美希「そこのババア!ジュース買ってこいなの!」(190)

あずさ「…………えっ、私?」

美希「他にババアはいないの!」

P「おい美希!」

美希「どうせあずさは仕事も無くて暇人だから、美希の召し使いにしてあげるの」

P「いい加減にしろ!あずささんに謝れ!」

あずさ「い、いいんですよ、暇なのは事実ですし……ジュース買ってきますね、プロデューサーさんもいりますか?」

P「あ、いや……」

美希「ダメなの!あずさは美希だけの召し使いなの!ハニーでも言うこときいちゃダメ!」

あずさ「あらあら」

美希「一文無しはジュースすら買えなさそうだから靴磨けなの!」

やよい「…………えっ、私?」

美希「他に一文無しはいないの!」

数分後

あずさ「ただいま」

美希「遅いの!やっぱりババアは歩くのもトロトロしてるから使えないの!」

P(こいつぶん殴ってやろうか)

あずさ「ごめんなさいね、コーラで良かったかしら?」

美希「さっさとよこすの!」ブンブン

あずさ「あっ、そんなに振ったら」

ブシュー!!

あずさ「……」ベトベト

美希「こんなの飲めないの!もう一回買ってきて!」

あずさ「き、着替えてきますね」

美希「どうせお仕事無いから必要無いの」

P(もう我慢ならん!ぶん殴って修正してやる!)

真「おはようございまーす」ガチャ

P「……」

あずさ「……」

真(な、なんだこの空気)

美希「真くん」

真「な、なに?」

美希「何か面白いことしてなの」

真「お、面白いことって言われても」

美希「何でもいいから美希を楽しませるの、早くして」

真「じゃあダンスでも」

美希「そんなの見飽きたの」

真「えぇ……」

美希「もういいの、真くんは可愛くないしアドリブも利かないからアイドル辞めた方がいいの」

真「そんな!」

美希「こんな可愛いストラップは真くんには似合わないの!」ブチッ ポイッ

真「なにするんだよ!ファンの人がくれたんだぞ!」

美希「男女の真くんのファンなんてろくな人じゃないからいいの」

真「この!」

あずさ「真ちゃん、着替えるの手伝ってもらっていいかしら?」

真「えっ、あっ、う……はい」

美希「ふんだ」

あずさ「プロデューサーさんも、ちょっと」

P「あ、はい」

美希「……」

美希「皆出ていって暇なの……」

美希「つまんない!誰でもいいから美希を楽しませるの!」

春香「おはようございます」ガチャ

美希「……チッ」

春香「えっ、なに?」

美希「春香には何も期待してないの、とっと荷物をまとめて田舎に帰ればいいの」

美希「三分間待ってやるの」

あずさ、真「バルス!」

真「何なんですか美希のあの態度!」

P「温厚な俺も怒りに目覚めそうだ」

真「プロデューサーさんがバシッと言わないからですよ!」

P「すまぬ」

あずさ「まぁまぁ二人とも、落ち着いて」

真「あずささんがずぶ濡れなのも美希のせいなんでしょう!?なんで怒らないんですか!?」

あずさ「あの子はまだ子どもなのよ、甘え方も知らないだけよ」

真「あずささんは甘すぎます!」

あずさ「そうねぇ、だからちゃんとしつけてあげないと」

真「そうですよ!たまにはガーンと……へっ?」

美希「あははは!もっとスピード出すの!」

春香「うぅ……」

美希「春香は美希のお馬さんなの!言うこときくの!」バシバシ

春香「痛い……」

美希「ふん!所詮春香は駄馬なの!」

真「馬なら僕がなってあげるよ」ガチャ

美希「えっ」

あずさ「あら良かったわね美希ちゃん」

P「春香、こっちこい」クイクイ

春香「は、はぁ……」コソコソ

真「はい、どうぞ」

美希「ふ、ふん!確かに春香より男みたいな真くんのが速そうなの」ヨイショ

真「ひひーん!」ガバッ

美希「きゃあ!?」

あずさ「あらあら、ダメじゃないお馬さんを怒らせちゃあ」

真「ひひーん!」ゲシゲシ

美希「や、止めて!」

あずさ「真ちゃんは暴れ馬だったのねぇ」

美希「もう真くんはいいの!あずさがお馬さんになるの!」

あずさ「ごめんなさいねぇ、私はババアだからふくよかな美希ちゃんは支えられないわ、ババアだから」

美希「う、うぅ~……春香!ジュース買ってこいなの!」

春香「う、うん、わかった」

美希「真くんのくせに生意気なの!」

真「……」プイッ

美希「う……ハニー!肩揉むの!」

P「あ、そうだ、小鳥さんの手伝いしなきゃ」ソソクサ

美希「あずさ!」

あずさ「はい」

美希「ババアがいると辛気臭いの!もっと若作りしてこいなの!」

あずさ「……」

春香「買ってきましたー」

美希「全く、春香は何やらせてもノロマなの……」カチッ

ブッシュー!!

