子はちゃんと分かってくれるかな・・)トボトボ

結衣(ちなつちゃんはどうだろ)

結衣(恋をするってこんなにも辛いのかな・・・)トボトボ



ガラッ

結衣(あかりとちなつちゃんは居るのか・・・)

ちなつ「あ、結衣センパイ!」

結衣「先に来てたんだね」

あかり「・・・・」

ちなつ「結衣センパイ、今お茶入れますね」

結衣「ありがと、ちなつちゃん」

あかり「結衣ちゃん?」

結衣「大丈夫・・・」

あかり「京子ちゃんに話したの?」

結衣「・・・」コク

あかり「そっか・・・京子ちゃんも思うとこがあるんだよ」

あかり「信じよ?京子ちゃんを・・」

結衣「ありがと・・・大丈夫だよ」ニコ

ちなつ「お茶が入りましたよー」

ちなつ「はいどうぞ」コト

結衣「ちなつちゃん、ありがと」

ちなつ「はい!」

結衣「ちなつちゃんあのさ・・・」

ちなつ「どうしたんですか?」

あかり「あ!あかり忘れ物したからちょっと教室行ってくる」

ちなつ「珍しいね、あかりちゃんが忘れ物なんて」

あかり「あかりもたまにはうっかりするんだよぉ」

ちなつ「いってらっしゃい、あかりちゃん」

あかり「行ってくるね」タタッ

ちなつ「ごめんなさい、結衣センパイ」

ちなつ「ところで・・・」

結衣「ちなつちゃん・・・私ね」

ちなつ「・・・・」コク

結衣「私・・・好きな人ができたんだ」

ちなつ「・・・・え?」

結衣「それで、ちなつちゃんにはきちんと話とかないといけないと思って・・・」

ちなつ「・・・・」

結衣「それで・・私・・・」

ちなつ「あの・・・それって」

結衣「・・・綾乃なんだ」

ちなつ「・・・・」

結衣「いきなりこんな事言ってちなつちゃんを困らせてるのは分かってる・・・」

結衣「でも私・・・」

ちなつ「・・結衣センパイ」

結衣「・・・・・」

ちなつ「私は結衣センパイが大好きです」

結衣「・・・・」


結衣「・・・ちなつちゃんは私の大事な後輩で、私の大好きな友達・・・」

結衣「ちなつちゃんの気持ちには答えられない」

支援

結衣「けど、これからもちなつちゃんとは一緒にいたい!私はこれからも4人で一緒にいたいんだ」

結衣「・・・ダメかな?」

ちなつ「・・・・・・」

ちなつ「・・・ダメですよ。それじゃ私、結衣センパイの事諦められないじゃないですか・・・」ジワッ

結衣「ちなつちゃん・・・・」

ちなつ「けど・・・結衣センパイの幸せが・・・杉浦先輩と・・・そして、これからもみんなで一緒にいたいなら私は・・・」

ちなつ「私は結衣センパイを応援したいです!」

結衣「ちなつちゃんは・・・ちなつちゃんはそれでいいの?」

結衣「もし・・・私のために自分を騙すなら、私はちなつちゃんのホントの気持ちを知りたい」

ちなつ「結衣センパイ・・・私は結衣センパイを好きになれて幸せでした」

ちなつ「すぐには諦められないですけど・・・いつか・・・また皆で一緒にお泊りしたり、みんなでお出かけしたり・・・」

ちなつ「結局は結衣センパイの幸せは、私の幸せでもあるんです」

ちなつ「私、我儘ですかね?」

結衣「そんなこと・・・ない」

ちなつ「いつかはこんな日が来るんじゃないかって思ってたんです」

ちなつ「それでも、いつかは振り向かせてやる!って、ずっと自分に言い聞かせてたんです」

結衣「・・・・・」

ちなつ「私はこれからも、今よりずっといい女になってやるつもりです」

ちなつ「その時、結衣センパイが後悔しても遅いですからね」

結衣「ちなつちゃん・・・・」

ちなつ「結衣センパイ・・・私、しばらくごらく部をお休みします」

ちなつ「私・・・今のままじゃ素直に結衣センパイを応援できないかもしれないので・・・」

ちなつ「けど、ちゃんと戻ってきます」

ちなつ「私もこれからも結衣センパイと一緒にいたいから・・・」

結衣「ちなつちゃん、それでいいの?」

ちなつ「はい」

結衣「・・・ありがとう」

ちなつ「それでは、私帰ります」ペコ

ちなつ「結衣先輩・・・・大丈夫ですよ!きっと上手くいきます」

ちなつ「自分を信じて下さい」

結衣「・・・・」コク

ちなつ「それでは」ペコ

ガラッ


ちなつ(結衣センパイ・・・幸せになって下さいね)

