朝倉「キョンくん起きて、はやく服着ないと妹ちゃん来ちゃうよ」(682)

 

あちゃくら

キョン「俺の眠りを邪魔したな!」ドガァ!

朝倉「ずひゅっ!!」

キョン「この雌豚がァ!調子にのるなよ!」ドカバキゲシ

おい

                                         〈 ̄ヽ
                                   ,、____|  |____,、
                                  〈  _________ ヽ,
                                   | |             | |
                                   ヽ'  〈^ー―――^ 〉   |/
                                      ,、二二二二二_、
                                     〈__  _  __〉

                                        |  |  |  |
                                       / /  |  |    |\
                                   ___/ /  |  |___| ヽ
                                   \__/   ヽ_____)

最近朝キョン多いなw
情報改竄でもされたか?

>>6
けど続かないのは相変わらず

キョン「ホアチャアッー!」

朝倉「ホゲベンベー!」

キョン「何言ってんだお前」

朝倉「///」

久しぶりに書いてみるか

空白は

             -‐'´ ̄'´ ̄` ヽ、
     + /|   //, '///`´| | | ヽ 、ヽ
       /::::| 〃 {_{ レ|   レりりリ .l彡|
       ∥:::| |!小 l━   ━レ| l │ |
       ∥:::| ヽ| | ●    ● | | |、|
       | ̄|   | l⊃ ___, ⊂⊃ | |ノ.|
         /⌒ヽ__|ヘ   `ー'   j /⌒i !
       \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7!
       / /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |       / |
      /   ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |      /  .ノ
.   /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   /.|
   /___________________!/  |
    |                  _____       |    |
    |      ASAKURA    //\\      |    |
    |      ISM        // ̄ \.\.   |   /
    |_____________________|/

ハルヒヒロインの中で一番可愛いのはあしゃくらさん

>>9
構わん書k…書いてくださいお願いします

女の子の眉毛って触ってると気持ちいいよな

「キョンくん――、はやく――ないと――来ちゃうよ」

穏やかな目覚めだった。
目覚まし時計の甲高い金属音でも妹の喧しいあだ名の連呼でもない、
どこまでも優しいメゾソプラノの美声の持ち主が、俺の耳のすぐ傍で、何事かを囁いていた。

「う……ん……?」

微睡みと覚醒の微妙な中間地点で、眠気に抗い、薄く目を開けてみる。
眼と鼻の先3センチもないところに、真っ白な壁がそそり立っていた。
頭を動かすのも億劫で、視線だけを動かすと、
どうやらその白亜は豊かな曲線を描いているらしく、
視界の端には――これはなんだろう――桜桃色の突起がある。
ほぼ無意識で鼻先を押し付けると、得も言われぬ弾力に押し返された。
加えてこのすべすべとした絹のような肌触りのよさ。
これはきっと夢だ。間違いなく夢だ。
どうせあと数分もしないうちに、俺は無慈悲な目覚まし時計あるいは無遠慮な妹によって、現実世界に起床せしめられる。
今はこの感触を、楽しめるだけ楽しめばいいのさ。
本能的希求に従い、思い切り顔を埋める。
またしてもすぐ傍で、くすぐったそうな声がした。今度は明瞭に聞き取れた。

「キョンくん起きて、はやく服着ないと妹ちゃん来ちゃうよ」

その声を、俺はよく知っていた。
忘れるわけがない。忘れろという方が無理な話だ。
恥も外聞も捨ててベッドから転がり落ちる。
カーテンの隙間から差し込む朝日の中、豊満な裸体をシーツでくるんだ朝倉涼子が、無様に腰砕けた俺を見つめていた。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

すごく……いいです…

>>9
お前は出来る奴だと信じていた!

よし…いい子だ

今夜まで保守

芥川賞受賞作家が居ると聞いてVIPから来ました

続きは?

「いったいどうしたの?」
「どうしたのもこうしたもじゃねえ。
 どうしてお前がここに、俺の部屋にいるんだ!?
 それになんで俺とお前は、その、……裸なんだよ!?」
「記憶が混乱しているのね」

きょとんとした表情から一転、慈しみに満ちた微笑を浮かべる朝倉。

「どこから説明しようかな」

三角座りになり、片頬に指を当てる仕草はたまらなく妖艶で、
しかし脳裏に刻み込まれた記憶が、俺が朝倉にとって然るべき態度を思い出させた。
こいつは俺を二度殺そうとした。
未遂に終わったからよかったものの、助けが来なけりゃ確実に俺は死んでいた。
動悸と目眩がいっぺんに襲いかかってくる。ついでに吐き気も三秒遅れて到着した。
ああくそ、δ波からβ波まで、こんなに急激に脳波が遷移する朝は初めてだ。
俺は言った。

「出て行ってくれ」

朝倉は激昂し白刃を俺に突き立てる――こともなく、素直に応じた。

「わたしもそれがいいと思うわ。
 妹ちゃんにこの状況を見せるのは不適切だものね?
 学校で会いましょう。キョンくんが落ち着いたその時に、質問に答えてあげるわ」

すぅっと、空気に溶け込むみたいに朝倉の姿が消えていく。
いつか長門がしていたような、ナントカ遮蔽フィールドなるものが展開されたのだろう。

おい、パンツ履いちまうぞ!いいのかよ、オイ!!

いい感じだ

あへあへあへへ

ほう

俺の傍を通りすぎる気配さえもなく、朝倉はいなくなった。
これはすべて夢、でなければ微睡みが見せた幻覚だった、と現実逃避したいところだが、
シーツに残る体温と女の子特有の甘い匂いが、
完膚なきまでに想像の余白を黒インキで塗り潰している。
とりあえず服を着よう。
妹は俺の裸など見慣れているが、朝っぱらから兄が全裸で腰砕けている状況を、
説明しろと言われて真実を暈しつつ言い訳できる自信はまったくない。
妹がおふくろにいいつけでもしたら、事態は最悪の一途を歩む。それだけは避けたい。

「スウェットどこにやったっけ……」

ベッドの上を探る。妹の足音が聞こえはじめたあたりで、時間との勝負が始まる。
上は枕のそばにあった。下はなぜかベッドの真下にくしゃくしゃに丸まっていた。

「キョーンーくんっ。おっはよー!」
「あ、ああ。おはよう」

間一髪。スウェットの下をヘソのあたりまで一気に上げたのと同時に、妹が部屋に入ってきた。

「今日はじぶんでおきたんだねー。えらいえらい。
 ごはんもうできてるよー」
「すぐ行く」

いつものやりとりを終えて、妹は階下へ。
妹は気付かなかったようだが、実のところ、俺は「すぐ行く」と答えるのが精一杯の状況だった。
スウェットに足を通したときに感じた股間の違和感は、思春期のあの日を想起させる。
ああ、これが夢精ならどれだけよかっただろう。
しかし悲しいかな、俺の混濁した記憶は眼窩をスクリーンに、昨夜のダイジェスト版を勝手に上映し始める。
いくら寝ぼけていたとはいえ、裸の朝倉を見た時点で気づくべきだったのだ。
まったくもって信じがたいことだが――俺は朝倉と寝ていた。

よしキョン俺と代われ

妹が朝倉との最中を目撃する画像あったよな

朝倉俺とかわれ

今日天気いいから助かったお……

惨憺たる気分で通学路の急勾配を歩く。
熱も咳も鼻水も出ていないが、この欝な表情を見せるだけで、医者は登校不可の診断書をくれるだろう。
しかし仮病を使って休んでみたところで、事態はいっこうに進展しない。
逃げているだけではどうにもならないことを、俺はこの二年間で学習したつもりだ。

「よーっす、キョン。死人みたいな顔してるぜ」

肩を叩かれ、振り返ってみれば、

「谷口か」
「テンション低いなー。昨日何かあったか?」
「何もねえよ」

こいつに打ち明け話をするのは、ホームルームでクラスメイト全員に話しているのと同じだ。
まあ、本当のことを言ったところで「朝倉と寝た?妄想もほどほどにしとけ」などと一笑に付されるだけだろうがな。
とにもかくにも、今は自分の認識と世界のズレを修正する必要がある。

「キョーンー、いいから言えって。人生経験豊富な谷口様が聞いてやるからよ」
「なあ、朝倉はいつカナダからこっちに帰ってきたんだ?」
「な、なんだよいきなり。
 あいつが帰ってきたのは二週間前で、キョンも涼宮と一緒に歓迎会来てたじゃねえか」

記憶にない。俺が?ハルヒと一緒に?朝倉の帰国を祝った?
ありえない。もしも朝倉が目の前に現れたら、俺が取るべき選択肢は一つだ。
他力本願と笑われようが知ったこっちゃねえ。
長門に連絡して、可及的速やかに朝倉をカナダに蜻蛉返りさせるのさ。

俺が黙っていると、谷口は勝手に喋りだした。

「おいおい、もしかしてキョンの悩みは朝倉絡みか?
 親友として忠告しといてやるけどな。
 朝倉と付き合おうなんて夢の夢のそのまた夢みたいなことは考えないほうがいいぜ。
 朝倉は一年の空白期の間にAA+からAAAに進化しちまった。
 もはや俺たちみたいな凡人が太刀打ちできるレベルじゃねえんだよ。
 キョンは席が近いから、結構話す機会も多いみたいだけどな、変に期待したら、後悔するぜ。
 美人は無意識に男を惹きつけ、これまた無意識に失恋させるんだよ。
 あっちは性に開放的だから、朝倉も色々経験して、
 同じくらい経験してる男以外には満足できねえ体になってるだろうな。
 はぁ……、朝倉の胸揉みてえ。あれ揉めたら死んでもいいぜ、俺」

朝方その胸に顔をうずめてきた、とは口が裂けても言えない。
くだらない猥談を大きな声でべらべらと語る谷口と、他人と思われる程度の距離をとりながら歩いていると、
北高指定の制服姿が増えてきた。自然と歩調が落ちる。気が重い。
それでも無情に距離は詰まり、俺は校門をくぐり、昇降口を通り、教室の戸の框を踏んだ。
ええい、ままよ。
瞑っていた目を開く。

「それでね、お父さんったら……あらキョンくん、おはよう」
「遅いわよ、キョン。もっと時間に余裕をもって登校しなさいよね」

ハルヒは小馬鹿にしたような顔で、朝倉は委員長然とした爽やかな笑顔で、俺に視線を注いでいる。
俺はのろのろとした足取りで自席についた。
背後のハルヒと右斜め後ろの朝倉が談笑を再開する。
なんだ。なんなんだこの自然さは。
収まっていた動悸が、ゆっくりと、次第にスピードをあげて肋骨をたたき始める。

「どうしてお前がここにいる?」

いいぞ

谷口しゃべりすぎだろ

「どうしてって……ここはわたしの席じゃない?」
「俺が言っているのは、そういう意味じゃない。
 どうしてお前がこの世界に存在してるのか聞いてるんだよ」
「キョン、あんたさっきから何言ってんの?話の邪魔をするなら、」
「うるさい、お前は黙ってろ!」

びくりとハルヒの体が震える。
しん、と静まり返った教室の空気に、俺は一年前の冬の日を思い出した。
ハルヒが消えて、朝倉がいて、朝比奈さんや古泉や長門が一般人化した、あの、悪夢のような世界を。
朝倉は困ったように目を細め、

「ごめんなさい。わたし、本当にキョンくんが何を言っているのか分からないの」

どこまでも白を切るつもりらしい。
俺が激情のやり場を机に定めたそのとき、がらがらと間の抜けた音がして、担任岡部がやってきた。

「お、今日はやけに行儀がいいな」

入れ替わるように教室を出る。

「気分が悪いので保健室に行ってきます」

流石にどこの教室でもHRが始まっているらしく、廊下はがらんと空いていた。
同じ轍は踏まない。
俺は真っ直ぐ教員室に行き、おっとりとした雰囲気の若い事務に、
岡部に頼まれて学籍簿の一部をコピーするよう頼まれたと嘘をついた。
事務さんはとくに怪しむこともなく、学籍簿を目の前に広げてくれた。
二年――朝倉涼子の名前が当然のように記載されている。
俺は続いて、SOS団のメンバーの名前も一緒に探した。
古泉は特進クラスだから、簡単に見つけることができた。この世界ではきちんと北高に在籍しているようだ。

