弟「はだかでうろつかないでよ!」姉「えー」 (162)

姉「家の中なんだからいーじゃん」

弟「目のやり場に困るんだよ…」

姉「着替えるのめんどい」

弟「はあ?」

姉「あんたもはだかになったら?」

弟「やだよ…」

姉「楽だよー」

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姉「あ、アイス買ってきて」

弟「えー外寒いし…」

姉「お釣あげるから!あんたのも買ってきていいから!」

弟「マジ!?いく!」

姉「私ストロベリーねー」ハイ

弟「うおお!千円も!行ってきます!」ガチャ

姉「こら!ドア閉めろ!さむい!」

弟「服着ないのが悪いんだろー」

<10分後>

弟「ただいまー」ガチャ

姉「おかえりー」

弟「ブッ!?」

姉「?どーしたの?」

弟「な、なんでスクール水着なんだよ!!」

姉「んー?いいじゃん別に」

弟「なに考えてんだよ…」

姉「この時期プールの授業ないし、楽かなーとか思ってさ」

弟「…」

姉「お姉ちゃんのはだかはイヤなんだろー」

弟「そんなこといってないだろ…」

姉「アイス♪アイス♪」クルクル

弟「はい…」

姉「ひょー!こたつでたーべよ♪」

弟「うん…」

弟(姉ちゃんってあんなにスタイルよかったっけ?)

弟(そういや水着の姉ちゃんの姿なんてずっと見てなかったからな)

弟(スッポンポンでうろついてるときは気恥ずかしくてまともにみてなかったけど…)

弟(なんだろう…細いけど出るとこは出てるっていうか…)ジー

姉「ん?」

弟「!」ビク

姉「お?お?」ズイ

弟「こっこっちくんな!」

姉「な~に見てんだこらぁ~♪」

弟「見てない!見てないよ!」

姉「スク水のお姉ちゃんが気になるのかな~?」ズズイ

弟「気にならないって!」

姉「あーん!小学生の弟の性を目覚めさせちゃうなんてっ」

弟「…」

姉「アタシったらいけないお姉ちゃんだわん♪」クルクル

弟「毛がはみでてる」

姉「え゛っ!!うそっ!?」バッ

姉「はみ出てねーじゃねーか!このタコ!」ポカ

弟「いたい!」

姉「こー見えてちゃんとケアしてんの!私は!」グリグリ

弟「いたいいたいいたい!」

姉「あ!アイスとけちゃう!」パッ

弟「いてて…この暴力女!」

姉「女の子にそんなこと言ったら一発で嫌われるんだかんな!」

弟「女の子…?メスゴリラだろ…」

姉「あ゛?」

弟「すいませんなんでもないですゆるしてください」

姉「アイスおいちー♪」パクパク

弟「ぼくも食べよ…」

姉「あ!なにそのアイス!」

弟「なんか新商品だって」

姉「ずるーい!ちょっとちょーだい!」

弟「いいけど…」

姉「んまーい♪」パクパク

姉「はいっ」スッ

弟「え」

姉「一口あげる」

弟「ありがと」

姉「はい(上に)あげたー!」ヒョイ

弟「うわウザい!」

姉「うそうそ」

弟「…」

姉「はい♪あーん!」ズイ

弟「えぇ…」

姉「あーんっ!」

弟「そういうのいいから…」

姉「あーんっ!!」

弟「いいって…」

姉「お母さんにエロ本かくしてんのバラすぞ」

弟「!?!?!?」

姉「あーん♪」

弟「アーン…」

姉「おいし?」

弟「ハィ…」

姉「ねえねえ」ズイ

弟「ナンデショウカ…」

姉「なんであんなの持ってんの?」

弟「ベツニ…」

姉「今時さあ。エロサイトとかじゃないの?」

弟「ワカンナイデス…」

姉「エックスなんちゃらとかじゃないのー?」グイグイ

弟「ナンデシッテルンデスカ…」

姉「お姉ちゃんとエロ本の女の子だったらどっちが好き?」

弟「シリマセン…」

姉「ねえねえどっちがエロい?」グイグイ

弟「シニタイ…」

姉「あ!ヤバ!もうこんな時間じゃん!」バッ

弟「…」

姉「今日は私が晩御飯作るんだった」テテテ

弟「母さん何時に帰ってくるのかな」

姉「しーらない」カチャカチャ

姉「トンテキでいいよね?」

弟「うん」

姉「♪」トントン

弟(スク水で料理してる)

姉「よいしょ」カチャ

弟(なんかシュールだ…)

ジュウウウウウウ…

姉「!?あっつ!あっつい!」

弟「!?」

姉「ぎゃあ!ふとももに肉汁かかった!あっつ!あっつ!!」

弟「そんな肌出してるから…」

姉「あついよーーー!!」ビー

姉「いたいーー!」ビー

弟「大丈夫?ヤケドした?」

姉「うん…」グス

弟「ぼくやるよ。冷やしてきなよ」

姉「ハーイ」

ジュウウウウウウ…

姉「料理してる男の人ってステキ☆」

弟「肉焼いてるだけだろ」

< ピンポーン

姉「あ!頼んでたアイシャドウ届いた!」テテテ

弟「!?」

姉「はーい今出まーす」

弟「ちょ!?姉ちゃん!?スク水だろ!?」アセ

姉「あ゛」

弟「ぼく出るから!」

姉「メンゴメンゴ」

弟「ったく」ハイ

姉「わーい!ずっと欲しかったんだー」

弟「!あー!」

姉「?」

弟「肉焦げてるー!」

姉「おおう」

姉「やっちまいましたなあ」

弟「ああ…ごめんなさい…」

姉「え」

弟「ほんとごめんなさい」シュン

姉「え、いやいやなんであんたが謝るのよ」

弟「だってぼくが…」

姉「あんたは悪くないでしょ!」

弟「でも」

姉「でももクソもないの!」

姉「お姉ちゃんがスク水なのが悪いんだからっ」

姉「よしよし」ポンポン

弟「…」

姉「ガストでもいこっか!」

弟「うん」

姉「なに食べるー?」

弟「チーズ入りハンバーグ!」

姉「いいねえ」


ーーーーー
ーーー

姉「ただいまー」

弟「ただいま…ってあれ?母さんまだ帰ってないんだ」

姉「まだ残業してんのかね」

弟「大変だなあ」

姉「エアコンつけてつけてーさむいー」

弟「はいはい」

ピッ

姉「ふいーやっとコート脱げる」パサ

弟「!?」ビク

姉「ん?どしたん?」

弟「ま、まさか…」ワナワナ

姉「?」



弟「コートの下スク水だけだったのかよおおおおお!!!!」

ババーーーン!!

