【ワタモテ】もこっち「キバ子の性格の悪さを治す会?」 (68)

小陽「ねーねーまこっち!」

真子「あ、南さん」

小陽「さっき隣のクラスの、あの地味な顔の女いるじゃん?あいつに無視された」

小陽「こっちは本拾ってあげたんだよ!酷くなーい?慰めてー」

真子「よしよし」ナデナデ
(また余計な事したんだろうな…)

真子「なんて言って話し掛けたの?」

小陽「んっとね…」

回想

女生徒「」ポトッ

小陽「ん?」

小陽「ねえ、なんか落としたよ…ってこれ男同士の…blもんじゃーんwww」

小陽「アハハハハww学校でこんなん持ち歩くとか有りえなーwwさちのりまきに言いふらそーww.」

小陽「でもあんたの顔からしてこう言うの好きそうだもんねww」

小陽「中身もwwやばww」

ーーーーーーーーーー

真子「それでその後渡したわけね?」

小陽「そう!そしたら何のお礼も無しに!あいつ…」

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小陽「大体blもんってwww普通持ち歩く~?まじインキャの発想ってよく分かんない」

真子「うーん、その辺りは人の自由だと思うけど…」

小陽「男同士とか、女同士とかで恋愛ってwその発想がまずキモいよね~」

真子「ピキ」

真子「そんなの人の好みの問題だと思うよ?」

小陽「ま、まこっち?」オド

真子「そもそも人の好みは人それぞれ自由なんだからそれに南さんが口を出すなんて差し出がましいにも程があるよ」

小陽「な、何よ急に!こんな事でマジになって!」

小陽「真子っちこそ何なの急に!偉そうに説教!?まじ真子っちのそう言う所ウザいんだけど!」

真子「ハァ…とうとう開催する日が来てしまったようね」

小陽「ハァ?何急に?さっきから頭おかしいんじゃないの!?」

真子「キバ子の性格の悪さを治す会、を」

小陽「は??キバ子??誰?」

真子「詳細は追って連絡するね」

キーンコーンカーンコーン

小陽「余鈴」

真子「じゃ」

小陽「プイッ」

岡田茜「おい、田中…お前ほんとにやるのか?」

真子「…うん」

岡田「そうか…健闘を祈る」

放課後

真子「と言う訳でその会を開催することになったんだけど」

もこっち「へ、へえ。そうなんだ…」

ゆり「真子、大丈夫?」

真子「へ?何が?」

ゆり「いや随分熱心に南さんに肩入れしてるようだから…それにそんな変な会まで作っちゃって」

もこっち「会ってことは、他にも人はいるの?」

真子「うん。私、二木さん、小宮山さんの今のところ3人かな」

もこっち「どんな集まりだよそれ!?」

ゆり「休み時間声掛けて周ってると思ったらそれの勧誘だったんだ…」 

もこっち(ガチレズさんもよくやるな…) 
もこっち「にしてもそいつ等はよくオッケーしたな…」

真子「うん。誠意を持って頼んだからかな。エヘヘ」

ゆり「二木?こみやま?」

真子「で、二人は?」

ゆり「パス」

もこっち「私も遠慮しとこうかな…」

真子「そう…」

ゆり「そこまでみな…みさんに対する思い入れは無いし。関わったこともない人の事話すなんて無理」

もこっち「そう。確かに性格悪いやつだとは思うけど、そこまでしてあげる程恩義も何も無いし…」

真子「そう…残念」

自宅

プルルルル

小宮山「はい」

もこっち「おいお前、明日変な集会行くんだってな?」

小宮山「ん?ああ、お前かよ。変な…ってロッテを馬鹿にされて黙ってられるかよ」

もこっち「ロッテを馬鹿に?」

小宮山「なんだ集会の事知ってたから話聞いてたのかと思った」

もこっち「何だその話、すぐ話せ」

小宮山「いや単純にキバ女?とか言うやつがロッテ選手の私服がだせえとかケチ付けたって聞いたから反論するしかねーだろ」

もこっち「え…????」

小宮山「用件それだけか?切るぞ」

もこっち「ちょ、お前ま」

ガチャ

もこっち「…」

もこっち「ガチレズさん…一体何を始めるつもりなんだ…」

翌朝登校
うっちー「おはよ」

ゆり「うん」

うっちー「あれ聞いたよ?なんちゃらの性格を改善する会?だっけ?あれなんなの?」

ゆり「さあ。私にもよく分からない」

うっちー「真子っち主催なんでしょ?あんた真子っちと仲良いじゃん。何か聞いてないの?」

ゆり「さあ。勧誘されたくらい」

うっちー「入ったの?」

ゆり「いや、入らない」

うっちー「そりゃそうよね。そんな下らない会」

うっちー(……!!)