朝比奈さんも三年次に文系コースに決めたことを知っていたので、こちらも名前を見つけることができた。
もちろん名前欄の下を辿れば、鶴屋さんの名前がある。

「ありがとうございました」
「コピーはしなくてもいいの?」

聞こえなかったフリをして足早に職員室を去る。
事務の人がおっとりした外見通り、俺の来室もさっさと忘れてくれることを祈る。
俺は自分の教室でも、古泉の教室でも、朝比奈さんの教室でもなく、文芸部室を目指した。
鍵はあいていた。物にあふれたこの部屋も、人がいなければ殺伐としている。
パイプ椅子に座り、机に突っ伏した。
窓際の椅子はからっぽで、差し込む太陽の光の中で、埃が虚しく踊っていた。
"ここにも"長門はいない。
当たり前だ。学籍名簿のどこを探しても、長門の名前は見当たらなかった。
肝要なのは、ここで取り乱さないことだ。
まずは朝目が覚めてから今までに起きたこと、そして得られた情報を総合しなければ。
朝倉が俺の部屋からこっそり抜け出すために情報操作していたことから、
この世界は超常現象が人知れず跳梁跋扈していることを認めているようだ。
古泉は超能力者、朝比奈さんは未来人という設定を保っている。
ハルヒの環境を変化させる能力もそのままだと考えていいだろう。
謎は三つ。
なぜ朝倉が復活しているのか。
なぜ長門がどこにもいないのか。
なぜ俺は朝倉が復活して以来二週間の記憶を失っているのか。

きたい

頑張れ

古泉や朝比奈さんに尋ねたところで、
ハルヒと同じ様に、朝倉が存在していることを当たり前と認識している可能性大だ。
俺が二週間分の記憶を喪失していることについても、それはあくまで俺個人の問題に違いない。
ああ、長門よ。どうしてお前はこんな肝心なときに消えちまったんだ。
一番頼りになる人間、否、ヒューマノイドインターフェイスがいないことは、
問題解決における最大の端緒が失われたにも等しかった。
俺はせめてもの手がかりと、本棚に詰まった本の頁を手当たりしだいにめくりはじめた。
どうか長門からのメッセージが綴られた栞か何かが挟まっていますように。
没頭すること数分。ふいに、柔らかい何かが背中に触れた。

「こんなところで何してるの?授業はもう始まってるわよ?」
「授業なんてどうでもいい。俺は今――あ、朝倉!?」

俺は飛び退き、結果、派手に本棚にぶつかった。
数冊のハードカバーが鋭い一撃を俺の頭頂部に叩き込みつつ床に散らばったが、そんなことはどうでもいい。

羨ましい

キョンはまた長門を頼るのか

朝倉はにこにこと屈託のない笑みを浮かべて、

「さっきはびっくりしたわ。
 キョンくんったら、みんなの前でいきなりあんなことを言うんだもの。
 後で涼宮さんに謝ってあげてね?
 彼女、あなたに怒鳴られて少し傷ついていたみたいだから」

とまあそんなことを言った。
一方、俺は朝倉と距離を取ることで、頭の中がいっぱいだった。
こいつの一挙手一投足に、呼吸が乱される。
繰り返すが、こいつは俺を二度殺そうとしているのだ。
谷口が朝倉の容姿をAAAと評するなら、俺は朝倉の危険度をSSと評する。

「立ち話もなんだし、座らない?
 キョンくん、今にも倒れそうなくらい酷い顔よ」

誰のせいだと思ってやがる。
朝倉はくるりと踵を返し、勝手知ったるといった風にお茶を入れ、二つの湯のみに注いだ。

うむ

眉毛かわいい

俺は朝倉が座るのを待ち、対面を避けて座った。
もちろん湯のみには手をつけない。

「今度は、質問に答えてくれるんだろうな」
「ええ。わたしの答えられる範囲内でなら」
「どうして朝倉がここにいる?」
「長門さんの代わりよ」
「代わり?」
「長門さんが涼宮さんとその環境の観測手であることは知っているわよね」

頷く。

「長門さんはプールした観測データを、高度に暗号化して情報統合思念体に送信していたの。
 でも、彼女がいくら複雑なアルゴリズムを構築したところで、傍受されるリスクは常にある。
 その問題を、彼女は、彼女自身が暗号鍵となることで解決しようとした。
 あのね、キョンくんはここまでの話に着いてこれてる?」

俺は正直にかぶりを振った。
長門が暗号鍵になってそれがどんな風に長門の不在に繋がるんだ。

「分かりやすく言うとね、長門さんは自分を、データを復号するためのブラックボックスにしたの。
 ある値を代入すると、定められた法則性に従って、別の値が出てくる関数を想像してもいいわ。
 長門さんが自らの意志で復号しようとしなければ、データは無意味な情報素子の山でしかない」

朝倉は美味しそうにお茶を啜り、

「実は二週間前から、長門さんはプールしたデータの復号作業をしているの。
 復号中の長門さんは最低限の機能を除いて停止するから、観測手の役割は別の端末に一時交代する。
 そして、その役目を任されたのが、わたしというわけ」

しえしえ

まだまだ

支援

うむ

「どうしてお前が選ばれたんだ?」
「手っ取り早くて、確実だったからじゃないかしら。
 新しい端末を配備するには、それなりの準備と労力が要るの。
 その点、わたしならほんの少し情報操作するだけで、
 自然に、涼宮さんの環境に溶け込むことができるわ」
「長門はいつ戻ってくるんだ」
「ふふ、長門さんがいないとそんなに寂しいのね?
 でも、ごめんなさい、それはわたしにも分からないの。
 キョンくんが心配しているほど長い時間はかからないと思うけど」
「俺の記憶が二週間分なくなっていることについて、何か納得のいく説明ができるか?」

朝倉はぴくりと翠眉を傾け、
湯のみを両手で回しながら、しおらしく呟いた。

「わたしの仕業じゃない、ということしか」
「口止めされて言えないのか。それとも、本当に知らないのか」
「本当に知らないのよ」

俺はがっくりと肩を落とした。
朝倉の話を全面的に信頼するなら、二週間分の記憶を失ったところで、今後の生活に大した影響はないだろう。
そのうち長門が帰ってきて、朝倉はお役御免、俺は平穏な日々を取り戻す。
しかし、ハルヒの不思議パワーを二年間間近で浴び続けていたからかもしれない、
放射能を浴びて突然変異した動植物が如く、とまで言うと大げさだが、
異変察知能力、第六感とも呼ぶべき直感が、この二週間の記憶を取り戻せと警鐘を鳴らしていた。

「質問はこれで終わり?」
「いや、まだだ」

記憶の復元にあたり、避けては通れない道がある。俺は聞かなければならない。
朝方スウェットの下に足を通してからというもの、俺が自分が自分であることに自信を持てなくなった原因を。

よっしゃ来たこれで勝つる

大丈夫、待ってる

「お前は昨日、いつ俺のベッドに忍び込んだんだ?」
「あら、忍び込んだだなんて心外ね。
 キョンくんがお夕飯を一緒に食べていかないかって誘ってくれて、
 一度家に帰るフリをして、またこっそりキョンくんの部屋に戻って、そのまま一緒に眠ったのよ」

待て待て待て待て。
それじゃあ何か、俺は自分の意志で朝倉を家に請じ入れ、
自分の意志で朝倉と寝床を共にしたというのか。
そんな馬鹿な。
朝倉が復活してから二週間、いったいどんな心境の変化が俺に訪れたんだ?

「本当に全部忘れちゃったのね……」
「その同情するような目をやめろ」
「キョンくん、落ち着いて聞いて。
 何も不思議なことじゃないわ。
 だってわたしたちは、秘密で付き合ってるんですもの」

絶句した。次いで、乾いた笑い声が漏れてきた。
危険な状況下では恋愛感情が芽生えやすいというが、
危険の元凶が相手の女でも吊り橋効果は働くらしい。

下手に警察等に事件の解決しようとされると
被害者の身が危険に晒されるので
被害者が加害者の心情的な味方についてしまう現象?
銀行強盗に優しく扱われた人質が警察が突入することを拒み
解放後嘘の情報を警察に流したり
事件後強盗と人質が結婚した事件あったよね

「俺達は、その、どういった経緯で付き合いだしたんだ?」
「わたしがカナダから帰ってきて、偶然席が近くになって、
 それから涼宮さんも交えてよく喋るようになって……一週間前に、わたしがキョンくんに告白したの」

フラッシュバックする。
西日に満たされた静かな教室で、両手の指を胸の前で絡ませ、
潤んだ眼差しで思いの丈をぶつけてくる朝倉の姿が。

「ハルヒが、そんなことを認めるわけがない」
「だから、秘密で付き合ってるって言ったじゃない。
 涼宮さんを含めたSOS団やクラスメイトの前では、わたしとキョンくんは、ただのお友達よ」
「俺はお前と、何度寝たんだ?」
「女の子にそんなことを言わせる気?」
「あ、いや……、すまん」

無意識に尋ねた内容が、著しくデリカシーに欠けていることに気づき、反射的に頭を下げる。
朝倉は頬をほんのり桜色に染め、

「四回よ」

と呟いた。俺は自分自身に幻滅した。
朝倉と付き合い初めて一週間以内に四回。
まるで猿だ。性の乱れ甚だしい。

>>62 それはストックホルム症候群

しぇん

>>63
ありがと
支援という名の埋め

これは期待

間違った>>64です

俺は朝倉とまともに視線をあわせることもできずに、湯のみに向かって宣言した。

「交際は、解消だ」
「いいわよ」

面を上げる。意外なほどにあっさりと認めてくれるんだな。

「あなたと別れたくなくて、だだをこねると思った?
 ふふ、うぬぼれ屋さんなのね」

朝倉は悪戯っぽく笑い、それから、寂しそうな顔をして言った。

「今のキョンくんにとってわたしは怖い殺人鬼。
 そんなわたしが交際継続を迫っても、余計にキョンくんの心象を悪くするだけ。
 だから、また一からやりなおさなくちゃ」

間違ったことをしたわけでもないのに、罪悪感が胸に去来する。

「わたし、もう教室に戻るね。
 キョンくんは少し遅れて来てもらえる?
 わたしたちが授業室の教室に一緒に入っていったら、色々と問題があると思うから……」
「そういえば、朝倉はなんと言い訳して教室を出てきたんだ?」

朝倉はくすりと苦笑して、

「秘密。キョンくんは本当に、わたしを恥ずかしがらせるのが好きなのね」

ああ、そうかい。
訊いた俺が野暮だったよ。

続きはwebで

おい、ちょっと待てよ

                く⌒ヽ
          )\ く\_| (_,,,,--へ
         ノ  ノ \__  _,,-ー┘
        / /  ,,,,___| |_,,,-ーへ
       //)\ \____ ,,,--ー┘
      ∠ノ / ノ _     ( \ッへ、
         ノ / く_ニニニニ..,  _ノ
       /1 |   (\_    | ノ

     // | |    `i_)   | |
      ̄   | |       _  | |
         く_ )      \~ー` |
                   ``ー~
                 ,,,_,~ーヽ、

                 \_,-~, |
                      //
                      レ'
          丶\
           | |_~、
        へ_,/    ノ   ,へ
        \_  ー ̄_,ー~'  )
          フ ! (~~_,,,,/ノ/
          | |   ̄
          ノ |  /(
         / /  | ~-,,,__
        (_ノ   ~ー、、__)

えっ

おい






おい

はい待ったが掛かりました

まあ、お疲れ様でした

それでも俺は待つよ

ほしゅ

読みにくい
糞スレだわ

待てよう

役入れ替わった途端キョンの貞操を持っていったことを知った長門さんの心境

>>80
池沼乙。
かんじがおおくてよめないのか?

