紅莉栖「前の世界線の私から岡部さんを全力で寝取る」(393)

ラボ

ガチャ

紅莉栖「ハロー、あっ今日は岡部さんだけなんですね」

岡部「助手か。今日は早いんだな」

紅莉栖「はい。その、岡部さんに早く会いたかったから……ふふ」

岡部「そ、そうか……ところでクリスティーナ」

紅莉栖「ティーナって言わないで下さい。なんですか、岡部さん」

岡部「ま、前にも言ったとは思うが、その敬語とさん付けは止めてくれないか?」

紅莉栖「嫌です」プイ

岡部「な、なぜだ?お前もラボメンになって随分と経つのだ。いい加減、そのよそよそしい言葉使いは、俺もむず痒いのだが……」

紅莉栖「岡部さんは年上なんですから、敬語を使うのは当然です」

岡部「ダル相手には敬語を使わずに呼び捨て名前を呼んでいるではないか」

紅莉栖「橋田相手に敬意を示す必要はないと判断したからです」

岡部「しかしだな……」

紅莉栖「それに、岡部さんは私の、い、命の恩人ですから敬語を使うのは当然です」モジモジ

岡部「あの件については気にするなと言っただろ。あれは俺が勝手にやっだけであってだな……」

紅莉栖「それでも!こうしてここに居られるのは岡部さんのお陰なんです」

岡部「………」

岡部(どうしてこうなった)

岡部(このシュタインズ・ゲートに到着して、紅莉栖と再会して以来、ずっとこうだ)

岡部(前の世界線の時も最初は一応敬語を使っていたが、すぐにラボに馴染んで使わなくなった)

岡部(だから、この世界線でも最初は敬語を使われても、いずれすぐに前の世界線の時のような関係を築けると思ったが……こうもよそよそしいと違和感がある)

紅莉栖「で、でも……お、岡部さんがどうしてもって言うなら、その……呼び捨てくらいなら、いいですよ?」

岡部「ほ、本当か!?よし!なら是非とも今後はそれで頼む!」

岡部(よし、これ少しずつでも前と同じような呼び合いができ……)

紅莉栖「わ、わかりました……り、倫太郎」

岡部「」

岡部「ちがあああああう!!岡部、もしくは凶真と呼べ!凶真と!」

紅莉栖「いや、人前でその厨二ネームを呼ぶのはちょっと……」

岡部「フェイリスやルカ子を見習え!それが無理なら岡部で呼べ!この際、特別にオカリンでも構わん!頼むからその、名前で呼ぶのは止めてくれ」

紅莉栖「り、倫太郎はいや、ですか?」

岡部「いや、その……嫌と言うか」

岡部(は、恥ずかしいだろうが!く、紅莉栖に名前で呼ばれるなんて、前の世界線でもなかったのに!)

岡部「嫌、ではない……が」

紅莉栖「本当ですか!?」

岡部「その、恥ずかしいから……出来れば前のように岡部と呼び捨てで呼んでくれ」

紅莉栖「……前のように?」ピク

岡部(しまった……)

紅莉栖「ふむん、そっか……前の世界線の私は岡部さんの事、岡部って名字で呼んでたんだ」

岡部(まただ……)

紅莉栖「名字で呼んでた……ふふ、じゃあ名前で呼ぶ私の方が前の私より、親しい仲って事よね……」ブツブツ

岡部(紅莉栖にはあの一連の出来事を全て話している。あいつにも、僅かにリーディング・シュタイナーが発動したのか、紅莉栖は俺の話を信じてくれた)

岡部(だがそれ以来、俺が前の世界線の紅莉栖の事を口にすると、いまみたいに不機嫌そうな顔をして何か考え事をするようになった)

紅莉栖「倫太郎」

岡部「なっ、だからその呼び方は止めろと」

紅莉栖「もし、倫太郎って呼んでいいなら、私も敬語を止めます」

岡部「なっ」

紅莉栖「どうします……?」

岡部(名前呼びは確かに恥ずかしいが……い、いずれはそう呼ばれる時が来るのだ。それが早いか遅いかの違いだ)

