杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第28回」 (70)

シンデレラジオの続編です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382888936

杏「ラジオネーム『ドロウン』さんからだよ」

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10月15日。

杏ちゃん、ヤバい、大事件だよ!

え、何があったのかって?

ほら、最近台風多いじゃない?

それで、ベランダに干してた赤座あかりちゃんの抱き枕カバーが飛ばされちゃったんだ!

ゆりゆららららゆるゆり大事件だよ~!

杏ちゃん、こういう時どうすればいいのかな?

警察に捜索願を出せばいいの?

誰か、僕のあかりちゃんを見かけた人はFAXで教えてください、お願いします
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杏「何故FAXなんだ」

杏「杏」

輝子「輝子…」

小梅「小梅の…」

小梅「シ、シンデレラジオー…!」

輝子「シンデレラジオォォーー!!ヒャッハァ!」

杏「シンデレラジオ~…ふわぁ」

小梅「始まりました…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、第28回目…です」

小梅「この番組は…CGプロのアイドルの、最新情報を…お届けしたり」

小梅「ゲストを呼んで…お話したりする、番組です」

小梅「パーソナリティは…私、白坂小梅と」

杏「双葉杏と~」

輝子「星輝子…の3人で、お届け…するよ、フヒッ」

杏「28回目だよー」

輝子「フヒヒ…だ、抱き枕カバーね…」

杏「これは恥ずかしすぎるね」

小梅「こ、これ…ど、どういう事なの…?」

杏「あぁ、抱き枕カバーにね、アニメのキャラクターがプリントされたヤツがあるんだよ」

小梅「そ…そうなんだ…」

杏「というか、そんなものをベランダに干すんじゃないよ」

輝子「へ、部屋の中で…干すべきだよね…」

小梅「け、警察に…い、言っても…しょうがないと…お、思うけど…」

杏「だねぇ。洗濯物が飛ばされたって事だし」

杏「家の周りを探して見つからなかったら、もうしょうがないんじゃないかな」

輝子「見つかれば…いいけど、他の人に見つかるのは…恥ずかしすぎるね…」

杏「この人は何故かFAXで情報提供を呼びかけてるけど」

杏「FAXって使ったことある?」

小梅「な、ない……」

輝子「私も…ない…」

杏「まぁ、そうだよね。今はメールとかツイッターとかスマホのアプリとか」

杏「便利な物が色々あるし、FAXの利用率って減ってきてるんだろうなぁ」

輝子「こ、この番組も…メールと、ハガキと…ツイッターが、メインだからね…」

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たまに電報とか矢文とか伝書鳩でメッセージが届きますよ
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杏「いや、おかしいよね」

輝子「ハ…ハガキでいいじゃないか…」

小梅「い…一体誰が、そんな方法で…」

杏「矢文とか伝書鳩とか、毎日届いてるかチェックしてるってこと?」

輝子「た、大変だね…」

杏「ハガキにもあるけど、最近ホント台風ラッシュだよねぇ」

輝子「そ、そうだね…雨とか…風が強くて困る…」

小梅「と、飛ばされちゃいそう…」

杏「みんな、用水路とか川とか海とかに近づいちゃダメだよー」

輝子「は、氾濫して…危ないからね…」

小梅「き、気をつけてね……」

杏「台風の日は家で寝てるに限るよ」

小梅「い、一度…台風で…寮にも…戻れなくて…」

小梅「じ、事務所で…お泊りした事が…あ、ある…」

杏「まぁ、非常食も仮眠室もあるし、一晩過ごすぐらいなら余裕だね」

輝子「だ…誰もいない、夜の事務所は…ちょっと、不気味だけどね…フヒヒ」

小梅「あ、あの子が…一緒にいてくれたから、平気だったよ…えへへ」

杏「お、おう…」

杏「さてさて、そんな感じで早速ゲストを呼んじゃおう~」

輝子「今日のゲストは…誰だろうね…フヒヒ」

小梅「じゃ、じゃあ…今日の…ゲストを、呼ぶね…」

小梅「今日の…ゲストは…この方です…」


My love, tell me what it's all about~♪

You've go something that I can't live without~♪


小梅「し…知らない曲…」

輝子「洋楽は…わ、分からない……」

杏「何故この曲なんだ…。世界の…世界…あっ…(察し)」

ヘレン「 私 よ 」

杏「きたー!」

小梅「ヘ、ヘレンさんだ…」

輝子「ど、どうも…フヒヒ」

ヘレン「喜びなさい。世界レベルのゲストが来たわよ」

杏「これは面白い事になりそうだ」

ヘレン「任せておきなさい、最高のエンターテインメントというものを見せてあげる」

杏(ラジオだけどね)

