僕「聖秀学院野球部?」Part3 (695)


安価とコンマで海堂打倒を目指すスレ


僕「聖秀学院野球部?」
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僕「聖秀学院野球部?」Part2
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現在の状況

巻き戻し券1


僕 聖秀学院3年生 マッチョ

ポジション セカンド 2番手投手 サブポジショート(守備A)


ミート B
パワー S
走力 A
肩力 A
守備力 S

球速145kmオーバー
コントロールS
スタミナS


ナックルS


アビリティ
野球センスB
観察眼B
サヨナラ男
パワーヒッター
球威S


現在の好感度


吾郎 好感度9
清水 好感度5
藤井 好感度7
田代 好感度8
大河 好感度9
内山 好感度6
宮崎 好感度6
中村 好感度8

聖秀



1 清水(遊)

2 内山(三)

3 茂野(投)

4 僕(二)

5 田代(補)

6 藤井(右)

7 宮崎(一)

8 高橋(中)

9 野口(左)

海堂


1 草野(中)


2 渡嘉敷(二)


3 薬師寺(三)


4 佐藤(補)


5 大場(一)


6 石松(左)


7 矢尾板(右)


8 泉(遊)


9 眉村(投)

『聖秀学院トップバッター、清水の打席です』


『清水はこれまでの試合、打って投げて守ってと華々しい活躍を見せていますが』


『さあ眉村、立ち上がりどんなピッチングをしていくか!!』




大河(眉村・・・うちが勝つには一番相手をしたくないピッチャーだ)


大河(出てきちまったからにはーーーオレがなんとか打つしかないっしょ!!)グッ!!




1回表
大河VS眉村

80以上orゾロ目 打った
79以下 三振
安価下

コンマ00 大河覚醒(3回目)


眉村「」ギュルルルル!!



ズバァァァァァン!!



審判「ストライィィィィィクッ!!」



藤井「や・・・やっぱ速ぇ・・・」


宮崎「打てっこないぜあんなの・・・」



僕(あのジャイロと、圧倒的制球力から繰り出される1級品の変化球達・・・確かに、そうそう打てるようなシロモノじゃない、がーーー)




眉村「ーーー!!」ギュンッ!!


大河「!!」ブンッ!!



チッ!!



審判「ストライクツー!!」



薬師寺「おいおい、あいつ眉村のジャイロに掠めたぜ」


米倉「へっ、マグレだろ」

僕(僕は知っている・・・あいつが、この日の為にどれだけ練習してきたかなんて。知ってるんだ)



大河「・・・・・・ッ!!」グッ!!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

綾音『ええっ!?これ以上練習量増やすの!?倒れちゃうよ、大河くん!!』


大河『大丈夫だよ。・・・それに、今聖秀にはオレよりもずっと頑張ってる人がいてさ』


綾音『大河くんよりも!?』


大河『ああ・・・オレなりに茂野先輩に追いつけるよう頑張ってたつもりだったけど、あの人はそれ以上で・・・』


大河『そして、あの人も茂野先輩の為に血反吐を吐いて努力してんだ。・・・オレもそのくらいやっとかないとダメっしょ』ニッ


綾音『心配、だよ・・・』ウルッ


大河『ーーー大丈夫。綾音が・・・見てくれてるなら』ギュッ


大河『この夏だけでもなってやるさ・・・オレも、先輩達みたいなバケモノにね』


綾音『大河くん・・・』


大河(そうだーーーずっと、オレはこの日の為に!!)



眉村「ーーー!!」ギュンッ!!



大河(ストレート・・・見えた!!)




カキィィィィィン!!



眉村「!!」


寿也「!?」



※スパクリ効果でこの打席のみヒット以上確定



99 00 ホームラン
ゾロ目 スリーベース
50以上 ツーベース
49以下 シングルヒット
安価下

コンマ16 大河シングルヒット


最覚醒によりステ更新


大河
ミートS パワーB 走力A 肩A 守備S

球速145km コントロールB スタミナA カーブA フォークB

アビリティ
野球センスA 球キレB 闘争心 逆境 精密打撃





藤井「おおーーー!!ライト前!!」


僕「よっしゃ大河ぁーーー!!」


吾郎(マジかよ・・・1打席目から眉村を打ちやがった!!)



大河「・・・・・・」ピース


綾音「ナイスバッティング!!」ニコッ





寿也(最初の打者から球数使いたくなかったからシンプルに攻めてみたけど・・・やはり要注意だな。眉村といえどストレート1本で押せる打者じゃなかったか)


寿也(すまない眉村)




眉村「フ・・・少しは歯ごたえがありそうじゃないか」ボソッ

『2番 サード 内山くん』



田代「おし続け内山ぁーーー!!」


内山「無茶言うなよ・・・」


吾郎(バントだ・・・打てなくてもいい、先頭打者にいきなり打たれて眉村だって内心穏やかじゃないはずだ。リズムを崩せ!)スッ


内山(ば・・・バントか・・・)




寿也(十中八九送ってくるな・・・まあ眉村ならバントを苦にもしないだろうけど)



大河「・・・・・・・・・・・・」サッサっ!!


眉村「っ!」


眉村「」ヒュッ!!


大河「」ズサーッ!!


「セーフ!!」


大場(・・・チ、チョロチョロリードしやがる)


藤井「な、なんだアイツせっかく塁に出たのに・・・もし無茶してアウトになったら」


僕「・・・少しでも眉村にプレッシャーをかけようとしてるんだ。内山がバントしやすいように・・・全力でかき乱そうとしてる」



薬師寺(ほお・・・どうやら茂野以外にも野球できる奴がいるようだな)


1回表 ノーアウト一塁


内山VS眉村


ゾロ目以上 なんとエラーで内山もセーフ
80以上 バント成功した
10~79 三振
9以下 原作通りランナー大河が寿也に嵌められ、ツーアウト
安価下

コンマ76 三振


ズバァァン!!



審判「ストライクバッターアウッ!!」


内山(か・・・かすりもしねぇ・・・!!)


寿也「ナイスピッチ!!」ヒュッ!!


眉村「・・・・・・」パシッ



大河(くぅ~、アレだけチョロチョロしたのにどっしり構えちゃってるよ。図太い奴!)


大河(けど盗塁の隙もなかったし・・・しゃーない、後はクリーンナップを信じるとしますか)フゥ




『3番 ピッチャー 茂野くん』



吾郎「おおし!!」グッ!!



『聖秀、なんとかランナー進めたい所でしたが無念のアウト!!』


『ですが先日の久里山戦でエース香取を打ち崩した茂野が打席に入ります!!』


『聖秀の要であり、この試合打投両方でキーマンとなるでしょう茂野!!眉村と初対決です!』


乾「お、早くもランナーの出た状態で茂野か」


泰造「彼、打撃センスも充分あるからね。もしかするともしかするかもよ?」


大貫「だが問題は眉村に加え佐藤が捕手だってことだけどな。オレぁ中学の時の対決を見たが、なんともやりづらそうだったぜ」


周防「ふん・・・あいつの人を食ったようなリードは好かん」




1回表 ワンナウト一塁


茂野VS眉村


ゾロ目or90以上 打った
30~79 三振
29以下 ゲッツー
安価下



※正しくは89以下ですすいません


コンマ07 ゲッツー


ズバァァン!!


審判「ボールツー!!」


吾郎「へっ・・・流石の眉村も、強打者のオレとやり合うのは怖えってか?」


吾郎「大河に打たれた後だ、慎重にもなるわな」フンッ


寿也「・・・強打者?君が?」


ズバァァン!!


審判「ストライィィィク!」


吾郎「ムカつかせてくさいとこの変化球を凡打にさせようってか?・・・振らねーよ、ウチには僕に田代っていうバッターも控えてるんだ。序盤から無駄な球数で眉村を疲れさせてくれんなら儲けもんだぜ」


寿也「・・・喋るね。言っておくけど1、2点を恐れて敬遠策を取るほど今の海堂のマニュアルは保守的じゃないよ」


ズバァァン!!


吾郎「!?」


吾郎(ド真ん中にジャイロだと!?・・・確かに眉村のジャイロは凄まじいが・・・変化球もコースを狙う制球力もあんのに、そんな舐めたまねーーー)


寿也「ほら、集中してなよ」



吾郎「・・・くそ!!」グッ



眉村「ーーー!」

ギュルルルル!!


吾郎(また真ん中・・・後悔しやがれ!!)


ボール「」ストーン!!


カンッ!!


茂野「!!」


僕(フォーク!?)


審判「アウト!!ーーーアウト!!スリーアウトチェンジ!!」



『おおっといけない!ストレートと同じ速さで落ちる球をひっかけ、茂野痛恨のゲッツーです!!』


吾郎「・・・くそ!!」スタスタ


寿也「・・・みんなこの一年で一段と成長したよーーー」


吾郎「!?」


寿也「僕らは吾郎くんを過小評価しちゃいないし舐めてもいない・・・でも、自信はある。僕らの一年間が君の一年間に負けてる筈がないって絶対的自信がね」


寿也「むしろ海堂を過小評価して油断してるのは君なんじゃないの?」


吾郎「・・・・・・!!」

『さあ、1回表も終わり聖秀、守備位置につきます!!』


吾郎(なるほどね・・・てめーら全員が一年前よりもずっとスケールアップしてるってわけかい。その憎たらしいどの自信はそーいう裏うちがあってかよ)


ゲシッ!!


吾郎「おあ!?」


僕「なーに小難しいこと考えてんだよ。お前らしくない」


大河「そーですよ、二遊間ならどんな打球も捕りますから。遠慮せず打たれてください」ニヤニヤ


吾郎「だ・・・誰が打たれっかよ!!」


僕「じゃあちゃんと真っ直ぐ前を見ろよ。・・・念願の海堂戦だろ?」


吾郎「!!」


吾郎「・・・ああ、そうだな。今から俯いてたら空に現れる勝利の女神を見落としちまうぜ」


僕「・・・・・・」フッ



『さあ、今大会注目の剛球左腕、茂野吾郎がマウンドに上がります!!』

『実際投球したのは三回戦のみですが、その150キロの直球は一躍プロからも熱い視線を浴びており・・・先の久里山戦では温存でしょうか、しかし打撃で貢献しながらも万全の体制でこの海堂戦に臨みます!!』


『はたして今日は超強力打線をほこる常勝海堂にどんなピッチングを見せるんでしょうか!!』



『1回裏、海堂の攻撃はーーー』



草野「」ザッ!!


『1番 センター 草野くん』


「ーーープレイ!!」


1回裏 ノーアウトランナー無し

吾郎VS草野


ゾロ目or80以上 凡打に打ちとった
79以下 草野のカットと選球眼でフォアボール
安価下

コンマ61

「ファール!!」


薬師寺「・・・そういや草野の三振、最後に見たのはいつだっけか」


大場「さあ・・・覚えてねーな」



吾郎「芯に・・・当たんねーだけだろ!!」ビュンッ


ズバァァン!!



「ボール!!フォアボール!!」


吾郎「けっ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕(そしてランナー草野に易々と盗塁を許してしまう茂野だったがーーー)


渡嘉敷「」カァンッ!!


田代「セカン!!」


僕「」バッ!!


僕「」キッ!!


草野「・・・ちっ!」ピタッ


僕「」ビュンッ!!


宮崎「」パシッ!!



「アウト!!」



『二番渡嘉敷、セカンドゴロ!ランナー進めません!』


吾郎「・・・サンキュー、僕」


僕「さあクリーンナップだ。お楽しみだろ?」


吾郎「へっ」



『3番 サード 薬師寺くん』


薬師寺「」ザッ!!





寿也『自信はある・・・僕らの一年間が君の一年間に負けてる筈がないって絶対的自信がね』



吾郎(やっべ~、三振どころか、まだ誰一人空振りすらしてねえじゃねーか!!)


『1回裏、ワンナウトランナー2塁!!名門海堂、得点圏にランナーを置いて立ち上がりの茂野に容赦なく襲い掛かります!!』



吾郎(前はオレひとりで海堂を倒すとか息巻いてたが・・・こーなるとどれだけ甘い考えだったかよくわかるぜ)





吾郎VS薬師寺


30以上 気合いの入ったストレートで三振
29以下 投球に魂が乗らず打たれた
安価下

コンマ00 スーパークリティカル


ノゴロー闘志MAX、以前の抜け球対策クリアも合わせてゲーム中盤まで無条件無失点とします

そういえばノゴローの伝染する闘志って具体的にどこかで効果あったりするのかね

吾郎(・・・ああそうさ。だからこそ親父も山田もあれだけオレに訴えかけてきた)


吾郎(そしてアイツらも、こんな大バカを信じて今までついてきてくれたんだ)



吾郎「そんなオレがーーー」グッ!!


吾郎「こんな序盤でヘマしてる場合じゃねーだろ!!」



ズバァァン!!



薬師寺「!!」



審判「ストライィィィク!!」



薬師寺(初球からこの球威・・・!!ちっ、一番ノッてる時の奴か!!)



吾郎(そうさ・・・こんなザマで3時間海堂と闘えるわけがねえ)


吾郎(オレが出来る事はーーーあいつらが眉村を打ち崩してくれると信じて、コイツらにホームを踏ませねえことだけだ!!)





審判「ストライク、バッターアウト!!」



薬師寺「ぐっ・・・!」トボトボ



阿久津「・・・やっぱ速ぇーか?」


薬師寺「ああ・・・相変わらず勝負所のキレは抜群・・・しかも初球からだ。相当気合い入ってんな」





>>71 ピンチになると強打者組の緩和は勿論、モブと化してたキャラ達にもチャンスコンマが出現します




寿也(へえ・・・薬師寺がまったく手も足も出ないなんて。吾郎くんの付け入る隙は、勝負所に入る前ぐらいかと思ってたけどーーー)



ズバァァン!!


審判「ストライィィィク!!」



寿也(この舞台で万全な自分を持ってくるなんて、どうやら口だけじゃなかったみたいだね・・・)



吾郎「おおおおおお!!」


寿也「ーーー!!」ブンッ!!



ズバァァァァァン!!



審判「ストライク、バッターアウト!!スリーアウトチェンジ!!」



『三振!!気迫の投球で海堂の3、4番を抑えました茂野吾郎!!来るしい立ち上がりになるかという所で、見事なピッチングです!!』



大場「佐藤すらも三振かよ・・・」


寿也(やるね・・・ここまでの投球をしてくるとなると、この試合、投手戦になるかーーー)



江頭「ぐぬぬ・・・何をやってるんだアイツらめ・・・!!」




眉村(フ・・・それでいい。少しは楽しいゲームになりそうだ)




僕「ナイスピッチ!!でもそんな飛ばして大丈夫か?」


吾郎「誰に言ってんだよ。それにこの試合、流しでいったらいつ点をとられっか分かったもんじゃねえしな」


吾郎「海堂はちゃんとオレが抑える。お前らも・・・頼むぜ」


大河「もち」ニッ


田代「よーし、次はオレらからだ!やろうぜ僕!!」


僕「ああ!!」

2回表 ノーアウトランナー無し


僕VS眉村


ゾロ目or85以上 打った
84以下 三振
安価下

コンマ06


『4番 セカンド 八木沼くん』


眉村(コイツか)


僕「よおし!!」グッ!!



吾郎(寿・・・確かにオレの一年はお前らに及ばねーかもしれねえ)


吾郎(けどよ・・・全員がお前に及ばねーかって言われても・・・オレはそうは思わねえ)



藤井「いけ僕ぅぅぅ!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ズバァァァァン!!


僕「うっ・・・!!」



「ストライクバッターアウト!!」


藤井「うええ・・・僕でもダメか」


大河「キャッチャー、大分厳しいコースを要求してますね」


吾郎「ああ・・・寿は慎重だからな。投手戦になるとみてかなり警戒してきてんだろ。初見の眉村の球に寿のリードじゃちと厳しいだろうな」


僕「かなりキてるぞ・・・頼んだ、田代」


田代「・・・おう」




2回表 ワンナウトランナー無し


田代VS眉村

ゾロ目or90以上 打った
89以下 三振
安価下

コンマ92


田代(・・・って、言ってもよ・・・茂野も僕も三振する球に、オレなんかがーーー)



眉村「ーーー!!」ギュルルルル!!



田代「」ブンッ!!


チッ!!



審判「ストライィィィィィクッ!!」



田代(掠めた!?オレが・・・眉村の球に!?)



吾郎「ビビんな田代お!!打てるぞ!!」


田代(そ、そうだ・・・いくら眉村でも、オレらと同年代じゃねえか・・・打てる、打てるぞ!!)


内山「す、すげえ田代・・・」


吾郎「たりめーだろ。オレ達の初試合で・・・ホームラン打った奴だぞあいつは」


吾郎「田代にはどれだけ助けられてきたか数えきれねえよ」



大河(茂野先輩の球をずっととってきた田代先輩なら・・・オレらより眉村のスピードに慣れてる筈)グッ


僕「いっけえ田代おおおおお!!」

打球判定


99 00 ホームラン
ゾロ目 ツーベース
70以上 シングルヒット
69以下 ピッチャーフライ
安価下




※一見厳しめですが時間経過で(スタミナ関係)眉村に対するコンマは全員一律固定緩和、更にコンマで打っただけ次の打席で緩和されていきます

>>94補足

※1打席目ごとに5%緩和。打ったらアウトでも更に5%ヒット以上で10%次打席緩和です

コンマ74



眉村「ーーー!!」ギュルルルル!!



田代(オレは・・・茂野みてえに高校野球のその先があるわけじゃねえ・・・!!)


田代(けどよ、野球を捨てて・・・燻ってたオレに火をつけてくれたあいつの為にーーー)


田代(あんな怪我をしても夢を諦めねえ、あの大バカの為に!!)



田代「ぜってぇ・・・・・・打つんだ!!!!」




キィィィン!!



眉村「・・・・・・っ!」




『田代打ったああああ!!センター前!!』



田代「しゃああああ!!」



吾郎「田代お!!」



田代「打てるぞ!!お前ら続けー!!」



藤井「・・・よ、よーし!!」グッ



中村「いっけえ、藤井ぃぃ!!」


2回表 ワンナウトランナー一塁


藤井VS眉村


ゾロ目以上 藤井ミラクル 打った
それ以外 三振で次大河打席までスキップ
安価下


コンマ44 藤井ミラクル 打った


99 00 ホームラン
ゾロ目 ツーベース。田代執念の走塁で1点先取
70以上 ヒット。得点には繋がらなかったが、確かに聖秀にいい流れを作った(次回の藤井打席まで聖秀メイン打線10%緩和)
69以下 惜しくもアウト
安価下

コンマ56



藤井(そうだ・・・オレ、約束したじゃねえか・・・中村を甲子園に・・・連れてくって・・・!!)


藤井(どうしようもなかったオレだけど・・・もう・・・もう・・・!!)



藤井(自分にも・・・中村にも、恥じるプレーだけはしたくねえんだ!!)



キィィィィィン!!


佐藤「ショート!!」


泉「」バッ!!



「アウト!!ーーーアウト!!スリーアウトチェンジ!!」


宮崎「ああっ・・・!!」


僕「ドンマイ藤井!!」



藤井(アウトか・・・!!で、でも・・・でも・・・当てたぞ!!)


中村「・・・やるじゃん」ポンッ


吾郎「ゲッツーだけどな」


藤井「うっ」


僕「茂野!」


中村「ダーリン!」



吾郎「冗談だよ。・・・次も頼むぜ、藤井」



藤井「お・・・おお!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕(そして続く2回裏・・・海堂の5、6、7を茂野が危なげなく抑え)


僕(三回表に聖秀の宮崎、高橋、野口も三振にはなったものの・・・)




三回裏




ズドォォォォン!!



草野「・・・!!」


審判「ストライク、バッターアウト!!スリーアウトチェンジ!!」




『茂野、これで8人連続三振!!三回裏も無失点で切り抜けました!!』


江頭「・・・・・・っ!!」ギリギリ





僕(4回表、大河から始まる聖秀の2巡目の攻撃・・・!!)

4回表 聖秀0-0海堂


ノーアウトランナー無し


大河VS眉村


ゾロ目or65以上 打った
64以下 アウト
安価下

そんなに海堂戦無双したいのかコノヤロー( ゚д゚)

コンマ99 スーパークリティカル

特攻隊長大河、聖秀に流れを持ってくる
※打球判定ヒット以上、次回大河打席まで聖秀コンマ10%緩和にします

(さすがに覚醒は頭打ちです。テンション的にはまた覚醒みたいなもんですが)

打球判定



99 00 ホームラン
ゾロ目or80以上 スリーベース
40~79以上 ツーベース
39以下 シングルヒット
安価下

コンマ06 シングルヒット


『さあ4回表聖秀の攻撃!!打席に立つ清水、1打席目で眉村の球を捉えております!!今大会輝かしい成績を出している清水ですが、再び塁に出れるか!!』




ズバァァン!!



審判「ストライクツー!!」



『海堂バッテリー、巧みな配球で追い込んでおります!!』



大河(流石に初回ほど簡単に攻めては来ない、か・・・)




寿也(聖秀の要注意プレイヤーの一人だな・・・さあ、追い込んだぞ。どうしようか)


眉村「・・・」フルフル


寿也(眉村がシュートを要求?・・・そうか、君が一番彼を警戒してるんだね)



眉村「ーーー!!」ビュンッ!!



大河(でも、オレだけじゃない・・・田代先輩もあの藤井先輩も、眉村に向かって行ってるーーー)



大河(ここでオレが、なんとしても出ないと・・・繋げないと、ダメっしょーーー!!)



キィィィィン!!



眉村「!?」



『清水打ったぁぁぁぁ!!一二塁間抜けたああああ!!』







大河「だっしゃああああ!!」グッ!!



『 清水、ヒット!!2打席連続で出ました!!』



阿久津「おいおいおい・・・」


薬師寺「なんて小僧だ・・・」


渡嘉敷「・・・!!」




藤井「生意気大河あああ!!流石だぜ!!」


僕「頼もしいな」


吾郎「ああ・・・本当にな」






大河(後は頼みますよ、先輩方)



大河「・・・・・・・・・」ニッ



綾音「大河くん!!最高!!」キャー!!


4回表

ノーアウトランナー1塁


内山VS眉村

ゾロ目 内山もエラーでセーフ、ノーアウト1、2塁に
70以上 僅かに動揺をみせる眉村相手にバント成功
69以下 三振
安価下


※内山バントはスタミナによる5%緩和は適用無し

コンマ93 バント成功


『二番 サード 内山くん』


江頭「くっ・・・眉村めまた打たれやがって・・・」イライラ



内山「・・・・・・」


内山(また大河が打ってくれた・・・お、オレが繋げられればチャンスだ・・・!!)



大河「」チョロチョロ



眉村「・・・・・・・・・」


寿也(気にするな眉村、初回動揺抑えるだけだ)





周防「また同じ形になったか。案外眉村もだらしないな」


泰造「いえ、あの子本当に凄いわ。2打席連続で眉村からヒットなんて海堂のレギュラーでもなかなか出来ないわよ」


乾「しかしあの2番では眉村に手も足も出ない・・・」


静香「・・・いえ、どうかしら」


大貫「?」


静香(いくら眉村くんでも、決め球のシュートを打たれたショックはあるはず・・・投球に影響が出ないとは言えない)


眉村「ーーー!!」ビュンッ!!


寿也(眉村!?コースがいつもより少し甘・・・)



内山「お・・・うおおおおお!!」



コーンッ!!



『内山、バント!!外角ストレートに飛びついた!!』



ボール「」コロコロ


大河「」ズサーッ!!



寿也「くっ!!」ビュンッ!!


大場「」パシッ!!




「アウト!!」



『聖秀、バント成功!!ランナーを進めました!!』



吾郎「よくやった内山!!」


内山「へへ・・・オレも役に立ちたいからな・・・」



僕「ナイスバント!!」



『さあ!!ワンナウトランナー二塁!!得点圏でクリーンナップに回ります!!』



吾郎「おおし!!」グッ!!


寿也「・・・!!」



『聖秀、このチャンスをモノに出来るか!!3番茂野が入ります!!』



眉村(すまん・・・大丈夫だ)


寿也(オーケー、ここを抑えれば大丈夫だ)




吾郎(珍しいな・・・あの眉村がバントを許すなんてよ。何にせよ、チャンスだ!!)






4回表
ワンナウトランナー二塁


吾郎VS眉村

ゾロ目or80以上 打った
79以下 三振
安価下

コンマ09


眉村(このオレがこんな醜態を晒すとはなーーー)


眉村(だが、茂野・・・海堂を出てまでお前が挑んできたこの試合・・・!!)


眉村(そう簡単に譲らん!!)





ズバァァン!!



茂野「う・・・・・くっっっ!!」



審判「ストライク、バッターアウ!!」



寿也「ナイスピッチ!!」



眉村(投手戦、一向に構わん・・・なら先にお前に打たれる訳にもいかんな)


吾郎「眉村・・・!!」ニッ




僕「ドンマイ」



吾郎「へっ・・・あの鉄仮面が燃えてきてやがるぜ。こうでなきゃ面白くねえ」


僕「?」


吾郎「なんでもねえ・・・頼むぜ僕」


僕「任せろ」グッ


『さあ眉村、ランナーを背負いながらも茂野を下し、4番八木沼がバッターボックスに入ります!!』




眉村「・・・打たせん」


僕(このチャンス・・・僕が!!)



寿也(さあ・・・行くよ、眉村!!)






4回表 聖秀0-0海堂

ツーアウトランナー二塁


僕VS眉村

ゾロ目or75以上 打った
74以下 アウト
安価下

コンマ88 打った




コンマ88 ※判定クリア+ゾロ目のためボーナスあり


ギュルルルル!!



カァァン!!



「ファール!!」



僕「くっ・・・!」ビリビリ



『さあ八木沼、追い込まれましたが眉村の球をとらえつつあります!!』



寿也(本当に、彼らは・・・吾郎くんがなんとか集めた新設部のはずなのに、なんでーーー)




僕「・・・・・・!!」キッ



眉村「・・・・・・いい目だ」グッ




僕(この試合の為に、今まで頑張ってきた)


僕(どんな辛い練習だって・・・耐えて来れた)


僕(あいつを、海堂に勝たせるためにーーー)


僕(・・・けど、このまま投手戦で消耗し続けたらあいつの身体は)




眉村「ーーー!!」ビュンッ!!



僕(だから、なんとしてもここで僕が・・・)



僕「打たなきゃ・・・いけないんだあああああ!!!」



カキィィィィィィン!!



ゾロ目or90以上 ホームラン
70~89 ツーベース 1点先取
45~69 シングルヒット 大河ホーム突入判定へ
25~44 ファール※ゾロ目効果
24以下 センターフライ
安価下

コンマ27 ファール



「ファ・・・ファール!!」


薬師寺(あいつ・・・眉村の球にタイミングが合ってやがる!?嘘だろ)


寿也「・・・!」



江頭「な、なにをしている眉村・・・さっさと仕留めろ!!」



眉村「・・・・・・」



眉村(そうか・・・こんな所にもいたのか。茂野同様ーーー)



僕「まだまだあ!!」グッ!!



吾郎「いけ僕ーーー!!」


田代「僕!!」


藤井「僕!!」




眉村「面白い」グッ



僕「ーーー!!」



ゾロ目 ホームラン
65以上 打った
40~64 ファール
39以下 センターフライ
安価下


※この打席中先程のゾロ目ボナ適用







コンマ18 センターフライ


カァァァァァン!!



『八木沼、打ったああああ!!』



草野「っ!!」ダダダ!!



草野「」パシッ!!



僕「!!」



「アウト!!スリーアウトチェンジ!!」



『ですがセンターとってスリーアウトチェンジ!!センターフライに終わります!!』



米倉「ふう・・・驚かせやがって」





眉村「・・・・・・」


僕「・・・・・・・・・」スタスタ




寿也「大丈夫か眉村?ボールのキレはまだまだ落ちてないが・・・」


眉村「ーーー予想以上に、奴らも出来るということだ。・・・だが、問題ない」


寿也「そうか・・・僕のリード、責任重大だな」




寿也(眉村にここまで言わせるとは・・・流石だね、吾郎くん。君の作ったチームがこれほどなんて)


寿也(だけど、僕らも負けない!!)グッ

今日の更新終了。また明日です

4回裏


ポツ・・・ポツ・・・



大貫「雨か・・・だんだん強くなってきたな」






吾郎「ーーー!!」ギュルルルル


石松「っ!!」キィィン!!



吾郎「・・・オーケー!」パシッ



「アウト!!スリーアウトチェンジ!!」



『ここで4回裏も終了!茂野、この回シングルヒットを許しましたが無失点で切り抜けました!!』


薬師寺「く・・・この回も無得点か・・・!」


寿也(僕と薬師寺がシングルヒットで出れるまでは行けたが・・・得点に繋がらなきゃ意味がない)


寿也(やはりベストテンションの君は厄介だよ)


草野「二遊間の守備範囲も守りも堅い・・・茂野の球威に加えてあの守備力も面倒だな」



江頭「・・・・・・」イライラ



吾郎「ちっ、ノーノー切らしちまった!」


田代「お前海堂相手にノーノーしようとしてたのかよ」


吾郎(流石寿也と薬師寺だぜ・・・。今んとこ無失点できちゃいるが、現状眉村から点とれてねえ以上・・・先に失点を許すわけにゃいかねえ)




5回表



眉村「・・・・・・」スッ



田代(1点だ・・・1点でも取れりゃきっとウチに流れが来る!)


田代(雨も強くなってきたし茂野の球数も増えてきたーーー少しでも楽にしてやんねえと!)



5回表

田代VS眉村

※大河ボーナスあり


ゾロ目or70以上 打った
69以下 三振
安価下

コンマ52 三振


ズバァァァン!!



田代「くっ・・・!!」



「ストライクバッターアウト!!」



田代「すまん・・・」トボトボ



僕(あのジャイロに加えて多彩な変化球・・・コースと狙い球がピッタリ合わないとキツイ、か・・・)


僕(こっちも何度かシングルで出てはいるけど連打には繋がってない・・・もうちょっとプレッシャーを与えていきたいな)



藤井「任せろ今度もオレが打ーつ!!」ブンブン


中村「今度もってあんたゲッツーだったじゃん」



藤井VS眉村

※大河ボーナスあり

ゾロ目or85以上 打った
84以下 三振
安価下


コンマ76



藤井「うはー!」ブンッ


「ストライクバッターアウト!!」


藤井「くっそー、雨で選球眼が鈍ったぜ・・・」


吾郎「元々ねーだろ」



『7番 ファースト 宮崎くん』


宮崎(ちくしょー、オレ達だって少しは役に・・・!!)