姉「え?だめだった?」

弟「…」ハァ

姉「また私何かやっちゃいました?」キョトン

弟「とんだ変態だよ」

姉「なんだとう!」

弟「変態」

姉「」ゾクゾク

姉「も、もっかい」

弟「 変 態 」

姉「~っ///」ゾクゾク

姉「年端もいかない弟から蔑まれ罵られるのも…悪くないわね…」ナンチャッテ



弟「変態うんこたれスットコドッコイハミ毛ボーボースク水女子高生」

姉「ぶっころすぞ」

姉「お風呂入っちゃおうかな」

弟「うん」

姉「よっこらしょーいち」ゴソ

弟「ここで脱ぐな!」

姉「うるさいなあ」

弟「もう…」

姉「あ」

弟「?」

姉「いたい…うっ血してるよぅ」

弟「あーあ。ずっと着てるから」

姉「ピチピチだったから…またおっきくなったのかな」ボソ

弟「…」

弟(おっきく…確かに前よりも…)

姉「ねぇみてみて。ちょっと青くなっちゃった」ズイ

弟「見せんでいい!」ワタワタ

姉「えーとりあえずきいとくわ」

弟「?」

姉「いっしょに入るっ?☆」キャピ

弟「けっこうです」

姉「だと思ったよ!!」プンプン

弟「なに怒ってんの…」

姉「べっつにー」

姉「あ!先入っちゃって!私メイク落とさなきゃ」

弟「はーい」

<お風呂>

弟「ふー…」チャポン

弟「…」

弟(姉ちゃん彼氏とかいないのかな)

弟(そんな話きいたことないけど)

弟(…やわらかそうだったな)


ぽわわ~~ん

姉『またおっきくなったのかな』


弟「!!」ブンブン

弟(なに考えてんだぼくは!!)

ガチャ

姉「ウェーイwww」

弟「」

姉「ウェーイwwwウェイウェイww(おじゃましまーす)」スッポンポーン

弟「な、なに入ってきてんだよ!」

姉「ウェイ?w(なにが?)」

弟「ぼくもう出るから…」ザブ

姉「ウェイ!w(Wait!)」

弟「えー」

姉「ウェイwウェウェイww(お姉ちゃんの背中流しなさーい☆)」

弟「ひとりでできんだろ…」

姉「ウウウウェイ!www(ほれほれお○ぱーい!)」

弟「意味わかんないよ!」

姉「…///」サッ

弟「恥ずかしいならすんな!///」

弟「…」ゴシゴシ

姉「oh…oh…」

弟「…」ゴシゴシ

姉「YES!YES!!YEEEEES!!!」

弟「うるさい」ゴシゴシ

姉「シーハーシーハー」

弟「…姉ちゃん彼氏とかいないの?」

姉「!」ビク

弟「いないの?」

姉「…イマテン」

弟「え?」

姉「おらんなあ彼氏」

弟「マジで?」ゴシゴシ

姉「うん。まあ別に今はいいかな」

弟「ふーん姉ちゃんモテそうなのに」

姉「え!そう?」

弟「うん」

姉「どっどんなとこが?」

弟「えっと…」

姉「…」

弟「きれいだと思うし…」

姉「おぅふ!!」

弟「!?」

姉「ウェェェイwww(ッカーーーッ!きれいときたか!なんじゃそれ!かわいいとかは言ってくれるかなーって期待してたけど!!きれいときたか!!うほほほほ!!!なにこれめっちゃ嬉しい!!!)」

弟「えぇ…」

姉「ありがとっ」

弟「どうも…」

姉「はいろはいろ!」チャポン

弟「えーぼくもう入ったのに」

姉「いーじゃんいーじゃん!」グイグイ

弟「ふやけちゃうよ」

姉「よいではないかよいではないか!!」

弟「もう…」

姉「おおう…骨まであったまるぅ~」

弟「姉ちゃんの高校って共学でしょ?」

姉「そーよー」

弟「好きな人とかいないの?」

姉「んーおらんなあ」

弟「今まではいた?」

姉「んーーーちょっとかっこいいなとかは思っても…なんかねー付き合うとかわからんのよ」

弟「ふーん」

姉「あんたは?」

弟「ぼくも全然わかんない」

姉「エロ本は見るのに?」

弟「…」プイ

姉「あ、すねた」

姉「ごめんごめん!」

弟「もーでる」ザブ

姉「おこった?」

弟「おこってない」プイ

姉「許してください!何でもしますから!」

弟「いやおこってないよほんと」

姉「お○ぱいさわる?」

弟「さわらないさわらない」

姉「…えっちっ///」サッ

弟「意味わかんないよ!!」

弟「ふー」ホカホカ

姉「あ゛ーーー牛乳のみたい」

弟「はい」スッ

姉「おっサンキュー♪」

弟「お母さんおそいね…」

姉「あんたはもう寝ちゃいなさい」

弟「でも…」

姉「明日も学校あるでしょ」

弟「うん」

姉「おやすみっ♪」

弟「おやすみ」

姉「歯みがきしなさいよー」


ーーーーー
ーーー

<夜中>

< ----!!----!!
< --!!

弟「ん…」

弟(なんだろ。うるさいなあ)

< ---!--!!
< ---!!---!!

弟(姉ちゃん?と、お母さん?)

弟「んん…」モゾ

弟「」スヤ…


ーーーーー
ーーー

また明日

<翌日>

弟「おはよー」

姉「うい」

弟「お母さんは?」

姉「うい」

弟「もう仕事行っちゃったの?」

姉「うい」

弟「今日も二人かなー」

姉「うい」

弟「パン焼くよー。姉ちゃんジャムかバターどっち?」

姉「ジャム」

弟「ねむいねー」

姉「んー」モグ

弟「スマホさわりながら食べたらダメなんだよ」

姉「んー」モグモグ

弟「ぼくもスマホほしいなあ」

姉「クラスの子みんなもってんの?」

弟「大体もってるよ」

姉「ふーん」ボリボリ

弟「食べながらお尻かかないでよ…」

姉「うるへー」

姉「あ゛ーーーだるい。学校行きたくねーーー」グデン

弟(相変わらず朝はひどいな姉ちゃんは)

姉「」ホジホジ

弟(スマホ見ながら鼻くそほじってるし)

姉「」ピーン

弟(しかもそれを飛ばすし)

姉「」ブッ

弟(おならはするし)

姉「プッ……ゲハハハハハハ!!!」ケタケタ

弟(笑い方もひどい)

弟「トイレ…」スッ

姉「!!!」ガタッ

姉「」シュババババババ

弟「あっ…ちょっ」

ガチャ
バタン!

弟「なんだよー!」

姉「わしが先じゃああああ!!!」

弟「もう…」

姉「ゲハハハハハハ!!」

弟「早く出てよー」トントン

姉「うっさい!あっちいけ!」

弟「おっきい方ー?」

姉「そーだよ!今からすごいの産むんだから!音とか聞かれんのイヤなんだから!!」

弟「おならはするくせに…」

姉「あ゛?」

弟「ナンデモナイデス…」




< ヒヒッ! イヒヒヒヒッ!