ちなつ(・・・・)テクテク

ちなつ(泣いちゃダメ・・・)ウル

あかり「ちなつちゃん・・・・」

ちなつ「・・・あかりちゃん?」

あかり「・・・・・」ダキッ

ちなつ「!」

ちなつ「ど・・・どうしたの?」

あかり「ちなつちゃん、頑張ったね」

ちなつ「・・・・」ジワ

ちなつ「あかりちゃん・・・・うう」

ちなつ「うわーん」

あかり「・・・・」ナデナデ

ちなつ「私、結衣センパイが大好きだったの!」

あかり「・・・うん」

ちなつ「ホントに・・・ホントに大好きだったの」

あかり「うん」

ちなつ「なのに・・・」

ちなつ「あかりちゃん・・・」グス

あかり「ちなつちゃん・・・」

あかり「あかり、知ってるよ?ちなつちゃんがどれだけ結衣ちゃんが好きだったか」

ちなつ「・・・・・」

あかり「今は辛いけど、ちなつちゃんが元気になるまであかりが傍にいるからね」

ちなつ「ありがとう・・・あかりちゃん」

~~~~

結衣(結局ちなつちゃんを傷つけてしまったな・・・・)

結衣(京子はどうだろう・・・・)

結衣(誰かを好きになって恋をすることって難しいな・・・)

結衣(明日もう一度京子と話そう・・・)