ヘレン「それにしても、ラジオ出演とは聞いていたけど、まさかあなた達の番組だったとはね」

ヘレン「この私の意表を突くなんて、流石Pね」

小梅「プ…プロデューサーさんから…聞いてなかったの…?」

ヘレン「私とPとの間に余計な言葉は不要なの。彼が一言言えば」

ヘレン「私は全てを理解し、最高のパフォーマンスを発揮する。そうでしょう?」

小梅「う、うん…?そ、そうなんだ…」

ヘレン「あなた達も、大人になったら最高のパートナーがどういうものか理解できるわ」

輝子(さ、さっき、『まさかあなた達の番組だったとは』って…)

杏(面白すぎる)

杏「さてさて、ツイッターの方は…」

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世界レベルさんきたああああ
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ヘレン姉さんオッスオッス!
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世界のヘレン
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I Can't Wait(あくしろよ)
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ヘレン「聞こえるわ、オーディエンスの熱狂が」

ヘレン「さぁ、私のセクシーボイスを存分に聞きなさい!」

小梅「あ…あの、ヘレンさん…その、ポーズは…?」

輝子「登場した時から…セクシーポーズ…っていうのかな…してるのは、一体…」

ヘレン「フッ、私ぐらいのレベルになると、ラジオでも動きを伝えることができるのよ」

小梅「す…凄い…」

ヘレン「これが出来るようになれば、あなた達も世界レベルに1歩前進よ」

輝子「が、頑張るよ…フヒヒ」

杏(どうしよう。面白すぎて、今日最後まで耐えられるか自信がないよ)

杏「じゃあ、ヘレン、改めて自己紹介よろしくー」

ヘレン「いいわ、よく聞いておきなさい」

ヘレン「私が世界レベルのヘレンよ。今日はあなた達に世界を教えてあげるわ」

輝子「は、初の海外勢ゲストだね…」

小梅「あ…ホ、ホントだ…」

ヘレン「あら、そうだったのね。なら、尚更今回はワールドワイドな放送にしないとね」

杏「なお、実際は佐渡島の模様」

ヘレン「悪い冗談を言う口はこの口かしら?」ムニィ

杏「いふぇふぇふぇふぇふぇ」

ヘレン「杏の頬の柔らかさは世界レベルね…なかなかやるじゃない」

杏「えっ、あ、どうも」

杏(意外な所で褒められたよ)

小梅「あ、杏さんのほっぺ…や、柔らかい…よね」

輝子「た、たまに…触らせてもらう…フヒヒ」

杏「じゃ、そんな感じで小梅提供よろしく~」

小梅「あ…う、うん…じゃ、じゃあ…提供、言うね」

小梅「え…えっと、杏・輝子・小梅のシンデレラジオ」

小梅「この番組は…ムラクモ・ミレニアムの提供で、お送りします…」

杏「ナニカサレタヨウダ」

小梅「な…何かって…何を…?」

杏「それはもう、ナニカを」

小梅「…?」

ヘレン「深いわね」

杏「えっ」

輝子「い、いってみよー…フヒ」

小梅「今回は…ゲストに、ヘレンさんが…来てくれてるよ」

ヘレン「よろしく」

杏「今日のシンデレラジオはいつもと違う空気でお届けするよ」

ヘレン「当然よ。この私がゲストなんだもの。他と同じなんて有り得ないわ」

小梅「え…えっと…こ、今回も…ゲストへの…質問メールが、沢山来てるよ…」

ヘレン「質問…そうね、リスナーも私に聞いてみたいことが色々あると思うわ」

ヘレン「折角の機会だから、特別に答えてあげる」

ヘレン「世界レベルの質問、期待しているわよ」

輝子「せ…世界レベルの質問かどうかは…分からないけど…」

輝子「普通の質問では…ないかもね…フヒヒ」

ヘレン「あら、それは楽しみね」

杏「それじゃ、メール紹介していくよ~」

杏「ラジオネーム『ドロワーズ党』さんからだよ」

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ヘレンさんに質問です。

もし自分が焼き鳥になるなら、どの種類になりたいですか?
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ヘレン「!?」