美希「わああぁっ!?」

あずさ「あらあら春香ちゃんたら、まさか振ってきたの?」

春香「あー、走ってきたんで揺れちゃったかもしれません」

真「急がないと美希が怒るもんね」

美希「うっ、ううっ……グスッ」

美希「うわああああん!!ひどいの!!皆が美希のこといじめるの!!」

美希「美希が一番忙しいのに!美希が一番お仕事頑張ってるのに!」

美希「なのに皆がいじめるの!美希がお姫様なのに!」

美希「一番頑張ってる美希が一番偉いの!」

美希「美希がここのお姫様なの!皆言うこときくの!」

真(ありゃあ……)

春香(ス、ストレス溜まってたたんだろうな……)

あずさ「美希ちゃん」

美希「ぐすっ……なに?」

あずさ「掃除するからどいてくれる?」

あずささんが掃除だと・・・
やよいのお仕事奪う気か

美希「……」ポカーン

あずさ「春香ちゃん、悪いけどバケツに水くんできてもらえる?」

春香「は、はい」

真(なんでこの人平然と出来るんだろう)

美希「お、お仕事が無いあずさには掃除がお似合いなの!掃除ババアなの!」

あずさ「そうねぇ、美希ちゃんはお姫様だものね、こんなことしなくていいのよ」

美希「当然なの」

あずさ「だから部屋の隅に行ってもらえるかしら?」

真(帰りたい……)

春香「水持ってきましたー」

あずさ「ありがとう」

美希「……」

真(さすがに大人しくなったか)

あずさ「たまには事務所もきちんと掃除しないとね」テキパキ

春香「ですね」

美希「むぅ……」

真「バケツ蹴飛ばすなよ」

美希「そ、そんなことしないの!」

あずさ「ふぅ、こんなものかしら」

春香「お疲れさまです」

あずさ「春香ちゃんも手伝ってくれてありがとう」ナデナデ

春香「えへへ」

美希「……」

真(まぁ美希もこれに懲りて素直に……)

小鳥「あ、皆、社長がお菓子買ってきてくれて」ガチャ

美希「行き遅れババアうるさいの!全部美希が食べるの!」

小鳥「ピヨヨヨヨ」

真(あーあーあー)

小鳥「ちょ、ちょっと!社長は皆にって!」

美希「うるさいの!美希が一番偉いから美希が全部食べるの!」バリバリ

小鳥「せ、せめて亜美ちゃん真美ちゃんの分くらい……」

美希「ふん!」

あずさ「二人には私から何か買っておきますから……行きましょう」

小鳥「え、でも」

あずさ「気にしないでください、さっ、春香ちゃんと真ちゃんも」

春香「は、はぁ」

真(くわばらくわばら)

