キョン「絶望先生?」 (22)

さよなら絶望先生と涼宮ハルヒの憂鬱のクロスオーバーSSです。ちょこっとPSYCHO-PASSの鹿矛囲桐斗も出ます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593542771

北高文芸部部室
ハルヒ「...。」
キョン「何を読んでるんだ」
ハルヒ「絶望した!」
キョン「!?」
ハルヒ「不思議がまったく見つからない世界に絶望した!」
キョン「おいおい...」
長門「...。」
朝比奈「ふぇぇ」オロオロ
古泉「おやおや」

ハルヒ「続き読みたいから今日の部活は終わりね!鍵閉めよろしく!」バタン!

キョン「どうしちまったんだあいつ」
古泉「おそらく彼女が読んでいた作品に影響を受けたのではないでしょうか。」

キョン「まぁそれは分かるがな...」
朝比奈「涼宮さん、絶望したって...。大丈夫なんでしょうか?」

長門「絶望したと言っているが、彼女が本当に絶望したら既に世界にもっと影響があるはず。」

古泉「おそらく長門さんの言う通りでしょう。本当にそうならば機関が動いてないはずがありません。」

キョン「だよな。今日は帰るか。」



と、このときは楽観的に考えていた...。

古泉「おそらく長門さんの言う通りでしょう。本当にそうならば機関が動いてないはずがありません。」

キョン「だよな。今日は帰るか。」



と、このときは楽観的に考えていた...。

翌日
キョン「なぁ、ハルヒ」
ハルヒ「何よ?」

キョン「昨日、部室で何の本を読んでいたんだ?」
ハルヒ「?何の話?」
キョン「え、いやお前だって...」

キーンカーンカーンコーン

岡島緑郎「お前ら席に着けー」

キョン「...。」
くっそ、聞く機会を逃しちまった。まぁまた後で確認するか。

岡島「あーそれと前の国語の先生がな、体調を壊してしまったみたいで一時的に他の学校から別の先生が来てるからな。」

へーわざわざ他の学校から来るもんかね。こういうのって他の教師が穴埋めするもんだと思ってたが。

谷口「なぁキョン、新しい教師って男女どっちだと思う?」

キョン「あー?一時的って言ってたしどっちでもいいだろ。」

谷口「いーや分かってないなお前は。セクシーな女教師だったら良いのによー。」

キョン「やれやれ...。」
国木田「あはは、どんな人なんだろうね」

ふと時間割表に目をやる。
ん...一時間目は国語?あれ?この時間って国語だったか?

糸色望「皆さん。席に着いて下さい。授業を始めますよ。」

なんだあいつ...和服か?変わった格好だな...。

谷口「チェッ男かよ。」

望「皆さん。はじめまして。前の先生と一時的に変わって国語を教えます。糸色望です。よろしくお願いします。」カッカッカッ


      糸    色    望


生徒(やけに離して書くな...)

望「〜」

キョン(授業は普通だな...)

望「この作品を読んで作者が伝えたかったことを...そうですね。谷口君、答えて下さい。」

谷口「えっはい。え〜KくんはNTRれて自●しちゃったので抜け駆けはやめようってことですか?」

んなわけないだろ。

望「正解です。」
谷口「ですよね〜って、え?」

は?

朝倉「ちょっと待って下さい先生!」
望「何でしょう。朝倉さん」
何しれっと生き返ってるんだあいつ⁈

朝倉「こころで作者が伝えたかったのは心の難しさ、矛盾、葛藤を主人公とKくん、お嬢さんを通して伝えたかったのではないですか!?」

望「それも正解です。」

朝倉「あの、明確な答えを示さないことって教師としてどうなんでしょうか?」

望「例えば!小説を読んでどう感じるか、作者の伝えたいことは何なのかを受け止めるのは読者なので、ご自分が読んで感じるままが正解というのは巷ではよく言われますよね?」

朝倉「まぁ、はい...。」
生徒(なんか始まった...。)

望「このように一見、自由にしろと言っていることでも学校の答案用紙にかく場合、理不尽にも一つの正解が求められるのです!」

朝倉「理不尽かどうかは置いといて、まぁそうですけど」

望「これは学校で教えられる小説の答えに限りません!」

・学校で規則と均質的な教育で縛られ、社会に出た途端に個性や積極性を重要視

・他人に優しくと言いながら社会では誰も救わない強者が蔓延り得をするor競争相手は容赦なく叩きのめす

・中身が大事と言いながらステータスや見た目に群がる人たち

朝倉「確かにそうですね...。道徳性や倫理と利益は別に考えてますよね。教育機関が道徳性や倫理を無視するわけにはいきませんから。」

望「絶望した!正直者や優しい人が馬鹿を見る社会に絶望した!」

生徒(えぇー)

言ってることは正しいが教師が生徒の前で絶望してどうする。ん?今のセリフどこかで...