杏「なりたい焼き鳥の種類って」

輝子「フヒヒ…ど、どの種類が好きか…じゃないんだね…」

小梅「あ、あの、ヘレンさん…この番組の質問は…」

ヘレン「大丈夫、言わなくても分かっているわ」

小梅「えっ…?」

ヘレン「これがこの番組流のやり方ということね」

ヘレン「それなら、私もそれに合わせて世界レベルの回答をしてみせるわ!」

輝子「ど、どういうことなの…」

杏「じゃあちなみに、焼き鳥の種類でなりたいのは?」

ヘレン「せせりよ!」

杏「あぁ、身が締まってて美味しいよね」

ヘレン「それに、希少な部位でもあるわ。私にふさわしいと言えるわね」

輝子・小梅(ヘレンさんが焼き鳥って…あんまり想像できない…)

杏「次ー。ラジオネーム『必殺遊び人』さんからだよ」

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ヘレンさんに質問です。

眠れない時に、羊の代わりに菜々さんの顔の小皺を数えた事はありますか?
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杏「やめてさしあげるんだ」

輝子「な…菜々さんは…まだ、ピチピチだから…」

小梅「そ、それに…小皺を…数えても…寝れないと思う…」

ヘレン「私は体調管理も完璧よ。眠れない日も起きれない日もないわ」

ヘレン「それと、羊を数えるというのは本来『sheep』と『sleep』をかけたものであって」

ヘレン「日本語で羊が1匹、羊が2匹と数えたところで何の意味もないのよ」

小梅「そ…そうだったんだ…」

輝子「さ、流石…物知りだね…」

ヘレン「ふふ…当然よ」

杏「じゃあ、杏が仁奈の羊の着ぐるみを見て眠くなったのは…」

ヘレン「杏は羊とか関係なくいつでも眠そうにしてるでしょう」

杏「これはラジオネーム『フォーエバーマッミ』さんからだよ」

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ヘレンさんに質問です。

世界地図だと思って見ていたものが、ナンだったことはありますか?
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輝子「ナンって…あ、アレだよね…パンみたいな…」

小梅「カレーと…い、一緒に…食べる…」

杏「なんだろう、焦げ目が大陸に見えたのかな」

ヘレン「ナンはインドだけでなく、パキスタンやイランといった、様々なアジアの国で食されているわ」

ヘレン「そういう意味では、アジアの国々を見ているつもりが、ナンを見ていたというのもあるかもしれないわね」

杏「へ、へぇー…」

輝子・小梅(ぜ、全然意味が分からない…)

小梅「ヘ、ヘレンさんは…カレーは…ナンで…食べるの…?」

ヘレン「そうね、ナンも勿論好きだけど…ライスでだって食べるわよ?」

輝子「ちょ…ちょっと、意外かも…」

杏「普段、どんなものを食べてるのか気になるよね」

ヘレン「あら、それなら今度一緒に食事にでも行く?オススメの店を紹介するわ」

小梅「わぁ…ほ、ホントに…?」

輝子「フヒヒ…楽しみだね…」

杏「世界レベルのお店なのかな」

ヘレン「ふふ、楽しみにしておくといいわ」

杏「質問メールはこんな感じかな?」

ヘレン「なかなか興味深い質問だったわ」

小梅「こ…これで、よかったの…?」

ヘレン「普通の質問をされたってつまらないもの」

ヘレン「こういう変化に富んだ質問こそ私にふさわしい。そうでしょう?」

輝子「そ、そう…なのかな…」

杏「予想外の反応過ぎて何が何やら」

ヘレン「杏達が私のレベルに追いつく日を、楽しみにしているわ」

杏・輝子・小梅(絶対無理…)