うっちー「そう言えば黒木は?」

ゆり「入ってない…と思う」

うっちー「思う?」

ゆり「智子の友達が会のメンバーだったから気にはしてたけど」
 
うっちー「ふ、ふーん、そう」

ゆり「なんで?」

うっちー「いやだって黒木ならこういうのに一番に首突っ込みそうじゃん」

ゆり「ンフフフ」

うっちー「何今の?笑った?」

ゆり「笑ってないよ」

教室

加藤「あかね」

岡田「お、明日香か。おはよう」

加藤「うん、おはよう」

岡田「あれの件か?」

加藤「そう。私やっぱり出ようと思って。皆で考えればきっと南さんも今より良い子になれると思うわ」

岡田「明日香までどうかしちまったのか…」

岡田「第一受験勉強はどうするんだよ?なんでそこまであいつに肩入れするんだ?」

加藤「肩入れなんてしてるつもりは無いわ…。ただ、南さんの様子は見てて可愛そうだから」

加藤「それに、ディズニーでは酷い事もしてしまったし…」

岡田「…ふん、自業自得ってやつだろ」

加藤「勉強ならきっと大丈夫よ。心の気掛かりを無くせばもっと捗ると思うの」

岡田「適当な理由食っ付けやがって…」

加藤「茜も気が向いたら是非、ね」

岡田「あー」

ネモ「ねえねえ田村さん」

ゆり「ん?」

ネモ「あれ聞いた?」

ゆり「ああ、集会の話?私は断ったけど…」 

ネモ「だよね私も。あれって、何が目的なの?」

ゆり「何って…名前の通り『性格の悪さを治す』んじゃないの」

ネモ「どう考えても南さんが吊るし上げられる様子しか浮かばないんだけど」コソコソ

ゆり(吊るし上げられて糾弾される…)
ーーーーーーー
「キバ子!てめえ前から思ってたけど性格ブス!」

「ぶりっ子決めてんじゃねえ!」

「暴力女!!」
ーーーーーーーー

ゆり「ブフォっ」

ネモ「わっ!何今の…笑っ」

ゆり「笑ってないよ」

ゆり(少し気になるかも…)

休み時間

小陽「さちー、のりー、まきー、」

「あ、小陽ちゃん。また来たんだ」

小陽「ねー聞いて聞いて。なんかね、私の性格を治す会?みたいのをやるらしくて」

「何それ?ww」

小陽「それも私に何の許可も無く!もー、皆どうにかして助けて!」

「とは言ってもねえ?」

「うん」

「小陽ちゃん、ほんとにそんな会あるの?」

小陽「あるって言ってる」

「そんなに嫌なら小陽ちゃんがボイコットしちゃえば良いじゃん」

小陽「だとしても勝手にあれこれ話されるのも嫌なの!!」

「まあ、落ち着きなってw」

「てか、自分のクラスの問題ならうちらより3-5の誰かに相談した方が良いんじゃない?w」

小陽「んーそれもそうなんだけど…」

小陽(唯一の相談相手が主催者とは言えない…)

小宮山「あっちゃー!!しまった!」

伊藤「こと、どうしたの?」

小宮山「今日臨時でロッテ同人誌即売会を開催するってさ」ピコピコ 

伊藤「何かまずいの?」

小宮山「何とかの会ってのに行けなくなっちゃった」

伊藤「ああ、例の」

小宮山「伊藤さん、代わりに出席してくれたりはしないかな…」

伊藤「無理。私は吹奏楽があるから」

小宮山「そっか、無理か…どうにかしてこの怨念を晴らす手段は無いものかな…ハハ」

伊藤「こと、なにが…」
(何があったのかは聞かない方が良さそうね)

小宮山「誰か…誰か…」

伊藤(そっとしておこう…)

廊下

さやか(あっ、多分あの人だよ朱里!智貴君のこと色々言ってたのって!)

井口朱里(しっ!さやか、声が大きい)コソコソ

小陽「ん?」

ズケズケズケ

さやか「始めまして。今日は朱里がお世話になります?」

小陽「は?誰あんた?つか何の話?」

さやか「今日の友貴君について語り合う会です。ほら朱里も言っておきなって」

朱里「よ、宜しくお願いします…」

さやか「それだけじゃ無いでしょ!この人に智貴君は包茎だって馬鹿にされてるんだよ!!」

小陽「は?ほーけー?」

朱里「さやか…もう止めて…」

さやか「先輩、朱里は包茎だって気にしませんよ!大体大きさがあれば良いじゃないですか!それに仮性かもしれないですしね!」

朱里「さやか!!!!!」

さやか「では、失礼します」



小陽「は?」  


別の高校

ゆう「こみちゃんからLINEだ。なんだろ」

ゆう「…」

ゆう「そう言えばもこっちの高校に行ったこと無いしちょうど良いかも!」

ネモ「えっ!?あーちゃん出るの!?」

岡田「ああ」

ネモ「どうして??」

岡田「まあ、前にちょっと揉めたと言うか何と言うか…」

ネモ「それで出てどうするの?謝りたいの?」

岡田「そんなとこかな…」

ネモ(ど、どんな集まりになるんだろう…)

杏奈「おー黒木」

黒木「あ、あんなさん…れなさん」

麗奈「今日は茉咲が世話になるらしいな」

黒木「へ?」

杏奈「あの何とかを治す会って集まりのことだよ。勿論知ってんだろ?」

黒木「あ、ああ。まあ」

杏奈「まあ、宜しく頼むわ。あんまはしゃぎすぎんなよ」
 
麗奈「停学食らったら元も子もねーからな」
  
杏奈「って、お前が言うなし」

麗奈「って」

ハハハハハハ

黒木「ハハハ…」

黒木「吉田さんまで…」

物陰
うっちー(黒木も揺れ動いてるみたい…)

放課後
ホームルーム終わり

荻野先生「どうしたー?今日は残ってる生徒の数が多いみたいだけど」

真子「先生、今日はアレの日です」

荻野「!」

荻野「そう…遂になのね」

荻野「先生も終わり頃になったら顔出すから。任せたわよ。」

真子「はい!」

もこっち「…」チラッチラッ

もこっち(元々聞いてた二木に加え吉田さん、加藤さん辺りも参加するのか…?)

