範馬勇次郎「おう、また会ったな」(954)

前スレが途中で終わり、すぐに書こうと思ったのですが、仕事が忙しくて遅れました
今度こそピクルまで行きます、が、その前に前スレを少し改良して書きます

カツ丼って聞いたらソースカツ丼なの?

竹田ぁぁぁぁ!!!!!!!!
また会えてうれしいぞ!!!!
待ってました!!

私の名前は竹田博、普通の家庭に生まれ、普通の生活を送っていた

私が小学2年生になるとクラス替えが行われ、新たなクラスに胸を躍らせていた

しかし、その新たなクラスに、とんでもない男がいた

彼の名は範馬勇次郎くん、特別体が大きいといったわけでもなく、無口な少年だった

最初からやってくれるのか?

そんな子はクラスにたくさんいたが、彼は、彼だけは何かが違った

その・・・なんというか、独特のオーラというか、とにかく話しかけにくい雰囲気だったのは覚えている

範馬くんと席が隣りだった私は、一度だけ、自分から話しかけた事があった

竹田「ねぇ、範馬くんって前は何組だったの?」

勇次郎「・・・壱組だ・・・」

>>2
うん

>>3
お待たせしました

>>5
最初から竹田行きます

竹田「そうなんだ、僕は4組だったんだ、あっ、名前は竹田、よろしくね」

勇次郎「ふん・・・・」

ある日の事、昼休みの時間にクラスの男子が格闘ゴッコをしていた

僕はグラウンドでサッカーをするためにグラウンドに行こうとしていた

範馬くんは腕を組んだまま格闘ゴッコをしている男子達を見ていた気がする

僕はグラウンドでサッカーを始めると、校舎から信じられない程の大声が聞こえた

「貴様ら!!!!!本気ではないな!!!!!」

今思えばあれは範馬くんの声だったに違いない

夏になり、体育は授業は水泳になった

僕は黙々と着替えていると、背後からざわめきが聞こえた

男子A「お、おい、あれ・・・」

男子B「範馬って何かスポーツしてたっけ?」

そこには裸の範馬くんが立っていた

背丈は130センチ程の子供の体ではない事くらい、子供の僕でも理解出来た

教師「おおぉ、範馬、凄い体だな、何かスポーツでもやってるのか?」

範馬「スポーツ?クックック・・・・」

教師「??」

その後、体育の先生は好きな泳ぎ方でいいから25メートルを泳いでみろと皆に言った

誰もが泳げない中、範馬くんは潜水で25メートルを泳ぎ切り、一同の度肝を抜いた

教師「そうか、範馬はスイミングに通ってるんだな、凄いぞ、範馬」

範馬「ふん・・・・」

範馬くんは無口だけど、クラスでは一番目立っていたのかもしれない、だけど誰も話しかける事は無かった

そんなある日、僕は友達と3人で下校していると、目の前に自分の2倍はあろうかというハスキー犬が2頭現れた

この付近では迷惑がられているオジサンが飼っている犬だという事はすぐにわかった

僕達は恐怖から身動きをとることが出来ず、ただただどうするべきかを考えていた

有効手段など無い事を悟り、犬が危害を加えてこない事を祈った

だが、その願いも虚しく、ハスキー犬は僕達に向かって走ってきた

2匹のハスキー犬はなぜか3人いる中で僕だけを標的にしていた

竹田「ぎゃあああ!!!」

1頭目が僕に飛びつき、倒れた僕の足を2頭目のハスキーが噛みついた

僕に飛びついたハスキーが友達Aに目線を移し、飛びかかった

その瞬間、住宅街の塀を圧倒的な高さで飛び越えて来た黒い物体

一同「範馬くん!!!!」

範馬くんはハスキーに向かって回転胴回し蹴りを喰らわした

ハスキーはその一撃でピクリとも動かなくなった

僕の足に噛みついているハスキーは驚いた様子で逃げて行った

なぜか僕を5メートル程引きずって

結局、被害は、僕の足を10針縫った事と、全身の擦り傷だけだった

もう少し早く来てくれれば良かったのに・・・

その時範馬くんは一言だけ言い放って帰ったのを覚えている

範馬「噛み付きは戦闘の基本中の基本、そして頸動脈を狙うのが常識だ、貴様ら、命拾いしたな」

一同「・・・・・・・・」

それからの僕は範馬くんに対して根拠の無い恐怖心を抱くようになり、極力近づかないよう努めた

だが、神様は僕の努力をあざ笑うかのように、卒業まで範馬くんをクラスメイトという関係から離さなかった

範馬くんは学年が上がるたびに学校に来なくなっていた

僕は範馬くんの欠席するたびに安堵し、何もされてないのに圧迫感を感じていた

6年生になった頃には範馬くんはほとんど学校に現れず

たまに姿を現したかと思ったら教室に飾ってある花を一日中見ていた

気のせいだと思うが、範馬くんが学校に来ると花の劣化ペースが上がっていた、気のせいだと思うが・・・

僕はこの頃から教師になる事を将来の夢としていた

中学校は私立の難関中学に挑戦したが、落ちてしまった

そして進学し、新しい学校、新しいクラス、そして何より範馬くんのいないクラスに胸を躍らせていた

担任「よーし、みんな揃ったか~?私が皆さんの担任を受け持つ事になった・・・」

ガラッ

教室の後ろの扉が開く音、クラスの皆はその音の正体を確認した

竹田「あっ・・・」

扉の前には範馬くんが立っていた

なんてこった

担任「なんだ、入学早々遅刻か、君、名前は?」

範馬「範馬・・・・勇次郎」

担任「範馬か、まぁいい、早く席に着け」

その瞬間、範馬の姿が消えた

気がつくと、範馬は僕の右隣りの席に着いていた

ん?幻覚か?っていうか、隣りの席とは・・・なんてこった

私立中学の試験に落ちた自分を恨んだ

一年の時、範馬は割と学校に来ていた

相変わらず花を眺めていたが・・・その日に生けた花が放課後には枯れていたのは気のせいだろう

2年になると範馬は成長期真っ盛りだったらしく背丈は175センチにはなっていた

この辺りから範馬の体は学ラン越しからでも胸筋の形が把握出来る程、発達していた

ある日の体育

僕達は100メートル走のタイム計測を行った

当然、皆が範馬のタイムに注目した

しかし、範馬のタイムは17秒を超えていた

男子A「なーんだ、範馬って足おせーんだな」

男子B「見せかけかよ~」

男子C「けど、範馬の汗が半端じゃねぇぞ?なんだありゃ」

僕は・・・僕は幻覚をみたのだろうか・・・・僕には範馬がコンクリの詰まったドラム缶を背負いながら走ってるように見えたんだ

2年生になると、範馬は

範馬「アフリカで紛争か・・・ニヤリ」

こう呟いてから、不登校になった

きっと家庭の事情でバイトでもしてるんだろう

3年生になり、僕は受験勉強に励んでいた、正直この頃には範馬の事など頭の片隅にも無かった

しかし、ある日の授業中、僕は気づいてしまった

範馬は勉強する際、鉛筆やシャーペンではなく、筆ペンを使っていた事を

そして彼の字が達筆だった事を

夏休みが終わり、学校は体育祭の準備に追われていた

僕達は3年生だったので、最後の体育祭を盛り上げるために日々頑張っていた

勿論、範馬は一度も準備に参加していない

しかし、体育祭の競技メンバーを決める生徒が言った

「範馬君には棒倒しに出てもらう」

メンバー決め担当の生徒は怖がりながらも範馬に出場の依頼をした

驚いた事に範馬はそれを承諾した

そして体育祭当日

アナウンス「次の競技は、棒倒しです、出場する生徒は・・・・」

僕は部活でサッカーをしていたため、足も速いので、センターポジションでスタートの合図を待っていた

「よーい!ドン!!」

相手の陣地に向かって走り出す

僕は思い切り走った、中学3年にして100メートルを12秒前半で走る健脚、活躍してモテてやるんだ

しかし、目の前にチラチラと残像のようなものが見える、なんだこれは

不思議な事に、相手チームの迎撃部隊の人間が次々と倒れ込んでいる、あれ?

バタバタッ・・・・バタッ・・・・バキィィィィ!!!!!

竹田「相手チームの丸太が!!!!!」

真っ二つに折れて倒れたのである

丸太を守っていた相手チームの生徒も吹き飛ばされたような状態になっていた

グラウンドにいる全ての人が唖然とした

教師達が倒れている生徒の元へ駆け寄る、しかし外傷等は無く、瞬間的に気絶しただけだった

折れた丸太付近にいた生徒達もかすり傷程度の怪我だけだった

しかし、なぜこうなったのか、付近の生徒の話によると

「訳のわからないうちに吹き飛んだ、あと・・・何かこう、強烈な殺意を感じた」

という

教師は訳がわからないといった感じだったが、丸太が無くなったのと、とりあえず安全ではないという理由で棒倒しを中止した

僕は・・・僕だけだろうか、これが範馬の仕業な気がした、周りを見回した、範馬の姿は無い、そんなわけないか

体育祭が終わり、僕は受験勉強をひたすら頑張った

そして僕は第一希望の高校に見事合格し、小学校から続けていたサッカーを高校でも続け、国立のピッチに立つために、サッカーに青春を捧げた

範馬は高校には進学しなかった、きっと家庭の事情だろう

範馬のいない学校生活は楽しかった

なんていうか、ホント言葉では言い表せられないのだが、敢えて言うならば白髪が無くなった、なぜだろうか

準一流大学に進学し、夢である教師になるため、私は勉強した

サッカーでそこそこの成績を残した私は、体育教師になりたいと思っていた

そして、その努力が実を結び、私は一発で高校の体育教師になる事が出来た

教師になって3年目に入った頃

当時発生していた某国の戦争のニュース映像が目に入った

竹田「大変だな、戦争は」

すると、空襲を受けた後の荒野で、現地の様子を伝えるキャスターの後ろ、何も無い荒野の地面から人が出てきた瞬間を見逃さなかった

竹田「ん?生存者じゃないのか!?」

その男は明らかに丸腰で、その独特の立ち振る舞いは、昔のクラスメイトを感じさせた

竹田「そういえば範馬って奴がいたな・・・あいつ今頃何してんだろうな・・・」

それから更に3年の月日が流れ、私は2年交際した女性と結婚し、新婚旅行に出かけた

私の妻は動物園の飼育員をしており、とても動物が好きで、新婚旅行はアフリカに行きたい、そして大自然で生きる野生の動物が見たい、そう私に言った

私は妻の意見を尊重し、アフリカ行きを決めた

そして我々は旅立った

現地に到着し、ホテルに荷物を置いて、さっそくナビゲーターと共にサバンナに向かった

ナビゲーター「飼いならされたライオンと野生のライオンでは全くモノが違うよ、人間じゃ120%勝てないね」

妻「ライオンだって生きてるのに、野蛮なナビゲーターね」

竹田「そうだな、まぁ気を悪くするなよ」

その時、茂みの奥からオスのライオンが現れた

あまりに突然だったため、ナビゲーターはすかさず銃を手に取った

ナビゲーター「シット!!」

ナビゲーターが銃を構ようとした時にはライオンはジャンプの予備動作に入っていた

竹田(間に合わない!!)

その時、我々が乗っているジープの頭上を飛び越えてライオンに何かが立ちはだかった

竹田「ひ・・・人!?」

ナビゲーター「お。おい!お前!危ない!早く車に乗れ!!!」

その人は男、身長は185センチはあって、両手両足を大きく開き、風も無いのに髪はユラユラとなびいていた

竹田「おい!危ないぞ!はやくっ・・・!!!」

私の言葉をかき消すかのようなライオンの雄叫び

大人である私の2倍は身丈があった

謎の男「3日もテメェを探してたぜ」

明らかにその男は日本語を話した、私は驚き、再度、避難を指示する声をあげようとした

しかし、男は目にも止まらぬ速さでライオンに突撃し、激しくパンチ、手刀、蹴り、肘打ちをライオンに見舞った

戦闘に関してはズブの素人である私にもわかる程、男の攻撃はライオンの急所を突いていた

締めの一撃に回転胴回し蹴りを放ったが、ライオンは野生の勘か何か知らないが、紙一重で避ける事に成功した

竹田(あの蹴り・・・どこかで見たような・・・)

男は我々に背を向けていたため、表情を見る事は出来なかったが

男が両手を突き上げた瞬間、我々の目の前に、鬼の顔が現れた

ナビゲーター「ビューティフル・・・」

妻は両手で目を塞いでいた、私は・・・目を逸らしたら殺される気がして、瞬きする事すら恐れた

この圧迫感で私は確信した

あいつは俺の元クラスメイトだと

そう思った瞬間、男の首から下、腰から上、つまり銅と腕が消えた

私は眼球に当たる乾いた空気に耐えられなくなり、一度、そう、一度瞬きをした、目を開いた時にはライオンの脇腹に、男の拳が突き刺さっていた

ライオンは目を見開いたまま、その場に倒れ込んだ

竹田「は・・・範馬・・・範馬なのか!?」

私はそう言うと、男は「次はゾウだ!」とか言いながらサバンナを突っ切っていった

こうして私と妻は、ヒトがライオンをぶちのめす瞬間を目撃してしまった

あれから15年が経った・・・

私は妻との間に2人の子供を授かり、普通の幸せを掴んでいた

相変わらず高校の体育教師をしており、陸上部の顧問もしていた

そんなある年、私の高校で入学式が行われた

私は入学生の名簿に目を通していると

「範馬刃牙」

私は目を疑った

竹田「いや、そんなハズは無い、ただの偶然だ・・・」

しかし、私は範馬刃牙という生徒の姿を追った

顔写真を見る限り、奴の面影は無い

しかし、この胸のざわめきが、私の予想を確信にしようとしていた

他の先生の情報によると、範馬刃牙は非常におとなしく、話しかければ普通の高校生のような対応をし

学校をよくサボる事を除いては問題の無い生徒だという

ボクシング部の顧問の先生に至っては「あいつはいい奴だ」と言う

しかし、あいつはちょっと変な奴だから参考にしないでおこう・・・

ある日、私はとうとう範馬刃牙の存在を確認した

竹田「おい、君は・・・」

範馬「あ、どうも、1年の範馬っていいます」

竹田「範馬か、変わった苗字だな、君のお父さんは仕事とか何してるんだ?」

範馬「オヤジですか?しがない会社員やってますよ」

竹田「そうか、すまんな、初対面で変な事聞いて」

範馬「ホントですよ~、まぁ、別にいいっすけど」

確かに、普通の高校生だ、多少ガッチリはしてるが、あの範馬程ではない、ただの偶然か・・・

念には念で、体育の授業中の範馬を見ていたが、特に変わった様子も無く、噂どおり、普通の高校生だった

だが、私は範馬刃牙のサボり癖を気にしていた

私だって一応陸上部の顧問を務めて、砲丸投げチャンピオンとか育てたわけだし、教師としてのプライドとかあるわけだし、いいじゃん別に

そんなある日、範馬刃牙のクラスが体力測定を行った

この日、範馬はサボらずに授業に参加していた

範馬がこのペースで学生生活を続けると留年の可能性がある、ここは私がなんとかせねば・・・

竹田「なんだなんだぁ?懸垂15回も出来ないのかぁ?お前ら」

生徒A「無理だお」

生徒B「15回とか無理だろ、常識的に考えて」

竹田「だらしないな~・・・次!範馬!」

範馬「・・・」

スコスコスコスココココココココココココ!!!!スタッ

竹田「ん?どうした?範馬、早くやれ」

範馬「終わりましたよ?」

竹田「はぁ~?インチキをするなインチキを」

範馬「・・・・・ふん」

スコスコスコ!バギャイィイイン!!!!

竹田「!!!!!!」

範馬「・・・・・」

竹田「バカモン!!鉄棒を壊すな!!」

その後、幅跳びをさせれば砂場を飛び越すし、50メートルを走らせれば犬みたいに穴ぼこを作るし・・・こいつ・・・

竹田「範馬ぁ~、お前このままじゃ進級まずいよ?どうすんの?あと1500メートルだけよ?」

範馬「・・・・1500メートルの世界記録って何秒すか?」

竹田「え?」

その瞬間、こいつの範馬疑惑が再度浮上した

世界記録タイムを教えると、範馬は体操服を脱いで、タンクトップに短パン裸足になった

竹田「ほぅ・・・」

この身体つき・・・意味のわからない全身の傷・・・・・は、はん・・・ま・・・?

スタートと同時に範馬は全力疾走

竹田「やはりな・・・」

間違いない、奴は勇次郎の血筋の人間だ

しかし、もし範馬刃牙が勇次郎の血筋の人間だったところで私に何の害があるだろうか?

