絢辻「あたしが棚町薫で」棚町「あたしが絢辻詞」(253)

絢辻「……どういうことなのよ、コレ」

棚町「あたしに聞かれてもわからないわよ」

絢辻「夢じゃないのよね」

棚町「確かめてみる?」

グニニ

絢辻「いたっ、痛いから! つねるなら自分のほっぺをつねりなさいよ!」

棚町「どう? 夢じゃないってわかった?」

絢辻「そうね。どうやら現実みたいよ」

棚町「残念ね。あたしとしても夢だった方が嬉しかったんだけど」

絢辻「ホントどういうことなのよ。なんで、なんで……なんであたしたちの体と中身が入れ替わってんのよーっ!」

性格悪いもじゃ子と気さくな絢辻さんか……

>>3
そこから逃げろ
釘バット持った素敵な人がそっちに向かったぞ

絢辻「やっぱりアレよね。ふたりで階段転げ落ちたのが原因よね」

棚町「漫画じゃないんだから……と言いたいところだけど、それしか考えられないわね」

絢辻「お約束すぎるわよ」

棚町「はぁ……あなたが急に飛び出してくるから」

絢辻「あたしのせいにしないでよ! あたしは転びそうになってたアンタを助けようと思ってたのよ!」

棚町「誰も助けてなんて頼んでないでしょ。ひとりでどうにかなったわよ」

絢辻「あんな盛大に滑っといてなに言ってんのよ。パンツ丸見えだったわよ」

棚町「えっ!?」

絢辻「嘘だけどね」

棚町「文句を言っててもはじまらないし、元に戻る方法を考えましょ」

絢辻「もう1回ふたりで落ちてみる?」

棚町「できればその方法以外でいきたいわね」

絢辻「たしかにね……今も体のそこかしこが痛いし」

棚町「他になにかない?」

絢辻「なんであたしに聞くのよ。頭いいんだからアンタも考えなさいよ」

棚町「考えてるわよ。ただ漫画をよく読んでそうなあなたの方がなにか知ってると思って」

絢辻「うーん、そうねぇ……雷にうたれるとか?」

棚町「不可能でしょ……」

絢辻「じゃあもうなにも思い浮かばないわね」

棚町「使えないわね」

絢辻「だったらアンタがなんかいいアイディア出しなさいよ!」

棚町「う……」

絢辻「ほら見なさい。アンタだってなにも思い浮かばないんじゃないの」

棚町「も、もう授業がはじまるし一旦教室に戻りましょ」

絢辻「この状態で戻んの!?」

棚町「あたしはあくまで優等生として通ってるんだから、そのイメージを崩すような行動はしないでよ」

絢辻「ただ猫被ってるだけでしょうが」

棚町「棚町さん、わかったわね?」

絢辻「あーはいはい。わかったわよ」

教室

絢辻「お。おーい、純一」

棚町「なっ……!?」

橘「へ……あ、絢辻さん? どうしたの?」

絢辻「は? アンタなに言って……あ」

橘「え?」

絢辻「ご、ごめんごめん。ちょっとアンタの――じゃなくて、あなたの名前を呼んでみたくなったの」

橘「そ、そうなんだ。急に名前で呼ばれたから驚いたよ」

絢辻「あ、あはは。気にしないで、橘君」



絢辻(この口調めんどくさぁ……)

棚町(早急に手をうたないと……あたしの尊厳が壊される前に)

水曜どうでしょうに出演する絢辻さんか

授業中

高橋「それじゃあ絢辻さん、この問いに答えてくれる?」

絢辻「あ、あたしですか?」

高橋「ええ、いつもどおりよろしく」

絢辻「はぁい……えーっとですね……」

高橋「どうしたの? 絢辻さんならすぐわかるようなことでしょ?」

絢辻「そう言われても……お、織田信長?」

高橋「は……? 絢辻さん、受けを狙わなくてもいいのよ?」

絢辻「す、すいません、勘違いしてました! 坂本龍馬ですね!?」

高橋「……今、室町時代の話をしてるんだけど」



棚町(はやくなんとかしないと……)

昼休み

橘「絢辻さん、今日はどうしたの? 調子悪いの?」

絢辻「そういうわけじゃないんだけどね……」

橘「絢辻さんが先生からの質問に答えられないところなんてはじめて見たよ」

絢辻「あたしもはじめてよ……」

橘(なんか素が出ちゃってるような気がするけど、本当にどうしたんだろう)

棚町「ねぇ、純一」

橘「ん? どうした、薫」

棚町「ちょっと絢辻さんに話があるから借りていい?」

橘「別にいいけど、お前が絢辻さんに話なんて珍しいね」

棚町「うん、ちょっとねー」

絢辻(なんでこいつは完璧にあたしを演じられんのよ)