もこっち「アホらし、ジャンプでも立ち読みして帰るか」

チロン

もこっち「ん?LINEだ」

ゆう『もこっちの学校着いたよ!!』

ゆう『今からクラスに行くね!』

もこっち「え、ええええ、ゆうちゃん!?」

真子「という訳で全ての参加者が揃いましたね」

真子「では早速、何か意見のある人はいませんか?」

朱里「…」(いきなり意見って…) 

もこっち(本人の前で何を言えと…?) 

小陽(…)ソワソワ


加藤「あの」  

真子「はい、加藤さん」

加藤「お互いに初めましての人も居るみたいだし、先ずは自己紹介から始める、ってのはどうかしら?」

岡田「そうだな。その方が議論も弾むだろうし」

真子「それもそうね…私ったら不慣れで…」

加藤「フフ、良いのよ。じゃあまず私からね。」

加藤「加藤明日香です。皆で考えればきっと有意義な物になると思っています。宜しくね。」

田中「じゃあ、時計回りで…」

ゆう「は、はい」

ゆう「成瀬優です。友達が来れなくなったって聞いて伝言を頼まれたので来ました。宜しくお願いします」

ゆう「後これ、お菓子沢山買ってきました。皆さんでどうぞ」

吉田「おお~美味そうじゃねえか」

二木「どうも」ボリボリ

黒木(あのコオロギ女…わざわざすることかよ…) 

ゆう「次はもこっちだね」

もこっち「は、はい。く、黒木智子です。宜しく。」(やっべ、準備してなかったせいで何も面白いこといえなかった)

ゆり「田村ゆり。宜しく」

朱里「は、はい。井口朱里と申します。私も小宮山先輩の代理で出席させて頂いております。宜しくおねがいします」

ネモ「根本陽菜です。軽い気持ちで参加しました。宜しくね。」

岡田「岡田茜です。宜しく。」

初芝「漫画研究部の初芝です。自分の法廷画家としての役割をきっちり果たします」  
もこっち(ん????)

吉田「吉田茉咲だ。いつも田中には世話になってるからな。警備くらいお手のものだ。宜しく」

もこっち(警備????)

二木「二木四季。夢はプロゲーマー。」

もこっち「は、ははは」

うっちー「内英美里。宜しく」
(黒木のやつ私に似た女子を隣に侍らせて…!!)

小陽「みなみこはるです。宜しく」

真子「じゃあ次の私の番で最後ね」

真子「田中真子です。本日は『キバ子の性格の悪さを治す会』に参加して頂きありがとうございます。」

真子「この会の開催目的ですが、それは皆さんからより広く意見を集め、文字通り南さんの性格を少しでも改善する事にあります」

真子「ですので、幅広いみなさんからの意見を必要とします。宜しくお願いします。」

真子「では早速誰か意見のある方は…」

井口「は、はい」

真子「はい、えっと…井口さん?」

井口「えっと…キバ子って…?」

真子「そこに居る南さんよ」

南「…」フン

井口「なんで木箱なのかなって…?」

真子「それは実は私もよく分からなくて…」

ガヤガヤ

ガヤガヤ

加藤「そう言えば何故かしら?」

岡田「箱との関連性は無いよな…」

うっちー「みなみ…こはる…きばこ?」

ネモ「はい!」

真子「はい根本さん」

ネモ「そんな感じのポケモンがいた気がするんですが何か関係性があるのかと思いまして」

真子「ポケモン?」

加藤「き、ば、こ、ポケモン」ポチポチ
 
加藤「これね!」

岡田「似て…無くもないか?」

南「…」

ゆり「ブフォッッ」

もこっち(うわっ、こいつ吹き出しやがった…)

ゆう(もこっち…これどういう流れなの?)ヒソヒソ

もこっち(いやぁ、実は私もよく分からなくて ヘヘへ)

岡田「おい南、あんたのキバ子って由来はポケモンからなのか?」

南「」ビクッ  

南「は、はぁ!?私に言われても分かる訳無いでしょ!第一そんなあだ名聞いた事も無いし!」

ゆり「スッ」(手を上げる)

真子「はい、ゆり」

ゆり「昔くろ…智子が言ってた気がします」

もこっち「!?!?!?」

真子「キバコって?」

ゆり「そう」

もこっち(こ、こいつ私に振りやがって…何考えてやがる)

岡田「黒木、ほんとか?」

もこっち「あは、あはは、どうだったかな~覚えて無いけど」

ゆり「二年生の時言ってた。キバ子、歯の矯正するって」

もこっち(こいつ、そこまで正確に!?)