岡部「わ、分かった。お、お前には特別に俺の名前を呼ぶ権利をやろう。その変わり」

紅莉栖「分かってる。敬語は止める。これでいい?倫太郎」

岡部「あ、ああ。それでいい」

紅莉栖「ふふっ」

岡部「な、何が可笑しい?」

紅莉栖「私が倫太郎って呼ぶんだから、もちろん、そっちもちゃんと紅莉栖って呼ぶわよね?」

岡部「なにっ!?」

紅莉栖「ちゃんと呼ばないと、また敬語に戻す」

岡部「ぐっ……わかった。紅莉栖」

紅莉栖「えへへ」

紅莉栖「ねえ、倫太郎」

岡部「……なんだ、紅莉栖」

紅莉栖「ふふっ、呼んでみただけよ」

岡部「そ、そうか」

紅莉栖「うん」

岡部「………」

紅莉栖「ふふっ」

岡部「く、紅莉栖」
紅莉栖「なあに、倫太郎」

岡部「その、二人だけの時だけにしないか?この名前呼び」
紅莉栖「………どうして?」

岡部「いや、いきなりお互い名前呼びだと、まゆりたちになんて言われるか……」

まゆり「えへへ~二人とも夫婦みたいなのです」

岡部「……みたいな事を言われかねん」

岡部「……」
まゆり「……」

岡部「えっ?」

岡部「ま、まゆり!?お、お前!いつからそこに!?」

まゆり「オカリンと紅莉栖ちゃんが二人で名前を呼び合っていた時からだよ~」

紅莉栖「私は気付いてたわよ。ハロー、まゆり」

まゆり「紅莉栖ちゃん。トゥットゥルー♪」

岡部「な、なら何故言わんのだ!まゆり!お前も入ってくるなら最初に挨拶くらい……」

まゆり「えへへ、二人がラブラブしてたからあまり邪魔をしたくなかったのです」

岡部「ら、ラブラブ!?しとらんわ!」

まゆり「え~でも紅莉栖ちゃんはとっても嬉しそうだったよ?」

紅莉栖「ちょっと、まゆり!?……まあ嬉しいのは否定しないけど」

岡部「お、お前まで何を!?」

まゆり「えへへ、でもこれじゃあまゆしぃはお邪魔かな~」

岡部「いや、だから俺と紅莉栖はそんな仲ではないと!」

紅莉栖「……えっ?」グスッ

岡部「い、今はそんな関係ではない!……こ、今後については知らん!それは俺の管轄外だ」

まゆり「だって~紅莉栖ちゃん」

紅莉栖「今は違うけど、いつかは……ふふ」

まゆり「う~んと、じゃあ今日はまゆしぃ、下で綯ちゃんと遊んでくるから、二人はラボでラブラブしててね」

岡部「なっ、おい!待て!」

まゆり「オカリン、紅莉栖ちゃんと仲良くね。トゥットゥルー♪」

バタン

岡部「行ってしまった……」

紅莉栖「倫太郎といつか……前の私ではなれなかった関係に」ブツブツ

岡部(……紅莉栖とまた二人きりか)

『目を閉じろ』

『どうして?』

『いいから閉じろ!』

岡部「くっ………」

岡部(い、いかん……意識するとあの時の光景を思い浮かべてしまう!……だが)

岡部「紅莉栖の唇、柔らかかったな……」ボソ

紅莉栖「……えっ?」

岡部(なっ!?お、俺はなんて事を言って……)

紅莉栖「ねえ、倫太郎」

岡部「な、なんだ?」

紅莉栖「前の世界線の私、倫太郎とキスしたの?」

岡部「き、キス!?ナ、ナンノコトダ?オレニハワカラナイナ」

紅莉栖「キス、したの?」

岡部「あ、いや……」

紅莉栖「したの?」

岡部「……しました」

紅莉栖「……聞いてない」

紅莉栖「そんなの聞いてない!前の私と私の倫太郎がキスしたなんて聞いてない!」

岡部「」ビク

紅莉栖「また前の私が……私の倫太郎を……そんなの認めない、倫太郎が見ているのは前の私じゃなくて、今の私なんだから、そんなの」ブツブツ

紅莉栖「ねえ、倫太郎」

岡部「」ビク

岡部「な、なんだ?」

紅莉栖「キス、しよっか」

岡部「は、はあ!?お前、急に何を……」

ちゅっ

岡部「んむっ!?」

紅莉栖「んっ、あむ、んあ」クチュクチュ

岡部(し、舌まで入れるのか!?)