屋上

棚町「棚町さん、あなたは午後の授業出ないでいいわ。いいえ、出ないでちょうだい」

絢辻「は? なんでよ」

棚町「あなたがあまりにバカだからよっ!」

絢辻「うわっ。急に大声出さないでよ」

棚町「あの程度の問題にも答えられないなんて……あなた、裏口入学でもしたの?」

絢辻「失礼ね、ちゃんと実力で入ったわよ!」

棚町「信じられないわね。ああ、もう最悪だわ……あたしが今まで培ってきた信頼が……」

絢辻「そんな気にしないで大丈夫でしょ。寝惚けてたと思われるだけじゃない?」

棚町「このあたしが授業中に居眠りなんてするわけないでしょ!」

絢辻「……そういえばアンタが居眠りこいてるとこ見たことないわね」

棚町「とにかく! あなたには午後の授業の間、保健室で寝ててもらいます!」

絢辻「それは構わないけど、あの優等生・絢辻さんが授業サボったりしていいわけ?」

棚町「問題ないわ。きっと先生方もあなたの間抜けぶりを見て、頭をうったんじゃないかと疑ってるだろうから」

絢辻「実際階段から落ちたしね」

棚町「それよりも明日からどうするかよ。学校を休むわけにもいかないし」

絢辻「元に戻る方法があればいいんだけどねぇ」

棚町「……棚町さん、今日の放課後空いてる?」

絢辻「今日? バイトないから大丈夫だけど」

棚町「じゃあ放課後は図書室で勉強会をするわよ」

絢辻「ええっ!? なんでそんなことすんの!?」

棚町「せめて恥をかかないくらいになってもらわないとあたしが困るわ」

しえ

放課後

絢辻「ねぇ……ホントにやんの?」

棚町「もちろんよ」

絢辻「明日から気をつけるから今日はやめない?」

棚町「気をつけてどうにかなることじゃないでしょ。もともと出来ないんだから」

絢辻「そうだけどさぁ……」

棚町「ほら、はやくペンを持ちなさい。一般常識も知らないようじゃ生きていけないわよ」

絢辻「大丈夫よ。あたし、勉強はできないけど仕事はできるから」

棚町「ダメです。はい、まずは日本史からね」

絢辻「いやぁ……」

10分後

絢辻「これわかんないんだけど」

棚町「……」

絢辻「ちょっと聞いてる? これわかんないって言ってんの」

棚町「はぁ……」

絢辻「なんでため息吐くのよ」

棚町「あなたの学力の低さに驚いているのよ。ここまでひとつも自力で解けてないじゃない」

絢辻「うっさいわね。日本史とか嫌いなのよ」

棚町「嫌いで片付けられるレベルじゃないわよ。脳の病気を疑ってしまうわ」

絢辻「アンタ、あたしのことバカにしすぎでしょ!?」

棚町「実際にバカなんだからしょうがないでしょ」

絢辻「そこまでじゃないわよ! 日本史はたまたま苦手なだけよ!」

棚町「ふーん。じゃあどの教科が得意なの?」

絢辻「そうね、数学とかなら割とできるわよ」

棚町「だったらこの問題を解いてみて」

絢辻「これくらい余裕よ。こうやってあーやってこうして……どう?」

棚町「うん、正解ね。こっちの問題は?」

絢辻「んーまずは倍角で……次は合成かな……こっからは……」

棚町「その後はこうするのよ」

絢辻「あ、なるほど」

棚町「一応、数学が得意ってのは本当みたいね」

絢辻「少しは信じなさいよ」

1時間後

棚町「それは判別式じゃなくて円の中心との距離を使うのよ」

絢辻「中心との距離? あ、点と直線の距離ね」

棚町「そういうこと。公式は覚えてる?」

絢辻「モチのロンよ」

棚町「じゃあ大丈夫ね。そのまま計算してみて」

絢辻「……」ジーッ

棚町「どうしたの? あたしの顔になにかついてる?」

絢辻「ううん。アンタって教えるの上手いのね」

棚町「そうかしら。あなたがちゃんと理解しようとしてるからだと思うけど」

絢辻「ね、もう数学はいいから日本史教えてよ」

棚町「構わないけど、あなたはそれでいいの?」

絢辻「うん。アンタが教えてくれるならできる気がする」

棚町「数学は基礎ができていたから応用問題も解けたのよ。日本史は基礎からボロボロじゃないの、あなた」

絢辻「だからアンタが基礎から教えてくれるんでしょ?」

棚町「まぁ、そのつもりだけど……」

絢辻「んじゃはやく教えて」

棚町「なによ、急にやる気になって……気持ち悪いわね」

絢辻「気持ち悪いは言いすぎでしょ!?」

