魔女っ娘(8)「くすぐりハロウィン?」 (30)

魔女っ娘「トリック・オア・トリート!おかしくれないとイタズラしちゃうぞっ!!」

魔女っ娘「ってなわけでやってきましたハロウィーン!今年も皆からいっぱいおかしもらってまーす!」

魔女っ娘「……コスプレじゃなくてホントに魔女なの!おかしくれなかったらホントに魔法でイタズラしちゃうんだから!」

魔女っ娘「よーし、次はこのでっっっっかいお家からおかしもらっちゃうぞー!」

ピンポーン

魔女っ娘「トリック・オア・トリート!おかしくれないと……って誰もいない……」シュン

魔女っ娘「うーん、誰もいないのかなぁ……あれ、ドア開いてる。」カチャ

魔女っ娘「おじゃましまーす……」

魔女っ娘(ほんとに誰もいないみたい……あっ!)

魔女っ娘(こんな所におかしがたんまり入った箱がある!!)キラーン

魔女っ娘(こんなにたくさんあるし少しくらいもらってもいいよね……?)

魔女っ娘(うわぁ、高そうなおかしばっかりだぁ!やっぱりお金持ちさんなのかな!)

カチッ

魔女っ娘(……?今の音はなんだろう?……)

モクモクモクモク

魔女っ娘(うわっ、箱の中からピンクのもくもくがっ!)ケホッケホッ

魔女っ娘(うぅ……眠く、なっちゃった……)ガクッ

魔女っ娘「……う、う~ん……」

魔女っ娘(こ、ここはどこだろう?私は確か、あのでっっっっかいお家に入って、それで……)

魔女っ娘(な、なんで!?手足がくさりでつながれてて動けない!!)ガチャ

富豪「ようやく目が覚めたか、魔女さんよぉ」

魔女っ娘「あなたは……このお家の人ですか?」

富豪「そうだ、俺はこの家の主人。まさか本当に魔女を捕まえられるとはな……」

魔女っ娘(魔女……私のことだよね!?この人、私のこと魔女だと認めてくれてるんだ!!)

富豪「魔女め、貴様らだけは許さないからな……」

魔女っ娘「へっ?」

富豪「我が一族に呪いをかけた魔女め……貴様らのせいで我が一族は歳若くして死ぬ運命を背負った……」

魔女っ娘「……へっ?」

富豪「貴様には一族の恨みを晴らさせてもらう……そしてそれが終わったら貴様の身体を売って短い人生、金に困らずに生きてやる!」

魔女っ娘(……よくわからないけど大ピンチ!)

富豪「覚悟しろよ、魔女め……貴様には地獄の苦しみを味わわせてやる……」

魔女っ娘(やだ、そんなのいやだよ!どうすれば……そうだ!)ピコーン

魔女っ娘「私、魔女じゃありません!これはコスプレです!人違いです!!」

富豪「そうか……そうなのか……」

魔女っ娘(よし、うまくいった!早くくさりを外して!)

富豪「それなら、自分を魔女だと認めたくなるようにしてやらないとなぁ?」

魔女っ娘(いやああああああ!!!)

富豪「それでは早速拷問開始だ……まずはこの羽箒で……」

魔女っ娘(ただの羽、だよね?何するつもりだろう……こわいよぉ……)

富豪「魔女は腋の下が敏感らしいからな。ほーれほれほれほれ……」サワサワ

魔女っ娘「うひゃん!!やめてっ、くすぐったいっ!」

富豪「おやおや、ここがくすぐったいって事は魔女なのかな?」サワサワ

魔女っ娘(ごーもんってよくわからないけどくすぐりのことなの!?)

魔女っ娘(でも魔女だって言っちゃったら大変なことになるみたいだし……ここはがまんがまん!!)プルプル

富豪「辛そうだねー早く笑っちゃいなよーほれほれー」サワサワ

魔女っ娘「くっふふふふふふふふふふぅっ!!」

魔女っ娘(こんなのがまんするとかムリっ!!)