雨「」ザー!!



宮崎「へ!?」



吾郎「な・・・!」


清水「うへえ、本格的に来たぁ・・・」


「タイムタイム!!ゲーム中断!!」

ちょっと今日は急用が出来ちゃったのでまた明日です



質問返答

Q宮崎のコンマは?

A チャンスor終盤等のピンチ以外無しです。他キャラも同様。藤井は前回ミラクル起こしたために毎度判定に変わりました


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雨「」パラパラ



吾郎「小降りになったーーー!!」




僕(ーーー土砂降りになった雨はしばらく待つと弱まり、ゲームは再開されることになった)


吾郎「良かったぜ・・・待ちに待ったこの試合が雨なんかで流れなくてよ」


吾郎「男の勝負にリセットボタンはねえ・・・ここで決着つけてやるぜ海堂!!」




江頭(ふん・・・二度も奴の憎たらしい顔を見るのはゴメンだ。ここまでなんとか踏ん張っているようだが・・・愚図共め、早く仕留めてしまえ!!)



僕(マウンドに土は入ったけど、大分グラウンドのコンディションは悪くなった・・・僕達は水はけ最悪のグラウンドに慣れてるけど海堂はどうだ?もしかしたら難攻不落の眉村を崩す足掛かりになるかもしれない)


僕(いやまあ慣れてるとは言っても向こうよりはマシって程度だけどね・・・ははは)



『どうやら試合再開のようです!!膠着したこのゲーム、気まぐれな空模様はどちらに味方するのか!!』



寿也「眉村、行けるか?」


眉村「問題ない」



寿也(ここまで無失点とはいえ何度かヒヤッとする場面はあった。今の聖秀は眉村じゃないと抑えられないだろう・・・)


薬師寺(そろそろ援護してやりてえな・・・)





『さあ、5回表ツーアウトからの再開です!!』



「プレイ!!」




ズバァァン!!


「ストライクバッターアウト!!」



宮崎「だ・・・ダメだ・・・打てっこねえ・・・」ガクッ


田代「全然影響出てなさそうだな・・・」


大河「わかりませんよ。まだ雨は降り続けてますし・・・なんとか転がせればフィールディングは乱れるかも」


藤井「その転がすのが一苦労なんだけど!」


吾郎「眉村に限ってすっぽ抜けは期待出来ねえしな・・・」



僕(なんにせよ当てなきゃ、か・・・)

5回裏


吾郎「おおおお!!」ギュルルルル!!



泉「くっ・・・!!」ブンッ!!



ズバァァン!!



「ストライク、バッターアウト!!」



『さあ茂野、5回裏も危なげのないピッチングでツーアウトです!!』



僕(下位打線は問題ない・・・といいたいとこだけど)




眉村「・・・・・・・・・」スタスタ



吾郎(へっ・・・こんな怖ぇ9番打者は初めてだぜ)



吾郎(1巡目は一応三振にとったが・・・ランナーも無い先発投手の打席だったからな。海堂のマニュアルでも無理して振ってくる場面じゃなかった)



吾郎(けど今の眉村は、自分で引導を渡してやろうってツラしてやがる)ゴクリ



眉村(さあ・・・来い、茂野)グッ

5回裏 聖秀0-0海堂

ツーアウトランナー無し


吾郎VS眉村

※スパクリボーナスで吾郎闘志MAX状態のままの対決のためコンマ優しめ



40以上 眉村三振
6~39 打たれた
5以下 足にライナー直撃
安価下

コンマ13 打たれた


70以上 ショートフライ
40~69 僕ファインプレー(以下ヒット性の当たりは打たれたため次回吾郎(投手)VS眉村の判定10%不利に)
16~39 ライト方面(藤井)に飛んだ。判定続行
15以下 ホームランを打たれた
安価下

コンマ19 ライト方面に打たれた



キィィィィィン!!



吾郎「!!」


田代「ライトォ!!」



藤井「うおおおお!!」ダダダッ



大河「げ・・・っ」



90以上 藤井ファインプレー
70~89 ヒットにはなったが冷静に捕ってくれた。シングル
50~69 普通にライト頭を越えてツーベース
49以下 藤井盛大にコケた。センター高橋がフォローに入るもスリーベースに
安価下



コンマ02 スリーベースに



藤井「」ズルッ


高橋「あ!」



中村「な・・・!!」


清水「・・・!!」



田代(あのバカ・・・!!)



吾郎「フォローだ高橋!!」



高橋「わわわ・・・!!」



眉村「ーーー!!」ダッ!!



僕「中継入る!!高橋!!」


高橋「」ビュンッ!!


僕「」パシッ!!ビュンッ!!


眉村「」ズサーッ!!



「セーフ!!!!」



『おおっとここでアクシデント!!ライト藤井、ボールを追いかけましたが雨の影響で転倒!!眉村、スリーベース!!』




藤井「や・・・やっちまった・・・」ガクガク



吾郎「・・・マズイな」グッ




米倉「へへ・・・奴らようやくボロを出したか」


米倉「おい、眉村にウインドブレーカー持ってってやれ」




『さあ、眉村を3塁に置いてバッター草野が入ります!!』



江頭「ははは!!所詮雑魚どもよ!!決めて来い草野!!」



『さあ茂野、この場面で瞬足好打の草野と相対!!先程までとうって変わって苦しい場面となります』



僕(草野か・・・1打席目はフォアボール、2打席目は茂野が全開で抑えに行って三振をとれたけど・・・危険な相手だ)

藤井(す、すまねえ茂野・・・)



吾郎「・・・・・・・・・」グッ



草野(ここを取れれば必ずウチに流れがくる・・・!!)




僕(頼む・・・茂野!!)









5回裏 ツーアウトランナー3塁


ゾロ目or70以上 茂野、それでも気迫で三振
30~69 セーフティスクイズ(判定続行)
29以下 打たれた(判定続行)
安価下

田代(ど、どうする茂野?一球外してみるか?)


吾郎(・・・いや、百戦錬磨の海堂と駆け引きするのは不利だ。しかも草野相手じゃな)


吾郎(この試合・・・オレはアイツらに背中を任せて思いっきり投げて来れたからこそ眉村と投げ合えた。だから、やることは変わらねえ・・・)



吾郎「オレはただ一球一球魂を込めてーーー」


吾郎「お前らを・・・捩じ伏せるだけだ!!」ビュンッ!!



ボール「」 ギュルルルル!!



草野(この場面で真っ向勝負とはな・・・お前らしいぜ茂野)


草野(けどな、お前が海堂を辞めてオレ達に挑戦しようとしてる間・・・オレらだって、ずっとここで研鑽し続けてたんだ!!)


草野(甲子園で優勝する、そのためだけにーーー!!)スッ!!




『茂野、変わらず真っ向勝負!!そして草野ーーーああっ、スクイズだあ!!』


60以上 キャッチャーフライ
59以下 セーフティスクイズを成功させられた 0-1
安価下




コンマ66 ゾロ目ボナ(今後藤井のエラー判定消失)


ギャィィン!!



草野「・・・・・・っ!!」



田代「」パシッ!!



吾郎「しゃあ!!」



「アウト!!スリーアウトチェンジ!!」


『おおっと、スクイズ失敗!!打ち上げてしまいキャッチャーフライです!!茂野、凄まじいストレートでスクイズを防ぎました!!』


草野「くそぉ・・・!!」


江頭「草野貴様ぁ!!」


伊沢「まあまあ。草野でも失敗ということは他の選手でもそう簡単に決められないということです」


江頭「くそ・・・役立たずめ・・・!!」



吾郎「・・・・・・」チラッ!!


眉村「?」



吾郎「バントがどうした・・・今のオレ相手にそうそう決めさせねえぞ」


眉村「・・・・・・」フッ





『ヒヤリとした場面ですが聖秀ピンチを凌いで6回に入ります』


藤井「わ、悪かった茂野・・・オレのせいで」


吾郎「なに謝ってんだ」ポンッ


吾郎「今すげぇ良いとこなんだ。つまんねーことで水さすなよ」ニヤッ


藤井「・・・っ!」


藤井「ああ。分かった・・・でも、次こそはちゃんと捕ってみせるからよ!!バンバン打たせてこい!!」グッ


吾郎「その意気だぜ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6回表


「ストライク、バッターアウッ!!」


『さあ眉村、安定感変わらず聖秀の8番9番を三振にとりました!!』




大河「・・・・・・」スッ


『ここでこの試合2安打の清水がバッターボックスに入ります。今度こそ抑えられるか眉村!』







6回表 聖秀0-0海堂
ツーアウトランナー無し
大河VS眉村

ゾロ目or50以上 打った
10~49 三振
9以下 眉村覚醒(スタミナによる緩和値リセット&消失)
安価下

コンマ16 大河三振


ズバァァァン!!



「ストライク、バッターアウッ!!スリーアウトチェンジ!!」


大河「にゃろう・・・!」


眉村「・・・」スタスタ



『3打席目は眉村に軍配が上がりました!!聖秀、3者三振でチェンジです!!』



僕(ツーアウトでも2安打してる大河にはかなり慎重だったな・・・球数めいっぱい使ってフルカウントから三振とってきたか)


寿也「ナイスピッチ、眉村」ポンッ


寿也(これで聖秀は次の回2番からだ・・・ここまでランナーありでクリーンナップを迎えていたのに比べたら眉村も楽になるだろう)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『さあ6回裏、依然スコアは0対0のまま!!予想外の苦戦を強いられる海堂、珍しく円陣を組んでおります!!』


江頭「ふふ・・・はっはっは」


江頭「いやいや君達も役者だね。雨の中これだけ集まってくれている観客の為に接戦を演じるなんて素晴らしいサービス精神だよ」


「はは・・・」


江頭「だが、もういい」


江頭「いい加減にしろ不愉快だ!たかが県大会でそんなエンターテインメントはいらんのだよ!海堂ブランドの商品価値を下げる気か貴様ら!!さっさとケリをつけろ!!」


「は・・・はいっ!」

6回裏


吾郎「・・・・・・」ハァハァ


田代(ここまで全力投球で来てるからな、流石に茂野も疲れが見えてきたか・・・)



僕(ペース配分が完璧に出来てる眉村と比べたら茂野はずっと全力投手だったもんな・・・頑張れ、頑張れ茂野・・・!)



『2番 セカンド 渡嘉敷くん』


吾郎(薬師寺や寿を相手にする前にランナーは出したくねえ・・・しっかり抑えねーと)




6回裏 聖秀0-0海堂
ノーアウトランナー無し

吾郎VS渡嘉敷

50以上 三振
25~49 ボテボテだが打たれた(守備判定易)
10~24 粘られフォアボール
9以下 フォアボール。シュート回転の棒球に気付かれフラグ(1/2)
安価下

スパクリで抜け球対策クリアしてるんじゃないの?

コンマ42 ボテボテで打たれた


渡嘉敷「う・・・っ!!」カンッ!!


ボール「」ボテボテ



30以上 サードゴロ
10~29 もたついてしまい内野安打
9以下 田代の間違った指示でセーフに。嫌な流れでコンマ不利(小)
安価下



>>255
前半守備リスク無しスキップされただけでファンブルが消失したわけじゃありません

コンマ43 サードゴロ

田代「サード!」


内山「おっけー!」パシッ ビュッ


「アウト!!」



吾郎「・・・・・・」フゥ



『渡嘉敷、サードゴロに終わりました。そして茂野、3巡目のクリーンナップとの対決となります』



薬師寺「・・・・・・」キッ


吾郎「へっ、いつもスカした奴がいい眼してやがる」





ワンナウトランナー無し
茂野VS薬師寺


70以上 三振
30~69 打たれた(コンマ数値で難易度変化)
10~29 粘られフォアボール
9以下 フォアボール&抜け玉フラグ(1/2)
安価下

コンマ78 三振


ズバァァァン!!


「ストライィィィク!」


薬師寺(聖秀がここまでやるとは思ってなかったぜ・・・)


薬師寺(一年前お前が海堂を出ていった時、オレ達は皆お前を心の中で嘲笑い見限った)


薬師寺(なぜなら、これ以上ない環境を持つ海堂を出て行ってレベルの低い他校で今更得られるものなどないと思っていたからだ)


薬師寺(だが、オレ達がもしひとつだけ見誤っていたものがあるとすればーーー)


カァァァン!!



「ファール!」


薬師寺「くっ・・・」ビリビリ


吾郎「・・・っ!」



薬師寺(お前が海堂を出ていった、たったひとつの理由ーーー海堂を倒したいというその闘争本能がケタ外れだったということだ!!)



吾郎「ーーー!!」ギュルルルル!!


薬師寺「おおおおお!!」



ズバァァン!!



薬師寺「・・・・・・っっ!!」



「ストライク、バッターアウト!!」


薬師寺「くそ・・・!!」


田代「ナイスピッチ茂野!!」ヒュッ



薬師寺(・・・そして、そのためだけにこんなチームを作り上げたこと、か・・・あのバカの途方もない目標に・・・・・・ついてくるやつがよくもいたもんだぜ)



一旦終了
夜に続き書きます

お待たせしました今から更新します


薬師寺「佐藤・・・今のアイツを打てるとしたらお前だ。頼んだぜ・・・」


寿也「ああ・・・」







寿也「・・・・・・」スタスタ




僕(順当に行けばこのクリーンナップとは最終回も勝負になる・・・こっちもまだ無得点の現状、絶対に抑えて起きたい・・・)






吾郎(さあ・・・第2ラウンドだぜ、寿ーーー!!)


寿也(吾郎くんーーー)



『オレは海堂に行って海堂を倒してえんだ!セレクションで入る無名の新人が、名門のエースで4番を勝ち取れるか見てみてえんだ!!』


『それが叶えばオレは甲子園なんか行かなくていい・・・名門の看板背負わされて広告塔になるくらいなら、いつでも海堂なんか辞めてやるーーー!!』








『すげぇな寿・・・やっぱりお前らすげぇよ』

『だからこそ、やっぱオレはお前らと闘いてぇ・・・』

『お前らと一緒に海堂にいれば甲子園は楽勝さ・・・』

『眉村や薬師寺がいるこの面子なら、優勝だって難しくねえ。・・・けど、もう今のオレはそんなんじゃつまんねえんだ』

『オレは今こそ、他所へ行ってお前や眉村のいる最強海堂と闘いてぇ・・・今日のこの自分への最終試験に合格できたらな』







寿也(そうさ・・・)



寿也(本当に君は、どこまでもアグレッシブでピュアで・・・)




寿也(そんな立ち止まらない君だから僕は・・・!!)





寿也「勝負だ・・・吾郎くん!!」グッ


吾郎「!」


吾郎「そうこなくちゃな・・・行くぜ、寿ーーー!!」




6回裏
ツーアウトランナー無し


吾郎VS寿也



ゾロ目or80以上 三振
20~79 打たれた(数値で難易度変化)
19以下 ホームラン
安価下

コンマ61 打たれた



39以上 レフトフライ
6~38 ツーベースヒット
5以下 ホームラン
安価下

コンマ20 ツーベースヒット



寿也(君の親友としてーーーライバルとして、僕は君の望んだ僕でありたい)


寿也(そして、三年間喜びを分かちあってきたみんなの為に・・・支えてくれたおじいちゃん達のためーーー)




吾郎「ーーー!!」ギュルルルル!!



寿也「君を倒して、甲子園に行くーーー!!」




カキィィィィン!!



田代(マズイ、デカいぞ!?)



