シンジ「綾波へのメールを間違えてアスカに送った」(260)

シンジ「よかったら今度の土曜日、一緒に映画でも見に行きませんか、っと」カチカチ

シンジ「二人並んで映画を見て、て、手なんか繋いだりして・・・へへ」

シンジ「映画が終わったら一緒に料理を作ったりしたいな、なんて」カチカチ

シンジ「これで部屋に二人っきりに・・・」

シンジ「・・・・・・送信」チャラーン



シンジ「よし・・・綾波の予定が空いてるといいk」

ドガシャーン!

シンジ「っ!?」ビクッ

シンジ「アスカの部屋から・・・?なに騒いでるんだろあのドイツ人。いや国籍はアメリカなんだっけ」

シンジ「はぁ・・・もうちょっと日本文化を理解して欲しいよ」

チャラーン

シンジ「っ!」カチッ

From:アスカ
Re:今度の土曜日
べつにいいけど

シンジ「・・・・・・あれ?」カチカチ

To:アスカ

シンジ「・・・・・・」

シンジ「・・・間違え・・・た・・・」

シンジ「どうしよう・・・正直に間違えたって言うしか・・・うーんでも怒りそうだし」


10分後

シンジ「どうしよう・・・」

ガラッ
アスカ「・・・」

シンジ「あ、アスカ!?どうしたの」

アスカ「人がオッケーって言ってあげたのになんでメール返さないわけ!?」

シンジ「い、いやそのことなんだけど」

アスカ「で?」

シンジ「実はあの、言いにくいことなんだけど」

アスカ「ごちゃごちゃうるさいわね!待ち合わせは何時なの!?場所は!?」

シンジ「ごめん!実は綾波に送ろうとしたメールを間違えてアスカに送っちゃったんだ!」

シンジ「だから今回のことはなかったことに」

アスカ「・・・・・・」

シンジ「ほんとにごめん。でもアスカだって僕と映画なんて嫌でしょ?」

アスカ「・・・・・・」

バタン

シンジ「殴られるかと思ったけど、よかったあんまり気にしてないみたいで。メールじゃなくて今度は電話しよう!」

プルルルル

シンジ「あ、綾波?今度の土曜日なんだけどさ」



終わり

アスカ…アスカ可哀想すぎる

めんどくさくなったのか

しかし考えてみろこの手は使えるぞ
意中の相手を誘ってダメだったら間違いって事にすれば良いんだからな

>>66
断られた時にモロバレします

綾波「その日は碇指令と訓練があるから行けない。二号機パイロットと行くといいわ」
シンジ「」

続き

シンジ「い、いやそのことなんだけどさ.....」

アスカ「どうせ一緒の家住んでんだし待ち合わせはいいわよね。お昼は混むし朝でいいわよね。10時開演の映画見て終わったあとお昼ご飯食べて、適当に私の買い物に付き合いなさい。で、どっかでお茶でもしていい時間になったら晩御飯でも食べましょ。
しっかり考えてやったんだから感謝しなさい!レディに考えさせるなんて最低ね馬鹿シンジ!///」バタン