南「ちょっと黒木!それ本当なの!?」

もこっち「いや、それは…」

南「あんたみたいなインキャに言われる筋合い無いんだけど!大体元ボッチの癖に最近調子乗り過ぎじゃない!?」

もこっち「そ、そうかな…」
(こいつ、この集まりの場でよく言えるな…)

ゆり「二年の時、智子が教科書落として拾ってたら通りかかった南さんが馬鹿にして、それで智子が言った」

南「てかあんたもあんたでウザいんだけど!友達居なくていっつも1人でイヤホン聞いてた癖に!何あれ!?友達居ないの隠そうとしてるんでしょ」

真子「吉田さん」コソコソ

吉田「ああ」

南「第一あんたらみたいな糞インキャが私のことどうこう言う資格なんて無いんだか「ウォリャアアア」ドゴッ

岡田「うおっ」

もこっち(ヤンキー…キバコの鳩尾殴りやがった…)

吉田「少しは頭が冷えたか?」

南「ゲフッ…何今の…?」

真子「吉田さんありがとう」

吉田「気にすんな 私もこう言うのには慣れてる」  

初芝(最高ですぞ…キバ子の虐待、略してキバ虐…これは絵になる)ハァハァ

うっちー(黒木…あの女にあんなあだ名付けてたんだ…)ギリギリ

ネモ(警備ってそう言う…)

ゆう「だ、大丈夫なのかなあの人…💦」ヒソヒソ

もこっち「大丈夫でしょ。私なんかしょっちゅうだし」

ゆう「そうなの?」

もこっち「そうそう。『今日のパンツハロー○ティーだね。やっぱヤンキーってそう言うの好きなんだ』とか言うとすぐ」

吉田「んだとテメエゴラァ!」

ドコッ

もこっち「グフッ」

もこっち「こんな…風に…ね」

ゆう「そ、そうなんだ…」💦

加藤「ではこの辺で話を戻して良いかしら?」

真子「はい、加藤さん」

加藤「さっきの田村さんの話で気になる点があったわ。『教科書を拾おうとしていた黒木さんを南さんが嘲笑った』って」

加藤「これは本当なの?」

南「いや…覚えて無いし」

ゆり「コクコク」(頷く)

もこっち「はは、言われれば、あ…あったような気が…」

岡田「本当にあった可能性が高いな」

加藤「南さん、その事についてあなたはどう思っているの?」

南「はぁ、だからやって無いしそもそも昔過ぎて覚えても無いから」

真子「吉田さん」

吉田「ああ」

吉田「オリャアアア」ドガッ

南「グフッ…」

南「な…今回は何よ!?第一こんなの暴力じゃん!あとで荻野に」

加藤「どう思ってるの?」

南「だから覚えてな」

真子「」ジィィ

真子「よし…」

南「わ、悪かったと思っています…」

加藤「どこがどんな風に?」

南「えっと、だからそれは…黒木の事を馬鹿にした事とか…」

加藤「そうね。あなたはその時の黒木さんの気持ちを考えたことがあるかしら。不運に見舞われた黒木さん、更にクラスメイトからは笑われて泣きっ面に蜂じゃない。ねえ黒木さん、とても辛かったでしょう?」

黒木「え、えっと…そりゃ、まあ…」
(そんな言われるほど覚えては居ないんだが…)

加藤「あなたはどうすれば良いか分かる?」

南「どうするって…何を…?」

加藤「悪い事をしたのなら、何をすべきか、分かるわよね?」

南「クッ」

真子「よし…」

南「待って!」

南「黒木…ごめんなさい」

黒木「へっ!?い、いやもうす、過ぎた事だしべ、別に良いよ アハハ」

黒木(何なんだこの流れ…)

加藤「良かったわね南さん。赦して貰えて。でも他の人が同じ様に赦すとは限らない。報いは必ず受けるものなの。さっき吉田さんに受けたような、ね」

南「グス…グス…はい」

ゆう(なんか可哀想になって来ちゃった)💦

真子「この件について付け足して何かある方?」

ゆり「スッ」

真子「ゆり?」

ゆり「あの時、私の事も一緒に馬鹿にしてた。インキャ共があたふたしてる、とかって」

もこっち「!?!?」
(こいつ公然と嘘を…)

加藤「黒木さん、本当?」

黒木「い、いやそれは…」

南「グスッ、ごめんなさい…」

ゆり「何?私の名前グスッじゃ無いんだけど」

南「ウワアアアアン、だからごめんなさいって言ってるじゃん!!大体あんた等何がしたいのよ!私の事取り囲んで、皆で責め立てて!!」

南「もういやー!!」

南「シクシクシク」

もこっち(…どうすんだよこの空気)

ネモ(こんな重苦しい感じになるなんて…)

岡田(流石に可哀想になって来たな…)

ゆり「他にもさっきイヤホンして友達居ないの隠してるとかって言ったよね」

真子「ゆり!その辺で」

もこっち「おい、もう止めとけって」ヒソヒソ

南「ウゥ…ウゥ…」グスッ

真子(加藤さん)ヒソヒソ

加藤「そうね。皆疲れて来たみたいだし、少し休憩にしましょうか」

二木(ゲーセン行けば良かった…)


休憩中

ゆう「あの、南さん…だよね?」

南「グスッ、何よあんた」

ゆう「私は成瀬優。小宮山さんの代わりで来たの。宜しくね」

南「小宮山…ああ、あの体育祭の時粋がってたソフトボールオタクね。まじウザかったww」

ゆう(…💦💦)

ゆう「良ければお菓子、どうかと思って」

南「マジで!?ありがとー!!」

南「てかあんたあんな変なコオロギみたいな女と友達なの!?止めといた方が良いって!」ボリボリ

ゆう「ハ、ハハ」(コオロギ女…?)