弟(う○ちしながら笑うのホントやめてほしい)

<30分後>

弟「姉ちゃん!まだー!?」ドンドン

姉「んー」

弟「もれるもれる!!」

姉「もらせもらせ」

弟「学校も遅刻するよ!!」

姉「んーいいじゃん別にー」

弟「よくないよ!!」

姉「もうちょっと…今鬼岩城入ったから…」

弟「またドラえもん読んでんの!?しかも大長編!!」

姉「うるさいなあ」ガチャ

弟「どいてどいて!」

姉「あぁ…顔洗ってメイクせにゃー」

弟「くっさ!くっせええええ!!」

姉「なによ!セクハラよ!?」

弟「ちゃんとシューしてよ!」シュー

姉「え!チュー!?」ドキ

弟「ウザい!」

姉「あ、ドラえもんとって。続き読みたい」

弟「あああああああ!!!!」

弟「なんで我が家のトイレには大長編ドラえもんが常備されてるんだ!!」

姉「しらんし」

弟「行ってきます!」

姉「いってら~」

弟「ヤバい!遅刻するー!」

姉「おー走れ走れ。転ばないよーにね」

弟「姉ちゃんは?」

姉「二限目から行く」

弟「行ってきまーす!」タタ

姉「気を付けてねー!寄り道すんなよー!」

姉「…」

姉「さて…」


ーーーーー
ーーー

弟「ただいまー…」

ガチャ

姉「 お そ い 」ドン

弟「ひっ!?」ビク

姉「 ど こ 行 っ て た 」

弟「友達とちょっと遊んでて…」

姉「寄り道すんなって言ったでしょーが!」

弟「ごめんなさい…」

姉「…」プンスカ

弟「あの、姉ちゃん…」

姉「ん」



弟「なんでメイド服着てんの?」

姉「…」

姉「オカエリナサイマセ♪ゴシュジンサマ☆」キュピーン

弟(これはきつい)

姉「」パチクリパチクリ

弟(なんでメッチャまばたきしてるんだろう…あ、そうかウインクしよーとしてるんだ)

姉「」パチクリパチクリパチクリ

弟(全然できてないよこの人)

姉「」ギギ…ギギギ…

弟(慣れない体制だからかだんだん体が傾いてきてる)

姉「ゴハンニシマスカ?オフロニシマスカ?」

弟(なんでカタコトなんだろう…)

姉「ソレトモ…」

姉「ア・タ・シィィィィィ???」ニチャアァァ…

弟(うわあ…)

弟「それってメイドの言うセリフなの…?」

姉「どう?どう?」

弟「どうって…」

弟(フリフリだあ)

姉「」フリフリ

弟(スカート短っ)

姉「♪」クルクル

弟(メイクばっちりだし…まあ普通にしてたら…)

弟「かわいいと思う…」

姉「やたっ!」グッ

弟「なんでメイドになってるの?」

姉「んーなんかいい部屋着ないかなーと思ってさー」

弟「えぇ…だからって」

姉「ゴシュジンサマ☆オセキニドーゾ!」キャピ

弟「…」

姉「メニューデース!」ササ

弟「どうも…」

姉「エンリョナクタノムデース!」

弟「お金とるの?」

姉「トラナイデース!」

姉「ゼンブオネーチャンノオゴリデース!」

姉「イッパイタベテイッパイノムデース!」

姉「遊戯ボーイ!」

弟「え?」

姉「…なんでもない///」

姉「はやく、注文…///」

弟「えっと」



・水

・コーラ

・コーヒー(ボス)

・コーヒー(ファイア)

・コーヒー(ファイア微糖)

・コーヒー(ファイア無糖)

・コーヒー(ファイア贅沢ブレンド)

・水



弟「…」

弟「食べ物ないの?」

姉「次のページ!」



・さけるグミ

・ポテコ

・お姉ちゃん特製☆スペシャルカレー



弟(なんだこの三択…)

弟(カレーだけはいやだ)

弟「コーラと…」

姉「うんうん」

弟「ポテコ」

姉「かしこまりっ☆」

弟(まあおやつ食べたかったし)

姉「ごめん私がさっきポテコ食べちゃった」

弟「なんでだよ!」

姉「帰ってくんの遅いのが悪いんでしょーが!」

弟「じゃあさけるグミ」

姉「それも食った」

弟「…」

姉「コーラはあるよ」

弟「姉ちゃん炭酸飲まないもんね…」

姉「はいっ」トン

弟「ありがと…」

姉「では!今からメイドお姉ちゃんがこのコーラに魔法をかけまーす☆」

弟「は?」

姉「せーのっ♪ぷりぷり~~♪」

弟「…」

姉「もえもえ~~☆」

弟「…」

姉「お☆い☆し☆く☆」クルクル

弟「…」

姉「なぁ~~~……ッ!ゲフッ!!」

姉「ゲホゲホッ!!…ゴホホッ!!!」

姉「ゥエッ!!オゥエエエエエッ!!!!」

弟「…」

姉「…なぁ~れ♪☆」キャピ

<夕方>

姉「カレーできたぞー」

弟(姉ちゃんは早くもメイドに飽きていた)

姉「このカチューシャってなんか意味あんのかね。フツーの髪止めでいいじゃん」

弟「頂きまーす」

姉「あっ!しまった!オムライス作ろうと思ってたんだった!」

弟「なんで?」モグモグ

姉「ケチャップでハート書くのやりたかったのに」

弟「いいよもう…」モグモグ

姉「で!どう!?」ズイ

弟「なにが?」

姉「お姉ちゃんメイドカフェでバイトしよーとか思うんだけど!」

弟「えぇ…やめときなよ」

姉「なんでよー」

弟(姉ちゃんは背が高すぎるだろ…なんていったらころされるんだろうな…)

弟(170くらいあるからなこの人)

姉「まあ…こんなデカいメイドなんて需要ないよねー」ハァ

弟(あ…)

姉「あ、カレーの染みついた」

姉「もーいいや!やめやめ!!」ヌギ

弟「ま、まって!」

姉「ん?」

弟「えっと…その」モジ

姉「なによ」

弟「オプション使う!」

姉「は?」

弟「一緒にチェキとろう!」

姉「!」

姉「えぇーそんなにお姉ちゃんと写真とりたいのぉ??」

姉「どーーーしよっかなーーー」

弟(うわめんどくさい)

弟「じゃいいよ別に」プイ

姉「やん!うそうそ!写メとろ!」

弟「またスノー使うんでしょ」

姉「あたりめーだ。盛らずに写メとれるか」

姉「ほれ。ちこうよれ」グイ

弟「ぅ…」

姉「ちょっ!恥ずかしがんな!こっちまで恥ずかしくなるでしょ!」

弟「う、うん」スス

ムギュ

姉「はいチーズッ」パシャ

弟(…)

姉「もう一回!ちゅー♪」パシャ

弟「うわ!やめろよ!」

弟「きもいなあ」ゴシゴシ

姉「♪」

弟「ちょっと!ホーム画面にしないでよ!」

姉「いーでしょー別にー」

弟「よくないよ…」

姉「友達に自慢しよっ」

弟「マジでやめて…」


ーーーーー
ーーー

<夜中>

弟「ん…」パチ

弟(トイレ…)

スタスタ

弟「あれ。姉ちゃん」

姉「ん…?」

弟「なにやってんの?」

姉「別に。早く寝なさいよ」

弟「うん…」

弟(薄暗いリビングの中、テーブルにもたれてスマホを見つめる姉ちゃんの目が、少し赤かったような気がした)

弟(気のせいかな…)


ーーーーー
ーーー

また明日

<翌日>

弟(…)フゥ

弟(お腹すいたな。チキンラーメンでも食べようかな)

ガチャ

弟「ただいま…」

姉「おかえりなさい♪」

姉「ア☆ナ☆タ☆」

弟「」

弟(姉がセクシーランジェリーを着ている)

姉「♪」クネクネ

弟(ワインレッドのスケスケのセクシーランジェリーを)