紅莉栖「ん、ぷは……ふふっこれで私もおあいこよ!」

岡部「な、なにを言って」

紅莉栖「倫太郎は渡さない。誰にも渡さない。前の私になんかには絶対に渡さない!」

紅莉栖「倫太郎、倫太郎」

ぎゅっ

岡部「お、おい!」

紅莉栖「倫太郎は離さない。倫太郎は私の。倫太郎は前の私のものじゃない!」

岡部「前のって……お前はお前だ。例え世界線が変わろうが、牧瀬紅莉栖に違いなんてない」

紅莉栖「それはあなたから見た場合の話よ!」

岡部「」ビク

紅莉栖「私は違うの。私には倫太郎を助けた記憶も、倫太郎とキスした記憶もない!それは全部前の私……」

紅莉栖「私にとって倫太郎はパパから私を助けてくれた命の恩人で、私の大好きな人なの!」

岡部「紅莉栖……」

紅莉栖「分かってる。全て同じ主観で世界線を渡ってきた倫太郎にとって、前の私と今の私は、何も変わらない同じ人物に写って見えるのもおかしくない」

紅莉栖「倫太郎にとって、前の世界線の出来事がどれだけ大切なのか、分かってる。その中に前の私との思い出が含まれている事も」

紅莉栖「でも違うの。違いを分かって欲しいの!倫太郎には私を見て欲しい!私を通して前の私を見てるのは止めて……」グスッ

ぎゅっ

岡部「すまない紅莉栖……俺は今までそんな思いをさせていたなんて」

紅莉栖「これからは、ちゃんと私も見て」

岡部「無論だ」

ちゅっ

紅莉栖「んっ」

岡部「んむっ、」

紅莉栖「ねえ、倫太郎」

岡部「どうした、紅莉栖」

紅莉栖「その、ね?……えっと」

岡部「なんだ、はっきりしないな」

紅莉栖「前の私とは……その、したの?」

岡部「したって……何を?」

紅莉栖「それは……キス、」

岡部「だ、だからキスはしたと言って」

紅莉栖「キス、以上のこと」

岡部「」

岡部「お、おま!?このHENTAI処女め、いきなりナニを言い出すのだ貴様!?」

紅莉栖「し、したの!?してないの!?」

岡部「も、黙秘だ。これはトップクラスの機密情報なのだ。そうそう簡単に教えられる筈がないのだよ、助手」

紅莉栖「………」グスッ

岡部「ちょっ、なぜ泣く!?」

紅莉栖「……って言った」

岡部「は?」

紅莉栖「助手って言った」

岡部「いや、今のはつい……」

紅莉栖「紅莉栖って呼んでくれるって言ったのに!私だけを見てくれるって言ったのに!前の私の渾名で呼んだ!」グスッ

岡部「いや、だから今のは無意識に……」

紅莉栖「やっぱり、無意識に私を通して前の私を見てたんだ……」

岡部「ち、違うと言ってるだろう!」

紅莉栖「それに、黙秘って事はやっぱりしたんだ……」

岡部「なっ」

紅莉栖「ラボで二人きりでちゅっちゅした後に、我慢できなくてしたんだ……」グスッ

岡部(おい、なんでリーディング・シュタイナーがそこだけ発動しているんだよ)

紅莉栖「童貞と処女同士、初々しく相手を気遣いながらズッコンバッコンしたんだ!」グスッ

岡部「しとらんわ!」

紅莉栖「ふぇ?」

岡部「あっ……」

紅莉栖「して、ないの……?」

岡部「ら、ラボは神聖な場所なのだ……そんな俗物めいた事、する筈がないだろう」

紅莉栖「して、ないのよね」

岡部「……ああ」

紅莉栖「本当に?」

岡部「……そうだ」

紅莉栖「童貞、なの?」

岡部「しつこいぞ」

紅莉栖「倫太郎は本当に童貞なの?」

岡部「しつこい!俺が!童貞だ!」

寝る

紅莉栖「そっか……良かった」ホッ

岡部「前の世界線の紅莉栖と想いを通じ合わせた時間は一日にも満たなかったからな……キスだけでも俺にとっては充分だった」

紅莉栖「………」

岡部(しまった)

紅莉栖「やっぱり倫太郎は前の私の事を愛しているんだ。キスだけで前の私は倫太郎を虜に……なら、キス以上の事をすれば倫太郎は私の虜に……?」ブツブツ

岡部(また始まった)