シンジ「う、うわぁ....オワタ\(^o^)/」



書きてえ

じゃあ>>78に頼もう

すまん後は>>84に任せた

落とせよ

>>96
いやいやあなたがどうぞ

続き

シンジ「じ・・じゃあ今度の土曜日の朝8時に公園の噴水前で待ち合わせで…」

アスカ「わかったわよ!私が行ってあげるのに遅れたら承知しないからね!」

当日…

アスカ「…遅い!何やってるのかしらバカシンジ!」

タッタッタッタ

シンジ「ごめーん!待った?」


続き頼む

アスカ「何時行くのよ」

シンジ「あ・・えっと・・お昼から」

~略~

アスカ キャッキャ

シンジ「はしゃぎ過ぎだよ(あれ、可愛い・・・)」

~略~

シンジ「あー終電無くなっちゃったよ。アスカが遊び過ぎるからー」

アスカ「じゃぁあそこのホテルに泊まればいいじゃない」

シンジ「えっ・・あそこって・・・いや・・」

~略~

チャペル

同じ家に住んでるのはもちろん知ってるけど、>>84の文見てて「朝に待ち合わせでいいわよね」って言ってると勘違いしてた
償いとして続きを少しだけ

続き

アスカ「なんで遅れてるのよ!遅れるなって言ったじゃない!」

シンジ「アスカだって同じ家に住んでるんだから起こしてくれればいいじゃないか!」

アスカ「なんで私がそんなことしなきゃいけないのよバカシンジ!」

シンジ「ところでアスカは何時にここに着いたの?」

アスカ「えっ…8時ちょうどだけど…」

アスカ(言えない…昨日眠れなくて早くに支度して7時前に来てたなんて言えない)

シンジ「そっか。じゃあ遅刻したお詫びになにかおごるから早く行こうよ」



スレが落ちない限り続き頼む


物書きじゃないんですまぬ
物書きさん続き頼む

シンジ「いやそれにしても最近の巨人は同じようなせんしゅしかそだたねーよな」

アスカ「そうね。さらに若手はブレイクしても次の年は殆ど使えなくなるときてる。」

シンジ「主力もピークを過ぎてきてるしまた補強に頼らざるをえないのかな…」

アスカ「出来れば生え抜きチームが気持ちいいんけど現在補強に積極的でないチームは日ハム以外弱っちいのよね」

シンジ「日ハムはドラフトの引きがいいからね。ダルに中田に斉藤、さらに外国人が当たりまくるときてる。」

アスカ「だね。巨人なんてクロマティ以来外国人が外れまくってるからね…。スカウト代えろっての」

スカウト「」

シンジ「ホントにどうしよう....アスカ行く気満々だ。でもはっきり言わないと後で大変なことになるよなぁ....」

ブーブーブー

シンジ「あ、メールだ。アスカからかよ..................
『ご飯は何食べたいのよ馬鹿シンジ』
はぁ....もうなんでもいいよ。返すのめんどくさい。」

アスカ「ウフフ!すっごい楽しみじゃない!」ルンルン

ブーブーブー

シンジ「またメールだ....あ、綾波!?!?」

綾波『今度の土曜日に映画でも行きませんか?』

シンジ「行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きます行きますっと」ポチポチ

シンジ「そーしん!!いやぁまさかこうなるとは!誘おうと思ったらこれだ!楽しみー」ルンルン

ガラッ

アスカ「馬鹿シンジ!!!メールくらい返しなさいよ!!!」

シンジ「あっっっっ!!!!!!!!忘れてたああああああああああああああ!!!!!!!!!」

シンジ「(ヤバい....非常事態宣言だ.....)」

アスカ「何食べたいのよ!」

シンジ「あ、あのそのことなんだけど」

アスカ「なによ。あっ私の食べたいものは気にしないでいいわよ。今回は馬鹿シンジに付き合ってあげるわ。感謝しなさい!じゃ、ちゃんと考えておくのよ!日本人ってホントに優柔不断なんだから!」バタン