富豪「拷問用の特製羽箒はどうだ?この羽箒は人間が最もくすぐったいと感じるように10種類の鳥の羽を……」サワサワ

魔女っ娘「ひぃっひひひひひひひっ!!」

富豪「特にこの純白の柔らかい羽はアフリカに生息する貴重な鳥の羽を……」サワサワ

魔女っ娘「そんなのっ、しらないっっっっ!!ひっひひひひひひひひひひひ!!」

富豪「この特製羽箒で敏感な魔女の腋の下を撫でられたらたまらなくくすぐったいだろう?」サワサワ

魔女っ娘「ちがいますっまじょじゃなっはっははっはははははは!!」

富豪「わざわざ撫でなくとも一本の毛先が触れるだけで最高にくすぐったいだろうな……」サワサワ

魔女っ娘「くすぐったいのわかってるならやめてぇぇっへっへへへへへへへへへ!!」

富豪「それなのに何千もの毛先に腋の下を撫でまわされる気分はどうだい?」サワサワ

魔女っ娘「くすぐったいっていってるでしょぉぉぉぉぉぉ!!もういやあぁぁぁぁぁっはっははははははは!!」

富豪「流石にこの程度では口を割らんか……それなら次はこのお腹を……」ペラッ

魔女っ娘「ひゃんっ!そこはやめてっ!」

富豪「そうだよな、止めて欲しいよな……魔女のお腹は腋の下並みに敏感らしいからな!」サワサワ

魔女っ娘「くひいぃぃぃぃぃぃっひひひひひひひひひ!!」

富豪「予想通り、いや、予想以上の反応だな。苦しいかぁ?」サワサワ

魔女っ娘「くっくくくくるしいいぃぃぃっひひひひひひひひいぃぃぃぃ!!!」

富豪「そうか、それなら魔女であると認めるか?」サワサワ

魔女っ娘「それはむりいぃぃぃぃっひひひひひひひひひひひ!!」

富豪「どうやらお腹も相当効いてるようだなぁ?」サワサワ

魔女っ娘「だからもうやめてってばっはっははっはははははははは!!」

富豪「ほれほれ、この小さなへその周りで円を描くように……」クルクル

魔女っ娘「いやあぁぁぁそれいやあぁぁぁぁっははははははははははは!!」

富豪「お次はへその中に……」クリクリ

魔女っ娘「そこもいやあぁぁぁぁっはっはははははははははは!!」

富豪「両手で二本の羽箒を持って両脇腹をこちょこちょこちょ~」コチョコチョ

魔女っ娘「わっはっはっはっはっはっははははははははは!!くすぐったぁぁぁぁっはっははははははははははははは!!!」

富豪「お腹もダメか……それなら最後は足の裏を責めてやるしかないよなぁ?」

魔女っ娘「ひっ!そこもいやっ!!」

魔女っ娘(でも今『最後』って言ったよね?つまりこれさえがまんすれば……!!)

