材木座「出来たぞ八幡!由比ヶ浜結衣を再生させるスイッチだ」 (6)

八幡「おーおー!待ってたぜ」

材木座「ぬふふぅーこれを使えば死んでもちゃんと生き返って再生が可能だぞ…ついでに膜も再生する」

八幡「最後のはどうでもいいが…ありがたく使わしてもらうぜ」タタタッ

材木座「おっとくれぐれも悪用しては」

材木座「もういない…」

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八幡「うーんしかしこれをいつ使うかだなぁ」

結衣「あっ!ヒッキーだ!」

八幡「おっと道路挟んで向かい側に由比ヶ浜」

サブレ「わんわん」タタタッ

結衣「あっ!ダメ!そっちは道路」タタタッ

八幡(相変わらずあの犬は道路を横断するのな)

八幡(今回は由比ヶ浜が追いかけてるから平気…何!?トラックが突っ込んできてる)

トラック「ブーーーン!」時速83キロ

結衣「サブレ!捕まえた!!ダメだよ飛び出したら」

サブレ「くぅーーん」

ブーーーン

結衣(このままヒッキーのとこ行っち)グシャァ

八幡「由比ヶ浜!!!」

由比ヶ浜の身体がグチャグチャになって地面に横たわる
肩より上は擦り傷と首の骨が折れてる程度だが、他が酷かった。
トラックのタイヤに巻き込まれて下半身はグチャグチャに
上半身はぶつかった衝撃で潰れている

由比ヶ浜は折れた首が己の変わり果てた身体の方を向いており
自分が死ぬことを恐怖し、痛みを感じながら絶命した

八幡「嘘だろ…おい!由比ヶ浜!」

トラック運ちゃん「…あ…俺には家族が…あ…」

八幡「あんたは悪くねぇ…悪いのはこの犬と飼い主だ…行きな」

運ちゃん「すまねぇ…すまねぇ」

八幡(さてと…俺1人になったな…サブレは無事なようで由比ヶ浜の肉体を食らっている)

八幡(…材木座が作ってくれたこのスイッチ試してみるか)ポチッ

結衣「…」

八幡(由比ヶ浜の頭のキズが治り始めたと思ったら一気に身体が生えてきた。数分後に由比ヶ浜は目を覚ました)

結衣「あれ?なんで…」

結衣「痛い!!怖い!!嫌!!」

八幡(どうやら身体の痛みはなくても記憶にこびりついた痛みや恐怖は消えないらしい)

八幡(サブレは元由比ヶ浜の肉体を食い尽くした)

八幡(しかしまだ食い足りないのか由比ヶ浜を睨んでいた)

サブレ「がウッ!!」

結衣「痛い!!サブレやめて!!」

サブレ「グルルル!!」

結衣「ゴペッ」

八幡(あ、首を食いちぎられてる)

結衣「ひっ…キー助け」

俺はサブレが息を引き取った由比ヶ浜の首に顔を突っ込んでいる最中に再生させた。
すると由比ヶ浜のキズが一瞬で治り
再生した首にサブレの頭が飲み込まれてしまった
サブレは身体の力が抜けたかのように動かなくなった

結衣「あ…れ?確かサブレに…」ヒィ

八幡「今抜いてやるから!!」

由比ヶ浜は自分の首に突き刺さって以下のようなサブレを見て悲鳴を上げた
俺は思いっきりサブレを引っ張り引きちぎった

由比ヶ浜「ガハッ」ブシャャャャ

梨の妖精のごとく血飛沫を吹き出した由比ヶ浜であったが、よく見ると血が出ているのは埋まっているサブレの頭部からだった

由比ヶ浜「イダイ」

八幡(神経も繋がってるのか…)

由比ヶ浜「」

八幡「また死んだのか…もう一度スイッチ押してと」

由比ヶ浜「はっ!?私はどうなったの??」

八幡「気絶してたみたいだな…サブレはあそこだぞ」

由比ヶ浜「ひっ!?サブレを追い払ってヒッキーー!!」

八幡「いやいやさっきお前が引きちぎって死んだぞ…」

由比ヶ浜「な、ならいいけど…」

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