シンジ「もう終わった.....」

綾波「よかったら今度の土曜日、一緒に映画でも見に行きませんか、っと」カチカチ

綾波「二人並んで映画を見て、て、手なんか繋いだりして・・・へへ」

綾波「映画が終わったら一緒に料理を作ったりしたいな、なんて」カチカチ

綾波「これで部屋に二人っきりに・・・」

綾波「・・・・・・送信」チャラーン



綾波「よし・・・碇君の予定が空いてるといいk」

チャラーン

綾波「っ!」カチッ

From:アスカ
Re:今度の土曜日
べつにいいけど

>>41
シンジ「一緒に・・・・・・(略)」

綾波「ごめんなさい。その日は検査があるの・・・」

シンジ「そうなんだ・・・。いや、気にしないで良いよ」

シンジ「・・・そ、そういえばさっきアスカにさ!(略)」

綾波「・・・そう。碇君は、二号機パイロットと行くべき」

シンジ「で、でも僕は・・・」

綾波「行くべき」

シンジ「はい・・・」

>>25

シンジ「一緒に住んでるんだから待ち合わせなんて、いやそうじゃなくて」

アスカ「せっかくデーっごほん、出かけるんだから待ち合わせしたほうが雰囲気出るでしょ」

シンジ「確かにそうかもしれないけど、でも」

アスカ「あーもういらいらする。駅前に15時、いいわね?」

シンジ「だから、僕の話を」

アスカ「い・い・わ・ね!」

シンジ「えっ・・・うん」

アスカ「まったく男のくせに・・・そもそも土曜とか、もっと前持っていいなさいよ」スタスタ

シンジ「ごめん」


シンジ「・・・・・・どうしよう・・・」

シンジ「確かに・・・ちょっと悪いことをしちゃったかも・・・」

シンジ「アスカも、僕に気を使ってOKしてくれたんだろうし・・・」

~ アスカの部屋 ~

コンコン

シンジ「アスカ・・・? いる?(静かだけど、居ないのかな)」

コンコン

アスカ「・・・・・・何よ」

シンジ「なんだ、居るなら返事してよ・・・入って良い?」

ガラガラ

アスカ「ちょっと! まだ入って良いなんて言ってないじゃない!」

シンジ「あれ・・・? アスカ、目が赤い・・・?」

アスカ「・・・だから?」

シンジ「・・・(黙ってれば可愛いのに)」

アスカ「ちょっと! 何笑ってるのよバカシンジ!」

シンジ「ご、ごめん・・・僕笑ってた・・・?」

ああなんかタイミング悪かったみたいだ失礼。いつまでも残ってるのあれだからきっちりオチつけたかったけどいいや

アスカ「笑ってたわよ、気味悪い・・・」

シンジ「ごめん・・・土曜日、やっぱり一緒にどうかな・・・」

アスカ「はぁ!? あ、アンタはお人形さんとデートするんでしょ!?」

シンジ「綾波は用事があるみたいで・・・」

アスカ「で・・・・・・? 私はその代わりってワケ?」ギロリ

シンジ「・・・・・・ごめん、嫌なら良いんだ」

アスカ「・・・・・・」イライラ

シンジ「・・・・・・」

アスカ「良いわよ・・・行ってあげるわ。フラれたアンタが可哀想だし」

シンジ「うん・・・・・・笑ってる・・・?」

アスカ「笑ってないわよ! バカじゃないの! ホントバカ!」

シンジ「そ、それじゃあ、土曜日は昼から映画ってことで・・・」

アスカ「そうね・・・楽しみにしてるわ・・・」

シンジ「う、うん・・・・・・え? 何か言った?」

アスカ「楽しみにしてるって言ったのよ! バカシンジッ!」   完

~ デート当日、AM07:00 ~

ガラガラ

アスカ「映画行くわよ!」

シンジ「」ビクッ

アスカ「まだ寝てるわけ? 日本人って時間に正確なのが美徳の一つでしょ!?」

シンジ「あぅ・・・・・・い、今何時・・・?」

アスカ「七時」

シンジ「しっ、七時!? 夜の!?」ガバッ

シンジ「・・・あれ? え、映画って昼から行くんじゃ・・・」

アスカ「・・・・・・やっぱり考え直したのよ、昼は混むだろうし、早めに行くの。分かった?」

シンジ「うん・・・(眠い・・・)」