>>83
心配すんな長門なら俺の横で

____   r っ    ________   _ __
| .__ | __| |__  |____  ,____|  ,! / | l´      く`ヽ ___| ̄|__   r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __  __ |  r┐ ___| |___ r┐  / / | |  /\   ヽ冫L_  _  |   | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_  | | | r┐ r┐ | | | /  |   | レ'´ /  く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___  __|. | | | 二 二 | | |く_/l |   |  , ‐'´     ∨|__  ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| |   /  ヽ    | | | |__| |__| | | |   | |  | |   __    /`〉  /  \      │ | |   ̄ ̄|                  ?
|   | / /\ \.   | |└------┘| |   | |  | |__| |  / /  / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/   \ `フ |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |   | |  |____丿く / <´ /   `- 、_// ノ\  `ー―--┐
           `´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'     ̄          `  `´          `ー'    `ー───-

私まーつーわ

いつまでもまーつーわ

ここがwebだ

書かぬなら書くまで待とう

!!

ほととぎす

むちゅ~ぅうになぁって~やーりーすーぎーちゃ~うのー 

>>84
そんなに字だけ読んでセンズリこきたいのかよ
とりあえず汚いチンチンしまえよ

二限目と三軒目の休み時間を見計らって教室に戻ると、HR前の騒ぎが響いているのか、
クラスメイトから若干の距離を取られているような気がした。
が、唯一の例外は淀みない足取りで俺のところへ一直線にやってくると、
唇を開き、閉じ、開き、閉じを繰り返し、微かに火照った顔で俺を睨みつけ、

「…………」

まったく、言いたいことがあるなら言えってんだ。

「朝は怒鳴って悪かった。俺がどうかしてたんだ」
「いきなりわけわかんないこと言って、どっか行っちゃって……!
 あたしに偉そうな口きいた罪と、あたしを心配させた罪、しっかり償わせるからね」
「はいはい」
「はいは一回!」

お前は俺のおふくろか、と思う。
席に着くと、朝倉は体調の優れないクラスメイトを気遣う模範的な態度と声音でもって、

「気分はもういいの?」

と尋ねてきた。文芸部室の時間が嘘のようだ。 

kt

待った甲斐がありもうした

わーい

「マシになった」
「あんた朝倉さんにもきちんと謝りなさいよね」
「……悪かったよ」
「いいのよ、涼宮さん。キョンくんも、わたしは全然気にしていないから。ね?
 疲れているときって、自分でも思ってもみない行動をとってしまうもの。
 わたしにも似たような経験があるわ」

それから朝倉は、他の女子グループに呼ばれて、嬌声の輪の中心に入っていった。

「なあ、ハルヒ」
「なによ」
「俺は朝倉がカナダから戻ってきてから、どんな風にあいつと接してた?」

ハルヒは隙あらば悪態をつこうと尖らせていた唇をすぼめて、

「どんな風にって……キョンのことは、キョンが一番よく知っているでしょ?」
「いいから、教えてくれ」

>>94
アホくさ

>>94^^;

荒らは黙ってスルーしろようざったい

「そうね、朝倉さんが戻ってきてから、一日か二日は、
 なんだか朝倉さんのことを避けてるみたいだったわね。
 でも、だんだんあたしと朝倉さんの話に混じるようになってきて、
 今では傍目に見てたらイラつくくらい仲良く……って、何言わせてんの!?」

ハルヒがセルフツッコミをいれたそのとき、折よく物理教師が現れ、三時間目のチャイムが鳴った。
お喋りは終わりだ。
二週間の空白のせいだろうか、
黒板上に展開される数式やギリシャ文字はもはや五歳児の描いたピクトグラムのごとき難解さで俺の網膜に写ったが、
試験前に要点だけを詰め込む俺にとっては、差し当たっての問題は朝倉のことだった。
授業中、俺はずっと、二週間前の俺がどんな経緯を経て朝倉と恋仲に陥ったのか、考えを巡らせていた。
手っ取り早い解決策は、斜め後ろの朝倉に直接訊くことだ。
が、ハルヒの地獄耳に盗聴されるのは必至な上、俺の安価ながらもそこそこの強度を誇るプライドが許さない。
堂々巡りの午前が終わり、
昼食を国木田谷口といういつもの面子と共にし、
五、六時間目のナイトキャップにも使えそうな現国を乗り切り、放課後。

「職員室に用事があるから、また後でね」

と含みのある言葉を残して朝倉がいなくなり、
俺はハルヒに教科書類の片付けの遅さについて文句をつけられつつ、
文芸部室へと向かっていた。

支援

しえんぴえん

うむ

まだか

しえん

まだかな

こい

こい

寝たか

朝倉?ああゲジマユさんの事か眉毛に毛虫って

ほし

ほひー

>>117
屋上

キモ毛虫はおっぱいしか評価できんからなあ

やっぱりみくるだろ

みくる・・・?
あ、あぁ!あのキャラね!知ってる知ってる!

あしゃくらさんのおっぱいちゅうちゅうしたき

保守

>>123
屋上

>>123
おっぱいしか評価できないと言っておきながら奇乳しか評価できない奴を選ぶその度胸やよし

はやめのほ

ほし

ほしゅ

保守。

浅倉ぁ!

朝キョンが一番

   ( ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
   \_|_____○/

  / //ノノノ人ヽ   ヽ
  | /  -‐'  'ー-' \ヽ |
  ||  (●), 、(●:ヽ /

   |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |  あーさーくーらー
   \  .`ニニ´  .:::/
   /`ー‐--‐‐ー´´\

キョンの立ち位置が羨ましかったのかな…

まーだー

>>123
胸じゃなく太ももだろ

俺はー…全て…かな?

しゅ

まゆげー

朝倉はガチで良い

うむ

朝倉のおっぱいまくら保守

っふ

あーさーくーらー

帰って来い

そりゃあまぁ平日の昼間ですから

保守

h

たまにvipくるとこういうスレをみつけてしまうから困る
まとめで完結作品だけ読みたいのにぃぃい

あさくらのおっぱいにおれもかおうずめたい

ほし

   ( ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
   \_|_____○/

  / //ノノノ人ヽ   ヽ
  | /  -‐'  'ー-' \ヽ |
  ||  (●), 、(●:ヽ /

   |  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
   \  .`ニニ´  .:::/
   /`ー‐--‐‐ー´´\

ぬぅ

こい

保守のペースが速いようなきがするなーするなー

■あると便利なので、貼ってみた。
保守目安
00:00~02:00 60分以内
02:00~04:00 120分以内
04:00~09:00 210分以内
09:00~16:00 120分以内
16:00~19:00 60分以内
19:00~00:00 30分以内

そろそろ30分

保守目安が貼られたのを最後に落ちたスレを数多く見てきました
だからなんだ、って訳でもないけど

保守

保守

ho

http://www.uproda.net/down/uproda152057.jpg

今後の展開に鶴屋さんは出てきますか?

まだきてないのか

まだ待つ

アッー

ほしゅ

待つよおおお

森さんスレも立ってたな
最近ハルヒと長門ばかりだったイメージがあったし
良い事だ

ふとももー

ほs

今のVIPっていつまでスレ持つんだ?
三日ルール続いてるのか?

知らん
ついこないだ見ようとした8日目のスレが死んだ

8日じゃねーっけ?

これ昨日の時点では書き貯めなしでやってたのかな
すごいよなー

なんだ8日もあんのか
焦る必要は無かったわけだ

来てねえ
ふぁっくふぁっく

おでーん

「長門がいなくなってもう二週間か」

と俺は探りを入れてみる。
ここで「長門って誰のこと?」などとハルヒが言えば、
俺は朝倉の胸ぐらを掴みに職員室に突っ走っていたところだが、

「短期留学って、一ヶ月くらいが普通じゃない?」

と中期の休学理由として至極まともな答えを返され、
ああ、長門の不在理由はそんな風に誤魔化されているのだと納得した。
文芸部室にあと10メートルと迫った時点でハルヒは勢いよく加速し、

「やっほー」

と死語になりつつある挨拶を叫びながらドアを開けた。

「こんにちわ」

と爽やかなアルカイックスマイルで応えたのは古泉。

「すぐにお茶の用意をしますぅ」

と甲斐甲斐しい動きで急須に手をかけたのは朝比奈さん。
ハルヒがどっかと団長席に座り、俺が古泉の対面のパイプ椅子を引いて、
めでたくいつもの文芸部室の完成だ。

捕手

きてたのか
乙です

寝る前支援

保守

はあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはああ

>>186
ただのんびりやって終わらずに落ちたり
ただの保守スレと化したりするのは嫌だぜ
と言うわけで保守

神のみもけいおんも好きだが食い合わせは悪そうだ

キョンと朝倉の情事の描写を詳しく

もう書かないのか

ナーイフ

解散か?

キョンのベッドにはまだ青みがかった縮れ毛が…



っつーか生えてんのか?年齢的に

>>202
高校生で生えてないとか、どこの神話だよww

>>202
ケツ毛までボーボーだよ

まあ見た目相応に造られてるなら生えているだろうな常考

でも三歳だしなあ…

思念体は理解してるはず

長門ェ

>>197
よくみろばか

朝倉の太ももにすごい勢いで頬擦りしたい

なんでやねん

>>202
厨房ですが最近ケツ毛がジャングルです

再開きてたと思ったら1レスだけかよ……

俺の希望を落とすわけにはいかん

まだあるのか

製速行ったほうがいい気がする

キョンと付き合ったのもはにかむ様子も全部演技だったってオチは嫌だな

ほし

期待

まだかよ

朝倉のうなじに顔をうずめて朝倉の髪と朝倉自身のにおいをスンスンハァハァクンカクンカしたいお

はあ

>>1「朝倉を殺してお前らの反応を見る

なに~

逆に考えるんだコンドームでポニーテールにしたと

8日かけてジックリ

キョン「どうしてお前がここに居やがる!」

朝倉「嬉しいわキョン君、また、会えるなんて。また、殺せるなんて!」

キョン「朝倉、お前!」

朝倉「さあ、やろうか、キョン君!」

(◇)ズェア

動くと撃つ!

撃つと動く!

今すぐ動く

キノの旅か

若干遅筆か…

うーむ

まだかまだかなわくわくわくわく

なんかこう、もっとエロチックなの期待してたんだが

落とさせません

育て

続きまだか?

危ないな

朝倉「あなたに純情を捧げて涼宮ハルヒの出方を見るわ」

キョン「俺も純情を奪われる側なんだが」

朝倉「そうとも言う」

もう落としたら?

落とさんよ!

興味無いカップリングとかならさっさと落ちちまえよと思うのに、立場変わると保守に躍起になるんだから身勝手なモンだよね

まだか

この調子だと落ちそう

落ちる?

ヤダー!

しかたないなあ
ほら尻出せよ

もうあきらめた

帰って来いよ……

こい

保守

落ちた?それとも落ちてない?

まだだ

落ち

来ないな

ヤダヤダー!

うーうー!

まだこない

諦めんよ

朝倉「キョン君、いってきますのチュウがまだだよ?」

切り替えていく

>>277

また建て逃げじゃないか

涼子かわいいよ涼子

せっかく続きが期待できるSSなのにもったいない

(´・ω・`)

だが待つ

出かける前に保守

まだだ

まだ終わらんよ

終わらせてなるものか

おわらんよ

まだまだ保守

朝倉「あなたに毎日お弁当を作って涼宮ハルヒの出方を見るわ」

りょーこ

保守だけのスレに意味はあるのでしょうか?

まだまだじゃよ

保守

すごい数の保守だ

>>292

99割だめだも残りの1割にかける

これは伝説にならない

だが信じる

---教室---
朝倉「はぁ…」

キョン(俺の前でこれ見よがしにため息なんぞ…)

キョン「何だよ朝倉。」

朝倉「りょーこって呼んでくれないのよねぇ…」

キョン「そりゃしょうがないだろ。仲良くなったとやらの2週間の記憶が無いんだからな」

キョン「俺に取っちゃお前は変わらず天敵だよ」

朝倉「判ってるわよ。仲良く手をつないだ事も、たっぷり中に出したことも覚えて無いんでしょ」

キョン「」






ガ タ ン !

ハルヒ「キョーンー…」(ゴゴゴゴゴゴ

きてくれたのか…
感謝

これ話繋がってなくね?