三宅「おおお!!」



吾郎「・・・っ!」



寿也「いっけぇぇぇええ!!」




フェンス「」ガシャン!!



薬師寺「くっ!!フェンスか!!」



野口「わわわ」パシッ ヒュッ!!



「セーフ!!」


僕(茂野の渾身のストレートを・・・!眉村といい、流石だな・・・・・・)



寿也(柵越だと思ったのに・・・相変わらず凄まじい球威だね、吾郎くん)


吾郎(へっ・・・相変わらず怖ぇバッターだぜ、寿)

※テンポの関係上サクッと打たれたり打ったりしてますが基本こういう流れになった時は文章外でストライクだったりファールだったりボールだったり粘ったりしていると脳内補完しといてください(笑)


『さあ、4番佐藤が見事なツーベースヒットで再び得点圏にランナーが出ました!』



吾郎(・・・いけねえいけねえ、切り替えねえと)



『5番 ファースト 大場くん』





僕(あとひとつだ・・・この回切り抜ければ・・・!)


寿也「・・・八木沼って言ったっけ」


僕「?」


寿也「以前の非礼を詫びるよ・・・・・・君達は、強い。眉村が先発してこんな展開になる試合は今まで無かった」


僕「・・・!」


僕「褒め言葉はよしてくれ。まだそこまで言われるほど僕は何もしていないよ」


寿也「真面目なんだね」


僕「勝負はまだまだこれからだ。ーーー僕が、君達バッテリーを倒す」


寿也「そうかい。・・・僕も負けないよ」



6回裏

ツーアウトランナー2塁



吾郎VS大場



50以上 三振
6~49 打たれた
5以下 足の痛みが・・・力が入り切らなかったストレートをホームランにされた
※早めの痛み止め切れ
安価下

原作より足の負担は軽いと思ってたが誤差の範囲内ってとこか

コンマ97 三振


僕(そうだ茂野、ツーベースとはいえ打たれたショックを引きずっていなきゃいいけどーーー)



ズバァァァァァン!!



「ストライクバッターアウッ!!スリーアウトチェンジ!!」



僕(心配いらないか)



『大場三振!!海堂、この回もランナー残塁です!!』



僕(次の回は打席が回ってくる・・・!!)


僕「ナイスピッチ茂野」ポンッ


吾郎「おお。・・・今度こそオレ達で点とってやろーぜ」


寿也「させないけどね」タッタッタ




吾郎「おま!いちいち煽らねーと気が済まねーのかアイツは」


僕(それは茂野が言えたことじゃないと思う・・・)




>>309
初回から全力投球で飛ばし切ってるので結果的に足の負担は変わりません。
ここでファンブルを引かなくとも、もう痛み止めは切れ始めます。ファンブルで早めに致命的な一発を浴びるか、引かなくとも通常の流れで痛み止め切れからの不利コンマになるかぐらいの違いですね

7回表 聖秀0-0海堂



内山「」ブンッ!!


ズバァァァン!!


「ストライクバッターアウト!!」



寿也(この2番はランナーさえいなければ問題ない・・・)ヒュッ


眉村「・・・・・・」パシッ!!



僕「ドンマイ」ポンッ


内山「ごめん・・・。た、頼んだふたりとも・・・」





吾郎「さあて。ここで打って奴らに打たれた借りを返してやるぜ」


僕「ふたり分だから僕も、な」




『さあ、2番内山が三振となりワンナウトランナー無し!そして再びエース対決となります!』


ワンナウトランナー無し
吾郎VS眉村

ゾロ目or85以上 打った
16~84 三振
15以下 眉村覚醒(スタミナによる緩和リセット&消失)
安価下


コンマ44 打った


ゾロ目or95以上 ホームラン
75~94 ツーベース
55~74 シングルヒット
40~54 セカンドライナー(エラー判定小 判定継続)
39以下 センターフライ
安価下

コンマ30 センターフライ


キィィィィン!!


吾郎「だあ!!打ち上げちまった!!」



草野「」パスッ



『茂野、センターフライ!!これでツーアウトです!』




吾郎「くそ!!」



眉村(ふっ、まだまだ打たれんぞ茂野)


寿也(とはいえしっかり外野まで運ぶあたりは流石だな)






『ゲームも終盤に入ろうとしていますが眉村、この回も球が走っております!』




『4番 セカンド 八木沼くん』


『そして海堂もこの回4番バッターとの対決!!眉村、この回も凌ぐか!?それとも聖秀、均衡を打ち崩すか!?』



僕VS眉村

ゾロ目or75以上 打った
16~74 三振
15以下
安価下

コンマ56 三振
寿也(56くんボーナスは僕だけのものだよ)













僕(・・・こうして闘ってみて、わかった気がする)



キィン!!



「ファール!!」


僕(なぜ茂野が海堂と闘いたかったのか・・・)



僕(勝つか負けるかギリギリの闘い・・・スリル・・・強大なライバルとの真剣勝負・・・)



僕(大好きな野球で、そんな楽しい試合が出来るんだもんな)





僕(そうだ。あいつは、そんな面白い世界に引き込んでくれた。茂野と兄さんが没頭した世界に、今僕はーーーいる!!)




ズバァァァァン!!