井口「あ、あの…」

もこっち「お、竿姉妹の妹」

井口「井口朱里です。智樹君って今日は…?」

もこっち「え?部活やってるんしゃない?」

井口「え…?この会に参加するんじゃ…」

もこっち「いやいや、何であいつが訳分からん集まりに出るのよ。」

井口「智樹くんが関わってるって聞いてたんで…」

もこっち「いやそれは私も知らない…」

井口「あの人が智樹君の悪口言ってたって聞いて…」

もこっち「へ、へぇ~」
(それだけで参加したのかこいつ…)

井口「そうですか…。ありがとうございます」
(直接確認してみるしか無い…か)

もこっち「う、うん」

ゆり「チョン」

もこっち「おお」

ゆり「何の話?」

もこっち「いやちょっとね…」

ゆり「ふぅん」

もこっち(それよりどう言うつもりだよ 堂々と嘘付いて)ヒソヒソ
 
ゆり「別に。嘘じゃ無いよ」

もこっち「いや嘘だろ」

ゆり「嘘じゃ無いってば」 

もこっち(はぁ…もう良いか…)

ゆり「智子の友達と…あの人は知り合い?」

もこっち「え?そういやあの二人話してるな…いや初対面のはずだけど」

ゆり「そう…なんか盛り上がってるみたいだけど」

もこっち「ほんとだ…」
(さっきまで泣いて謝ってたよなあいつ…)

真子「ふぅ…」

加藤「田中さん、お疲れ様」

真子「加藤さん、うんうん、私こそ色々助けて貰って…」

加藤「今のところの進捗はどう?問題無さそうかしら?」

真子「ええ、多分…」チラッ

南「それであのコオロギが盗撮して連れてかれたって噂になってww」

ゆう「へぇ~そうなんだ💦」
(こみちゃんならヤリかねない…)

真子「後半、もう少し詰めても良さそうかな…」

加藤「そうね。私も同意見だわ」

吉田「おい、田中」

吉田「荻野にはなんて伝えとく?」

田中「そうね…少しオーバーするかもって」

吉田「ああ」

岡田「ちっ」

ネモ「あーちゃん、不機嫌そうだね」

岡田「ああ、あいつを見てるとな」

ネモ「謝りたいとか何とか昼間言ってなかった?」

岡田「それはそれだ」

ネモ「ふーん」

岡田「なんだよ陽菜」

ネモ「いや~あーちゃんのそう言う自分に正直なところが良いなって思ってさ」

岡田「なんだよ急に」

ネモ「きっと南さんにも正直に思ってる事を伝えられたら、それが南さんの為にもなると思うな」

岡田「陽菜…お前な」 

岡田「あいつはお前の事も馬鹿にしてたんだぞ。声優目指してるってだけで。そんな奴の事想う必要なんか…」

ネモ「うん、知ってるよ」

岡田「じ、じゃあなんで…?」

ネモ「言うって決めた時から馬鹿にされるのは覚悟してたし…それであーちゃんとも揉めたじゃない?」

岡田「馬鹿、あれは陽菜がうちに言わなかったから…」

ネモ「でも今は私達も仲良しになってるでしょ?」

岡田「いやうち等は元々仲良かったろ…」

ネモ「どうせなら皆が仲良い方が楽しいよ」

岡田「そ、そうか…?」

ネモ「そう。誰の悪口とかも無い様な、ね」

ネモ(そんな日常アニメみたいな世界…)

ネモ(今まで居なかったクロが居て、田村さんが居て)

ネモ(更に相容れなかった南さんまでそこに入る)

ネモ(非現実的かな…)

岡田「まあ、陽菜の言う通り、来たからには言うことは言って帰るわ」

ネモ「うん!」

二木「」ピコピコ

初芝「」カキ

二木「」ピコピコ

初芝「」カキカキカキ

二木「チッ」ピコピコ

初芝「うーん…」カキ

二木「…」ピコピコ

初芝「…」カキカキカキ

休憩終わり

真子「では一休みした所で後半を始めたいと思います」

真子「早速誰か意見のある方は…」

岡田「はい」

真子「じゃあ岡田さ「待ってください!」

井口「えっと、私から聞いても良いですか?」

真子「チラッ」

岡田「私は別に構わないよ」

真子「では井口さん」

井口「はい。私はそこのみな…みさんが黒木智樹君の悪口を言いふらしてるって聞いて参加しました。本当なら今すぐ止めて下さい」

南「ハァぁ!?誰よそれ!?」

真子「黒木…ともき?」

岡田「陽菜…知ってるか?」

ネモ「さあ…?」

ゆり(智子の弟?)ヒソヒソ

もこっち「ああ、そうだが…」
(面倒な事になって来たな…)

加藤「誰かしら?」

ガヤガヤ

ガヤガヤ

もこっち「あ、あの…」

もこっち「多分それ私の弟だと思います。同じ名前なんで…へへ」

加藤「あら…南さん、黒木さんの弟の悪口を流してるって、本当?」

南「いやだから、その黒木の弟とかってのも、今喋ってた女の事も知らないって!」

岡田「井口…だっけ?具体的にどういう悪口を聞いたとかってのはあるのか?」

井口「そ、それが、その…」

南「ほら!何も聞いてないから何も言えないじゃん!」

井口「智樹君のおちんちんに皮が被っていて不潔だ…とか。」

井口(あああ、恥ずかしい///)

もこっち(竿姉妹の妹…こいつ何言い出すんだ?)