杏「さて、次はこのコーナーいくよー。『ブラックシンデレラ』~」

杏「普段アイドル達が絶対に見せることのない、危険な一面を妄想したものを紹介していくよ」

ヘレン「あら、こういうコーナーもあるのね」

杏「見てもいないものを、見たと言い張るコーナーだよ」

小梅「た、ただの嘘…」

輝子「フヒヒ…迷惑すぎる…」

ヘレン「このラジオではなかなかレベルの高い事をしているのね…気に入ったわ!」

小梅「えっ…レ、レベルが…高い…?」

輝子「そ、そうなのかな…」

杏「まぁ、普通ではないかもしれないけどね」

杏「というわけで、今週もどんどん紹介していこう~」

杏「ラジオネーム『ミルキー』さんから」

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梅木音葉が、紙コップのジュースの氷だけを食べている!
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輝子「ジュ、ジュースは…?」

杏「氷だけガリガリやりたかったのかな」

ヘレン「音葉は音の流れや旋律を感じることができるらしいわね」

ヘレン「きっと、氷を噛む音…そう言った、何でもないような音からも何かを感じ取ったのね」

ヘレン「なかなかやるわね…」

輝子「な、なるほど…」

杏(まさか真面目に解説されるとは思わなかった)

小梅「ヘレンさんは…か、紙コップのジュース…の、飲む…?」

ヘレン「えぇ、飲むわよ。仕事終わりに、よくコーヒーを飲むわ」

杏「事務所にも、紙コップのジュースの自販機あるもんね」

ヘレン「世界には、ピザやスニーカーの自販機なんてものもあるのよ」

杏「へぇー、面白いね」

輝子「お菓子とか…軽食の自販機は見たことあるけど…」

小梅「い、色んな…自販機があるんだね…」

杏「ラジオネーム『天魔』さんから」

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櫻井桃華が、桃缶を素手で開けた!
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杏「審議拒否」

輝子「ダ、ダジャレ…?」

杏「送ってきた人が楓さんの可能性が」

ヘレン「桃華と桃缶、ね。やるじゃない」

杏「う、うん、そうだね」

小梅「か、缶切り…なかったのかな…」

杏「プルトップのヤツなら缶切り無くても開けられるけどねぇ」

輝子「素手って、凄すぎるね…」

杏「もう、引きちぎるように缶をブシャアーって」

ヘレン「桃華は缶詰を食べたことがあるのかしら」

杏「どうなんだろうねぇ。あんまりイメージはないけど」

小梅「こ、今度…聞いてみる…?」

輝子「もし…無いって言ったら…一緒に缶詰の食べ比べとか…してみようか…フヒヒ」

杏「ラジオネーム『暗黒盆踊り』さんから」

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北条加蓮の部屋の棚に、ザクのプラモデルがビッシリと敷き詰められている!
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杏「何故ザクなんだ…何か、思うところでもあったのかな」

輝子「え…えっと、ガンダム…だよね…?」

杏「そうそう」

ヘレン「ガンダムは…よく知らないわね。アニメは殆ど見ないから」

小梅「わ、私も…あんまり、分からない……」

杏「確か、DVD観るのが趣味って言ってたよね?よかったら今度貸すよ。ガンダムのDVD」

ヘレン「そうね…たまには、そういうのを観るのも良い刺激になるかもしれないわね」

輝子「ち…ちなみに、プラモデル…作ったこと、ある…?」

ヘレン「ないわね」

小梅「な、ない…」

杏「ないなぁ」

輝子「あ、杏さんもないんだ…ちょっと、意外かも…」

杏「そう?だって作るの面倒じゃんー」

ヘレン「杏は本当に面倒かそうじゃないかで全て分けるわね」

杏「いやぁ、それ程でも」

ヘレン「褒めてないわよ?」

杏「ラジオネーム『レガスィー』さんから」

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メアリー・コクランの着ているTシャツに、『黒部ダム』とプリントされている!
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杏「黒部ダムって」

