P「ちなみに、私の職名はプロデューサーです」
のあ「あなたは口を挟まないでプロレタリア」
P「カニ光線!?(謎の奇声)」
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のあ「ところでP。今日の私を見て、何か気づく事はないかしら?」
P「……おお!? その猫耳メイド服は――」
のあ「対ステージ用勝負モジュールよ」
P「いや、ですから猫耳メイド――」
のあ「対ステージ用勝負モジュールよ」
P「失礼しました。対ステージ用勝負モジュールです、はい」
のあ「いま、特技について考えていたわ」
P「特技……ですか?」
のあ「そう。私たちアイドルは、LIVEバトルの際に特技を披露するのは知っているでしょ?」
P「勿論。存じております」
のあ「それで思ったの。たったひとつの特技に頼り切ったままで、本当にそれでいいのか、と」
P「左様でございましたか」
のあ「アイドルたるもの、一芸のみに固執するようではダメだと思うの。可能性の芽を自らが摘むべきではない、と」
P「おお……流石です、のあさん。もし私がユー○ャンの広報なら、
資格口座のキャンペーンガールにあなたを起用していたでしょう」
のあ「むしろ死角はないほうがいいわ」
P「不肖このP、のあさんの担当として尽力させていただきます」
のあ「尽力されなさい。まずは『人の振り見て〜』というように、
他のアイドルの特技を参考にしてみようかと思う」
P「では、事務所の資料から、それらしいのを何点か声に出してお読みいたします」
のあ「音読は大事よね」
P「それでは読みます」
のあ「もって廻るわね」
P「堕天使の翼」 のあ「いいわね」
P「なぞなぞ」 のあ「続けて」
P「ステキなお注射」 のあ「なかなかどうして」
P「ピカピカキノコ」 のあ「愛でてよし、食べてよし」
P「やらない」 のあ「ほろ甘いわね」
P「いかがでした?」
のあ「やるせないほど十人十色(フレキシブル)ね」
P「そんな気がしておりました」
のあ「……問題を見失うところだったわ」
P「と、申しますと?」
のあ「いま大事なのは……私の特技にできるか? できないか? そこが基準のはずよ」
P「失念しておりました」
のあ「なんという体たらく」
P「もうしわけありません」
のあ「ここはやはり、誰かのを真似るより、いまできる特技を反映させるのがモアベターだと考えるわ」
P「名案でございます」
のあ「では、ひとつやってみせるから、それが特技と申告するに足るレベルか
あなたが判断しなさい、P」
P「わかりました。遍く録画して、がっつりと吟味させていただきます」
のあ「標準モードでお願いね」
のあ「…………ッ! ひとつ、ふたつ、みっつ」
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カシャン
● カシャン
● カシャン
●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
P「なんとっ!? たった一呼吸で、レアメダルを縦に3枚積み上げるとは……」
のあ「いかがかしら?」
P「姿勢を乱すことなく、よもやこれほどの妙技を……」
のあ「ちなみに、調子のいいときは5枚いけるわ」
P「お……お美しい……」
のあ「もう一度」(ひな祭りSR+のポーズで)
P「お美しい!」(一緒のポーズで)
テテテテテテテテ テレテレ テテテテン(あのジングル)
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