~ 第三新東京繁華街 ~

シンジ「ふわぁ~・・・・・・」

アスカ「何でっかい欠伸してるのよ!」バシッ

シンジ「痛いよっ!」

アスカ「デート中に欠伸なんて信じらんない、普通はそこで『はいさよなら』よ」

シンジ「だ、だから謝ったじゃないか・・・・・・(ん? デート・・・?)」

アスカ「あれ観るわよ!」

シンジ「あ、もう観たいの決まってたんだ。どれ?」

アスカ「あのさ・・・アンタがバカなのは知ってるけど、観たい映画くらい決めて誘うもんじゃないの?」

シンジ「(何か今日のアスカはいつもよりピリピリしてる・・・)」

シンジ「ぼ、僕もあれが観たいと思ってたよ!」

アスカ「まあいいけど・・・アンタ完全にノープランじゃないでしょうね・・・」

シンジ「そんなことは・・・・・・、あれ? ホラー?」

アスカ「定番でしょ?」

~ 上映中 ~

アスカ「・・・・・・」チラチラ

シンジ「ニゲチャダメダ・・・ニゲチャダメダ・・・ニゲチャ・・・」ブルブル

ドドーン

アスカ「キャー・・・コワーイ・・・   シンジ「ぎゃああああああああ!」

アスカ「」

シンジ「あわわわわ・・・!」

アスカ「・・・(何でこいつの方がビビって抱きついてくるわけ?)」

シンジ「あぁっ・・・! あ、アスカ・・・僕ちょっとトイレに・・・」

アスカ「ダメ。それと静かにしてなさいよ、他の人に迷惑でしょ」

ガシッ

シンジ「むぐぅううう!」

アスカ「・・・・・・」

シンジ「むー! むぅうう!」

アスカ「・・・・・・・・・」

~ 上映終了 ~

シンジ「・・・首が痛い」

アスカ「何よ、ちょっと抑えてただけじゃない。だらしないわね・・・」

シンジ「アスカが上映中ずっとヘッドロックしてたからだろ!?」

アスカ「それが?」ギロッ

シンジ「ちょっと・・・飲み物買ってきます・・・」

アスカ「そ、私はオレンジね」

シンジ「うん」

アスカ「・・・その手は何?」

シンジ「えっ? あの、お金・・・」

アスカ「あんたバカァ? こういう時は黙って奢るものなの!」

シンジ「はい! 今すぐ買ってきますぅ!」ダダッ

アスカ「はぁ・・・・・・、私・・・何期待してたんだろ・・・」ストンッ

DQN「おっ、可愛い子いるじゃん」

DQN2「ねぇねぇ、君一人?」

アスカ「面倒臭い・・・」

DQN「あ? 何か調子のってねぇ?」

シンジ「あ、あの・・・オレンジ・・・」

DQN2「プッ・・・これカレシ? こんな冴えないモヤシより、俺たちと遊ぼうぜ」

シンジ「・・・・・・」

DQN「何だよ、何ガンつけてんだコラ」

アスカ「シンジ・・・ほっときなさいよ、そんな奴ら・・・」

シンジ「あ、アスカに手を出すな・・・」

DQN2「うぜぇな・・・彼女の前だからって粋がっちゃって・・・」ドンッ

グシャ

シンジ「ジュースが・・・」

アスカ「・・・また、買ってきなさいよ。ただし、あんた達が」

ゴスッ

DQN「オウフッ!」トホホ

DQN2「アベシッ!」ヤッパリネ

シンジ「・・・(女の子に守られる僕って一体)」

~ お昼 喫茶店 ~

アスカ「・・・・・・」

シンジ「・・・(あれからずっと無言で気まずい。帰りたい)」

アスカ「・・・ちょっとだけ・・・格好良かったわよ」

シンジ「う、うん・・・・・・ごめん、良く聞こえない・・・」

アスカ「・・・・・・もしかして、わざとやってない?」

シンジ「何が・・・・・・?」

アスカ「・・・」ジー

シンジ「・・・(不良に睨まれるのよりたちが悪いよ・・・)」

アスカ「バーカ・・・・・・お昼食べたら、買い物に付き合いなさいよね!」

シンジ「う、うん」

アスカ「だから、何笑ってるのよ!」

シンジ「えぇっ!? アスカが先に笑ったからじゃないか!」

アスカ「笑ってない!」

シンジ「笑ってたよ!」

アスカ「笑って・・・・・・」

シンジ「・・・(周りのお客さんが凄い見てる・・・)」