キョン「ま、待てハルヒ!話せばわk」

ハルヒ「わかるわけ無いでしょ!アホ!」

キョン「時に待て、落ち着けって。その机を置け!」

ハルヒ「言い訳はあの世にいってからにしなさい!よりにもよってな…な…中に出すとか何考えてるのよ!」

キョン「潔白だ!落ち着け!!朝倉!お前も何とか言えよ」

朝倉「んー…そうね、あと3ヶ月位したら判るんじゃない?」

朝倉「危険日だったし」

キョン「」

ハルヒ「」

秘密の交際のはず

かまわん、やれ

ハルヒ「キョン」

キョン「は、はい?!」

ハルヒ「正座。朝倉も」

朝倉「あたしも?何d」

ハルヒ「正座ッ!!」

キョン・朝倉「は、はいっ!」





岡部「ホームルームやるぞー…って何やってんだ?アレ」

谷口「痴話喧嘩でーす」



ハルヒ「付き合うなとは言わないわよ?ただね、高校生でしょあんたら」

ハルヒ「計画もなしに子作りとか、生活だって…で。ちょっと、聞いてるの?!」

キョン「ハイ、オッシャルトオリデ」

朝倉「マッタクモッテモウシワケナイ」

続けてくれ

別人か
これはこれで

---放課後---
ハルヒ「さっきは岡部に中断されちゃったけど、本当どうするのよ」

朝倉「どうするって言われても…」

ハルヒ「あんた達の問題とは言えどほおって置けないわ」

ハルヒ「産むにしろ、降ろすにしろ」

ハルヒ「ま、アタシなら産むと思うけど…いくらダメな男の子だとしてもね」






みくる「何であんなに活き活きしてるんですか?涼宮さん」

古泉「ショックすぎて吹っ切れたのではないかと…閉鎖空間も崩壊ではなく消失しましたし」

みくる「で、その当人は??」

古泉「岡部先生が連れて行ったとか…」

急展開すぎるw

支援

うわぁ
クソスレになったな

良スレ

つまんね^^;

じゃあ俺はつまるに一票入れとくわ

戻ってこい>>1

ID:cFDExGQF0のせいで急にクソスレになったな

>>1早く戻ってこい

朝倉「戻ってきて欲しいな・・」

もともと書いてたの>>1じゃないけどな

語尾略と「」の中になーんも書かない奴のSSはつまらん法則

誰でもいいから早く

エリカ様加入wktk

さすがにもうこないだろう

諦めるのは簡単だ、すぐにでも出来る
でもだからこそ、俺は諦めずに待ち続ける

にょろーん

支援

これは酷いなんてもんじゃない

ちくしょう…ちくしょう…

行ってきますのちゅうスレ落ちてるじゃねえか…

>>331
あれはショックだった…

>>331
検索に引っ掛からんと思ったら……

ほっ?

しゅ

保守

不人気眉毛スレってすぐ落ちるよね

>>346
体育館裏

元の書き手は微笑み書いたやつか?
書き方が似てる

流石にもう来ないだろ

出かける前の保守

ホアーッ

句読点も何もあったもんじゃねーのね

誤爆した
眉毛はやくこないとキョンくんにきらわれちゃうよ

お前らおかしいだろ
なんでこんなスレ保守してんだよ

ええいっ
続きはまだか!

このまま保守続けても月曜か火曜日になったら自動的に落ちるよね?土日に期待してる

朝倉「キョンくん…おっぱいしか弄らないの///」

まだか?

それでも俺は待っている

これは断固保守だ

酔っ払ってる俺が保守

>>357
落ちちゃったよおい

ママ~

ちくしょう ちくしょう
書き手が居るスレが落ちて
このスレはただの朝倉好きの情報交換場所になってやがる

あげ

あげ

てっきり


朝倉「キョンくん起きて、はやく服着ないと妹ちゃん来ちゃうよ」

キョン「もう少し、このままいさせてくれ」

朝倉「もう…甘えん坊さんね…んっ」

キョン「温かくて、いい匂いだ…とても」

朝倉「わたしも…キョンくんの匂い、好きよ」


みたいなスレだと思ってたのに

思ってたのに

>>373
それで妹に見つかる展開だともっと面白いな

>>373
続けてくれたまへ

>>375
もしもしに無茶言わないで

もしもし


私からも頼む、このとおりだ



ガチャ

>>31
 、        ヽ
 |ヽ ト、  ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j
 ̄   ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ

::   ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|
    l'  """  l ) /
  h、,.ヘ.      レ'/
          レ′
 r.二二.)     /  
  ≡≡    ,イ
.       / !
\   /  ├、

::::::` ̄´   /  !ハ.

乗っ取りは死ねよ

生きる!

あげ

寝るから夢に出て来い

ほしゅ

おもしろいので支援

保守ツール使えなくなったんだっけ

もう絶望的なのか

ええええええ
なんで残ってんの

>>391
全裸で待機できる程度の完成度がそうさせる

酔っ払ってる俺が保守

もう5日か
そろそろ落ちるだろ

ho

ハム速とかに載って欲しいな

>>402
いや、それはない

俺たちが来るまで朝比奈さんと古泉はそれぞれの私事に没頭していたらしい。
古泉の前には理系科目の参考書が積まれ、その横に広がったノートの上には、
古泉の人となりをそのまま反映したかのような繊細で尖った文字が横罫と横罫の間を埋め尽くしている。
朝比奈さんのパイプ椅子の上にはティーン向けのファッション誌が開いた状態で乗っていて、
ふわふわした感じのモデルがこれまたふわふわした感じの服を着ている写真が掲載されていた。

「すみません」

と古泉がちっとも申し訳なさそうな声で言った。

「あなたが来るまでに終わらせようと思っていたのですが。
 今日追加された課題も含めて、提出物が山積しているんですよ」
「悪いが、俺にはお前がなんのことを話しているのかいっこうにわからん」
「僕が先日の雪辱を晴らすべく、
 今日はオセロの十番勝負をすると約束していたのをお忘れですか」
「その……先日というのは?」
「一昨日だったと思います」

ああ、それなら覚えていなくて当然だ。

「俺には二週間分の記憶がない。オセロの約束も知らん。
 だからお前に謝られる謂れもない。
 それよりもこの記憶喪失について、何か心当たりがあるなら教えてくれ」

古泉は笑顔を引き攣らせ気が動転した拍子にパイプ椅子から転げ落ちた――ということもなく、
爽やかな笑顔はそのまま、ノートにペンを走らせながらこう言った。

「記憶喪失、ですか。……ふむ。
 あなたがこういった冗句を好む性格ではないことを承知で訊きますが、事実なんですね?」

                       /ヽ /  / / //ヽ,.'ヽヽ ヽ \
                  〉 / ! 〈  {  | |゛゛"''''|│ 〉  !
  ┏┓  ┏━━┓      〈 ヾ| i ヽ_lyz七リ>   | | /  | l        ┏━┓
┏┛┗┓┃┏┓┃      /`ハレレ|,,r==ミ     ム,Lハ / ! !.        ┃  ┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏━━//,' r | l |`V::ソ       ~∨ / / ━━━┓┃  ┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┃   // | ヽ|│!.  ̄    , r=z、 /∨l/       ┃┃  ┃
┗┓┏┛┗┛┃┃┗━ // │ ヽ! |    rーy    / 〃━━━━━┛┗━┛
  ┃┃      ┃┃    //  !  `、!>、  r、`´   ,ィ / |           ┏━┓
  ┗┛      ┗┛   //   !!   !  `ノノ )7 </ル'  !          ┗━┛
               rヾ  ̄ ||   lr‐ 'フ, '/ |ヾ| !  |  !
             ,',ヘ ヾヽ||  /   ∠- ァ! \|  !__ヽ
            /!  ヽ | |||/     r--'ヽヽ `ー、ヽ ¨ァ

キタ━━(゚∀゚)━━!!?

きたああああああうぬぇdぐvyyあああdけうふぇpppわあああdlprp:c2くぁwせdrftgyふじこlp

きてるのか

来たか!

「お前が承知している俺がどんなだか知らないが、
 だいたいの人間は大真面目な顔で自分が記憶喪失にかかったなんて嘘はつかないと思うぜ」
「確かにそうですね。
 僕も本心からあなたが嘘をついていると疑っていたわけではありませんよ。
 でも、だからこそ、僕は驚いているんです」

古泉は小さく唇の端を吊り上げ、

「記憶を喪ったというのに、あなたは"不自然なほど"落ち着いている。
 これも経験則の成せる業、といったところでしょうか」

まあ、わたしは誰ここはどこ状態に陥ったわけでもないからな。
俺は自分の名前を言えるし、自分の家がどこにあるのかも分かる。
ただ、ここ二週間――長門が海外留学することになってから今朝まで――の記憶がすっぽり抜け落ちているだけだ。

「初めに言っておきますが、この件と機関は無関係です。
 あなたの記憶を消去する意味がありませんし、
 なにより、現代の人類は、
 記憶を選択的に消去する科学力を持ちえません」

窓際の空席と、ハルヒに弄り倒されている朝比奈さんを流し見し、

「未来人、あるいは宇宙人には、可能かもしれませんが」

と微笑する。
本心で言っているのか、冗談で言っているのか分からないところに腹が立つ。
生憎、俺が細やかな機微を読み取れるのは、相手が長門のときだけなのだ。

うおお続きキテター

「それにしても、あなたが誰かの手によって記憶喪失にされたと仮定すると、これは非常に由々しき事態です。
 我々が第一に重きをおいているものは、涼宮さんの心の平安です。
 あなたの記憶喪失は、彼女にとって格好の不思議となりうる。
 どうかこのことは、くれぐれも内密にお願いしますよ」

俺はべらべら喋る古泉に嫌気がさしてきたので、

「別に俺は犯人探しをしているわけじゃねえし、
 ハルヒの奴に喋って話をややこしくするつもりもねえ。
 心当たりがないなら、黙って首を横に振ればよかったんだ」
「これは失礼。しかし、あと一つだけ、あなたに忠告しておきます。
 あなたの記憶が消されたということからは、ふたつの理由が考えられます。
 ひとつはあなたの記憶を消去することによって、間接的に涼宮さんの動向を探ろうとした可能性。
 ひとつはあなたがここ二週間に見知ったものに、下手人にとって都合の悪いものが含まれていたという可能性」

前者はハルヒの気分を掻き乱す方法としては、あまりに婉曲すぎる。
俺がこうして普段どおり登校し、普段どおりハルヒと接することができている以上、失敗したも同じだしな。
ありえるとすれば後者だ。

「ええ、僕も同じ考えです。
 あなたはあなたの与り知らぬところで、もしくは意図的に、
 知ってはならないことを知ってしまった。及んではいけない行為に及んでしまった。
 それを無かったことにするために、誰かがあなたの記憶を抹消した」

秘密を知った組織の下っ端が、口封じのために殺される。
それのマイルド版が俺の身に起こったのだろうか。

キタ━ヽ(=゚ω゚)人(*^ー゚)人(´・ω・`)人( ´∀`)人( ;´Д`)人(゚∀゚)人(´-`)ノ━━!!