姉「♪」ウッフーン

弟(生地はサテン、シルクだろうか。とても肌ざわりが良さそうだ。襟や裾にレースがつけられている)

姉「どう?どう!?」

弟(大きく開いた胸元には飾りのリボンが…いや、ちがう。スリットが入っているのだ。胸元に深いスリットが。それを結ぶためのリボンか)

姉「ねーったら!」

弟(ネグリジェともシュミーズともキャミソールとも違う。なんだこれは。見たことあるようなないような。デザイン的に可憐さを際立たせるものではない。まるで男の情欲を煽り立てるような扇情的なデザインだ)

姉「お?まさかお姉ちゃんに見とれてるのかなー?」

弟「…」



弟(だが着ているのは姉だ)

弟(鼻くそほじり虫の)

姉「お前今なんか失礼なこと考えてるだろ」

弟「ハッ!?ぼくは今一体何を…」

姉「なあなあどーなのよー」ズイ

弟「…さむそう」

姉「それだけ!?」

弟「うん」

姉「確かにさむい…」ブルル

弟「早く部屋入ろう」

姉「うーい」スタスタ

弟「…」

弟(後ろ姿めっちゃセクシー…)

姉「ねぇすごくない!?これ」クルクル

弟「めっちゃすごい」

姉「あんたこんなの好きでしょー」

弟「別に…」

姉「あんたのエロ本の表紙の女の子こんなん着てたじゃん」

弟「ブフッ!?」

姉「ほーれどないやー?」クネクネ

弟(そういやそうだった…)

弟「やめた方がいいよ風邪引いちゃうよ」

姉「いや楽天で安かったのよこれ」

弟「ほんとに布一枚じゃん」

弟(っていうかすけてる)

姉「『これで気になる彼を誘惑だ!』ってホームページに書いてあってー」

弟「痴女じゃん」

姉「なんだとう!?」

弟「カップルで使うんじゃないの?」

姉「そーなん!?」

姉「っていうか何でそんなの知ってるのよ!」

弟「いや、別に…」

姉「…」ズイ

弟「なんだよ!」アセ

姉「お姉ちゃんはかなしい」

弟「え」

姉「あんなに可愛かった弟が大人の階段をのぼっていく…」ヨヨヨ

弟「なんだよそれ」

姉「君はまだシンデレラさ」

弟「ちがう」

姉「お姉ちゃんはあんたがこーーーーーんなにちっちゃい頃から知ってるんだからね!!」

弟「そうだけどさ」

姉「こんなに!こーーーーーんなにちっちゃかったのに!!!」チビッ

弟「ちっさすぎだよ」

姉「この間まで精子だったくせに」

弟「そういうこと言わないでよ…」ゲンナリ

姉「あんたは中々まっすぐに進めない精子だった…」トオイメ

弟「うそつけ!」

姉「精子レースでトゲゾー甲羅ばっか使う卑怯なやつだったよ…」

弟「マリオカートみたいに言うな」

姉「うーん」

弟「どうしたの?」

姉「コレかわいいんだけど部屋着としては微妙だなあ」クルクル

弟「寝間着じゃないの…?」

姉「あんた着てみる?」

弟「やだよ」

姉「動いてたらお○ぱい見えちゃいそうなんだけど」

弟「そう…」

姉「お○ぱい好き?」

弟「…別に」

姉「正直に言えぃ!!」クワッ

弟「…スキデス」

姉「カーモンベイビーアメリカ♪」ピョンピョン

弟「やめて!見える見える!」

姉「ドッチカノヨルハヒルマ♪」クイクイ

弟「見えちゃうよ!」

姉「カーモンベイビーアメリカ♪」ピョンピョン

弟「ゆれてるぅ!お○ぱいゆれてるぅ!」

姉「」シャカシャカシャカシャカ

弟「インベーダーダンスするな!」



弟「やめて!ほんとやめて!」

弟「見たくないんだ!」

弟「ぼく、お○ぱいは好きだけど!」

弟「姉ちゃんのお○ぱいは見たくないんだ!!」

姉「」ガーーーーン

姉「」ズウウウウウン…

弟「ごめん姉ちゃん」

弟(めっちゃ落ち込んでる)

姉「喜ぶかなぁって思ったのに…」

弟「喜んだよ!すごい楽しかった!」アセアセ

姉「ちっとも楽しそうじゃなかったモン…」

弟「楽しかった!楽しかったよ!」

姉「ほんとぅ?」

弟「ほんとほんと!」

姉「ちょっとコンビニでカルピス買ってきて」

弟「うん!わかった!」タタタ

姉「濃いめの方ねー」


ーーーーー
ーーー

<夕方>

姉「今日はミートスパゲティだぞう」

弟「わーい」

姉「よいしょ」

弟「うっ…!」

弟(ちょっと前屈みになるだけでお○ぱいが…!)

姉「Fカップだょ」

弟「え」

姉「 F カ ッ プ だ ょ 」

弟「…」

ポタ

姉「!?」

弟「」タラー

姉「ちょっとあんた!鼻血!」

弟「」バタン

姉「わー!!弟ー!!!」


ーーーーー
ーーー

弟「ん…」パチ

弟「ここは…?」

剛力○芽「コンニチハ!」

弟「ひっ!?」ビク

剛力○芽「ゴーリキアヤメデス!」

弟「なっなんで…?」

剛力○芽「ランチパック!!ジユウガタランチ!!」クネクネ

弟「やめて!あなたはもうCM降板でしょ!!」

剛力○芽「マエザワ!!マエザワ!!ゾゾタウン!!!」クネクネ

弟「だれかー!」

剛力○芽「サンマサーン!!!」

グワッ!!

???「ちょお待てや!!」

弟「あ、あなたは…!」

亀田○毅「あーせやな。親父のボクシングの100のうち1も出してへんで。別に特別な事はせえへんな。お?ランダエタには寝とっても勝てるわ!ごちゃごちゃ言うてるヤツぁ一生言っとけや!!」

弟「な、浪速の弁慶…!」

橋本○奈「それは大毅の方」

弟「えっ!」ビク

亀田○毅「ん?まーせやな、大したことないで。親父のピンポン球の方がヤバいで」

剛力○芽「ネエキミハモウ♪トモダチジャナーイ♪」クネクネ

亀田○毅「亀田とK.O.はセットや。八百長がないのがボクシングや」

弟「あ、ああああ……」

剛力○芽「トモダチヨリィ♪」クネクネ

橋本○奈「ダイジナヒトォ♪」クネクネ

亀田○毅「わいは浪速の闘犬やで」

弟「あああああ…あああああ……」

亀田○毅「アメーバーピグ、おもろいで」




弟「ああああああああああああああああああ!!!!!」



ーーーーー
ーーー

弟「うわあああああ!!ホリエモン万博ゥーーーー!!!!」ガバ

姉「うお!」

弟「」ハァハァハァ

姉「だ、大丈夫…?」

弟「亀田…亀田は…」キョロキョロ

姉「え?」

弟「ハシカン…」

姉「…」

弟「リツイートデヒャクマンエン…」

姉「…」

ギュッ

姉「こわい夢みたのね。よしよし」

弟「…」

姉「大丈夫。だいじょーぶ」ナデナデ

弟「うぅ…」

姉「お姉ちゃんがついてるんだからね」ナデナデ

弟(あれ。なんかひざまくらされてる)