アスカ「・・・さっさとご飯食べちゃいましょ」

~ アクセサリーショップ ~

アスカ「なぁんか、どれもイマイチよねぇ・・・」

シンジ「そうかな、僕は可愛いと思うけど」

アスカ「・・・どれ?」

シンジ「えっと・・・これ、とか・・・(うわ、こんな小さい指輪で五万!?)」

アスカ「じゃあコレ」

シンジ「えっ?」

アスカ「コレ」

シンジ「・・・・・・(買えってことなのかな)」

アスカ「」ジー

シンジ「ちょ、ちょっと待って・・・」

ピラ

シンジ「・・・(もう二万円しか入ってない・・・)」

アスカ「・・・」

シンジ「あの・・・やっぱり、こっちも可愛いよ?」

~ お買い上げ ~

シンジ「・・・(財布が空だ・・・)」

アスカ「バカシンジのチョイスにしてはまぁまぁね」

シンジ「はぁ・・・(ミサトさんにお願いして、もう少し貰わないとジュースも買えないよ)」

アスカ「・・・何ゲッソリしてんのよ。次、どこ行く?」

シンジ「ご、ごめん・・・さっきので、全部使っちゃった」

アスカ「はぁっ!? 何考えてるわけ!?」

シンジ「で、でもほら・・・もう夕方だし、そろそろ帰ろう?」

アスカ「うーん・・・ま、それもそうね」

シンジ「ほっ・・・(何だか聞き分けが良くて助かった・・・)」

アスカ「帰って一緒に、料理しないといけないし・・・」

シンジ「あ・・・それもやるんだ・・・?」

アスカ「・・・・・・」ギロッ

シンジ「何がいいかな!? 寒いし、鍋とか!?」

アスカ「鍋ねぇ・・・ま、良いケド・・・」

アスカ「ね、ねぇ・・・今日、楽しかった?」

シンジ「・・・・・・」

アスカ「・・・何よその目は、何か言いたいことあるわけ!?」

シンジ「ご、ごめん・・・アスカが、そんなこと言うなんて思わなくて」

アスカ「別に普通じゃない、楽しいかどうか聞いただけでしょ?」

シンジ「そうかな? 普段のアスカなら、自分が楽しかったとか、楽しくないとか……」

シンジ「そういうことばっかり、言ってると思うけど」

アスカ「・・・アンタ、私の評論家にでもなったつもり?」

シンジ「ゴメン・・・」

アスカ「私は・・・ソコソコ楽しかったわよ・・・」

シンジ「・・・僕は大変だったな」

アスカ「・・・・・・あっそ」

シンジ「でも、楽しかったよ。アスカの色んな顔も見れたし」

アスカ「あ・・・・・・・・そう・・・」

シンジ「・・・(何だか今日のアスカ・・・)」

アスカ「ね、ねぇ・・・・・・待って・・・」グイッ

シンジ「な・・・何? 服引っ張らないでよ・・・」

アスカ「細かいこと気にしないでよ! 女々しいわね!」

シンジ「ごっ、ごめん・・・」

アスカ「あの・・・・・・」

シンジ「・・・うん」

アスカ「買ってくれた指輪・・・付けてよ・・・」

シンジ「えっ? 今?」

アスカ「今!」

シンジ「分かったよ・・・・・・あれ? これ、結構開けるの面倒だな・・・」

ガサガサ パカッ

アスカ「は、早くしなさいよ・・・」

シンジ「うん・・・(何だろ、凄くドキドキする・・・)」スルリ

アスカ「こっち・・・・・・、ちょっとゆるいかも・・・」

アスカは右手の薬指に、ほとんど何の装飾もない指輪をはめてもらうとそっと左手で触れ
夕日にそれをかざすと、眩しそうに目を細めた

シンジ「・・・・・・」ドキドキ

アスカ「さっ、帰るわよ・・・・・・せっかくだから、手をつないであげても・・・」

ピロリロリン

アスカ「ん・・・? ミサトからメール・・・」

『3号機の実験日決まったわよ♪よろしくね★ミ』

アスカ「ふーん・・・」

シンジ「僕にもメールだ・・・」

アスカ「エヴァに乗れるなら、私は何だって良いのよ・・・」

シンジ「実験・・・頑張ってね」

アスカ「ふんっ・・・帰るわよ、バカシンジ」ギュ

シンジ「わわっ、待ってよ・・・アスカ・・・!(アスカの手、こんなに柔らかかったんだ・・・)」

