妹「設定した相手の臭いフェチになる装置?」 (3)

博士「ええ、そうよ。この装置を相手に被せればいいの」

博士「相手は設定された臭いをかぐと、興奮状態……つまり、発情するの」

妹「へー、でも臭いでしょ?なんか……きも。発情っていい方もなんか……」

博士「あなたぐらいの年頃だと、臭いにいいイメージはないかもしれないけれど」

博士「臭いってバカにできないものよ?それで離婚を決める人もいるんだから」

妹「ふぅん……博士は使ってみたの?」

博士「いいえ。まだ人では試したことないの。使ってみる?」

妹「いいの?」

博士「ええ、あなたならね。感想を聞かせてくれれば」

博士「あと、それを被せる時は、相手が眠っている時がいいわ」

博士「設定が完了するまで、だいたい五時間くらいかかるけど、装置を取るまで起きないようにしてくれるから安心よ」

博士「あ、そうそう。臭いの設定は今しちゃうわね。サンプルを取らせてちょうだい」

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