姉「早くおいでよ」 弟「まってよお姉ちゃん」 地震「」(13)

姉「ほらほら早くしよ」

弟「ちょっとまってて、今準備するから」

姉「急いで。お母さん先に行っちゃたんだからすぐに追いかけなきゃ」

弟「わかってるよ」


弟「あれ財布どこだっけ?家の鍵もどこだ?」

姉「はぁー。部屋散らかしすぎ」

しばらくの間、姉は弟の準備を待っていたが弟の準備の遅さに痺れを切らした姉は先に出発した。
しかし、姉の優しさからの行動なのか、ゆっくりとゆっくりと弟が追いつけるように先へ進んだ。


姉「これくらいのスピードなら弟も追いつけるはず」

姉「弟は行き先も分かってるから大丈夫だし」

姉「でも悪いことしちゃったな……」

姉「ついたら暖かい肉まんでも買ってあげよう」


そのころ弟は……

弟「ヤバイ。ポケモン楽しすぎ」

弟「いけぇぇええぇじしんだあああああ」

弟「やるなこいつ。なみのりもくらえええぇぇええぇえぇぇ」




弟「はぁ楽しかった。今度お姉ちゃんと対戦しよっと」

弟「おねえ…ちゃん?……ヤバイ。急がなきゃ」


弟は先に出発した姉に追いつくために近道を選んだ。
だが、残念なことに行き先を間違えてしまった。


弟「ここどこだろう」

弟「大分時間かかったな」

弟「お姉ちゃん怒ってるかな」

弟「お姉ちゃん怒ると怖いからな」

弟「……」


姉は弟が追いつけるように変わらずゆっくりと進んでいたが
いつまでたっても追いつかない弟を心配し始めた。


姉「弟遅いな」

姉「なにかあったのかな」

姉「やっぱり待ってるべきだったよね」

姉「……」


弟「おねえちゃーん」

弟「おねえちゃーーーん」


弟「おねえちゃーーーーーーん」


弟は一生懸命大きな声で姉を呼んだ。
遅くなってしまったこと。
ただそれだけを謝りたくて何度も何度も姉の名を呼んだ。

不安から目には涙が溢れ、声も枯れ枯れになっていた。



弟「お゙ね゙え゙ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙」


姉は弟がこないことに不安な気持ちで一杯だった。

先に出発しなければ……

準備を手伝ってあげれば……

後悔から目には涙が溢れ、涙声になっていた。



姉「お゙どゔどお゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」


その時、姉には弟の声が。
弟には姉の声が耳に届いた。


姉(あれは弟の声、泣き声?どこか怪我したの?)


姉は弟の声が聞こえた方に急いで向かった。


弟(あれはお姉ちゃんの声、なにあれ?叫び声?怒ってる?)

弟(えっ?あんな怒った声のおねえちゃんはじめてだ)


姉「お゙どゔどお゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」


弟(お姉ちゃんかなり怒ってる。ヤバイ)


弟は姉の声が聞こえた方と逆方向に急いだ。


姉「お゙どゔどお゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」
姉(ちょっとどこいくの?そっちじゃないよ)


弟「お゙ね゙え゙ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙」
弟(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)



姉「お゙どゔどお゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」
姉(肉まん買ってあげるから待ってよ)


弟「お゙ね゙え゙ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙」
弟(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)



姉「お゙どゔどお゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」
姉(待てって言ってるだろお゙お゙お゙お゙お゙)


弟「お゙ね゙え゙ぢゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ん゙」
弟(ごめ゙ん゙な゙ざい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙)


もう少しで弟に追いつきそうな時、それはおこった。


地震「ゔる゙ざい゙ん゙だよ゙お゙お゙お゙お゙お゙」

地震「静゙がに゙じろ゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」

地震「俺゙を゙お゙ごら゙ぜる゙な゙よ゙お゙お゙お゙」

地震「頼゙む゙がら゙静゙がに゙じでぐれ゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙」




台風27号「ごめんなさい」

台風28号「ごめんなさい」



姉「早くおいでよ」 弟「まってよお姉ちゃん」 地震「」~藤原の効果~ 完

本当の藤原の効果はウィキでもみてください。

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