姉「♪」ナデナデ

弟(…)

姉「ねんね~こねんねんよ~♪」

弟(なんだよ…その歌…)ウトウト

姉「起きておなか減ってたらご飯食べなさいね~」ナデナデ

弟(…)スヤ…

姉「…」ナデナデ


ーーーーー
ーーー

また明日~

<翌日>

姉「あ゛ーー…」フラフラ

弟「おはよ」

姉「お゛ばよ゛」

弟「風邪引いたの…?」

姉「あ゛だま゛い゛だい゛」

弟「薄着してたから」

姉「うるへー」

姉「ガッコやすむ…」グデー

弟「うん」

弟(どうせ昨日も行ってないだろ)

姉「お゛ー…声がちょいハスキーに…」

弟「お母さん今日も遅いかな…」

姉「知らね゛」

弟「晩御飯ぼくが買ってくるよ」

姉「あんだはそんなごど心配しなくていいがら゛」ゲホケボ

弟「…」


ーーーーー
ーーー

ガチャ

弟「ただいま!」

弟「姉ちゃん!今日はぼくが晩御飯作るよ!」

弟「先生に簡単なレシピ印刷してもらったんだ!クックパッドのやつ!」

シーン…

弟「姉ちゃん…?」

弟(部屋で寝てるのかな)

モゾモゾ…

弟「…」

モゾモゾモゾ…

弟(フシ◯ダネがいる)

モゾ…モゾモゾ…

弟(フシ◯ダネがしじみの砂抜きの準備してる…)

姉「ダネ(おかえり)」

弟「ただいま…」

弟「なにしてんの?」

姉「ダネダーネ(見りゃわかんだろ)」

弟「今日はしじみのお味噌汁?」

姉「フシー(おう)」

モゾモゾ…

姉「あれ。塩ってこんくらいだっけ」

弟(ふつうにしゃべるんだ…)

姉「ダーネ(よっこいせ)」

弟「なにそれ。着ぐるみ?」

姉「ダーネダーネ(ドンキで売ってた)」

弟「なんでそんなの着てるの…」

姉「フシーダネダネ(はだかでいるよりいいでしょ)」

弟「まあそうだけど」

姉「…」ヨロヨロ

弟(しんどそう)

弟「姉ちゃん体調まだわるいの?」

姉「ダネ(よゆーよそんなん)」

ガッ

姉「あっ!」

ガシャン

弟「大丈夫!?」タッ

姉「いてて…床に置いてたゼクシィにつまずいちゃった」

弟「なんでそんなのあるの」

姉「いやー興味本位で」

弟「しじみが転がっちゃった」

姉「ああああ…」

姉「もうやだー!」グス

弟「泣かないでよ…ぼく片付けるから」

姉「ケーキ作りも失敗するし…頭はまだ痛いし…」

弟「ケーキ作ってたの?」

姉「ぅん…おやつなかったでしょ?だから…」グス

弟「風邪引いてんのに…」

姉「うるさい!もー」グスグス

弟「…」

弟「ぼくやるから寝てなよ」

姉「いーや!」

弟「しんどいでしょ?」

姉「う゛ー…」

弟「ちゃんとするから。姉ちゃんにおかゆ作ってあげるよ」

姉「…」

弟「ほら。立って」

姉「ゲットして」

弟「は?」

姉「ゲットしてくれたら寝る」

姉「そこにあるでしょ」ビシ

弟「…」

弟(ピンポンに色ぬって作ったモン◯ターボールがある…芸が細かい)

姉「ゲットして」

弟「…」

姉「お姉ちゃんをゲットしてよぉ!」グス

弟「…」

弟「フシ◯ダネ!君にきめた!」バッ

姉「ちがう」

弟「え」

姉「それはバトルの時にいうやつでしょーポ◯モン見てないの?ちゃんとやってよちゃんとぉ」ネチネチ

弟「…」

姉「ダネーダネー(おら、こいよ!こいよ!)」クネクネ

弟「」ブンッ

ビシッ

姉「いたい!」

姉「あーん!ゲットされちゃったぁ」スス

弟「…ゼクシィ持って近寄ってこないでよ」

姉「これさぁ。どうやって彼氏つくろうか悩んでるときに買ったんだけどさぁ。全然具体的なこと書いてないんだよねぇ」

弟「当たり前だろ」

弟(痛すぎる)

姉「まあいっかー!あんたがゲットしてくれたんだし♪」

弟「キモいこと言わないでよ…」

姉「おとと…」フラ

弟「早く寝てきなよ」

姉「はーいっ」

弟「ご飯できたら持っていくから」

姉「やだ…優しすぎ。濡れる」ジュン

弟(もうやだこの人)

姉「ダネダーネ♪(おやすみー)」

弟「おやすみ」

姉「…」

パタン

姉「…」ハァ


ーーーーー
ーーー

弟「おまちー」

姉「キタキター!」パタパタ

弟「卵入りおかゆだよ」

姉「おお…あんたが私にご飯作ってくれるなんてなあ」ジーン

弟「大げさだよ…具合はどう?」

姉「全然大丈夫!」

弟「よかった」

姉「あんたは何食べんの?」

弟「タラのホイル焼き」

姉「なん…だと…」

弟「意外と簡単だった」

姉「ヤルジャン…」

姉「あんた明日の土曜予定ないよね」パクパク

弟「うん」

姉「一緒に買い物行こっか!」

弟「いいけど…」

姉「♪」ニマニマ

弟(姉ちゃんと買い物かぁ)

弟「どこ行く?」

姉「どこでもいーよー!」

弟「ん。食器もらうよ。洗ってくるね」

姉「ありがとっ!だーいすき♪」

弟「はいはい」



弟「今日はぼくがお母さんの帰り待ってるね」

姉「あかん」

弟「えっ」

弟「だっていつも姉ちゃんが」

姉「あかんもんはあかん」

弟(なんで関西弁…)

姉「お風呂入って寝なさい」

弟「でも…」

姉「いいから」

弟「…」

姉「お姉ちゃんも早く寝るから」

弟「お母さん鍵持ってるよね…?」

姉「持ってるから」

弟「…うん」

姉「早く寝るのよ」

弟「わかってるよ。もう」

姉「また明日ね」

弟「お風呂入んないの?」

姉「明日入るー」

弟「そう…」

姉「ねぇねぇ!おやすみのチュー!」

弟「えぇ…」

姉「チュー!チュー!」バタバタ

弟「…」

姉「チュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!」

姉「おやすみのチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!」

姉「ヴアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

姉「ヂュヴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」

バタバタバタ

弟「えぇ…」

弟(歯みがきしてないだろこの人)