望「と、いうわけで今から資本論を読破しに行くので授業はこれで終わりです。皆さんもロシアか中国に移住することをお勧めします。」ガラガラッ

嵐のような人だ...。

糸色望「皆さん。席に着いて下さい。授業を始めますよ。」

なんだあいつ...和服か?変わった格好だな...。

谷口「チェッ男かよ。」

望「皆さん。はじめまして。前の先生と一時的に変わって国語を教えます。糸色望です。よろしくお願いします。」カッカッカッ


      糸    色    望


生徒(やけに離して書くな...)

望「〜」

キョン(授業は普通だな...)

望「この作品を読んで作者が伝えたかったことを...そうですね。谷口君、答えて下さい。」

谷口「えっはい。え〜KくんはNTRれて自●しちゃったので抜け駆けはやめようってことですか?」

んなわけないだろ。

望「正解です。」
谷口「ですよね〜って、え?」

は?

朝倉「ちょっと待って下さい先生!」
望「何でしょう。朝倉さん」
何しれっと生き返ってるんだあいつ⁈

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糸色望「皆さん。席に着いて下さい。授業を始めますよ。」

なんだあいつ...和服か?変わった格好だな...。

谷口「チェッ男かよ。」

望「皆さん。はじめまして。前の先生と一時的に変わって国語を教えます。糸色望です。よろしくお願いします。」カッカッカッ


      糸    色    望


生徒(やけに離して書くな...)

望「〜」

キョン(授業は普通だな...)

望「この作品を読んで作者が伝えたかったことを...そうですね。谷口君、答えて下さい。」

谷口「えっはい。え〜KくんはNTRれて自●しちゃったので抜け駆けはやめようってことですか?」

んなわけないだろ。

望「正解です。」
谷口「ですよね〜って、え?」

は?

朝倉「ちょっと待って下さい先生!」
望「何でしょう。朝倉さん」
何しれっと生き返ってるんだあいつ⁈

朝倉「こころで作者が伝えたかったのは心の難しさ、矛盾、葛藤を主人公とKくん、お嬢さんを通して伝えたかったのではないですか!?」

望「それも正解です。」

朝倉「あの、明確な答えを示さないことって教師としてどうなんでしょうか?」

望「例えば!小説を読んでどう感じるか、作者の伝えたいことは何なのかを受け止めるのは読者なので、ご自分が読んで感じるままが正解というのは巷ではよく言われますよね?」

朝倉「まぁ、はい...。」
生徒(なんか始まった...。)

望「このように一見、自由にしろと言っていることでも学校の答案用紙にかく場合、理不尽にも一つの正解が求められるのです!」

朝倉「理不尽かどうかは置いといて、まぁそうですけど」

望「これは学校で教えられる小説の答えに限りません!」

・学校で規則と均質的な教育で縛られ、社会に出た途端に個性や積極性を重要視

・他人に優しくと言いながら社会では誰も救わない強者が蔓延り得をするor競争相手は容赦なく叩きのめす

・中身が大事と言いながらステータスや見た目に群がる人たち

朝倉「確かにそうですね...。道徳性や倫理と利益は別に考えてますよね。教育機関が道徳性や倫理を無視するわけにはいきませんから。」

望「絶望した!正直者や優しい人が馬鹿を見る社会に絶望した!」

生徒(えぇー)

言ってることは正しいが教師が生徒の前で絶望してどうする。ん?今のセリフどこかで...

望「と、いうわけで今から資本論を読破しに行くので授業はこれで終わりです。皆さんもロシアか中国に移住することをお勧めします。」ガラガラッ

嵐のような人だ...。

休み時間
国木田「谷口〜なんだよあの答え」クスクス
谷口「別に良いだろ正解だったんだから」

キョン「おい、谷口。」
谷口「ん?どうした。」
キョン「あの先生なんか変わってないか?」
谷口「だよなぁ。俺の答えに正解って言ったかと思ったら絶望して極端な思考になってたし。」
キョン「いや、それもあるんだが服装とかな...」