「ストライク、バッターアウト!!スリーアウトチェンジ!!」



僕「・・・・・・っ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~

八木沼『なあ僕・・・野球、一緒にやってみないか?』


僕『・・・いいよ。別に球技にそこまで興味ないし・・・僕、運動は身体は身体鍛えるぐらいでさ』


八木沼『・・・・・・そうか』


僕『(・・・兄さんは、要領がいいから・・・凡人の僕が一緒にやってもみっともないだけだし・・・)』

~~~~~~~~~~~~~~~

僕(僕は・・・なぜあんな無駄な時間を・・・)グッ


吾郎「この回もダメだったか・・・しゃあねぇ、次の田代達に任せようぜ。・・・僕?」


僕「ーーーなんでもない」



僕(悔やむのは後だ・・・。燻ってた僕を変えてくれた茂野と・・・大好きになった野球の為にも、今はとにかく頑張ろう)

ごめん、寝落ちしそうなので今日の更新終了です

7回裏 聖秀0-0海堂


吾郎「ーーーさあ、あとアウト9つだ・・・!気楽に行こーぜ」スタスタ


僕「?」


大河「同点だからもっとかかるかもしれないッスけど・・・」



僕(なんだ?まるで自分に言い聞かせてるみたいな・・・)




吾郎(1点だ・・・せめて1点とれりゃーーー)



茂野足「」ズキズキ




『さあ、お互いにランナーは許すも依然として0対0のまま、試合は7回裏です!』



『6番 レフト 石松くん』






7回裏 ノーアウトランナー無し

70以上 吾郎、気合いの三振
30~69 打たれた
29以下 足の痛みでリズムが崩れた。フォアボール
安価下


コンマ26 足の痛みでフォアボール



乾「・・・しかしよくやってますよ。あの戦力で張り合ってる」


周防「・・・・・・」


周防(あのバカめ・・・何を大人しくしている。早く打てマヌケめ)


大貫「オレとしては感慨深いですな・・・なんせ、眉村と茂野の対決を見たのは中学の時以来ですんで」


大貫(ああ・・・やはりオレの目は間違っちゃあいなかったーーー)


大貫(眉村と茂野・・・オレが昔想い描いたような試合が今・・・)



大貫「ーーーおや?そういや早乙女兄弟はどこいった?」







吾郎「」ビュッ



「ボール!フォアボール!!」




『おおっと茂野、この回ノーアウトでランナーを許してしまいます!流石に疲れが見えてきたか、フォアボールです!』



寿也(妙だな・・・この回、急に球離れが良くなった気がしたが)


寿也(スコアラーから吾郎くんは足に故障があるんじゃないかと聞いていたが何かそれが関係あるのか?)


寿也(本当に故障があるなら・・・あの出たがりの彼が3回戦以外登板していなかった事にも説明がつくが・・・)

『8番 ライト 矢尾板くん』



僕(ここに来ていきなりのボール先行・・・茂野、まさか・・・)


大河(・・・もしそうなら、マズいな・・・)



矢尾板「・・・・・・」スッ


吾郎「へっ・・・まあノーアウト一塁なら絶対送ろうとしてくるわな」


吾郎「ーーーさせねえぞ!!」



70以上 バント失敗させた。キャッチャーフライ
40~69 バントされた
16~39 ピッチャー正面。足の痛みで結果的にトリックプレーになるも、足の状態に気付かれる
15以下 ピッチャー正面。足の痛みで捕れず、足の状態に気付かれる
安価下

※訂正。矢尾板7番です


『やはり手堅く送って来ます!』


矢尾板「」コンッ


『ああっと、打ち上げてしまった!これはピッチャー正面のイージーフライだ!』


矢尾板「くっ・・・!」


吾郎「オーライ!」


吾郎「」ガクッ!!


吾郎「あれ・・・っ?」



江頭「ーーー!?」



パシッ!!


石松「!?」


『ああっと、ワンバンだ!ワンバンでとった茂野!!』


石松「にょろっ・・・!!」ダッ


吾郎「ーーー!!」ビュッ!!


「アウト!!」


『まずは1塁に送ってバッターランナーアウト!!』


宮崎「」ビュッ


「アウト!!」


田代「や、やった!!」


『だ、ダブルプレー!!送りバント失敗でツーアウトランナー無しに!海堂、苦しい結果となってしまいました!!』


『いや、しかしこれは茂野の見事なトリックプレーと言っていいでしょう!!つまずいたように見せかけてワンバン捕球でふたりを刺しました!!』


矢尾板「く・・・・・・!!」



小森「違う・・・今のは本当に足が動かなかったんだ!!」


清水「!?」

江頭(そうか・・・そうだったのか!!)ニヤッ


江頭(何食わぬ顔で投げてたからほぼ完治したと思ってたが・・・やはりアイツの足は完全じゃなかったんだ!!)


江頭「ふははははは!!」


海堂「!?」ビクッ



『8番 ショート 泉くん』



江頭「伊沢!!バントだ!バントの指示を出せ!!」



伊沢「・・・!?」


伊沢「バント・・・!?いや、ですがツーアウトですが部長・・・」


江頭「ああっ!?貴様は黙ってサインを出していればいいんだよ!」



『さあ、ツーアウトでランナーが無くなって8番泉』



吾郎「・・・・・・」ハァハァ



僕(茂野、やっぱり・・・!!)



泉「」スッ


『おおっとバントの構えだ!!』





7回裏 聖秀0-0海堂

ツーアウトランナー無し



ゾロ目or90以上 吾郎「負けるかああああ!!」
50~89 セーフティバントを決められた
49以下 セーフティバント。吾郎暴投でランナー2塁に
安価下


コンマ62 セーフティバント


吾郎「」ビュッ!!


「ボール!!」


吾郎「ーーー!!」ダダダッ!!


泉「!?」



吾郎「・・・なんでぇ、ツーアウトからセーフティバントかよ・・・天下の海堂もずいぶんちいせえ野球になっちまったなあ・・・」スタスタ




寿也(吾郎くんのさっきのプレーは確かに不自然だった・・・まさか部長はそれを見て彼の足の具合を確かめようと・・・?)


清水「思いっきりダッシュしてるじゃねーか小森!!そんなに足の具合は悪くねーんじゃねえか?」


小森「だといいけど・・・そこに付け込まれないように痛そうな素振りを見せず無茶するのが本田くんだよ」


小森「清水さんもよく知ってるでしょ?」


清水「そ、そうだけど・・・」


清水(そうだと信じたくないんだよあたしは・・・!)ソワソワ

「」コンッ!!


『おおっと、少し打球が強過ぎたか!?ピッチャー前!!』



吾郎「」パシッ



足「」ズキィッ!!



吾郎(ぐっーーー!!)



吾郎「・・・・・・!」


吾郎「」ビュッ!!



「セーフ!!」



『ああっと、送球それた!!海堂、茂野のエラーでツーアウト1塁!!』



吾郎「・・・・・・っ」ハァハァ



江頭「ハハハ間違いない!!やはり、奴は右足の怪我で満足なプレーが出来なくなって来てるぞ!!」



寿也「け、怪我・・・!?」


薬師寺「!?」






田代(そ、そうか・・・何かおかしいと思ったら茂野の奴足の痛みが・・・!!)


江頭「わかってるな眉村!!もう時間の問題だ!!徹底的に揺さぶって奴を地獄の底に叩き落とせ!!」


眉村「・・・?」



僕(あ、あのヤロー・・・!!)グッ



江頭「くくく・・・」



寿也「部長・・・部長は、茂野の足の故障のこと知ってたんですか?」


江頭「ん?」


江頭「フフ、もちろんだ・・・なんせ奴の足は以前にウチの二軍との練習試合で痛めたんだからな・・・」


草野「!?」


寿也「え!?そうだったんですか!?」


江頭「ああ、奴が1塁ベースカバーの時にウチの走者に足を踏まれてなーーー」


江頭「まあ、正しくは踏ませたんだがな・・・!その練習試合も我が海堂を裏切った茂野を潰す為だけに全て私な仕組んだ罠だったんだから」


海堂「ーーーっ!!」


眉村「・・・っ!」ピクッ


寿也「な、なんですって・・・!?」


寿也「じゃ、じゃあ茂野の足の怪我って言うのは・・・」


江頭「くどいな、だからオレが仕組んだことだと言ったろう。当然の報いだ、我々を裏切った奴に大手を振って野球を続けられちゃかなわんからな」


海堂「・・・・・・・・・」










眉村「・・・・・・・・・」



『さあ、ツーアウト1塁でバッター眉村!!またもバントの構えです!!』



「ボール!!」


茂野「」ダダダッ!!



吾郎「へっ、そーかい。足の痛そうなオレをバントでいびろうなんて、あのとっつぁんボーヤの考えそうなセコい手だぜ」


吾郎「でもなーーー」


吾郎「あいにく足なんざ痛くねーし、スタミナも有り余ってんだよ!」


江頭「!」


吾郎「その証拠にこうやってオレは何十回でもダッシュするし、何十球でも何百球でも投げ続けるーーー」


吾郎「負けやしねえーーー・・・!!聖秀が笑ってゲームセットを迎える瞬間まではなーーー!!」


大河「先輩・・・っ!」


僕「茂野・・・・・・・・・!!」


田代「し、茂野・・・!!」ジワッ



吾郎「・・・むしろ楽だぜ。打つ気のねー眉村なんて何も怖くねえからな」スタスタ


眉村「!」



僕くんも大河も、吾郎のこの試合への想いをわかっているため、どんな状況でも交代を申し出ることはないです(原作通り吾郎が力尽きたらサヨナラじゃなくても棄権します)

江頭「ククク・・・見え透いた虚勢をはりやがって・・・貴様の限界がそう遠く無いことは既に一目瞭然の現実なんだよ!」


江頭「容赦はいらん!奴が悲鳴を上げてマウンドにうずくまるまで、徹底的にバントで揺さぶれ!!」






7回裏 ツーアウト1塁


ゾロ目以上 過激な言動で江頭退場宣告
90以上 漢眉村、勝負を選ぶ
50~89 田代ファインプレー(原作)
10~49 バントされた
9以下 力が無いストレートをホームランにされた
安価下

コンマ07


吾郎「」ビュッ!!


「ボールツー!!」



眉村(口ては強がっているが・・・制球も、球威も落ちている)


眉村(ならばーーー)



田代「宮崎、内山!!何ボサッと立ってるんだ!!お前らがダッシュしてきて茂野を助けろーーー!!」


田代「こんな作戦を敵の思うままさせるな!!」


宮崎「!!」


内山「!!」




吾郎「ーーー!!」ビュンッ!!




眉村(せめてオレの手で、引導を渡してやるーーー!!)




カキィィィィィィン!!



田代「!!」


僕「!!」




吾郎「・・・・・・っ!!」



スタンド「」コーンッ!!





吾郎「あ・・・・・・」




『は・・・入ったあああああ!!打球はスタンドに吸い込まれました!!眉村、ここで遂に先制ツーラン!!ついに均衡がやぶれました!!聖秀、痛恨の失点です!!』



聖秀0-2海堂

負けたら巻き戻すにしてもここが一番ってとこそんな無いんだよな


眉村「・・・・・・」タッタッタ



吾郎「・・・・・・・・・」ガクッ




江頭「ははは!!いいぞ!!いい判断だ眉村!!もうこの試合は勝ったも同然!!」


江頭「だがまだ地獄は終わらん・・・草野、次も徹底的に揺さぶれ!!」


草野「・・・は、はい・・・」







吾郎(くそ・・・くそ・・・やっちまった・・・)


吾郎(何が何百球投げるだ・・・ここで失点しちゃ、何もーーー)










僕「・・・茂野」



吾郎「?」



僕「なに、へこたれてんだよ。たった2点じゃんか」


吾郎「たった2点って・・・お前、眉村だぞ!?」


>>410
とりあえず攻略的には吾郎スパクリ後は絶対ですかね。あのスパクリで原作序盤のピンチを丸ごと回避しているので


僕(・・・さすがの茂野も落ち込むか)






僕(わかってる・・・絶望的な状況だってのも、依然として眉村に敵わない現状なのも)





僕(けど・・・・・・・・・だからこそ)






僕「ーーーそれがどうした!!」




僕「この試合を・・・ずっと待ち望んてたんだろ」



僕(僕は決めたんだ。どんな時でも・・・)



僕「そのために、聖秀でみんなを集めたんだろ」



僕(お前の容態を知っているのに、酷い事を言っても・・・)



僕「そのために、あんな怪我をしても今まで諦めずここまでやってきたんだろ・・・!!」



吾郎「・・・っ」




僕「それに比べたら、こんなこと全っ然大したことないね!!」




僕「ーーー立てよ茂野・・・」


僕「お前は、こんなことで諦める奴じゃない・・・!!」



僕「怪我なんかに負ける奴じゃない!!痛みなんかに屈する奴じゃない!!膝を落とすんじゃねえよ!!」



僕(僕は、お前の背中を支える・・・無理矢理にでも抱え起こす・・・!!)



僕「あんな奴の思惑通りになってんじゃねえ!!茂野、お前は・・・お前はーーー」



僕「海堂に・・・・・・勝つんだろうがあああ!!」ポロポロ




吾郎「・・・・・・!!」



江頭(ふん・・・くだらん。青臭いガキがいくら喚いた所で・・・)



吾郎「・・・・・・」



吾郎「馬鹿野郎・・・慣れねえ真似しやがって」



吾郎「わかってんだよ・・・そんなこと、言われなくても・・・」グググッ





吾郎(そうだよ・・・オレは・・・!!)




吾郎「ーーーおおおおおお!!」バッ!!



田代「茂野・・・!」



吾郎(オレを信じてついてきてくれたコイツらの為にも、絶対にーーー!!)




吾郎「しゃあ!!こいや海堂ぉ!!」キッ!!



7回裏 聖秀0-2海堂

ツーアウトランナー無し


吾郎VS草野

ゾロ目or90以上 吾郎覚醒
50~89 田代ファインプレー
49以下 バントされた
安価下

コンマ75 田代ファインプレー



田代(茂野・・・僕・・・)


田代(そうだよな・・・まだまだ・・・こんなとこで諦めらんねえ・・・!!)



吾郎「おおおお!!」ビュンッ!!



眉村(球威が戻った!?)



草野「っ!?」ギャインッ!!




『おおっと、キャッチャー後方に打ち上がった!!』



田代「」バッ!!



渡嘉敷「!!」




田代「邪魔だよどけええええ!!」


『キャッチャー田代!!飛び込んだ!!』


田代「」グシャアッ!!



吾郎「田代ぉ!!」


田代「・・・・・・」スッ



「あ・・・アウト!!スリーアウトチェンジ!!」


『と、とっています!!田代ファインプレー!!』


吾郎「大丈夫か!?血が!!」


田代「・・・何が?これぐらいで痛いって言ってたらどっかの誰かに笑われるだろーが!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『さあ、試合は8回、終盤にさしかかります!!』


『7回裏に遂に先制しました海堂!!追う聖秀ですが、かなり苦しい局面です!!』


『海堂がこのリードを守りきるか!?聖秀が反撃に出るか!?果たして勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか!!』





聖秀ベンチ



田代「いいか!!打順は悪いがもうそんなことを言ってられる場合じゃねう!!この回だ!!この回で同点か逆転しなきゃ茂野の負担になる!!」


田代「もし延長戦になってもダメだ!!今の茂野の状態じゃ延長戦は闘えねえ!!なんとしてもこの回と最終回で逆転するんだ!!」