姉「CHUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!!!!!!」

弟「あーはいはい」

チュ

姉「」

弟「おやすみ」

姉「え…」

弟「?」

姉「なんっ…なんで、口に…」ワナワナ

弟「え、だって姉ちゃんがチューの口してるから」

姉「ちっちがうだろ!私が!あんたのほっぺにチューするのっ!」

弟「あー…」

姉「おまっ…!ふざけんなあああああああああアアアアア!!!」

ガバ

弟「うわ!」

ドタンバタン

姉「返せえええええ!!私のファーストキス返せええええええ!!!」

弟「ごめん!ごめんってば!」

姉「ぅ…!」ゴブ

弟「!?どうしたの姉ちゃん!!」

姉「はきそう…!」

弟「え!?ちょっ…待っ」



姉「オロロロロロロロロロロロロ…」

弟「ぎゃああああああああああ!!!!!!!」


ーーーーー
ーーー

<翌日>

姉「起きろー!」

弟「ぅ…」

姉「朝だぞ!昼から買い物いくぞう!」

ユサユサ

弟「はーい…」

姉「洗濯物干すの手伝ってー!」

<駅前>

弟「どこ行くの?」

姉「んーまず服見るでしょー?そっからヴィレバン行くでしょー?タワレコ行ってーパンケーキ食べてー靴見に行ってー」

弟「うわすごいね…」

姉「すごいよー!あんたもコーディネートしたげるね!」

弟「いいよ別に…」

< ボキンオネガイシマース

弟「ん?」

弟「『野良犬・野良猫の殺処分0を目指して』…?」

姉「ふーん」

弟「『保健所で殺処分される犬猫を保護し新しい飼い主を探す活動をしています』だって!」

姉「…」

弟「ぼく募金してくる」タッ

姉「優しいね…」

< アリガトウゴザイマース

弟「最近野良犬よく見るもんね」

姉「あまり近寄っちゃだめよ」

弟「わかってるよ」

姉友「あれ。姉じゃん」

姉「あー!友ちゃーん!」

弟(学校の友達かな?)

姉友「買い物いくの?」

姉「うん!デート!」

姉友「え!?彼氏おったん!?」

姉「ほれぇ!」グイ

弟「ぐえ」

姉友「あー!弟くんだ!」

弟「は、はじめまして」ペコ

姉「どうだ。かわいいだろう」

姉友「うーん画像よりも実物の方が良いとは…」

姉「やらねーぞ」

姉友「ずるい!」

弟「…」

姉友「今何年生!?」

弟「6年です」

姉友「ああ~いいっすね~」

姉「これから部活?」

姉友「ねぇねぇヨシヨシしていい?」ハァハァ

姉「きけよ」

弟「えっと…」

姉「こいつショタコンなんだよ」

姉友「やめーや!そんなんちゃうわ!」

弟「…」サッ

姉友「ああっ!逃げた!」

姉「当たり前だ」

姉「じゃあまたねー」

姉友「おー!ちゃんと学校来いよー」

弟「さようなら…」

バイバーイ

姉「…」

弟「やっぱ学校サボってるんだ」

姉「ぅ…単位は足りてるわよ」

弟「いけないんだー」

姉「うっさいわね」

姉「今日は一日遊ぶよ!!」

弟「うん」

姉「学校も家も忘れて遊び倒すのー!!」

弟「家は忘れちゃだめだよ」

姉「いーや!忘れるね!遊び倒してお姉ちゃんホームレスになっちゃうもんね!!」

弟「何いってんの…」

姉「あ!そうだプリも撮ろう!」

弟「ぼく撮ったことない」

姉「そうだろうそうだろう」

弟「晩ごはんは?」

姉「んー!ノリで!」

弟「お母さんは…」

グイ

姉「ほら!行くよ!!」ダッ

弟「わっちょっと待ってよー」


ーーーーー
ーーー

また明日

<夕方>

姉「あーたのしかった!」

弟「つ、つかれた…」ヨロヨロ

姉「カラオケ行くの忘れてた!行こう行こう!」

弟「今から!?明日でいいじゃん…」

姉「明日もあそぶ!?」

弟「うん…いいよ別に」

姉「♪」ダキッ

弟「うわ!やめてよ恥ずかしいな!」

姉「うへへ~」

姉「らん♪らんらららんらんらん♪」

弟(なんでナ◯シカ…)

姉「明日も明後日もずっと一緒にいよーねー♪」

弟「?当たり前だろそんなの…」

姉「だーいすき!」チュー

弟「やめろって!きもいなぁ」

弟(酔っぱらってないよなこの人…)

姉「晩ごはん何食べたい?」

弟「うーん…今日はお母さんは?」

姉「知らん」

弟「…」

弟「姉ちゃんお母さんとケンカしてるの?」

姉「なんで?」

弟「いや、なんとなく…」

姉「ケンカなんかしてないよー♪」

スタスタ…

弟「…姉ちゃんケータイ貸してよ」

姉「なんで?」

弟「お母さんに電話したい」

姉「なんで?」

弟「なんでって…ぼく1週間くらいお母さんに会ってないし」

姉「…」

弟「今日もいつ帰るかききたいしさ」

姉「なんで?」

弟「なんだよ!もういいよ!」

姉「怒んないでよ~」

弟「最近なんか姉ちゃんおかしい」

姉「おかしくないでござるよ~おろろ!」

弟「面白くない」

姉「お○ぱいさわる?」

弟「さわらない」

スタスタスタ…

弟(家に着いちゃった)

姉「…」

弟「晩ごはん作るの手伝うよ」

姉「ん。ありがと」

弟「…」

カチャカチャ

弟「何作るの?」

姉「今日はねーキャベツと豚肉のにんにく醤油炒め」

弟「おいしそう!」

姉「キャベツ安かったからねー」

ジュウジュウ…

姉「あ」

弟「どうしたの?」

姉「しまった…」

弟「???」

姉「今日は裸エプロンになろうと思ってたのに…」

弟(何言ってんだこの人)

姉「すいません。今からでもいいですか?」ヌギヌギ

弟「やめてよ脱がないでよ」

姉「申し訳ございませんでした」ヌギヌギ

弟「ちょっ!やめてったら!」

姉「誠にごめんなさい」ヌギヌギヌギ

姉「できた!お箸出してー」

弟「はーい…」

弟(マジで裸エプロンだよ…)

姉「テレビつけてテレビ!」

弟「うん」ピッ

姉「あ!キ◯プリ出てるー!」キャッキャッ

弟「姉ちゃんさむくないの…?」

姉「さむい」

弟「だよね…」

姉「いただきまーす!」

弟「いただきます」

弟「おいしい!」モグモグ

姉「キミハシンデレラガール♪フフフーフフーン♪」

弟「…ねぇ」

姉「んー?」

弟「お母さんいつ帰ってくるの?」

姉「知らん」モグモグ

弟「先週の土曜は一緒にご飯食べて…」

姉「うるさいなあ。知らないって」

弟「…お仕事は休みじゃないの?」

姉「…知らないわよ」

弟「何かあったのかな」

姉「知らない」

弟「知らない知らないって…」

姉「知らないもんは知らないの!!」

弟「」ビクッ

姉「…」

弟「…絶対なんか知ってんじゃん」

姉「…」

姉「別にいいでしょお母さんなんて」

弟「いいことないだろ」

姉「いいのよ」

弟「…」

姉「あんたには私がいるでしょ」

弟「…」

弟(意味わかんない)