ん?待てよ。あんなに不思議を探してるハルヒがあの教師を見てここまで静かなのはおかしい。

キョン「おい、ハルヒ。」
ハルヒ「何よ。」

キョン「さっきの先生どうだった?」
ハルヒ「どうって何が?」

キョン「?別に普通に面白いと思うわよ?」
キョン「そうか...。」

おかしいな。あの授業でここまで動じてないのは...服装からして普通じゃないだろ
まぁ人を見た目や格好で判断するのは良くないが

放課後
ハルヒ「じゃあ今日の部活は終わりね!帰るわよ!」
いつも通り部活を終え帰り支度をする。

ハルヒと朝比奈さんが前で話しながら歩いている。その後で俺は古泉にハルヒが聞こえない声量で今日あったことを話していた。

古泉「そんなことが...。その教師のことも気になりますが朝倉さんが生き返ったことも気になりますね。」

さらに後ろにいた長門が会話に入ってくる。

長門「昨日の夜、世界が改変された。朝倉涼子が存在しているのもそのためだと思われる。」

やはりそうか...。

長門「正確には、あくまで改変された結果の一部に過ぎない。教師、糸色望がこの世界に具現化し、時間割が書き換わった。おそらく涼宮ハルヒが読んでいた作品に影響されてさたため。」

キョン「じゃあなんでそれを周りやハルヒが変に思わないんだ?」

長門「涼宮ハルヒ自身が楽しむために(作者の)都合よく改変されている。私たちが改変前の記憶があるのは改変に気づいた私が結界を張っているため。」

キョン「マジか...。サンキュー長門。それで大丈夫なのか」

古泉「今のところ涼宮さんは糸色望の授業に満足していますし影響はありません。ですがもし、糸色望の極端な思考に流されて世界の政治バランスが崩れれば未来が書き換わり大変なことになります。」

キョン「ハルヒがああいうのに流されるって想像できるか?」

古泉「えぇ、心配し過ぎかもしれませんが万が一ですよ。個人の政治信条は自由ですがそうなった場合...」

古泉が朝比奈さんの方を見る。そうだった。未来が変わるということは未来人の朝比奈さんにとっても危ない。

古泉「出来れば早く改変が解かれれば良いのですが...」

キョン「飽きるのを待つしかないってか。」

古泉「えぇ、残念ながらその通りです。機関の方でも対策を練ってますが有効な方法はあまりないでしょう。」

それもそうだな...。

長門「改変されたこの世界に涼宮ハルヒが読んでいた作品は存在しない。だが私が改変される直前に一冊だけ持ってきておいた。」スッ

キョン「なに何?さよなら絶望先生?」パラパラ

...なるほど。そういえばハルヒも絶望した!とか言ってたな...授業もこんな感じだった。

顔を近づけ漫画を覗き込む古泉。

古泉「なるほど...こういった作風ですか...。いわゆるギャグ漫画。」スッ

キョン「おい、近いぞ」

古泉「んっふ失礼。ですがこれはますます改変前に戻さなければ...。ミサイルが飛んできたらたまったものではありません。」

キョン「まぁご都合主義で次の日には元通りってこともあるかもしれないだろ?」

古泉「万が一、ですよ。」

長門「古泉一樹の言う通り。万が一に備えなければならない。」

まぁそれもそうだな。

ハルヒ「じゃあね!みんな!」

みんなが各々の帰り道につく。

キョン「絶望先生...ね。」

自宅
キョン「ただいまー。」
妹「お帰りーキョンくん。」
キョン「おう、ただいま...なぁ妹よ。絶望ってしってるか?」
妹「知らなーい。」
キョン「そうか...。」
俺の考え過ぎだよな。

テレビ「今朝中華人民共和国が新型のウイルスを開発したと発表し名称は covid-1145141919とし、巷では●●ウイルスと言われ〜」

キョン「まさか...な。」

テレビ「只今、速報が入りました。たった今、●朝鮮と●シア連邦から発射されたミサイルが撃ち落とされ...。」

キョン「」

翌日
キョン「おい、お前らなんか昨日変わったことなかったか?」

国木田「?なんかあった?」
谷口「いやー?」

キョン「おいおい...。なぁハルヒ。なんか昨日変わったことあったよな?」

ハルヒ「?さぁ?気のせいじゃないの?」

キョン「」


昼休み
俺たちは団長を除いて部室に集合していた。
キョン「おい古泉!」

古泉「勿論承知しています。機関にも問い合わせていますが後手後手に回っている状況です。」

長門「昨日涼宮ハルヒが帰宅した直後、改変が行われた。この世界は共産主義国、社会主義国が資本主義国と核ミサイルを打ち合い、脅威となるウイルスを送り合うような世界になった。」

キョン「!朝比奈さんは大丈夫なんですか⁈未来は変わったんですか?」

朝比奈「き、禁則事項ですぅ。」

おいおいやばくないか

古泉「えぇ、このままでは未来がますます変わってしまうでしょう。」

長門「糸色望は情緒が不安定な人物。対策として心理カウンセラーを呼ぶ。だが改変された世界だから時間がかかる。」

古泉「!その手がありましたね。こちらでも探してみます。」

朝比奈「未来の方でもそちらの分野の人物をあたってみます。」

良かった。対策があって。何の対抗策がないより断然マシだ。

5時間目 国語
糸色望「いやー昨日は大変でしたねぇ。中国がウイルスをばら撒いたとか。皆さんもアベノマスクを着けて、気をつけてくださいね。」

そこには黒いヘルメットを被り、アベノマスクではなくガスマスクを着け、バールを持った人物が立っていた    

朝倉(教師が特定の政治に傾倒しちゃだめでしょ)