小梅「い…意味、分かって…着てるのかな…?」

輝子「た…たまに、凄い漢字がプリントされた…Tシャツを着てる外国の人…いるよね…」

杏「あー、いるねぇ。『切腹』とか『不法入国』とか」

小梅「だ、『大根』とか…『味噌』とか……」

杏「面白いよねぇ。まぁ、それだけ日本が好きってことなんだろうね」

ヘレン「ただ、逆に日本人が何気なく着ている英字がプリントされたTシャツが」

ヘレン「向こうから見れば滑稽な物だったりする事もあるから…お互い様といえば、お互い様ね」

杏「あー、なるほどねぇ」

輝子「も…文字がプリントされたTシャツを着る時は…考えて、着ないといけないね…フヒヒ」

杏「そんな感じで、みんなが妄想したアイドル達の危険な一面を送ってきてね~」

杏「それじゃ次のコーナーいくよー」

杏「『目指せご褒美!アイドルバトル』~」

杏「パーソナリティチームとゲストでバトルをして、ご褒美ゲットを目指すコーナーだよ」

杏「杏達が勝てば、勝った人数に応じたポイントが貰えて、それが一定数溜まればご褒美ゲット」

杏「ゲストが杏達に勝てば、その場でご褒美が貰えるよ~」

杏「杏達全員に勝てば、豪華なご褒美が貰えるから、ゲストも頑張ってね~」

杏「現在パーソナリティチームのご褒美ポイントは8。ご褒美獲得まであと4ポイントとなってるよ」

ヘレン「バトルね?ふふ、ラジオのコーナーでも、手加減はしないわよ」

小梅「こ、この、シンデレラボックスに…お題が、入ってるから…一つ…」

ヘレン「分かったわ。世界レベルのお題…引き当てて見せるわ」ガサゴソ

杏・輝子・小梅(世界レベルのお題…?)

輝子「こ、今回の…バトルの、内容は……」

ヘレン「モバマスに、今までにない新しい要素が追加されました」

ヘレン「それは一体どんな新要素?」

ヘレン「スタッフとリスナーに、実際に追加して欲しい!と思わせる新要素を考えた人の勝利、だそうよ」

杏「新要素かー」

輝子「フヒ…難しそうなお題だね……」

小梅「み、皆が…追加して欲しいって…思うようなのを…か、考えないと…」

ヘレン「新しい要素…まさに、革命、レヴォリューションね」

ヘレン「この私が革命を起こしてみせるわ!」

杏「うん、ヘレンが革命を起こすんじゃなくて、新要素で革命を起こすんだからね」

ヘレン「フッ…分かっているわ」

杏(大丈夫かなぁ…)

杏「というわけで、シンキングタイムスタート~」

杏「新要素ねぇ…どれぐらいのものを考えればいいかな」

輝子「む、難しいよね…」

小梅「ち、小さいものなら…い、いくつか…思いつく…」

杏「バージョン1.0が、バージョン2.0になるような物を考えるか」

杏「バージョン1.0が、バージョン1.1になるような物を考えるかで変わって来るよね」

ヘレン「勝ちにいくなら、世界レベルの新要素を提案するべきね」

輝子「せ、世界レベルの…新要素…」

杏「それだと、なんか業界自体に大きな影響を与えそうだね」

ヘレン「当然よ。それぐらいの気持ちで行かなきゃ」

小梅「ヘ…ヘレンさん…本気…」

杏「一体どんな回答を出してくるのやら…」

杏「そろそろシンキングタイム終了だよー。みんな書けた?」

小梅「う…うん、か、書けた…かな…」

輝子「私も…なんとか…」

ヘレン「私は完璧よ。いつでもいいわ」

杏「じゃあ順番に発表していこうかね~。最初に発表したい人ー?」

小梅「え、えっと…わ、私…い、いい…?」

杏「オッケー。それじゃ、小梅の考えた新要素はこちら~」

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新属性追加
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杏「おー、新属性かぁ」

輝子「こ…これは、間違いなく新要素だね…」

杏「ちなみに、どんな新属性?」

小梅「あ…そ、そこまでは…か、考えてなかった…」

杏「キュート、クール、パッションと来たら…セクシーとか?」

輝子「セ、セクシー…かぁ」

ヘレン「あら、それだと私はそっちに異動しないといけないわね?」

杏「確かにねぇ。今のセクシー組は異動しないといけなくなっちゃうね」

杏「ついでに若葉も入れてあげよう」

輝子「な、なんということを…」

杏「自己申告制だからね」ニッコリ

杏「次は誰が発表するかね~」

輝子「じゃあ…私が発表しますよ…フヒヒ」

杏「はいはいー。それじゃ、輝子の考えた新要素はこちら~」

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事務所装飾機能
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小梅「事務所…装飾機能…?」