美希「美希のこといじめるババアなんかあっちいけなの!」

キィー……バタン

美希「せいせいしたの」

美希「……このお菓子美味しくない」

P「どうですか、美希は反省してましたか?」

あずさ「うーん、頭が冷えるにはしばらくかかりそうですね」

P「本当なら俺がやらなきゃいけないことなのに、あずささんに嫌な役を……」

あずさ「いいんですよ、暇なのは事実でしたし……誰かさんが仕事持ってきてくれませんから」

P「うっ」

あずさ「冗談ですよ?」

小鳥「ねぇ真ちゃん、人生とは言わないから年齢だけ交換してくれない?」

真「嫌ですよ……」

春香「20代後半の真ちゃんって超カッコ良さそう」

美希「みんなむかつくの!」

伊織「どーしたのよ騒がしいわねー」

美希「デコ助もうるさいの!コネ入社のクセにいつも生意気なの!」

伊織「な・・・なんですってー!」

美希「自分では美少女だと思ってるだろうけど、実際頭が大きすぎて大して可愛くないの!」

真「小鳥さんの妄言は置いといて」

小鳥「ピヨ」

真「そろそろ美希も反省したんじゃないですか?」

春香「あんまりやりすぎちゃ可哀想ですよ、鬱憤が溜まってるみたいでしたし」

P「あいつが一番働いてるのは確かなんだよな」

P「とはいえ仕事仲間への侮辱は許されん、今回の事は良いお灸になったろう」

P「どれ、ちょっくら様子を見に……」

あずさ「でしたら私が行ってきますね」

P「だ、大丈夫ですか?」

あずさ「ご心配無く……あ、お茶もらっていきますね」

美希「……」ピコピコ

美希「一人でゲームしても楽しくない……せっかく今日は久しぶりのオフなのに」

ワイワイガヤガヤ

美希「あっちは楽しそうなの……」

美希「……ふん!美希のこといじめるハニー達なんて知らない!遊んであげないの!」

美希「……」

あずさ「失礼するわね」ガチャ

美希「な、何しに来たの!?」

あずさ「結局何も飲んでないから喉乾いてるでしょう?はい、お茶」

美希「今さら優しくしたって騙されないの!」

あずさ「あらあら」

                          ___
          /___ .-┴-.   ──, /    \ ┼─``  ー--、.i   、  __
        /|  □|  二      / .| ^   ^ | / -─  ,     |   ヽ      ヽ
          |    亅  口 つ.    ヽ_ | .>ノ(、_, )ヽ、|/ ヽ_.  ヽ__.ヽ/   '    _ノ
                       __! ! -=ニ=- ノ!__

                ,,.ィ'''フ''''=、r'"~ ヽ`ニニ´/i,, `ヽr''"`ヽ、ヽ、

              ,r'"´ ノ"   )=、 ̄ ̄,,..ィ'"´i       ヽ、
            / ̄ ̄ ̄\  ノ  ´ ̄ `Y"´            i
          /   ⌒  ⌒ ヽ.        レ      _,,,,、       j、、
          /   ( ●)(●) |       J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、   , -――- 、
            |    (__人__) }       ,,l、        ノt   ) `ヽヽ  /       ヽ
.         /、.    ` ⌒´  ヽ、      人       ,,イ  jt、 ヽ    i .| ノ  ー    |
        /            |ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、 |(.) (.)   |
    r/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、       | / 、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   |  (      |
    /. ノ(  (;'。)/  ̄ ̄~ヽ ,| ノ ミi / ̄ ̄ ̄ ̄\   | /    ,r"    ftヽ O    人
   /  ⌒     ト、.,..     \丶 /;;::       ::;ヽ j''     ,,ト、,, ,,ィ ,ィ  >ー-― ´   ̄ ̄\
  彳、_   ____|__ ∴\    ヽ |;;:: ィ●ァ  ィ●ァ::;;|,/  _,,-;" '' ゛''" ゛';_./ / ̄ ̄ ̄ヽ     |
   | ) r‐  /     \ \\  | |;;::        ::;;|   .ヽ/""゛゛''`';, ノr´)(/〈 〈 〈 ,  |  .|   |
   |,   /   ⌒  ⌒ \ ヽ ヽ  | .|;;::   c{ っ  ::;;|  .,;'゛/__   _ "iヽ;ミ `-' ̄ ̄  .| /  /
  ノ( /    (●)  (●) \| |  /。 |;;::  __  ::;;;|  ,,'"|( d  /oノ ド゛ `ミ      |  |/  /
 ノ   |   、" ゙)(__人__)"  )|/゙U ヽ;;::  ー  ::;;/ r ";,| ▼    ド゛ `ミ      |  ト /
    \      。` ⌒/ ̄ ̄ヽ j゙~~|   \;;::  ::;;/  (`ヽ';ヽ_人__ノ  /  ,,ミ゛、    ヽ__/
 _)(/       / (●) ..(● |__|    .|;;::  ::;;|    ヽ、 '';,i⌒⌒  /   リ  ヽ、
 | | /   ,        |   'ー=‐' i nll| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/` ィ'r`''''""´  ,,ミ゛    |.      |
 | | /  ./       >      く( ニ|             |\ .| ゛r、ノ,,トリ'"  i    |       .|
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  ̄ \__、("二) ̄¨ヽ、_/~ヽ、__)¨|             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   ノ ̄ ̄ ̄ ̄