吾郎「おいコラ、誰が延長戦闘えねえって?オレのことならーーー」



田代「うるせえ!!怪我人は黙ってろ!!」


吾郎「」ギョッ!!




田代「オレらで・・・なんとか・・・なんとかするしかねえんだ・・・!!」グッ



田代「こいつはこんな高校で終わっていい奴じゃねえ!!オレ達で茂野を・・・聖秀を勝たせるんだよ!!」


聖秀「・・・・・・っ!!」


「「ーーーおうっっっ!!」」


海堂投手交代判定


ゾロ目or80以上
江頭慢心。いったん眉村を外野に下げた
79以下 眉村続投
安価下



コンマ66 江頭慢心



伊沢「部長、そろそろ眉村の投球数も・・・」


江頭「ん?・・・ああ、いいだろう。勝っているしな。あの状態の茂野ならまだまだいくらでも打ち崩せる。・・・一応万が一に備えて外野に残しておけ」


伊沢「わかりました」




海堂投手コンマ


ゾロ目以上 寺門
コンマ奇数 阿久津
コンマ偶数 市原
安価下



スパクリ出しすぎて塩展開にも限度があったし
諦めて完勝しとけばよかった

近日再開(3ヶ月)


>>453の言うことも最もですよね
これからコンマ無しで物語を完結させて新スレ行きます

8回表


『海堂高校、選手の交代です。ピッチャー眉村君に代わりましてーーー市原君』


『ライトに眉村くんが入ります』


市原「・・・」



藤井「おお!あのバケモンが代わったぞ!?チャンスじゃねーか!?」


吾郎「市原か・・・厄介な奴が出てきたな」


藤井「え」






市原(茂野・・・お前のチャレンジ魂はそりゃご立派かもしれねえ。けどな・・・オレ達だって3年間、この海堂でずっと夢を目指してたんだ・・・邪魔はさせねえ)



僕「誰だって変わらないさ・・・打てなきゃ負ける。だからーーー打たないと」



田代「その通りだ」スッ



吾郎「田代・・・頼む」



田代「へっ、なんて面してんだ」



田代「海堂を一人で倒すって息巻いてた誰かさんがよ」



吾郎「うっ・・・」



田代「ーーー最初はこんなとこまで来るなんて夢にも思わなかったぜ。けど、今はよ・・・」



田代「お前らと・・・このチームで、もっともっと試合がしてぇんだ」

大貫「眉村は下がりましたが・・・聖秀は5番で始まるこの回でなんとかしないと苦しいな」


周防「はっ、もう無理に決まってるだろ。もうこの試合は終わりだ」


乾(僕が打ててないからか機嫌悪いなこの人・・・)




『8回表、聖秀の攻撃はーーー5番、キャッチャー田代くん』




田代「おおおおおおおお!!」グッ!!



市原「!?」ビクッ



田代()打ってやるーーー!!聖秀の為に、あの大バカ野郎の為にーーー!そして、オレ自身の為にも!!」





寿也(田代はパワーもある強打者だ。ボール先行で焦らして内角低めで詰まらせるぞ)



市原(ああ)




市原(吼えて勝てるならーーー苦労は無いんだよ!!)ビュッ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『さあフルカウント!!海堂バッテリー、変わらず慎重な攻めです!!』



市原(・・・さあ、あとは内角低めのフォークで終わりだ)



市原「ーーーー!!」ビュッ!!




田代「ーーーー!!」グッ



寿也「!?」



田代(ああ・・・アンタの配球はこここまでたっぷり見させてもらった・・・コントロール抜群のクセ球ピッチャー・・・オレでも、そうしただろうぜ)




キィィィィィィン!!



市原「!!」




『田代打ちました!!引っ張って綺麗なレフト前ヒット!!』



市原(バカな!?オレのフォークは茂野も知らないはず!?)





茂野「そうだな・・・お前が球種を増やしてたなんざ知らなかったぜ。けど」




僕「ナイス田代!!」




田代(お前がくれた情報通りだぜ、僕)グッ

市原「くっ・・・」


寿也「落ちつけ市原、たかだかシングルヒット1本だ」


市原「ああ・・・」







藤井「お、オレか・・・」ドキドキ



僕「・・・」ポンッ



吾郎「頼む・・・藤井」



吾郎「オレにもう一度・・・眉村と闘わせてくれ」



藤井「!!」



藤井「お前がそれを・・・オレに言うのかよ」



山田「もうこのチームは彼一人のワンマンではありません。わかっていますよね、藤井くん」



中村「藤井・・・!!」




藤井「・・・ああ。ここで打たなきゃ男じゃねえ」スッ









『6番 ライト 藤井くん』



藤井(そうだよ・・・オレはこの競技で・・・オレが憧れた何かを掴みたかったんだ!!)


藤井(このまま・・・お荷物で終われるか!!)



藤井「来いや海堂ーーー!!」グッ




江頭「ふん・・・雑魚がいっぱしに吼えやがって」




江頭「わかってるな市原!そんな雑魚に一点でもとられてみろ!貴様に甲子園のマウンドには立たせんからな!」



市原(じょ、冗談じゃねえ・・・!)



市原「ーーーー!!」ビュッ



藤井「おおおおお!!」


キィィィィィィン!!



『藤井打った!!だがピッチャー正面!!』



田代「やべぇ!!」ダダダッ!!




市原(よし、ゲッツー・・・!)



ゴッ!!



寿也「!?」



『ああ!!イレギュラーだ!!ピッチャーとれません!!』



市原「うっ・・・!」モタモタ



寿也「セカンド間に合わないぞ!ファーストだ!!」



市原「」ビュッ!!




藤井「ーーー!!」



吾郎「突っ込め藤井ぃぃい!!」



藤井「おおおおお!!」ズサァァァァ!!



『・・・・・・・・・』



『ーーーセーフ!!』



藤井「!!」



僕「やったああああ!!」



『市原不運!!マウンド前で打球がイレギュラーしノーアウト1、2塁です!!』


江頭「市原ぁ・・・・・・」ビキッ




寿也「あれは仕方ない。気にするな」


市原「・・・・・・」コクッ




『さあわからなくなって来ました!!2点ビハインドの聖秀、ノーアウトでチャンスを迎えます!!』



宮崎(ひええ・・・またこんな場面かよ・・・流石に海堂のピッチャー相手じゃ・・・)


吾郎「宮崎」ボソッ


吾郎「」ゴニョゴニョ



宮崎「ええ!?いいのかそんなんで?」


吾郎「ああ」





僕「・・・宮崎になに言ったんだ?茂野」


茂野「博打さ。失敗したらオレを責めてくれてかまわねえ」



茂野(多少乱れたとは言え市原はランナーがいる時こそ厄介なピッチャーだ・・・ゲッツーにさせられるくらいなら、10か0かに賭けるっきゃねえ・・・!!)


宮崎「お、オレも続いてやるぜーーー!!」ブンブンッ




宮崎(このオレがこんな舞台でこんな真似・・・考えられねーぜちきしょう!!)




寿也(威勢良いけどバントの可能性もあるぞ市原)



市原「・・・」コクッ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『さあ宮崎追い詰められました!ツーストライクツーボール!!』



『思い切りの良いフルスイングですが、多球種の市原を捉えるのは難しいか!?』




吾郎「諦めんな宮崎ーーー!!かっ飛ばせーーー!!」



宮崎「おおお!!」グッ




市原「ーーー!!」ビュッ!!



吾郎「」ササッ!!


田代「!!」ダダダッ!!


藤井「!!」ダダダッ!!



『!!ランナー走りました!!』



宮崎「ーーー!!」



バント「」コンッ!!



寿也(スリーバント!?)

宮崎(いけーーー!!)



大場「!!」ダッ!!



『打球は一塁線転がって・・・フェア!!フェアだ!!』



寿也「ファースト!!」



『ピッチャー市原、一塁カバーに入ります!!』




『ーーーアウト!!』



宮崎「はあ・・・はあ・・・!!」



吾郎「いいぞ宮崎!!ナイスバントだ!!」



宮崎「・・・へへ」グッ




『バッター宮崎のバントでランナー進みワンナウト2塁、3塁です!!』




寿也「すまない市原・・・オレの配球ミスだ」



薬師寺(ゲッツーよりスリーバントを選んだか・・・相変わらずハチャメチャな野郎だ)


草野(佐藤にしてはアッサリ騙されちまったな・・・2連続ヒットは佐藤にとってもプレッシャーだったか)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕(・・・そして次の8番、高橋はスクイズを狙うもキャッチャーフライに・・・ツーアウトになった)




僕(ーーーーーーが)



野口「」カァンッ!!



野口(あ・・・当たった!?)



『打った!!しかしこれはボテボテのキャッチャーゴロ!!』



野口「」ダダダッ!!



泥「」ドチャッ!!



寿也「うっーーー!?」



薬師寺「何!?」



寿也「くっ・・・目が!!ボールは・・・!!」モタモタ





薬師寺「投げるな佐藤!!」



田代「ーーー!!」ピタッ!!





『おおっとアクシデント!!捕球しにいったキャッチャー佐藤の目にランナーが蹴り上げた泥がかかったようです!!佐藤投送球できず!!ツーアウト満塁です!!』



僕「やった!!」



内山「ランナーでたぁ!!」



吾郎「でかした謎の伏兵!!」



野口(な・・・なんでセーフになったの?つーか、野口なんだけど・・・)ドキドキ










一旦終わりかな、乙乙
自分語りだけどイッチのスレドラゴンボールもテニプリも含めて全部面白いし、俺が安価スレ始める切っ掛けになったからマジで復活嬉しい
これからも頑張ってくれ

新スレ行きますと言ってたがもう何やるか決めてるのか?

>>473
ありがとう!!

>>475
テニプリスレの続きで新テニの選抜合宿編(立海戦から再開)
やろうかなとも思ってますがまだ人が集まるようなら多数決ですかね


僕「ツーアウト満塁・・・このタイミングで!!」


大河「いっちょやってきます」ニッ


内山「大河まで回った!!いけるぞ!!」


吾郎「この土壇場を任せられるのはお前しかいねえ・・・!!」





大河(さあ・・・正念場だぞオレ。オレはこの日、この瞬間の為にーーー!!)



幼少大河『本田さんって凄いね!!』キラキラ



大河(野球を続けてきたんだからな)






小森「凄い・・・さすが本田くんのチームだ!!聖秀、この回いけるよ!!」


清水「うん・・・」



清水(頑張れ大河・・・頑張れ!!)


『さあ、ツーアウト満塁で聖秀、この試合屈指の出塁率の清水がバッターボックスに入ります!!』



「ーーータイム!!」



吾郎「!!」



僕「海堂が・・・タイム?」



吾郎「へへへ。焦ってやがるぜアイツら」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海堂ベンチ


江頭「・・・なんだこのザマは。ああ!?市原!!」



市原「」ビクッ


江頭「どうやら本当に甲子園には出たく無いようだな」



市原「え・・・!いや、まだ失点は」



江頭「満塁であの打者にまわす等失点以上の失態だ馬鹿め!!奴は眉村から既にヒットを出している打者だぞ」



江頭「明日からはせいぜいスタンドでも盛り上げるんだな。井沢!眉村に交代だ!」



井沢「・・・」



寿也「待ってください!!」



寿也「まだ失点すらしていない市原にそれは酷すぎます!第一、あなたが市原に余計なプレッシャーをかけなければ市原もここまで動揺することは無かった!!」


江頭「なにぃ・・・!?」





江頭「」

江頭「誰に口を聞いている佐藤・・・お前もスタンド志望か?それとも除籍になるか?」


薬師寺「なっ・・・!」


草野「・・・!」


佐藤「市原のことだけじゃありません・・・さっき部長が言っていた茂野の脚を故意に故障させた件もです」


佐藤「僕は・・・そんな卑劣な真似の片棒を担いで甲子園に行くために海堂に入った訳じゃない!!」



江頭「ほう・・・ならば除名される覚悟は出来ているわけだな」



薬師寺「あ、謝っとけ佐藤!!ここまで来て、お前ーーー」



佐藤「なら皆はこれでいいのか?こんなことで・・・本当に胸を張って甲子園にいけると思ってるのか!?」



薬師寺「・・・っ!」


市原「・・・もういい、佐藤。オレの失態なんだ・・・お前まで巻き込まれる必要はない」


寿也「・・・!」







眉村「ーーー市原。お前本当にこの場面で投げる気がないのか?」


市原「・・・え?」


眉村「オレ達はプロになるためこの海堂で研鑽を重ねていた筈。こんな場面、これからの野球人生でいくらでもあるだろう」


市原「眉村・・・」


眉村「この程度でマウンドを譲る程お前は小心者だったか?」



市原「オレ、は・・・」


江頭「眉村ぁ・・・!!」



草野「もう良いでしょう部長・・・」


草野「市原も立ち上がり苦戦しただけでまだ失点したわけじゃないし2-0でリードしている8回表だ。アンタの作戦で茂野だって弱ってる・・・この局面を勝ち取れないようなら、オレ達は甲子園に行くべきじゃない!!」


薬師寺「そうだ・・・間違ってんのは部長、アンタの方だ・・・例え失点しようと、オレ達が取り返せばいいだけの事だろ・・・オレ達は誰も・・・誰も間違ってねえ・・・!!」グッ

江頭「き・・・貴様ら・・・!!」


グイッ


井沢「・・・部長、もういいでしょう。責任は全て私に」


井沢「市原。いけるか?」


市原「・・・・・・」


市原「ーーーはい!!」グッ!!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ーーープレイ!!」


『海堂、長いタイムでしたがピッチャー市原、続投のようです!!』




寿也「さあ・・・抑えよう、市原!!」


市原「ああ!!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー




市原「はあ・・・はぁ・・・」グイッ



大河「はぁ・・・はぁ・・・」スッ




『1番清水、ツーアウト満塁のチャンスからフルカウントで粘っています!!』


『しかし市原もここに来て気迫の投球!いまだ降り続ける雨の中、ランナーを背負いつつも闘志を燃やしています!!』




寿也「すいません、ボール替えてください」


主審「さっき替えたばかりじゃ・・・」


寿也「替えてください」




寿也(ここが正念場だ・・・ここで流れを断ち切れれば!)





小森(ここで得点出来れば・・・流れは聖秀に傾く)


清水(大河・・・・・・っ)グッ








市原「ーーー!!」ギュンツ!!


大河「!!」キィンツ!!



主審「ファール!!」



中村「惜しい!」


僕「あの市原ってピッチャー・・・データではあそこまでの球威じゃなかったはず」


吾郎「基本分業制の海堂の中で、考え無しの全力投球するピッチャーなんざいねえからな」


吾郎「今の奴はピッチャーとして、男として大河に挑んでんだろうぜ」




大河(ウチが勝つためには同点だけじゃ足りない・・・茂野先輩の足の事を考えたら、延長戦は闘えねえ・・・!!)


大河(だからなんとしても、オレがここで得点してーーー僕先輩達に繋げるんた!!)グッ


綾音(お願い・・・野球の神様・・・)