橘「あれ、絢辻さんと薫じゃないか。なにしてるの?」

棚町「今絢辻さんに勉強教えてもらってんのよ」

橘「薫がテスト前でもないのに勉強するなんて珍しいね。ん……?」

棚町「なに?」

橘「こら薫。なにが教えてもらってるだ。自分は問題集も出してないじゃないか」

棚町「こ、これには理由が……」

橘「どうせお前のことだから絢辻さんに全部やらせてたんだろう。まったく」

棚町「もうそういうことでいいわよ……」

橘「絢辻さん、あんまり薫を甘やかさないようにね」

絢辻「う、うん……」

絢辻「ふぅ……他の人が来るとドキドキするわね」

棚町「本当ね。あなたがボロを出さないか不安でしょうがないわ」

絢辻「アンタが上手すぎんのよ。どうしてそこまであたしっぽく話せるの?」

棚町「あなたは声が大きいから、普段から話し声がよく聞こえるのよ」

絢辻「……これからは気をつけることにする」

棚町「それよりも橘君のあなたに対する保護者ぶりの方が気になるわね」

絢辻「あーあれは昔からよ。なんだかんだ面倒見いいのよね、あいつ」

棚町「きっとあなたが今まで散々無茶をしてきたからでしょうね」

絢辻「もしかして羨ましい?」

棚町「別に羨ましいわけじゃ……」

棚町「今日はこれくらいにして帰りましょうか」

絢辻「はあぁ……久々に授業以外の時間に勉強したわ」

棚町「授業中にしっかり話を聞いてたら、もう少しマシだと思うけど」

絢辻「嫌いな教科だとどうしても聞く気にならないのよねー」

棚町「それは勉強してると言わないわね」

絢辻「アンタがあたしの家庭教師になってくれるってんならちゃんとやるわよ」

棚町「たまに教えるくらいならいいわよ」

絢辻「じゃあ早速物理の宿題のことなんだけど……」

棚町「言っておくけど、代わりに解いたりはしないからね」

絢辻「ちぇっ」

絢辻「ところで家に帰るってどうすんの?」

棚町「お互いの家に帰るしかないでしょ。体の方の」

絢辻「あたし、アンタんちなんて知らないわよ」

棚町「案内するからいいわよ。それよりも家での過ごし方の方が問題ね」

絢辻「そうね。トイレの場所とかちゃんと教えてよ」

棚町「あなたって能天気ね……」

絢辻「へ?」

棚町「普通、家族との接し方を気にしない?」

絢辻「ウチは9時くらいにお母さん帰ってくると思うから、挨拶するくらいでいいわよ。それまでに洗濯物取り込んで畳んどいて」

棚町「あら、あなたが家事の手伝いなんてするのね」

絢辻「当たり前でしょ。ウチは母親とふたり暮らしなのよ」

棚町「え……そうなの?」

絢辻「そうよぉ。あ、あとお風呂も掃除して沸かしといてね」

棚町「わかったわ。あなたは極力あたしの家族と関わらないようにして」

絢辻「話してたら絶対ボロが出るからね」

棚町「それもあるけど……まぁいいわ。部屋にいれば基本的には話しかけてこないと思うから」

絢辻「ずっと部屋にいるってのも退屈ねぇ」

棚町「我慢しなさい。細かいことは帰りながら話しましょ」

絢辻「オッケー」

翌日

絢辻「……おはよ」

棚町「おはよう。やけに元気がないわね」

絢辻「なんだか気疲れしちゃって……やっぱり人の家だからかしら」

棚町「それもあるだろうけど……あたしの家族はどう思った?」

絢辻「うーん……言っちゃ悪いけど、アンタって両親と仲悪いでしょ?」

棚町「やっぱりわかってしまうわよね」

絢辻「うん。一緒にご飯食べてるときの空気とかすごいきつかったわ」

棚町「でしょうね。昔から変わらないわ」

絢辻「ホントお姉さんだけが救いだったわよ」

棚町「……え?」

棚町「ちょ、ちょっと待って。姉が救いってどういうこと?」

絢辻「お姉さんは話しやすくて助かったわ。アンタの言ってたとおりド天然だったけど、そのおかげでバレなかったし」

棚町「姉と話したの……?」

絢辻「話しただけじゃないわよ。お風呂入ろうと思ったらちょうどお姉さんとかち合って、一緒に入ろうって言われてさ」

棚町「……もしかして一緒に入ったの?」

絢辻「うん。あたしはひとりっ子だから、ああいうのはじめてですごい面白かったわ」

棚町「なんでそんなことしてしまったのよ……」

絢辻「特に断る理由もなかったし。いやーいいわね姉って。あたしも兄弟姉妹ほしかったなぁ」