             .l二二l二二二lニ|___________|         ,-ー´  ,/
                       |___________|         ((_(_(_ノ
                         _|_|__|_

あずさ「お仕事大変なのは分かるけど、もう少し素直に甘えてみたらどうかしら?」

あずさ「きっと皆可愛がってくれるわよ」

あずさ「さぁ、あっちに行きましょう、皆待ってるわ……ちゃんと二人に謝るのよ?」

美希「う……うるさいの!!美希は悪くない!」

あずさ「あらあら……」

美希「美希をいじめたのを謝るまで許さないの!謝らないと真くんも春香もハニーもあずさも嫌いになるから!」

あずさ「……」

美希「あっ……違っ」

あずさ「そう、分かりました」

美希「あ、あず」

あずさ「気の済むまで、ごゆーっくり」

キィー……バタン!

美希「待っ……て」

あずさ「戻りました」

真「お帰りなさーい」

P「どうでした?」

あずさ「とっても元気でしたよ」

P「あ、いや、そういうことじゃなく」

あずさ「いいじゃないですか、元気が一番、それで」

P「え、あ、はい」

真「ちょっと見てこようか?」ヒソヒソ

春香「うん」

あずさ「こぉら」

真「はい?」

あずさ「甘やかしちゃダメって言ったのは誰だっけ?」

真「ももも、もちろんですよ!たっぷり反省すればいいんです!」

春香「う、うんうん」

小鳥「プロデューサーさんもこれくらい厳しく教育してたら……」バリボリ

P「文句言うかせんべいかじるか一つにしてくださいよ」

春香「悪いことはだいたい全部プロデューサーのせいです」

P「えっ!?」

真「そうですよ!美希の仕事を僕らにも回してくれてたら良かったんです!」

小鳥「もしくはきちんとストレスフォローを」

P「あ、あはは」

あずさ「皆プロデューサーさんを責めちゃダメよ」

P「あずささん!貴女だけが味方です!」

あずさ「反省して今日はいーっぱいご馳走してくれるんだから」

エー!? マジデスカ!?

美希「ハニーの声……どこか遊びに行くの?」

美希「み、美希も一緒に!」

美希「……」ブンブン

美希「説教ババアのあずさなんかと一緒は嫌なの!ふんだ!」

美希「ま、まぁ、ハニー達がどうしてもって言うなら……行ってあげなくもないけど」

美希「……」チラッ

美希「誰も来ないの」

チクタク

美希「もう三時間も経ったの……」

チョットコトリサン、センベイクイスギデスヨ!