~~~
~京子宅~

結衣「京子、家に居るかな・・・」

ピンポーン

京子母「はい」

結衣「あ・・・船見です。京子いますか?」

京子母「あら、結衣ちゃん。京子ったら朝早くから出かけちゃったのよ、ごめんなさいね」

結衣「そうですか・・・すみません、また後で京子に連絡してみます」

京子母「京子が帰ったら連絡するように伝えとくわね」

結衣「はい、ありがとうございます」


結衣(どこ行ったんだろ)ハァ

~あかり宅~

京子「休みの日に急に遊びに来て、ごめんなあかり」

あかり「あかり、京子ちゃんが遊びに来てくれて嬉しいよぉ」ニコ

京子「あかりはいい子だな」ナデナデ

あかり「えへへ」

京子「あかり・・・どこか出かけるか?」

あかり「うん!京子ちゃんどこか行きたいとこあるの?」

京子「う~ん・・・特にないし散歩でもするか?」

あかり「うん!行こう!」

京子「・・・・」テクテク

あかり「・・・・」テクテク

京子「・・・・」テクテク

あかり「京子ちゃん?」

京子「・・・・」

あかり「京子ちゃん!」

京子「んあ?どうした?あかり」

あかり「京子ちゃんが変なの」プイ

京子「失礼だな!このお団子娘は」コノコノ

あかり「くすぐったいよ京子ちゃん」アハハ

京子「なぁあかり・・・」

あかり「・・・・」

京子「私ね・・・・」

京子「・・・・・」

あかり「・・・結衣ちゃんのこと?」

京子「!?」

京子「そっか・・・あかりも知ってたのか」

あかり「・・・うん」

京子「私ね・・・・結衣に頑張れって言ってあげれなかったんだ」

あかり「・・・うん」

京子「ホントは結衣に頑張ってほしいのに」

あかり「・・・うん」

4

京子「相手が綾乃だからって訳じゃないんだ・・・ただ・・・」

京子「今みたいに一緒に居られる時間が無くなるのが嫌なんだ」

京子「私、我儘言ってるの分かってる・・・けどね、結衣が居なくなるのが・・・私・・・」

あかり「・・・京子ちゃん」

あかり「結衣ちゃんはずっとあかりたちのリーダーで、あかりたちの親ビンだったよね」

京子「・・・・」

あかり「結衣ちゃんも凄く悩んだと思うの・・・いつだってあかりたちのこと考えてくれてるから」

あかり「いつもあかりたちを守ってくれた結衣ちゃんを今度はあかりたちが結衣ちゃんを支えようよ」

京子「・・・あかり」

あかり「あかりはみんなが大好き」

あかり「京子ちゃん、ちなつちゃん、結衣ちゃん」

あかり「あかりはみんな幸せになって欲しいの」

あかり「多分結衣ちゃんだってそう思ってる」

京子「・・・」

あかり「結衣ちゃんは離れていかないよ」

あかり「だって・・結衣ちゃんだもん」ニコ

京子「そうだな・・・」

京子「あかり、ありがとう」

あかり「京子ちゃんが寂しくなったらいつでもあかりが駆けつけちゃう」

あかり「あかりじゃ物足りないかも知れないけど」ニコ

京子「・・そんなことない!」

京子「そんなことない?」

あかり「んもー!京子ちゃん!」プンスカ

京子「あはは!ありがと・・あかり」

あかり「ふんだ!」

京子「・・・・」

京子「あかり、用事思い出した!」

あかり「うん!行ってらっしゃい」

京子「行ってくる」ダッ

あかり(頑張れ!京子ちゃん)

~~~~~


結衣「・・・・」

結衣「また夕方にでも行ってみよう・・・」

ピンポーン

結衣「はい」

・・・・


結衣「京子か?」

京子「きょうこだよーん」

結衣「・・・入りなよ」


ガチャ

京子「結衣!お腹すいた!」

結衣「いきなりだな・・・」

結衣「カレーでいいか?」

京子「おk」

結衣「温めてくるから適当にくつろいでな」

京子「言われなくとも」

結衣(相変わらず分からん奴だな)クス


結衣「はい」コト

京子「おお!いただきます」

京子「うめえ!」パクパク

結衣「ありがと」フフ

~~~

京子「ごちそうさま」

結衣「・・・・」

京子「・・・・」

結京「あのさ!」

京子「結衣から言いなよ」

結衣「そっちこそ言いたいことあるんじゃないのか?」

京子「・・・うん」

京子「結衣・・・ごめんね」

結衣「・・・京子?」

京子「私・・・結衣が・・・」ジワ

結衣「・・分かってるよ」

結衣「私はこれからも京子のそばにいるからな」

京子「...ダメだよ」

結衣「.....」

京子「綾乃が好きなんでしょ?」

京子「だったらちゃんとしなきゃ」

結衣「でも」

京子「分かってる、結衣の言いたいことや考えてること私分かる」

京子「綾乃は寂しがり屋で、照れ屋で、臆病なんだから、あまり心配かけちゃだめだよ」

京子「私なら大丈夫!いつまでも守ってもらってばかりじゃないから」

京子「結衣がちゃんと綾乃に気持ち伝えたら、ごらく部でお泊まり会しような」ニコ

結衣「ありがとう...京子」

しえん

結衣「私、頑張るよ!」

結衣「そこまで言ってもらって何だけど、あまり自信ないけどな」アハハ

京子「結衣なら大丈夫だよ」

京子「なんたって結衣だもん」

結衣「...なんだそれ?」

結衣「でも、ありがと...おかげで勇気でたよ」

京子「頑張れ!結衣...」

~千歳宅~

千歳「なぁ綾乃ちゃん、最近なんかいいことあったん?」

綾乃「突然どうしたのよ?」

千歳「ん~なんでもあらへんけどな」

綾乃「なによそれ」クス

すげえいいな

千歳「そういやこの前、船見さんとクレープ食べたん?」

綾乃「ええ、とっても美味しかったわ」

千歳「綾乃ちゃんが寄り道なんて珍しいこともあるんやね」クス

綾乃「べ...別に珍しくなんて...ただ、誘われたから付き合っただけよ」

千歳「変なとこで素直じゃないんやから」

千歳「なぁ綾乃ちゃん」

さるくらったのでこっから気合いでスマホでのっけていく

しえんしえん

綾乃「ん?」

千歳「綾乃ちゃんは誰が好きなん?」

綾乃「な.....!」

綾乃「......」

綾乃「正直...私にも分からないの...」

千歳「....」

綾乃「ホントの事言うとね...歳納京子とはずっと、仲良くなりたかったの」

綾乃「歳納京子に素直になりたかった」

綾乃「ただそれだけなのか、ホントは....」

千歳「船見さんは?」

綾乃「船見さんは...千歳と同じ私の大切な友達」

綾乃「けど...船見さんといるとね、何だか今までにない何かを感じるの」

綾乃「.....」

千歳「....綾乃ちゃん?」

綾乃「....」

千歳「綾乃ちゃんなら、ちゃんと答え見つかるよ」

綾乃「...ありがと、千歳」

4

~~~~

結衣宅

結衣「ん...もう朝か..」

結衣「昨日はあまり寝れなかったな」

ピンポーン

京子「結衣!一緒に学校行こ」

結衣「京子か?ってまだ学校まで一時間もあるじゃん」

京子「うん、たまにはいいじゃん」

結衣「全く...ちょっと待ってて」

a

京子「はい」つチケット

結衣「遊園地のチケットじゃないか」

京子「うん・・・お母さんに貰ったの」

結衣「どうして私に?」

京子「綾乃と行ってきなよ」

京子「それで、ちゃんと自分の気持ち確かめなよ」

結衣「・・・・分かった」

結衣「ありがと、京子」

京子「・・・うん」

しえ