棚町「そう……ほしいならあげるわよ、あんな姉でいいのなら」

絢辻「アンタ……なんか怒ってる?」

棚町「別に」

絢辻「あ、あたしの家はどうだった? 過ごしやすかった?」

棚町「そうね。まず教科書や参考書の類が1冊もないことに驚いたわ」

絢辻「勉強する気だったの!?」

棚町「勝手もわからないから、それしかやることがなかったのよ」

絢辻「なんていうか……やっぱりアンタは次元の違う人間ね」

棚町「しょうがないからあなたのノートを見たけど、まったく意味をなしてないし」

絢辻「あはは……」

棚町「と言うわけで、暇つぶしに補足しておいてあげたから参考にしなさい」

絢辻「え、そこまでしてくれたの?」

棚町「言ったでしょ、ただの暇つぶしよ」

絢辻「でも安心したわ。あんまり苦労しなかったみたいで」

棚町「あなたは大変だったでしょう」

絢辻「そこまでじゃないわよ。親とは食事のときしか顔合わせなかったし。むしろ髪の方が大変だったわ」

棚町「ああ、洗うのがってこと?」

絢辻「そうそう。長い髪なんて今までしたことなかったから、どう洗えばいいのか悩んだわ。時間もかかるし」

棚町「あたしだってそうよ。この髪を洗うの大変だったわ」

絢辻「雨の日が一番辛いのよ」

棚町「今も頭が重いわね。いっそ切ってしまいたいわ」

絢辻「やめてよ!?」

プジョル「あたしが棚町薫で」
棚町「アタシガプジョル」
橘「……たいして変わらなくないか?」

梨穂子は

絢辻「こんな陰毛みたいな頭の女と入れ替わるなんて…」

棚町「こんな肩幅の広い女と入れ替わるなんて…」

棚町(正直、はやく元の体に戻りたいけど……)

橘「お、薫じゃないか。今日は早起きできたみたいだな」

棚町(橘君との距離が近いことだけは役得ね)

棚町「いつも早起きしてるわよ。そのままもう一度寝ちゃうだけで」

橘「それは早起きじゃなくて二度寝と言うんだぞ」

棚町「細かいことはいいじゃない。アンタだってはやくあたしに会えて嬉しいでしょ」

橘「嬉しいなんて一言も……お、おい! なんでくっついてくるんだ!」

棚町「いいでしょーあたしと純一の仲なんだから。それともイヤ?」

橘「嫌ではないけど……」

棚町「じゃあもっとくっついちゃう!」

橘「そうは言ってないだろ!」

棚町(こういうことが自然にできるんだもの、棚町さんは羨ましいわね)

しかし実際は薫と橘さんの距離が縮まるという罠

絢辻「な、なにしてるのかなぁ、ふたりとも」

橘「薫が意味もなくくっついてくるんだよ……絢辻さん、なんか言ってやってくれない?」

絢辻「棚町さん? じゅ……橘君も嫌がってるみたいだし、やめてあげたら?」

棚町「平気よぉ。だってこいつ、ホントはこういうことされて嬉しいのよ。た・と・え・ばぁ……」

ハムッ

橘「うわぁあっ!? 耳を噛むな、耳を!」

棚町「ね? 嬉しそうでしょ?」ニヤニヤ

絢辻(絶対わかっててやってるわね、こいつ……)

絢辻「棚町さんがやめないって言うなら、あたしにも考えがあるわ」

棚町「へぇ……なに?」

絢辻「……じゅんいち~!」

ダキッ

橘「えぇぇっ! どうしちゃったの、絢辻さん!」

絢辻「棚町さんだけじゃなくて、あたしも構って?」

棚町「ちょっと! それはあた……絢辻さんのキャラじゃないでしょ!」

絢辻「別にいいでしょー。イメチェンよ、イメチェン」

棚町「そんなの求めてないから! はやく橘君から離れなさい!」

絢辻「いーや。純一、ほっぺにキスしてあげよっか?」

棚町「きゃあぁぁああ!」



梅原「……一体なにが起きてるんだ」

田中「絢辻さんも疲れてるんだよ、きっと」

棚町「ななな、なにしようとしてるのよ! あたしの唇で!」

絢辻「アンタだってあたしの唇で純一の耳噛んだじゃない」

棚町「普段からしてるんだから別にいいでしょ!」

絢辻「あ、そういうこと言っちゃうんだ。だったらもっとすごいことを――」

棚町「いやぁぁぁぁあっ!? 離れる、離れるから! あなたも離れて!」

絢辻「最初からそうしてればいいのよ、まったく」

棚町「はぁ、はぁ……寿命が縮んだわ」

絢辻「あたしの体で変なことしようとするからよ」

橘(どういう会話なんだ……いつから薫の体は絢辻さんのものになったんだ)