紅莉栖「ねえ、倫太郎」

岡部「却下だ」

紅莉栖「ちょっ、まだなにも言ってないじゃない!?」

岡部「なら何を言い出すつもりなのだ?言ってみろ天才HENTAI処女よぉ」

紅莉栖「あなたと合体したい」

岡部「却下だ」

ごめん。次書くの夕方になりそう

落ちたらまた立てて一から書く

まだ残ってるか

>>118から

紅莉栖「なんでよ!?」バン

岡部「か、壁を殴るな!」

紅莉栖「なんで私とドッキングできないの!?やっぱり前の私とドッキングしてたから」

岡部「違うと言っただろうが!だいたい貴様!いま何時だと思っているのだ!まだ昼前だぞ!?」

紅莉栖「夜ならいいってことか、OK。把握」

岡部「なぜそうなる!?」

紅莉栖「なら何が問題なのよ……」グスッ

岡部「そもそもだな……」

紅莉栖「うん……」

岡部「俺たちは別に付き合ってもないだろ」

紅莉栖「あっ……」

岡部「ただのラボメン同士なのだ。そ、そんな事をするような関係には至ってない」

紅莉栖「そう、だけど……」

岡部「確かに前の世界線では抱き締めてキスをした」

紅莉栖「ぐぬぬ」

岡部「そして告白もした。だが別に特別な関係なったという訳ではない。ただ、切羽詰まって想いを伝えただけだ」

紅莉栖「………告白、したの?」

岡部「あっ」

紅莉栖「倫太郎、告白したの?」

岡部「今のはただの戯れ言だ気にするな」

紅莉栖「前の私に、倫太郎から?」

岡部「いや、それは……」

紅莉栖「前の私から告白したんじゃなくて、倫太郎から告白されたんだ……ふ~ん」

岡部「お、俺も切羽詰まっていたから、最後くらいは想いを伝えようと……」

紅莉栖「なんなの。キスだけじゃなくて告白までされるなんて羨ましすぎるだろ常考……抱き締めてキス+告白、ズルいズルいズルい、前の私ズルい」ブツブツ

岡部「……どうしてこうなる」

紅莉栖「……倫太郎」

岡部「」ビク

岡部「な、なんだ?」

紅莉栖「なんて言って告白したの?」

岡部「い、言える訳ないだろう!?……恥ずかしくて無理だ」

紅莉栖「なんて言ってたの?」

紅莉栖「教えてますよね?」ニコッ

岡部「ひっ」

紅莉栖「教えてくれるよね……」

岡部「だ、だから恥ずかしいと」

紅莉栖「教えてよ……」
岡部「む、無理だ」

紅莉栖「教えて……」

岡部「だから無理だって……」

紅莉栖「教えろ」

岡部「………はい」

岡部「お、お前のことは、絶対に忘れない」

紅莉栖「………」

岡部「誰よりも大切な女性(ひと)のことを、忘れたりはしない」

紅莉栖「………」

岡部「俺は、お前が好きだ」

紅莉栖「ありがとう、倫太郎。私も大好き」

ぎゅっ

岡部「………えっ?」

紅莉栖「えへへ、倫太郎から告白してくれるなんて……嬉しい」

岡部「おい」

紅莉栖「私たち、これで両想いね」

岡部「おい、待てHENTAI処女」

紅莉栖「も、もうすぐ処女じゃなくなるし!」

岡部「自重しろ、HENTAI」

岡部「言っておくが、今のはあの時の告白を再現しただけであって、お前に向けた言葉ではないからな?」

紅莉栖「ツンデレ乙」

岡部「お前に言われたくないわ!」

紅莉栖「……やっぱり倫太郎は前の私しか見てないんだ」グスッ

岡部「そ、そんな事はない!……だいたい、忘れないなどという台詞はもう不要なのだ。お前に告白するなら、もっと違う言葉で」

紅莉栖「ふぇ?それじゃあいつかは……」

お前「い、今はその時ではない!」

紅莉栖「うん、待ってる……」

ミスった

岡部「言っておくが、今のはあの時の告白を再現しただけであって、お前に向けた言葉ではないからな?」

紅莉栖「ツンデレ乙」

岡部「お前に言われたくないわ!」

紅莉栖「……やっぱり倫太郎は前の私しか見てないんだ」グスッ

岡部「そ、そんな事はない!……だいたい、忘れないなどという台詞はもう不要なのだ。お前に告白するなら、もっと違う言葉で」

紅莉栖「ふぇ?それじゃあいつかは……」

岡部「い、今はその時ではない!」

紅莉栖「うん、待ってる……」

岡部「………」

紅莉栖「倫太郎がいつか私に…ふ…ふふ」

岡部(その場の勢いとはいえなんて事を……)

岡部(告白、か……そういえば結局、あいつの返事を聞く事は出来なかったな)

岡部(……いや返事なんて不要か。俺たちは確かにあの日、二人きりのラボで想いを通じ合わせることができたのだから)

紅莉栖「倫太郎」

岡部「」ビク

岡部(しまった!また俺は無意識に口にしていたのか!?)