姉「私高校やめて働くから」

弟「は?」

姉「親なんかいなくても暮らしていけるわよ」

弟「どういうこと…?」

姉「しばらく帰りたくないんだって」

弟「お母さんが?なんで!?」

姉「『お母さんも幸せになりたいの!』だってさ」

弟「…」

姉「わかんない?あの人には私達は邪魔なんだよ」

弟「そんな…!」

姉「彼氏とどっか行くみたいよ」

弟「どっかって!?」

姉「さぁ」

弟「おかしいよ!そんなの!」ガタ

姉「ねーおかしいよねー」

弟「ぼくらはどうなるの?」

姉「二人で暮らしていくしかないでしょ」

弟「そんな…」

姉「だいじょーぶ!お姉ちゃんに任しときなさいって!」

弟「無理だよ!そんなの!」

姉「無理とかじゃなくて!そうするしかないの!」バンッ

弟「姉ちゃんが何か言ったんだろ!?」

姉「はぁ!?なんで私のせいになるわけ!?」

弟「姉ちゃんがちゃんと引き留めないからお母さんが出ていったんだろ!!」

姉「んなわけないでしょーが!!私が何言っても聞かねーんだよあいつ!!」バンッ

弟「ぅ…」

弟「なんでぼくには何も言わないんだよ…」

姉「…」

弟「お母さん、ぼくには何て?」

姉「私にあんたのこと頼むって…」

弟「それだけ…?」

姉「…」

弟「お母さんも姉ちゃんも、何でぼくに何も言ってくれなかったんだよ!」グス

姉「…」

弟「家族なのに…変だよ」

姉「ごめんね…」

弟「…ごちそうさま」カチャ

スタスタスタ

姉「どこいくの?」

弟「ちょっと散歩」


ーーーーー
ーーー

今日はここまで

<深夜・駅前>

弟「…」トボトボ

弟(どうしよう…これから)

弟(もうこんな遅い時間。帰ったら姉ちゃんにころされるよ)

弟(お母さんどこ行ってるんだろう)

弟(もしかしたら姉ちゃんが心配して、お母さんに助けをもとめてるかも)

弟(…そしたら姉ちゃんとお母さんとでぼくを探しに来てくれる)

弟(…)

弟(卑怯だなぁぼくは)

グゥゥゥゥ…

弟(お腹すいた)

弟(ご飯途中だったもんな)

弟(…帰りたい)グス

弟(まぁそんなに家から離れてないけど)



ウォーン

弟「!」ビク

弟(どっかの家の犬の声かな…)

弟(ぼくは野良犬みたいになっちゃった)

弟(とりあえず駅の階段の下に座ってよ)

弟(おまわりさんに見つかったら…何て言おう…)

弟「」ウトウト

弟(さむい…ねむい…)


ーーーーー
ーーー

姉「だからさぁ!何回も言ってんだろ!」

姉「家出だよ!家出!」

姉「帰ってこないんだよ!今何時だと思ってんだよ!!」

姉「あんたのせいだからな!母親失格だろ!」

姉「…」

姉「…」イライライラ

姉「あのさ…もうケーサツ言うからね」

姉「は?」

姉「当たり前でしょ。言うに決まってんじゃん」

姉「あんたのこと?」

姉「もうどうでもいい。むかつくけどね」

姉「私は弟が心配なだけ」

姉「『誰も知らない』って映画知ってる!?あ、知らない!?」

姉「あっそ!」

姉「じゃーね!あんたに電話した私が馬鹿だったよ!!」

ピッ

姉「…」イライライラ

姉「…」

ヘタリ

姉「どうしよ…私のせいだ…」

姉「ケーサツに電話して…」

姉「さがしに…いかなきゃ…」フラ

ーーーーー
ーーー

風が吹きつのり、空は一面真っ黒にそまって気味悪く光っている。

目が痛い。砂とほこりで喉と鼻の粘膜がひりひりする。

胸の上に、何か重いものが乗っていた。

胸に両足をかけて、弟の顔にのしかかり、ひやりとするものを鼻の裏に押し付けてくる。

ぜいぜいという荒い息づかいが、弟のすぐ耳の下で聞こえた。

咄嗟に肘をあげて、相手の脇腹を右にはらい、膝を内側に折りまげながら体を左にまわして跳ね起きた。

だが相手は、それよりも早く飛びのいていた。

5,6歩向こうから低く首をたれ、探るような目つきでこちらを見つめていた。

犬の一種であることな間違いなかった。

しかし、根っからの野犬であるのか、飼い主をはなれた迷い犬であるのかは分からない。

泥にまみれ、目は赤く充血し、痴呆めいて伏し目がちであった。

弟よりも巨大であった。
痩せ細った身体はあばら骨が浮き出ており、それと比べて頭は不恰好なくらいに大きく見えた。

沼地で転げ回ったかのように毛皮には茶色がかった緑色の泥がこびりついている。

鼻面に皺を寄せて恐ろしげに牙をむくのを見て、弟はぞっとして体を硬直させた。

牙の間から白いあぶくがゆっくりと滴った。

野犬は病に犯されていた。

弟は野犬が自分に向かってくるのを見ると、くるりと向きを変えて走った。

ひと掻き、ひと咬みは死を意味している気がしていた。

野犬が背後に迫る足音が聞こえ、やがてその足音がふっと途絶えた時、弟はそれが地を蹴って跳躍したことを知った。

巨体が機関車のような勢いで激突し、弟を押し倒した。

必死でもがき、起き上がろうとする。

しかし、野犬は上からのしかかり弟を再び苦もなく押し倒した。

弟は悲痛な叫び声を発した。

悲鳴と怒号が混ざりあった絶叫が、夜の街中にこだました。

弟は、自分をアスファルトに押し付けているものがふいに離れるのを感じた。

灰色のパーカーとジーンズ姿の姉が、自分のすぐ近くで怪物と揉み合っていた。

唸りながら迫る牙を避けながら、懸命に野犬を押さえつけようとしている。

「走れ!」

姉は、弟には目もくれずに咆哮した。

野犬が姉の肩に咬みついた。

強力な顎でむきだしの肌を咬み破り、腱を針金のように引っ張る。

血がほとばしった。

姉は、痩せた二の腕を伝って生暖かい血が流れ落ちるのを感じながら野犬に殴りかかった。

相手が少しひるんだ隙に四つん這いになって距離をとり、さらに足で蹴りあげる。

野犬はそれでも唸り声を発しながら突進してきた。

口から白い泡が飛び、息がにおった。

腐ったような、なんともひどいにおいだった。

姉は右手の拳を握りしめ大きく振り回し、野犬の下顎に命中させた。

それはまぐれ当たりに近かった。

深い咬傷のために火がついたように痛んでいる肩まで衝撃が走った。

胸を激しく上下させながら野犬をにらみつけた。

顔は血の気が失せ灰色になっている。

「かかってこい!」

姉は絶叫した。

「どうした!お前なんか怖くない!」

野犬は一歩後ずさった。

姉は震えながら立ち上がり、辺りを見回し弟の姿がないのを確認した。

無事逃げ果せることができたようだ。

少し安堵しながら怪物から目を離さずに後ずさり始めた。

鼻面に皺を寄せて嘲笑するように歯をむき出し、乾いた吠え声をあげている。

こちらへの追撃は躊躇しているようだった。

「姉ちゃん!」

弟がどこからか野球のバットを拾って駆け寄ってきた。

(あのバカ!何で戻ってきた…)

姉は手でこちらまで来ないよう弟を制止すると、再び後ずさり始めた。

弟「大丈夫!?」

姉「バカ!戻ってくんな!」ハァハァ

弟「今近所の人におまわりさん呼んでもらったから…!」

姉「なんでそのまま避難してないの!」

弟「だって…!」

グルルルル…

弟「!」

姉「行くよ。離れんじゃないわよ」

弟「うん…」

姉「安全な所は?」

弟「もう少し行った所にマンション!」

姉「よし」

姉(ちくしょう。噛まれた。噛まれた。噛まれた!!)