美希「……あふぅ」

オナカスキマシタネー

美希「今日は結局皆と喧嘩しただけなの」

エッ、マジデオレガダスンデスカ、ハイ、オカネオロシテキマス……

美希「ほんとだったら皆と遊びに行ってたはずだったの……」

ボク、オスシタベタイナー ワタシヤキニクー

美希「嬉しくて楽しみではしゃいだだけなの」

ビールサエアレバイキテイケマス

美希「ごめんなさい……なの」

ンジャ、イキマスカ

美希「……zzz」

ゾロゾロ

P「うう、給料入ったばっかなのに」

小鳥「ドンマイです」

P「小鳥さんは出してくださいよ!」

小鳥「えー、男らしくないですねぇ」

P「うぐぅ」

真「でも美希置いてきてよかったんですか?」

P「多分」

春香「ダメP……」

P「そんなこと言うと奢らないぞ!」

真「けーち」

春香「けーち」

小鳥「はーげ」

P「止めて、泣くから、ハゲてないし、まだ」

美希「……ん」

美希「真っ暗……み、皆は!?」キョロキョロ

美希「声もしない……帰ったの?」

美希「み、美希は?美希は置いてけぼり!?」

美希「そんなの嫌なの!美希を置いてっちゃダメなの!」ダッ

美希「わあっ!!」バタン

美希「暗くて転んだ……痛い……うっ……ぐすっ」

美希「うえっ……ひっく……一人ぼっちは嫌なのぉ……皆帰ってきてよぉ……どこ行ったのぉ……」

「ごめんなさいは?」

美希「ふぇ?」

「皆にごめんなさいは?」

美希「ご、ごめんなさいなの!」

美希「美希が悪かったの!皆に謝るの!」

美希「真くんにもハニーにも春香にもあずさにも謝るの!」

美希「いっぱいごめんなさいするの!だから……だから皆と一緒が良いの!」

「もうわがまま言わない?」

美希「ひっ……く、言わない」

「春香ちゃん達をいじめない?」

美希「いじめ、ない」

「もっと素直になるって約束出来る?」

美希「する!するの!」

カチッ

あずさ「じゃあ、許してあげる」

美希「うえええええん!!ふぇっ、うええ」ギュー

あずさ「もう……あ、もしもしプロデューサーさんですか?」

あずさ「お姫様も連れていきますので……はい?何ですか?お金足りない?」

あずさ「足りる足りないとかきいてないです、出すんです、出してください」

あずさ「はい、では後程」ピッ

美希「……」ギュー

あずさ「皆にもちゃんと謝れるわね?」

美希「……うん」コクコク

あずさ「よし、じゃあ行きましょうか」

美希「待って」

あずさ「ん?」

美希「ま、真くんのストラップ……探していくの……じゃないと謝れないの……」

あずさ「……よく言ったわ」ポンポン

焼肉屋

P「俺の財布がストレスでマッハなんだが」

真「何をわけわかんないこと言ってるんですか」

小鳥「すいませーん、ビールピッチャーで下さーい」

春香「まだ飲むんですか……」

P「こんな大人になるなよ」

小鳥「ぷはぁー!この為に生きてますね!」グビグビ

真「あっ」

あずさ「お待たせしました」

美希「……」コソコソ

あずさ「おまたせしました~」

美希「…ッ…アヒッ…」ビクンビクン

真「……」

春香「……」

小鳥「焼き肉に白米は邪道、黙ってビール」グビグビ

美希「あ、あのね」

美希「ごめん……なさい」

美希「真くん、これ」

真「ストラップ……」

美希「千切っちゃった紐はつけ直したの……ごめんね……本当に、ごめんなさい」

真「……」

小鳥「おっと野菜も食べなきゃ」グビグビ

真「美希」

美希「は、はいなの」

真「早く座んなよ、ほっといたら全部食べられるよ」

春香「そうだよー皆待ってたんだよー」

美希「……グスッ」

あずさ「はい、じゃあこの話はおしまい!食べて忘れましょう」

春香「はーい」

P「俺の財布事情は思い出してもらいたい」

あずさ「いっそ空になればすっきりするんじゃないですかね?」

P「えっ」

春香「これ美味しいー!」

真「ほら、そっち焼けてるよ」ヒョイ

美希「わ、分かってるの!子どもじゃないから自分で取るの!」

真「はいはい」

二時間後

あずさ「ご馳走様でした」

店員「おう諭吉三、四人くらい出せよ、早くしろ」

P「りょ、領収書を」

小鳥「なにいってるんれすかー、だめれすよー」

真「食べた食べたー!」

春香「お腹いっぱいだねー」

あずさ「デザートに甘いものが欲しいわね」

真「おっ、いいですねー!」

春香「せっかくだからこのまま皆で遊びに行きましょうよ」

あずさ「若いわねぇ」クスクス

P「あれ?皆どこ行くんですか!?ちょっと!!」

あずさ「大丈夫ですよー、責任持って引率しますから、そちらもごゆっくりどうぞ」

小鳥「さぁぷろでゅーさーさん、おゆるしもれたところれ二軒目行きますよ、夜は始まったばかりですよ」グイッ

P「あーれ~……」ズルズル

真「ありゃりゃ」

美希(明日も早いからそろそろ帰らなきゃ……)

春香「どうしたの?早く行こうよ」

美希「あっ……美希は……」

春香「皆でって言ったでしょ」

美希「あ、う」

あずさ「もっと素直になるんじゃなかったの?」

美希「……み、美希も行く!」

春香「うん!」

美希「あのね!美希ね!プリクラも撮りたいの!あとね!それからね!」

真「やれやれ、一晩中付き合わされそうだなぁ」

あずさ「暇は有り余ってるから平気よ」

美希「う……ごめんなさいなの」

あずさ「いーえ、お気になさらず」

あずさ「さぁお姫様、今夜は遠慮無くわがままをどうぞ」

あずさ「私達からわずかばかりのご褒美ですよ」

真「しょうがないなぁ」

春香「何でもきいちゃうよー」

美希「えへへ……ありがとう!!美希ね、皆にいっぱい甘えるの!!」

おすまい

信じてほしい、俺は小鳥さん大好きだよ
だがしかし思春期真美の破壊力が……さらばだ

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