輝子「村とか…農場を開拓するゲーム…あるよね…」

輝子「あ、アレみたいに…自分だけの…事務所を作る、みたいな…」

杏「あー、なるほどね。事務所机とか、ソファとか、観葉植物を買って配置すると」

輝子「フヒ…そ、そういうこと…」

ヘレン「デザインセンスが問われるわね。でも、面白いアイデアだと思うわ」

小梅「う、うん…面白そう…」

輝子「フヒヒ…どうも…」

杏「レア度の低い装飾はマニーで買えるけど」

杏「レア度の高い装飾はレアメダルとかスターエンブレム的なものが必要だったりね」

杏「あとはフロントメンバーのミニキャラが、事務所内をチョコチョコ動きまわったりしたら可愛いかもね」

小梅「あ…そ、それ…いい…」

杏「じゃあ、今回は杏が先に発表させて貰おうかな」

ヘレン「私がラストというわけね。いいわ」

杏「それじゃ、杏の考えた新要素はこちら~」

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ユニットアイドルが登場

【例】[トライアドプリムス]渋谷凛・神谷奈緒・北条加蓮

フロントを3枠分使うけど、コストも性能も通常SRの3倍
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輝子「おぉ…ユ、ユニットか…」

小梅「こ、これは…す、凄いかも…」

杏「レアリティも、UR(ユニットレア)とか追加したら面白いかなーと思って」

ヘレン「私はワールドワイドなユニットを組みたいわね」

小梅「こ、この…ユニットアイドルも…特訓とか…あるの…?」

杏「そうだね。特訓前は他と一緒で日常のワンシーンみたいなのにして」

杏「特訓後はお揃いの衣装でLIVEにすればいいかな」

輝子「そ…それは凄いね…」

杏(ただ、ガチャで確実に死人が出るだろうけど)

杏「最後はヘレンだねー」

ヘレン「ふふ、聞いて驚かない事ね」

杏「というわけで、ヘレンの考えた新要素はこちら~」

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世界進出
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杏・輝子・小梅「!?」

杏「えっと、どういうこと?」

ヘレン「アイドルの人数を今の数十倍にして、世界中の国々に配置するのよ」

杏「あー、この子をスカウトしたかったら、この国に行かないとダメみたいな」

ヘレン「そういうこと。まさにワールドワイドな新要素と言えるわね」

杏「お目当てのアイドルの為に国外旅行かぁ」

輝子「さ、財布が薄くなるね…フヒヒ」

小梅「た、大変そう…」

ヘレン「Pならやってくれるわよ。彼の手腕は私も認めているもの…ふふ」

杏「さてさて、全員の回答が出揃ったので投票タイムだよー」

杏「リスナーの皆は、誰のアイデアが一番いいと思ったか呟いてねー」

杏「ハッシュタグを忘れずにー」

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新属性(フェアリー)
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事務所をドーナツで埋め尽くすことができるんですか!やったー!
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あんきら+142'sのユニットでフロントを埋めたいんじゃあ^~
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パスポート取ってこなきゃ…
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輝子「そ、その内…5人のユニットとかできるのかな…」

杏「今有り得るとしたら、総選挙の上位5人か、jewelries!の5人だねぇ」

小梅「つ…強そう…」

杏「つよい(確信)」

ヘレン「どんなユニットを組む事になっても、私は常にリーダーよ」

杏「結果が出たよー」

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1位:輝子(スタッフポイント5+ツイッター票約3.5割)

2位:杏(スタッフポイント3+ツイッター票約2割)

2位:小梅(スタッフポイント3+ツイッター票約2割)

2位:ヘレン(スタッフポイント2+ツイッター票約2.5割)
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輝子「フヒ…わ、私か…」