キョンが朝倉と付き合ってるのが許せなかったハルヒの無意識の改変だろ

是非二週間前の種明かしまで書ききってくれ

きたああああああああああああ

キョンと朝倉って付き合ったら上手くいきそうだよな。

>>418
良くも悪くも「一般的」に近いからな。
表面上は

>>418
朝倉さんの主婦力は53万です

「こんなことはもう起こらないだろうが、いちおう用心する」

古泉は満足気に頷いた。
もしも本気で超常能力を持つ誰かに襲われたら、
同じく超常能力を持つ誰かに守ってもらうしか術はないのが、
これまでも、そしてこれからも変わらない一般人の俺ではあるが、
警戒しないことに越したことはないだろう。

「ところで、お前に頼みごとがあるんだが」
「何でしょう?」
「ここ二週間、俺がどこで何をしていたか、調べてくれないか」
「いいでしょう。言われずとも、そうする気でした。
 機関は僕やあなたを含めた涼宮さんの周囲にいるすべての動向を把握するよう努めています。
 プライバシーに直接関わることを除けば、
 ここ二週間のあなたの行動は、これまでと同様に、
 ほぼ全てが記録されていると言っても過言ではありません。
 こんなことを聞かせても、いい気分はしないでしょうが」
「助かる」
「お安い御用です」

古泉はそこで並列作業をやめ、携帯を少し弄ると、課題を解くのに没頭しはじめた。
特進クラスの宿題の多さには同情するよ。
手伝ってやる気はさらさら起こらないがな。

散々保守してきたが来るとは思わなんだ

さて、これといったノルマも自主的に勉強する気もない俺は、
茫洋と横たわる余暇を潰すべく、本棚に近づいた。
長門からのメッセージを探すためじゃない。
純粋に読書するためだ。
ハイペリオン、鋼鉄都市、しあわせの理由と重厚なSFが続く中、
上弦の月を喰べる獅子を見つけて、それを手に取る。

『海外のSFばかりじゃなくて、たまには和製SFも読んでみないか』
『………あなたが選んで』
『これなんかどうだ?
 いつも読んでるのと趣向が違ってて面白いかもしれないぜ。
 借りてみたらどうだ』

森閑な図書館の一角。
長門は擦り切れた表紙を捲り、数頁に目を通し、

『いい』

と首を横にふった。

『そうか……』
『購入する』

それから俺達は書店を巡り、とある古本屋で同じものを見つけたのだった。
喫茶店に戻る頃には、主に俺がへとへとになっていた。
忘れられない、長門との思い出のひとつだ。
パイプ椅子に楽な姿勢で座ったそのとき、ハルヒが出し抜けに時計を見て「遅いわ!」と叫んだ。
特に大きな声でもないのに、霹靂神のごとき大音声で俺の気を引くのはなぜだろう。
神の機嫌に敏感な超能力者に感化されつつあるのか、俺は?

いったいどうしたんだと尋ねる俺の思いやりを華麗にシカトし、
それまで弄っていた朝比奈さんをもほっぽり出して、ハルヒはのしのしと
文芸部室と廊下を分かつドアに近づき、

「ちょっと職員室行ってくるから!」

と言って出ていってしまった。
何か不始末をしでかしいつ呼び出しをくらうともしれない時を悶々と過ごしていたハルヒが、
緊張感にたえきれなくなり自首したというストーリーが浮かんだが、
そもそもあいつの悪戯に後悔が伴ったためしはなく、(躊躇するような悪戯は最初からしない主義なのだ)
ましてや自首などするわけがないという結論に落ち着いたそのとき、朝比奈さんが隣のパイプ椅子に座り込んだ。

「ふぇえ、疲れましたぁ~」

ハルヒにさんざん胸を揉まれたり脇腹を撫で回されたりしたせいで、
仄かに上気した朝比奈さんは普段の十倍増しに妖艶で、
メイド服の胸元を締め付けるボタンを二つ外せば
MySweetAngelからMyFallenAngelになること請け合いだ。

「ハルヒと一緒に何をしてたんですか?」
「えっとぉ、今度一緒に服を買いに行くことになって、雑誌で下見してたんです。
 わたし、欲しい服には予めチェックを入れていたんですけど、
 涼宮さんが、わたしの体にきちんと合うか調べるって言って……」

寸法、図られちゃいましたと舌を出す朝比奈さん。
扇情的な仕草に脳みそがやられそうになるが、なんとか堪え、

「ハルヒがいない間に少し話があるんですが、聞いてもらえませんか」

「そのぅ、古泉くんには?」

朝比奈さんが対面を伺う。
気を遣ったのか偶然かは知らないが、
古泉は両の耳穴にイヤホンを差し込み、
音漏れ上等の大音量で英会話を聞いていた。
シャーペンは間断なく筆記体のアルファベットをノートに書き付けている。

「こいつにはさっき話しました。
 ……実は、俺にはここ二週間の記憶がないんです。
 何か心当たりがあれば、何でもいいんです、言ってください」

朝比奈さんの反応は、予想どおりだった。
残念だが、仕方ないと自分を納得させる。
もしも朝比奈さんが関係しているとしたら、それは現代の朝比奈さんではなく、
もっと未来の、大人版朝比奈さんである可能性が高い。


待ってるぞ

ふむ

だが、朝比奈さんは独自の感性で、
記憶消滅の不審点を洗い出してくれた。

「古泉くんの言うとおり、キョンくんの記憶が消えたのには、
 その犯人にとって都合がよかったからだと思います。
 でも、それならそれで、どうして二週間まるごと消そうと思ったのかなぁ……。
 もしもわたしがキョンくんに恥ずかしいところを見られて、
 キョンくんの記憶の一部だけ消せる力があったら、
 恥ずかしいところを見られた一瞬だけ消すと思うんです。
 そうしたら、キョンくんもこうして記憶を消されたことに気がつかないかもしれないでしょ?」

確かにそうだ。
鈍い俺は「ぼーっとしていた」程度の言い訳で自分を納得させてしまうことだろう。
朝比奈さんは続けてこうも言った。

「キョンくんは、今朝記憶をなくしたことに気づいたんですよね。
 詳しくいうと、どの時点で気づいたんですか。
 新聞を見たとき?TVを見たとき?それとも、家族と話したとき?」

言葉に詰まった。
目の前に全裸の朝倉が寝ていたとき、と正直に打ち明けられたらどんなに気が楽だろう。
無垢な小動物みたいな双眸をこちらに向ける朝比奈さんにそんなことが言えるはずもなく、
しかし適当な言い訳が思い浮かばないまま刻々と時が過ぎ……。

「たっだいまー!!」

ハルヒが帰ってきた。傍らには同じ背ほどの女生徒を連れている。
やれやれ新しい依頼人か、と顔を注視した俺が馬鹿だった。
口に含んだお茶を噴出し、古泉のノートにドでかい染みを作ってしまったからだ。
俺に一日で三個の肝を潰させた女、朝倉涼子がそこにいた。

支援

よしよし

「だ、大丈夫ですか、キョンくん!?」

すかさず朝比奈さんが背中を摩ってくれる。
古泉は何事かとノート、俺、ドア付近へと視線を移し、
すべてを悟ったような神妙な顔になった。
ハルヒは団長席に座り、無様に咳き込む俺を睥睨し、

「驚きすぎよ。古泉くんはもっと怒っていいのよ?ノートが台無しじゃない」
「いいんですよ。わざとではなさそうですし、ノートは換えが利きますから」

俄に喧騒に満ちた文芸部室に、朝倉は悠々と足を踏み入れる。
中央のテーブルを通り過ぎ、さらには団長席を通りすぎて、窓際のパイプ椅子へ。
俺の気管がお茶を吐き出し終えた頃、皆が挨拶を交わした。

「こんにちわ」と古泉。
「どうして遅くなったんですか?」と朝比奈さん。
「定期試験をどうするか、先生と相談していたの。
 あっちとこっちでは授業の進み方が違うから……」と困り顔の朝倉。
「朝倉さんは、最初からみんなと同じ内容のテストでいいって言ってたのに、
 あいつら、細かいところでうるさくてね。
 あんまりしつこかったから、あたしが引っ張ってきたのよ」と誇らしげなハルヒ。
「それはそれは。災難でしたね」と朝倉を労う古泉。
「涼宮さんらしいです」と苦笑する朝比奈さん。

俺は談笑の輪には加わらず、朝倉が相談事を切り出す瞬間を待っていた。
だが、待てども待てどもその時は訪れない。
朝比奈さんが朝倉の分のお茶を用意し始めたあたりで、いてもたってもいられなくなり、

「朝倉はどうして文芸部室に来たんだ?
 何か俺たちに頼みたいことがあったんじゃないのか?」

ハルヒと朝比奈さんは、ぽかんとした顔で俺を見ていた。
朝倉と古泉は俺が何をいわんとしているのか察しているようだった。
俺は止めの一言を口にした。

「朝倉は、依頼人だろ?」

ハルヒはぱちくりと瞬きし、"記憶喪失した人間を見るような目"でこう言った。

「あんた何言ってんの?
 朝倉さんは、SOS団の仲間じゃない」

奇妙な沈黙が部屋に降りた。
やっとのことで声を絞り出す。

「いつから?」
「半月ほど前からよ。
 留学した有希と入れ替わりに朝倉さんがカナダから帰ってきて、
 欠員補充のために、あたしが誘ったのよ。
 そのとき、あんたも隣にいたじゃない。本気で忘れたの?」
「………は、はは。そうだよな。
 いや、悪い。悪い冗談だった」

停止していた時間が動き出す。
ハルヒは憮然として「朝のときみたいに、いきなり変なこと言わないで」と言い、興味をパソコンに移した。
古泉は俺を慮ってか、何も言わずにイヤホンを耳に挿し直し、
今更俺の失言の意味に気づいた朝比奈さんは、急に落ち着きをなくし、
当の朝倉は鞄を椅子の隣に置いて、本棚の近くをうろつきはじめた。

ふむふむ

支援

ハルヒが優しい声音で訊いた。

「何を探してるの?」
「読みかけの本が見当たらないの。
 帰るときには必ず本棚に直すようにしていたんだけど」
「ああ、あの古めかしい本ね。
 あたしも一緒に探してあげる。
 直しただいたいの位置は憶えてる?」
「右端の棚の、上のあたりだったはずよ」
「念のために聞くけど、本の名前は?」
「上弦の月を喰べる獅子」

どきりとした。それを察したのか、

「あっ!」

素っ頓狂な声をあげて、ハルヒがすっ飛んでくる。
ハルヒは本を取り上げ、その角で俺の頭をべちべち叩きながら、

「あんたが読んでたなら、さっさと言いなさいよ!
 朝倉さんが困ってるのを見て、楽しんでたわけ?」
「違うんだ。そういうわけじゃ……」
「そういうわけもこういうわけもないでしょ?
 昨日も、その前の日も、朝倉さんがこの本を読んでたことは知ってるはずじゃない」

その台詞を聞いた瞬間、ありふれた比喩だが、頭の中が真っ白になったのを覚えている。
我に帰ると、帰路の中程を、呼吸困難に喘ぎながら全力疾走している自分がいた。

『うるさい!俺は知らないんだ。
 朝倉がSOS団に入ったことも、この本を読んでたことも、今初めて聞かされたんだよ!』
『キョ、キョン……?』
『朝倉、お前もお前だ。
 SOS団に入って、何のつもりなんだ?
 窓際の席は元々は長門の席だったんだ。
 そこに座って、本を読んで、長門になったつもりか?』
『キョンくん、わたしは……』

朝倉が何かを言いかけ、それを聞く前に、俺は部室を飛び出していた。
やっちまった、という後悔に、
言いたいことを後さき考えずにぶちまけた爽快感が優った。
ハルヒの機嫌取り?糞食らえだ。
そんなもんは古泉に任せときゃなんとかなる。
誰が俺を責められる?
二週間分の記憶をなくし、天敵と遭遇し、
そいつと学校にいるあいだ四六時中同じ空間にいることを強要され、
あげく耐え切れず爆発したことに何の罪があるってんだ。

………………。
…………。
……。

人間の怒りは二、三十分が限度だ。
家に到着するころには、頭が冷え、決して実を付けることのない後悔が根を張り始めていた。

まぁキョンにしてみれば
自分を二度殺そうとした殺人者が目の前にいるだけでも
精神状態はやばかろう

直す=片付けるは標準語ではありません

>>441
え?マジで?

>>442
マジ

>>442
投げる=捨てる
も、標準語的にはおかしい

イケメン=俺
これは世界共通、ワールドスタンダードな

>>445
つまり、全員自分のことをイケメンと勘違いしてるのかwwww

>>444
東北乙

>>447
北海道だけじゃないのか?

道理で>>444が何言ってるのかわからなかったわけだ

けいおん!

>>448
昔、”東北”って付く会社に務めたが、ほぼ同意見だった

酔っ払ってて言葉がががが

>>418
今更ながら、互いに独立してる関係性になるっぽいところがいいよな
もしハルヒでバディ物やるなら、一番面白い組み合わせだと思うんだが、どうか

なんと、帰ってきているじゃないか……!

保守

本人やでぇ …

続けるんだ

しゅ

酉つけた方がよくない?