ゆう(/////)💦💦

ネモ(この子…見た目大人しそうなのに…)

岡田(聞かない方が良かったか…)

加藤「つまり南さんは『黒木智樹君のペニスに皮が被っている。その事を不潔だ』と貶した訳ね」

井口「た、多分…」

ゆり「私も」

真子「ゆり…」

ゆり「お尻にイボがあって汚いって」

南「は!?あんた何言って…!?」

ゆり「そう言ってたのを聞きました」

南「あんたらさっきから適当な事ばっか言ってんじゃないわよ!!」

吉田「まあ火の無えところから煙は立たねえって言うしな」

加藤「皆落ち着いて…ここは一旦事実確認をしてみましょう」

加藤「黒木さんに」

もこっち「えっ!?」
(何故ここで私に振られるんだ!?)

加藤「黒木さん、今二人が言っていた事は事実なのかしら?弟…智樹君の体の特徴と合致しているの?」

もこっち「い、いやそれは…」
(知る訳ねーだろんなの!!!姉弟をなんだと思ってんだこいつ!!)

真子「確かに姉の証言が一番有力になるわね」

もこっち(ガチレズさんまで…)

もこっち「いや、分かりません」

加藤「なるほど…。つまり南さん、あなたは事実確認が取れていない情報をばら撒いた。更に、その情報は個人のプライバシーに関わる且つ個人を非難する様なものだった」

加藤「と、こう言い換えられるわね」

南「は!?は!?」

井口「みなみさん…どうしてそんな事するんですか…酷い、酷すぎます」

真子「二次被害も発生してる…傷付くのは言われた本人だけじゃ無いのよ」

加藤「こういう時どうすれば良いか、分かるわね?」

南「だからウチと無関係の意味分かんない事を勝手に丁稚挙げて…」

真子「吉田さん」ボソッ

吉田「オリャァァァ」

ガゴッッ

南「グフッ、うっ、ごめんなさい…」

加藤「誰に対して?」

南「そこの…い…ぐち?さんにです」

加藤「だそうよ?」

井口「は、はい…でも…」

加藤「でも?」

井口「私だけじゃ無くて、智樹君にも謝って欲しいです…そんな男の人の大切な部分を貶す様な事を言われて…智樹くんがどれだけ傷付いたか…ウッ」シクシク

加藤「それもそうね…一番の被害者は根も葉もない悪口を流された本人だもの」

加藤「黒木さん、弟さんに電話を掛けて貰える?」

もこっち「へ、へ、今ですか??」

真子「そう。南さんも謝りたがってるから」

真子「ね?」

南「は、はい…」

プルルルルル

智樹『んだよ、部活中だぞ』

もこっち「なんかどうしてもお前に謝りたいって人がいるから…」 

もこっち「取り敢えず代わるわ」

智樹『?』

真子「ほら!南さん!勇気を出して!」

南「へ?へ?」
(何やってるんだろう私…)

南「えっと、黒木…ともき?」

智樹『はあ、そうですが…』

南「えっと、あの、その説は…」

真子「頑張って南さん!」

井口「グスッ、ちゃんと言って下さいよ!!」

南「その説は、その…」グルグル

智樹『?用が無いなら忙しいんで…』

吉田「ポキッポキッ」

加藤さん「南さん…?」

南「ヒェッ、」

南「その説はどうもすみませんでしたぁ!!!!私が、あんたが包茎でケツにイボがあるクソ童貞とかって言いふらしてしまってぇぇ!!うわァァァァァァん」

智樹『??』

もこっち「だ、そうだ」

智樹『何なんだ今のは?』

もこっち「帰ったら説明する」

ガチャ

南「ウワアアアアン!!もう何なのマジで!?ぜんっぜん、全然意味分かんない!!」シクシク

真子「よく言えたわね南さん」パチパチ

加藤「そうね」パチパチ

井口「はい」パチパチ

もこっち(さっきから何なんだ…)

パチパチパチ

パチパチパチ

南「グスッ、グスッ何よ」

真子「悪い事をしたって認めて、それを相手に謝るのって、結構難しいと思うの」

加藤「ええ。それが出来る南さんは立派よ」

南「グスッグスッ、うわぁぁぁん!真子っち~」ギュッ

真子「よしよし」ナデナデ

加藤「頑張ったわね」ナデナデ

岡田(…)

岡田(何なんだこれ?)

ネモ(さあ?私も十分くらい前から着いて行けて無い…)

岡田(そもそも黒木の弟とあいつが面識あったのかよ)

岡田(おい黒木)

もこっち(いや…全くとは言わないが無いと思う…)ヒソヒソ

岡田(そうか…)ヒソヒソ

岡田(明日香と…田中…アイツ等何が目的なんだ?)

ゆり「智子の弟は赦したの?」

もこっち(うわっ、急にどうした?)

もこっち「へ?それはどういう…」

ゆり「さっき電話で謝った後、赦したのかなって」

もこっち「いや、突然の事で驚いてた…?かな」

ゆり「ふーん。じゃあもう一回謝った方が良いんじゃないの?」

南「グスッグスッ、いや!いや!!」バタバタ

真子「そうね…弟さんも部活動中みたいだし」

加藤「日を改めての方が良いかしら、ね?」

もこっち(また謝らせるんかい)

ゆり「まあ 別に良いけど」

もこっち(こいつはこいつで凄い責めるな…それほどキバ子への恨みが溜まってたって事か…?)