姉(まさか狂犬病持ちじゃないよな…くそ!)

ポタポタ…

弟「あいつ、まだ見てるよ…」

姉「目を離しちゃだめよ」

弟「うん」

姉「あんたは噛まれたりしてない?」

弟「大丈夫みたい」

グルルルル…
ウォン!ウォン!

弟「マンションの人達が来てくれるかも…」

姉(頭がクラクラしてきた…)フラ

姉「」ガク

弟「姉ちゃん!」

ウォン!ウォンウォン!!

弟「あいつ来るよ!姉ちゃん!立って!」

姉「…行きなさい!」

姉(目がかすんでる。もうあかんかも…)

弟「…!」ギュッ

弟「もう絶対置いてくもんか!」

姉(アホか…逃げろよ)

(だれか、助けて)

姉は心のなかで叫んでいた。

(お願い。私達を助けて)

ふいに朦朧とする意識の外で金切り声が聞こえた。

姉を背後にかばった小さな弟が、両手を広げバットをふり回していた。

野犬はじりじりと二人との距離をつめ、低い唸り声をあげながら今にも飛びかからんとしている。

(負けてらんないわね)

姉は歯を食い縛り立ち上がった。

(私はお姉ちゃんなんだから)

バットを弟から引ったくると、前に進み出た。

怪物が吠え声を上げ、地を蹴り、突進してきた。

(こい!)

姉は腰を落とし、高目の速球を打つようにバットを振った。

バットは頭をそれたが脇腹に当たった。

野犬は悲鳴に似た声を発してアスファルトに腹這いになった。

姉はわめきながら襲いかかり、野犬の腰や頭をめがけてバットを振り下ろし、殴り付け、絶叫した。

頭がクラクラし、世界がぐるぐると回っている。

だが、最初の一打以外はことごとく避けられてしまっていた。

疲弊した姉が一歩後退する。

その瞬間、野犬は怒りに満ちた低い唸り声とともにまた飛びかかってきた。

再びバットを振り回す。

鈍いどすんという音を立て、怪物がアスファルトに転がると同時に、バットが二つに折れてしまった。

(来んな!もう来るんじゃない!)

姉の手には長さ10センチ程の木の切れ端だけが残っていた。

野犬は再び立ち上がろうとしていた。

野犬と姉の睨み合いがつづく。

弟が自分にしがみついて何かを言っているが、全く頭に入ってこない。

肩の痛みは全世界を覆い尽くす炎のようだった。

束ねてポニーテールにしていた長い髪はとっくにほどけ、魔女のようにざんばらになっていた。

目は血走り、ギョロリと一点だけ敵を睨み続けている。

半開きの口からはだらしなく涎が一滴垂れ落ちた。

(来るな。来るな。来るな)

恐怖の感情を相手に悟られまいと必死だった。

(次、来たら、ころす)

(この木で、おまえの、目玉を、くりぬいてやる)

恐怖と入れ替わりに、姉の頭では殺意が鈍い音を立てて鳴り響いていた。

姉の目に映っているのは、憎々しい四本足の化物だけだった。

弟に襲いかかったことに対する復讐心も忘れ去り、残ったのは純粋な殺意のみであった。

手当たりしだいにこの犬っころを、咬み、ちぎり、引き裂きたかった。

頭のどこかに、この野犬に襲いかかり、押し倒し、骨から肉を引き剥がし、死にかけた心臓からおくりだされてまだ脈打っている血を飲むイメージがあった。

姉は極限的な状況で狂気に身を委ねようとしていた。

やがてパトカーのサイレンが聞こえてきた。

大勢の人間の気配を察し、怪物はヒョコヒョコと逃げ帰っていく。

緊張の糸が切れた姉は、そのままゆっくりと膝から崩れ落ちた。

弟の叫び声を聞きながら、姉は意識を失っていった。


ーーーーー
ーーー

また明日
次で終わり

姉はそのまま短期の入院生活を送った。

咬傷の完治には長い期間が必要とされたが、狂犬病等の罹患には至らなかった。

あの犬がどこから来たのか。
また、どのようにしてあの危険な状態になったのか。
それは誰にもわからなかった。

狂騒型狂犬病の比較的初期段階の病状に酷似はしていたが、日本では狂犬病の発生は50年以上も報告されていない。

姉の肩口には生々しい傷痕が残ることになった。


ーーーーー
ーーー

〈数日後〉

弟「姉ちゃん。ご飯できたよ」

姉「ほーい」

弟「今日は豚の紅茶煮作ってみたよ」

姉「おお…」

弟「意外と簡単だった」

姉「結婚して」

弟「いやです」

弟「ねぇ姉ちゃん」

姉「んー?」モグモグ

弟「今日はお母さんが彼氏連れてくるんだよね」

姉「んー」

弟「どんなひとかなあ?」

姉「知らん。どーでもええわ」

弟「またそんな事言って…」

姉「私はまだ許してないからね」

弟「あれはぼくが勝手に家出したから…」

姉「いーや!あのクソババアのせいよ」

弟「泣いて謝ってたでしょ…」

姉「ごめんで済んだらケーサツはいらん」モグモグ

弟「…」

弟(なんか姉ちゃん口悪くなったなぁ)

姉「振り回されるこっちの身にもなれっつーの」

弟「うん…」

カチャ

姉「…」ジッ

弟「な、なに?」

姉「あんたにはお姉ちゃんがいるでしょ」ニコ

弟(目が笑ってない)

姉「でしょ?」

弟「うん…」

姉「ごちそーさま!お皿洗いは私がやるね」

弟「まだ肩治りきってないでしょ。ぼくやるよ」

姉「あーん!またそんなお姉ちゃんに甘くささやくなんて!」

弟「ささやいてない」

姉「お◯ぱいもむ?」

弟「もまない」

姉「かしこまりました。お見せ致します」ヌギヌギ

弟「脱がないでいいって!」

弟(本当は病気かかってんじゃないの!?)

姉「こんなおばさんでいいの…?」

弟「よくないよくない」

< タダイマー

姉「!」

弟「帰ってきたよ!早く服着て!」

姉「…」

姉「このまんま出てったらどうなるかな」ニヤッ

弟「なに言ってんの!?」

姉「あんたも脱ぐのよ!」バッ

弟「ふざけんな!」

ワーワー
ドタンバタン

弟「やめてよー!」



姉「うるせぇ!」

姉「お前が!!」

姉「パパになるんだよ!!!」

姉「お前が!!!!」

姉「お初にお目にかかります」セイザ

< …
< …

姉「ダネーフシフシ(長女です)」

弟「…」グスッ

姉「フシーダネダネ(ここにいるスッポンポンは長男にございます)」

< …
< …

姉「どうぞよろしくお願い致します」フカブカ

弟「姉ちゃんのばかああああああああああ……」ウワーン

姉「ゲハハハハハ!!!」



おわり☆

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