前までどんな話か思い出すのに30秒はかかった

読みふけってしまった。保

ハルヒは朝のHR前の時点で、何かしらの不信感を俺に感じているはずだ。
そこに放課後の一件が上塗りされれば、
今頃は閉鎖空間がそこかしこに発生し、
古泉ら超能力者が神人狩りに駆り出されているに違いない。
味のしない晩飯を食べ終え、自室に篭る。
何も考えたくなかった。
ベッドを見ると、朝方の光景を思い出し、さらに気が滅入った。

「キョーンーくんっ」

薄く目を開ける。
三味線の両脚をつかんだ妹が、満面の笑顔でそこにいた。

「あーそーぼ?」
「悪いが、お兄ちゃんは今そんな気分じゃねえんだ」

我ながら大人気ない対応だ、と思う。

「ええーそんな気分じゃないって、じゃあキョンくんは今、どんな気分なの~?」
「最低な気分だ」
「わかんない。あたしやシャミにもわかるように説明して?」
「シャミにはどんなに分かりやすい説明でも伝わらねえよ」
「そんなことないよぉ~。ねぇ、シャミ?」

三毛猫は知的とは程遠い不細工な顔であくびする。
俺は笑った。妹も笑った。
そのときふいに、俺は妹が俺を慰めにきたのだということに気がついた。

「お前は、学校に嫌な奴とかいないのか?」

支援

そもそも「標準語」って言葉自体が方言だって知ってるか?

内地

いると答えられたらどうしようかと思ったが、

「いないよ~。みんないい子だもん。
 たまにちょっかいかけてくる男の子はいるけど……」
「いるけど?」
「おはなしをきいたら、あたしと遊びたくてちょっかいをかけたんだって~」

妹は天使の――ゆくゆくは魔性の――笑みを浮かべた。

「キョンくんは、学校にいやな子がいるの?」
「まあな。別に喧嘩してるわけじゃないんだぜ。
 俺が一方的に、苦手に感じてるだけなんだ」
「キョンくんは、どうしてその子が苦手なの~?」
「あることが切欠で……俺がそいつに、嫌な思いをさせられてさ。
 しかもそんなことが二回も続いて、
 俺はいよいよそいつに、拒絶反応が出るようになっちまったんだ」

妹は思案するように人差し指を顎に当て、
シャミセンは俺の相談など何処吹く風というように、ベッドの上で眠り始めた。
俄に、顔が熱くなる。
何を大マジになって妹にお悩み相談してんだよ、俺は。
階下に妹とシャミセンを送り返す決心を固めたそのとき、

「その人はねぇ、ほんとうにキョンくんのことが嫌いで、そんなことをしたのかな?」

妹は神妙な顔つきになって言った。

「あたまの中で思ってることと、することがちがっちゃうことって、けっこうあるよ?
 学校の男の子たちといっしょだよ。
 その子だって、ほんとうはキョンくんとなかよくなりたかったのに、キョンくんに嫌われるようなことをしちゃったのかも……」

いいよいいよ

仲良くなりたくて刺すとは

なんという積極的アピールw

よく出来た妹や

まぁどっちも本人の意志ではやってないわな
そういえば最初は急進派の意向でやってるけど、二回目も含めて長門の為にやってるとも受け止めれるな

一回目は長門を信用させるため、二回目は長門を守る為ともとれるし

やはり最萌えはキョン妹か

ハッとさせられた。
妹の体験談ほど単純ではないが、
朝倉と俺の関係に置換すると、こうなる。
朝倉涼子というヒューマノイドインターフェイスは急進派の意思決定を反映する一端末に過ぎない。
"俺を殺す"という究極的選択に朝倉個人の意志は介在していなかった。
だが二度目はどうだ、と俺の裡の誰かが囁く。
改変後の世界、情報統合思念体が消滅した世界で、俺は朝倉に刺されたんだぞ。
しかし、と裡なる別の誰かが反論する。
あの世界は長門が望んだ世界だ。
それを破壊しようとする因子を排除する抗体が朝倉で、
朝倉は抗体としての役割に縛られていたのだとしたら……。
階下からおふくろの声がする。

「はぁーい。あたし、さきにお風呂入ってくるね」
「……その、なんだ」
「なぁに?」
「ありがとな」
「いいよいいよ。だってあたしは、キョンくんの妹なんだよ~?」

情けなさよりも、感謝の思いが募る。
いつか近いうちに「俺はお前のお兄ちゃんなんだからな」なんて台詞を言いたいもんだ。
とてとてと部屋を出て行く妹を見送っていると、携帯のバイブが震える音がした。
ついでに、シャミセンが奮闘する音も。

「おいこら、俺の携帯で遊ぶのはやめろ」

新たな傷を加えられた携帯を開くと、ハルヒの名前が目に飛び込んできた。
ボタンを押す。あいつを待たせて事態が好転したためしはない。

風呂

乙。

行って来い

>>476
杉田のイケメンボイスで再生されたwww

そんな……妹とお風呂が

長いな

ふぉ

ハルヒはほとんど囁きに近い小さな声で言った。

「明日、団活に来る?」
「ああ」
「そ」

通話が切れそうな気配がして、

「おい待て、話はそれで終わりか?」

たった三言ですむような会話ならメールですませろと言いたい。

「…………」

衣擦れの音や、何かを言おうとして躊躇するような息遣いが聞こえる他は、
沈黙の時がたっぷり三十秒は続き、

「あたしがいつもあんたのことを平団員って言ってるのは、ポーズだから」
「はぁ?」
「つまり、あたしはあんたのことを、
 SOS団の最初から一緒にやってきたって意味では、
 副団長よりも評価してるって言ってんの!」
「ああ、そうかい」
「なによ、これでもまだ不満なわけ?」

どうにもハルヒの意図がつかめない。
今朝や放課後に見せてしまった、朝倉に関する記憶の歯抜けに言及されないのはありがたいが。

おかえり

wktkほしゅ

「確かに最近のあたしがあんたに厳しくしてたのは認めるわよ。
 でも、それもこれもキョンが悪いんだからね。
 団活中はぼーっとしてるし、あたしが話しかけても上の空だし、
 今日は今日で、いきなり怒鳴りだすし……」

今日以前のことには、触れられても反応できない。
普段から熱心な団員とは言い難かった俺だが、
ここ最近の俺は、ハルヒに対しても適当に振舞うほど気が抜けていたのだろうか。

「ねえ、あんた、本当に疲れてるの?
 どうしてもっていうなら、一日くらいは団活休んでもいいのよ?」
「……ありがとな」
「な、なによ急に」
「団長にこんなに心配されて、平団員その一は幸せだ」
「ばっ、ばっかじゃないの。
 とにかく、来るって行ったからには、明日も絶対団活に来ること!
 今日みたいに勝手に帰っちゃったら、罰金じゃすまさないんだからね。
 私刑よ、私刑!」
「分かったよ。肝に銘じとく」

がちゃり。
名残惜しさを微塵も感じない清々しい切り方だった。実にハルヒらしい。

最近「~らしい」って書き方を見るだけで
にーさんの顔と声に切り替わってしまう

寝る
保守は嬉しいですが落としてもらっていいです
こんなに長いあいだ残るとは思ってなかったので

まあそう言うな

    /   /´    `´    `‐´  `ヽ、 \'"´         ヾ、
   /  / /  ,、   ,.、           \ ヽ   _,.-‐'
  /   '   /  l | ヽ,/  |    l  l     ハ ヽ-'"    __
. /     |  | ├''-、‐'-┤ |  |  |      l  l、  ,.-‐'´
 |    l   |   | |     | .|  .|  |     l ノ }´
 l |  |   .|  l| |   、 | ,ハ  イ  |     l , |
 l |  .|   |_L斗ヒ    `メ=kzュ、'L__ l     l / /
 `‐ハ__ヘ__'_´ _,ィ=ミ‐゙   /ノ,ィ=ミ、| /|    l | ' /`゙ー- 、.._
    | `゙'l 〃、,)、::ト    " r、ノ、::ト、l.L_  /lハ/       `゙ー、
  /|  ',ヘl い´ハ:l      l:::Y´):l }   ̄'| ノ  -==ニ二__
  `<´|   ',  マ廷リ       弋近:ソ'| /   .|ノ、__,.-‐フ´ /
    ン  l  l  `´          `¨´ |/    .|    ,  /'  _,.'_,.-
  <_  l .{                  ./|   l |  /'ーヾ、-_'ニ'-'"
    `>',..-‐ゝ、    こ_ー.、    / |   | |/
    ´     `゙''¬ー-`´--‐フ  .|   | ゝ、
                r''"   l_  ヽ、  `ヽ_
              r''"`ヽ、_,.ィ'´`゙'¬-、ン'ー'´

              `¨¨¨¨`゙''"

待ってる

保守

落とさない

朝倉「あなたがキョンくんね」

キョン「…違います。人違いです」

寝る前最後の

ほほ

ほほほ

朝にゃん

ハルヒかわいい

ほっしゅ

駄文垂れ流しの糞スレ
さっさと落とせよ

などともしもし

>>503
駄文と思うならくるなよ
このツンデレが

>>503
もしかして、新聞も読めない方ですかね

こんな文章褒め称えてるお前らが哀れ

(゜∀゜)o彡°おっぱい!おっぱい!

さて、携帯を震えて光る玩具か何かと信じて疑わない三毛猫を部屋から移動させようと奮闘していると、
またしても着信音が鳴り始めた。さっきと同じ攻防の果てに携帯を取り戻し、

「もしもし」
「古泉です。いくつかお話があるのですが」

ハルヒの機嫌を思い切り損ねたことへの説教か?

「まさか」

古泉は大袈裟な声で言った。
首を竦めている様子が透けて見える。

「あなたが部室を飛び出した直後は閉鎖空間の発生が3件観測されましたが、
 いずれも規模は比較的小さく、20分以内に全て収束しています。
 僕があなたに電話した理由のひとつは、あなたに謝罪するためです。
 僕はあなたの記憶喪失を知らされた時点で、
 あなたがSOS団の新しい団員についての記憶も喪っていると、類推しなければならなかった。
 予備知識のあるなしは人の心理に多大な影響を及ぼします。
 もしもあのとき、僕があなたに朝倉さんのことを予め伝えていたら、」
「俺がお前のノートにお茶をぶっかけることもなかった」
「ええ、そのとおりです」
「ノート、ダメにしちまって悪かったな」
「気にしないでください。部室でも言いましたが、あれはもともと復習用でしたから」

波風を立てるのを嫌う古泉なら、
たとえ志望大学の願書を引き裂かれてもにこやかに許してくれることだろう。
いつか大損こくと思うぜ、お前の性格は。

「電話の理由はそれだけか?」

支援

きたー

キタ━(゚∀゚)━!!

お帰り~

舞ってた

                 ,...,.-‐'"´`ヽ,..-、
               ,ィ',.イ         ヘ-‐、
            //,  / /   _    ゙'''ヽ
              / 'ィ'´ /  /   / /,ハ.,ィヘ    .ヘ
           }‐/  ,/   /ヽ、//   "''┤   l.∧
           |_ .゙7''"'¬イ└/l゙メ.、    .リl |  | |
        /ヘ/ `/   / ヾミョ、 `   、≦斗.|  | |
       .l,..-''"∨   / xxxx     .ミk、,゙L/   .ハ .|
      ,.<   /   /.    γ'ー、_,  `゙"/-、 / .レ'  キター!!

    ,.ィ'" (   |   .ト'、..   l   / xxx/  「′
 ,.イ   ,..-'|  |   |  |゙ヽ、   ゙ー''"   ノ   |
'´  ,.-‐'"  ヘ  リ   |  ヘ  ヾ=-..r-=ニ'"|   |__
,.イ       ヽ ゝ、 |    、   ̄ノ    .|   | ヤ¬ッ
   /      > `''     ゙'¬"  .|   |   |  .レ'"
 /      /   /        |  /  リTー'
/        /    '--ッ  __./  |'"´〈、_/ |
`ヽ、 , ,  /     /    /`ヽ |      | |
   `´イ,./     └─ヽ/  ノ  |      ヘ .|

「いえ、あとひとつ……。
 突然ですが、あなたの携帯は新しい方ですか?
 夏の初めに機種を変更したと言っていましたが」
「最新じゃあないが、結構新しいモデルだ」
「それならきっと大丈夫でしょう。電話を切った後で、
 ここ二週間のあなたの足跡を記録したファイルをメールに添付して送信します。
 思ったよりも時間がかかってしまって、すみません。
 あなたの情報を外部に持ち出すとなると、煩雑な手続きが必要でして」

俺の情報を機密扱いにするのは勝手だが、
お前の上司は何の目的で俺を重要人物扱いしてるんだ。

「さあ、末端の僕には何も知らされていませんので」

お前の常套句は聴き飽きたよ。
古泉は軽妙な笑い声で答え、唐突に通話を切った。
しばらくして、メールが届く。
添付されていたのはかなり大きなpdfファイルで、
二週間前の日付から昨日の日付まで、
俺の行動が客観的に記録されていた。
それを主観的に描写しなおすと、以下のようになる。


一日目。
長門が海外留学し、朝倉がカナダから帰国。
実際には長門から朝倉へハルヒの監視任務が委任された。
俺は事前に長門から事情を聞かされていた。
二日目。
放課後、クラスで歓迎会が執り行なわれる。
ハルヒと俺は団活を休み歓迎会に出席。

最近の携帯ってpdf開けるのか
かがくの ちからって すげー!

普通に開けるだろ
スマートフォンじゃなくてもねガラケーをなめんなwwww

三日目。
ハルヒが朝倉をSOS団に勧誘。
朝倉は返答を保留。
俺はそれを静観。
朝倉とは義務的な会話に終始。
四日目。
朝倉が団活に初めて参加する。
SOS団のメンバーの反応は良好。
朝比奈さんが朝倉に対し若干の拒絶反応、時間経過に伴い軟化。
朝倉との会話頻度が上昇。
五日目。
朝倉との会話頻度が上昇。
六日目。
朝倉が入団してから、初めての学外での団活。
指定時間に遅刻した俺と朝倉が強制的に班を組まされる。
会話頻度が上昇。
和やかな雰囲気。
七日目。
朝倉の個人的な買い物に同行した。
会話頻度がさらに上昇。
八日目。
登校時、下駄箱にて手紙らしきものを発見する。
16時27分、朝比奈さんと古泉に断りを入れて文芸部室を退室。



――監視対象をロスト。

ロストとな!!

機関の監視員が右往左往している間に何が起こっていたか、俺は知っている。
記憶はないが、朝倉が教えてくれた。
俺は朝倉に告白されて、首を縦に振ったのだ。

ベッドに倒れこむ。
シャミセンは軽い身熟しで俺を躱し、
「なーう!」と寝床を奪われたことに抗議し、どこかに去っていった。

溜息もでねえ。
これで証明されちまったわけだ。
会話の頻度が上昇?
朝倉の私的な買い物に同行?はっ。
虚無感と諦観が混じり合うと、笑気ガスと同じ効果を発揮するらしい。
俺は一人で小さく笑いながら、
俺が「自分の意志」で朝倉と恋人になったという忌々しい事実を噛み締めていた。

朝倉「ねぇーあの夜が忘れられないのよぉ」

歓迎

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

>>525
なぜかかゆうまを思い出してしまった

続けてくれ

続けるべき

きてたか

ふむ

翌日。

「それでよぉー八組の駒田が、」
「あのね谷口、ちょっと静かにしてくれないかな」

昼食時、国木田は谷口の舌鋒をやんわりと退けつつ訊いてきた。

「キョン、先週末に朝倉さんと喧嘩でもしたの?
 昨日から全然喋ってないみたいだけど」

一口餃子が食道に詰まる。

「………」
「僕たちには言いにくいことなの?」

朝倉曰く、俺と朝倉は秘密裏に交際していた。
SOS団でも、クラスでも、俺たちはただの"お友達"だった。
しかし"お友達"を演じていながらも、
俺と朝倉の親密さは傍目に感じ取れるレベルだったらしい。
それはこの前のハルヒの発言や、
今しがたの質問から容易に推測できる。

「確かに昨日の朝はキョンの様子おかしかったしな」

谷口はぐいと肩を寄せてきて、

「お前まさか……もしかすると…………あれか、コクっちまったのか?」

糞眉毛とか誰得だもんな

やっぱりみくるだろう

「た、谷口!」
「だってそれしか考えられねえじゃんかよ。
 朝倉の優しさを好意と受け取ったおめでた頭のキョンは、
 週末に盛大にコクって玉砕、友達でいようと言われたものの、
 朝倉に合わせる顔なんてなく、無愛想に振る舞っちまう……」
「あのな」
「いい!いいんだぜ、キョン!
 みなまで言うな。女にフラれる悲しさは俺もよーく知ってる」
「お前と一緒にしないでくれ」

谷口を押しのける。
俺は半ば自棄になって言った。

「俺と朝倉のあいだには……何もない!」
「その微妙な間と、ムキになって否定するところがまた怪しいよね」
「キョーンー俺たち親友だろ?
 隠し事なんてらしくねえよ。全部吐いちまえ。な?」

谷口の酔漢のごとき鬱陶しい絡みと、
国木田の冷静で的確な指弾に押され、いよいよ俺が教室から退避しようとしたとき、

バラしちまえ

支援

保守

朝倉の太ももペロペロしたい

おいついちまったよ

えらいゆっくりだな

朝倉が、ハルヒが教室で堂々と着替えようとしたときに
男子に出て行くように促したのってよくわかんない

長門なら止めないと思う。
朝倉の方が順応が早かった?

>>548
長門は観察に特化してる
朝倉はバックアップとして周囲と溶けこむよう設計されている

「ふふっ、大丈夫、キョンくん?」

空の弁当包みを携えた朝倉が、
谷口と取っ組み合う俺を、可笑しそうに見つめていた。
何か言わなきゃならない。
こいつらを納得させるような台詞。
別に気が利いてなくてもいい。
俺と朝倉の関係が、先週と変わらない"お友達"のままであると錯覚させる台詞。

「あ、朝倉」

顔面の筋肉が引き攣らないように祈りつつ、

「今日の放課後は、そのまま部室に行けそうか?」
「ええ。涼宮さんのおかげで、先生たちも納得してくれたみたい。
 涼宮さん、強引だけど頼りになるよね。
 あっ、そうそう。
 キョンくん、今日は部室で一緒に現国の課題をしない?
 わたし、ウトウトしてきちんと授業を聞いてなくって……キョンくんは起きてた?」
「俺も寝てた」

朝倉は顔を綻ばせて、

「じゃあ、涼宮さんが先生役で、わたしとキョンくんが生徒役ね。
 涼宮さん、授業中に課題を終わらしちゃったんですって」
 

追い付いた
保守

あちゃ

くら

わたし三組の友達に呼ばれてるから、と言って去っていく朝倉。
谷口と国木田はスカートから伸びる肉付きの良い太股を眺めながら、

「僕たちの勘違いだったみたいだね」
「キョン、俺も現国の課題一緒にやりにいっていいか?」
「ハルヒが認めたらな」

こいつらの疑念を晴らせたのは喜ぶべきことだが、
いちどこうした態度をとっちまったからには、
これからも積極的に、少なくとも不自然に思われない程度には、朝倉と会話しなくちゃならない。

時は移り放課後。
右手にハルヒ、左手に朝倉という両手に花状態で文芸部室にたどり着いた俺は、
予告通りにハルヒの教授の下、朝倉と並んで課題を終わらせ、
昨日果たすことのできなかったオセロ十番勝負に興じていた。
ちなみに谷口の特別参加はハルヒによって却下された。

「参りました」

俺は自分の名前の隣に、五つめの白星を書き記す。
これでお前の勝ちはなくなり、残り五戦を全勝しての引き分けしか目指せなくなったわけだが。

「勝負には時の運が絡みますからね。
 特にオセロのような二元性のゲームでは」

つまり俺が勝ってお前が負けたのは偶然の結果に過ぎない、と言いたいわけか。
言い訳にしちゃ二流だな。
どうせなら腹痛でまともに思考力が働かないとでも言ったらどうだ。

「実は先日から慢性的な頭痛に悩まされているんですよ」

よく帰ってきた
さあ続けてくれ

嫌な予感しかしない
主に涼宮が教師役という点で
朝倉さんを縛るのだろうか?

呆れて物も言えないね。

「じゃあ、わたしが代わってもいい?」

盤面を片付けていた手が止まる。
面をあげると、朝倉が古泉の隣に立ち、好奇心に富んだ瞳で盤面を見つめていた。

「これはこれは。
 心強い助っ人の登場ですね。
 残りの勝負は、朝倉さんにお任せするとしましょう」

古泉はさっと席を譲り、朝倉が座る。対面に座った朝倉はにっこりと微笑んだ。

「お手柔らかにね、キョンくん」

ぱちり。
……ぱちり。

セオリーに従って淡々とゲームを進める俺と違い、
朝倉は一手一手を吟味して指してきている。
表情は真剣そのものだ。
長考に入ると、太り気味の眉がへの字に曲がった。

ぱちり。
……ぱちり。

――朝倉とオセロをしている。
現実感が、ぽろぽろと剥離していく。
たまらず、朝倉から窓の外に視線を逸らした。
残暑の去った秋空は高く澄み渡り、斑雲に遮られた陽光は微温く、寂しげな風籟は秋の深まりを予感させる。

支援

ぱちり。
……ぱちり。

朝倉は記憶を失う以前の交際期間について触れてこない。
朝倉は言った。「また一からやりなおさなくちゃ」と。
それは好意的に解釈するなら、朝倉に対する俺の苦手意識を矯正する、という決意の表れだ。
では俺は朝倉に対し、どんな態度を取るべきなのだろう。
表面上は友達のフリを続けながら、心の裡では残酷な殺人鬼のレッテルを張り続けるのか。
それとも二週間前の俺が辿ったように、徐々に態度を軟化させていくのか。

ぱちり。
……………ぱちり。

妹の言葉が蘇る。
行動と情動が同じとは限らない。
朝倉が俺を殺そうとしたのは、朝倉の意志によるものだったのか、それとも強制によるものだったのか。
二週間前の俺はどんな風に折り合いをつけたんだ。
直接朝倉に尋ねたのか。

ぱちり。
……………………ぱちり。

「やった。わたしの勝ちよ!」

気づけば、盤面のほとんどは黒に塗り替えられていた。
朝倉の圧勝だ。
上の空で打っていたとはいえ、実力差は歴然だった。

ふむ

ほしゅ

オセロ保守

保守

ぱちっ

バリバリぬるぽ。

バリバリガッ。

朝倉の太ももペロペロ

続きまだー?