杏「輝子の一人勝ちだったかぁ」

小梅「ほ、他は…い、一緒だね…」

ヘレン「あら、少しレベルが高すぎたかしら…?」

杏「輝子がヘレンに勝ったから、ご褒美ポイントは1だね。これで合計9ポイントだよ」

輝子「フヒヒ…あと3ポイント…」

小梅「あ…あと、4分の1…だね…」

杏「そして、ヘレンは2位だったのでレア賞のご褒美をゲットだよー」

ヘレン「一体、どんなご褒美が貰えるのかしらね」

杏「うーん、レア賞だからそれなりの物がもらえると思うけど」

ヘレン「ふふ…期待しているわ」

輝子「え…えっと、レア賞だから…これ、だね…」

小梅「ど、どうぞ…」

ヘレン「ありがとう。封筒…何か、チケットが入っているようだけど」

杏「お、封筒シリーズ?」

小梅「な、何が…入ってるんだろう…」

輝子「気になるね…フヒヒ」

ヘレン「あら、これはレストランの食事券ね」

杏「あ、普通だった」

小梅「ほ、本当だ……」

輝子「でも…ふ、普通に…嬉しいご褒美だね…フヒヒ」

ヘレン「聞いたことない店ね…どんなレストランなのかしら?」

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ヨーロッパ料理が色々楽しめるレストランです
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ヘレン「あら、いいじゃない。私にピッタリね」

杏「世界レベルのご褒美?」

ヘレン「フッ、そうね」

輝子「え…Sレア賞だったら…どんな、ご褒美だったんだろう…」

小梅「き、気になる…」

杏「世界遺産とか?」

ヘレン「ふふ…それは是非手に入れたかったわね」

輝子「ら…ラジオ番組の…コーナーの景品で、世界遺産…」

小梅「す、凄すぎる…」

杏「というわけで、『目指せご褒美!アイドルバトル』でした~」

小梅「つ、次は…お知らせのコーナー、です」

小梅「『アイドルサバイバル 秋の水泳大会』が開催中です…」

杏「寒い寒い」

輝子「じ、時期が…外れてるね…フヒヒ」

小梅「ほ、本当は…『アイドルサバイバル 秋の大運動会』です…」

小梅「今回も…イベントの様子が後日、テレビ放映されるので…お楽しみに…」

杏「騎馬戦かー。杏だったら確実に上の役になるんだろうなぁ」

杏「まぁ、馬役もイヤだけど」

輝子「か、軽い人が…上になるからね…」

小梅「う、運動は…に、苦手……」

ヘレン「杏は、きらりに肩車してもらえばそれだけで凄いパワーを発揮しそうだけど」

杏「凄いパワーを発揮するのはきらりだけで、杏は大変なんで勘弁して下さい」

小梅「限定ガチャ、フォーチュン★スターチャンスアイテムガチャが開催中です…」

小梅「朋さんのコスト18、肩書き付きの新SRが登場です…」

小梅「肩書きを設定すると、アイドルが新お仕事演出のローディングキャラとして登場します…」

杏「朋SR昇格おめでとー」

小梅「お、おめでとう…」

輝子「フヒヒ…おめでとう」

ヘレン「おめでとう、と言っておくわ」

杏「にしても、朋が間違えて持っていった心霊スポット特集の雑誌って…」

小梅「う、うん…私が…読もうと思ったら…別の雑誌が…置いてあって…」

杏「あぁ、やっぱり」

輝子「ま、間違えたんだね…フヒヒ」

ヘレン「落ち着きの無い子ね…」

小梅「新CDアルバムシリーズ『jewelries!』は、3タイトルとも好評発売中です…」

小梅「さらに…THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER」の第5弾発売が決定しました…」

小梅「今回は、まゆさん、私、智絵理ちゃん、アーニャさん、藍子さんの5人が…CDデビュー…します」

小梅「11月13日発売予定で、タイトルも発表されました…」

小梅「私と、智絵里ちゃんと、藍子さんの曲は試聴も始まってます…」

杏「藍子の曲も試聴きたねー」

輝子「あ…あと、2週間ちょっと…だね」

杏「みんな、勿論全部3枚ずつ予約したよね」

小梅「そ、そんなに…?」

ヘレン「所謂、視聴用、保管用、布教用ってヤツかしら」

杏「そうそう」

杏「じゃ、今日は藍子の曲いっちゃおうかー。というわけで『お散歩カメラ』~」

小梅「え、エンディング、です……」

ヘレン「今日は楽しませてもらったわ。あなた達、なかなかやるわね」

杏「杏達も楽しかったよー」

杏(いや、ホントに)

小梅「せ、世界の…豆知識…?…みたいなのも、教えてもらえて…よ、よかった…」

輝子「べ、勉強になったよね…フヒヒ」

ヘレン「フッ、これぐらい、いくらでも教えてあげるわ」

杏「じゃあ、最後にメールを紹介するよー」

杏「ラジオネーム『ひよこ』さんから」

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ヘレンさんはやっぱり世界レベルですね!

