女友「当たらない…」(82)

女「指さしてバンって撃ち合おう!
  (`・-・´)σバン!」

女友「あああ~やられたああああ~

   んじゃ次は私ねっ
   (;`皿´)σバン!」

女「(三(`・-・´) シュッッッ」

女友「え…?なに?それ」

女「緊急回避!」

女友「回避はずるくない?!」

女「ずるくない!

  隙あり!バン!」

女友「んじゃあ
   (三(≧ε≦)シュッ」

女「女友の回避はずるいから めっ!」

女友「女も回避してたんだからいいじゃない!」

女「めっ!」
  (`・-・´)三○)ε≦)
       女友「ヴぁあああ!」

女友「ひどい…」

女「ひどくない!」

女友「ううう~
   (;`皿´)σ
   バンババンバン!」

女「(`・-・´)三´)
    シュッシュシュッシュッッ」

女 (`・ー・´)

女友「キィイイイイイイ!!!
   (σ;`皿´)σ
   バババンババンバンババン!!」

女「(`三(`・-・´)三´)
  シュシュシュッシュシュッシュッシュシュッ!!」

女友「当たらない…」

女「んー
  仕方ないなぁ
  次は後ろ向いとくから
  どっからでも撃ってみて!」

女友「おお!それなら当たりそう!
   (σ`∀´)σ バンババン!」

女「(三(     )
    シュッシュシュッ!」

女友「当たらないじゃん!!」

女 (ー・´  )

女友「キィイイイイイイ!!!ずるい!!!」

女「どんっしんっく
  ふぅぃぃいいいいいる」

女友「・・・
   理不尽さしか感じられないよ…!」

女「この勝負に乗った時点で
  女友の負けは決していたのだ!
  てことでそろそろ授業だから
  女友の負けのままこの勝負はおわり!」
女友「…こんだけ理不尽だと
   いっそ負けがすがすがしいもんですね」

女「じゃあ…

  (ー・´  )
  教室…いこうぜ」

女友「実にすがすがしい」

‥─授業中─‥

先生「…それでは
   この問題を誰かに答えてもらおうかなぁ
   今日は 13日だからぁ」

女友(難しいな…
   だれが当てられるんだろ…)

先生「なんとなく 女に答えてもらうことにするかぁ
   では 女ー…

女友(ああ、女が当てられたかー)
女「((`・-・´) シュッ」

  ってのはフェイントで
   女の後ろの女友!!!」

女友(えええ?!!なぜ?!!)

女 (    `)
  (   `・)
  (  `・ー) ニッ


女友「くっ…!
   わ、わかりません!」

‥─帰り道─‥

女友「ねぇ 授業中のあれなに?」

女「授業中のシュッのこと?」

女友「そうそう!指名回避!」

女「私も本当にできるとは思わなかった」

女友「私もできるかなぁ?」

女「できると思うー
  けど かぶるのイヤだから
  女友は あたる能力を鍛えるといいのじゃよ」

女友「それはいい!
   宝くじ当たったり!」

女「ふぉっふぉっふぉっ
  女友の当たる能力は食べ物に中る限定じゃよっ」

女友「そんなことばっか言ってー
   こぉ~いつぅ~
   三(≧ε≦)っ(`・-・´)
         ///////
       (`・-・´)
      女「シュッ」

女友(は、疾い…!)

能力を手にしたその日から
女は能力をどんどんと使いこなしていっている

もうヤバい 女ヤバい ばいやーなーおん
わたし びつくりてんぎょー

なんたって
後ろから なに投げても当たらない

最初は 回避するものを見て
意識?しとかないと回避できなかったらしい
けれど日々 能力を使ううちに
見ずに意識しなくても回避できるようになり
今や

女『私に害をなす物を回避する
  そういうイメージを設定してる』

なんて意味わからないことを言ってる
そして実際にその通りになってる
ふっしぎー

女は
学校で
町内で

ひかれそうな子供たすけた
ひかれそうなねこたすけた
ひかれそうなたぬきたすけた
尾ひれがついて
ひかれそうな干支全部たすけた
なんて
町内で
数々の当たらない伝説?を作っていった