昼休み

絢辻「外でご飯食べるとやっぱり寒いわね」

棚町「ブレザー着なさいよ。あたしはそんな格好しないわよ」

絢辻「ボタンしめてリボンつけてるんだから許してよ。これだけでもなんかうざったいのよ?」

棚町「あなたの普段の服装がだらしないのよ。とにかくブレザーは着て」

絢辻「なんでよ。ブレザーくらい着なくても注意されないわよ」

棚町「胸のラインがあからさまに出ちゃうでしょ。起伏に乏しい体のあなたにはわからないでしょうけど」

絢辻「き、起伏に乏しい!?」

棚町「貧相と言い換えても問題ないわね」

絢辻「貧相ですってぇ!?」

胸ならプジョルのがあるだろ

棚町「あなたの体はいいわね。胸がないから肩こらないし」

絢辻「アンタの体だって肩こるほど胸大きくないでしょうが!」

棚町「橘君の視線を奪うくらいにはあるわよ。あなたは……聞くまでもないわね」

絢辻「成長中だからいいのよ! これから大きくなんのっ!」

棚町「成長中……? これで?」

絢辻「そ、そうよ! すぐブラを買い換えないといけないんだから!」

棚町「不思議ね。あなたの部屋にあったものは全部同じサイズだったんだけど」

絢辻「ちょ、アンタなに見てんの!?」

棚町「つけずにくるわけにもいかないでしょ」

絢辻「そりゃそうだけど……」

棚町「ひとつ忠告しておいてあげるけど、この年齢でキャラもののバックプリントはやめた方がいいわよ」

絢辻「だぁぁぁっ!? アンタどこまで見たのよーっ!」

【レス抽出】
対象スレ:絢辻「あたしが棚町薫で」棚町「あたしが絢辻詞」
キーワード:プジョル

     61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2012/01/29(日) 04:36:31.32 ID:frnwNR6i0
プジョル「あたしが棚町薫で」
棚町「アタシガプジョル」
橘「……たいして変わらなくないか?」


     113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2012/01/29(日) 15:02:08.24 ID:BlFI7M570 [3/3]
胸ならプジョルのがあるだろ


     114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2012/01/29(日) 15:03:14.15 ID:DvAKAk/T0 [5/5]
プジョルは貧相なのがいいんだろ!いい加減にしろよ!!




抽出レス数:3

絢辻「い、言っておくけど! あれはノリで買っちゃっただけで、一度もつけたことないんだからね!」

棚町「そういうことにしておいてあげるわ」

絢辻「なんか妙に悟った対応されると余計腹が立つんだけど!?」

棚町「……ぷっ」

絢辻「笑った!? 今笑ったでしょ!」

棚町「下着の話はおいといて、もうこれ以上の成長は期待しない方がいいわよ」

絢辻「成長って……また胸の話!?」

棚町「橘君を誘惑したいなら、せめてあたしくらいはないと」

絢辻「アンタの体で誘惑したってあいつがなびくとは思えないわね」

棚町「あら、そんなことないわよ?」

絢辻「え……ど、どういうこと!?」

棚町「うふふふふ」

絢辻「答えなさいよーっ!」

お前らあんまりプジョルって言うなよ
葉加瀬太郎が可哀想だろ

放課後

棚町「棚町さん、はやく用意して」

絢辻「なんで?」

棚町「今日も勉強会をするからに決まってるでしょ。まさか昨日だけで終わると思ってたの?」

絢辻「えーまたやんのぉ……あ、それ無理よ」

棚町「どうしてよ」

絢辻「今日あたしバイト入ってるもん」

棚町「バイト、バイトねぇ……え、バイト!?」

絢辻「よろしく頼むわよ、棚町薫!」

棚町「無理に決まってるでしょ! あたし、バイトなんてしたことないわよ!」

絢辻「へーきへーき。ファミレスで普段ウェイトレスさんがやってることをそのままやればいいのよ」

棚町「それだけでできるわけないじゃない!」

絢辻「そうは言ってもねぇ……ドタキャンなんてできないし、無断で休むなんてもってのほかよ」

棚町「あなたが出なさいよ。棚町薫の代わりですって言って」

絢辻「それこそできるわけないっての」

棚町「じゃあ縮毛矯正した棚町薫ってことにして……」

絢辻「顔が違いすぎるでしょ!?」

棚町「そうね、体のふくよかさも全然違うし」

絢辻「まだそのネタを引っ張るか……」

絢辻「あたしに教えられることは全部教えとくから、あとは頑張って」

棚町「本気……?」

絢辻「大丈夫よ。あたしの見たところ、アンタは仕事できそうなタイプだし」

棚町「だからって……ねぇ、あなたもついてきてよ」

絢辻「関係者じゃないと入れないって」

棚町「お客として席にいてくれるだけでいいから」

絢辻「それくらいならいいけど」

棚町「はぁ……やっぱりはやく元に戻る方法を見つけないといけないわね」

絢辻「どうせならテスト終わってからがいいわね」

棚町「あぁ、心配事がまた増えたわ……」

ファミレス

棚町「オーダーを受けたらこれに入力すればいいのね」

絢辻「そうそう。あと常にまわりを気にしとくのよ。コーヒーのおかわりとか」

棚町「わかったわ。多少ミスしてもあなたの評価が下がるだけだものね」

絢辻「下げないでもらえるっ!?」

棚町「冗談よ。精一杯やるから、おかしなところがあったらすぐ言って」

絢辻「ん、りょーかい。やらしい目で見てくる人いるけどあんま気にしちゃダメよ」

棚町「そういう人を追い出す用心棒があなたじゃないの?」

絢辻「そこまで軽口言えるなら大丈夫そうね」

絢辻(とは言ってみたものの……)