岡部「な、なんだ?」

紅莉栖「私、負けないから」

岡部「なに?」

紅莉栖「前の私には絶対負けない。前の私から倫太郎を必ず寝取ってみせるから!」

岡部「ね、寝取るって……」

紅莉栖「絶対だからな!」

岡部「いや、そんな強調せれても……」

紅莉栖「いつか、必ず私にメロメロキューにしてやるんだから、覚悟しておけよっ」

岡部「い、いいだろう!だがな、貴様の色香に惑わされる程、この鳳凰院凶真は甘くはないぞ!?フゥーハハハ!」

次の日

ダル「なあ、オカリン」

岡部「……どうした、ダル」

ダル「なんでさっきから膝の上に牧瀬氏乗せてんの?」

岡部「………機関からの精神攻撃だ。気にするな」

紅莉栖「えへへ、倫太郎の膝。あったかい……」

ダル「なんで名前呼び?」

岡部「……これも機関からの精神攻撃だ。気にするな」

紅莉栖「倫太郎、倫太郎」

岡部「どうした?紅莉栖」

紅莉栖「ふふっ、ううん。なんでもない」

岡部「そうか」ナデナデ

紅莉栖「えへへ」

ダル「………」

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   { | l| /,,;イ   /    /   ::| ::」``ヽ;;;;;  ,、;;;ヽ、ヽ;; 、,,,ッ   ,、 '"ノ  / ノ  ,j lリ  j{=ー---‐' }    ,r'´ ̄`ヽ‐-=,_ゝY´.:.:.:.:.`゙ー-、,,.:.:}.::`ー、_
   ヽ  リ '"  }  /ノ l|  /     :|" 三三`' 、( );;  ヾ'、○}   {  r'  /  j  ,  |,,、 " `ー---‐'、 ,r='´`ー='"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'',,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ'´`ヽゝ、ハ
   ヽ  ヽ" :l    l l| /     :}、:::::     `' 、;;; ;;; ', ゙''、   j 、|.  y'  }. / / _,、,," ',.:.:.:.:.:.:.Y.:.:.:.:.:.:.r'´.:>、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノヽ、,,_,,/ハ.:.:.:.:.:`i.:.:`ヽ、
    ヽ  ヽ    {    " /  | リ:: ヽ:::      '' 、从 ',、 ミヽ  ゙' 、.|  ||.  ノ / /∧ _∧ .',.:.:.:.:ノハ,,='"´.:.:.::i´.:`ーt――"´-'ー--'彡/リ`ー=_ノ、.:.:.:)ヘ
    ヽ :: \  '、 ミ         / 、 ゙l:::       ゙ll ゙ll:',ヽ  ゙' 、, ゙{  jl,,,,/,z'ノノ/∧´・ω・)  ',.:.:.:.>.:.:.:_,,=-'ゝ、.:.:.:',ニ)_`i´.:_ノ、_)ー'/   /,r'.:.:.,,/.:)
     ヽ :::  ミ  '、 ミ        |:::  ヾ:::::       ゙ll ゙l|l::::゙、  {  |`"´  ,r=‐'"ノ /ノ >‐个Y´`ー=-‐'゙      `ヽ i、ヽ_ノ´.:.:.`ii´.:.:.ノ リ     j'.:./:/.:ノ
     ヽ:::::              リl|l|:::  ',         ゙ll: |::::::゙、人|; / , r='´ー-=',,_lゝ `ー‐',=-、{ {o ゚ ..,(⌒) 。゚ } ',ヽヽ_)ー-‐< }ー'ノ ,' /`ヽ、/,,;''/
      ゙l ゙ミ          /:l. :レ'::} ',         ノ、;;;;;;;ヽ l|/ヽ//´ ̄  / `ー-=x'´   ヽ' , o  `゙´。 o../ .}、 \}、_ノノ_ノi,/八`ヽ、 .`<
       |`-、ミ        /:::::::|   } |:::......    ,,、 '",、、゙゙''ー''´  ',Y    /      ヾ   ノゝ, ゚ _,r/.lヽ='../\\l.:.:.:.`.:´.:/_lr='´"`ヽ\ ヽ
       |゙、::::`' 、,_    _/:::::::/   :} /::::::::::::,,、-''" {○ ゙ll`' 、 ゙l|:  | `tチ"´`ヽ,,     ,ノゝ=='/ { `r/.// ノ7/_ ノハ `ー-=-‐' リ/,r/:.:.ノー='"
       | `'' 、:::::::::: ̄ ̄:::::::::::::/ :::   /:,、-''"   /  ヽ ゙ll ゙'、,,,,,、リ='´   /、 てー='<´_,,,,)、,,ノ、 >、..`ー‐'",/´" /l/`Y`ー=‐'´/l、ゝ'_//´
壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています 筋肉に自身のあるそこのアナタ!

一緒にお仕事してみませんか? 壁を殴るだけの簡単なお仕事です!

ダル「……牧瀬氏、この前までオカリン相手に敬語使ってなかった?」

紅莉栖「ラボメンなんだから敬語はいらないって倫太郎に言われたのよ」

ダル「ただのラボメン同士なら異性の膝の上に座らないと思われ」

紅莉栖「機関からの精神攻撃よ、気にしないで」

ダル「オカリンからずっと頭を撫でられているのは?」

紅莉栖「これも機関からの精神攻撃ね……」

岡部「紅莉栖、もいいいか?」ナデナデ

紅莉栖「んっ、もっと」

ダル「………機関万能すぎるだろ」

ダル「……二人は付き合ってるん?」

岡部「いや」ナデナデ

紅莉栖「まだよ。んっ」

ダル「………」

紅莉栖「倫太郎、倫太郎」クイクイ

岡部「なんだ、紅莉栖」ナデナデ

紅莉栖「倫太郎は前の私の頭を撫でた事、ないのよね?」

岡部「あ、ああ」

紅莉栖「えへへ。よし、勝った」グッ

ダル「前の牧瀬氏ってなんぞ?」

紅莉栖「倫太郎を虜にした私のライバル」

ダル「はあ?」

ダル「えっ、なに、牧瀬氏双子だったの?」

岡部「そうではない。もう一人の紅莉栖。それは今は居ない俺と前世を共にした我が最愛の助手の事だ!」

ダル「日本語でおk。というか、最愛って……オカリンが最愛って言葉使うなんて」

岡部「ちょっ、おま!?そこを強調すると紅莉栖が……」

紅莉栖「最、愛……?」

ダル「……えっ?」

紅莉栖「最愛、最愛、最愛……やっぱり倫太郎が最も愛してるのは今の私じゃなくて前の私なんだ。でも大丈夫よ、私。倫太郎は絶対に振り向いてくれる。だって約束したもん。私を見てくれるって。いずれは告白してくれるって。だから大丈夫よ。大丈夫大丈夫大丈夫」ブツブツ