トークも楽しかったし、勉強になりました!
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ヘレン「ふふ、こういう反応をもらえると、素直に嬉しいものね」

杏「もっと時間があったら色々世界トークを聞きたかったねぇ」

輝子「フヒ…そ、そうだね…」

ヘレン「それはまた、次に来た時の楽しみにとっておくといいわ」

杏「こんなメールも来てるよー」

杏「ラジオネーム『酢の物』さんから」

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ヘレンさんの旅番組が物凄く見てみたいです

世界中の観光名所や遺産を訪れて、名言を残していく感じでお願いします
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杏「うわそれ絶対面白い」

輝子「み、見てみたいね…」

小梅「う、うん…」

ヘレン「いいわね。世界レベルの私にふさわしい番組だと思うわ」

杏「ツアーで海外には行くけど、LIVEがメインだし、旅番組的な事ってしてないもんね」

輝子「う、うん…観光は…し、してるけどね…」

小梅「た、旅番組って…む、難しそう…」

杏「食べ物とか、景色とかの感想をしっかり伝えないといけないからね」

ヘレン「ふふ…私はその辺りも完璧よ」

ヘレン「ただ一つ不安なのは…私が魅力的過ぎて、折角の景色がかすんで見えてしまわないかって事ね」

杏「最後に凄い名言を頂きました」

小梅「じゃ、じゃあ…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、今日は…ここまで…です」

小梅「お相手は、白坂小梅と」

輝子「星輝子…と」

杏「双葉杏と~」

ヘレン「世界レベルのヘレンでお送りしたわ」

小梅「また来週…」

輝子「ヒャッハァーー!!終了だァーーー!!」

杏「ばいばい~」

ヘレン「また会いましょう」

杏「アリーヴェデルチ~」

ヘレン「あら、よく知ってるわね、杏」

―番組終了後―

小梅「お疲れ様でした…」

輝子「お疲れ様…フヒヒ」

杏「おつかれー」

ヘレン「お疲れ様」

杏「そういえば、結局ヘレンの出身地ってどこなの?」

輝子「あ…そ、それ…気になる…」

小梅「わ、私も…知りたい…」

ヘレン「フッ…あなた達がそれを知るにはまだ早いわ」

ヘレン「あなた達が、私にもし追いつけたら…その時に、真実を教えてあげるわ」

杏「やっぱり佐渡…」

ヘレン「杏?」ムニィ

杏「いふぇふぇふぇふぇふぇふぇ」

―その頃事務所では―

ちひろ「プロデューサーさん、ヘレンさんに説明してなかったんですか?」

P「いや、それが…」


P『ヘレン、次はラジオの仕事なんだが…」

ヘレン『ラジオ…音のみで、私の魅力をどこまで引き出す事が出来るか試そうというのね』

ヘレン『いいわ。私に不可能はないの。あなたが期待している以上のものを見せてあげるわ』

P『いや、そうじゃなくて杏達の…』

ヘレン『楽しみにしておきなさい…ふふ』スタスタ

P『おーい……行ってしまった…』


P「…というわけで」

ちひろ「ヘレンさんらしいですね…」

P「まぁ、いつもの事ですけどね…」


おしり

喋るだけで面白いヘレンさんマジ世界レベル
見てくれた人ありがとう

まさかの世界レベルさんwww
外人枠トップバッターが疑惑の外人ですかwww

ちなみに>>1はこのゲストどういう基準で選んでるんです? やっぱネタ先行?

>>61
最初は完全に好みで選んでましたけど
最近は属性と年齢と性格を考えてバランスよく…してるつもりです

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