客A「あっつぅ!?」

棚町「あ!? も、申し訳ございません!」


客B「これ頼んでないんだけど」

棚町「え……あ、間違いました! 申し訳ございません!」


ガッシャーン!

棚町「し、失礼致しました!」

店長「棚町君、今日何枚割れば気がすむの!?」

棚町「す、すいませ~ん……」


絢辻(仕事はすぐ覚えられたけど、意外とドジなのね……あたしの体なのに)

数時間後

絢辻「おつかれ~。どうだった? はじめてのバイトは」

棚町「見ての通り、散々だったわ……」

絢辻「ま、最初は誰だってあんなもんよ。アンタの場合は研修もなかったわけだし」

棚町「ごめんなさい、本当にあなたの評価を下げてしまって……」

絢辻「気にしないでいいって。ちょっと調子が悪かったくらいに思われただけでしょ」

棚町「7枚もお皿を割っても?」

絢辻「そうよ。アンタはよくやってたわ。あたしにはわかる」

棚町「慰めでもそう言われると助かるわね」

絢辻「慰めなんかじゃないわよ。あたしは思ったことは隠さず言うから」

棚町「……ありがと」

絢辻「はーこれから家に帰るのが欝ねぇ。あ、別にアンタの家族が嫌いって言ってるわけじゃなくて……」

棚町「いいわよ、あんな家に帰りたいって思う人なんていないだろうから」

絢辻「……アンタってホントに家族が嫌いなのね」

棚町「今はまだマシよ。あまり干渉してこないからね。昔はもっとひどかった」

絢辻「人それぞれ、なにかしら問題を抱えてるもんなのよね」

棚町「そうね。今さらあの人たちになにも期待してないからどうでもいいわ」

絢辻「さて、と。暗い話はここまでにしてさっさと帰りますか」

棚町「あなた、あたしの家に帰りたくないんでしょ? だったら自分の家に帰ればいいんじゃない?」

絢辻「いや、無理でしょ。あたしは今絢辻詞なんだし」

棚町「友だちが泊まりに来たってことにすれば大丈夫よ。わざわざあんな家に帰る必要ないわ」

タワー

橘さんがアップを始めたようです

棚町家

絢辻「ふあぁ……やっぱり自分の部屋っていいわぁ」

棚町「今日はいろいろと疲れたわ……もう寝ちゃおうかしら」

絢辻「ちょっと、お風呂は入ってよ」

棚町「わかってるけど……布団の柔らかさが心地よすぎて……」

絢辻「もうはやくお風呂入って寝ちゃいましょ。ほら、起きる起きる」

棚町「あなた先入っていいわよ……あたしは待ってるから」

絢辻「そしたらアンタ絶対寝るでしょ! いいから起きなさい!」

棚町「わかったわよ……」

麻耶みゃーで

お風呂

棚町「……だからって一緒に入る必要ある?」

絢辻「せっかくのお泊りなんだからいいじゃない。時間も節約できるし」

棚町「狭いんだけど」

絢辻「アンタの体の余計な肉のせいじゃない?」

棚町「余計? むしろ適切でしょ」

絢辻「これが?」

ムニュ

棚町「ちょっと! 乱暴に扱わないで!」

絢辻「普通に触っただけなのに……」

絢辻「でもやっぱり誰かと一緒にお風呂入るっていいわよねー」

棚町「銭湯でも行けば存分に楽しめるわよ?」

絢辻「そういうことじゃないでしょ……小さい頃、お姉さんと一緒に入ったりしなかったの?」

棚町「あたしの記憶にはないわね。物心つく前はどうかわからないけど」

絢辻「もったいないわね。あたしにもし姉がいたら、絶対一緒に入るのに」

棚町「だからほしいならあげるって言ってるでしょ」

絢辻「アンタって姉の話になるとすぐ怒るのね」

棚町「気づいてるなら控えてもらえると嬉しいんだけど」

絢辻「んじゃ話は変わるけど……あたしってやっぱり小さいかな」

棚町「議論するまでもなく小さいわね」

絢辻「あ、アンタだってそんな大きくないでしょ!」

棚町「自分から振ってきといてなにを言ってるのよ。今はあなたの胸の話をしてるのよ」

絢辻「そうだけど……」

棚町「でもそこまで気にすることじゃないと思うわよ」

絢辻「いやというほどからかってきたアンタがそれを言うか……」

棚町「まあ、橘君の好みは大きい方だろうけどね。ふふっ」

絢辻「勝ち誇ったような顔すんなっ!」

棚町「今はあたしの体なんだし、いろいろと仕掛けてみれば? 押しつけるくらいなら許してあげるわよ」