ダル「な、なんぞこれ……」

岡部「ほら、言わんこっちゃない」

ダル「なあ、オカリン。これどゆこと?牧瀬氏なんか怖いんだけど……」

岡部「……その、なんだ。簡単に言うと俺が以前好きだった女性にあいつは嫉妬しているのだ」

ダル「えっ、オカリンにそんなのいたん!?」

紅莉栖「やっぱり倫太郎は前の私が好きなんだ。そうなんだ。やっぱり前の私が」ブツブツ

岡部「本当はもっと複雑なんだが、とりあえずそういう事で納得してくれ……」

ダル「……把握」

ダル「オカリン。牧瀬氏発狂してるけど、どうすんの?」ヒソヒソ

岡部「俺がなんとかしてみる」ヒソヒソ

紅莉栖「前の私。また前の私。どんなに頑張っても倫太郎は前の私を見ているんだ。そうよ、絶対そう。倫太郎、倫太郎倫太郎」ブツブツ

岡部「紅莉栖」

紅莉栖「」ピク

岡部「紅莉栖。昨日も言ったが、俺はお前を通して、前のお前を見てはいない。俺が見ているのは、今ここにいる牧瀬紅莉栖ただ一人だ」

紅莉栖「本当……?」

岡部「無論だ!この鳳凰院凶真の言葉に嘘偽りなどなに一つありはしない!」

ダル「……嘘乙」

紅莉栖「じゃあ、証明して」

岡部「な、なに?」

紅莉栖「倫太郎が本当に私を見ているのか、証明して」

ぎゅっ

岡部「なっ!なにをする!?」

紅莉栖「いいから、じっとしてて」

ダル「Oh……」

岡部「お、お前まさか、ここで!?くっ」

紅莉栖「こら、目を閉じるな」

岡部「なぜ!?」

紅莉栖「倫太郎の目を見ないと、証明にならない」

岡部「わ、わかった」

紅莉栖「倫太郎……」

岡部「紅莉栖……」

ちゅっ

ダル「………」

ダル「ふんっ」バンッ!

紅莉栖「んっあっ、り、りんたろ……んっ」クチュクチュ

岡部「んむっ、くり、す……あむっ」チュ、クチュ

ダル「……」

紅莉栖「ぷはっ」

岡部「はあ、はあ……紅莉栖、これで証明できたか?」

紅莉栖「うん……」

岡部「そうか、ならいい」ナデナデ

紅莉栖「ふふっ、勝った♪」

ダル「……僕の拳が光って唸りそうだお」

紅莉栖「~♪」

岡部「ふう、紅莉栖の機嫌が良くなってくれたか……」

ダル「付き合ってないとか言いつつ、キスする男の人って……」

岡部「う、うるさい!……近いうちにちゃんと告白はする」

ダル「うわっ、リア充爆発しろ」

岡部「……心配しなくてもいずれお前にも出会いがある」

ダル「ちくしょー!嫌味乙!」

岡部(事実なんだがな……いや、このシュタインズ・ゲートでは先の事なんて分からないか)

ダル「……なあオカリン、一ついい?」
岡部「なんだ」

ダル「気になってたんだけど、オカリンがさっき言ってた、オカリンが好きだった人ってどんな娘?」
岡部「なっ!何故そんな事を聞くのだ!?」

ダル「いや、気になるじゃん。あのオカリンがベタ惚れしたおんにゃの子」

岡部「べ、ベタ惚れなど!………いや、否定はしない」
ダル「うっそ、マジ?」

岡部「……ああ、マジだ」

紅莉栖「………」

岡部「普段は気が強くて、目つきが悪く、俺と散々口論したんだがな」

ダル「ふむ」

岡部「だが、根はマジメな奴なんだ。意外と弱い面もあるのだが、プライドが高いせいか普段は気を張っていてな。見てられなくて、少し相談にも乗ったりした」

ダル「さり気なくフラグを建てるなんてさすがオカリン!そこに痺れる憧れるゥ!」

岡部「茶化すな。それでまあ……俺にも色々と困難な事件が起きてな」

ダル「なんぞ?」

岡部「ややこしいから説明は省く。それで、一人ではどうしようもないと、諦めていた時にそいつは俺に手を差し伸ばしてくれたんだ」

ダル「ほうほう、今度は逆にオカリンがフラグをたてられたと」

岡部「フラグって……まあ、そのお陰で好意を抱くようななったのは事実だ。あいつのお陰で俺は救われたからな」

ダル「うわっ、ノロケだしたよ」

岡部「の、ノロケてなどいない!」

紅莉栖「………」

ダル「んで、その後どうなったん?」

岡部「どう、とは……?」

ダル「いや、だからその娘とオカリン」

岡部「ああ、まあ……告白はした」

ダル「えっ?あのヘタレなオカリンが!?」

岡部「ヘタレとはなんだ!ヘタレとは!」

ダル「いやだって……あのオカリンが自分から告白なんて、そ、それで返事は?」

岡部「返事は……聞いてない」

ダル「えっ?それって……」

岡部「……返事の変わりにき、キスが帰ってきた」

ダル「一瞬でもオカリンに同情した僕が馬鹿だったお。リア充爆発しろ」

岡部「だが俺と彼女の関係はそこまでだ。とある理由で離れ離れになってしまったからな……」

ダル「ふ~ん、オカリンにそんなラノベチックな出会いがあったなんで初耳だお」

紅莉栖「………」

岡部「ラノベチックか……そう、かもな」

ダル「つーかさ、オカリン」

岡部「なんだ」

ダル「そのオカリンが好きだった娘の特徴って、まんま牧瀬氏じゃね?」
岡部「ま、まあ確かに、似ているかも、な」

岡部(似てるもなにも、紅莉栖本人の事だしな)