~~~~~~~~~~~~~~

大河『オレ・・・ずっと、一緒に野球したかった人がいてさ』



大河『すげぇ人なんだ!!オレもその人みたいになれたらって』



大河『綾音!!やった!!やったよ!!茂野先輩と野球できる!!』




大河『先輩は・・・あんな怪我をしても、自分がどんたけ苦しんでも諦めない。あの時の・・・横浜リトル戦みたいに。ならさ、今度はオレが支えなきゃだめっしょ!』


~~~~~~~~~~~~




綾音(大河くんはずっとずっと・・・この時の為に、無茶な練習もしてきたーーーだから)



綾音(大河くんを・・・勝たせてあげて、神様!!)グッ!!







市原「おおおお!!」ビュッ!!





綾音「ーーー大河くん!!」





大河「あああああ!!」





カキィィィィィン!!




僕「!!」


吾郎「!!」


寿也「!!」


『清水打った!!強烈な打球は一二塁間を鋭く抜けて、ライト前!!』



僕「よっしゃああああ!!」


吾郎「まわれええええ!!」



大河(よしっ・・・!!よしっーーー!!)ダダダッ



大河「ーーー!?」




眉村「ーーー」バッ!!




『おおっと!!ライト前でバウンドした打球を、素早く眉村が捕球!!これはーーー!!』



吾郎「!!」


吾郎「あいつーーーまさか!!」




ギュゥゥゥゥゥン!!



大河「!!」




『これはなんと!!眉村読んでいたのか助走も万全!!矢のような返球・・・いや、ジャイロレーザーだ!!』



僕「大河あ!!」




大河「ーーーうわあああああ!!」ズサァァァ!!


『清水、一塁に滑り込みました!!際どい判定ですが・・・!!』



僕「・・・・・・」ゴクリッ




大河「・・・・・・・・・・・・」






「ーーーーーーアウト!!スリーアウト、チェンジ!!」



大河「!!!!」




吾郎「!!」


僕「!!」


田代「っ!!」



藤井「マジ・・・か・・・」ガクッ





『判定は・・・アウト!!アウトです!!眉村、完全にヒットと思われた清水の打球をライトゴロに!!』


『聖秀、まさかの無得点で8回裏へ!!これ程のチャンスを逃してしまったのは手痛いでしょう!!』




吾郎「やってくれるぜ眉村ぁ・・・!」




市原「眉村・・・助かった」


眉村「チームの為に必要な仕事をしただけだ」


寿也「・・・」クスッ


寿也「ナイス返球、眉村!!」ポンッ


薬師寺「ヒヤリとしたが・・・まだまだ油断できねえってことだ。次の回でもっと突き放してやろうぜ!!」


寿也「ああ!!」



ワイワイガヤガヤ




江頭「み・・・認めん・・・認めんぞこんな試合・・・」フラフラ







江頭「まあ勝手にするがいい・・・たとえ勝っても準決勝進出はオレの手で阻止してやるだけよ!」フラフラ


江頭「ヒヒヒヒヒ」スタスタ




寿也「か、監督」



伊沢「気にするな。奴にもうそんな実権は無い」



「「え・・・」」




伊沢「・・・」チラッ



通話中携帯「」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


江頭「ーーーな、なんだ貴様ら?」


静香「とうとうボロを出したわね江頭」


江頭「何!?」



静香「あなたのベンチでの醜態は全て通話状態の伊沢監督の携帯を通して聞いていたわ」


泰造「あたし達は既に少し前からあなたの指導者としてのあるまじき言動に内偵を入れていたのよ。理事長の支持でね」ギロッ


江頭「理、理事長の支持!?」


泰造「ええ・・・」


泰造「退部した蒲田君が告白してくれたのよーーーあなたに指示されて茂野君の足を傷付けるプレーをしてしまったことを後悔してるってね」


江頭「!!!!!!」ガクッ


静香「やり過ぎたわね。ーーー選手は、あなたのおもちゃじゃないのよ」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



江頭「・・・・・・」ポツーン



江頭「終わった・・・・・・全て・・・」


江頭「・・・・・・」


江頭「・・・ぐぅぅぅ・・・!!」


江頭「く・・・ひひひ」


江頭「だが・・・今回は仕方ない・・・少々動き過ぎてしまったようだからな・・・」フラフラ


江頭「・・・時間をかけてでも・・・再び、私は相応の地位を手に入れてやるぞ・・・」フラフラ





ピカーーーー!!



江頭「!?」



「ああ・・・未来の貴様は、その執念深さで返り咲くらしいぜ。悪党もここまで来たら大したもんだ」


江頭「な・・・なんだ・・・お前・・・どこから・・・」


「だがこの程度の失脚じゃ、小僧の怒りとわりが合わねえだろうーーー?」スッ




江頭「ーーーヒッ・・・」



江頭「ーーーーーーっ!!」


ーーーーーーーーーーーーーーー

『さあ8回裏、海堂の攻撃!!スコアは依然と2-0。クリーンナップを凌げなければ辛い聖秀です!!』



田代「ここは死守だ!!向こうもクリーンナップだが、次の回で茂野や僕にまわる!!まだ終わりじゃねえ!!」


僕「もちろんだ。死ぬ気で守るぞ、大河」ポンッ


大河「はいっ・・・!」グスッ


吾郎「泣くのはまだはええぞ」ポンッ


藤井「しかしよ、大丈夫なのかよ茂野・・・」


吾郎「」ボロボロ


吾郎「・・・なにが?」


内山「茂野・・・」


吾郎「あー!鬱陶しい!そんな顔してんじゃねえよお前ら!」


吾郎「・・・水刺すなよ。お前らと今野球やってんの、楽しいんだからよ」フッ


吾郎「泣きながら説教すんのも無しな」


僕「うっ・・・」カァァァ


吾郎「ーーー行くぜ!!」ダダダッ




『聖秀ナイン、守備についてーーー海堂の攻撃は、2番セカンド 渡嘉敷くん」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


吾郎「ーーー!!」ギュンツ!!


渡嘉敷「!!」キィンツ!!



田代「ファースト!!」




宮崎「おおーーー!!」ダッ!!




バシッ!!





「アウト!!」



『ファースト宮崎、難しいファールフライを見事キャッチしてワンナウト!!』




僕「ナイスキャッチ宮崎ーーー!!」



宮崎「へ・・・へへ・・・」ニッ




渡嘉敷(まだあんな球威で投げるのかよ・・・くっそ!)




薬師寺「・・・・・・」スッ



吾郎「おっ、いつものすかした顔かと思ったら・・・いいねえ、闘志ビンビンじゃねえか」













『3番 サード 薬師寺くん』


『さあ聖秀、怖いバッターが続きます!!この3、4番を抑えて逆転の流れが作れるか!?それとも、海堂が突き放すか!?』





吾郎「もうバント攻勢はいいのかよ。あいにくコッチはまだピンピンしてるぜ」



薬師寺(ふん、相変わらず減らず口が多い奴だ)



薬師寺「茂野」



吾郎「?」




薬師寺「オレはお前を打って・・・甲子園に行くーーー!!」グッ








吾郎「へっーーー」




吾郎「ーーー最高だぜ!!」ギュンツ!!








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


キュインッ!!



「ファール!!」



『薬師寺、粘っています!!球数10球を超えて、フルカウント!!』




吾郎「・・・・・・」ハァハァ



『これは茂野も辛いでしょう!初回からここまで全力投球の茂野、勝負を続けるか、歩かせるか!?』



田代(・・・ここで逃げるようなタマじゃねえぜ、ウチのエースは)




薬師寺(あれだけ消耗してんのに、勝負所のこのキレ・・・全く、てめえは本当に味方でも敵でも面倒なピッチャーだよ)



薬師寺(けどなーーーオレ達だって、そんなてめえに)




吾郎「ーーー!!」ギュンッ




薬師寺「いつまでもーーー負けてられねーんだよ!!」




カキィィィィィン!!



吾郎「!!」



『薬師寺打ったあああ!!これは大きい!!打球は伸びて、ライト頭上ーーー!!』




薬師寺「いけえええええ!!」ダダダッ




藤井「ーーー!!」ダダダッ!!




僕「藤井!!」




『ライト藤井、追いかける!!間に合うか!?』




中村「とって!!藤井ぃぃい!!」




藤井「おおおおお!!」ダッ!!




ガシャン!!




『フェンスに飛び込んだ!!打球の行方はーーー!!』



藤井「」ドサッ!!



藤井「・・・・・・」ヨロヨロ



藤井「っ!」スッ




「ーーーアウト!!」



『とった!!とっています!!ライト藤井、ファインプレー!!』



聖秀「おおおおお!!」




藤井(へへ・・・オレがファインプレーだってよ)





藤井(よく・・・入ってくれた・・・!)グッ


藤井「・・・っ」ズキッ


野口「大丈夫ですか先輩!?」




『おおっとアクシデントか!?今のプレーでどこか痛めたようです』




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベンチ



藤井「うぐっ・・・!」



山田「・・・酷い腫れだ。どうやらジャンピングキャッチのあと右腕から落ちてしまったのでしょう。骨折です」



藤井「!!」



藤井「・・・」チラッ


中村「・・・」



藤井(ははっ・・・因果応報か。まあ、そんなうまくいくわけねーよな)



藤井「すまねえなみんな・・・これ以上やったら、迷惑かけちまう」




田代「んなことねえよ。よくやったぜ」



吾郎「ああ・・・助かったぜ、藤井」






中村「藤井」


藤井「!」




中村「・・・頑張ったね」ニコッ




藤井「・・・・・・さんきゅ。後は頼んだぜ、みんな」ニッ


『聖秀学園、選手の交代です。ライト藤井君に代わりましてーーー山本くん』




『聖秀、アクシデントはありましたがこれでツーアウト!!試合は再開して、4番佐藤を迎えます!!』






寿也(・・・さあ、勝負だ吾郎くん!!)




吾郎(へへ・・・行くぜ、寿!!)











大貫「佐藤と茂野ーーーこの大一番でこの対決になるたぁ、運命かね」



乾「夢島の時は茂野に軍配が上がりましたが・・・今はどっちも未知数。海堂の4番を勝ちとった佐藤か、土壇場で馬鹿力を出す茂野か・・・まったく読めませんね」



周防「ふん、茂野と佐藤か。やっぱりオレは気に入らん」フンッ




泰造「けど茂野くんも既に満身創痍・・・最悪の事態だけは、回避してほしいわね」





静香(兄さん・・・見てるなら、どうか茂野くんを・・・兄さんと同じあの子を、守ってあげてーーー)
















清水「・・・・・・本田」グッ







吾郎(最高だよ寿・・・オレぁ、この瞬間・・・最強の海堂と4番のお前・・・それと闘うのをずっと夢見てたんだ)




ギュィィィン!!




キィン!!




「ファール!!」




寿也(これが吾郎くんの望んだもの・・・キミは、本当に凄いよ。江頭の卑劣な行為にも負けず、ここまでーーー)




「ボール!!」




吾郎(けど、今はそれだけじゃねえ・・・こんなバカに付いてきてくれた、アイツらの為にも)





「ストライィィィィク!!」





寿也(またここ一番の球威・・・!)




寿也(そうさ・・・キミはいつだってそうだったね)


寿也(どこまでもアグレッシブでピュアで凄まじい闘争心を持つキミは、そうやっていつも奇跡を起こす。この回を抑えたら、きっとーーー)




「ボール!!」





寿也(だけど)



吾郎足「」ズキズキ



吾郎「っ!」




寿也(そうやってキミは、いつも無茶をしてーーーもし本当に、その怪我が悪化して野球人生が終わることになったら)



寿也(向こう見ずなキミはそれでもいいんだろう。だけど、僕はーーー)




「ファール!!」






寿也(キミともっともっと野球をしたい・・・これからも・・!!)




寿也(だから僕がここで打って、キミを止める。だって・・・キミは僕の好敵手で、なにより僕はーーー)








吾郎「があああああああ!!」ギュンツ!!







カキィィィィィィィィィン!!










寿也(あのままの立ち止まらないキミが好きだからーーー!!)

安価無しで進めると言ったけど
あれはウソだ






寿也の打球の行方
※ゾロ目無し

95以上or00 僕くん超ファインプレー
94以下 ホームラン
安価下





※突然でごめんなさい。安価無しの物語だとどうしてもチープな結末になっちゃうからやっぱり考え直しました。
ここからもう1、2回ぐらい安価して試合の結末だけ皆さんに委ねる形でいこうと思います。

コンマ24 ホームラン




スタンド「」コーン!!






僕「・・・!!」


田代「ま・・・!!」










吾郎「・・・・・・っ!!」








『入ったああああああ!!4番佐藤!!茂野渾身のストレートをスタンドに叩き込みました!!8回裏、海堂3対0ーーー!!』








吾郎「へっ・・・へへ・・・さすが寿ってことか・・・」





宮崎「っ・・・」


内山「3点差・・・」



吾郎「わりぃ・・・打たれちまった」





田代「茂野・・・」ウルッ





大河「・・・」






僕「まだだ・・・」


僕「まだ終わってない!!そうだろ!?」




吾郎「・・・ああ。当たり前だ」



吾郎「まだ終わっちゃいねえ・・・ウチが笑ってゲームセットを迎えるまでな!」




大河「ほんと・・・諦め悪いんだから」



大河「ほら先輩!!あとアウトひとつッスよ!内野でとれる球打たせてください!」パシッ




吾郎「おお!!」






コンマ判定あるってことはどっちが勝つかもまだわからないと言うこと?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ズバァァァァァン!!





「ストライク、バッターアウッ!!スリーアウトチェンジ!!」





『茂野、失点を引き摺ることなくしっかり抑えました!!これで8回終了、最終回へと突入します!!』











田代「いいか、ここまで来たらもう最後の力を振り絞るだけだ!!泣いても笑っても、ここで打てなきゃ終わりだからな!!」



大河「幸い眉村はまだ引っ込んでるみたいだし・・・本当に、最後のチャンスですね」



僕「勝つためには今逆転するしかない。・・・オレ達の持つ全部を、このグラウンドに置いていこう」




内山「・・・」ドキドキ



宮崎「信じられねえよな、オレ達・・・こんなことしてて・・・でも・・・やれてんだ、きちまったんだよ」ポンッ




藤井「内山・・・頑張れ・・・!!」




僕「やるぞ・・・聖秀!!ファイ!!」





「オオオオオオオーーー!!」

>>526
どっちかというと僕くんの見せ場が増えるかどうかって事に比重を置いてますね。今回の安価無しで僕くんを活躍させるってのが>>1的にどうしても納得出来なくなっちゃって、急遽安価をさせていただく事にしました。



今日の更新終了


『9回表ーーー聖秀の攻撃は2番 サード 内山くん』




内山「・・・」ドキドキ



市原(・・・あと、三人・・・)



寿也(吾郎くんにはまわるけど・・・大丈夫、今の市原のコンディションなら抑えられる!)






僕(3点差か・・・頼む、内山。なんとか塁に出てくれ・・・!)






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



市原「ーーー!!」ビュッ



内山「おおお!!」



カァン!!




「ファール!!」




『これで6球目!!内山、ツーストライクワンボールで粘っています!』





佐藤(粘るな・・・3点差ある、最悪歩かせてもいいいけど)



市原(いや、奴らを流れに乗せたくない)





内山「はあ・・・はあ・・・」





吾郎『[ネ申]から聞いたよ。お前・・・働いてる母親の代わりに家で弟と妹の面倒見なきゃいけないんだってな』


内山『ああ・・・そんな理由で部活ができねえなんて、カッコ悪くて言えやしねえだろ・・・』


吾郎『んなことねえよ』


吾郎『カッコ悪りぃことなんて全然ねえよ』


吾郎『悪かったな・・・知らなかったとはいえ試合とかグラウンド作りとか協力させちまって』スタスタ


内山『し、茂野!お前そんなこと言いに来たのか!?本当はオレを説得しに来たんじゃないのか!?』


吾郎『ああーーーもちろんそのつもりで来たんだけどさ』


吾郎『お前の弟と妹の顔見たらーーー二人から兄貴を奪うことなんてできねえと思ってさーーー』



内山(茂野・・・!!)グッ!!






内山(オレに出来ることなんてたかが知れてる・・・けど、まだ後ろには茂野や僕、田代が控えてんだ!!)



市原「ーーー!」ビュッ


内山(簡単に打てっこないなんてわかってる・・・けど、少しでも消耗させるくらいならーーー!!)


カァンツ!!



「ファール!!」



『内山、まだ粘ります!』



僕(内山・・・!)



市原「くっ・・・!」ビュッ!!



内山「!!」サッ!!



寿也(まずい!!)



ボスッ!!



「ーーーデッドボール!!」



市原「!!」



『おおっと、内山の粘りに若干制球が乱れてしまったか!?海堂、ノーアウトでランナーを許してしまいました!!』



内山「へへっ、痛くねえ、デブだからっ」タタッ



吾郎「よくやった内山ーーー!!」




内山(オレにはこんなことしか出来ないけど・・・後は頼むぜ、みんな)





『さあ聖秀、ノーアウトランナー1塁で茂野がバッターボックスに入ります!』



市原(すまん・・・)


寿也(気にするな、お前のクセ球でゲッツーにすればお釣りがくる。まだ球はキてる、ここをしっかり抑えよう)


吾郎「さっきのカリはきっちり返すぜ、寿」スッ


寿也「・・・」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

静香「市原くんと佐藤くんのバッテリーか。ある意味茂野くんの天敵よね」


周防「精密なコントロールとクセ球で打たせてとる市原に佐藤の人を食ったリードはあの単細胞じゃ引っ掻き回されるだろうからな」


大貫「そうですね。・・・だが、本当に打席に集中した時の茂野は怖いですよ」


乾「しかしここで茂野が出れなければ聖秀はほぼ負けが決まると言ってもいい・・・正念場ですね」








ズバァァァン!!


「ストライィィィィク!!」


茂野(ーーー今までだったら、ここで一発とか早っちまうんだろうな)


茂野(だけどよーーー)



市原「ーーー!!」ビュッ!!



茂野(もう聖秀はオレひとりで闘うチームじゃねえ・・・!!オレが出来ることは、アイツらを信じて)



カキィィィィィン!!


茂野(繋げることだけだーーー!!)


『茂野打った!!レフト前!!・・・落ちました!!ヒット!!』



吾郎「」ガクッ!!


僕「!!」


田代「!!」


寿也「!!」




吾郎(や、べぇ・・・)



大河「先輩!!」


藤井「茂野!!」


宮崎「茂野!!」


中村「ダーリン!!」








僕「ーーー立て!!茂野ぉおおおお!!」


吾郎「ーーー!!」


吾郎「おおおおおおおおおおお!!」ガバッ!!








ズサァァァァ!!


大場「」パシッ!!




「ーーーセーフ!!」



『茂野、途中で足がもつれてしまいましたがセーフ!!聖秀、ノーアウトランナー1、2塁!!』




田代(馬鹿野郎・・・その足で無茶しやがって)ポロッ



吾郎「へへっ・・・なんとかしたぜ。ぶちかましてやれよ、僕」ニヤッ





僕「ーーーっっしゃあああ!!」グッ!!



『4番、八木沼がバッターボックスに入ります!!聖秀、今度こそチャンスをものに出来るか!?』



寿也(・・・ここでキミにまわるとはね)




僕『なら・・・僕達が眼中に入れてみせるよ』


僕『証明してやる。茂野の作ったこの聖秀は、ただのワンマンチームじゃないって』



寿也(面白い。勝負だ、八木沼くん!!)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







乾「僕・・・!!打て・・・!!お前はそれだけの努力をしてきたはずだ!!」



周防「オレ達の時間を無駄にしたら許さんぞ・・・!」ギュツ















僕「・・・・・・・・・」キッ!!


9回表 ノーアウト1、2塁


僕VS市原

※伝染する闘志発動中



60以上orゾロ目 ホームラン
20~59 打った
19以下 ゲッツー(エンディングへ・・・ですが巻き戻しがあるので自動消費で再チャレンジ)
安価下

コンマ95 ホームラン

僕(ーーー負けない。聖秀は・・・)


壊れそうな 僕の心 優しく包み込んで
君は 笑う まだまだ諦めるには早いよと


キィィィン!!


「ファール!!」


僕(僕達はーーー!!終わりたくない・・・みんなと、もっともっと)

もう少し 頑張れるなら 胸張れるその日まで
瞼 閉じて ごらん
輝く 君 きっと見えるはず


市原「おおお!!」ビュッ


僕(野球を続けたいーーー!!)


踏み鳴らせよ大地よ 確かな夢抱いて
あの空に掲げた想いは


田代「打て、僕ーーー!!」


大河「先輩!!」


僕(茂野との約束。そして、それ以上に)


今でもまた それでもまた その手に
残っていますか



吾郎「僕!!」



カキィィィィィィィィィィィィィン!!



僕(野球が、好きになったからーーー!!)






バックスクリーン「」ドンッ!!



市原「!!」

寿也「!!」

薬師寺「!!」

草野「!!」



『はっ・・・入ったあああああ!!八木沼、同点スリーラン!!ゲームを振り出しに戻しましたああああ!!』


ワァァァァァァ!!



情熱よ
舞い上がれ今
絶望を 希望と
変 え る ま で !!


僕「ーーー!!」