絢辻「んなことしても結果的にアンタが得するだけでしょ」

棚町「大した得じゃないわ。今までも押しつけるくらいなら……」

絢辻「し、したの!?」

棚町「どうかしらね。橘君に聞いてみたらわかるんじゃない?」

絢辻「アンタって意外と大胆……?」

棚町「教室でいちゃついてるあなたには勝てないわよ」

絢辻「あれはいちゃついてるわけじゃないのよー。結局友だちのノリっていうか……」

棚町「なにをしても友だちにしか見られないのは大変ね」

絢辻「そうなのよぉ……あいつニブチンだから……」

棚町(……なんであたしが相談されてるのかしら)

美也と入れ替われば合法的に橘さんと同居が可能

棚町「だいたいね、あなたはいい方よ。彼との距離が近いんだから」

絢辻「近すぎて意識してもらえないのよ」

棚町「それは贅沢な悩みね。あなたにはあたしの悩みなんてわからないでしょう?」

絢辻「家族のこと?」

棚町「橘君の話してるのになんで家族が出てくるのよっ」

絢辻「あ、わかったわ。あたしがいるせいで純一が全然振り向いてくれないのね」

棚町「そんなわけないでしょ。あなたは彼に異性として見てもらえてないんだから」

絢辻「言いすぎじゃない!?」

棚町「もうその話はいいわ。あたしの悩みわね……」

絢辻「うん……」

棚町「……彼のことを名前で呼べないのよ」

>>170
スト子歓喜

梅原「にぃに!にしししし」

美也「よぉ!大将!良いお宝本が手にはいったぞ!」

絢辻「え、そんだけ?」

棚町「そう思うでしょ? でもね、あたしはこんな些細なことですごく悩んでるのよ」

絢辻「だって名前で呼ぶなんて……普通に呼べばいいだけでしょ?」

棚町「急に名前で呼びはじめたら不自然だわ」

絢辻「そーう? そういえばあたしはなんであいつと名前で呼び合うようになったんだっけ……」

棚町「ぜひ参考にしたいわね」

絢辻「……覚えてないわ」

棚町「はぁ……この頭は無駄に重いだけなの?」

絢辻「無駄とか言わないで! これでも気に入ってるんだから!」

絢辻「まーアンタの悩みは正直すぐ解決すると思うわよ?」

棚町「どうやって?」

絢辻「アンタが細かいこと気にしすぎなだけで、あっちはきっと喜ぶって」

棚町「引かれたりしないかしら」

絢辻「ないない。きっと餌をもらった犬みたいに喜ぶわよ」

棚町「その姿は想像に難くないわね」

絢辻「ところでアンタは純一から名前で呼ばれたいの?」

棚町「か、彼から名前で……? やだ、そんな……詞だなんて……」

ボタボタ

絢辻「は……? ちょ、ちょっとアンタ! それ!」

棚町「え……」

絢辻「鼻血出てきてるわよ!」

絢辻さんの鼻血はデフォ

梅原「美穂子はかわいいなぁ!」

美穂子「あ、あはは・・・」

薫の部屋

絢辻「ホント驚いたわ。人の体で興奮しないでよ」

棚町「こ、興奮したわけじゃないわよ! のぼせちゃっただけよ!」

絢辻「純一から名前で呼ばれることを想像して興奮したんでしょ」

棚町「このあたしがその程度のことで興奮するわけないでしょ!」

絢辻「彼から名前で? やだ、そんな……詞だなんて……」

棚町「ぶっ!? な、なにを言って……!」

絢辻「もうこの台詞は一生忘れられそうにないわね。やだ、そんな……詞だなんて……ぷっ、あはははは!」

棚町「……命が惜しくないみたいね」

絢辻「やーね、ちょっとからかっただけじゃない。そんな怒らないでよ。つ・か・さ」

棚町(最悪だわ……一生の不覚よ……)

絢辻棚町は素晴らしいな

棚町「そろそろ寝ましょ。明日も学校があるし」

絢辻「これほど自分の布団で寝られることを嬉しいと思った日はないわ」

棚町「あたしもさすがに自分の部屋が恋しいわね……明日こそ絶対元に戻りましょう」

絢辻「戻るってどうやってよ」

棚町「最悪、またふたりで階段から落ちるしかないでしょうね」

絢辻「できれば痛くない方法がいいんだけどなぁ」

棚町「もうそんな甘いことは言ってられないわ。あなた、明日もバイト入ってるんでしょう?」

絢辻「そういえばそうね。アンタがやってくれるってんなら全然構わないわよ」

棚町「それがいやだから絶対に戻るのよ」

絢辻「慣れれば面白いのに」

絢辻さんは裏表のない素敵なムッツリスケベです!!