紅莉栖「………」ギリッ

ダル「というか、牧瀬氏ラボメンに誘ったのもそれが理由なん?」

岡部「それは断じて違うぞ?ダル。クリスティーナは我が助手として」

紅莉栖「ティーナ?助手?」

岡部「ごほん、紅莉栖を誘ったのは新たな未来ガジェット開発に大きく役立と思ったからであって、特に私情はない!」

ダル「うわっ胡散臭せ~。だって牧瀬氏、最初からオカリンにメロメロだったじゃん。その好きだった娘に似てたから全力で牧瀬氏口説いたんじゃないかと」

岡部「なっ!?そんな訳あるか!」

紅莉栖「……そっか、また、前の私か」ブツブツ

ダル「あっ、そろそろメイクイーンのイベントの時間だからそろそろ行くお。今日はもうラボには寄らないと思われ」

岡部「そうか、じゃあなダル。フェイリスの奴によろしく言っておいてくれ」

ダル「うん、わかった。んじゃ、おつー」

バタン

岡部「全く、あいつは相変わらずフェイリスに夢中だな。このままで本当に七年後に鈴羽が産まれるのか……」

紅莉栖「………」

岡部「どうした?紅莉栖。さっきからずっと黙ったままだぞ」

紅莉栖「………」

岡部「熱でもあるのか?」

紅莉栖「……る」

岡部「なに?」

紅莉栖「寝取る」

バッ

岡部「!?」

紅莉栖「倫太郎は私の。倫太郎は私の!倫太郎は私のよ!」ハアハアハア

岡部「く、紅莉栖!?」

紅莉栖「今の私は倫太郎に相談なんてしてない!タイムリープマシンも作ってない!倫太郎を助けてもない!全部、前の私がした事よ!でも!」

ちゅっ

岡部「んむっ!?」

クチュクチュクチュ

紅莉栖「ぷはっ、はあ、はあ……好き、なの……倫太郎が好き」ヌギヌギ

岡部「ま、待て紅莉栖!そ、それ以上は洒落にならん!」

紅莉栖「倫太郎倫太郎倫太郎倫太郎倫太郎倫太郎倫太郎」

ガバッ

岡部「落ち着け紅莉栖!」

紅莉栖「だが断る!」

岡部(な、なぜこうなる!?)

岡部(そもそも何故同じ自分に嫉妬をするのだ!?せめてルカ子やフェイリスの時のようにリーディングシュタイナーが発動してくれれば!)

紅莉栖「倫太郎は私のよ!私を助けてくれた命の恩人」

岡部「だからそれは気にするなと言って」

紅莉栖「違う!岡部は私のよ!一緒に青森まで行くって約束したんだから!」

岡部「な……に?」

岡部(い、いまこいつ、青森に一緒に行くって……)

紅莉栖「倫太郎は私に告白してくれるって約束してくれた!」

岡部「戻った?」

紅莉栖「違う!岡部はもう既に告白してくれたわ!キスもしてくれた!もうお陰でメロメロキューだバカ!」

岡部「ま、また!?」

紅莉栖「こ、告白はまだよ!妄想乙!」

紅莉栖「ちゃんとされたわよ!抱き締められて!何回も何回もちゅっちゅしました!ファーストキスはドクペの味だったわよ!はい論破!」

岡部「な、なんだよ、これ……」

岡部「紅莉栖?」

紅莉栖「なに?倫太郎」

岡部「お前、まさか思い出したのか?」

紅莉栖「えっ?何を?」

岡部「ええい、とぼけるでない、セレセブ!」

紅莉栖「セレセブじゃねーし!いい加減普通に呼べ!バカ岡部!」

岡部(この渾名で呼んだのは初めてだったが、やはり……リーディングシュタイナーが発動した?)

岡部「紅莉栖」

紅莉栖「だからなに、倫太郎」

岡部「クリスティーナ」

紅莉栖「なに、岡部。あとティーナって付けるな」

岡部「これは……」

岡部(俺の場合、リーディングシュタイナーを発動しても主観は常に一つだった。フェイリスが同じく発動した場合は二つの世界線の記憶が混線していた)

岡部(紅莉栖の場合、それら二つの世界線の記憶がフェイリスのように混線せず、それぞれ独立した状態で記憶が保たれている……のか?)