僕「うおおおおおおおおおおお!!」



藤井「僕ぅぅぅう!!」

中村「・・・」ポロポロ




聖秀 3-3 海堂




吾郎「・・・僕」スッ


僕「・・・」ニッ




ハイタッチ「」パァァァン!!



ーーー黄金の誓い 燃え尽きることなく

日々君は 終わりなき挑戦





僕「・・・勝とう!!海堂に!!」


吾郎「ああ!!」






市原「・・・・・・」ガクッ



寿也「ーーーまだだ。顔を上げろ市原。ここからだぞ」ポンッ






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



大貫「おおお!!打ちましたよ八木沼の奴!!」



周防「よしっ!!!!よしっ!!!!みたか、一軍め!!これが夢島だ!!」グッ


大貫「・・・周防さん?」


乾「ほっといてあげてください」ボソッ




???「・・・・・・」



???「・・・・・・フッ」スゥゥゥ・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



僕(ついに同点になった9回表。がーーー)






『海堂高校 ピッチャー交代のお知らせです 市原くんに代わりまして 眉村くん ライトには三宅くんが入ります』





海堂ベンチ



伊沢「・・・お前が志願したから下げたが。良かったのか?」



市原「はい・・・これ以上足を引っ張る訳には行きませんから。・・・海堂の勝利の為に」





ズバァァァァァン!!










「ストライクバッターアウッ!!スリーアウトチェンジ!!」







僕(再びマウンドに上がった眉村の前に、追撃出来ずに終わってしまった)


今日の更新終了また明日です




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕(ーーーそして9回の裏)



吾郎「おおおおお!!」ギュルルル!!



ズバァァァァァン!!



「ストライクバッターアウ!! スリーアウトチェンジ!!」


僕「ナイスピッチ!」ポンッ


吾郎「はぁ・・・はぁ・・・」ヨロヨロ


吾郎「ああ・・・チェンジか」フラフラ



僕(茂野・・・)



僕(海堂の6、7、8を抑えた茂野だったが、その様子はーーー)


吾郎「・・・ん?なぁに情けねえ顔してんだよ。お前のホームランのおかげでこっちはまだまだ漲ってんだぜ」


僕「・・・じゃあ、もう一発打って今度は勝利打点にしてやるよ」


吾郎「ああ・・・」フラフラ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10回表



眉村「ーーー!!」ギュルルル!!


カァンツ!!


眉村「」パシッ


「アウト!!スリーアウトチェンジ!!」


大河「くっ・・・!!」


『清水、ピッチャーフライ!!聖秀の攻撃は三者凡退に終わってしまいました!!』





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10回裏

『10回裏、海堂の攻撃ですが・・・何でしょうか?審判団が聖秀ベンチの前で何か話しているようです』


主審「足を見せなさい、茂野くん」


田代「・・・っ!」


吾郎「ああ?なんで」


主審「隠しても無駄だよ!君の足の状態が相当悪い事は見てればわかる!」


主審「そのような状態での球児のプレーの続行を我々は黙認する訳にはいかないし、ドクターによって深刻だと判断されれば交代を指導する義務がある!」


吾郎「・・・・・・へっ」


主審「な、何がおかしい!」


吾郎「ふん」


吾郎「冗談も大概にしろや!交代するピッチャーどころか聖秀にはもう野手だっていねーんだよ!」


吾郎「あんたらウチに棄権しろって言うのか!?」


主審「・・・」


主審「そうだ。気の毒だが足の状態によってはそれもやむを得ない!」




主審「さあ、足を見せなさい!」


吾郎「はは・・・ありえねえ・・・ぜってー見せねー」


田代「・・・茂野」


吾郎「?」


田代「もう・・・いいんじゃねえか・・・?」


吾郎「なに?」


田代「もう充分だよ・・・もう充分、お前は頑張ったよ・・・」


田代「でももう・・・」グッ!


吾郎「て、てめぇ!!何が充分だ!!ここまできて今更ギブアップしてんじゃねーぞ!!」


吾郎「眉村なんざーーー」


田代「・・・・・・」ポロポロ


吾郎「!!」


田代「もう捕れねえ・・・!オレはもうこれ以上マウンドで疲弊していくお前の球を捕りたくねえ!!」


吾郎「っ・・・!」



田代「棄権しよう・・・茂野」






僕「田代。お前の気持ちは痛い程わかるよ。けど・・・」ポンッ


田代「けど?けどなんだよ?・・・ああわかってるさ、こんなことを言っても止まらねえ奴だなんて、よーくわかってる!!」


田代「ならせめて・・・お前か大河がマウンドに・・・」


僕「確かにそれが棄権以外の最善策かもしれないさ。でもさ・・・それでも」


僕「オレは茂野に投げさせてやりたい。だってーーー」


僕「ピッチャー茂野吾郎が死ぬのは怪我なんかじゃない。コイツは、諦めたら一生後悔する場面で諦めた時、死んじまうんだ」


大河「そしてそれが今・・・なんですよね。あの時と・・・横浜リトル戦と同じ」



田代「そんなの・・・ただの意地じゃねえか・・・」ポロポロ


僕「田代。オレ達は・・・その意地すら捨てちゃったから・・・聖秀で燻ってたんだろ」


田代「!!」


僕「茂野だけじゃない。オレ達がここに立っているのはーーーその諦めたものを、取り戻したかった何かを掴むため・・・だろ」ポロポロ


僕(男には、何があっても絶対に退いちゃいけない事がある・・・僕はそれを茂野から教わったんだ)


僕(わかってるよ・・・ここで止めないことの意味を。だから・・・お前の足に万が一の事があったら。僕も、この足を捨てるぐらい付き合ってやるから)




吾郎「すまねえな田代・・・オレの足をそんなに心配してくれてるとは思わなかったぜ」


吾郎「でも・・・まだオレは責任をとってねえ」


田代「え・・・!?」


吾郎「オレは、オレが海堂を倒すためにとってきたワガママに対して責任をとってねえ」


「せ・・・責任・・・!?」


吾郎「野球に興味無かったのに、野球部に入ってくれた宮崎・・・野口・・・高橋・・・山本」


宮崎「!!」


吾郎「兄弟の世話で忙しいのに、それでも付き合ってくれた内山」


内山「!!」


吾郎「下手クソのくせに最後まで打球にくらいついてくれた藤井」


藤井「・・・うるせーよ」ウルッ



吾郎「リトルの頃から頑張って・・・オレを助けに来てくれた大河」


大河(姉貴のやつ・・・余計なことを)



吾郎「この一夏の為だけにバカみたいに努力して血反吐吐いてくれた僕」


僕「・・・バカはお互い様だよ」



吾郎「そして・・・一人で海堂を倒そうとか言ってたオレの球を捕ってくれた田代」


吾郎「オレに付き合ってくれたお前らにもーーー古巣の海堂海堂の連中に対しても、棄権や引き分けじゃそれはあがなえねえ」


吾郎「オレは、オレのボールがお前のミットに届く限り死んでもギブしねーし、決着をつける責任があるんだ・・・」


吾郎「たとえそれがほとんどサヨナラ負けの可能性しか残されてないとしてもな!」



田代「!!」



山田「・・・」



山田「主審。ここは彼の意志を尊重してやってくれませんか・・・?本当にダメな時は必ず棄権させますから」



主審「っ・・・!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『どうやら茂野投手の足の具合を懸念しての協議だったようですが、審判団出てきました!!』


『さあ試合再開!!3対3の同点で延長10回裏の海堂の攻撃です!!』


「ーーープレイ!!」


眉村「・・・」スッ




田代「・・・・・・」



田代(そうだな茂野・・・未来に何かがあるから戦うんじゃねえ)



田代(きっとソコに、どデカい山が立ちはだかってるから戦うんだ!!)





田代「お前の魂、ぶち込んで来いーーー茂野!!」バシッ!!



吾郎「ーーーおうよ」ニッ





ズバァァァァァァン!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


カキィィィィィン!!





大河「うおおおおお!!」バシッ!!





『とったああああ!!ショート清水、三遊間の痛烈な打球を見事ファインプレー!!』


『茂野、満塁のピンチになるもバックに助けられました!!』


『海堂、苦しい無得点です!!』




大場「くっ・・・!!」







吾郎「はぁ・・・はぁ・・・」ガクッ




スッ




僕「さあ・・・この回で決めてやるからな、茂野。もうちょっとだけ・・・踏ん張れ!」




吾郎「お・・・う・・・」









11回表 バッター


2 内山

3 茂野

4 僕










次回、僕VS眉村でラスト安価です。
多分月曜日の夜に更新




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ギュルルルルルル!!



ズバァァァァン!!




「ストライク、バッターアウッ!!」



『二者連続三振!!眉村、早くもこの回ツーアウトをとりました!!』




吾郎「ちっ・・・」ハァハァ


僕「あとは任せろ」ポンッ



『4番 セカンド 八木沼くん』



『そしてここで9回に同点スリーランを打った八木沼がバッターボックスに入ります!!』


『ツーアウトランナー無し、苦しい状況ですがここで流れを掴みたいでしょう!!』




僕「・・・・・・」スッ



僕(ここまで来て終わってたまるか・・・!!)


眉村(・・・いい面構えだ。最後まで楽しめそうだな)





11回表 ツーアウトランナー無し

聖秀3-3海堂


僕VS眉村



一球目

※通常ゾロ目ボーナス無し(打った判定をひいた場合復活)

99 00 ???


90以上 ホームラン
70~89 打った
60~69 ボール
11~59 ストライク
10以下 センターフライ
安価下


コンマ20 ストライク




シュート「」ギュルルル!!



僕「」ブンッ!!



ズバァァァァン!!





「ストライィィィィク!!」




僕(初球からシュート・・・!!)




『眉村選手の鋭く内角を抉るシュート!!初球空振りです!』



僕(データで初球シュートはそれほど無かったはず・・・裏をかかれたか)グッ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

静香「あの眉村くんが初球から決め球のシュートなんて。彼を最大限警戒してるのね」


泰造「佐藤くんが要求したんじゃなくて?」


大貫「いや、眉村の奴何度か首を振ってましたからね」



大貫(フッ・・・あのお前がなぁ。いいねえ、かなり熱い勝負をしてるじゃないか・・・眉村)




僕「・・・」



僕(高校最強バッテリーが、僕相手にここまでーーー)




『さあ海堂バッテリー、第2球はーーー』




眉村「ーーー!!」ギュルルル!!



僕「・・・最高じゃないか!!」




第ニ球


※通常ゾロ目ボーナス無し(打った判定をひいた場合復活)

99 00 ???


85以上 ホームラン
65~89 打った
55~64 ボール
16~54 ストライク
15以下 センターフライ
安価下



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コンマ50 ストライク



フォーク「」ストーン!!


僕「うっ!?」ブンッ!!




「ストライィィィィク!!」



『ストレートとほぼ同じ速度で落ちるフォークを前に空振り!!これでツーストライク!!八木沼、早くも追い込まれました!』



僕(強気な配球・・・また裏をかかれた!)


寿也「・・・」スッ






僕「・・・・・・」ドクンドクン





第三球


※通常ゾロ目ボーナス無し(打った判定をひいた場合復活)

99 00 ???


80以上 ホームラン
60~89 打った
45~59 ボール
44以下 三振
安価下


コンマ51 ボール



シュート「」ギュルルル!!



僕「!!」



ズバァァァァァァン!!



吾郎「!!」


田代「!!」





「ボール!!」




僕「・・・っ」プハー!!



『3球目外して来ましたがつられず見送ってボール!!かなり際どい球でしたが、八木沼よく見切りました!』




僕(ボール1個分だけ外したシュート・・・危なかった!ほんとバケモノじみたコントロールだな)




四球目

80以上 ホームラン
55~89 打った
50~54 ボール
49以下 三振
安価下


コンマ68 打った


60orゾロ目以上 ホームラン
40~59 ファール
39以下 センターフライ
安価下


寝落ちしたと思った


>>589
してました笑



コンマ87 ホームラン(眉村世代、もう一人の怪物誕生ENDへ)


僕(ああ・・・今ならわかるよ、茂野)


僕(お前が追い求めていたもの。男と男の真剣勝負で、身体の底から湧き上がるこの熱ーーー)



僕(お前と兄さんが愛したもの・・・僕も、大好きになったんだ)



僕「ーーーっ!!」グッ!!




吾郎「・・・僕!!」


大河「先輩!!」


田代「僕!!」








吾郎『や、野球の楽しさは俺が教えてやるから!!ためしにちょっとやってみようぜ!?なっ!』


僕『・・・・・・えーっと』


吾郎『・・・いや、嫌なら無理は言わねえけどさ』


吾郎『・・・ホント、さっきは嬉しかったんだよ・・・お前とダチになって野球やれたら最高だなって・・・』










僕(僕は・・・このお前が教えてくれたスポーツで、これからーーー)






吾郎『ま、もしオレがプロになった時・・・後ろを守ってんのがお前だったらいいなって思っただけだからよ』



カキィィィィィィィィィン!!








僕(お前と肩を並べて、歩いていきたいーーー!!)






寿也「!!」




薬師寺「!!」




草野「!!」











眉村「・・・・・・っ!!」











バックスクリーン「」ドスッ!!











『はっーーー』





『入ったあああああ!!八木沼、眉村の球をバックスクリーンまで運びましたあああああ!!』





ワアアアアアアアアアアア!!

















『11回表、聖秀4対3で勝ち越しました!!』



『海堂、これは苦しい展開にーーー』





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









「ーーーあれ。こりゃまた懐かしいビデオを」



「おとうさん!」


「どっから引っ張りだしたんだ?・・・はは、僕感極まって泣きすぎだろ・・・恥ずかしい」


「ねぇねぇ、この後どうなったの!?ビデオ、ここまでしか写ってないんだよ」




「ああ、あの試合は大分長丁場だったからなぁ・・・」



「じゃあ、話そうか。僕と吾郎おじさんの・・・その後」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海堂戦翌年、春・・・




僕「いよいよ・・・行くんだな」



吾郎「ああ。おとさんのライバルだった男が待ってるからな」








描いた夢と ここにある今
ふたつの景色見比べても


形を変えて ここにあるのは

確かな ひとつのもの





吾郎「お前も日本のトライアウト、受けるんだってな。頑張れよ」



吾郎「ま、あの夏眉村から唯一ホームランを打った奴が落ちるわけねーか」



僕「いらんプレッシャーかけるなよ・・・アレは火事場のクソ力もいいとこだったし」





過ぎ行く春を 惜しみながらも
僕らの 幕開けたあの夏
色んなことを わかりはじめた
秋と 何か失った冬


ガラクタの山から
探すあの日の夢
響け この声よ
響け この心よ





吾郎「僕」



僕「?」



吾郎「待ってるぜ」



僕「・・・ははっ。なんだそれ。お前のガラじゃないだろ」




僕「ーーー言われなくても。いつか、絶対追いつくから」






涙 枯れるまで
まだ出ぬ答え 追い続けて

涙 晴れるまで
我が行方 迷いながらも





吾郎「・・・じゃ、そろそろ行くわ」




僕「・・・・・・茂野!!」



描きかけの今
刻む 証


この手でーーー







僕「ーーー夢の舞台へ、駆け上がれ!!」




吾郎「ーーーああ!!」








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




アメリカ








吾郎「ーーーところであんた名前なんてんだ?」


吾郎「日本から旅行でも来てんの?それとも地元の日系人?」



「・・・・・・」



「オレは八木沼隼人、関東大学3年の21歳ーーー」



「右投げ右打ち、ポジションはショート。かつては大阪の」EL学園で甲子園に行ったこともある」






吾郎「やっーーー」





吾郎「八木沼ぁぁあ!?」




八木沼「?」












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



エピローグ







テレビ『ーーーホーネッツの守護神、茂野吾郎の登板です!!』




テレビ『そしてなんといっても注目は・・・その茂野バックを護る二遊間ーーー八木沼兄弟!!』



テレビ『共に堅牢な守備範囲と兄弟ならではの息の合ったプレーを持ちながら打者としては小技と走力の光る兄と豪快な打撃を持つ弟!』



テレビ『三人のサムライが、今期のホーネッツをどう支えていくのかーーー』
























僕「聖秀学院野球部?」








おわり

当初の予定より長くなってしまいましたがこれでこのスレはおわりです。急な方針変更など安価スレとしてお見苦しい事になってしまって申し訳ありませんでした



元々今回はノゴローのオマケとしてモブ主人公になるかなと思ってて、最初想定してたENDもぎぬまっちとテレビで吾郎の応援をしてる姿でおわりくらいに考えてました笑

次は新テニを途中までやるか、はたまたナッパスレをコッチと同じような形で完結させるか、それとも全く新しいスレをやるか色々考え中

前回からの僕くんスレもオリ主スレは初めてで、まっさらの状態からの楽しさはあるのですが原作キャラを蔑ろにするような展開は描きたくないので今後もちゃんと出来るか不安はあります


だから今後僕くんスレをまた続けるかドラゴンボールみたいに既存キャラを主人公にするスタイルに戻すかだいぶ迷ってたり笑

うーん、そうですねじっくり考えます
今後やるスレの参考にしたいのでどんなものがいいかってレスはいつでも書いてくださいm(_ _)m


あと完結するまでスレ建てする気は無いんですが以前書いた冥界のアテムと決着スレみたいなものを十代と万丈目の話でメモ帳に細々と作ってます笑

ずいぶん勉強したな···
まるで○○博士だ
って言われるくらい詳しいのある?

漫画ならともかくアニメやドラマなんて見てる時間そりゃ無いわな

ガッシュはマンガBANGとLINEマンガで見れるな
LINEマンガの方は0円パス対象だからマンガBANGと合わせたら1日で結構無料で見れる

なんかWiFi入れないと書き込み出来なくてやりにくい・・・



原作キャラ主人公のスレ見たいって意見もあるからそっちも考えてますけど、よく考えたらそれ系統のスレ今までドラゴンボールしかやってなかったね。やべぇムズい


>>637
自信持って言えるのは無いかなぁ


>>642
ですね。基本自分のスレは漫画作品+アニオリ要素等あってもほとんど使わない感じなんで
まあずっとそのスタイルもつまらないかなーとは思うのでなんとかしたいとは思ってますが

>>647
ガッシュは電子で全巻持ってるからやれると言えばやれるんですが問題が色々

主人公問題=清麿でやるなら原作より盛り上がらないと思う。オリ主だと割りを食う原作キャラが出てしまう。

呪文問題=キャラによっての判明してる呪文数が全く違うため、キャラの退場等のタイミングが原作と剥離してくるとどうしても悩むことになる。オリ呪文を作るのもありですが、それで作中の強敵倒す展開とか冷めないかなーとか色々心配

難易度問題=多分どうあがいてもクソ難易度になるかと








そういう、やりたいけど難しい作品のスレはこうしたら楽なんじゃないかとか意見募集中です笑

とりあえず今考えてるもの




〇ナッパスレ完結(このスレと同じような感じでやります。最終決戦まで飛ばす)



【僕くんor私ちゃんスレ】
〇新テニ(とりあえず合宿編まで)


〇鋼の錬金術師(私ちゃんスレになるかな?難易度高、モブで終わる可能性高し)

〇ひぐらし(普通にやると長いので、ENDを迎えても死んでも終わりの単発スレとして一回遊ぼうかなって感じ

【原作キャラ主人公スレ】

〇ドラゴンボール

〇ポケモン(なんの構想もないけど一回やってみたい笑)

〇ARC-V



新テニの問題は僕君主人公って言えるくらい出番もらえるのか
原作だとリョーマですらちゃんと試合描写してもらえたの一回か二回程度だし…

>>655
僕くん自身の出番は減りますが、その分他キャラ操作を増やしてく形になりますね。コンマ次第でかませで終わってしまったキャラ達が活躍出来たら楽しいかなーと(難易度は高い)



ARC-Vはむしろ僕くんで見たいけど
遊戯王でコンマってどうなるんだ

省略された立海戦もやるんだっけ?

>>657
デュエル関係のことなら普通にコンマデュエルしたりテンポの関係によっては省略デュエルしたり色々かな

>>658
ですね、ダブルス1から再開します

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