富豪「いくぞ、まずは土踏まずから……」サワサワ

魔女っ娘「うひゃっ!?くっ、くひひひひひっ……」

魔女っ娘(むちゃくちゃくすぐったいっ……!でもこれが最後!がまんがまん!)プルプル

富豪「羽の動きを速くしてやろう」コチョコチョ

魔女っ娘「くふっ……ふふふふっ!ふっふふふふふふふ!!」

魔女っ娘(もうむりっ……でも笑い出したらまた止まらなくなっちゃう!がまんがまん……っ)プルプル

富豪「羽箒の数を二本に増やしてやろう」サワサワコチョコチョ

魔女っ娘「ふひゃあぁぁぁぁっはははははははは!!もうがまんできないいぃぃぃぃっひひひひひひひひひひ!!!」

富豪「我慢していた分より敏感になっているようだな……」サワサワ

魔女っ娘「こんなのむりだってえぇぇぇぇっへへっへへへへへへへへ!!」

富豪「我慢は良くないぞ?ほれ、早く魔女であると認めるんだな」サワサワ

魔女っ娘「ひぎゃあぁぁぁぁっはっははっはははははははははははは!!」

富豪「土踏まずだけじゃ不満足か?それなら指の付け根も一緒に……」コチョコチョ

魔女っ娘「うぎゃっはっははははっはははははははっはっはははははははは!!!」

富豪「更には足の指と指の間に羽箒の毛先を走らせて……」コショコショ

魔女っ娘「びゃあぁぁぁぁぁっはっははっはっはははははははははははははははははは!!!」

富豪「どうやら腋の下もお腹も足の裏もかなり敏感なようだな……」

魔女っ娘「ふはぁ、ふはぁ……」

魔女っ娘(やった、終わった!がまんできたんだ!これでやっと終わり……)

魔女っ娘「おわったんでしょ……もう、かえしてよ……」

富豪「何を言っているんだ?自分が魔女であるとも認めずに!」

魔女っ娘「だってさっき『最後』って……」

富豪「ああ、確かに言ったな。もう終わりにしてやるよ。」

魔女っ娘「それなら……」

富豪「終わりにしよう。羽箒で責めるのはな!」

魔女っ娘「……へっ?」

富豪「今度は俺の指で直接くすぐってやる……」コチョコチョ

魔女っ娘「ひゃあぁぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははは!!くすぐったっはっははははははははははははっっっっ!!!」

富豪「羽箒でくすぐられて更に敏感になった肌をくすぐられてるんだ、そりゃくすぐったいだろうな。」コチョコチョ

魔女っ娘「わかってるならやめてってばあぁぁぁっはっはははははははははははははははははは!!!」

富豪「さっきの羽箒のくすぐりと今の指のくすぐり、どっちがくすぐったいか?」コチョコチョ

魔女っ娘「どっちもぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!どっちもくすぐったいいぃぃっひひっひひひひひひひひひひひひひひ!!」

富豪「そうか、どっちもか……ならくすぐったさに慣れられなくて辛いだろうなぁ?」コチョコチョ

魔女っ娘「もうやめてええぇぇっへへっへへへへへへへ!!へひゃっはっははっはっははっははははははははははは!!」

富豪「ほれほれ、敏感な腋の下で10本の指が暴れてるぞ~?」コチョコチョ

魔女っ娘「ふぎゃあぁぁぁぁぁっはははははははは!!そんなのいわないでえぇぇぇっへへへへへへへへへへへ!!」

富豪「どうだ?さっきの羽箒とは全く違うくすぐったさだろう?」コチョコチョ

魔女っ娘「ぐぎゃあぁぁぁぁっははははははははははは!!なんでそこばっかりいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

富豪「そりゃ、魔女の腋の下は敏感だと有名だからな……」コチョコチョ

魔女っ娘「あああぁぁぁぁぁぁぁっはっはははははははははははは!!そこはやめてええぇぇぇぇぇっへっへへへへへへへへへ!!」

富豪「指の動きを速くしたらどうだ?」コチョコチョコチョコチョ

魔女っ娘「むりいぃぃぃぃぃっひひひひひひひひひひひひ!!はやすぎいぃぃぃぃぃぃっひっひっひっひひひひひひひひひひひひひ!!!」

富豪「次はお腹だ、さっきは優しく撫でてやったが今度は強めに揉んでやる」モミモミ

魔女っ娘「うわっはっはっはははははははははは!!やめっそれいやあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

