アルミン「スゥッ………」(32)

マルコ!マルコ!マルコ!マルコぉぉおおおわぁあああ あああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!マルコマルコマルコぉおおぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハー スーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!マルコ・ボットたんの黒い髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!黒髪モフモフ!カリカリモフモフ… きゅんきゅんきゅい!!サシャの仮病に引き攣り笑いするマルコたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ… あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!ジャンが成長してくれて良かったねマルコたん!あぁあああああ!かわいい!マルコたん!かわいい!あっああぁあ あ!コミック4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!死体なんて現実じゃない!!!!あ…漫画もアニメもよく考えたら… マ ル コ 生 存 は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁああああああああ あ!!はぁああああああん!!ダズこらぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て… え!?見…てる?アニメのマルコが僕を見てる?アニメ3話のショタマルコが僕を見てるぞ!マルコが僕を見てるぞ!マルコがジャンじゃなくて僕を見てるぞ!!友達のマルコが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはマルコがいる!!やったよマルコ!!ひとりでできるもん!!!あ、天使のマルコぁああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあお前……マルコぉお!!ソ、ソバカス!!マルコぉおおおおおお!!!クリスタぁあああ!!ううっうぅうう!!僕の想いよマルコへ届け!!天国のマルコへ届け!



ジャン「」


アルミン「ゼェゼェ」


エレン 「そ、そっか。お前マルコと仲良かったもんな……」



アルミン「そうだよ?僕らは仲良かったんだ」

エレン「う、うん」

ジャン「」

アルミン「なのに、マルコが死んだ時、僕の悲しんでいる姿は描かれなかったッ!!」

アルミン「親友ってだけで馬面ばかり描写されるのはおかしいッ!!」

ジャン「」



アルミン「僕だってマルコと沢山思い出あったのに!!」


アルミン「わずかなキズやヘコみだって……一緒に整備した思い出だから……僕にはわかった」


アルミン「だけかよ?」


エレン「ア、アルミン……」オロオロ


ジャン「……」


アルミン「もっとあるじゃん!」

アルミン「黒髪ストレートロングのワンピース女子より金髪ウェーブのミニスカ女子の方が清純だってむしろ前者はビッチしかいないって語り合ったこととか!」


エレン「なんだって?」


ジャン「…………」



アルミン「ジャンばっかり一緒に回想されてずるいだろ!」


エレン「落ち着けって。な?」


アルミン「ヤダヤダ」ジタバタ


エレン「やめろ!」


ジャン「…………」


ジャン「だってオレ親友だから」



アルミン「は?」


ジャン「お前はただの 友 達 だけどー」


ジャン「オレはマルコの 親 友 だからぁあ」ドヤァ


アルミン「なんだとこの馬ッ!!!!」ガバッ


エレン「てめぇ!煽ってんじゃねぇよ!!」



ジャン「ジャンと言えばマルコ、マルコと言えばジャンですしぃ」


ジャン「みんなジャンがいるなら隣にマルコもいてほしいよね☆って」


ジャン「言ってるしぃ」


アルミン「ジャンといえば一生ミカサに片想いしてる涎垂らしっぱなしの童貞だろ!!」


ジャン「んだとコラァ!!」


エレン「アルミンもやめろって!」



ジャン「てめぇは3年間死に急ぎ野郎にベッタリだったじゃねぇか!マルコと仲良いとか完全に後出しだろうが!!」


ジャン「あとミカサとも仲良くしやがって!!前からイライラしてたんだよクソがッ!」


アルミン「報われない童貞の泣き言なんて、僕には聞こえないよぉ」


ジャン「殴る」


エレン「やめろ!!」


アルミン「暴力反対!暴力反対!」



エレン「お前らがそんなんじゃ、天国のマルコが悲しむだろ!」


アルミン「は?」


ジャン「え?」



エレン「え?」




アルミン「マルコは生きてるよ?」



エレン「え?」


アルミン「ねぇ?マルコは生きてるよね?」


ジャン「あぁ、生きてるよな」


エレン「えっ、えっ、」



エレン「えっ。でも、右半身食われてただろ……」


アルミン「そうなの?」


ジャン「いや、記憶にない」


エレン「マルコの立体機動装置だってアニが持ってただろ…」


アルミン「あれはアニが散歩中に拾っただけだから」


ジャン「よくあることだろ」


アルミン「立体機動装置なんてそこらじゅうに落ちてるよね」


エレン「なんだよ……オレがおかしいのか……?」



アルミン「マルコが死ぬわけない」


ジャン「死ぬわけないな」


アルミン「コニー天才と同レベルの頭脳を持ちながら、マルコを戦死扱いするのは許せないよ」