そうだ!教育機関やPTAに掛け合えば追い出せるかも...いやハルヒに都合よく改変された世界じゃ無理かな

望「ウイルスと言えば最近はコンピューターウイルスも流行っているそうです。早めにワクチンソフトを入れておきましょう。」

谷口「でもあれって有料だよなー。入れるの面倒くせー。」

望「おっしゃる通りです。ですが、共産主義者の私が言うのもなんですがお金を払っていた方がマシだったなんてことはたくさんありますよ。例えば!」

・童貞拗らせるより風俗に行く
・パソコンやスマホのデータ流出や削除されるよりアンチウイルスソフトを入れる
・外国産より高い国産
・先行投資で大儲け
・引きこもって電気代払うより移動代払って就活
・自●する前に心療内科へ

朝倉「まぁお金払った方が良いことあるのは当たり前ですよね。」

望「さあ!皆さんもご一緒に!」

カット1「」
カット2「」
カット3「」
カット4「」

望&生徒「絶望した!資本による格差社会に絶望した!」

朝倉&キョン(えぇー)

望「一説によると夏目漱石の「こころ」に登場するKくんは、英語のknowのkを発音しないように、Kくんは存在しないらしいです。」

朝倉「はぁ」

望「絶望した!敗者が透明化する社会に絶望した!」

朝倉「いやそれはこじつけでしょ。」

望「では私はこれで失礼します。新幹線で東京に向かい国会議事堂の前でデモをしなければならないので。」

おいおい...。ここから東京って結構かかるぞ。

放課後 部室
ハルヒ「あーあ、私も東京行こうかなー」

キョン「!?」
古泉「!?」

ハルヒ(でもそんなお金ないし...。〕

帰り道
キョン「おい、まだなのか」ヒソヒソ
長門「まだ時間が掛かる」
朝比奈「私の方も組織がその人物と接触するのに苦労していまして...。」

自宅
テレビ「中国とロシアが共同開発していた、複数のスーパーコンピューターによる並列処理で実現する、包括的生涯福祉支援システムが完成したと発表し数日後には運用する見通しが〜」

翌日
学校
キョン「おいおい...。街や校庭にミサイルが突き刺さってたぞ。なんか飛翔とか書いてるし周りで踊ってるやつもいるし...。爆発オチじゃねーだろーな。」

ハルヒ「そうねー。」
あっさりし過ぎだろ...。

望「皆さん、静かにして下さい。授業を始めますよ。」

ガラガラッ

望「ん?誰ですか?授業中ですよ。」

長門「連れて来た。」
朝比奈「よろしくお願いしますぅ。」


鹿矛囲桐斗「えぇ、もちろん。」


長門「糸色望、あなたは自●願望があると聞いた。」
朝比奈「心配だったので精神科医を連れて来ました。」

望「確かにそうですが...。」

望「絶望した!精神弱者と決めつけられる風潮に絶望した!こうなったら死んでやるぅ!」バタバタ


バン!

望「」ガクッ

朝倉「あのー、それは?』

鹿矛囲「携帯型心理診断鎮圧執行システムですよ。この世界にはまだ必要ありません。では私はこれで。」

携帯型心理診断鎮圧執行システムとやらを持ってたやつはあの教師を担いで去っていった。

キョン「長門、どういうことだ?うまくいったのか?」

長門「結果的に言えばそう。涼宮ハルヒが政治運動に飽きたことと、作者がこのssを書くことに飽きた影響で思っていたよりも早く連れてくることができた。世界の改変も収束するはず。」

キョン「やれやれ...。」

とある部屋
望「絶望した!政治運動を流行感覚でやる学生に絶望した!」

鹿矛囲「アホなこと言ってないで始めますよ。」

望「待って!羅列ネタさせて!」

・伏線を回収出来ずに打ち切られる
・伏線を作者が忘れて作品が終わる
・作品の伏線が目立たな過ぎて作者も読者も忘れる
・このクラスの担任の名前が別の作品の主人公の名前にすり替わっていても気づかない


望「絶望した!伏線を回収することができない作品に絶望した!」

鹿矛囲「熱心ですねー。それじゃあまずは全身のパーツを交換しましょうねー。」

望「」ギャァァ

続く...?



木津「続くのか続かないのかハッキリしなさいよ!」

初めて書いたssです。
保守してくださった方ありがとうございます。
HTML化依頼してきます。

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