岡部(確かめて、みるか……)

岡部「クリスティーナ。お前の今、一番欲しい物はマイフォークである。違うか?」

紅莉栖「違うわよ」

岡部「な、なに!?」

岡部(ば、馬鹿な!?完全にリーディングシュタイナーが発動した訳ではないのか?)

紅莉栖「フォークはもう大丈夫だから。今、一番欲しいのは、その……」モジモジ

紅莉栖「お、岡部」

岡部「………」

岡部「あ、はい」

岡部「ごほん、なあ紅莉栖」

紅莉栖「さっきからなに?倫太郎」

岡部「俺たちが初めてキスしたのはいつだ?」

紅莉栖「い、いきなりなんなのよ!?」

岡部「いいから!……答えてくれ」

紅莉栖「き、昨日。ラボで……」

岡部「そうか、ありがとう」

紅莉栖「もう、なんなのよ……」モジモジ

岡部(やはり、二つの記憶は独立しているのか。そしてそれを切り替えるスイッチがおそらく呼び名、か)

岡部「クリスティーナ」

紅莉栖「な、なによ。岡部」モジモジ

岡部「好きだ」

紅莉栖「ふぇ!?」

岡部「俺は、お前が好きだ。お前はどうなんだ?」

紅莉栖「と、、といいますと!?」

岡部「お前は、俺の事をどう思っている?前は聞けなかったから、今度はしっかりと聞いておきたい」

紅莉栖「わ、私も!私も……岡部の事が好き、大好き」

岡部「……ありがとう」

紅莉栖「はぅ」

岡部(良かった。ずっとあの返事が気になって眠れなかったが、今日から安眠できそうだ)

岡部「紅莉栖」

紅莉栖「な、なに?質問が終わりなら、さ、さっきの続きを」ハアハアハア

ガバッ

紅莉栖「ふぇ?」

岡部「紅莉栖……」

ぎゅっ

紅莉栖「り、り、り、倫太郎!?ど、ど、どうしたの?!」

岡部「問題は全て解決した」

紅莉栖「えっ?」

岡部「これで俺は思う存分、お前たちを愛することができる」

紅莉栖「ちょっ!お前たちって!どういうんむっ!?」

岡部「んっ…ふぅ…いくぞ、紅莉栖」

紅莉栖「ちょ、だから待って、あっ――」

次の日

岡部「……すまなかった」ドゲーザ

紅莉栖「……なんで言わなかったのよ」

岡部「く、紅莉栖がリーディングシュタイナーを発動してくれたのが嬉しくて、その……」

紅莉栖「ま、まあ倫太郎の初めてが『私』だったから許す」

岡部「……ありがとう、紅莉栖。クリスティーナは?」

紅莉栖「ゆ、許さない!絶対に許さないからな!岡部、あんた責任取りなさいよ!」

岡部「せ、責任は勿論とる!」

紅莉栖「絶対だからな!あと、今度からその……する時だけ、ティーナは許す」

岡部「わ、わかった」

紅莉栖「ふふっ、倫太郎の初めては私のもの……前の私ざまあwwwwww」

紅莉栖「ふん、なによ!こっちは初エクスタシーを貰ったんだから!むしろ、痛みだけ無駄に受けた私ざまあwwwwww」

岡部(……なんでこいつら自分で自分を煽ってるんだ)

紅莉栖「ぐぬぬ」

紅莉栖「倫太郎は私のよ!異論は許さない!」

紅莉栖「違う!岡部は私のだから!」

紅莉栖「ねえ倫太郎!」

紅莉栖「ねえ岡部!」

紅莉栖「あんたはどっちの私がいいの!?」

岡部「ふっ、選ぶ必要など、どこにある?」

紅莉栖「えっ?」

岡部「お前たちが牧瀬紅莉栖には変わりない。助手であり、クリスティーナであり、セレセブであり、ラボメンナンバー004でもある。俺にとって誰よりも大切な女性(ひと)だ」

紅莉栖「お、岡部にとって誰よりも大切なひと……」

紅莉栖「倫太郎……えへへ」

岡部(どちらかを選ぶのに意味はない。選ぶ必要など、ないのだから)

岡部「これがシュタインズ・ゲートの選択だよ」

おわり

これでおしまい。書き溜ないから遅くてごめんね

読んでくれた人、保守してくれた人、ありがとニャンニャン

(本編)
御坂「……?(誰よアイツ……見ない顔ね……)」

(外伝)
詠矢空希「論証開始…これよりお前の世界を否定する」

(二期)
詠矢「……?(この記憶……どこかで……)」
詠矢「……?(この記憶……どこかで……)」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318671210/)

(プロローグ版)
ほむら「(誰よアイツ・・・前の世界でいたかしら・・・)

(プロローグ版二期)
希空「ワルプルギスの夜?」

(本編二期)
絶対反論(マジレス)こと詠矢空希(ヨメヤ ソラキ)は落ちていた。
絶対反論(マジレス)こと詠矢空希(ヨメヤ ソラキ)は落ちていた。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1325603888/)



今なお広がり続ける詠矢ワールド!
さあ君も詠矢シリーズの書き手・読み手になろう!!

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