武内「ヤンデレ感染交換日記ですか?」 (12)

久しぶりにデレマス長編書きたかったがネタがねーって事で
CPのクール組が病んだってやつの続きだけどまたスパイものかぁーって事でボツにした奴完成させる
久しぶり


前作 武内P「CPのクール組が病んだ」

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ちひろ「はい
それを手にしたアイドルはもとの持ち主のものと自分の感情が入り混じり、恐ろしいメンヘラと化してしまうそうです」

武内P「そのような恐ろしいものがどうかなされたのですか?」

ちひろ「‥今現在、高確率でうちのアイドルの誰かが持っています」

武内P「‥っ」

武内P「‥その話は‥‥本当なのですか?」

ちひろ「信じたくはありませんが事実です
その交換日誌はまゆちゃんがもともと自分のプロデューサーとの思い出を綴ったただの日記帳だったようです
‥‥ですがある日そのプロデューサーと仲の良い貴女の事に興味を持ち、その観察を日記帳に書いた時変化が起きました」

武内P「‥‥変化‥ですか?」

ちひろ「‥最初にそれを手にしたアイドルと言いましたが、条件があるんですよ」

武内P「‥‥」

ちひろ「日記帳が貴女の事以外を書く事を拒む様になったんです」

ちひろ「‥そこまで言えば何が言いたいかもうお分かりですよね」

武内P「‥失礼、話を遮る様で申し訳ありませんがとてもその現象に既視感を感じるのですが」

ちひろ「‥‥当然ですよ、前のパンデミックで漏れた薬液はこの日記帳がヒントになって作られたと志希ちゃんが言ってましたから」

武内P「‥‥色々と納得がいきました、わざわざこの様な場所に呼び出したと言うことはできるだけ身内で処理をしたいという事ですね?」

ちひろ「そう言う事です、すみません」

武内P「貴女が謝る事ではありませんから
‥‥しかし感染したと言う事がわかっているなら誰に渡ったのか目撃しているのでは?」

ちひろ「‥最初にそれを手にしたのは杏ちゃんです」

武内P「!‥‥双葉さんが‥
‥‥ならば彼女が今持っているのでは?」

ちひろ「‥‥それが僅か3時間もたたないうちにそれを手放したんです」

武内P「!?‥誰に渡ったのかは聞かなかったのですか?」

ちひろ「‥‥覚えてないんですよその日記帳に関する全てのことを
一様カウンセリングも試しましたが嘘でもありません」

武内P「ならば何故そんなに正確に時間まで把握しているのですか」

ちひろ「これはまゆちゃんのプロデューサーが彼女のアイドル記録を記していたメモ帳の様な物です」

武内P「‥‥これが一体‥‥


‥‥っ!?」

○月×日 9:12 天気 晴

おはようございますプロデューサーさん
今日もプロデューサーさんは6:00ぴったりに起床、寝起きの寝癖がとても可愛い
そう言えば最近プロデューサー珍しくずっと家に帰れてるよね

えっ?私のおかげ?そんな事言われるともっと頑張らなきゃって思うんだ
ありがとうプロデューサーさん

○月×日 12:12 天気曇

‥‥あの女、またプロデューサーさんの邪魔してる

本当迷惑だって気づかないかなぁ‥

プロデューサーさんが優しすぎからいけないんだよ?
‥えっ?私が一番だって?