朝倉の股間で深呼吸したい

頼むっ……

ねるほ

七日目か

久しぶりにいいss

sien

この無機質な文章くせになるな

朝倉とキョンのいちゃラブを見たい

書き慣れてるな
普段からなんか書いてそう

ほんとうは保守なんて
したくないって
ゆってるだろ

リアルでは上位ランクであるのに、二次元では下位ランクになるキャラって多いよね

つまり朝倉最高

マジ毛虫

ちんこ

ほっしゅ

ぶっしゅ

「敵わねえな」
「謙遜。キョンくん、何か考え事しながら打ってたでしょう。
 やり直しよ。でも、勝ち星は記録させてもらうわね?」

朝倉は嬉々として古泉の名前の隣に白星を書き記す。
二戦目、三戦目、四戦目と、俺の名前の隣には黒星ばかりが増えていった。
確かに朝倉は強い。
が、二人零和有限確定完全情報ゲームに特化したスーパーコンピュータを相手にしているような、理不尽な強さじゃない。
朝倉は一般的なオセロが得意な女子高生の脳みそをトレースしているのだろうか。
それとも、朝倉の知能は元々セーブされていて、
その中で全力を出した結果がこれなのか。
長門とオセロをしていたときは気にならなかったことが、気になる。

「これで終わりよ」

朝倉の子供っぽさの残る指が、一枚一枚、盤面の白を反転させていく。
結局、五戦目も俺は負けた。あっさりと。

「ふふっ、手加減したほうが良かったかしら?」
「手心を加えられるくらいなら、全力で打ちのめされるほうがマシだ」

それまで朝倉の背後で腕組みしていた古泉が、

「そうですか?
 僕は勝利の喜びを知ってこそ人は意欲を滾らせるものだと思いますが」
「万年初心者のお前が言っても説得力がねえ」
「万年だなんて、古泉くんに失礼よ。好きこそ物の上手なれって言葉があるわ」
「下手の横好きって言葉もあるぜ」

きたのか

本家より好きだな

「言いたい放題ですね」と溜息をつきつつ古泉。

朝倉と俺は顔を見合わせた。
笑った。自然に、
無意識に、喉の奥から笑い声がこみ上げてきたのだ。
朝倉が唇の三日月はそのまま、目だけを見開いた。
何がおかしい?
少し遅れて、気づいた。
朝倉との関係が初期化されて二日目、
俺は早くも、朝倉の前で無防備に笑っていた。

帰り道。

「ファイルを見た感想はいかがです」

前方を歩く三人娘に配慮したのか、古泉の歩調が落ちる。

「他人の日記帳を見てるような気分になった」
「心中お察ししますよ」
「口だけの同情はいい」
「機関の観察員の記録は、お役に立てたでしょうか?」

文章の書き方がうまいなぁ

あーさーくーらー

チャーチャッチャチャーチャッチャチャッチャチャー

息が長いな

さあ支援

「記憶を補う分にはな……。
 記憶を取り戻す手がかりにはなりそうにない」

結局、俺は八日目までの記録にしか目を通していない。
朝倉との交際が始まってからの記録に、一読の価値が見出せなかったからだ。
俺は朝倉に心を許すまでの過程に、劇的な"何か"を期待していた。
そして喪った記憶の中の自分から、酷い裏切りにあった。

「俺と朝倉が付き合うことは、古泉や朝比奈さんに反対されなかったのか」
「機関も朝比奈さんの組織も、念頭にあるのは常に涼宮さんのことです。
 あなたと朝倉さんの間に交際に関して、僕の上司も、朝比奈さんの上司も、静観するということで合意に達したようです。
 あなたたちが節操無く睦言を語らう中高生カップルの例に倣っていれば、話は別でしたでしょうがね。
 事実、学校生活を営む上で、北高生の誰かがあなたたちの交際に勘づいたという報告は上がっていません。
 涼宮さんを含めて」
「朝倉の親玉も、交際を認めていたのか?」

恋愛を精神病の一種と貶していたハルヒに付き合っていたことがバレれば、
俺と朝倉は一発で除名処分を受けていたのではなかろうか。
そんなリスクを情報統合思念体が受け入れたとは到底信じられないんだが。

「さあ、それは僕の与り知るところではありませんから、どうとも。
 なんなら、彼女に直接尋ねてみてはいかがです?」

前を見る。
ハルヒの左隣、元は長門のポジションで、
朝倉は長い後ろ髪を揺らせ、整った横顔に上品な微笑を浮かべている。

「………」

魅入りそうになる自分がいた。

朝倉の太ももペロペロ支援

朝倉好きの書くSSはレヴェル高い豆な

支援

朝倉好きじゃない豆はレヴェルの低い豆

支援します

首を横に振り、目頭を押さえる。
古泉、今すぐその気色悪いニヤつきをやめろ。殴るぞ。

「失礼」

古泉はちっとも悪びれた様子もなく、首を竦めた。

土曜。
携帯のメモリに記録されていた(喪った記憶のどこかで交換していたのだろう)朝倉のアドレスを呼び出し、メールを送る。
『情報操作で俺と同じ班になるようにしろ』
返事はすぐに帰ってきた。理由は聞かずに、承諾の旨が書かれてある。
勘違いされそうなので言っておくが、俺は何も朝倉とデートしたくてこんな仕込みをしているわけじゃない。

朝倉との関係が初期化されてから三日目。
朝登校したとき、朝倉が教室にいることに違和感を覚えなかった。
四日目。
休み時間に朝倉と会話することに、抵抗を感じ無くなっていた。
五日目。
下校時、分岐路に差し掛かった朝倉に、自然に手を振っていた。

純粋な好意を目に宿して近づいてくる人間、否、ヒューマノイドインターフェイスに、
邪険に接することができなくなっていく自分がいた。
かつて俺は朝倉に殺されかけた。
だが復活した朝倉は、見れば見るほど、刃傷沙汰とは無縁の女子高生だった。
どちらが本物で、どちらが贋物の朝倉なんだ?
痛痒感にも似たもどかしさが募っていった。
どうすればいいかは分かっている。
最初に妹が教えてくれた。
訊けばいいのだ。
朝倉に。

キテルー

朝倉はいいなぁ

「おっそーい! 罰金よ罰金」
「ここでの飲み食いは全部俺の奢り。それでいいだろ?」

システマティックに罰則を甘受し、古泉の隣に座る。
ハルヒは「反省の態度が見られないわ」とぶぅぶぅ文句を垂れた後、くじを用意し、皆の前に差し出した。
朝倉は俺にしか見えない角度でウインクした。
その一瞬のうちに、情報操作は終わったらしい。
喫茶店前でハルヒ、古泉、朝比奈さんの三人と別れ、
その姿が駅構内に消えた頃、

「朝のメールの理由を聞いてもいい?」
「訊きたいことがある。人気のないところまで歩こう」

朝倉はコクリと頷き、黙って俺の後ろを着いてきた。
人気のないところの候補はいくつかあったが、
最終的に喫茶店からそう遠くない河川敷沿いの散歩コースを選んだ。
春に花弁を吹雪かせていた桜並木も、早熟ながら、黄と橙の秋色を纏っている。

SS速報とか載りそう

ちょっとようじ

早く帰ってこいよ

マユ毛虫

本体は眉毛(右)

ほしゅ

眉毛を取るとゲル状になる?

おいどこに行ったんだ

田んぼの様子でも見に行ったのか?

酉付けてくんないかな?
と思いつつほしゅ

「お前は、俺を殺そうとしたときのことを憶えてるか?」

それまで距離を置いていた朝倉が、隣に並ぶ。

「憶えてるわ。
 夕暮れの教室と、改変直後の真冬の夜、わたしはキョンくんを殺そうとした。
 一度目は、あなたを殺して涼宮さんの出方を見るため。
 二度目は、改変された世界を、長門さんを守るために」
「朝倉がああした理由は知ってる。
 俺が訊きたいのは、俺が本当に訊きたいのは……」

歩みを止める。
クソッタレな矜持は捨ててきた。

「お前が俺を殺そうとしたのは、お前の本心からの行為だったのかどうかだ」

朝倉が目を丸くし、息を飲む気配が伝わってきた。
言っちまった。顔が熱を帯びてくるのが分かる。
俺はきっと記憶を喪う前にも、朝倉にまったく同じことを訊いていたはずだ。
そして求めていた答えを得て、朝倉を許し、交際に至った。
いうなれば、これは赦免の儀式だ。
こうして今質問していること自体が、
朝倉を許す準備ができていると言ってるようなもんだからな。

「わたしが、キョンくんを本心から殺そうとした?」

朝倉の声は奇妙に震えていた。
三流のお涙頂戴ドラマのクライマックスを見てハンカチを噛んでいるおふくろの声の震え方と似ていなくもなかった。

「そんなわけ、ないよ……!」

よしきた支援

このスレまだあったのか

ケータイで初めから読むのめんどいからぷん太かどっか載せてくれ

>>636
なら読むなこの豆野郎

腹立たしい

>>637
豆野郎に不覚にも

おそるおそる隣を見る。朝倉は円な瞳を潤ませ、

「できることなら、キョンくんと普通に……普通に仲良くなりたかった。
 あなたにナイフを向けたとき、わたしがどんなに苦しかったか……」

おい泣くのはやめろ。
このイベントはお前にとって二度目の経験で、焼き直しもいいとこだろ。

「それはそうだけど……でも……」
「お前に悪意が無かったことはよく分かったから、泣きやんでくれ」

人目が気になるのも理由の一つだが、
朝倉に泣かれるというシチュエーションが精神的に辛い。
涙腺の弱い朝比奈さんとは違い、『泣かせている』感が強いからだろうか。

「キョンくん、勘違いしてる。
 わたしが泣いてるのは、嬉しいからよ。
 キョンくんが訊いてきてくれて、本当に嬉しかったの」
「どうして最初に、お前のほうから言わなかったんだ」
「わたしに免疫ができていないキョンくんに、
 いきなりわたしがキョンくんを殺そうとしたのは仕方なくだったと弁解しても、信じてもらえなかったと思うわ。
 だから今こうやって、キョンくんの誤解が解けて……」
「待った」

そこに気がつくとは…やはり天才…!

そろそろズボンはくか

俺はまだお前に、完全に心を許したわけじゃないぜ。

「一度目の例をとって考えてみれば、
 朝倉は思念体の急進派の命令に従って俺を殺そうとしたわけだよな」

こくり、と頷く朝倉。

「じゃあ、また思念体から『俺を殺せ』と命令されたら、そのときお前はどうするつもりなんだ?」
「あの件以来、急進派は粛清されて規模を縮小したわ」
「それでも、絶対にないとは言い切れない」

朝倉は涙を拭い、きっぱりと宣言した。

「その時は、自分で自分の情報連結を解除する。
 情報統合思念体は代替手段を使うかもしれないけれど、
 少なくともあなたの前に現れるのは、わたしとは別の誰かよ」

まさか長門が…

「信じていいか」

ここで媚びた態度で「信じて?」と言われたら、
俺は朝倉に対する意識を翻してたかもしれない。

「それはわたしの決めることじゃないから」

朝倉はどこまでも真っ直ぐな眼差しで俺の答えを待っている。
視線を交錯させること十秒。

「俺の負けだ。信じるよ」
「よかったぁ……」

朝倉が破顔する。
そのとき初めて、俺は目の前の女の子がとんでもなく可愛いことに気がついた。
谷口のAAA評価に+を付け加えたくなるほど、魅力的な女の子だ、とも。

いいねいいね

たまらんね

毛虫マジ腹黒

朝倉かわいいよ

それから俺たちは他愛のない会話をしながら、
ハルヒに指定された時間まで、河川敷沿いの道を歩き続けた。
不思議は見つからなかったが、その代わりに、朝倉に対する蟠りがいくつか溶けた。
曰く、朝倉の知能は平均的な女子高生よりも賢く周りから引かれない程度に設定されており、
性向に至っては「明るく親しみやすい」という基本方針の他は、
離散的計算モデルのごとき自由を与えられているそうだ。

「たまに『朝倉さんは何でも上手くこなしそう』って言われることがあるけど、
 そんなの、大間違い。わたしだってドジるときはドジるし、ポカるときはポカる。
 完璧な人がいないように、完璧なインターフェイスなんて存在しないわ」

そういう朝倉はどこか誇らしげだった。





寝る
脳みそ圧搾してオチ考えたけど書き終えるまでにスレ落ちるんじゃねえのコレ


文章しっかりしてるね
情景思い描きやすいし、たんちょうにならない。

何より設定が好み
是非、鳥つけて続けてね

書く気ないなら終わり宣言すればいい


早く書いてくれよ

お疲れサマー保

乙兼保


まあこの調子ならなんとかなるんじゃねえの

パート化すると基地外が沸くから終わらせたいなぁ

この豆野郎

パー速も鯖落ちてるみたいだしな…

保守

これブログに乗せるわ

やればできるじゃないか

服スレ(服を語る専用スレ)発見。
と思ったら違うのか。

この人の他の作品が知りたい

落としちゃやーよ

あちゃくらさんほしゅ

文章書くの上手いなあ
なんかながるんのと全く違和感なくてすごい
頑張ってね支援

8日ルールだと今日で落ちるな

散々ほったらかしてた上に帰ってきたんだから、ちゃんと完結させろよ

朝倉の太ももペロペロ支援

断固保守

あと3時間足らずで落ちるわけだが

えっ、マジで?

2010/10/11(月) 08:48:17.94 ID:qd8I/05A0
8日後の今日のこの時間に落ちます

次スレかなこりゃ

ふむ

はむ

んっー、保守 かな☆

捕手

>>674
間隔長すぎたかw
どうにかして完結させてほしいものだが

次スレはPART2とか付けなくていいからな
パート嫌いが沸きだすから

残りの時間で何が出来る……

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