高校だから授業参観も家庭訪問も無いし、担任じゃないから三者面談もパスだ

何の問題も無い、しかしあれだな、ビビり過ぎだな俺、ははっ

竹田「ん?あれ?一周数え間違えたかな?」

も・・・もし、数え間違いじゃなかったら・・・・

800メートルの世界記録を・・・・

しかしその後、範馬は失速、世界記録を破る事は出来なかった

世界記録を破ったら、全教科100点、ダメだったら自動的に留年、という話だったが

生徒A「はーい、バキ留年けってーい」

生徒B「お前最初に飛ばしすぎwww」

竹田「いや、合格だ」

一同「!!!!!」

ああ!間違いない!!あいつは範馬の人間だ!!なんか足枷とかローラーとか見えたもん!!!

数日後、私は職員室のテレビを見ていると、世界中の死刑囚が脱獄したというニュースが流れていた

それと同時にアレキサンダーガーレンが何者かに襲撃されたというニュースも流れた

竹田「ファンだったのに・・・」

私は範馬刃牙の正体を確信した時から、彼に対して興味が湧いていた

彼というか・・・

勇次郎は・・・勇次郎はどんな大人になったのだろう

そんな同窓会精神が竹田を行動に移させた

ある日のこと、竹田はスイーツにハマってしまった嫁のためにデパ地下の高級洋菓子店を目指していた

すると竹田は範馬刃牙と同世代と思われる女性を発見した

竹田「おおっ、これは彼のプライベートを知る絶好のチャンス!!あわよくば勇次郎に会えるかもしれん!!」

その真後ろに勇次郎がいた事は言うまでもない

竹田「バキめ、彼女がいたのか、まぁ年頃だしな、私初恋は中学の時だったな・・・」

その初恋の相手が偶然、勇次郎と目を合わせてしまい泣いてしまったの事は苦い思い出である

竹田「家にはまだ帰らないのか?」

バキの証言が本当であればサラリーマン勇次郎を見る事が出来る・・・・これは気にしない方が無理だ

しかしテレビに映っていた戦場の勇次郎、新婚旅行の時、サバンナで見た勇次郎、どちらも確証は無いが、奴がサラリーマンをしてるとは思えない

竹田「もし、ここで勇次郎を一目見る事が出来れば・・・・話の全てに筋が通る」

バキと女性が公園に入った

カップルが多い・・・物陰に隠れるのも怪しいし・・・・よし、この黒い壁に隠れよう

スペック「おい、俺は壁じゃねぇ」

竹田「あ!申し訳ありません!!」

じゃあ、あっち行って・・・・この白い壁にかっ・・・

花山薫「何か・・・・・用かい?」

竹田「ぅお!も、申し訳ありません!!!」

なぜ、カップルばかりの公園にスウェットを着た巨人と、真っ白なスーツを着た巨人がいるんだ?

どっちも怖かったな・・・帰ろうかな・・・

竹田「なっ!!バキめ!!公衆の面前でけしからん事を!!」

バキと女性はキスをしていた

唇と唇の間で引いていた糸までしっかりと肉眼で確認した竹田

竹田「ん?さっきの黒い壁が・・・・うわっ!!バキ!!あぶなっ!!!おおっ!!白い壁!!よく来た!!」

女性「静かね・・・・」バキ「ああ」

竹田「黒い壁が白い壁に連れてかれてしまった・・・・」

バキを尾行するか、壁対決を追うか・・・・

竹田「やはり喧嘩はイカン!!壁を止めに行こう!!」

竹田は勇気を振り絞ってスペックVS花山の現場に向かった

竹田「おお、いたな、まだ口喧嘩の状態か、ここは頑張って止めに入っ・・・・うわっ!!始まった!!凄い!凄い殴り合いだ!!」

止めに行きたい気持ちはあるが、花山の一撃を見た竹田は固まってしまった

その後

花山「まだ・・・・やるかい?」

スペック「ニヤァ・・・」

竹田「らめぇええええええええ!!!!!!!!」

ベッチーーーーン!!!!!

竹田はあまりの壮絶さに失神

数日後

あれはなんだったのだろうか・・・バキを殴ろうとした黒い壁と、それを守った白い壁

後に白い壁がフンドシ一丁になった瞬間、白い壁が黒い壁を虐めていたが

あの後警察は来たのかな?バキは無事に今日も学校に来ているみたいだ

範馬刃牙・・・勇次郎より危ないのではないのか?

う~む・・・とりあえず授業に行こう

げげっ!バキだ!!め、目が合った!!マズイ!!

昨日、尾行してた事がバレてなければいいが・・・

竹田は昔、範馬勇次郎のオーラに圧倒され、白髪が生える程プレッシャーを感じる青春時代を送ったが

勇次郎の倅、刃牙の見えないプレッシャーのせいでまたもやツラい学校生活を送る事となる

数日後

いや~・・・今日も疲れた・・・いつからだ?こんな生活になったのは

毎日がしんどくて仕方が無い・・・

たまには一人で飲みに行くか~

カランコロン

マスター「いらっしゃい」

竹田「やあ、マスター、久し振りだね、いつものくれるかい?」

マスター「竹田さん、久しぶりですね、いつものですね?かしこまりました」

竹田「いや~ここは変わってないねぇマスター」

マスター「はははっ、これが気に入ってるんですよ、はい、どうぞ、博スペシャルです」

竹田「ありがとう、いただくよ」

2時間後

竹田「でね?でね?その昔のクラスメイトがね?サバンナでライオンをひっぱたいてね?」

マスター「はははっ、面白い冗談を」

カランコロン

マスター「いらっしゃい」

竹田「でね?そのクラスメイトの息子と思われる子がうちの学校にいてねぇ」

マスター「へぇ~」

竹田「その息子ってのも何か変でね~・・・」

列海王「私は一向に構わん!!!!!!!」

竹田・マスター「え?」

何を騒いでるんだ?何を

竹田「ちょっとマスター、何を騒いでるんだろね?」

マスター「二人とも外国の方みたいですけど」

竹田「外国人は怖いからねぇ、中国人なんてのはホントなにするか分かんないから・・・」

ドイル「グハァ!!!」

竹田「刃物ーーー!!!!」

マスター「ひぃいいいい!!!」

竹田「火ぃ吹いたーーーー!!!」

ドイルに対してナイフを投げつけ、アルコールを利用して火を吹き、店内で消火器を発射する烈

以前に「結婚20周年の時には中国へパンダを見に行きたい」と言っていた妻の言葉を思い出した竹田

竹田「ふざけるなぁ!!!」

消化器の粉でむせた竹田は慌てて店の外に出た

ドイルを追って店を出る烈に向かって竹田は

竹田「あんた正気か!」

と言い放った

烈「貴様は中国拳法を!!!」

竹田「マスター、マスター大丈夫~?」

マスター「だ、大丈夫です・・・ゴホンゴホン!」

竹田「イカン、相当消化器の粉を吸ってるな、呼吸は出来るかね?マスター」

マスター「は・・い・・・ゴホン!」

外「ミギャァアアアアアア」

竹田「一応病院に行った方がいい、マスター」

外「ミギャァアアアアアアアアア!!!」

マスター「ぜぇぜぇ・・・」

竹田「今、救急車呼ぶからね、マスター」

外「ミギャァアアアアアアアアアアアア!!!」

あまりにも外が騒がしいので竹田は本スレで初めて怒った

文句を言いに再度、店の外に出る竹田

竹田「ええい!!ミギャミギャうるさいわ!!!」

カチカチ、ボッカーーーーーン!!!!!

竹田「腹がバクハツしたぁあああああああ!!!!」

人の腹が爆発する瞬間を見てしまった竹田は本当に身の危険を感じた

竹田は慌てて店内に戻り、マスターを抱えて、店の裏口から脱出した

竹田「ひひひ、人が・・・・死んだ!!!」

マスターを最寄の病院に運び、特段以上は無かったため、二人は病院を出た

竹田「マスター、どうしますか?警察に連絡しますか?」

マスター「そうですね、けど一旦店に戻ってみましょう、警察が来ているかもしれません」

竹田「そ、そうですね、そうしましょう」

店に戻り、そぉっと裏口から店内を覗く竹田

竹田「だ、誰もいません」

マスター「じゃあ、次は店の前を・・・」

人の腹が爆発する瞬間を見てしまった竹田は本当に身の危険を感じた

竹田は慌てて店内に戻り、マスターを抱えて、店の裏口から脱出した

竹田「ひひひ、人が・・・・死んだ!!!」

マスターを最寄の病院に運び、特段以上は無かったため、二人は病院を出た

竹田「マスター、どうしますか?警察に連絡しますか?」

マスター「そうですね、けど一旦店に戻ってみましょう、警察が来ているかもしれません」

竹田「そ、そうですね、そうしましょう」

店に戻り、そぉっと裏口から店内を覗く竹田

竹田「だ、誰もいません」

マスター「じゃあ、次は店の前を・・・」

竹田「店の前にも、誰もいませんよ!」

マスター「そうですか、ではやはり警察を呼びましょう」

外「おーい、道の真ん中で突っ立ってんじゃねぇよ!」

外「さっきから・・・邪魔な奴が多いな」

竹田「マスターちょっと待って!外から声がする!」

外「ぐぁあ!!」

外「いてぇ!!!」

外「さっさと失せろ」

マスター「な、何が起こってるんですか?」

竹田「さっきの中国人じゃない男が2人組の男をぶっ飛ばして・・・・その場に突っ立ってます」

マスター「なんですって!?完全に我々を狙ってるじゃないですか!!」

竹田「目から血を流しながら、下を向いてます・・・あの人、危ないですよ!!」

マスター「そんな・・・それじゃあ警察に通報したら逆に危険ですね」

竹田「そうかもしれません」

マスター「くぅ・・・とりあえずここにいるのは危険なので私は家に帰ります、竹田さんも」

竹田「そうですね、私も帰ります!」

マスター「ではお先に!」

竹田はもう一度、外の様子を見てみる事にした

烈「邪!!!」

何!!中国人もいるじゃないか!!さっきまで闘っていた相手をおぶって・・・走り出した!!

マズイ!!そっちはマスターが向かった方角じゃないか!!マスターが危険だ!!追わねば!!

竹田は中国人を追った

竹田「水の上を走っている・・・why」

学校に範馬刃牙が入学してから、自分の身の回りに変な人が現れ始めている事に竹田は

竹田「また範馬か」

という気持ちになった、範馬の事を考えると、色んな意味で胃が痛くなる

朝起きて、学校に行き、生徒と向かい合っての充実した生活、家に帰れば動物好きな妻と3匹の犬、そしてかけがえのない息子と娘

これ以上何が欲しいというのか?私はこれだけで充分じゃないか、範馬には関わらないでおこう、そうだ

私には守るものがある、範馬の偶像に踊らされるのも今日で終わりにしよう、そうだ、そうだ

あ、そうそう、以前、妻にスイーツを買って行こうとして買えなかったんだよな、今日は買って行ってやるか・・・

竹田はスイーツを求めて街へ繰り出し、バスに乗る

バスのアナウンスからは目的地の名が聞こえた

「次は~神心会前~神心会前~」

私は神心会という空手道場の前で降り、その横にあるスイーツ(笑)屋さんに入って行った

目的のスイーツを購入し、再び神心会の前に戻り、バスが来るのを待っていた

竹田「ここの館長は虎殺しで有名だが・・・ライオンを殴り殺した範馬(たぶん)と戦ったらどうなるんだろうか、いやいや、範馬の事は考えないでお(ry」

その瞬間、私の頭上で爆発音がした

慌てて頭上を見上げると、愚地の顔が私に向って落ちてくるではないか

竹田「ひぃいいいいいい!!!」

間一髪で避ける事に成功したが、落ちた破片が肩に当たり、私はその場でうずくまっていた

竹田「あいたた・・・」

するとそこに体つきのいい男が声をかけてきた

男「大丈夫ですかー!!」

竹田「ううっ、なんとか・・・大丈夫だと思います」

男「私は神心会の門下生の者です、中に医師の者がいますので、ささっ、中へ」

私は門下生に甘えて中に入った

竹田「何が起きたんですか?」

門下生「それがわからないんですよ」

その後、医師が他の人を手当てしていると告げられ、少し待っているよう、言われた

竹田「待っていろって言ったって・・・凄い怪我人の数じゃないか、私は病院に行こう」

そして神心会から出ようとしたら迷ってしまった、広いんだ、とにかく

すると、人の声が聞こえたので、道を聞こうと思い、私は声の元へ向かった

竹田「この扉の向こうか」

扉を少し開いて、中の様子を覗く

竹田「あ!あいつ!」

中には、先日、中国人に虐められていた男がいた

竹田「また虐められてるし・・・」

虐められている男は空手の人の攻撃を受けて失神してしまった

竹田「おお、急所を一気に攻撃した・・・あれは」

竹田はサバンナでライオンの急所を連打する範馬を思い出した、だが、竹田は頭をブンブン振って忘れようとした

空手の人は点滴を打ち始めた、あ、医者じゃん

中に入り、空手の人に道に迷った事を告げると

愚知克己「玄関はあっちだが、怪我してるんじゃないのか?見て行ってもらうといい、ドクター」

ドクター「はいはい」

なんという幸運、私は、失神している男の事を聞こうとしたが何も答えてくれなかった

私は帰ろうとすると、この事は口外しないように、と言われた

空手の人の火傷した顔と舌を巻いた声に私はビビり、首を5回縦に振った

竹田「今日もまた・・・変な目に遭ったな・・・」

数日後、私は学校で保健体育の授業をしていた、バキのクラスで(バキも登校)

竹田「いいか~?お前らちゃんと避妊しろよ~?できてからじゃ遅いぞ~」

生徒A「せんせ~、大人のテクニックみたいなの教えてくださいよ~」

一同「ゲラゲラゲラゲラ」

私はチラチラとバキの表情を気にしながら

竹田「セックスのテクニックか~そうだな~」

と言った瞬間、バキがこっちを見た、心なしか、興味あり気な顔だった

竹田「一番大事なのは気持ちだな、心だ」

生徒B「なんだよそれ~、つまんねぇよ、せんせ~」

私はバキの表情の変化から、彼は性の悩みでもあるのか、と考えた

竹田「性の悩みはなかなか人には言えない、だから些細な悩みでも、先生に相談しに来なさい、では授業おわり」

その日の放課後、私は部活動に行くため、準備をしていた

すると体育教官室の扉の前に、なんとバキが立っていた

バキ「先生、あの・・・」

私は驚きと警戒の籠った表情で

竹田「め、珍しいな、バキ、どうした?」

バキ「初めてセックスをすると・・・・何か変わったりするんすか?」

バキは相談に来たらしい、こんな事は当然、初めてだ

バキ「性欲を煩悩を堪えて見えてくる境地なんて、たかが知れてるんすかねぇ?」

私は緊張の余り、ただ、一言だけ返すのが精いっぱいだった

竹田「セックスは・・・気持ちいいぞ」

バキが帰った後、緊張から解放された私は、バキが童貞である事に気付いた

竹田「意外と純粋なんだな」

その翌日、休日だったが、私は陸上部の大会があったのだが、生徒達は皆、予選で敗退し、午前中に帰ってきた

自分の指導が悪かったのか、と頭を悩ませた

こんな時は体を動かすのが一番だ、ということでジョギングを敢行した

そして、適当に走っていると住宅街に入った

竹田「この辺りを走るのは初めてだな、ん?あれは・・・」

竹田の前方50メートルの位置に3人、一人は女性、一人は小柄な男性、一人は・・・・バキ!!!

咄嗟に電信柱の影に隠れた私は急いで呼吸を整えた

無意識のうちに尾行を開始していると3人は空き地に入って行った

もうこの先に隠れる場所が無いので、最後の電信柱の影で様子をうかがっていると

後ろから変な音がした

「フシュルル、フシュルルル」

なんの音だ?と思い振り返ると、そこには不精髭を生やした100キロはあろうかという外人の大男が立っていた

この男もバキを尾行しているように見える

バキに目線を移す、バキの顔はどこか、こう、スッキリした顔をしていた

竹田・柳(バキめ、女を知ったか・・・)

何かを話している様子だったが、横で「フシュルー」とか言ってる大男が突然ダッシュし出した

そして、バキを攻撃、小柄な男性もバキに攻撃をした

竹田「バ!バキ!!大変だ!警察を!!」

??「やめな・・・」

竹田「へ?」

振り向くと、そこにはいつかの白い壁が立っていた

竹田「あ!あんたは!!」

花山「・・・・・」

竹田は白い壁さんに「あんた」と言った事を後悔した、なんていうか、その・・・怖すぎたんだ

とりあえず逆らって警察に通報したら、握り潰される気がしたので何もしなかった

視線をバキに戻すと、二人の男はバキを前にひれ伏していた

バキ「立て!!!!!!!」

ここ最近、幾つかの化け物を見たが、バキもその中で充分通用する「あっち側の人間」なんだと認識した

小柄な男「痛いのはお好きかな?」

バキ「嫌いだよ」

竹田「好きな奴いるのか?」

花山「黙ってろ」

竹田「サーセン」

バキに鞭のようなパンチ?チョップ?が直撃

凄く痛そうだ、バキ、大丈夫なのかよぉ・・・

かと思ったらバキも鞭みたいなパンチをやり返した

バキ「鞭打だろ?知ってるぜ」

竹田「ああ、鞭で打つ、で鞭打ね、なるほど」

その後、バキは何か話し出したかと思ったら女性を抱えて逃げて行った

と同時に私の後ろにいた白い壁さんも荒地に入って行った

私も雰囲気で着いて行った

花山「やらねぇよ」

とか言って白い壁さんは帰って行った

小柄の人凄い泣いてる

私は黙ってポッケの中のハンカチを差し出した

左手がサツマイモみたいな色になって腫れている、何があったんだろう

私は家に帰って、風呂に入り、ここ最近の出来事、範馬について、頭の中で整理してみた

まず、バキと白い壁さんはお友達で

バキは何かと戦っていて、最近童貞を卒業した

次に虐められっ子、彼は中国人に叩きのめされ、次に神心会の人間に虐められていた

バキ、白い壁に対して、黒い壁と小柄おっさんとフシュルー

虐められっ子に対しては、極悪非道のチャイナ、神心会の最終兵器みたいな人

そしてあの人間離れした戦闘レベル、これは何か関連してるのではないだろうか?

最後に、当初からの疑問だった「範馬」という苗字

私のクラスメイトが絡んでなかったらいいが、いい年こいて喧嘩なんてクラスメイトとしてやめてもらいたい

私は風呂からあがり、家族と夕食を楽しみ、中間テストの製作に取り掛かった、来週中には仕上げなければならない

数日後、私はテストを仕上げるために夜を徹してテストを作っていた

時計を見ると12時を回っていた

私は小腹が空いたのでキッチンに行くと、特に食べたいものが無かった

竹田「コンビニ行くか・・」

というわけでコンビニに向かった

季節は秋、随分涼しくなった事に気付いた竹田は、深夜という事もあってかテンションが上がっていた

コンビニでビタミンC組と肉まん、あんまん、からあげクンのレッドを買った

季節の変わり目を感じると、ついついシュールな気分になってしまうな

そんな事を思った竹田は帰り道に公園に寄って、コンビニで買った物を公園で食べる事にした

公園の入り口を通過し、娘をよく遊ばせたジャングルジムを見ると、そこには信じられない光景があった

この前、はらっぱのど真ん中で大声出して泣いてたオッサンが鎌の付いた鎖を振り回している

それに向き合ってるオッサンはジャングルジムの前で棒立ち

え?何してんの?

私も棒立ち状態になっていると、肉まんの熱が私を我に返させた

何かの芸の練習でもしてるんだろう、二人とも年近そうだし

私はベンチに座って肉まんを頬張った

あの小柄のオッサンの持っている鎌の速度が少しずつ上がっていっている

竹田「おおっ、凄い大道芸だな」

食糧をぺろりと平らげた私はゴミ箱にゴミを捨てた

ベンチに戻り、ささっ大道芸の続きを見ようと思い、小柄なおっさんの様子を見てみると

小柄なおっさんの左手が無くなっているではないか

ジャングルジムの前で立っていたおっさんは日本刀を持って「その左手が悪い」的な事を言っている

悪いからって切り落としたらダメだろ

よく見たらサツマイモ色した方の手だ、あの手に何か問題があったのか

しかし、これは立派な傷害事件だ、警察を呼ぼう

だが家に携帯電話を置いてきた

この辺に公衆電話があっただろうか?その前に交番無かったかな?

規制にやられた・・・
今からラストスパートで書いて寝る
俺明日朝から仕事(24時間勤務)だけど携帯からの書き込みを敢行する
仕事が終わった頃には前スレ分をコンプリートしてるはずだから気長に待ってて欲しい
あと、お願いが一つ
「べ、別に竹田君が心配だったから保守したわけじゃないわ」
的な感じでたまに保守を、そしてジーフィーを(ry

竹田は公衆電話か交番を求めて公園を出た、しかし、見当たらない、現在地から交番までは距離がある

どうするか、そうだ、とりあえず腕を切り落とした方のおっさんの特徴とかを覚えて、警察に説明出来る態勢を整えよう

というわけで竹田は公園に戻った

入口に差し掛かると

長髪の大男が小柄なおっさんをフルスイングビンタしてた

痛そう、っていうか虐待だ

私は言葉を失っていると、その大男はこちらに向いて歩いてくる

暗くて表情はわからないが、その男の雰囲気といったらもはや人間のレベルでは無かった

しかし、この時、私は感じた、この雰囲気・・・知っている

8年間同じクラスだったあいつに・・・そっくりだ

これに、これに私は苦しめられていたんだ

竹田「は、範馬君か?」

しかし今の私は違う、私だって40年近くの人生経験を積んできた

ここ最近に至っては人生に一度あるかという経験を何度もした

これが2回目だな、話しかけるのは

範馬勇次郎「おう、また会ったな」

竹田「久し振りだね、覚えてるかな?僕の事」

勇次郎「貴様に一言だけ言っておく」

竹田「な、なにかな?」

勇次郎「刃牙に、女を喰らう事の骨頂を諭してくれた事、礼を言う、竹田」

本当に一言だけ言い放つと、範馬はその場で消えた

辺りを見渡しても、いない、どういう原理なんだ・・・

公園に目を移すと、倒れてるおっさん、手を切ったおっさん、そして倒れてるおっさんを見ているおじいちゃん

でかした、おじいちゃん、

竹田「おじいさん!この人、大丈夫ですか!?」

渋川「あのオーガの一撃をくらってしまっては、誰も助かるまいよ」

何を言ってるんだこのじいちゃんは

その後、渋川と名乗るじいちゃんは

渋川「こやつは死刑囚じゃ、殺しても問題ない」

竹田「いや、あるでしょう!」

渋川「大丈夫じゃ、ここは任せておけ、今警察が来るから」

竹田「警察が来るならいいですけど」

そして警察が来た、園田と名乗る警察は渋川さんに深々と頭を下げた

渋川「なぁに、やったのは本部さんとオーガじゃよ」

園田「オーガ!?範馬勇次郎ですか!?」

なに!?オーガ!?範馬はそんなあだ名付けられてるのか?

そもそも有名人過ぎる

しかし、クラスメイトが世間から鬼と呼ばれているのは・・・少々複雑だ

私は範馬について色々と聞いてみたが

渋川「オーガのクラスメイトか~色々苦労したじゃろう?ヒャッヒャッヒャ!」

園田「彼について一般人に語るのはちょっと・・・」

本部という男は、雰囲気が怖かったので話しかけなかった

結局何もわからなかった

竹田は家に帰り、冷えた体を温めるため、風呂に入った

竹田「オーガ・・・か」

小学校からのクラスメイトが目の前で人を殺めた・・・だが不思議と動揺は無かった

それよりも、自分の名前を覚えていてくれた事

それを初めて呼んでくれた事

それが嬉しかった

竹田「そういえば、凄く薄着だったな、範馬の奴・・・風邪引いてないないだろうか」

先程の出来事で竹田の頭の中で大体話の筋が通った

バキと勇次郎、白い壁に渋川、ダメなものはすぐ切り落とすおっさん

対して、黒い壁、サツマイモ号泣おっさん、フシュルー

空手家、中国人、虐められっ子はまだわからないが、この戦いに関与してると見て間違いないだろう

そしてバキと勇次郎が親子だという事が確定した、私の勘も捨てたものではない

しかし、なぜ戦うのだろう、親子揃って喧嘩とは、一体何を考えているのか

明日、バキと直接話をしてみよう

勇次郎についても色々と知りたいし、バキなら話してくれる気がした

翌日

竹田はバキを探した、しかしバキは学校を休んだらしい、あの野郎

次の日、再びバキを探した、しかしバキはまた休んだらしい、あの野郎

更に次の日、また休みやがった、これは家庭訪問しかないだろうJK

というわけで竹田はバキの担任から住所を聞いた

するとバキの担任が妙な事を言った



担任「バキの家は二つあるんすよ、で、一つは落書きだらけでわかりやすいんですけ
ど、一つは人の家に居候しているらしくて場所はわかりません」



なんで寝床が二つもあるんだ?一つがわからないなら仕方ない、その落書きだらけの
方に行こう



というわけで到着



なんだこの家は、ホントに落書きだらけじゃないか、これは介入の余地がありそう
だ、さぁ中へ入ろう



バキ宅の玄関に手をかけようとした、その時



女の声「病院よ!!!!!!」

なんてヒステリックな声だ
やはり家庭に問題があるんだな、うん

しかし揉めている中に入って行っても冷静に話が出来ないだろう、今日はやめておくか

部活を休んで来たので時間を持て余した

妻にスイーツでも買って帰るか

仕事逝ってくる・・・

スイーツを求めて竹田は例の神心会前のバス停を目指した

スイーツ屋さんで何を買うか迷っていると、店内に客が来た

その客は高そうなスーツにサングラス、顔は・・・

竹田「ぬおっ!!」

なんて酷い顔だ、傷だらけじゃないか

明らかに普通でないオッサンにビビった竹田はモンブランを買ってさっさと帰ろうとした

しかし

愚地独歩「モンブランですか、美味しそうですね」

竹田は超ビビりながら

竹田「え、ええっ、朝起きたらモンブランが食べたいなぁって思いまして」

何を言っているんだ私は

独歩「私も起きたら大変な事をひらめきましてね、如何なる時もひらめきってあるもんですねぇ、ハハハッ」

竹田「そ、そうですね、はっ、ははっ」

その時、店のドアが開き、ジャージ姿の男が入ってきた

男「オス!館長、渋川先生が参られました」

独歩「おおっ、そうか、今スイーツ(笑)を選ぶから待っててもらってくれ」

男「オス!失礼します!」
竹田「館長ってまさか・・・渋川って・・・」

独歩「ん?ええ、私、隣りの道場の館長やってましてね」

竹田「そ、そういえば建物の絵の方に・・・ああ、これは驚きました」

独歩「顔吹っ飛びましたけどね、クックック」

竹田「あの、初対面で失礼ですが、渋川先生というお方って、結構年配の道着を着ている方ですか?」

独歩「回りくどい言い方をされますね、かの有名な渋川先生ですよ」

竹田の頭の中で線が繋がった

あの爺さん、言われてみればテレビで見たことある

竹田「あああ、あの方でしたか!!あ、あの・・・一つ伺いますが・・・オーガって知ってますか?」

その瞬間、愚地氏の目つきが変わった

独歩「お宅・・・・ひょっとしてこっち側の人間かな?」

こえぇ・・・

竹田「ち、ちが!違います!!私、竹田と申しまして、高校の教師をしております」

独歩「学校の先生がその名を興味本位で口にするのはやめておいた方がいい」

竹田「す、すいません」

独歩「どこでその名を知ったか知りませんが・・・」
竹田「あ、あの!もしよろしければ、少しお話を!!」

独歩「さっき言ったでしょう?興味本位で・・・」

??「愚知クン、いいじゃないか、彼はオーガのお友達じゃ」

独歩「渋川先生・・・お友達?」

その後、竹田、愚地、渋川の3人は神心会本部の中で話をする事にした

愚地「で?話っていうのはなんですかね?」

竹田「先程も言いましたとおり私は範馬君の元クラスメイトでして、しかも、バキ君の高校の教師をしているんです」

愚地「ほほぅ、で?」

ここから、竹田がここ最近の出来事を全て愚地と渋川に話した

愚地「そうですか・・・しかし竹田さんは運がいいのやら悪いのやら」

渋川「そうじゃのう、よく生きとるのう」

竹田「範馬は、バキは、なぜ闘っているんでしょうか?」

愚地「そりゃ、あんた、格闘技やってりゃ一番目指すからに決まってるでしょう」



渋川「愚問じゃな」



竹田「だ、だったら!範馬もバキも、ボクシングとか空手とかやればいいじゃないで
すか、なんで喧嘩なんですか?」



愚地「クックック」



渋川「ボクシングに空手か・・・所詮アスリートじゃよ」



竹田「え?」

愚地「あのねぇ竹田さん、スポーツとはいえ、人が死んだらマズイでしょう?」
竹田「そりゃあ、そうです」

愚地「だからルールがある、だがルールに縛られた試合は所詮、試合、死合じゃない」

渋川「それだけの事じゃ」
何を言ってるんだ、このジジイとオッサンは

愚地「私も表向きはルール上のトップやってましたがね」

竹田「は、はい」

愚地「あなたの昔のクラスメイトにビール瓶で頭割られてから裏の人間になったんですよ」
竹田「っ!!!!」

渋川「ちなみに裏の世界のトップは間違いなく竹田さんの元クラスメイト、んで2番目の候補が竹田さんの教え子じゃ」

竹田「っ!!!!!!!!」

愚地「おっと渋川先生、いいんですか?バキに2位を譲っても」

渋川「あくまで大会の順位を言っただけじゃよ、今なら・・・」

愚地「私もいづれこの菩薩の拳でオーガを・・・」

竹田「ちょwwwww」

その後、範馬勇次郎が今まで何をしてきたか、バキが何をしてきたか

蛇が丸ごと入った酒瓶を7本空けるまで語ってくれた
愚地氏曰く、範馬に片目取られた後に心臓止められたと言ったので謝っておいた

渋川氏曰く、範馬にはロシア人女性との間にも子供がいて

その子にアキレス腱をむしり取られたと言ったので、再び謝った

一番驚いたのは、勇次郎がバキの母親を殺したという話だ

DVっていうレベルじゃない

ホントかウソかもわからないような話だったが、竹田は信じてみる事にした

しかし、二人の最後の言葉はこうだった

愚地「バキの事はほっといた方がいい」

渋川「オーガに関しては警察とかじゃ話にならんから近かんのが一番じゃ」

その後、愚地氏のご厚意で神心会から家まで車を出してくれた

車の中で竹田は、範馬親子には近づかない事を決めた
死刑囚チームと地下闘技場チームの戦いもそろそろ終結するという話は聞いたが
極力外に出ない事も決めた
そして帰宅

竹田は妻にスイーツの入った箱を渡すと、子供達と共にとても嬉しそうな顔をした

そうだ、私はこの笑顔を見るために生きているんだ、私には守べき家族があるんだ

妻が私の手元にビールとジャッキーカルパスを差し出してくれた

神心会で飲まされた酒が気色悪かったので助かる

私の隣で小学生の息子がスイーツを食べながら

息子「パパ、僕ね、空手を習いたい」

竹田「ダメだ、野球とかサッカーにしなさい」

その日から竹田は仕事の時間以外は家で過ごした

そんなある日、妻が

妻「毎週週末になると家に籠ってばかり、たまには家族でどこか行きましょうよ」

竹田「そうだな・・・」

という事で我々家族は登山キャンプに出掛ける事にした

家族の事を考えると、行先はなるべく遠い方がいい

場所は飛騨山中に決めた

竹田ファミリー御一行は飛騨の中腹まで車で行き

山頂から一番近い清流谷でキャンプを張る予定だった
私は重い荷物を担ぎ山を登った

脚力だけは自信がある、家族は頼れる一家の主に歓声を送った

範馬、今からでも遅くない、こういう家庭を持つんだ、バキもそれを望んでいるのではないのか?

そんな事を考えているうちに目的地である清流谷に到着した

妻「わぁ、とても綺麗」

竹田「そうだな、やはり自然は最高だ」

息子「パパー!魚がいるよー!」

竹田「どれどれ、あとで魚釣りをしよう」

娘「ぱぱー、やっほーっていったら、お返事くるかな?」

竹田「どうだろうねぇ、やってみなさい」

娘「やっほーーーーーーー!!!!」

やっほー!やっほー、やっほ・・・・ホキョォォォあああああ!!!!

竹田「へ、変な鳴き声が聞こえたね、なんだろね」

妻「猿みたいな声だったわね」

娘「わーい、おさるさん♪」

竹田はテントを張り、BBQの準備を済ませ、それから子供達と遊んだ

キャンプに関して私にぬかりは無い

息子と釣りをしていると妻が慌てた声で言った、娘がいなくなったらしい

ぬかった・・・

というわけで急いで探しに行った

妻曰く、飛んでいるチョウチョを追っ掛けていたのを最後に確認したらしい

なんてピュアな娘なんだ

竹田は、妻に対して息子を見ているよう指示した

山中にかけ込み、娘を探す
いない、どこだ、どこにいる、私の大事な娘よ

探し続ける事1時間

気付けば山頂に近付いていた

竹田「これは!まさか…」

そして、自身が遭難している事に気付いた

辺りが暗くなってきた、本当にマズイ

しかも雨が降ってきた、山の天候は恐ろしい

妻と息子は今頃テントの中で心配しているだろう、早く戻らねば

だが、雨は思ったよりも冷たく、竹田は雨宿りを優先した

おや?あんな所にベターな洞窟が、行くしかないだろJK

洞窟の中に入った竹田は声を上げた

竹田「ひぃいいいいい!!!!!!!」

何かの骨が洞窟の両脇に並んでいる、人間の仕業か?
とても怖いので洞窟の入り口で雨がやむのを待った

すると後方から変な声がするではないか

「ほきょー、ほきょー」

な、なんの声だ?