~~~~

-昼休み-

結衣「綾乃、ちょっといい?」

綾乃「どうしたの?」

結衣「遊園地・・・チケット貰ったんだ、一緒に行こうよ」

綾乃「と・・・突然ね・・」

結衣「ダメだった?」

綾乃「いいわ、行きましょ」ニコ

結衣「じゃ日曜日に、時間はまた連絡するね」

綾乃「ええ、楽しみね」


~~~~

-日曜日-

綾乃「お待たせ」

結衣「私も今来たとこ」

結衣「それじゃ行こう」

綾乃「ええ、楽しみだわ」

~なもり村~

綾乃「遊園地なんて久しぶり」

結衣「私もだよ、綾乃何から乗る?」

綾乃「私、高いところとか苦手だからできれば・・・」

結衣「ふふ・・・綾乃って怖がりなんだ」

綾乃「な・・違うわよ!分かったわ・・・あれに乗りましょ」

結衣「うわー・・・かなり高いぞ」

結衣「綾乃・・・大丈夫なの?」

綾乃「ふん・・ホントは船見さんが怖いんじゃないの?」

結衣「私は大丈夫さ。さあ行こ」ガシ

綾乃「ま・・待って・・」





綾乃「・・・・うえ」フラフラ

結衣「無理するから」

結衣「はい水」スッ

綾乃「・・・ありがと」グビ

結衣「こりゃしばらくは無理だな」

綾乃「ふふ・・・これくらい」フラ

結衣「ダメだって!しばらく休憩な」

綾乃「・・・・はい」ボソ

結衣「・・・・・」

綾乃「・・・・・」

綾乃「船見さん、私は気にしなくていいから何か好きなの乗ってきたら?」

結衣「・・いいよ」

綾乃「そんなわけには・・・」

結衣「私は綾乃と居たいんだ」

綾乃「・・ふえ?」

結衣「だからさ、綾乃の気分が戻るまで傍にいるよ」

綾乃「ありがと///」