アルミン「マルコは生きてるから」


エレン「わ、悪い」


ジャン「あんまり気にすんなよ。間違いは誰にでもあることだ」ポンッ


エレン「ん?……ん?」



アルミン「仕方ないよ。天才と天才は親友になれないから。バランス的にバカと天才だろ」


ジャン「オレとマルコはどっちも頭脳明晰で親友だったけどな」


アルミン「まずマルコと親友だと思い込んでる時点で頭沸いてるだろ?」


ジャン「刈り上げにすんぞアアッ!!?」


アルミン「やってみろよ!全国の性別アルミンファン敵にまわすことなるんだからな!!」


エレン「待て!おかしいだろ!アルミンは>>3でマルコが死んでること前提に話してんだろ!」



アルミン「エレンも前提なんて難しい言葉が使えるようになったんだね?」


エレン「お前はさ……オレ相手ならどんなに貶しても殴られないと思ってんのか?」


アルミン「でもマルコは天才だからな……天才の僕とはバランス的にあれなのか?」


エレン「話を聞けよ」


アルミン「でも僕はかなりすごい天才だから、天才のマルコと親友でも不自然じゃないよな!」


ジャン「不自然だろ~その眉毛みたいに不自然だろ~」


アルミン「ミカサが出した消しゴムのカスでねりけし作って筆箱に集めてんのバラすからね」


ジャン「すいませんでした!!」


エレン「そんなことしてんのかよ……」



アルミン「マルコは生きてるんだけど、誰かに捕らわれているに違いないよ」


エレン「いやマルコは死んだって!」


アルミン「は?」


エレン「現実見ろよ!」


アルミン「………………エレンさぁ」


エレン「なんだよ」


アルミン「どうしてそんなこと言うの……?」ウルウル


エレン「えっ」



アルミン「マルコが死んでるなんてさ……うっ……ううっ」グスグス


エレン「」


ジャン「親友泣かすとかないわ……」


アルミン「僕はっ。信じてるのにい……マルコが生きてるって信じてるのにい……」サメザメ


エレン「えっ、えっ、」


ジャン「鼻水まで垂らして可哀想に……」フキフキ



アルミン「エレンはさ、マルコが死んでるのを実際に見たのっ?」グスグス


エレン「いや。見てねぇけど、どんなだったかはジャンから聞いて……」


ジャン「ハァ?オレがお前と話すわけねぇだろ?一秒だって視界に入れたくねぇわ」


エレン「オレだってそうだよ!!」


アルミン「じゃあ……エレンは生きてるマルコしかしらないよねぇ?」ウルウル


エレン「あ、あぁ……。そりゃそうだ……」



アルミン「じゃあマルコは生きてるんだよ!!」ドヤァ


エレン「馬鹿言ってんなよ」


アルミン「生きてるん……だよ?」ウルウル


エレン「あ、アルミン……」オロオロ


アルミン「僕が信じてることを、エレンは一緒に信じてくれないの…?」ウルウル


エレン「信じる!信じるに決まってんだろ!アルミンは間違ったことは言わねぇ!」


アルミン「ありがとっ。それでこそ僕の親友だよねっ」ニコッ


エレン「あぁ!」


ジャン「」ホジホジ



アルミン「マルコは今頃どこかの部屋で両手両足縛られて涙目になりながら僕らの助けを待ってる」

エレン「マジかよ……。誰だ?そんなことしやがるのは……許せねぇな」


ジャン「」フッ


アルミン「というわけだ。さあ、囚われのマルコを探しに行こう!」


エレン「おう!」


ジャン「ハァー」


アルミン「ちょっと君、何してんのさ?」


ジャン「あ?」



アルミン「今からマルコを助けに行くから」


ジャン「聞いてたよ。オレも行くぜ」


アルミン「うん。だからさっさと四つん這いになってよ」


ジャン「何を言ってるか分かんねぇな」


エレン「マルコ……必ず助けてやるからな……」



アルミン「とりあえずこれから104期全員の部屋を物色しに行くから」


アルミン「歩きっぱなしは疲れるから」


アルミン「馬になりなよ」


ジャン「」


ジャン「ふざけんなよ!」



アルミン「えぇ?」


ジャン「何でオレが馬になんなきゃいけねぇんだ!つーかオレは馬じゃねぇよ!!てめぇの足で歩け!」


アルミン「あのさぁ……ジャン」


アルミン「君が馬にならなきゃ僕が疲れちゃうんだよっ?」ウルウル


ジャン「キメェんだよ何が男の娘だ」ペッ


アルミン「チッ」


エレン「どいつが怪しんだ?なぁ!」



アルミン「君さぁ……」


ジャン「なんだよ……」イライラ



アルミン「君が馬にならなきゃエレンが僕の馬になるしかないんだよ?エレンにそんな酷いことさせるなんて……はぁ?……本当にあり得ないよ?冗談はその短すぎる前髪だけにしなよ」


ジャン「ぶっ殺すぞ!!」


エレン「おいジャン!アルミンにあんまり酷いこと言うんじゃねぇよ!」


ジャン「てめぇはこいつの声ちゃんと聞こえてんのか!!?」



エレン「聞こえてるに決まってんだろ?アルミンはいつも正しいことしか言わねぇ!オレは馬になりたくねぇ」


アルミン「エレン……ありがとう……。でもいいんだ。彼が僕を殺したいほど拒否するなら仕方ないよ。僕、がんばって歩くから……」


エレン「アルミン……」


アルミン「途中で疲れて倒れちゃったら……ごめん……」


エレン「くそ……っ。アルミンに無理させやがって……!」


ジャン「なんでオレが悪いみたいになってんだよ…」イライラ



アルミン「さあ、マルコ探しの旅はここからだ!!」





終わり

眠れない。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom