俺「俺が世界を粛清する天使……?」 (5)

俺「そんな、そんなことって……」

俺「選ばなきゃ……選ばなきゃみんな死んじゃう?」

俺「でも……でも誰かを選んでも誰かが死んじゃうんだ……誰かが死んじゃわないといけないんだよ!」

俺「どうして……どうしてなんだ父さん! なんであなたはいつもこうやって……僕を苦しめるんだ……」

俺「選べない……選べないよ……」

スポットライトカシャーン

友人「ダメだよ俺くん」

俺「キャオル君(仮名)……そこにいたのかい?」

友人「僕はどこにでもいてどこにもいない、だから君の心の中にいるのさ」ニコッ

俺「キャオル君……僕は一体どうしたらいい? どうしたらいいんだろう?」

友人の顔がディゾルブし、妹の顔へと切り替わる

妹「お兄ちゃんってホーント馬鹿! いっつも大事なことは人任せなんだから!」

暗転後、すぐにスポットライトが点く。妹がいた場所には幼馴染が立っている

幼馴染「あんたバカァ? 私を選べばいいに決まってんでしょ! 誰をオカズにしてこれからオナニーするつもりなのよ?」

俺「う、うわああああああああああああああああああああああ! もうやめて……やめてくれよぉ……」

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