~~~~

綾乃「もう夕方ね、ごめんなさい、船見さん」

結衣「大丈夫。綾乃とたくさん喋れて楽しかったよ」

綾乃「でも・・・あまり乗り物に乗れなかったわ」

結衣「そうだね、誰のせいだろ?」ジ

綾乃「・・・ごめんなさい」シュン

結衣「なんてね」クス

綾乃「ひどいわ!この私をからかうなんて船見さんも随分と・・」

結衣「綾乃!」

綾乃「へ?」

結衣「あのさ・・・綾乃は京子のこと好きか?」

綾乃「な・・・なんで・・歳納京子が・・・」

結衣「私は綾乃がずっと京子の事好きだと思ってた」

綾乃「・・・船見さん?」

結衣「・・・・」

結衣「綾乃・・好きだ!」

綾乃「・・・え?」

結衣「上手く言えないけど・・・」

結衣「けど、綾乃と一緒にいると凄く楽しい・・」

結衣「綾乃がいると私は幸せなんだ」

綾乃「・・・ありがとう、船見さん」

綾乃「あなたの気持ち、ちゃんと伝わったわ」

綾乃「・・・歳納京子は私の中で不思議な存在なの」

綾乃「好きか嫌いかなんてものは私にも分からない」

綾乃「ただ・・・仲良くなりたかった」

綾乃「一緒に遊んでくれるって言う事もできない相手なの」

結衣「・・・綾乃」

俺ガイルかとおもた

さる

綾乃「私もね...最近、船見さんの事考えるの」

綾乃「船見さんはいつも私を楽しませてくれる」

綾乃「私と冗談を交わせる相手...」

綾乃「大事な私の友達」

結衣「.....」

こんだけ長いなら速報でやっても良かったような
支援

綾乃「私はずっと歳納京子を追っかけて、全然追いつけず」

綾乃「それでも理由をつけて、歳納京子を追っかけてたの」

綾乃「変な奴よね」クス

結衣「....」

綾乃「船見さん...返事は1日待ってもらえるかしら?」

結衣「...綾乃」

綾乃「船見さんに返事する前に、ちゃんと自分自信にケジメつけたいの」

結衣「分かった、明日待ってる」

綾乃「ありがと」




~~~
~昼休み~

綾乃「歳納京子少しいいかしら?」

京子「どしたの?」

綾乃「いいから、ちょっと来て!」

ー生徒会室ー

綾乃「そこ座ってて、お茶でもいれるから」

京子「うん」

~~

綾乃「はい」ス

綾乃「.....」

綾乃「...昨日船見さんに告白されたの」

京子「...うん」

綾乃「それでね、私...船見さんと付き合ってみようと思う」

京子「...それで、何で私に?」

綾乃「私...あなたに言いたいことがあるの」

綾乃「....」

綾乃「ずっと、素直になれなかったの」

綾乃「あなたと仲良くしたい..」

綾乃「いつもガミガミ言ったり、ツンツンした態度取っちゃうけど」

綾乃「一緒に遊びたいって一言が言えなかった」

京子「...綾乃、私は綾乃と仲良くできてると思ってたけど?」

綾乃「そうじゃなくて...」

綾乃「私にもいろいろあるのよ...」

京子「綾乃ってホント変な子だよね」クス

JDおっぱいうp

今から読む

京子「仲良くするのに言葉なんていらないじゃん」

京子「綾乃は真面目すぎるんだよ」

綾乃「あんたは適当すぎるのよ」

京子「綾乃...結衣をよろしくね」

綾乃「ありがと...歳納京子」

京子「京子でいいよ」

京子「これからも仲良くしてくれるんでしょ?」

京子「だったら名前で呼んで」

綾乃「うん!...京子」

京子「へへ」





~放課後~

京子「結衣、綾乃が校舎裏で待っててって言ってたよ」

結衣「綾乃が?分かった」

京子「ゆいー」

結衣「なんだ?」

京子「がんば」b

結衣「ああ、行ってくるよ」

~~~

結衣「綾乃、待った?」

綾乃「そんな事ないわ、それよりこんな所でごめんなさい」

結衣「んん、いいよ」

綾乃「船見さん...昨日の事だけども」

結衣「....」

綾乃「私もね、船見さんの事が好き」

結衣「・・・ほんと?」

綾乃「うん・・・あなたが好き」

綾乃「ずっと一緒にいたい」

結衣「私も・・・」

結衣「綾乃、愛してる」ギュ

綾乃「・・・うん///」

結衣「綾乃、よろしくね」

綾乃「こちらこそ」

結衣「私、全然自信なかったんだ・・・」

綾乃「どうして?」

結衣「綾乃は女の子らしいし、私は結構がさつだしさ・・・」

結衣「それに綾乃は・・・」

綾乃「船見さん、それ以上は」メッ

結衣「綾乃?」

綾乃「私はあなただから好きになったの」

綾乃「それ以上理由が必要?」

結衣「・・・そうだな、私も綾乃だからだ」

綾乃「ふふ、そうよ」

結衣「よし!」

結衣「それじゃ私ごらく部行ってくる」

綾乃「行ってらっしゃい」ニコ




~ごらく部~

京子「あかりーちなつちゃんは?」

あかり「ちなつちゃんなら・・・」

ガラ

ちなつ「・・・・」

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ「・・・うん」

ちなつ「やっぱり、いつまでもウジウジしてられないもの!」

京子「?」

ちなつ「結衣先輩は?」

あかり「結衣ちゃんなら・・」

京子「もうすぐ来るんじゃないかな」

ガラ

京子「ほら来た」

結衣「・・・ちなつちゃん?」

ちなつ「結衣先輩・・・」

京子「ゆいー上手くいったのか?」

あかり「ちょ!京子ちゃん」アセアセ

ちなつ「ふふ、ありがと・・・あかりちゃん」

ちなつ「結衣先輩、おめでとうございます」ペコ

結衣「ありがと、ちなつちゃん」

ちなつ「私なら大丈夫です」

ちなつ「あかりちゃんがしばらく私のペットになってくれるので」

あかり「!?」

京子「ずるいぞちなつちゃん!ペットなら私が・・・」

ちなつ「嘘ですよ」

あかり「・・・」ホッ

ちなつ「結衣先輩、今度みんなでお泊り会したいです」

結衣「うん、いつでもおいで」

京子「よし!今から行くぞ」

結衣「ほんとお前だけは・・」

京子「そうと決まればさっそくお菓子を買いに行くぞ!」

ちなつ「今日は寝かせませんよ!京子先輩」

京子「ちなつちゃんたら・・・だ・い・た・ん///」

ちなつ「バカ言ってないで行きますよ」

京子「あん、ちなつちゃーん」

あかり「二人ともまってよー!」

あかり「結衣ちゃんも行こ」ニコ

結衣「あかり・・ありがとな」ボソ

あかり「?」

結衣「ううん、なんでもない」ナデナデ

あかり「えへへ」

結衣「ほら行くぞ」


おわり

追い付いたら乙でした

乙乙

おつ

乙!

乙!

乙でした!

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