なんだったらもう
当たらなかった=女のおかげ
ぐらいのことになって
町内盛り上がり
女関連のグッズを作ったけど
当たらなかった。

そんなこんなあって
女と一緒にいたある日
黒い服をきた3人組が話しかけてきた

黒服男「すみませんが
    あなたが噂の
    当たらない能力をもつ女さんですかな?」

女「そうですけど?」

黒服男「いやはや、やっと会えた
    突然なのですが
    少しお話をさせていただきたい」

黒服小男「そうだ!少し話があるのだ!」
黒服幼女「のだ!」

女友(女の知り合いってわけじゃなさそうね)

黒服男「はい、その通り初対面です
    私たちが何者なのかも含め
    あそこのパフェがおいしい喫茶店で
    お話をさせてくれないですかな?」

女友「な、なんで私が思ったことわかるの…!」

女「たぶんそういう能力者
  さっきからなんか電波みたいなの飛ばしてきてる」

黒服小男「よくわかったな!
     所長は考えを読み取る能力者なのだ!」
黒服幼女「のだ!」

黒服男改め所長
「とりあえず立ち話もなんですし
 パフェ食べたいですし
 あそこの喫茶店へいきませんかな?
 パフェ食べたい」
黒服幼女「ぱへ!」

所長「ぱーふぇぱふぇふーっ!
   ぱっぱっぱぱっぱっ!
   ぱーふぇぱふぇふーっ!
   ぱっぱぱぱっ!」
黒服幼女「ぱ!」

黒服小男「・・・」

女友(きつい。
   甘党なのはいいとしよう
   だがこの高揚具合はどうだろうか
   一緒にいるのがだいぶきつい
   もう一人の男の人だまっちゃってるし
   所長とか言ってたけど
   あまり人望なさそうだね
   家で1人で踊ってそう
   それを近所の人に見られて噂になってそう
   幼女かわいい)

所長「…幼女かわいいには同意ですな」ボソッ

女友 ビクッ

女「女友ったら考え読まれやんのー
  やーいやーい」

女友「女みたいに回避できないんだからしかたないでしょ!」
  (女がやーいやーいって久しぶりに言ってくれてうれしいなぁ)

所長「ゆーりゆーり」
女友「うっせ」

黒服小男「所長 パフェきたら
     ウエハースもらってもよろしいいですか?」
所長「だめ。
   底にある
   ねっちゃねちょコーンフレークならあげちゃう」

黒服幼女「しょちょー うぇは
所長「あぁあああげぇえええるぅううううう
   幼女ちゃんにはあぁあげるぅぅううううう」

黒服小男 (;_;) クスン

女「で
  話したいこととは?」

所長「パフェきてからじゃ
女「やだ」
   てことで
   私たちが何者か
   という話からしましょうかね。
   うん。」
黒服幼女「ち!」


所長「えぇっと
   私たちはESP研究所という組織で
   日夜いそしんでいるものです」

女友(ES…P…?)

所長「えぇー!すごいポテンシャルじゃん!そんな風には見えないよー!」

女友「フェッ?!」

所長「ESPはそれの略ってことにしてます
   普通に超感覚的知覚ってするより
   いいっしょ?いいっしょ?
   ぐんばつすーせんっしょ?」

女友(…所長ってくさいね)

所長「くさくないし!
   いい匂いすぎて
   尿すら甘い香りだし!」

黒服幼女「よじょねー
     しょちょーくさいとおもー」

所長 (;_;) クスン

女「で
  その研究所さんが私になんのご用?」

所長「単刀直入に言うと
   女さんを私たちの仲間として迎え入れたいのですよ」

女「(`・-・´)σバンバババンッ!」

Σ所長幼女小男 ビックゥゥッッ

女「もし…
  もし私が
  そういう能力だったらあなたたちは死んでいた!
  ちがう?ちがうくないよね?!」

所長「はいそうです…
   でも
女「(`・-・´)σバンッバババン!
  はい2回目!
  もう2回も死んでるよ!
  遊びだからいいものの!
  てことで3人は死体のフリをして!」

所長&小男「は?」

女「はやく!目をつぶってテーブルにつっぷして!」
所長&小男「は、はい!」

女「幼女ちゃんも!」

黒服幼女「ううーうん…」

女「ついでに女友も!」

女友「ついで…?!」

女「はい!死体ごっこスタート!」

所長&小男&幼女&女友「・・・。」

女「しーっ!!」

所長&小男&幼女&女友 ビクッ

カタン…

アマイニオイ
フワワァァ~

女「・・・
  うまーうまーうまーうまーうまー!!」
カッカッカッカッムシャモググググッ

所長&小男&女友「…!
        パフェか!」ガバッ
幼女「あー…ぱへない…うぇはぁす…」

所長「ひどい!
   勝手に全部食べるなんて!」
小男「そーだ!そーだ!」

女「だまらっしゃい!!」

女友(口の周り生クリームまみれだ…)

女「所長さんとやら!
  日頃、能力に依存してるから
  こんな簡単に隙を見せて
  大事なパフェを食べられるの!!」

所長「…はい…」

女「まぁ~心よめるすぃ~
  今までもそれで危機回避できたすぃ~
  って のほほんとしてるから!
  たべ!られ!るの!!」

所長「…はい……」

幼女「しょちょー
   なさけなーい」

女「幼女ちゃん!」

幼女 ビクッ!!

女「ほら…
  やんよ。
  (  `・ー)っ[#####]」

幼女「…!
   うぇはぁす…!
   おねぇちゃん…ありがと…!」

女友(素直かわえぇ)

女「で。
  小男はなんなの?」

小男「…へ?

女「なんで所長たちに付いてきたの?
  所長はいい 幼女ちゃんもよしとしましょう。
  で。
  小男はなんなの?
  付いてきた理由を3つ挙げて」

小男「え?3つですか…?
   え~~~~~…っと…
   3人組の方が収まりいいだろうしなぁなどと思いまして…
   所長に付いていったら美味しい物にありつけるかなぁとも思い…
   あと…時間がありそうなのが自分くらいでしたから…」

女「ほうほうではでは
  あえてもう1つ理由を
  4つ目の理由を挙げてみてくださいな」

女友(女ったら
   なぜそんなに理由にこだわるの?!)所長「・・・」

小男「よ、4つ目の理由?!
   えー…あー…んー…
   …な、ない!
   3つしか理由はないのだった!
   ないのだった!ないのだった!」

女友(ん?なんか取り繕ってる感じが…)
所長「・・・」

小男「ないのだった!ないのだった!
   こりゃあおかしい!はっはっはっ!
   ないのでは挙げれぬのだ!
   はっはっはっ!」
幼女「こーとこ るさいー」

小男「すまぬ…」

女「ほぉー…そーですかぁ~

  …所長さん。
  4つ目の理由を考えてたとき
  小男がどんなことを考えてたのかを教えてほしいです」

小男 ビックゥゥゥッ

所長「…言って…
   …いいんですかな…?」

小男「しょ、所長!
   言わないでくださいよ!
   アトデパフェアゲマスカラ…」

女「言っていいです
  ほんのりとわかっていますから」

女友(女は理由をわかっているの?
   知り合いとかなにか因縁があるとか?)

所長「…小男が考えていたことは・・・」

小男「しょちょぉぉおおお・・・!」

所長「…。
   だって女子高生に会えるチャンスだし。
   幼女ちゃんもいいけどやっぱJKだよJK
   サングラスしてきたのだって
   どこに視線送ってなめ回すように見てもバレないようにだし。
   口調を固くしてるのだって
   男の魅力を演出しようとしてるからだし。
   ESPに入ってもらった暁には
   くんずほぐれつ
   レッツおげれつ
   そんな具合な熱烈レッスンしたいし。
   でもこんな理由いえないよなぁ
   ああ
   奥に当たるのが嫌なら当たらないようにしてみろよ?って早く言いたいなぁ」(棒読み)

所長「…以上だ。」

女「…」

女友「…」

幼女「…」


小男「…
   ……
   ………なっ!」V(>-<)V



女「で。所長さんは私をESPに参加させてどうしたいんですか?」

女友「そうそう!
   女をどうしたいのか私も気になります!」

幼女「うぇはーす ふにゃふにゃー」

所長「えー
   もうわかってらっしゃるでしょうが
   我がESP研究所は

     人 材 不 足 

        なのです。」

小男 σ(^-^)?

幼女「こーとこ うざーい」

小男 (;_;)

所長「この研究所を始めたのは
   私自身の心を読む能力の原因解明
   そして私以外の人間の能力開発です」

女&女友「ふむふむ」

小男「ふまれたい」

幼女&所長「こーとこ うざーい」

小男 (;。;)

所長「で。
   幼女ちゃんのような小さな子供
   学習能力が高いであろう時期の人間に能力開発のプログラムを施し
   その過程と結果から
   より効果的な新たな方法を模索する
   と言ったことを主にしています」

所長「だが、中々うまくいかないものでしてなぁ
   幼女ちゃんは他の子よりうまくいってる方なのですが
   それでも 少し人より直感に優れている程度
   そして大抵の人間はそこにすら至らないのが現状なのです」

女友「ああ~…
   そこで
   女のようなポッと出の能力者を研究材料にしたいわけですね…!」

所長「はい、その通r
女「…たぶん違う。」

所長「な、なぜそう思うのですかなぁ~?」

女「…パフェとか。」

女友「パフェ?」

女「うん、パフェ。
  所長なのにパフェ1個しか頼めないとこを見るに
  たぶんこの人たちお金あまりないんだよー」

所長 g 女「所長は今ぎくっとする」
所長 b 女「所長は今びくっとする
所長「n 女「所長は今なぜわかるんだと言う」

所長「くっ!なぜわかるんだ!!!」

幼女「おねぇちゃんすごーい」

女「照れる(`・ー・´)じゃないか」

女「なぜわかるかなんて
  所長さんならおわかりでしょう
  なんたって
  所長さんが私にさせようとしてたことだから!」

女友「女にさせようとしてたこと?」

小男「それって、やらしいこと?」

女友「あんた もう欲望を隠す気ないんだね…」



小男「てへっ」

幼女「こーとこきもーい」

小男「も、もっと言って…!」

所長「きみ、もう黙ってて。

   ん゙っん゙ー。
   …女さん、私ならわかるとは?
   なんのことやらはてさて。」

女「しらきるつもりですか。

  私の能力で儲けようとしたくせに…」

所長 ギクッ

女「宝くじや各種ギャンブルで儲けた金を元手にして
  カジノで倍々に資金ふやそうとしたくせに…」

所長 ギギギギクッ


女友「んー でも
   女の能力って 当たらない能力だよね?
   当たらないんじゃないの?」

女「ふっふーんっ
  解説してあげようっ」

幼女「ふっふーんっ」

女「私の能力は
  当たるものを回避する能力。
  それを発展させた
  当たらないものがわかる能力。
  ピックアップした当たらないものの中にないものが当たるものになるの。」

女友「で、でも
   さっきみたいな一瞬で当てるのなんてできるもんなの?」

女「慣れ」

女友「慣れなら納得!」

女「所長は、私の能力を知ったときに
  当たるものを見つけられる可能性に気づいた。
  でもまさか、あんな一瞬で考えまで当たるようになるとは
  思いもしなかったみたい」

所長「んぬぬぬぬ…!!!!



   さぁーせんしたぁぁぁっっっ or2」

所長「ううう…!!
   だってね!だってね!
   お金ないとだめなんだもん!
   ESPやってけないんだもん!!」

女友「だからって女を利用しようとするなんて…」

所長「だって!
   私の能力じゃ無理なんだもん!
   競馬でね!
   馬の気持ち読んで当てようとしたけど
   馬の気持ちなんてわからなかったんだもん!
   人の気持ち読んで 詐欺することも考えたけど
   そんな能力の悪用したくなかったし…」

女友「女だって悪用にn
所長「女さんの能力なら!
   女さんの能力なら…
   ギャンブルで使っても
   ずるいだけで 悪用じゃないと思ったんだもん!
   うわーん!うわぁぁあああん!!」

幼女「しょちょー よーしよし」
所長「うううぅ…」

小男「幼女ちゃん幼女ちゃん!
   σ(;_;)おれにも!おれにも!」

幼女「こーとこ ばっちぃ~」


女「所長さん
  私は別にお金もうけどうたらは
  どうでもいいし気にしてないんですよ。

  ただ…
  自身は 他人の本心を 知ることができるくせに
  他人に対して 自身の気持ちを偽る根性が
  その根性が気にくわない!」

所長「ううう…」

女「けど
  そのどうしようもなさに
   そのあわれさに
    そのなさけなさに
  どうしようもなく
         惹かれる!」


女友「えー」

女「女友!
  私 ESP入る!」

女友「えー」

女「中から腐った組織を変える!」

小男「えー」

女「もはや私が所長だ!」

所長「えー」

女「いくぞ!
  野郎共!
  と!幼女ちゃん!」

幼女「おー」

女「店員さん!
  支払いはESPにツケで!」

店員「えー」

女「んじゃ!!」

自動ドア「ウィー」


女友「えー」

女とは
それ以来
会っていない。

女の両親、私以外の友達
誰も女と会っていないようだ。

女の両親は
女がESPに入った事を
黒い服を着た小さい男から聞いたらしい。





なんだかんだあって7年経ち
私は 25歳。

そんなある日
知らないアドレスからのメールが1通

内容は
『久しぶり。』

とりあえず無視してたら
同じアドレスから10通来た。

『わたしわたし』
『え?わかんない?』
『いや、わたしだってわたし』
『わからないかー
 なら
 そのヒント:買ってない宝くじと言えば?』
『更にヒント:毒抜いたフグと言えば?』
『ヒントを参考にして正体を"当てて"みたまえ』
『ごめん…
 えらそうにしてごめん…』
『ほんと
 連絡しなくて申し訳ないと思っているんだよ』
『もう!返信!返信!さっさと返信!
 だれかわかってるくせに!!!』
『久方ぶりですね。
 女です。』

最初からわかっていた
アドレス
ataranai_onnna@~
だったから。


『どちらの女さんでしょうか』

      『わたしだって わたし』

『わからないです』

      『わかってるくせに!
       女友のいじわる!』

『私の知ってる女は
 全然連絡くれないような人じゃないです』

      『そのことは
       ほんとに悪いと思ってる』

『うそ』

      『ばれたかー』

『心配してたんだから』

      『ごめん』

『バン』


      『シュッ』

女友「ばーか」

女「えへへ」

女友「今までなにしてたの?」

女「んー
  世界こわす活動?」

女友「なんだそりゃ」

女「弱きをたすけ強きをくじく~
  みたいな?」

女友「なんだそりゃ」

女「まぁ
  いろいろと」

女友「ばーか」

女「えへへ」

女「女友がどう過ごしてたか当てようかー?」

女友「当ててみー」

女「それはもう
  怠惰な怠惰な
  堕ちに落ちた日々…」

女友「ないない」

女「外出れば 顔が割れてるから
  指さされ 笑われ
  石 投げられ からかわれ
  鉄塔で黄昏…」

女友「ねぇよ」

女「空見上げ 冴えた月に憧れては青ざめ
  そんな冴えぬ君に笑顔 届けにやって来たの誰?


女友「・・・」

女「もちの!ろんで!私さ!
  ほーら!ホーミー上がりな!
  SAY!HOー!」

女友「ほー」

女「HOー!」

女友「あほー」

女「えへへへ」

女「アメリカで覚えてきたんだ」

女友「へー
   海外にも行ってたのかー。

   そういえば
   幼女ちゃん元気?」

女「幼女ちゃん
  美少女ちゃんになったよ!
  めちゃくちゃかわいいぞ!
  今でもウェハース好きだぞ!」

女友「幼女ちゃんには 会いたいなぁ」

女「会わせんぞ!会わせんぞ!」

女友「ケチー」

女「こおt
女友「興味ない」

女「しょt
女友「興味ない」

女「そうだよね」
女友「うん」

女「まぁ
  そろそろいろいろ終わるよ」

女友「終わる?
   例えば?」

女「んー…

  …世界?」

女友「規模がでかい」

女「そうでもないよ
  せまいよ
  世界せまい…
  せまい…せまい…めまい…!
  せまい世界!めまい!ねがい!

       Y e a h !  」

女友「ノリがうざい」

女「うざい…うざい…うさぎ…!
女友「もういいっ」

女「…そっか」

女友「…うん」

女友「・・・
   そういえば
   研究所でどんなことしてたの?」

女「最初のあたりは
  能力のメカニズムを知るために
  自分の脳波やらなんやらかんやら調べたりしたなぁ」

女友「メカニズム?」

女「所長が考えた能力開発のメソッドって
  結局 成果でなかったからね
  根本的な部分でなにか間違ってるんじゃないかと思って。
  能力の芽生え方。
  その一点を知れば 他にも活かせるから」

女友「で。成果のほどは?」

女「成果は あったよー
  催眠術でちょちょいのちょいと過去の情景しらべたの。
  私以外に
  所長のことも調べたんだ。
  んで、あの所長の 心読む力ってのは
  所長の臆病さから
  相手の心を知らないと生きれない状況からきたものだった。」

女友「ふーん…
   んじゃあ
   女のは
   当たりたくない状況からの芽生え?」
女「そうそう」

女友「能力芽生えるくらいの当たりたくない状況って
   なんさー
   なんなんさー」
女「んー」





   いたい




おとおさん

            射



 やだ

            やだ


女「ひみつー」

女友「んー
   フグ毒!」ビシィィッ

女 ((´・-・`) シュッ

女友「真顔ね」

女「ちょっとセンチだから」

女友「あらあら
   よしよし」

女 ((´・-・`)シュッ

女友「なんでよー」

女「もっとセンチになるから」

女友「女ってけっこう照れ屋だよね」

女「うっせい うっせい」

女友「顔赤らめながらラップしてたし」

女「う、うっせぇやい!」

女友「冴えた月にあたりの耳の赤さたるや
   こちらも照れちゃうほど」

女「うううう…」

女友「かわすときの(`・ー・´)←この顔
   女はこんな顔をしてるつもりだけど
   実際は (///ー///)←こんな赤らめに近いからね」

女「…
  ばーか」

女友「ふっふっふ。
   こういう精神攻撃は当たるんだね」

女「当たったふりさ!!!!」

女友「昔からだけど 
   女ってわかりやすいよねー」

女「そんなことないよっ
  これでも 何事も当たらない女だわよっ」

女友「毛糸のぱんつ」

女「なぜそれを…!」

女友「毛糸の腹巻き」

女「なぜそれを…!」

女友「毛糸のマフラー」

女「なぜそれを…って
  それは 見えてるからわかるでしょー」

女友「が その持ってるカバンにあと3つ」

女「なぜそれを…!」

女友「女が そんくらい わかりやすいってこと!」

女「うそだーうそだー
  これはあれだ…
  女友の…能力(ちから)…!」

女友「えー 当たる能力ってこと?」

女「そう!そうにちがいない!」

女友「でもでも
   宝くじ当たらないよー」

女「んー…
  じゃあ
  わたし限定の当たる能力…!」

女友「えぇ~~~~」

女「まさか 女友が宿敵たりうるとは…!」

女友「やだっ
   こんな限定的すぎる能力やだっ」

女「世界の宿敵たりうる わたしの宿敵なんていいじゃないっ」

女友「えーやだやだやだっ」

女「世界の宿敵の宿敵だよ?
  もはや 世界以上だよ!」

女友「やだっ!
   なんか めんどくさそう!」

女「あ…!
  ちょうどいいところに世界が…!」


電柱|世界)


女友「世界って 近くにいるもんなんだねー」

女「八百万の神の国だしねっ」


      女「ちょいとこっちこっち」
電柱|世界)   ヾ(・-・´ )


世界《はいはい なんでしょうか》

女友「脳に直接 声が…!」

世界「あっ
   嫌でしたら 同じような会話もできますよ」

女「んじゃあ そっちで!」
女友「わたしは 脳に直接の方がいいなぁ」

世界「あっ
   《混ぜ》ること《も出》来ます《よ》」

女「それは いいや」
女友「脳に直接じゃなくて いいや」

世界「あっ
   では そうしますね

   で
   なんでしょうか?」

女「私って 世界の敵でしょ?」

世界「そうですね。
   今現在、現世界の敵ですね」

女「でしょ?
  で
  今私の隣にいる女友が
  そんな私の敵たりうる能力をもってるってんだから
   さぁてーへんだてーへんだ」

世界「知ってます
   女さんにだけ当てられる能力ですよね」

女「…!なぜそれをっ」

世界「これでも世界ですから
   ざっくりとしたことならわかります」

女友「へー、世界ってすごいね」

世界「面と向かって言われると気恥ずかしいもんですね」

女「で!
  どうよ世界!
  どう思うよ!」

世界「どうもこうも
   なんとも思わないです」

女「えー つまらん
  その答えは
  つまらんぞぉぉー!!!


  (`・ー・´)σばんっ」

世界「女友さんは どう思いますか?
   女さんを倒したいですか?」

女「無視(´・-・`)か…」

女友「別に倒したいと思わないですねー
   というか いまいちよくわからないし
   そもそも 世界ってなに?と思ってますし」

世界「そうですか
   それなら女さん
   既定路線で大丈夫そうですよ」

女「つまらん!
  女友との きゃっきゃうふふな熾烈な戦いがないなんて!」

世界「女友さんは
   女さんのところで匿ってもらう方がいいと思います
   女さん側以外の勢力に何かされるかも知れませんので」

女友「あー
   争いに巻き込まれる可能性がある立場になってるのかー、わたし」

女「女友!心配しないで!
  わたし、四六時中 匿うから!
  女友が【若】なら
  わたしは【コ】みたいに四六時中なるから!
  たまに【口】みたいになるから!」

女友「やだなー 暑苦しいー」

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