本当に卑怯だよ、プロデューサーさんは

○月×日 15:12 天気 雨

やっぱみんな邪魔だよ、プロデューサーさんが悪いんだよ?みんなに優しすぎるから

もういいや全部壊そう

全部全部

全部全部ゼンブ

ゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブ

プロデューサーさんはさ、何も見なくていい
壊れた瓦礫の山から見つけてあげるから

武内P「っ‥‥これは一体」

ちひろ「‥‥まるで連動するかの様に此方にも自動的に書き込まれるようです、しかし筆跡はまゆちゃんのプロデューサーの物でした」

武内P「筆跡鑑定もさせないと言う事ですか」

ちひろ「そのページから2ページほど戻って頂けますか?」

武内P「‥‥はい


‥‥これはっ?!」

ちひろ「お気づきになられましたか?」

武内P「えぇ、日記を拾ったと言う記録が重複している
‥‥つまりはこの瞬間に日記帳は別のアイドルの手に渡った‥そう言う事ですね?」

ちひろ「えぇ、さらに見ていくと時間が3時間おきに書き込まれているんですよ」

武内P「‥だから時間まで正確だったと言う訳ですか」

ちひろ「はい、ですが‥ここまでは志希ちゃんのレポートによるものです」

武内P「彼女の好奇心には困らされてばかりですね」

ちひろ「まあプロデューサーは違えど貴女が連れてきたアイドルでしょう?ある意味自業自得です」

武内P「‥‥」

武内P「‥それもそうです」









美波「プロデューサーさん?どうかしましたか?」

武内P「っ!?
‥‥いえ、少し考え事を」

アーニャ「考え事‥ですか?」

武内P「‥‥大したことではありません、お気遣いありがとうございます」

美波「‥‥本当ですか?私の目を見て答えて下さい!」

武内P「‥」

武内P「‥‥えぇ、本当です」

美波「‥むぅ」

莉嘉「Pくん見てみてー☆」

武内P「‥これはカブトムシのシールですか?」

莉嘉「うん!限定品なんだ凄いっしょ☆」

ありす「もう!莉嘉さん?プロデューサーは仕事中なんですよ!?」

莉嘉「少しぐらいいいじゃん!ケチー!」

ありす「ダメです!プロデューサーも少しぐらい言ってください!」

武内P「‥‥はぁ、申し訳ありません」

周子「いやぁ、随分と賑やかになってきたよねクローネも」

フレデリカ「そーだねー、じゃあいっそこのままCP乗っ取っちゃおっかー♪」

周子「おーいーね~、新生Cinderella projectいっちゃう?」

フレデリカ「プロジェクト名はシンデレラクローネ?クロレレラ?」

周子「舌噛みそうだからシンゴジラでいいじゃない?」

フレデリカ「おおうこれはバズりそうな予感‥!シンゴジラ!始動!!」

奏「色んな意味でアウトに決まってるでしょ」


武内P「‥」


武内P(‥‥信じたくはない、しかしこの中にも日記を持っているアイドルがいる可能性がある以上誰にも話す事などできない)

みく「‥ねえPちゃん、李衣菜ちゃんっていつ退院するの?」

武内P「‥多田さんですか?一週間後だと私は伺っていますが」

みく「‥そっかー」

武内P「‥心配‥ですか?」

みく「!‥‥べっ、別にそんな事無いにゃ!ただ仕事に支障が出ると嫌なだけだもん!!」

武内P「‥‥仮にそうだとしても、ありがとうございます」ナデナデ

みく「!‥恥ずかしいよPちゃん」










「‥‥っ!!!」ギロッ!!!!

武内P「‥!!!?」ビクッ!!


みく「‥‥Pちゃん?」

武内P「‥‥」

みく「Pちゃんってばぁ!!」グイ

武内P「‥はっ!?も、申し訳ありません
なんでしょうか?」

みく「どうかしたの?」

武内P「‥‥いえ、少し寝不足のようです

‥申し訳ありませんが少し席を外します」ガタ

みく「‥え?!ちょっとPちゃん!?」


美波「‥‥プロデューサーさん‥どうかしたのかな」

アーニャ「‥」

美波「‥アーニャちゃん?」

アーニャ「‥ニェット‥少し考え事‥ですね」

美波「もう!アーニャちゃんまで!!」






武内P「‥」

武内P(この視線、この感覚
‥‥忘れる訳が無い


‥あの時と同じだ)

武内P(やはり私の中ではトラウマとして刻み込まれていたらしい
‥‥考えたくても体が覚えている

‥その視線

‥‥その歪みきった感情を)

武内P(‥怖い
‥‥‥正直怖くて仕方がない)

武内P「!‥‥そう言えば」スッ

武内P(おそらくまた新しい更新が来ている頃だろう
‥‥しかしこれを開くのか‥?

歪みきった感情の塊を)

武内P「‥しかし恐れていても仕方ない、貴重な手掛かりですから」ペラッ



武内P「‥っ!?」バサッ



○月×日 天気曇 11:35

何かに怯えてるの?
大丈夫、いつでもちゃんとみてるよ?

朝、いつもよりも少し遅く起きた事も

朝、コンビニによってお昼ごはんにってエナジーバーと100円コーヒーを買ったことも

朝、あの女を甘やかしてた事も

ずーっと、ずーっとちゃんと見てるよ?


ダカラオビエナイデ?

ズーットソバニイルカラ









「‥‥ねぇ、落としたよこれ」

武内P「‥‥あ
‥申し訳ありません、ありがとうございます」



志希「んふふ♪ドーイタシまして」


武内P「!?‥‥一ノ瀬さん」




志希「先日はドーモそしてお久しぶりー♪にゃは♪」

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