~ 料理中 ~

シンジ「アスカッ! 火止めてっ!」

アスカ「えっ!? ちょっと・・・!」

シンジ「違うよ、それは短冊切りで・・・」

アスカ「短冊? 短冊って何よ!」

シンジ「アスカ!? アスカ! それ塩だよ! 砂糖じゃない!」

アスカ「何!? そんな、いっぺんに言われてもわかんな・・・きゃっ!」

シンジ「・・・動かないで! 絆創膏もってくるから!」

アスカ「う、うん・・・」

ミサト「仲良きことは、よきかなよきかなっ・・・・・・シンちゃーん、ビールぅ!」

シンジ「ちょっ! ちょっと待ってくださいよぉ!」

~ 料理終了 ~

アスカ「はぁ・・・・・・」ゲッソリ

シンジ「ご、ごめんアスカ・・・アスカが料理初めてなんて、知らなくて・・・」

アスカ「良いわよ別に・・・」モグモグ

ミサト「・・・・・・」モグモグ

シンジ「指、大丈夫だった?」

アスカ「大丈夫よ。誰かさんの適切な処置のおかげで、もう痛くないし」

シンジ「まだちょっと血が出てるね、後で代えてあげるよ」

アスカ「バカ・・・別にそれくらい、自分でやれるわ」

ミサト「・・・・・・」モグモグ

シンジ「張り替える前に綺麗に洗わないとダメだよ」

アスカ「分かってるってば! うるさいわねっ!」

ミサト「・・・・・・」パクパクモグモグ

シンジ「あっ、ミサトさんお代わりですよね」ガタッ

ミサト「えっ? ええ、お願いするわ・・・」

アスカ「・・・・・・」モグモグ

ミサト「今日のデートは、大成功みたいね・・・?」ボソッ

アスカ「でっ!? デートじゃないわよ! ただ一緒に映画観て買い物しただけ!」カァ

ミサト「へぇーそう? ふぅーん・・・ま、イイケド・・・」ニコニコ

~ 起動実験当日 ~

プルルル ピッ

ミサト『なぁに、アスカ?』

アスカ「別に・・・用ってほどのことじゃないんだけれど・・・」

ミサト『ええ』

アスカ「指輪・・・見なかった・・・?」

ミサト『指輪って・・・シンちゃんに買ってもらった?』

アスカ「そ、そうよ。それ・・・ちょっと緩いから、抜けないか心配だったんだけど・・・不覚だわ」

ミサト『分かったわ。全員に通達しておくから』

アスカ「え・・・? いや、そんなに大げさにしなくても・・・」

ミサト『大事なものなんでしょう? 大丈夫、きっと見つかるわ』

アスカ「うん・・・・・・それじゃ、行って来るわね・・・」

~ ミサト宅 ~

シンジ「あれ? 玄関に指輪が落ちてる・・・これ、僕が買ってあげた・・・」

シンジ「アスカ・・・・・・?」

『A10神経回路反転!』
『電源落とし――』『3号機内部から熱源反応!』
『エントリープラグ強制――』『ダメです!信号拒絶――』

ドォーーーーーン

~ シンジ待機中 ~

シンジ「使途・・・使途が出たって・・・こんな時に・・・」

ゲンドウ『余計な事は考えなくて良い』

シンジ「アスカ・・・アスカと、ミサトさんは・・・無事なんですか・・・」

ゲンドウ『調査中だ』

シンジ「・・・・・・あ、あれ・・・あれが・・・?」

ゲンドウ「エントリープラグ強制排出」

マヤ「ダメです!信号拒絶!・・・・・・マギの解析・・・新しいパターン・・・出ました・・・」

ゲンドウ「現時刻を持って対象を使途とする」

ゲンドウ『聞いていたか、シンジ。倒せ』

シンジ「使途・・・・・・? だって、あれはエヴァじゃないか・・・」

ゲンドウ『使途だ。倒すべき我々の敵だ』

シンジ「エントリー・・・プラグ・・・?」

シンジ「父さん・・・・・・あれに、アスカが乗っているんじゃ・・・」

ゲンドウ『関係ない』

シンジ「関係無い!? 関係無いって何だよ! アスカ! アスカが乗ってるんだろ!?」

ゲンドウ「・・・ダミーシステムは?」

マヤ「まだ調整中です・・・とても使えるような状態では・・・」

ゲンドウ「搭載はされているはずだ」

マヤ「・・・はい」

シンジ「アスカ・・・アスカっ!」

ドォン

シンジ「やめて・・・くれっ! アスカぁ・・・!」

ゲンドウ『どうした。早く戦え』

シンジ「無理・・・だよ・・・・・・アスカが乗っているんだ・・・!」

ゲンドウ『やらなければお前が死ぬぞ』

ギリギリ バキッ

シンジ「良いよっ・・・アスカを殺すくらいなら・・・死んだって良い・・・」

ゲンドウ『お前がやらなければ、3号機のパイロットも死ぬ』

シンジ「とう・・・さん・・・っ?」

ギチギチ

マヤ「・・・!? 初号機に精神汚染っ! パイロットが危険です!」

冬月「いかんな・・・・・・パイロットとの神経接続を半分にカットしろ」

ゲンドウ「必要ない」

冬月「しかし・・・・・・」

ゲンドウ「・・・・・・」

シンジ「くそっ・・・くそっ! アスカっ! 指輪を、忘れるなよっ! アスカっ!」

3号機「・・・・・・」シーン

シンジ「動きが・・・・・・? あぁああああああ! アスカっ! アスカ! アスカ!」

マヤ「エントリープラグを・・・素手で・・・・・・?」

冬月「碇・・・・・・お前・・・」

ゲンドウ「後は任せる」

い~つまでも~ かえることなく~ と~もだちで~いよう~

グシャ グシャ グシャ

シンジ「よくもアスカをっ・・・アスカぉおおおおおっ!」

きょ~のひは~ さよう~なら~ ま~た~ あう~ひまで~

シンジ「はぁ・・・はぁ・・・」

マヤ「うっ・・・」ゲロッ

青葉「使途・・・沈黙・・・」

冬月「3号機のエントリープラグを回収・・・」

シンジ「はぁっ・・・はぁ・・・はぁっ・・・!」

シンジ「・・・・・・はぁ・・・あ、アスカ・・・」ゴトン

プシュー

マヤ「・・・? シンジ君!? ダメよ! プラグが無事でも・・・中は・・・!」

シンジ「アスカっ!」ダッ

マヤ「回収班急いで! シンジ君を止めるのっ!」

シンジ「開け! 開け開け開け開け! ひらけよぉ!」ガッ

ゲンドウ「貸せ」

シンジ「とう・・・さん・・・?」

ゲンドウ「何をしている、腕に力を入れろ」

シンジ「は、はいっ・・・」

ギリギリ ガチャ プシュー

シンジ「アスカっ・・・!」ダッ

アスカ「・・・・・・」

シンジ「アスカ・・・?」

ファンファンファン

『何をしているんですか指令!』
『君も下がって!早く!』

シンジ「アスカ・・・・・・・・・」

アスカ「・・・・・・聞こえてるわよ」

シンジ「アスカっ!」

アスカ「アスカアスカアスカって・・・あんた、バカァ・・・? それしか言えない・・・訳・・・?」

シンジ「・・・良かった。良かった・・・アスカ・・・!」ボロボロ

アスカ「・・・聞こえてたわよ・・・ずっと・・・」

シンジ「うん・・・」ボロボロ

アスカ「あんたの声・・・・・・」

シンジ「うん・・・」ボロボロ

アスカ「何度も・・・呼ぶから・・・おちおち寝てらん無かった・・・」

シンジ「うん・・・」ゴシゴシ

アスカ「指輪・・・はめてよ・・・・・・持ってきて、くれたんでしょ・・・?」

シンジ「うん・・・」グスッ

アスカ「男が泣いて・・・みっともないんだから・・・」

シンジ「左手・・・?」

アスカ「何よ良いじゃない・・・右だと緩いけど、左だと・・・ピッタリなのよ・・・」

シンジ「本当だ・・・」

アスカ「・・・・・・ありがと・・・シンジ」

ゲンドウ「・・・・・・(この空気で親子仲修復は無理か・・・)」

新劇のゲンドウはシンジを褒めたり、一緒に食事しようとしたり
色々歩み寄っている部分が多かったのに
3号機のところはトウジより酷くてガッカリしたんだよ

もう少しお父さんには頑張っていただきたいと思う

>>1はすまんかった。では

ttp://www.youtube.com/watch?v=TN0rT7RvA2k
悪趣味BGM

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