>>206
夜道に気を付けろ
釘バット持った裏表のない素敵な人がそっち向かった

翌日・昼休み

棚町「用事はすんだの?」

絢辻「うん。準備オーケーよ」

棚町「さて……じゃあやるわよ」

絢辻「……自分から飛び降りるとなると怖いもんね」

棚町「下手したら死ぬわね」

絢辻「さらに怖いこと言わないでよっ」

棚町「大丈夫、きっとうまくいくわ」

絢辻「どっから出てくんのよ、その自信は……まぁいいけど。それじゃ押すわよ?」

棚町「ええ。おもいっきりやってちょうだい」

ドンッ

棚町「う……」

絢辻「ど、どう!?」

棚町「目の前に……」

絢辻「相手の顔があるってことは……」

棚町「成功よ! い、いたっ……! 肩、痛い……」

絢辻「強くぶつけたんでしょ。念のため保健室に行きましょう」

棚町「イタタタ……でも階段から転げ落ちてこれだけの怪我ですんだんだから奇跡的よね」

絢辻「そうね。きっとあなたのおかげだわ」

棚町「いや、あたしはなにも……」

絢辻「あたしの体が下にならないようにしてくれたでしょ。気づいてるわよ」

棚町(ただそのときの自分の体が下にならないようにしただけなんだけどね……)

教室

絢辻「あ、橘君。今少し時間ある?」

橘「時間はあるけど……」

絢辻「けど……? なにか用事でもあるの?」

橘「いや、さっきの話はやっぱりやめたのかなぁと」

絢辻「さっきの話?なんのこと?」

橘「え? 自分から言ったことをもう忘れちゃったの?」

絢辻「ご、ごめんなさい。ド忘れしてしまったわ。私、なにを言ったんだっけ?」

橘「えっと……その、お互い名前で呼び合おうって話、だけど……」

絢辻「……へ?」

絢辻(棚町さんの言ってた用事ってこのことだったのね……)

橘「僕としては一向に構わないというか、むしろ嬉しいんだけど……やっぱり絢辻さんはいやだった?」

絢辻「ち、違うわ。本当に忘れてただけで……これからは名前で呼んでくれる? じゅ……純一」

橘「もちろんだよ、詞。それでどうしたの? 時間ならいくらでもあるけど」

絢辻「あ、そうなの。棚町さんがさっき階段で転んで、今保健室にいるの」

橘「薫が怪我したの?」

絢辻「うん。だから保健室に行ってあげてくれる? きっとあなたが来たら喜ぶだろうから」

橘「今さら僕の顔を見てあいつが喜ぶかな……まあいいや。とりあえず行ってみるよ」

絢辻「それとね、ひとつアドバイスなんだけど……」

※絢辻さんは鼻血ダラダラです

保健室

橘「失礼しまーす」

棚町「あら? どうしたのよ、純一。お腹でも壊した?」

橘「絢辻さんからお前が怪我したって聞いてね。大丈夫なのか?」

棚町「どういう風の吹き回しよ。アンタがあたしの心配だなんて」

橘「怪我をしたって聞いたら心配くらいするさ。なにせお前は……お、女の子なんだから」

棚町「な……なに言ってんのよ! 昔からこのくらいの怪我ならよくあったでしょ!」

橘「そうだね。だから僕はお前が心配でいつもそばにいたんだよ」

棚町「また保護者面して……」

橘「保護者なんかじゃないさ。薫は……僕にとって大切な人だから心配してるんだよ」

棚町「大切って……もう、なんなのよ急に……」

放課後

絢辻「どう? 肩の方はまだ痛む?」

棚町「痛いけど大丈夫よ。バイトには出られるわ。それよりも……純一に気持ち悪いこと言わせたのはアンタでしょ?」

絢辻「さぁ、なんのことかしら? あたしはただもう少し素直になってみたらって言っただけよ?」

棚町「ったく、余計なことして……」

絢辻「あなたのお節介のお返しよ」

棚町「あたしは元に戻ったらアンタが驚くようにしてただけだから」

絢辻「あなたも素直じゃないわね」

棚町「ふん……もうバイト行くわ。あ、それとさ」

絢辻「なに?」

棚町「テスト前になったらさ……また、勉強教えてくれる?」

絢辻「……しょうがないわね。あなただけの特別サービスよ?」

棚町「ふふっ、てんきゅ」

いいよいいよ

おわり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom