作者「よし、原稿完成!」 担当「うわっつまんね」 (10)

担当「なんでワンパターンなの?もっとやり方あるでしょ
    特に何でここでケンジが泣くの?タカシの立場はどうなんのよ?」

作者「う…それは……」

母「大体、この場面で揶揄されてるマサコが苦笑いする所なんてまるでバカみたい」

父「うむ。四天王との絡みも面白みすらない
   寧ろ読者をバカにしている。違うか?」

作者「くっ……!」

妹「うわぁ、つまんなーい☆」ビリビリ

作者「ぐああああああああああ」

作者「つ…次こそは…!!」

――二週間後

作者「こ…これは…!?遂に出来た!!名作だ!!!
    よし、担当をよんで今すぐ見せよう!!!!」


担当「ちわーっす。とりあえず忙しいからスラスラいくよ」

作者「はいっ!」

担当「ふんふん。ほうほう、中々だね
    とりあえず出してみるよ。次回のカップに」

作者「本当ですか!!?やったああああああああ」

ラノベ作者「いいの出来たからよろしゃーす」

編集「え?打ち合わせは?企画しに来たのに原稿?」



みたいなパターンは多いんだってな

彼の出した作品は編集部でも話題になり、一度読みきりで掲載する事に


作者「えぇ!俺の作品がジャックに載る!??」

担当「ああ、ついに連載だ!気を引き締めていけよ!?」

作者「はいっ!!」


――…三週間後

作者「ない…ないじゃないか…!俺の作品が…!!
    糞!担当に電話してみよう!」


担当「ん?ああゴメン。君の原稿コピーする前に無くしちゃって(笑)。良かったらまた同じの書いてくれる?」

作者「ぐああああああああああ」

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