南「うぅ、グスッグスッ」

南「もうやだ!!もう全部嫌なの!!」

真子「よしよし、南さん。あと少しだから、あと少し頑張ってみよう?」

もこっち(…)

もこっち(ますます訳が分からなくなって来たな)

もこっち(私の家族まで巻き込まれるとは思わなかった…これ以上飛び火する前に帰った方が良いんじゃ…)

もこっち(でも…)チラッ

ゆう「南さん…💦💦」

もこっち(ゆうちゃんを残しては帰れん…何考えてゆうちゃん呼んだんだよあの糞メガネ)

岡田「次、あたし良い?」

加藤「茜…どうぞ?」

南「うぅ…ヒグッ…」ビクッ

岡田「まず私はあんたの人の悪口しか言わないところが凄い嫌い。見ててほんっと苛つく」

南「うぅ…真子っち…」シクシク

真子「大丈夫…」ナデナデ

岡田「無関係の人はまだしも、過去にうちの親友の事も悪く言った。それにはマジでムカついた」

岡田「でもその親友が、そんなあんたとも仲良くしたいって…そっちの方が楽しい、らしいから」

岡田「で、私もその意見にちょっと賛成してる…」

岡田「あとウチもあんたに酷いこと言っちゃったから、それはごめん!」

加藤(茜…謝るなんて…)

真子「南さ「私の方こそ!」

南「あんたの友達…多分根本の事悪く言ってごめん。根本も、ごめん」

南「それから…悪口を言って、周りに嫌な思いをさせちゃって本当にごめんなさい。私、うっ、知らなかった…」

南「こんな…グスッこんなに辛いなんて…グスッ」

加藤(南さんが自分から謝った…!?)

岡田「南」

南「あーちゃん」

岡田「いや、あーちゃんは止めて」

南「…岡田さん」

ガシッ(握手)

岡田「その…色々あったけど、宜しく」

南「うん、こちらこそ…」


加藤「茜…南さん」ウルウル

真子「南さん…成長したのね」グスッ

吉田「へへ、泣かせんじゃねーか」ズズ

井口「うぅっ、ううっ」グスッ

パチパチパチパチ

パチパチパチパチ

パチパチパチ

もこっち(何を見せられてるんだ私は…)チラッ

ゆり「…」パチパチパチ

もこっち(こいつも律儀に拍手してやがる…そんなタイプじゃ無いだろ)

ネモ(どうしたの?クロ?)ヒソヒソ

もこっち(いや、色々着いて行けないな、って)ヒソヒソ

ネモ(フフフ、それが面白いんじゃない)ヒソヒソ

もこっち(そうか?)ヒソヒソ


ゆう(よく分からないけど南さん…良かったね…)ウルウル

ガラッ

荻野「皆、遅くまでお疲れ様!」

もこっち(担任…なんで?)

荻野「私からも伝えたいことが1つだけ」

荻野「それは、自分の短所は武器にも出来るって事よ」

荻野「例えば南。あなたのその悪口を言いふらす性格、それを上手く活用すれば街の情報屋になれるかもしれないわ!」

もこっち(何しに来たんだこいつ…しかもフォローになってるのか分かんねえし…)

南「ポカーン」

荻野「南だけじゃ無いわよ!」

荻野「例えば黒木!」

もこっち「は、はえ!?」
(変な声出ちまった…) 

荻野「あんたの短所である根暗でゲーム好きな面を活かせば、武器商人とかになれる可能性もある」

もこっち(なんだこいつ、ディスってんのか…)

ネモ(武器商人って…この人教師だよね?)

荻野「田村の嫉妬深いところを活かせば嫉妬深い女として有名になれるかもしれないし、岡田も将来的にデコが広すぎる女として有名になれるかもしれない!」

ゆり(…イラッ)

岡田(誰だよこいつ呼んだの…)

真子「ハ、ハハ…先生その辺に…」

荻野「いや全員分言うわよ!」

荻野「加藤の猫っぽい目付きは夜も便利だろうし、そうね…吉田はヤンキーだから早めに子供産みそうなランキング一位取れるかもしれないわ!」

吉田「んだとてめぇゴラァ!!」

ゆり「落ち着いて!教師だよ!」

荻野「二木と内は顔が似てるから、合体すれば物凄く美人になれるかもしれない」

荻野「フュージョンって奴ね」バチッ(ウインク)

もこっち(バチッじゃねえよ…)

荻野「それに根本は…そうね。オタクに人気ありそうな見た目してるわね」

荻野「それから初芝!」

ネモ(えっ…?私それだけ…!?)