とても怖かったが洞窟の中をライトで照らしてみた

すると洞窟の中に毛むくじゃらの大男が1、2、3、4人もいるではないか!!
これは発見!新人類の発見だ!!

しかし、ライトを当てた瞬間4人の大男がこちらに向かって猛ダッシュ、言葉が通じる事を祈る

竹田「怪しい者ではありません!!」

あっという間に囲まれた

これは人じゃない、猿だ

4匹とも2メートルを軽く超えている、いつかの壁さん達など比ではない

しかし、この状況はマズイ、かなり見られている、匂いを嗅いでいる

その時、突然、一匹の猿が吠えた

猿A「ホキョーーーーーーー!!!!」

かなりうるさい、私は死を覚悟した

1匹目に続いて、4匹の猿が吠えた

吠えたかと思ったら私に満面の笑みを向け、洞窟の奥に連れてかれた

奥に行くと、猿は木の実とかをたくさん差し出してきた、歓迎されているのか?
小腹がすいていたので猿のご厚意に甘えて木の実を食べた、なかなかいける

食べた後に外の様子を確認すると、雨が止んでいた

竹田は猿達に頭を下げて帰る事にした

猿達は満面の笑み、なんていい奴

洞窟を出て、森に入ると目の前にツキノワグマがいた
ああ、これは本当に終わった

そう思った瞬間横からさっきの猿が熊にフルスイングパンチを見舞った

熊の顎はグラングランに外れ、眼球が片っぽ飛び出している、竹田は、なんというか、その・・・漏らしてしまった

猿は気を付けろと言わんばかりに竹田の両肩をバンバン叩いた

竹田「サーセン」

しかし、先程の出来事に驚いた竹田はその場の倒れこんでしまった

目覚めた時には完全な夜だった

猿達が洞窟の中に運んでくれたらしい、どこかで人から教育を受けていたのか?

洞窟の入り口に行くと、とても綺麗な星空があった

家族達もこれを見ているだろうか?心配だ

今度こそ家族の元へ戻ろうと、猿達に再び別れの一礼をした

しかし猿達は行かせてくれなかった、夜は危険と言いたかったのだろうか?お宅らの方が危険だと思うが

そんな危険な猿に逆らう事も出来ないので今夜はここに泊まる事に決めた

猿は枯れ葉が敷き詰められた場所を指さした、ここで寝ろという意味か

お言葉に甘えて枯れ葉の中にダイブした、温かい、これは寝れる

猿達は皆洞窟の外へ出て行った、何かするのか?気を遣ってるのか?

とりあえず猿のいない洞窟は不安だったので猿を探しに行く事にした

しかし猿は洞窟のすぐ傍にいた

竹田「え、ええぇ!!!」

なんと猿達は外で殴り合いをしていた

正確に言うと、2匹が闘っている様子を他の2匹が見ていた

それはまるで訓練かのように

それにしてもハイレベルな戦いだ、回し蹴りとか普通に使ってるし

おや?戦っている2匹の動きが止まった、耳を触って・・・何をしているんだ?

と思ったら再び戦い始めた、さっきより動きは早くて力強い、魔法でも使ったのか?

しかしまぁ、洞窟の傍にいるならと、竹田は先に寝る事にした

翌朝、竹田は深々と4匹の猿に頭を下げた

猿達は少し寂しそうだった、言葉は通じているのかわからないが

竹田「本当にありがとう、また来ます、必ず来ます」
そう言って山を降り始めた
進み出す前に猿が、とある方向を指さした、きっとあそこに家族がいるのだろう

竹田はその方向に歩を進めた

歩く事30分、竹田は驚いた、こんな山奥に小屋がある

小屋に近づくと人の声が聞こえた

??「ご無沙汰してます安藤さん」

人までいるのかと驚いた竹田は、声のする小屋の表側に向かった

そこで竹田は自分の目を疑った、バキがいる

しかも、その目の前には先程の猿くらいのサイズの大男

完全に混乱した竹田はその場で固まってしまった

竹田は考えた

まず、なぜここにバキがいる、学校をサボってるから時間はあるよな、くそぅ、満点やらなきゃ良かった

その前に今日は休みか、そうか、けど、なぜこうもピンポイントに飛騨なんだ?
追っかけてきたのか?そもそも何故こうも私は猛者と巡り合うのか、猿すら強かった、どうなってんだ

結局、竹田はバキがここにいる理由がわからないまま、その場にしゃがみ込んでいた

勇気を出して小屋の窓から中を覗いてみた、バキが上半身裸になっている

バキの体は体力測定の時とは比べ物にならないくらい痩せ細っていた

ここで竹田は思い出した、先日、バキの家にゲリラ家庭訪問を敢行した時に聞こえた声

「病院よ!!!!!!!」
これだ!バキは病気にかかったのだ!!そして治療出来る人が安藤さんって人で、山奥なら空気もいいし、静養だな、なるほどなるほど

しかし、小屋に入って「やぁ範馬」なんてのは無理だ
私はもう範馬には近づかないと決めたのだ、それにあの医者、怖い顔してるし

竹田は家族の元へ戻る事にした

2時間後

娘「あ!パパ!パパァーーー!!!」

娘は無事、妻と息子の元に戻っていた

妻「もう・・・昼が過ぎても戻ってこなかったら警察に連絡するところだったのよ、ぐすん」

竹田「すまなかった、けど、もう安心だ、さぁ、ご飯にしよう」

こうして竹田ファミリーはキャンプを楽しんだ

しかし、竹田は家族の安否がわかった途端、バキが心配になった

当初、2泊3日の予定だったキャンプも、3泊4日になっていた

竹田は日に日にバキを心配するようになり、事あるごとにバキのいる小屋の方を見た

そして、ついに下山の時を迎えた

妻「さぁあなた、行きましょう」

竹田「・・・・・」

妻「あなた?」

竹田「すまん、1時間だけ、1時間だけ待っててくれないか?」

妻「どうしたの?」

竹田「実は、ここから少し登った所に小屋があって、そこに私の教え子がいるんだ」

妻「なんですって?」

竹田「その教え子、何かの病気にかかってしまったらしくて・・・一目会いた
い・・・ダメか?」

妻「行ってあげなさい、教え子なんでしょ?さぁ」

竹田「ありがとう、行ってくる」

竹田は急いで山を登り始めた、待ってろよ!バキ!

もう少しでバキのいる小屋に着くという時に遠くからヘリコプターの音がした

こっちに向かっているのか?まぁそんな事はどうでもいい、バキよ、今行くぞ

勢い良く進み過ぎたのか、竹田のヒザが笑っていた、疲れが出たか・・・くそぅ
すると先程から聞こえていたヘリコプターの音が随分近づいていた

音のする方を見ると、もうすぐそこに来ていた

竹田「小屋を目指してるのか?」

ヘリコプターは竹田のいる位置より少し上の方に着陸した

竹田「中華人民共和国!?」

ヘリには中国の国旗がペイントされていた

竹田もヘリのあるポイントに着くと、またもや目を疑った

バキが倒れている、傍には安藤さんと数人の軍人っぽい人と若い女性・・・ん?バキの彼女じゃないか

どうなっているんだ?

呆然と立ち尽くしていると私の頭に何か硬い物が突き付けられている事に気付いた、鉄砲だ、ええっと白旗は・・・

竹田に銃を突き付けている軍人は何やら中国語らしき言葉を叫んでいる

これは漫画なので、日本語が通じる設定で

軍人「ここで何をしている!!」

竹田「ふぇ?」

軍人「これは中華人民共和国の極秘任務だ!!関係者以外が知る事は許されん!!」

竹田「いや!これはぐうぜ・・・!!」

軍人「貴様を本国にて尋問にかける!!ヘリに乗れ!!さぁ早く!!」

竹田「いや!私はおしえぐぉ!!!」

軍人「モタモタするなアル!!!」

この辺はまだ最初の同じスレタイのスレで投下した分だよね
あれからいくつかスレが立ってたけど結局来てなかったの?

>>254
初めて聞きました
朝まで仕事がんばりつつ、ちょくちょく進めるよ

竹田はヘリに乗せられ、南京錠をビシバシ付けられた、あまりの南京錠の多さに誰もが鉄の山だと思いこんだ

軍人「烈殿!現場を見ていた怪しい人物を拘束しました!!これは極秘任務のため!本国に連れ・・・」

烈海王「私は一向に構わん!!」

軍人「ははぁ!!」

梢「バキ君・・・」

安藤さん「じゃあ後は頼んだぜ」

烈「必ずひっくり返してみせる」

安藤さん「ドア閉めるぜ」
烈「一向に構わん!!」

バタム!!

>>266
前スレは3日落ちだったかな?
その後に勇次郎スレたって、猛者どもが竹田待ちのスレとしてつかってたんだよ

竹田は南京錠に包まれながら考えた

今考えられる最悪のパターンは、このヘリが中国に行ってしまう事

そして、いつかの中国人みたいな奴に乱暴されながら尋問される事

けどまぁバキが助けてくれるだろ・・・しまった、こいつ病気だった・・・

もがいてるうちに、南京錠の隙間が出来たので、ヘリの中を見まわしてみた

そしてまず目に入ったのが、いつかの中国人

竹田「保守より死守してくれないか?」

>>268
竹田が泣いております

4時間程飛んだだろうか、ヘリは高度を下げ、止まった

烈「さぁ、彼を寝室へ、彼女も、さぁ」

梢「はい」

軍人「烈殿!!この不審者はどうされましょう!?」
竹田の南京錠は解かれ、烈との再会を果たした

烈「この男・・・どこかで」

竹田「どうも、お久しぶりです、あの、帰りたいんですけど」

烈「私は知らん、帰りたくば、軍人の質問に偽りなく答えよ」

竹田「そ、そんな」

軍人「へへっ、ではこちらで処理します!!」

竹田「へへっってなんだ!!処理ってなんだ!!ここはどこだ!!!」

軍人「さぁ、さっさと歩け!!」

竹田は考えた、この危機を乗り越える方法を・・・・・そうだ!!!

竹田「オーガ!!ハンマ!!オーガ!!ユージロー!!ドッポドッポドッポ!!」

烈の足が止まった

烈「やはりその男、私が預かろう」

竹田「やった、危なかった・・・」

烈「貴様との話は後だ、しばらく監禁状態でいてもらう、おとなしくしていろ」
竹田「はい!招致致しました!!」

こうして、竹田は烈の道場内に幽閉される事となった

監禁1日目、独房が岩で出来てて、なんて効率の悪い事をするんだチャイナは

などと考えていると、中国軍人がやってきた

軍人A「ジャップを尋問出来るいい機会だったのにな」

軍人B「ああ、まったくだ」

こえぇ・・・

監禁二日目、何も起こらず
監禁三日目、看守が知恵の輪をくれた、100回解いた

監禁四日目、壁の隙間から外が少し見えた、ずっと見てたけどぞっと同じ光景だった

監禁五日目、いつまで経っても烈が来ないので大声を出してみた、知恵の輪没収された

監禁六日目、無断欠勤してる事に気付いた、慌てて大声出したら、本当に怒られた

監禁七日目、ようやく、烈が来た、一言目が「ここのメシはどうだ?」だったのでファビョってしまった

烈「そうか、君はオーガの同期生だったか、そしてバキの師、凄い縁だな」

竹田(ファビョ中)「感心してんじゃねーよ!!こっちゃ今日仕事だったんだよ!!さっさと帰らせろ!!クラァ!!」

烈「そう慌てるな、帰してやるから、それよりも、今までの非礼、詫びさせてくれ」

竹田「そんなんどうでもいーから!!明日も仕事なんだよ!!あのヘリでさっさと送りやがれ!!」

烈「申し訳ない、あれは軍に委託したもので、再び頼むとなると数日かかってしまうのだ」

竹田「だったらANAかJALで帰らせろや!!」

烈「電話で事情を説明すれば、いいのではないか?」
竹田「それを早く言えよバカタレ!!さっさと電話持ってこい!!ハアハア」

竹田「もしもし、竹田です、はい、え?事情は聞いてる?どういう事ですか?事が事だから仕方無いから?ゆっくりしてこい?」

ガチャッ

烈「どうでしたか?」

竹田「いやぁ、なんか大丈夫みたいでした」

烈「中国大使館の方から連絡を入れてもらったので、問題無いハズです」

竹田「いやぁ、申し訳ありません、お手数をおかけしまして」

烈「いえいえ、我々が拉致したようなものですから、こちらこそ申し訳ない」

竹田「私の方が年上なのに、罵ってしまい、すみませんでした」

烈「問題無いですよ、それより、帰国についてですが、前回のヘリを再び借りた方が国際線より日程が早くなるのですが、それでも5日後になります」

竹田「え?ここってそんなに田舎なんですか?」

烈「はい、申し訳ありませんが・・・」

竹田「わかりました、大丈夫です」

烈「その間に、100年に1度行われる大擂台賽がここで開かれます、よろしければどうぞ」

と、いうわけで、竹田は100年に1度しか行われないというありがたい大会を見学する事となった

烈君にバキの容態を聞いたところ、この大会がポイントになるという、よくわからん

ちなみにこの大会の参加者は真の強者揃いらしく、その大会を見る事すら凄い事なんだとか

竹田は自分の見てきた強者達より強い奴が中国にいるわけないだろ、と思っていた

竹田はバキに会わせてくれるよう烈に頼んだ

烈「彼は今、大会に向けて特訓中であります、大会が済むまで待っていただけませんか?」

竹田「けどバキは病気なんじゃ・・・」

烈「彼は今・・・闘っているんです、病と」

竹田「じゃあ寝てるんでしょ?会わせてくださいよ」
烈「寝ていません、特訓してます」

竹田「よくわかりませんね、病気なんでしょ?」

??「騒がしいな」

竹田は声の主を見た、それと同時に泣いた

オリバ「ドリアンを連れて来たぜ」

烈「ドリアン!?まさか、こいつを!!」

オリバ「大会に出すんだよ、彼も一応海王だからね」

何を言ってるのかわからん、なんだ、こいつの体のサイズは、腕回りなど女性のウエストの比ではない

後ろの方にもう一人男がいる、あの男も大男だが、なんだか様子が変だ、飴玉を持ってニヤニヤしている、気色悪い

烈「オリバ、戦えるのか?あの男は」

オリバ「まぁ、それについては少し話をしよう」

烈「では、あの部屋で・・・竹田さん、申し訳ありませんが、そこの男を見ていてもらって宜しいですか?」

竹田「え!え!大丈夫なんですか!?この人!」

オリバ「問題無い、何かあったら私がハントするよ」

竹田「何かあったらって!!ちょ!」

行ってしまった

ヒゲを生やした大男はモジモジしながらこっちを見ている、こっちみんな

ドリアン「おじさんはキャンディー好き?」

竹田「へ?キャンディーですか?嫌いではないですよ」

ドリアン「あのね、あのね、ビスケットおじさんがね、こーんないっぱいのキャンディーをくれたんだよ」

竹田「そ、そうですか・・・」

知的障害者か、しかし凄い立派な体つきをしている、とても障害者とは思えない
色々大変だっただろうに、よくぞここまで鍛え上げたものだ

ドリアン「おじさんも大会に出るの?」

竹田「おじさんは出ないよ、ドリアン君は出るのかな?」

ドリアン「うん!試合に勝ったらね、キャンディー貰えるの!」

竹田「そうかそうか、じゃあ頑張らないとね、どれ、おじさんが見てあげよう」

竹田は両手をドリアンに向け、パンチを打つよう指示した

ドリアン「破っ!!!!!!!!!!!」

竹田「ぎゃぁあああああああああ!!!!!!!!!!」

なんてパンチだ!指が全部ジグザグに折れている!!

痛い痛い痛い!!

ドリアン「あれ?おじさん、痛かった?ごめんね」

くっそぉ・・・この池沼がぁ・・・

すると向こうからオリバと烈が現れ、オリバがドリアンを羽交い絞めにして、烈がドリアンのみぞおちに手刀を一撃、ドリアンは失神した
なんという連携、なんという強さ、私の左手粉々、笑えない

オリバ「何があったんだい?」



竹田「いたたっ・・・ドリアン君が、大会で勝ったらキャンディー貰えるktkrって言
うから、ちょっとパンチを打ってみなさいって・・・・」



烈「竹田さん、このドリアンという男は中国拳法の使い手でして、その強さは中国内
でも5本の指に入るでしょう」



竹田「それを早く言ってくださいよ!」



オリバ「どれどれ?手を見してみな・・・あらら、手のひらがサツマイモみたいな色になってやがる」

竹田「さ!サツマイモ!!!」

頭をよぎる柳の切り落とされた手

竹田「え!これってまずくないですか?」

オリバ「そりゃあ、まずいだろ、骨が粉々だ」

竹田「いやだーーーー!!!!」

その後、竹田は医務室で手当てを受けながら考えた

あんなパンチを打つ男を、烈は倒した、烈はバキに敗れたという

そして、そのバキを勇次郎は赤子をひねるように倒すらしい

自分の左手を見た、私はとんでもない男のクラスメイトをやっていたようだ

範馬勇次郎、今思えば、思い当たる節はあった

小学2年の時、25メートルプールを難なく潜水で泳ぎ切ったり

小学5年の時、鉄棒で大車輪をして驚いたら、更にモリスエとかやってのけたり
中学でもそうだ、付近の学校の不良達が範馬に対して敬語だった、範馬はまだ1年だぞ、と当時思った

竹田は中国の秋風に吹かれながら、道場の近くの田んぼ道を歩いていた

田んぼ道を歩きながら、ずっと範馬の事を考えていると、道の端から獣の声がした

竹田「嫌な音が聞こえたな・・・」

少し怖くなったので、竹田は引き返す事にした、振りかえると目の前にはトラがいた、これだから中国は困る

竹田「だ!誰か―!!」

しかし誰もいない、最近色々ヤバい目に遭ってきたが、これで本当にスレが終わりそうだ

さっきまで月明かりのおかげで周りが見えていたが、雲のせいで真っ暗になった

それでもトラが威嚇している姿がかすかに見える

しかしトラの姿が見えなくなった・・・マズイ

雲が通り過ぎ、再び月明かりが竹田を照らした、それでもトラの姿は見えなかった

トラの威嚇する声は聞こえるのに、それもそのはず、竹田とトラの間を遮る黒い物体があった

竹田「は・・・範馬!!」
勇次郎「おう、また会ったな」

竹田「範馬、なぜここに!?」

範馬「貴様こそなぜここにいる?」

竹田「話すと長くなる、君はなぜ・・・」

範馬「渇きを満たすためだ」

竹田「???」

範馬「このトラ、貴様を喰う気だぜ?どうする?」

竹田「そ、そうだ!範馬!逃げよう!」

範馬「クックック・・・俺様が・・・逃げる・・だと?」

この男が地上最強と呼ばれている事を思い出した、私にとってはただの少し変わったクラスメイトなのだ

竹田「ちょっと気絶させるとか・・・出来ないのか?殺すのは、可哀相だ」

範馬「そうか、どれ・・・」

そう言うと範馬はトラと対峙した、その瞬間、トラは一目散に逃げ出した

竹田「な、何をしたんだ!?」

範馬「凡人にはわからん、早く宿元へ帰れ」

竹田「範馬!・・・その・・・・少し・・・話さない・・・か?」

範馬「無駄な時間だ」

範馬は踵を返して、歩を進めた

竹田は範馬の腕を掴んだ、や、柔らかい

範馬が止まった、そして、何かとても嫌な感じがした

それは次第に強さを増し、ついには範馬の腕を離し、1歩、2歩、後退した

範馬「これが、先程のトラにした事だ」

そう言うと範馬は消えた、どういう原理なんだ・・・

道場に戻ると門下生の人が食事を勧めてきたので食事を摂る事にした

食事を摂る部屋に入ると凄い光景を目にした

オリバ「北京ダックうめぇ」

オリバが大量の北京ダックの皿を前にニヤニヤしている

烈「まだまだありますんで」

オリバ「うん」

竹田「凄い量ですね」

烈「竹田さんもどうぞ」

益々あっち側の人間に驚きながら、北京ダックの”皮だけ”を食べた

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キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

烈「竹田さん、中国の夜はいかがでしたかね?」

竹田「あ、そういえば範馬勇次郎に会いましたよ」

烈「ぶふぅぅううう!!!し!失礼、オーガがいたのですか!?」

竹田「は、はい」

オリバ「何かが起きるぜ、大擂台」

烈「お、オーガめ・・・」

そして大擂台の日、竹田は観客席にいた

しかし周りは中国人ばかり、かなりだるい

特設のアナウンサーとかもいるし、無駄にテンション高いし

「100年経ったらまたおいで♪」ブラックジョークも大概にしてもらいたい

選手入場となり、バキの姿が見えた

竹田「バキ・・・大丈夫なのか?相変わらず痩せ細っている・・・」

そして勇次郎までいる

竹田「おお、保護者としてバキを見に来たのか、渇きを満たすとか言ってたが」

すると第一試合は勇次郎が出てきた

竹田「え?出るの?」

相手の選手、凄く強そうだ、負けるんじゃないぞ勇次郎

しかし周りの中国人の様子だと、この対戦相手は相当強いみたいだ、勇次郎を憐れむ様子すら伺える

畜生、私のクラスメイトがきっと勝つんだ

そして試合は始まった

すると範馬が相手の顔に触れた状態で動かない、どうしたの?

その後、範馬の手が相手の顔から離れたかと思ったら

竹田「ぎゃあああああああ!!!!顔がないぃぃいいいいい!!!!!!」

古いんだから交換しろとか意味のわからん事を範馬は言い残して

去って行ったと思ったら烈が出てきて何やら吠えている

周りの中国人うるさいよ

すると顔の皮を剥がれた男が立ち上がって攻撃を仕掛けた

範馬は容赦ないハイキックで一蹴、学校サボって何してたの?

次に出てきたのはボクサーと大男

あのボクサーどこかで見た事ある、あれ?どっかのチャンピオンではないのか?

試合が始まり、大男がチャンピオンに襲いかかった

しかしチャンピオンは大男の金玉にクロスカウンター

竹田「そこはらめええええええ!!!!保健体育的に!!!」

血の気が引く竹田、あれは痛いってレベルじゃない

その後大男は立ち上がるがチャンピオンの顎先ストレートで大男終了

次に出てきたのは・・・バキだった

竹田「うぉおお!!バキー!!先生は見てるぞぉおお!!!」

選手の入り口からヒステリックな声が聞こえた

梢「ちょうしこいてんじゃねぇよ!!!!!!!」

会場が静まった、あ、あの子うちの生徒だ

その後、何やらわめいてる竹田の生徒をバキが抱きしめた

竹田「バキの奴、またもや公衆の面前で、けしからん事を・・・」

そして戦いは始まった、バキの相手の両手がサツマイモの色をしていた

慌てて自分の左手を見る、ギブスでガチガチだ

しえん

そしてバキの激しい戦闘を見て、竹田は感動した、バキの攻撃には美しさすら感じられた

竹田「絶対卒業させよう・・・」

しかし戦況はバキ劣性、体調不良が原因か?

心配になった竹田は烈のいる所に行こうとした、ああもう、中国人いすぎだよ

フラフラと烈の元を目指すと会場で歓声が沸いた

視線を闘技場に移すとバキがダウンしていた

竹田「バキー!!!」

勇次郎「騒ぐな、竹田」

横を見ると勇次郎がいた

竹田「あ、範馬・・・バキは!バキは大丈夫なのか!?」

勇次郎「裏返る・・・・」

何を言っているの?

範馬「あんのやろう・・・・・い~~~~~女モノにしやがった」

範馬のいやらしい笑みを見てて怖くなったので烈の所へ向かった

チラっとバキの様子を見てみると

竹田「血ぃいいいいいいい!!!!!!」

これはバキピンチ、烈のもとへ、急がねば

竹田「ハアハア・・・れ、烈君」

烈「裏返ったぁぁあああああ!!!!!」

もう、なんなの?この人達

その後、試合に夢中な烈君は私が空気かのように無視し続けた

バキは鮮やかな逆転勝利を飾った、さぁゆっくり休んで早く病気治せよ

試合が終わってバキがこっちに来る

すると係員の人に「あなた関係者じゃないですね?」とか言われ観客席に連れてかれた、私は彼の先生だぞ

次の試合は知らない人同士の試合だった、そのうちの一人の年齢がなんと146歳、学校でこの話をしたら苛められそうだ

146歳の超老人の試合が始まると、老人は相手をデコピン一発で倒した、なんだ八百長か

次の試合、先日私の左手を砕いてくれたドリアン君が出てきた

そしてドリアン君は相手に完膚なきまで叩きのめされた

竹田「どりあんくーん!!!ああ!!なんて酷い事を!!」

するとドリアン君を殴りまくった悪魔が、まだ殴り足りない的な事を言い出した、よし、勇次郎を呼んでくる

おまえ馬鹿かッ!!!




前スレで親切にも中村って教えてやっただろ?




最初からやり直すくらいなら、中村に直せカス

>>416
うん、それ無理

>>416
うぜぇwww
俺らのなかではすでに竹田になっているのだよ

するとドリアンの横にいたオリバが戦うという流れになったらしい

オリバの筋肉は本物なのか?もし本物なら誰も勝てないのではないか?

そんな疑問が興味に変わり、オリバの戦いを楽しみにしたが、選手の通路に座り込むドリアン君を見つけてしまった

怖い人に殴り続けられ、お目当てのキャンディも貰えないのだろう

というわけで慰めに行った

竹田「ドリアン君!怪我は無いかね!!」

ドリアン「キャンディ美味しいなぁ♪」

竹田「痛かっただろう・・・可哀相に・・・よぅし、私が山ほどキャンディを買ってあげよう!」

ドリアン「ホントー!?ホントに!?いーの!?」

竹田「ああ、もちろんだ・・・ぶわっ」

ドリアン「おじさん、泣いてるの?」

竹田「いや・・・すまん・・・」

竹田はキャンディを求めて会場中を走りまわった、どこかに売店とかあるだろ

しかし見当たらない、中国人に物欲は存在しないのか

すると、廊下でばったり勇次郎と出会った

勇次郎「また竹田か」

竹田「おおっ、範馬か、バキは大丈夫か?さっきの試合で凄い出血していたが」

勇次郎「クックック、元気だぜ、今さっき俺に喧嘩売ってきたくらいだからな」

竹田「親に甘えてるんだよ、高校生にはよくある事だ・・・学校じゃいい子だよ、安心してくれ」

気付けば範馬の姿は無かった、お得意のワープを使ったらしい

竹田はそのまま走り続けた、するとバキがいた

竹田「範馬!範馬!!」

バキ「・・・先生・・・すか?」

竹田「そうだ!いや~、やっと会えたなぁ」

バキ「こ、こで何してるんすか?」

竹田は今までの経緯を今北産業で伝えた

バキ「そうですか・・・学校じゃ隠してたんすけどね」

竹田「それより、さっき勇次郎と喧嘩したってホントか?」

バキ「ええ、あっさりあしらわれましたけど」

竹田「お前も結婚して、子供が出来ればわかるよ、勇次郎だってお前が可愛いんだ」

バキは複雑そうな顔をした、やはりまだ大人になり切れてないんだな、うん、わかるぞ

竹田「体の方は大丈夫か?」

バキ「はい、完治しました」

竹田「そうか、いつ日本に帰るんだ?」

バキ「多分、この大会が終わったら帰りますけど」

竹田「そうか、じゃあ学校で元気な姿を見せてくれ」

バキ「はぁ・・・」

しえん

こうしてバキと別れ、再び売店を探した、どうやら本当に無いらしい

それでもやっきになって売店を探す、すると曲がり角で誰かとぶつかってしまった

竹田「す!すいません!」

ぶつかった男は気を付けろとだけ言い、去って行った

ん?今の男、両手がサツマイモ色・・・あれ?なんだか、体が・・・痺れ・・・る

目の前が真っ暗になった

キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

目覚めると、そこは病院だった、あれ?妻がいる、私は確か売店を探していたハズだ

妻「あなた!あなた!!」

竹田「ううっ・・・ここは?」

妻「病院です、ここは日本よ」

確か・・・ドリアン君のために売店を探してて・・・サイツマイモ野郎にぶつかって・・・

竹田「なぜぶつかっただけで気を失ったんだ?」

妻「あなた、何か毒物が体に入ったらしくて、それで10日間も寝てたんですよ?」

竹田「と、10日も!?」

毒物・・・身に覚えがない・・・

妻「けど、あなたに付いてくれてた中国人の人が、裏返ったから大丈夫ですって言ってたわよ」

竹田「裏返った?わけがわからん、けど、まぁ大丈夫ならいいか」

妻「ねぇ、あの後、何があったの!?私達は何も知らないのよ?」

その後、妻に知っている範囲の事を話した、しかし「ふざけてるの?」と言われた、本当なのに



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前スレ分まではあと1レス分達していないッ!

>>511
あれは残像だ

竹田は飛騨山中に行ってから数週間ぶりに出勤した、周りの教師の視線が痛い

生徒達の質問にも答える事が出来ない、烈君に何も言わないようにと釘を刺されていたからだ

バキとの接触も、教師と生徒としての関係以外はダメだと言われた

竹田「よーし、授業始めるぞ~」

中国でえらい目に遭ってからというものの、体が凄く軽い、痩せたというわけではないのだが、何か軽い

それはまるで、学生時代に若返ったような・・・

生徒と共に部活動に汗を流し

私は生徒と引けを取らない動きを見せていた、why

あれから、家ではなるべく家族サービスを心掛けた

息子がどうしても空手をやりたいと言うので、仕方なく首を縦に振った

息子「神心会っていう・・・」

竹田「そこはダメだ、近所の空手教室にしなさい」

バキは学校に姿を現していない

竹田は学校の不良グループの溜まり場に向かった

ここで、竹田は本スレで初の戦闘を始める、期待してほしい

屋上手前の踊り場に彼らはいた

不良生徒「ん?竹田じゃん」

竹田「先生だろ」

不良生徒「何の用だよ?」

竹田「バキは何をしている?」

不良生徒「ッッッ!!!」

竹田「知っているだろう?先生知ってるんだ、お前らがバキと繋がりがあると」

しえん

不良生徒「そりゃ、知ってるけど、俺達はあの人が強いって事しか知らねぇよ」

竹田「学校には来てないみたいだが、どこにいるんだ?」

不良生徒「知らねぇっての」

竹田は不良生徒の胸倉を掴んだ

竹田「知らないかい?」

不良生徒「だから!」

竹田「知らないかい?」

そう、竹田は多くの化け物を見てきたが、一番憧れていたのが白い壁さんだった

あの漢っぷり、あの強さ、その後ろ姿だけで竹田は魅せられていたのだ

竹田(このまま逆上した生徒をひれ伏させて、言うんだ、あこがれの言葉「まだ、やるかい?」を)

生徒は逆上した

不良生徒「こぉんの!!竹田ぁぁああ!!!」

胸倉をはたいて、右ストレートか!よし!よけた!

しえん

竹田「ふっ」

不良生徒の耳辺りを平手ではたく、「パン!」

生徒は棒立ち、この技、烈君に教えてもらったんだ

生徒はそのまま倒れた

竹田は生徒の胸倉を掴み、持ち上げる

竹田「まだ、やるk」

その時後頭部に衝撃が走った、鼻の奥からドロりとした血の臭い

竹田「相手・・・5人いたんだった・・・」

脳裏をよぎった愚地氏の言葉

独歩「バキがまだ中坊だった頃だ、あいつは力試しに100人の不良と喧嘩したんだとよ、結果は37人斬りだったらしいぜ」

竹田はその場に倒れ込んだ

竹田「ひ・・・・一人て・・・・俺・・・・バキ・・・・」

竹田は自分が強くなっていた気がした、酒に酔った若者が己の力を過信するかのように

毒効で体に異変が起こり、自分という雄を、試したかった、だからここに来たのかもしれない

だが、結果はこの有り様、範馬という名の大きさを感じながら、竹田は目を閉じた

不良生徒「なんだ?こいつ、おい、ゲーセン行こうぜぇ」

竹田(絶対・・・絶対仕返しするんだからぁ!)

竹田は1時間後に目を覚まし、頭痛に耐えながらも家路に着いた

ある週末、竹田は家族と共に街に出た、娘が誕生日なのだ

家族で買い物に行き、遊園地に行き、食事をして帰る、俺、なんていいパパなんだ

街を歩いていると、向こうから外国人が歩いてきた

最近見た外国人は皆、とんでもない奴らばかりだったのでガン見してみた

竹田「チャ!チャンプ!!」

しえん

妻「え?あ、あの人テレビで見た事ある」

息子・娘「だぁれぇ?」

そう、モハメドアライジュニアがそこにいた

竹田にとってはつい最近中国で会ったばかりだった

竹田「ヘイ!ヘイ!チャンプ!!」

無視された

しえん

恥ずかしさに耐えながら再び歩き出す、すると、また外国人が現れた

竹田「ちょwww・・・チャンプのオヤジwwwwwwww」

そう、モハメドアライがいた、どうなってんだ

モハメドアライは電信柱にこそこそ隠れながら移動していた、誰かを尾行してるのか?