富豪「それにしてもすべすべな肌だな、これが魔女の肌なのか」モミモミ

魔女っ娘「そんなのしらなっはっはははははははははははは!!しらないからやめてっへへへへへへへへへへへへへへ!!!」

富豪「おっ、この辺りが特に弱いようだな。ならばここに指を押し込んで……」グリグリ

魔女っ娘「うぎゃあぁぁぁぁっはっはははははははははは!!そこほんとむりいいぃぃぃぃっひひひひひひひひひひひひ!!!」

富豪「おっと、あんまり暴れないほうがいいぞ……押し込んだ指が震えてさらにくすぐったくなっちゃうからな」プルプル

魔女っ娘「そんなのむりだってばあぁぁぁぁぁぁっはっははははっはっはははははははははははははは!!!」

富豪「トドメは足の裏だ、軽く爪を立てて引っ掻いてやる」カリカリ

魔女っ娘「ひぎいぃぃぃぃぃっひひひひっひひひひひひひひひ!!もうだめえぇぇぇっへっへっへへへへへへへへ!!」

富豪「魔女の長い靴の中に入ってムレムレになった足の裏を引っ掻かれて、さぞかし辛いだろうなぁ」カリカリ

魔女っ娘「ひひひひひひひぃぃぃぃいぃっひひひひひひひ!!つらいってばあぁぁぁぁぁっはっはっはははははははは!!」

富豪「ほーれほれ、魔女さんはどこが弱いんだぁ?」カリカリ

魔女っ娘「ぜんぶっっっっふふふふふふふっふふふふ!!ぜんぶくすぐったっはっははははははははははははははは!!!」

富豪「そうか、全部か……なら土踏まずも指の付け根も踵も、ぜーんぶカリカリしてやらないとなぁ?」カリカリカリカリ

魔女っ娘「だめえぇぇぇぇぇぇぇぇひゃっはっははっはっははっははははははははははああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

コチョコチョ

魔女っ娘「あぁぁあぁぁぁぁぁっはっはっははっはははははははははははあぁぁぁぁぁぁ!!」

モミモミ

魔女っ娘「くすぐったいいいぃぃぃぃいいぃいぃぃぃぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!」

カリカリ

魔女っ娘「もうだめえええぇぇぇぇぇっへっへへっへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!」

魔女っ娘「わたしはまじょですうぅぅぅぅぅぅぅっふふふふふふふふふふふ!!」

魔女っ娘「みとめたからもうやめてええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

富豪「ようやく認めたか……憎き魔女め……」

魔女っ娘「ぜぇ……ぜぇ…はぁ……はぁ……」

魔女っ娘(やっと、おわった……)

魔女っ娘(くるしかった……しんじゃうかとおもった……)

魔女っ娘(まさかくすぐられるのがこんなにつらかっただなんて……)

魔女っ娘(こんどこそ、おうちにかえれるよね……?)

魔女っ娘(もう、くすぐられないよね……?)

富豪「魔女め……貴様らだけは許さんぞ……この恨み、その身体で晴らさせてもらう……」

魔女っ娘「……え?」

富豪「まさかこれで終わりだなんて思ってないよな?本当の復讐はこれからだぞ……」

魔女っ娘「おね、がい……もう、やめ、て……」ウルッ

富豪「我らが一族を苦しめる魔女に罰を与えるのだ。来い。」

召使いA「……」

召使いB「……」

召使いC「……」

召使いD「……」

富豪「さぁ、この下賤な魔女に地獄を見せてやるのだ。」

魔女っ娘「いや……なに、するの……」グスッ

魔女っ娘「もう、かえして、よ……」グスン

コチョコチョコチョコチョ

魔女っ娘「ひぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははははあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

コチョコチョコチョコチョ

魔女っ娘「くすぐりだけはいやあああぁああぁぁぁぁぁぁぁぁっはっははははははははははははははは!!!」

コチョコチョコチョコチョ

魔女っ娘「もうくるしいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっひひひひひひひひやああああぁぁぁぁぁっははははははははは!!!」

コチョコチョコチョコチョ

魔女っ娘「いぎがでぎなあああぁぁぁぁぁぁぁああああああっはっはっははっはあはははははははははははははははははははは!!!」

コチョコチョコチョコチョ

魔女っ娘「しぬうううぅぅぅぅぅっふふふふふふふふふ!!だれかたすけてえええぇぇぇっへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!」

富豪「下劣な魔女に助けなど来ないぞ。安易に死ぬことも許さん。」

富豪「貴様は苦しみ続けるのだ……永遠にな……」

おわり

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