荻野「初芝は不細工でオタクで不潔で、どうしようも無い様な人間よ。でも安心しなさい。ニ○ニ○動画でおもちゃになれる可能性だってある!」

初芝「…」

もこっち(完全にディスってるだろ…)

荻野「それから…そこの二人は初めて見る顔だけど…」

荻野「ポブのあなたは鈍臭そうだからそれを武器にすれば良いわ!ショートカットのあなたはよく分からない!」

荻野「私からは以上よ。皆!気を付けて下校すること」

荻野「また明日も会いましょう!」バチッ(ウインク)

ガラガラ
(扉が閉まる音)

南「何あいつ!?散々ウチらの事ディスってただけじゃん!」

吉田「全くだぜ!何が子供産むランキング一位だ!」

岡田「ウチなんかそもそもフォローになってないっつうの」

南「ほんとほんと。ほんっと何しに来たのよあいつ」

岡田「ああ、全くだよな」

吉田「ああ、失敗だったぜ」

南「ほんっとデリカシー無いよね荻野。あ、そう言えば知ってる?荻野って高校時代~~~」

吉田「ほんとかよww」

岡田「まじ?w」

ワイワイ ワイワイ

ゆう「もこっち…」

もこっち「ん?」

ゆう「私って鈍臭い?」

もこっち「い、いやどうだろうね…。あの人の言うことだし気にしなくて良いんじゃ無い?」
(初対面でよく見抜いたなあの担任)

ゆう「そうかな…そうだよね。それに短所は武器になるって言ってたしね」ニコッ

もこっち「そ、そうだね」
(ゆうちゃん…真に受けちゃ駄目だって…)

ゆり「真子」

真子「ゆり、お疲れ様」

ゆり「真子でしょ。あの人呼んだの」

真子「うん…前々から荻野先生も南さんのこと心配してて…この会も荻野先生に相談して始めたんだ」

ゆり「そう…」

ゆり「余計な事だけ言ってった感じだったけど」

真子「あはは、あれは私も予想外だったかな…」

ゆり「それに真子だけ何も言われて無かった」

真子「あ、そう言えばそうかな」
(聞きたくも無いけど…)

井口「あの…」

ネモ「ん?」

井口「あの先生っていつもああなんですか?」

ネモ「うん、大体あんな感じかな…」

井口「色々、大変そうですね」

ネモ「うん。オタク受けしそう、だって」

井口「私なんか何も無しですよ」

ネモ「ディスられ無かっただけ、そっちの方が羨ましいよ」ハハハ

井口「フフ、かもしれませんね」

うっちー「…」ジー

二木「…」ピコピコ

うっちー(こいつと顔が似てる?)ジー

二木「何?」

うっちー「いや何でも…」



初芝(ニ○ニ○動画でおもちゃ?)カキカキ

初芝(糞!好き勝手いいやがって)カキカキ

初芝「よし、出来た」ふぅ~

ガラッ

荻野「あ、そう言えば言い忘れてた事があって」

荻野「田中の事だけど、そのそばかすを活かせ「「「「良いから帰れ!!」」」」

吉田「てめえ、よくもまたその面見せられたな!」

南「勘違い教師![ピーーー]!」

岡田「人の悪口散々言いやがって!!」

ゆり「…(無言で中指立てる)」

荻野「フフ、皆元気そうね。じゃあまた明日」

ガラガラ(扉の閉まる音)

吉田「じゃあそろそろウチ等も帰ろーぜ」

岡田「そうだな」

ネモ「ねー、折角だし皆でどっか寄ってかない?お腹空いたし」

ネモ「ねえクロ?」

もこっち「へ、そ、そうかな、えへへ」
(なぜ私に振る…)

吉田「お、良いな。飯食って帰るか」

南「そうね。私もお腹空いちゃった…」ギュルルー

ゆり「ずっと泣いてたもんね」ボソッ

南「何よ!インキャの癖に!」

ゆり「インキャじゃないよ」

南「そうやって否定する所がインキャの特徴!」

ボコッ

南「いてっ!あんた…殴って」

ゆり「うっさい泣き虫」ボソッ

南「は!?あんたの方こそ~~」

ゆう「なんか皆楽しそうだね」

もこっち「ハハハ、そうだね」

もこっち「ゆうちゃんはどうする?」

ゆう「うん。私も折角だし皆に着いていこうかな」

もこっち「そっか」

井口「あの…私もお邪魔しても良いでしょうか?」

もこっち「ん、ああ、別に良いんじゃない?」

加藤「勿論歓迎よ。井口さん。皆で居たほうが楽しいもの」

井口「本当ですか!ありがとうございます」

加藤「ふふ、ねえ根本さん?」

ネモ「そうそう。折角の朱里ちゃんと仲良くなるチャンスだし」

真子「ゆりはどうする?」

ゆり「私は…行こうかな?」

真子「南さんは?」

南「私も…折角だし でもこいつの近くに座るのは嫌だけど」

ゆり「それは私も」

南「は?あんた如きに言われる筋合い無いんだけど」

ゆり「泣き虫」ボソッ

南「っっ~~!!」

真子「まあまあ、二人とも💦」



ネモ(そうだよね…皆仲良い方が楽しいに決まってる)

ネモ(今日だってすっごい変なメンバー同士の集まりで)

ネモ(仲が悪い人同士が一緒で、全く関わりの無い下級生も、他校の子までやって来て)

ネモ(でも皆んな、今まで会ったこと無いタイプかな)

ネモ「フフフ」

井口「どうしたんですか根本さん?」

ネモ「いやさっきの、ほーけー?の事思い出して」

井口「あ、あれはですね!!!////」

岡田「じゃあ、皆んな参加って事で良いなー?」

吉田「おう!」

加藤「フフフ」

南「はーい」

真子「うん!」

ゆり「」コクリ

二木「はい」

もこっち「行きます」
(帰ったら弟になんて言おう…)

うっちー「私も!」(黒木も行くのか…)

ゆう「あの、宜しくお願いします」

井口「私も行きます!」

ネモ「はーい!行きまーす!」

初芝「あ、自分はパスで」


岡田「よし、んじゃあ行くか!」 完

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