その後、家族サービスを終えて、帰宅した

だが、今日の出来事・・・嫌な予感がする・・・

このスレ今日落ちるんじゃなかった?

>>570
あと22時間くらいは大丈夫だな

数日後、嫌な予感が当たりませんようにと願いながら竹田は学校生活を送っていた

竹田「う~ん、平和だ」

本当に何も無かった、しかし、何も無いに越した事はない、これでいい

ある日、妻が「いつかのモンブランが食べたい」と言い出したので、竹田は神心会横のスイーツ屋に向かった

竹田「そういえば、愚地氏と渋川氏は何をしているんだろう」

少し気になったので神心会の中を少し覗いてみた

特に何も無い、そうだよな、スイーツ買ってさっさと帰ろ・・・

振り返るとそこには渋川氏がいた

竹田「おわっ!渋川先生、ご無沙汰しております!」

渋川「おう、いつかの先生じゃな」

どうしたんだ?いつもの陽気さが無い

渋川「そうじゃ、悪いが今日は引き取ってくれんかのぅ」

竹田「す、すいません、それでは失礼します」

渋川「あ、そういえば、お主、大擂台に来とったらしいのぅ」

竹田「そうなんですよ、なんかボクシングの世界チャンプとかいて、凄かったです」

渋川「ジュニアの事かーーーーーーー!!!!!」

怖っ!なんで怒ってるんすか!

渋川「ちょっとお主に話がある、来てくれ」

竹田「は、はい!」

というわけで神心会の中に入った

いつか愚地氏と三人で話した部屋に入ると、無言の愚地氏がそこにいた

竹田「どうも、お久しぶりです、愚地さん」

愚地「どうも」

愚地氏も何か様子が変だ、そして顔が怖い

とりあえず座ると、まず渋川氏が口を開いた

渋川「竹田さんがジュニアの事を知っているらしいのじゃ」

知っているって言われても・・・そんなに知らないのだが・・・

その瞬間、愚地氏は目の前のテーブルを真っ二つに割り

独歩「なんでもいい・・・奴の事を教えな・・・」

帰りてぇ・・・

竹田は勇気を振り絞って聞いてみた

竹田「ち、チャンプと何かあったんですか?」

渋川「負けたんじゃよぉぉぉぉおお!!!!!!」

愚地「あの小童に!!!!ぬぉぉぉおおおおおお!!!!!!」

その後、竹田は中国で見たジュニアの戦いぶりを話した

愚地「なるほど、では渋川さん、先手のジャブをこうして・・・」

渋川「そうじゃの、その返しに指取りじゃな」

何の話をしているのかわからないが、二人の目に「復讐」の二文字が見えた

竹田「リベンジ・・・・ですか?」

愚地・渋川「ったりまえじゃーーーーーーーーーー!!!!!!」

話すだけ話して、竹田はモンブラン片手に帰宅した

家に帰ると息子が楽しそうに空手教室の話をしてきた

竹田「いいか?相手を叩いたら、ちゃんと後で怪我してないか確認するんだぞ?怪我してたら謝れよ?いいな?」

息子はキョトンとしていた

しかし、あのボクサー、あの二人を倒すとは凄い男だ、バキと戦ったらどうなるのだろうか

ところでバキは何をしているのか?またどこかの山にでも行ったのだろうか?

その週の週末、妻と息子、娘が婦人会の旅行に出かけているので竹田はレストランで昼食をとった

たまに一人で食事をするのも悪くない

大好きなハンバーグ定食を食べていると、後ろの席から片言の日本語と女の声が聞こえた

女「渋川さんと、喧嘩したのね」

なにぃぃ!!!

声の正体を辿ると、そこには怪我だらけのチャンプがいた、復讐成功したんだwww

ドキドキしながら最後のハンバーグを口に入れ、モグモグしながら外を見ると

竹田「どっp!!!!!!!」

ハンバーグを吹いた、愚地氏がいる

しかもチャンプを手招き、復讐こえぇぇ・・・



むせ返っているとチャンプが店の外へ出て行った、行っちゃらめぇえええ!

落ち着こう、とりあえず落ち着こう、竹田はメロンソーダを口に含んだ

ところで相手の女は誰だ?竹田はチャンプがいた位置をもう一度見た

竹田「ブフゥゥーーーーーー!!!!!」

バキの彼女じゃないか!!!俺のメロンソーダ返せ!!!

しかし、なんてこったぁ・・・三角関係じゃないか、バキは知ってるのか?大丈夫なのか?あいつ怒ったらヤバいだろJK

外を見ると愚地氏とチャンプがいない

竹田は慌ててお会計を済ませて二人を追った

見失った状態で見つけられるか?

しかし奴らはいつだって公園とか空地とか、基本的に人目を無視して戦うから、そこらへんを探そう、とりあえずあの空地だ!

あっ、ホントにいたwww

だが愚地氏はいない、竹田はチャンプに近づいた

うわっ、泣いてる、負けたんだな、けど死ななくてよかったなぁ、うん

竹田は黙ってポッケのハンカチを渡した

するとこの男、右拳から骨が出てやがる、救急車カモン!!

竹田「い!今救急車呼びますんで!」

ジュニア「結構です、それに私は負けてない」

え?そうなの?っていうか大丈夫なの?凄い泣いてるじゃん

彼は私のハンカチで涙を拭き、鼻をかんで私に返した、そして、帰っていった、あの野郎・・・

脅威のエンカウント率www竹田wwwwww

その翌日、竹田は放課後、急いで神心会に向かった

竹田「竹田と申します、愚地先生と面会出来ますでしょうか?」

受付「オス、今聞いてみるっす」

竹田(受付まで門下生なのか・・・)

受付「オス、館長、竹田と名乗る男が来ていますが・・・オス・・・オス」

竹田(はい、じゃダメなのか?)

受付「オス、今案内するっす、付いてきてください」

竹田「あ、おす」

いつもの部屋に案内され、中に入ると渋川氏もいた、二人とも、何かスッキリした顔をしている

愚地「よぉ!先生!元気かい?」

竹田「は、はい、お二人方、復讐おめでとうございます」

渋川「なんじゃ?知っておるのか?」

竹田「はい、それが・・・」

竹田は昨日のいきさつを話した

愚地「なんだ、いたのかよ、話しかけてくれりゃ良かったのによ」

渋川「人のハンカチで鼻をかむとは、欧米人じゃのう」



三人はいつかの気色悪い酒を飲みながら夜まで語り明かした

愚地「しかしよぉ、あのボクサー野郎、バキとやりてぇって言ってるらしいですよ」

渋川「そうなのか?そりゃ自惚れじゃのぅ」

竹田「やはり無理なのですか?」

愚地「クックック、相手がバキだぜぇ?」

渋川「笑止じゃ」

竹田「愚地先生と渋川先生がバキとやったら・・・どうなるんですかね?」

その瞬間二人の目つきが変わった

愚地「そうだな・・・」

渋川「勝算なら・・・」

愚地・渋川「大アリだ」

この二人はいつか死ぬんだろうなぁ、と思った

なんだかんだで「バキ」終わりそうだww
このまま「範馬刃牙」入るのかw

あれからというもの、しばらく平和な日々が続いた

バキも学校に来るようになっていた

そんなある日の事、竹田は鼻歌まじりに部活へ行こうとしていると、いつかの不良生徒達が玄関にいた

竹田「うわっ、やばっ」

竹田は咄嗟に隠れた、しかしいつか復讐してやるぅぅ

たしかピクルまで考えてるらしいぜ

不良生徒達は何やらゲラゲラ笑っている、その先には小学生がナイフを持って立っていた、嗚呼、日本の将来が・・・

不良生徒「明日、多摩川にうちで一番強い人を行かせる、もし約束違えたら・・・」

一体何の話だ?多摩川?一番強い?約束?

竹田は無事に帰って行った小学生に安堵しながら考えた

とりあえず、この学校で一番強いのはバキじゃないか、バキが明日多摩川で?小学生を?虐待!!それはイカン!!止めねば!!

バキが小学生を虐待、あいつは、あいつはそんな奴じゃない、いい奴なんだ!!絶対何かの間違いだ!!

と、いうわけで翌日、竹田は部活を休んで多摩川に向かった

>>616
人脈広がりんぐw

竹田「バキ・・・どこだ?小学生は?」

多摩川には来てみたものの、どこかわからない、あの不良共め、説明がアバウト過ぎるだろ

探す事30分、見つけた!!

昨日と同様、ナイフを持つ小学生に対して、バキが構えている!!らめぇぇぇええええええ!!!!

アライ涙目w

リアルシャドーは見えるのか

>>626ローラー曳きながら走る様が見えたんだから可能だろ

しかし、バキは対岸にいる、竹田は大声で叫んだ

竹田「バキィィィィィイイイイ!!!!!!!!やめるぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!」

無残にも竹田の声はバキには届かなかった

バキは一瞬にして小学生の背後に回り、小学生のお尻に平手打ちをした

吹っ飛ぶ小学生、ジーザス

その時、竹田は川を渡ろうとしていたが、コケで転んでしまい、岩にスネを打ち付けてしまった

浅瀬でもだえつつも、竹田は小学生を探した、良かった、生きてる

川から上がった小学生はバキと握手をして、仲良さげに話し始めた

竹田「うぅぅ・・・スネが痛くて動けん・・・」

未だ動けない竹田はチラチラとバキ達を見ていた、ん?何やら葉巻をくわえた迷彩オッサンと話している、趣味の悪いオッサンだ

ようやく足の痛みも収まり、立ち上がろうとした時、バキが石を持って水切りをし始めた、まさか・・・

嫌な予感は的中した、バキの投げた石は竹田のスネに当たり、再びダウンした

竹田「エフ!エフ!エフ!」

竹田は川の中で声を殺しながら泣いた

辺りが暗くなり始め、竹田は腫れあがった足をさすりながら土手に座り込んでいた

竹田「バキの奴め、小学生とどこに行ったんだ?ったく、警察沙汰にならなければいいが」

竹田「まぁあいつの事だから刑務所とか入っても脱獄出来るわな」

その時、辺りに茂っていた草がなびいた、風など吹いていないのだが・・・

気づくと、横に勇次郎が立っていた

勇次郎「おう、また会ったな」

竹田「は!範馬!!こんな所で何を!!」

勇次郎「貴様こそ、いつも何をしている」

竹田「バキを追って来たんだが・・・」

勇次郎「馬鹿者め、あまり無茶をするな」

竹田「範馬・・・」

範馬が心配してくれている、それだけで涙が出そうになった

竹田「ところで、ここで何をしているんだ?」

勇次郎「我が愚息、バキが俺に挑んできた、それで何をしてるかと思えばガキの子守りだ・・・エフ!エフ!エフ!」

竹田「挑んできたって・・・また喧嘩か?あのな、親子のコミニケーションっていうのh・・・」

勇次郎「戯言はどうでもいい、貴様は自分の心配をしていろ、ただ・・・弱者は弱者なりにおとなしくしていろ」

竹田「範馬も・・・あまり無理するなよ、もういい歳なんだから」

勇次郎「ふん、俺に歳など関係無いわ」

竹田「そうか・・・それでも、無茶するなよな」

勇次郎「同情など戦いに無用!!!またな!!」

と言った瞬間、勇次郎はまた消えた、しかし勇次郎との会話、最長記録を更新した、やったZE

その後、家に帰ると妻が驚いた

妻「なんで濡れてるの?何してたの!?」

竹田「ちょっとプールに落ちてな」

妻「くっさいプールに落ちたのね!早くお風呂に入って!!あと大事な話があるから!!」

竹田「大事な話?」

とりあえず風呂に入った、大事な話ってなんだろう・・・

風呂から上がり、妻のもとへ行くと、妻は嬉しそうな顔をしながら

妻「ジャジャーン♪」

妻の手元には何やらチケットが2枚

竹田「なんだ?これ」

妻「商店街のくじ引きで当たったの!アメリカ旅行よ!」

竹田「おお!!凄いじゃないか!ペア券か!?」

妻「そうよ♪結婚20年には少し早いけど、行きましょうよ♪」

竹田「子供達はどうするんだ?」

妻「私の妹にお願いすれば大丈夫だと思うんだけど・・・」

竹田「そうか・・・ちょうど夏休みも近いし、行くか♪」

こういうわけで二人はアメリカ旅行に行く事になった、日本から離れてバキ達の事を忘れるのも悪くない

アメリカ到着、妻と私は自由の国アメリカを満喫した

妻「ねぇねぇ、明日、このホテルの前で大統領のパレードがあるらしいわよ、行かない?」

竹田「おおっ、大統領か、一目見てみたいものだな」

翌日、二人は大通りで大統領が通るのを待った

妻「アメリカ人て、こういうの好きねぇ」

竹田「そうだな、ん?」

竹田はウンコを漏らしそうになった、真横にバキがいる

看守1「Mr.アンチェイン…ご命令どおり…当選させました 
先ほどタケダの帰宅を確認…チケットを見て驚いています…」
オリバ「そうか…ご苦労 タケダもプレゼントがお気に召したようで何よりだ」


竹田「ババッババ!!!!バキじゃないかぁっぁああ!!!」

バキ「あ、先生、何してるんすか?」

なんて軽々しい奴だ

竹田「りょ、旅行だ、お前こそ何してるんだ!?」

バキ「見ててのお楽しみですよ、あ、先生、ちょっとこれ預かっててもらっていいっすか?」

竹田「ん?手荷物か、いいけど、何するんだ?」

バキ「ちょっとね」

妻「ねぇ、どうしたの?」

竹田「いいい、いや、ちょっとな」

妻「ちょっと私、そこの店でトイレ借りてくるわね、遠くに行かないでよ」

竹田「わかったよ」

バキ「奥さんっすか?」

竹田「ああ、そうだ、それより、バキよ、まさかお前・・・大統領に会いに来たのか?」

バキ「はい、ちょっとお願い事がありまして」

竹田「ちょwwwwwwww」

その時、辺りが騒がしくなった、大統領が来たらしい、妻よ、早く戻って来い

バキ「あ、来た、ほいじゃ先生また学校で」

竹田「おいおい!!ちょ!!」

バキは行ってしまった、この胸のざわめき・・・ああ、もう嫌だ

パレードカーに乗っている大統領、めっちゃ笑顔、ああ・・・ホントにやめてくれ

大統領が見覚えのある青年に連れ去られた、ああ・・・うんこ漏れた

辺りは完全にパニックになった、今なら自信を持って言える、俺が一番パニックだよ

体をガタガタ震わせながらバキに手渡されたバッグの中身を確認する

竹田は死にたいと思った、パスポートは無いのにモロ写真付きの学生証が入っている

竹田「す、ストレスで吐き気がする・・・」

すると、どっからどう見てもSPといった男が竹田も所にやってきた、東洋人だから怪しまれてるのだろう、来ないで

SP「動くな、両手を挙げろ、今から手荷物検査をさせてもらう、抵抗すれば打つ!!」

なぜバキは俺に荷物を持たせたんだ?もう死刑じゃん、終わった、俺の人生

SP「こ!これは!!」

竹田「・・・・・」

SP「応援を求む!!共犯者を発見した!!」

するとSPが10人くらい来て、信じられないスピードで護送された

車内で無線が鳴りまくっている

無線「主犯の要求は10ドル!!大統領を解放した!!」

SP「はぁ!?意味がわからん!!10億ドルの間違いじゃないのか!?」

無線「いや、確かに10ドルだ!こいつイカれてやがるぜ!!」

竹田「イカれてますよ、はい」

やけくそw

SP「喋るな!!撃つぞ!!」

護送中、ずっと銃口を向けられていた、どうなんのかね?これから

そして、竹田は事情聴取を受けた、ありのままを話したが、刑務所に送られた

竹田「もう、終わった・・・何もかも・・・家族に会いたい・・・ぶわっ」

刑務所に入ると、本当に危なそうな男がひしめいていた

囚人「よぉ、珍しいな日本人か、何やらかしたんだ?」

竹田「何もしてないっす」

囚人「???ジャンキーか?」

竹田「いや、違います、ただ・・・思い当たる節はあるんですけど、その・・・」

囚人「大統領誘拐!?スッゲー!!」

竹田「私は立っていただけなんですよ、それなのに・・・」

囚人「まぁよくわかんねーけど宜しくな、俺の名前はマイクだ」

竹田「どうも、私は竹田と申します、ちなみに何をされたんですか?」

マイク「連続殺人かな、6人殺した」

竹田「そうですか・・・」

それから竹田はマイクと共に刑務所暮らしのイロハを教わった、人殺しなのに割といい人だった

マイク「おい竹田、アンチェインって知ってるか?」

竹田「いや、知らないですけど」

マイク「アンチェインって人がこの刑務所にいるんだけどな、この刑務所、いや、アメリカで一番喧嘩が強いんだ」

竹田「捕まってるんですか?アメリカの一番も大した事ないですね」

マイク「何!?どういう事だ?」

??「俺も聞きたいな、どういう事だ?」

竹田・マイク「おわっ!!!!」

突然ロッカーから変な奴が出てきた

マイク「ミスターセカンド!!」

竹田「セカンド?」

マイク「説明は後だ!とりあえずこの人に逆らうな!!」

ゲバル「東洋人か、さっきのはどういう事だ?」

竹田「私の知り合いは警察に捕まったりしないくらい強いんですよ、だから」

ゲバル「ほほう、俺も捕まったりしないぜ?」

竹田「じゃあなぜここに?」

ゲバル「戦うためさ、アンチェインと、それより、その強い知り合いってのは、最近入ったルーキーの事かい?」

竹田「最近入った・・・範馬刃牙の事ですか!?あいつ!ここにいるんですか!?」

ゲバル「ハンマ・・・?ユージローか?」

竹田「勇次郎を知ってるんですか!?」

こんな感じで、竹田はゲバルと範馬話で盛り上がった、そしてマイクからゲバルの話を聞き、ゲバルの凄さを知った

マイク「竹田の連れもスゲー奴なんだな」

竹田「そうなんですよ、とんでもない奴でして」

マイク「それなら、アンチェイン狩りに出てくるかもな」

竹田「はあ・・・そうですか」

それから、竹田は刑務所の重労働に耐えながら、バキの登場を待っていた

そんなある日の朝、食堂で朝食をとっているとマイクが言った

マイク「竹田、ゲバルの前の席のピザ野郎、やる気満々だぜ」

竹田「やる気って、なんすか?」

マイク「まぁ見てろ」

すると、マイクの予言通り、ピザ野郎はテーブルをひっくり返した、飛んできたスープがかかった、めちゃくちゃ熱い

マイク「竹田、大丈夫か?」

竹田「もう帰りたいっす」

その後、外で汚れた囚人服を洗っていると聞き覚えのある声が聞こえた

??「ん?竹田じゃないか?」

竹田「・・・・あ!!!オリバさんじゃないですか!!!」

竹田は思わぬ知り合いについ泣いてしまった

竹田「オリバさぁーん!!!」

オリバのぶ厚すぎる胸に飛び込む竹田

オリバ「よしよし、何があったんだ?竹田」

竹田「かくかくしかじか・・・・」

オリバ「なんだ、そういう事なら俺に任せてくれ、すぐに出所の手続きをしよう」

竹田「それだけじゃマズイんすよ、無罪にならないと、俺家族とかあるし」

オリバ「そうか、しかし、そうなるともう少しここで我慢してくれ、さすがに情報操作には時間がかかる」

竹田「はあ・・・」

オリバ「その間は俺の部屋にいな、歓迎するぜ」

竹田「ありがとうございます!!!ホントに!!ホントに!!うわーーーーーん!!!!!」

オリバ「しかし、ホントについてねぇ男だぜ、竹田は」

竹田「えっぐ、えっぐ・・・」

それから、ルームメイトのマイクに別れを告げ、オリバの部屋に向かった

竹田「な、なんだこの部屋は!」

オリバ「これが俺の部屋だ、好きに使ってくれ」

竹田「すげぇ・・・・」

その日から竹田の生活は一変した、囚人たちが重労働をしている中、竹田はオリバとバイクでツーリングしたり、遊びまくっていた

オリバ「竹田、お前バイクの運転上手いな!」

竹田「ええ!学生時代にちょっと乗ってまして!」

オリバ「そうか!じゃあぶっ飛ばすぞ!!」

竹田「はい!!」

竹田は日本に電話して、家族と話をした

妻「あなた!大丈夫なの!?」

竹田「ああ、こっちに知り合いがいて、なんとか無罪放免になりそうだ」

妻「良かった・・・本当に良かった・・・」

竹田「心配かけてすまん」

妻「気をつけて帰ってきてください」

竹田「ああ、それじゃあ」

オリバ「ワイフに電話かい?」

竹田「はい、オリバさんに家族はいるんですか?」

オリバ「ワイフはいないが、ワイフ以上に大切な女性ならいるぜ」

竹田「へぇ~」

オリバ「今度会わせてやるよ、見たらぶっ飛ぶ程の美人だぜ」

竹田「そうなんですかぁ、楽しみにしてます」

そんなある日、竹田は囚人達が働いてる様子を見て、何か申し訳ない気分になった

そういうわけで囚人労働に参加してみた

マイク「あれ?竹田じゃねぇか、何してんだ?」

竹田「お手伝いしに来ました」

マイク「変わった奴だなぁ、お前、おーい!みんな!来てくれ!」

竹田「え?」

すると囚人が集まってきた、やっぱみんな怖いなぁ

マイク「こいつが噂の竹田だ、ボスとルーキーの友達の竹田」

囚人「別に強そうじゃねぇなぁ」

囚人「あれだろ?東洋人はハンドパワーが使えるから(ry」

囚人「で、そのVIPがこんな所で何してんだ?」

マイク「労働の手伝いしてくれんだってよ」

囚人「なんていい奴だ、歓迎するぜ!」

囚人達「ターケーダー!!ターケーダー!!ターケーダー!!」

竹田「え?ちょwww」

それから竹田は囚人達と仲良くなってしまった

囚人達と共に汗を流すうちに、オリバやゲバルのような武等派とタケダ派という派閥ができ、竹田は一躍ヒーローとなった

囚人A「やっぱタケダだお」

囚人B「タケダだろ、常識的に考えて」

ある日の夜、竹田は労働場にスコップを忘れてきた事を思い出した

労働場に道具を忘れる=囚人に連帯責任でペナルティか課せられる

という事で竹田は労働場に向かった

竹田「あったあった、さぁ、建物に戻ろう、ん?」

向こうの方から何やら音がする、なんだろう

竹田「なっ!!!」

なんと看守が3人がかりで囚人をリンチしているではないか!!

竹田「なんて酷い事を!!」

竹田は助けを呼びに走った

すると偶然ゲバルが風車で遊んでいた

竹田「ゲバルさん!!大変です!!」

ゲバル「ん?どした?」

竹田「あっちで囚人がリンチされてます!!助けてください」

ゲバル「それは許せんな、どれ、助けに行こう」

その後、三人の看守はゲバルによって追い払われた

この竹田の行動を見ていた囚人達は一気にタケダをヒーロー扱いした

囚人A「タケダになら抱かれてもいい」

囚人B「俺、ここを出所したら、タケダにプロポーズするんだ」

オリバ「竹田、お前凄い人気だぞ」

竹田「私もよくわかりません」

オリバ「もうすぐ、お前は無罪になる、あいつらが悲しむぜ」

竹田「私も寂しいです」

オリバ「それより・・・バキが俺に挑んできてな」

竹田「え?なぜですか!?」

オリバ「プレジデント誘拐もここに来るのが手段だったらしい、そして俺と戦う事、それがあいつの目的だったみたいだ」

竹田「あの野郎、無茶しやがって」

オリバ「それが範馬の血ってやつだ、何よりも濃い、濃すぎる程に・・・」

竹田「ど、どうなるんですかね?」

オリバ「その前にゲバルをハントする、バキはその後だ」

竹田「バキは、何を目指してるんですか?」

オリバ「彼の最終目標は父親よりも強くなる事らしい」

竹田「っ!!!勇次郎ですか!?」

オリバ「これは驚いた、竹田は何でも知ってるんだな」

竹田「知ってるっていうか、昔、クラスメイトだったんですよ」

オリバ「OH」

それから数日後の夜、竹田はオリバの部屋でテレビを見ていると、オリバが物凄い勢いで部屋に入ってきた

オリバ「グスン!!グスン!!」

竹田「どうしたんすかぁぁああ!!!」

オリバ「ゲバルが!!ゲバルがぁ!!!!」

なんだ?なんだ?よくわからないが竹田はポッケのハンカチをオリバに渡した

オリバ「くそぅ!!あの野郎!!ぶっ殺してやる!!!」

竹田「ゲバルさんが何かしたんですか?」

その後もオリバは何も明かさず、朝まで泣いていた、よくわからん

翌日、オリバは泣きはらした顔を洗い

オリバ「ちょっとゲバル殺してくる」

とだけ言い残し、パツンパツンのスーツを着て、出て行った

殺しはマズイだろJKという事で、竹田もついて行った

するとオリバは別の部屋の中に入って行き、部屋の中の大きなベッドを担いで出てきた

何をしているんだ?ベッドには白い、ふくよかな布団がひいてあるだけだ

とりあえずオリバのパワーに驚きながら外へついて行くと、外には多くの囚人が待っていた

囚人達「おおっ!!タケダだ!!ターケーダー!!ターケーダー!!」

囚人「ん?横にボスがいる、なんか担いでるな、それよりタケダだぁ!!!」

囚人達「ターケーダー!!」

竹田は恥ずかしがりつつも、とりあえず囚人達に胴上げされた

胴上げされながらもオリバの方を見ると、ゲバルと激しい戦いをしていた

竹田「すんませーん!!降ろしてくださーい!!」

囚人達「タケダが喜んでるぞ!!もっとやれー!!」

胴上げされながらオリバの戦いを見ていると・・・おおっ!!バキが出てきた!!!バキ!!先生はここにいるぞ!!

竹田「あのー!!すんません!!ホントに降ろしてくださーい!!」

囚人「ターケーダー!!ターケーダー!!」

竹田「駄目だ、降ろしてくれない、どうしよう」

バキがオリバの運んだベッドで寝ている、何してんだ?あいつ

オリバはそれを見て凄い怒ってる、何かあるのか?

目を凝らしてよく見ると・・・・なんかいる・・・・??駄目だ、胴上げされてるせいでよく見えない

っていうか、そろそろ胴上げやめろ、下を見るとみんな笑ってる、何が楽しいんだ

それにしてもオリバのパワーが凄い、よくゲバルが耐えているなと思った

時折何かを話しながら戦っているが、少しずつ、二人が本気を出してきている

竹田「おおっ!!凄いパンチだ!!」

こんな感じで観戦していると、次第に酔って来た、もうホントに降ろしてくれ

オリバの戦いが、吐き気との戦いに変わり、竹田は空を見ながら吐き気と戦い続けた

ようやく降ろしてもらえたかと思ったら戦いは終わっていた、オリバが勝ったらしい

先程から気になっていたベッドの上にいるものの正体を確かめようとベッドの上を見ると・・・なんじゃありゃあああ!!!!

竹田は得体のしれない生き物を見て吐いた、酔っていた影響もあったが、あれは酷い

竹田「おぇぇえええええええ!!!!!!」

オリバ「な?可愛いだろ?」

酔いとオリバガールの酷さから竹田は寝込んでしまった

結局、バキと話す事も出来なかった

数日後、オリバがバキと戦うと告げてきた

竹田「バキがあんな事してまで、それを望むなら・・・仕方ないか」

オリバ「大丈夫、無事に済ますさ、そうでなくても範馬の息子だ、そう簡単に壊れはしないよ」

竹田「そうですか、いつやるんですか?」

オリバ「2週間後だ」

竹田「私が帰るのは3日後ですよね、バキを、宜しくお願いします」

出所前日、囚人達が送別会をしてくれると言うので竹田は食堂に来ていた

竹田「皆さん、これから大変かもしれませんが、くじけずに頑張ってください」

囚人「うぉぉぉおおお!!!タケダー!!!!」

食堂には多くの囚人が集まっていて、みんなで水で乾杯した

マイク「竹田、寂しくなるなぁ」

竹田「マイクさん、一時は本当にお世話になりました」

マイク「いやいや、俺らの方が竹田に世話になったんだよ、ありがとう」

囚人「まったくだバカヤロー!!!タケダありがとぉぉぉおおおおおお!!!!」

竹田はトイレに行きたくなったのでトイレに向かった

すると独房が何やら騒がしい

竹田「ん?何かな?」

と、その瞬間、オリバとバキが闘ってるではないか!!

竹田「ええええぇぇぇ!!!!」

バキの立ち振る舞い・・・あれは!宮本武蔵!!

それよりも、あの背中、見たことがある・・・あれは・・・いつかのサバンナでライオンをぶちのめした男の背中!!!

竹田「凄い・・・凄いぞ、バキ」

何やら福井スレが立っておりますが、竹田博は一切関与しておりませんので、その辺ご了承ください

竹田「凄い・・・凄いぞ、バキ」

オリバも何やら、バキに対して体を折り曲げ始めた

竹田「な!なにぃぃいい!!」

オリバがボールみたいに丸くなった、気持ち悪っ!!

丸くなったオリバが体を開いたかと思ったら、バキを食べてしまった

竹田「うわぁぁあああ!!!気持ちわりぃぃいい!!!!」

ここ最近、オリバと共に生活してきたが、オリバガールといい、これといい、明日からオリバと普通に接する事が出来るか心配だ

バキがオリバから出てきた、汗臭かっただろうに

その後、バキがオリバに提案をし始めた

何やら殴り合おうぜ的な事を言っている、いや、危険だろ、それ

囚人「やめろ!!なぜボクシングが17階級あるのか考えてみろ!!!」

そうだ、その通りだバキ、無茶するんじゃない

しかし、囚人さんのアドバイスも無視して、バキとオリバは殴り合いを始めた、くそっ、反抗期か

オリバのパンチはもうパンチというレベルではない、それを喰らいつつも反撃するバキを見て、竹田は泣いてしまった

竹田「もう・・・もうやめろ、やめるんだバキ・・・・」

それでもバキはやめない、やめるどころか・・・・押している、あのオリバにパワーで勝っている、信じられない

そのバキの姿に感動し、声をあげて泣いた、人目も気にせずに、泣いた

オリバの背後に壁が迫った時、バキはフルスイングパンチをオリバの顔面に当て、戦いは終わった

竹田「ば・・・き・・・・・ぃぃぃいい・・・・・いっぐ!・・・えぐぅ・・・・」

もう言葉も出ないくらい、竹田は号泣していた、それくらい物凄い戦いだったのだ

竹田はその場に座り込んでしまった

すると、食堂にいた囚人達がこっちにやってきた

竹田(嗚呼・・・みんな、バキとオリバを介抱してやってくれ、あいつら頑張ったよ、凄かったよ)

囚人達「おい!!タケダ!!何泣いてるんだよぉぉおおお!!俺らも別れが悲しいんだよぉぉおおお!!!うぉおおお!!!!」

竹田(ダメだ、こいつら・・・・)

保守ッッ!!

画像ならある
imepita-system@imepita.jp

ミスった
http://imepita.jp/20080916/254900

最終的に勇次郎に勝つんだろうなww

>>752
貴様は・・・勇次郎を嘗めたッ!!

>>753
ペロペロ 汗くさいです (^ρ^)

その後、オリバの部屋に戻り、オリバの帰りを待っていた、するとオリバは足取りも確かに戻ってきた

竹田「オリバさん!大丈夫ですか!?」

オリバ「オールライトだ竹田、だが、負けてしまった」

竹田「残念でしたね・・・けど、けど凄かったです!感動しました」

オリバ「感動か・・・私もこう、負けたのに何か、気分がいい」

竹田「あれだけ激しい戦いをしたんですから、ささっ、休んでください」

オリバ「いやいや、竹田、私はね、怪我をした時は・・・」

その後、さっき食べたばかりなのにまた10万カロリー食べるオリバを見て、胸が悪くなった

翌日、竹田は4000人の囚人に見送られ、出所した

囚人達「タケダー!!!サインくれぇぇ!!!タケダー!!!」

竹田は終始もみくちゃにされながらも、、頭を深々と下げ、別れの挨拶をした

それから竹田博とアリゾナ刑務所との交流が続いた事は、あまりにも有名は話である

帰国、竹田は数週間ぶりの帰宅を果たした

今回ばかりは職場での視線がキツ過ぎる、だけど、大丈夫なんだ、私は、刑務所の皆から勇気をもらった、耐えてみせる

帰国してから、バキは学校を休学という形になっていた、情報操作のおかげか?どうなっているのかはハゲ校長とヅラ教頭辺りしか知らないだろ

とりあえず竹田は普通の生活を取り戻すため、仕事に打ち込んだ、そして、しばらくは平和な生活を送った

そんなある日、竹田は職員室にて、テレビを見ていた、何やら凄い発見したらしい

竹田「1億9000万年前・・・・ピクル!?」

そのピクルと呼ばれる生き物ニュースをやっていた

竹田「どうせ、ガセだろ?ネッシーで懲りてるよ」

しかしピクルの映像が入った瞬間、竹田博はビビッと来た

竹田「こいつ・・・強い・・・・」

やっとアメリカから帰ってきたと言うのに、またかよ~という気持ちになった

竹田「次は何が起こるんだ!?もう・・・こりごりだぞ」

するとテレビに映っているピクルが女子アナをレイープし出した

竹田「あっ!!!あの子のファンなのに!!!」

しかし、これは大変な放送事故だ、大丈夫なのかな?

その時、ピクルはレイープをやめ、立ち上がった

竹田「ピクルさんの・・・・その、凄く大きいです」

こうして、また嫌な予感に包まれながらの生活が始まった

ある日の夜、竹田は学校で残業を終え、帰宅しようとしていた

竹田「中間テスト作るのに、連日寝不足だな・・・眠い」

竹田は電車に揺られていると、ウトウトし始めた

そして、いつしか竹田は夢の中へ・・・

目を覚ますと、なんてこった、終点だ・・・

仕方ない、タクシー拾って帰るか、と思ったら、後ろから危険なオーラを感じ取った

チラリと後ろを見ると、不良そうな若者が1,2,3,4人、何事も無く帰らせてくれ・・・

タクシー乗り場までもう少し、後ろからは「ヒューヒュー」とか聞こえる、子供は帰りなさいよ

タクシー乗り場まであと、5メートル、その時、後ろのDQN4人が目の前に現れた

DQN「すいませーん、アンケートにご協力してもらっていいっすかぁ?」

DQN「財布の中の金額を教えてほしいんですけどー」

DQN「教えたくなくても教えてくださーい、ゲラゲラ」

竹田「君達、私の財布が欲しいかね?」

DQN「欲しいからこうやって話しかけてるんです~」

竹田「宜しい、ならば競争だ」

DQN「はぁ!?」

その瞬間、竹田は一目散に走り始めた

竹田の作戦はこう、走ってDQNをまいて、なおかつ家までの距離を縮めるという一石二鳥の作戦、なぁに、こんな奴らに走りで負けるわけがない

竹田は腿を高く上げ、走り続けた

竹田(どうだ?軟弱なゆとり共め、ついてこれまい!)

振り向くと、DQN達は自転車に乗って追いかけてきている

竹田「ちょwwww卑怯wwww」

それでも自転車に引けを取らないペースで走れてる竹田、これは現役よりも・・・速い!?

もうどれだけ走っただろうか、道も曖昧になってきた竹田は後ろを振り向いた

DQN達はもういない、ハハハッこれだから都会のゆとりは

しかし疲れた、それに、ここはどこだ?

適当に歩いていると目の前に工場・・・施設?よくわからないが大きな建物があった

そして、その進入ゲート付近を見ると、二人の警備員が殴り合いをしている、嫌な予感・・・

その横で一人の警備員が自分の顔を思いっきり叩いている、バカなの?

だが、ここで竹田の嫌な予感の正体がわかった、警備員じゃない、その奥で笑ってる・・・私のクラスメイトだ

勇次郎「やめぃ」

その一言で警備員達はピタリと動きを止めた、勇次郎、お前って奴は

これは一言言ってやらないとダメだ、大人があんな事してるから、さっきのDQNみたいな子供が育つんだ

竹田は強い意志を持って勇次郎を追った

竹田「範馬!!」

勇次郎「おう、また会ったな」

竹田「あの警備員に何をしたんだ?まったく、一般人を巻き込んじゃダメだろ」

勇次郎「何もしてねぇ、何かしたというなれば・・・・強くなりすぎたということだ」

竹田「へ?」

勇次郎「ところで、貴様も奴に会いにきたようだな、クックック・・・跳ねっ返りがこぞって来てるんだろうなぁ」

竹田「会いにきた?誰に?」

勇次郎「今日喰うか・・・それとも・・・エフ!エフ!エフ!」

よくわからないが、結構勇次郎に付いてきてしまった、帰りに迷うのは困るのでついて行ってみよう

しかし、あれ?勇次郎がいない、しまったぁ!!いつものアレかぁ!!!!こんな時に!!

う~ん、これは困った、とりあえず引き返そう、しかし道がさっぱりわからない

迷う事1時間

竹田「もう、完全に迷った・・・どうしよう」

心細くなってきた、私は小心者なのだ

すると、明かりの付いた部屋を見つけた、誰かいるかもしれない

その部屋に入ると、中には大きな木が一本、模型かな?あと恐竜の玩具、なんの部屋なんだろうか

強化アクリル板のようなものが割れている、ここで何かあったんだ・・・嫌な予感

その時、木の穴から人が出てきた、大きい、2メートルは超えている

竹田「ま、まさかこの男・・・テレビの・・・」

ピクルと思われる生き物は首を縦に振っていた

竹田「君がピクル君か、1億9000万年前から、大変だっただろうに」

ピクルは「まぁな」といった感じのリアクションをした

竹田「言葉なんてのは・・・わかんないよなぁ」

ピクルは首を縦に振った

竹田「わかんないのにリアクションはするんだな、適当にしてるの?」

ピクルは横に首を振った

竹田「私の言葉だけ、わかったりして?」

ピクルは満面の笑みで首を縦に振った、なんと、なぜ私だけ

竹田「ああ、自己紹介を忘れてた、私の名前は竹田博っていうんだ、言えるかな?た・け・だ」

ピクル「だ・・・ぐぇ・・・だ」

竹田「やるじゃないか、さぁもう一度」

ピクル「竹田」

竹田「ちょwww凄いじゃないかピクル君、宜しくな」

ピクル「竹田竹田」

竹田「よぉし、今度言葉を教えてあげよう、私は学校で先生をしているんだ」

ピクルは笑ってくれた、昔も今も、いい奴はいるんだな、うん

竹田「おっと、もうこんな時間だ、私はもう帰るよ、またどこかで会おう」

帰ろうとすると、ピクルは竹田のジャージの裾を掴んで首を振った

竹田「ん?案内してくれるの?」

ピクルは出口まで案内してくれた、正面ゲートではなく、明らかに秘密のゲートだった、なぜだろう

その後、なんとかして帰宅すると、もう4時近くになっていた、中間テストを作らねばならないのに・・・くそぅ、今日は徹夜だ

数日後、竹田は息子の初めての空手大会を見に行くため、会場を目指していた、場所は神心会本部

竹田「いいか、教わった通りにやるんだ、負けてもいい、頑張るんだぞ」

息子「うん!」

息子の試合が始まった

??「おや?竹田さんじゃないですか」

竹田「ん?これはこれは!!愚地先生、お久しぶりです!」

独歩「息子さん、空手をやっているんですかぁ、どれどれ・・・ほほぅ筋は悪くない」

竹田「いやいや、まだ始めたばかりで何も」

独歩「まだ始めたばかりですか、どうでしょう?神心会のジュニアコースに入ってみては、竹田さんの息子さんならタダでいいですよ」

竹田「そんな、悪いですよ」

独歩「そうですかぁ、私に預けてくれれば虎を倒せるレベルまでは確実なんですがねぇ」

竹田「・・・・・・」

独歩「ところで、アメリカの方で大変な目に遭ったらしいですな」

竹田「はい、あれは大変でした、オリバさんがいなかったら今もアメリカにいましたね」

独歩「オリバ、ああ彼か、彼も今は日本にいるんですかね?」

竹田「さぁ、一応連絡先は知ってますが、わかりません」

独歩「来てるでしょうな、彼も大好きだから」

竹田「大好き・・・とは?」

独歩「喧嘩ですよ、ケ・ン・カ」

竹田「また、死刑囚みたいな人が来てるんですか?日本に」

独歩「何も知らないんですか?ピクルですよ」

竹田「ぴ!ピクル!!!」

独歩「この前会ったんですけどね、あいつは強い、一つ一つの動きが超一流だった」

竹田「そ、そんな・・・」

独歩「いつかこの菩薩の拳で・・・メラメラ」

竹田「や、やめましょうよ、2億年も寝てて、起きたら喧嘩なんて、かわいそうですよ」

独歩「クックック、わかっちゃいませんな先生、あいつは生まれながらにして戦士だ、戦いを欲している」

竹田「それは狩りとか・・・仕事だったんでしょう」

独歩「ま、こっちはもうピクルに惚れちまってる、俺だけじゃないはずだ、ピクル・・・・へへっ・・・」

ピクル・・・大丈夫かよぉ・・・この人、負けても復讐するからなぁ・・・・心配になってきた

その時、息子の悲鳴が聞こえた、息子を見ると、足を押さえている

独歩「スジが伸びましたな」

竹田「救急車ーーーーー!!!」

病院に行くと、息子は2週間の入院をすることになった

竹田「お前も運が無いなぁ」

息子「うん」

そこはツッコミなさい

数日後、なんとバキが学校に来た、退学は免れたらしい、オリバの仕業か?

バキと目が合うと、軽く会釈をして去って行った、会釈で済むのか?さすが範馬

それから竹田はピクルのニュースを必ずチェックしていた、ピクルはどうやら学者さんの研究対象になっているらしい

だが、もう会えないんだろうなぁと思っていた、普通に考えても彼と私では存在の価値が違いすぎる

ある朝、眠い目をこすりながら新聞をパサリと開くと、驚愕のニュースが竹田の目に飛び込んだ

「ピクル、シベリアトラを殺害後、捕食」「動物愛護団体カンカン」

竹田「ええええぇぇぇ!!!」



何やってるんだピクル、あの日の笑顔は何だったんだ、そんな・・・・

記事によると徳川財閥が一枚噛んでるらしい、徳川・・・徳川・・・愚地氏が「徳川の御老公」とか言ってなかったっけな?

数日後、竹田は愚地氏に会うため神心会に向かっていた、今日は息子の退院日だし、あまり長居はできない

受付の人に愚地氏との面会したいと言うと

受付「オス、先生は只今外出中っす」

竹田「そうですか、わかりました」

仕方ないので息子のいる病院に向かった

息子「あっ、パパー」

竹田「やぁ、足は痛くないか?」

息子「少し痛いけど、大丈夫」

竹田「そうか、じゃあお医者さんにお礼を言って帰ろう」

息子と二人で病院の廊下を歩いていると、とある病室から聞き覚えのある声が聞こえた

??「中国4000年が!!負けたのです!!」

竹田「ん?」

その声のする部屋を覗くと、烈氏と愚地氏がいた

竹田「あ、烈さん、お久しぶりです」

烈「あ、これは竹田さん、お久しぶりです」

竹田「どこか具合でも悪いのですか?」

烈「ええ、ちょっと足を」

ほほぅ、足ね、どれどれ?あらぁ、包帯グルグル巻いて、こりゃ大変だぁ・・・・って足が無っ!!!!!!

竹田「ここっこ、これは失礼しました!!心中察せず!!申し訳ありません!!」

烈「いいのです、私は・・・約束を違えた男」

愚地「まぁだ、そんな事言ってんのかい?気にするんじゃねぇやい」

どういういきさつで烈氏の足がこうなったのか・・・気になる、聞くか?いや、聞けない

愚地「しかしピクルは人間も食うんだな」

あいつかぁぁあああああああ!!!!!

竹田はこの瞬間、決意した

竹田「愚地先生、お願いがあります、どうか、ピクル君に会わせていただけないでしょうか?」

愚地「ん?なんだい?先生、ピクルとヤリてぇのかい?」

竹田「いえいえいえ、違いますよ」

愚地「東京ドームへ行きな、会えるぜ」

竹田「へ?ドームにいるんすか?」

愚地「おう、地下の6階だっけな?そこにいるぜ」

竹田「そうですか、ありがとうございます」

と、いうわけで翌日、竹田は東京ドームに向かった

SP「愚地氏からは聞いております、さぁ中へ」

東京ドームは確か地下2階までだったハズだが・・・ってなんでそんな事知ってるんだ?俺は

さて、地下6階に到着、奥へ進むと、そこには大きな・・・闘技場?のようなものがあった

観客席には学者のような爺さんが・・・・寝てる、研究に疲れたのだろうか

闘技場の片隅にピクルがいた

竹田「・・・・ピクル君」

ピクルは竹田がそこにいる事がわかっていたような感じで、竹田を見上げた、笑ってはいるが、どこか疲れ切ったような顔をしている

ピクル「竹田・・・」

竹田はピクルの頬を平手打ちした

竹田「何しとんじゃクラァァァアアア!!!!」

竹田「闘っても・・・・食べちゃらめなの!!!っていうかなんで食べるの!?」

ピクルは「だってぇ・・・」的な顔をしている

竹田「他にも食べ物はあるんだから、それを食べなさい!!」

ピクルは「あ~俺マックのピクルス食えねぇんだわ」的な感じで首を横に振った

その後、竹田の誘導尋問方式でピクルに現在の社会情勢を大まかに説明した、しかし全くのスタート状態の彼にそれは難しい

しかし、誘導尋問をしているうちにピクルから色々な情報を得た

一つは、ピクルは自分に挑んでくるものしか食べないという事

一つは、今、牢屋から脱走中という事

一つは、ここにいる理由は竹田を待っていたという事

一つは、烈は強かったという事

ん~この男、食に関してはうちの息子より厄介だ

ソースカツなら丼にする必要あるのか?
皿を洗う手間が減るとか、そういう事か?
エコで良いと思うが、反面よそったご飯を全て食べなければならず(ry
バランスが難しそう

竹田「これからどうするんだ?」

ピクルは立ちあがった、あれですな、デカイですな

ピクルは竹田に右拳を差し出してきた

竹田「ん?握手か、よぅし」

竹田はピクルの右手を両手で包みこんだ

竹田「色々大変かもしれないが、頑張るんだよ」

ピクル「竹田・・・竹田・・・」

ピクルは竹田を抱きしめた、ちょwww痛っ・・・・

ピクルが離れると、竹田は思い出したかのように言った

竹田「ああ、そうそう、範馬勇次郎って男が君の目の前に現れるハズだ、彼には気をつけた方がいい、こんな顔をした男だ」

竹田は手帳に勇次郎の顔を書いて見せた、我ながら酷い絵だ

竹田「さっきも言ったけど、この男とかね、ある程度強い人以外は叩いたりしちゃダメだ、わかったね?」

ピクル「竹田」

どうやら、「竹田」=「わかった」という意味らしい

ピクルと共にエレベーターに乗り、エレベーターの乗り方を説明して、ドーム前で別れた、いい奴なんだけどなぁ

帰ったら読み返すわバキ
そんな気持ちにさせてくれるぜ。はっまさか>>1は板垣?

>>855
ソースかつ丼うまいよ
手間とか考えた事ない
よそったご飯は食べましょう
バランスは・・・勘

>>859
竹田です

なんか色々と指摘されたけど、申し訳ないっす、家にバキが無いもんで
買いたいけど、金が・・・もっと完成度の高いものを作りたかったけど、次回の竹田に来期待してください
スレ落ちは21時47分、フィナーレであります

東京ドームからピクルを見送ると、竹田はゆっくりと歩き出した

季節はまた冬へと走り出す、無事に年の瀬を迎えられるだろうか?

その時、周辺の空気が一変した、この感じ、知っている

竹田「範馬、ピクルはもう行ったよ」

いつものアレとは逆の感じで、目の前に勇次郎が現れた

竹田「おう、また会ったな」

初めて範馬が消えた時には驚いたよ、今も原理はわからないけど

そんな範馬に私はいつだって会いたかったんだ

学校を卒業して、離れ離れになって数十年、知らない間に範馬勇次郎という男の姿を追っていたんだ

勇次郎「竹田ぁ、ピクルと何してやがった」

竹田「ふふふっ、君には気を付けろって言っておいたよ」

勇次郎「・・・・・ふん、獅子に化けたか、竹田よ」

竹田「かもしれない、弱いけど」

勇次郎「竹田、貴様に一言だけ言っておく」

竹田「うん」

勇次郎「また会おう」

そういうと勇次郎は消えた、目を凝らしてもわからんなこれは

今日、このスレは完結するけど、竹田博はどこかに現れる、必ず現れる

竹田「ほら、もうこんなに範馬に会いたい」


おわり

みんな見てくれてありがとう!あと100レス、一時間は雑談に使いましょう

竹田に聞きたい
本編が進んだら続きを書くかい?

>>919
書くけど、相当先の話になるだろ、竹田のこれから進路に迷ってる
とりあえずバキシリーズ以外の竹田使用はダメだろうし・・・うーん
グラップラー編しかないのだろうか

ちなみに竹田の夢は、有名どころのまとめサイトに使われる事なんだが

刃牙スレはもうこりごりだ…

だけどもう…こんなに楽しい刃牙スレの続きを見たい……

>>935
範馬勇次郎VS系が凄いたくさんあるけど、あれは俺もこりごりだ

次たてるときも理解りやすいスレタイで頼む

>>939
たぶん○○「」でいくよ、2はダメなんだよな、いつかのあの人達、見てくれてたかな

前回から見てたぜ

>>942
区別出来ねぇwwwwwwwwwwww

>>945
うほっ、感謝

>>946
たぶん範馬か竹田だから頑張ってくれ

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